JP3611225B2 - 中子及び主型の位置検出装置 - Google Patents

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康雄 酒井
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石川島芝浦機械株式会社
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、中子や主型等の位置を検出する中子及び主型の位置検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カメラで取り込んだ画像を処理して中子や主型等の位置を検出する位置検出装置としては、取り込んだ画像を2値画像に変換し、この2値画像の連結構成の重心を計測して位置検出を行うものが知られている。
【0003】
また、カメラで取り込んだ画像と予め設定してある教示パターンとの濃淡パターンマッチングを行うことにより位置検出を行うものも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、2値画像の重心計測を行う位置検出装置では、中子や主型を照らす照明の光量に変化があると、2値画像をうまく作れず、中子や主型の検出位置が実際の位置から大きくずれてしまうことがあり、安定した位置検出が困難である。
【0005】
一方、濃淡パターンマッチングを行う装置では、中子や主型を照らす照明の光量に変化があっても、中子や主型の位置検出を精度良く行える。しかし、中子や主型と背景とのコントラストが小さい場合には、検出精度が低くなる。また、この位置検出装置では、中子や主型の全体の濃淡データを教示パターンとして記憶しているため、教示パターンのデータ量が多くなり、大容量のメモリを準備しなければならない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、検出位置へ運ばれた中子及び主型を撮影してその画像を取り込むカメラと、このカメラで取り込んだ画像をエッジを強調させたエッジ強調画像に変換するエッジ強調画像変換手段と、前記エッジ強調画像をエッジ画像に変換するエッジ画像変換手段と、中子及び主型の輪郭上に位置する複数個の点のデータである教示パターンを記憶する記憶部と、この記憶部に記憶されている教示パターンを移動させながら前記教示パターンを形成する各点とエッジ画像との重なり度合いである相関値を演算する相関値演算手段と、この相関値ピークとなる前記教示パターンの位置を検出するピーク位置検出手段とを設けた。従って、教示パターンを移動させながらエッジ画像との相関値を演算し、そのピーク値を検出することによりこのピーク値の位置をカメラで撮影した中子や主型の位置として検出することができる。エッジ画像への変換は中子や主型と背景とのコントラストが小さい場合でも容易に行えるため、このエッジ画像を用いて行う中子や主型の位置検出を精度良く行える。また、中子や主型の輪郭のデータを教示パターンとしているため、教示パターンのデータ量を大幅に少なくでき、教示パターンを記憶するメモリとして容量の小さいものを使用でき、しかも、容量の小さいメモリを使用しても多数の中子や主型についての教示パターンを記憶することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図2は、本実施の形態の全体構造を示すブロック図である。所定の検出位置へ運ばれた中子1を照らす照明2と、照明2により照らされた中子1を上方から撮影してその画像を取り込むカメラであるCCDカメラ3とが設けられている。前記CCDカメラ3はマイクロコンピュータ構成の画像処理装置4に接続されている。この画像処理装置4には、CCDカメラ3で取り込む画像が入力される入力部5、取り込んだ画像に対して後述する各種の処理を行う画像処理部6、画像処理部6による処理動作を実行させるプログラムや位置検出の対象となる各種の中子や主型の輪郭の教示パターンを格納したり、画像処理部6での処理結果を一時的に記憶する記憶部7、画像処理部6での処理結果を出力する出力部8等が設けられている。出力部8にはモニタ9が接続されている。
【0008】
図3は、記憶部7に記憶されている中子の輪郭の教示パターンを示す模式図である。この教示パターンは、破線で示した形状の中子に対応するものであり、その中子の輪郭上に位置する4つの点a,b,c,dのデータにより形成されている。図4は、CCDカメラ3で撮影した中子1の画像を変換して得られたエッジ画像の模式図である。
【0009】
前記画像処理装置4には、前記CCDカメラ3で取り込んだ画像を微分フィルタなどを用いてエッジを強調させたエッジ強調画像に変換するエッジ強調画像変換手段と、このエッジ強調画像を図4に示したようなエッジ画像に変換するエッジ画像変換手段と、図3に示したような予め設定してある教示パターンを移動させながらエッジ画像との重なり度合いである相関値を演算する相関値演算手段と、この相関値のピーク位置を検出するピーク位置検出手段とが設けられている。なお、これらの各手段は、前記記憶部7に格納されているプログラムに従って前記画像処理部6により実行される処理である。
【0010】
このような構成において、中子1の位置検出の処理動作を図1のフローチャートと図3〜図6の模式図とに基づいて説明する。まず、中子搬送機構(図示せず)により搬送された中子1が所定の検出位置で停止することにより、中子1の位置検出が開始される。なお、照明2は常時点灯され、又は、中子1が検出位置で停止するタイミングに合わせて点灯され、中子1を照らす。
【0011】
照明2に照らされている中子1がその上方からCCDカメラ3で撮影され、その画像が入力部5に入力されることにより画像処理装置4内へ取り込まれる。取り込まれた画像は、明度変化の激しい部分を強調するエッジ強調画像への変換が微分フィルタなどを用いてエッジ強調画像変換手段により行われる。ここで、このエッジ強調画像への変換処理は、画像全体に対して行ってもよく、或いは、エッジが存在すると考えられる領域に対してのみ行ってもよい。このようなエッジ強調画像に対し、各画素のデータがある値より大きい画素を“1”、ある値より小さい画素を“0”として2値化したエッジ画像への変換をエッジ画像変換手段で行い、図4に示すようなエッジ画像を得る。
【0012】
図4に示すようなエッジ画像を得た後、相関値演算手段による相関値の演算処理を行う。この処理は、教示パターンを移動させながらこの教示パターンを形成する4つの点a,b,c,dのいくつがエッジ画像と重なるかを検出するものである。教示パターンを図5(a)の位置に移動させたときには、教示パターンのb,cの2点がエッジ画像と重なり、相関値は“2”となる。教示パターンを図5(b)の位置に移動させたときには、教示パターンのbの1点がエッジ画像と重なり、相関値は“1”となる。教示パターンを図5(c)の位置に移動させたときには、教示パターンのa,b,c,dの4点がエッジ画像と重なり、相関値は“4”となる。図6は、教示パターンを移動させたときの教示パターンの中心位置とそのときの相関値との関係を示す模式図である。
【0013】
相関値の演算処理を行った後、ピーク位置検出手段により相関値のピーク位置を検出し、この相関値のピーク位置が中子1の位置となる。図6の模式図によれば、相関値が“4”となるピーク位置へ教示パターンの中心を移動させたときの教示パターンの位置が、中子1の位置となる。
【0014】
以上のようにして中子1の位置を検出した後、この中子1の画像をモニタ9に表示させる。オペレータがモニタ9に表示された中子1を見ることにより、基準位置に対する中子1の位置ずれ量を確認することができる。
【0015】
ここで、CCDカメラ3で取り込んだ画像のエッジ画像への変換は、中子1と背景とのコントラストが小さい場合でも容易に行えるため、このエッジ画像を用いて行う中子1の位置検出を精度良く行える。また、中子1の輪郭のデータを教示パターンとしているため、教示パターンのデータ量を大幅に少なくでき、教示パターンを記憶するメモリとして容量の小さいものを使用でき、しかも、容量の小さいメモリを使用しても多数の中子や主型についての教示パターンを記憶することができる。
【0016】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、
検出位置へ運ばれた中子及び主型をカメラで撮影して取り込んだ画像をエッジ強調画像に変換し、このエッジ強調画像をエッジ画像に変換し、記憶部に記憶させてある中子及び主型の輪郭の教示パターンを移動させながら前記教示パターンを形成する各点とエッジ画像との重なり度合いである相関値を演算してそのピーク値を検出することにより中子や主型の位置を検出することができ、このとき、エッジ画像への変換は中子や主型と背景とのコントラストが小さい場合でも容易に行えるためにエッジ画像を用いて行う中子や主型の位置検出を精度良く行うことができ、また、中子や主型の輪郭のデータを教示パターンとしているために教示パターンのデータ量を大幅に少なくでき、教示パターンを記憶するメモリとして容量の小さいものを使用でき、しかも、容量の小さいメモリを使用しても多数の中子や主型についての教示パターンを記憶することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における中子の位置検出の処理動作を説明するフローチャートである。
【図2】装置の全体構造を示すブロック図である。
【図3】記憶部に記憶されている中子の輪郭の教示パターンを示す模式図である。
【図4】CCDカメラで撮影した中子の画像を変換して得られたエッジ画像の模式図である。
【図5】教示パターンを移動させてこの教示パターンとエッジ画像との重なりである相関値を求める状態を説明する模式図である。
【図6】教示パターンを移動させたときの教示パターンの中心位置とそのときの相関値との関係を示す模式図である。
【符号の説明】
1 中子
3 カメラ
7 記憶部

Claims (1)

  1. 検出位置へ運ばれた中子及び主型を撮影してその画像を取り込むカメラと、このカメラで取り込んだ画像をエッジを強調させたエッジ強調画像に変換するエッジ強調画像変換手段と、前記エッジ強調画像をエッジ画像に変換するエッジ画像変換手段と、中子及び主型の輪郭上に位置する複数個の点のデータである教示パターンを記憶する記憶部と、この記憶部に記憶されている教示パターンを移動させながら前記教示パターンを形成する各点とエッジ画像との重なり度合いである相関値を演算する相関値演算手段と、この相関値ピークとなる前記教示パターンの位置を検出するピーク位置検出手段とを設けたことを特徴とする中子及び主型の位置検出装置。
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