JP2001175866A - 画像処理検査装置および画像処理検査方法 - Google Patents

画像処理検査装置および画像処理検査方法

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JP2001175866A
JP2001175866A JP36362999A JP36362999A JP2001175866A JP 2001175866 A JP2001175866 A JP 2001175866A JP 36362999 A JP36362999 A JP 36362999A JP 36362999 A JP36362999 A JP 36362999A JP 2001175866 A JP2001175866 A JP 2001175866A
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image
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image processing
unit
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JP36362999A
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English (en)
Inventor
Masayuki Hattori
真之 服部
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】検査時間の短縮化が可能な画像処理検査装置お
よび画像処理検査方法を提供する。 【解決手段】撮像手段としてのCCDカメラ1から撮り
込まれた画像の画像信号を、A/D変換器2によりデジ
タル信号に変換した後に画像メモリ3に保存している。
画像メモリ3に保存された画像に対してはCPUよりな
る演算処理部4において所定の画像処理が実行される。
演算処理部4は、CCDカメラ1により撮像された各画
像に対して検査位置での検査対象物Aの存否を判定する
判定手段と、判定手段により検査対象物Aが検査位置に
あると判定されたときの画像を用いて検査処理を実行す
る処理手段とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検査対象物を撮像
して得た画像に基づいて検査対象物の良否判定や各種測
定などに使われる画像処理検査装置および画像処理検査
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の画像処理検査装置で
は、例えば図10に示すように、生産ラインのコンベア
10上を流れてくる検査対象物A(以下、ワークAと称
す)を検知する光電センサなどのセンサ20を適宜位置
に配置し、センサ20による検知出力を画像処理検査装
置へのトリガ信号としてワークAの画像をコンベア10
の上方に設置した撮像手段たるCCDカメラ1から撮り
込み、撮り込んだ画像に対して検査処理や測定処理を施
し、ワークAの良否判定や計測などを行っている。
【0003】しかし、生産ラインの構造の関係でセンサ
20が配置できなかったり、同一生産ラインで複数種類
のワークAを生産する場合、ワークAの種類によりセン
サ20の位置を変更したり、予め複数のセンサ20を用
意しておきワークAの種類に応じて使用するセンサ20
を使い分けるなどの必要があった。
【0004】この種の不具合を解決するものとして、C
CDカメラから所定領域の画像(以下、部分画像と称
す)を連続的に撮り込み、部分画像の特定の領域につい
て2値化処理を行い、白または黒の画素数が閾値以上に
なった場合に、検査画像を撮り込んで検査処理を行うよ
うにした画像処理検査装置が提案されている。このよう
な画像処理検査装置では、上述のようなセンサ20を用
いることなしにワークAのセンシング処理を高速で繰り
返して実行できるというメリットがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、部分画
像を連続的に撮り込むようにした画像処理検査装置で
は、センシング処理と検査処理とで用いる画像が独立し
ているので、検査処理とは別途にセンシング処理を行う
必要があり、センシング処理の時間と検査処理の時間と
で検査時間が決まることになり、検査時間が長くなって
しまうという不具合があった。なお、このような画像処
理検査装置では、部分画像を読み出し可能な機能を備え
たCCDカメラを用いる必要があり、この種の機能を備
えていないCCDカメラの用いる場合には、CCDカメ
ラにより撮像された画像を撮り込み、画像の特定の領域
について2値化処理を行い、白または黒の画素数が閾値
以上になった場合に、検査画像を撮り込んで検査処理を
行う必要があり、センシング処理の時間が長くなって検
査時間がさらに長くなってしまう。
【0006】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、検査時間の短縮化が可能な画像処理
検査装置および画像処理検査方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、検査対象物を撮像手段により撮
像して得た画像に基づいて検査処理を行う画像処理検査
装置であって、所定領域を撮像する撮像手段と、撮像手
段により撮像された各画像に対して検査位置での検査対
象物の存否を判定する判定手段と、判定手段により検査
対象物が検査位置にあると判定されたときの画像を用い
て検査処理を実行する処理手段とを備えることを特徴と
するものであり、検査対象物が検査位置にあると判定さ
れたときの画像を用いて検査処理が実行されるので、つ
まり、センシング処理に用いられた画像が検査処理に利
用されるので、センシング処理の後に新たに検査画像を
撮り込む必要がなく、検査対象物が検査位置にあると判
定された後に検査画像が撮り込まれて検査処理が行われ
る画像処理検査装置に比べて、検査時間の短縮化が図れ
る。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記判定手段は、画像内で検査対象物の代表位置を
検出する位置検出手段よりなり、処理手段は、位置検出
手段により検出された代表位置の検出位置と基準位置と
のずれを補正した後に検査処理を実行するので、検査対
象物のセンシング処理と位置ずれ補正用の位置検出処理
とを同時に行うことができ、検査時間の短縮化が図れ
る。
【0009】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記判定手段は、画像内で検査対象物に設けられた
特定形状を検出するマッチング手段よりなり、処理手段
は、マッチング手段により検出された特定形状の検出位
置と基準位置とのずれを補正した後に検査処理を実行す
るので、検査対象物が検査位置にないにもかかわらず検
査位置にあると判定されてしまう誤判定を防止すること
ができる。
【0010】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3の発明において、前記撮像手段により撮像された画像
を保存する2つの画像メモリと、2つの画像メモリのう
ちの1つを撮像手段と選択的に接続する第1の切替手段
と、2つの画像メモリのうちの1つを判断手段と選択的
に接続する第2の切替手段とを備え、第1の切替手段と
第2の切替手段とでそれぞれ選択される画像メモリを同
一期間において異ならせてなるので、画像を撮り込みな
がら検査位置での検査対象物の存否を判定することがで
き、画像の撮り込みと検査位置での検査対象物の存否の
判定とが順次行われる場合に比べて、検査時間の短縮化
が図れる。
【0011】請求項5の発明は、検査対象物を撮像手段
により撮像して得た画像に基づいて検査処理を行う画像
処理検査装置を用いた画像処理検査方法であって、所定
領域を撮像する撮像手段により撮像された画像を連続的
に撮り込みながら、各画像に対し検査対象物が検査位置
に到達したか否かを判定し、検査対象物が検査位置に到
達していると判定したときの画像を用い検査処理を実行
することを特徴とし、検査対象物が検査位置にあると判
定したときの画像を用いて検査処理を実行するので、セ
ンシング処理の後に新たに検査画像を撮り込む必要がな
く、検査対象物が検査位置にあると判定した後に検査画
像を撮り込んで検査処理を行う方法に比べて、検査時間
の短縮化を図ることが可能となる。
【0012】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、検査対象物が検査位置に到達したか否かの判定を、
画像内で検査対象物の代表位置を検出することにより行
い、代表位置の検出位置と基準位置とのずれを補正した
後に検査処理を実行するので、検査対象物のセンシング
処理と位置ずれ補正用の位置検出処理とを同時に行うこ
とで、検査時間の短縮化を図ることが可能となる。
【0013】請求項7の発明は、請求項5の発明におい
て、検査対象物が検査位置に到達したか否かの判定を、
画像内で検査対象物に設けられた特定形状を検出するこ
とにより行い、特定形状の検出位置と基準位置とのずれ
を補正した後に検査処理を実行するので、検査対象物が
検査位置にないにもかかわらず検査位置にあると判定し
てしまう誤判定を防止することが可能となる。
【0014】請求項8の発明は、2つの画像メモリを利
用して、2つのうちの1つの画像メモリに画像を格納す
る処理と2つのうちの残りの画像メモリに格納された画
像に対し検査対象物が検査位置に到達したか否かを判定
する処理とを並行して行うので、画像を撮り込みながら
検査位置での検査対象物の存否を判定することで、画像
の撮り込みと検査位置での検査対象物の存否の判定とを
順次行う場合に比べて、検査時間の短縮化を図ることが
可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本実施形態の画像
処理検査装置は、図1に示す構成を有し、撮像手段とし
てのCCDカメラ1から撮り込まれた画像の画像信号
を、A/D変換器2によりデジタル信号に変換した後に
画像メモリ3に保存している。画像メモリ3に保存され
た画像に対してはCPUよりなる演算処理部4において
所定の画像処理が実行される。なお、画像メモリ3に格
納された画像は図示しないD/A変換器を通してCRT
よりなる画像表示装置に表示することができる。
【0016】また、演算処理部4には画像メモリ3とは
別に演算用メモリ5が接続され、この演算用メモリ5は
演算処理部4を制御するためのプログラムや各種パラメ
ータを保持するとともに、画像処理を行う際の作業メモ
リとしても用いられる。
【0017】演算処理部4には周辺装置を接続して周辺
装置との間でデータを交換したり、操作者による各種操
作入力を受け付けたりするためのインタフェースとして
I/O6が設けられている。
【0018】ここにおいて、演算処理部4は、CCDカ
メラ1により撮像された各画像に対して検査位置での検
査対象物A(図3参照)の存否を判定する判定手段と、
判定手段により検査対象物Aが検査位置にあると判定さ
れたときの画像を用いて検査処理を実行する処理手段と
を備えている。
【0019】しかして、本実施形態の画像処理検査装置
では、図2に示す流れで処理が行われる。
【0020】すなわち、演算処理部4では、CCDカメ
ラ1により撮像された画像をA/D変換器2および画像
メモリ3を介して撮り込み(S1)、上記判定手段によ
り検査位置での検査対象物Aの存否を判定し(S2)、
検査対象物Aが存在しない場合には次の画像を撮り込
む。一方、上記判定手段により検査対象物Aが検査位置
に存在すると判定されたときは処理手段が当該判定され
たときの画像を用いて検査処理を実行する(S3)。
【0021】要するに、図3(a)のように検査対象物
Aが生産ラインのコンベア10上を同図中の矢印の向き
に流れている段階からCCDカメラ1により撮像された
画像が演算処理部4に連続的に撮り込まれ、図3(b)
のように検査対象物AがCCDカメラ1により撮像され
る検査位置まで到達したときの画像を用いて検査処理が
行われるのである。言い換えれば、上記判定手段は、各
画像に対し検査対象物Aが検査位置に到達したか否かを
判定しているのである。
【0022】ところで、演算処理部4では、画像メモリ
3に格納した画像に適宜のソフトウェアによる画像処理
を施して検査対象物Aの存否を判定したり、検査対象物
Aの良否判定を行い、良否判定の結果をI/O6を通し
て周辺装置(外部機器)へ発信するようになっている。
【0023】しかして、本実施形態では、画像の撮り込
みを連続的に随時行い、検査対象物Aが検査位置にある
と判定されたときの画像を用いて検査処理が実行される
ので、つまり、生産ラインのコンベア10上を流れてく
る検査対象物Aのセンシング処理に用いられた画像が検
査処理に利用されるので、センシング処理の後に新たに
検査画像を撮り込む必要がなく、検査対象物Aが検査位
置にあると判定された後に検査画像が撮り込まれて検査
処理が行われる従来の画像処理検査装置に比べて、検査
時間の短縮化が図れる。
【0024】また、本実施形態では、光電センサなどの
センサを生産ラインに配置する必要がないので、コスト
ダウンが図れるとともに、センサの配置を考慮すること
なしに生産ラインを設計することが可能となる。
【0025】(実施形態2)本実施形態の画像処理検査
装置の基本構成は実施形態1と略同じであって、演算処
理部4の上記判定手段が、画像内で検査対象物Aの代表
位置を検出する位置検出手段よりなり、上記処理手段
が、位置検出手段により検出された代表位置の検出位置
と基準位置とのずれを補正した後に検査処理を実行する
点に特徴がある。
【0026】しかして、本実施形態の画像処理検査装置
では、図4に示す流れで処理が行われる。
【0027】すなわち、演算処理部4では、CCDカメ
ラ1により撮像された画像をA/D変換器2および画像
メモリ3を介して撮り込み(S11)、上記位置検出手
段により画像内で検査対象物Aの代表位置を検出する処
理を行い(S12)、代表位置が検出されたか否かの判
定が行われ(S13)、検査対象物Aの代表位置が検出
されない場合には次の画像を撮り込む。一方、上記位置
検出手段により検査対象物Aの代表位置が検出された場
合には、処理手段が当該検出されたときの画像を用いて
上記位置検出手段により検出された代表位置の検出位置
と基準位置との位置ズレ量を計算し(S14)、位置ズ
レ量にしたがって検査エリアの位置をずらして検査処理
を実行する(S15)。
【0028】ここにおいて、基準位置は次のようにして
設定される。
【0029】すなわち、良品であることが既知である検
査対象物AをCCDカメラ1で撮像して図5(a)のよ
うな画像が得られたとすると、この画像を基準画像とし
当該基準画像に対して画像内で検査対象物Aの代表位置
にするエッジを含む位置検出用エリアD0を設定すると
ともに、検査対象物Aの一部を含む検査エリアD1〜D
4を設定し、この画像における代表位置を基準位置とす
る。
【0030】これに対し、実際に生産ライン上で移動し
てきた検査対象物AをCCDカメラ1で撮像することに
より撮り込まれた画像が例えば図5(b)のような画像
であったとすると、代表位置(検査対象物Aのエッジ)
の位置ずれ量Lだけ各検査エリアD1〜D4をずらして
検査が行われる。
【0031】しかして、本実施形態では、上記処理手段
が、上記位置検出手段により検出された代表位置の検出
位置と基準位置とのずれを補正した後に検査処理を実行
するので、検査対象物Aのセンシング処理と位置ずれ補
正用の上記位置検出処理とを同時に行うことができ、検
査時間の短縮化が図れる。
【0032】(実施形態3)ところで、実施形態2で
は、位置検知用エリアD0を利用して検査対象物Aのエ
ッジ検出を行い検査対象物Aが検査位置にあることの確
認と代表位置の位置検出とを行っているが、検査対象物
Aの形状や背景が複雑な場合にはエッジ検出により検査
対象物Aの代表位置を正常に検出ができない場合があ
る。
【0033】本実施形態では、この種の不具合を解決す
るために、演算処理部4の上記判定手段として、画像内
での検査対象物Aに設けられた特定形状の位置を検出す
るマッチング手段を採用している。
【0034】しかして、本実施形態の画像処理検査装置
では、図6に示す流れで処理が行われる。
【0035】すなわち、演算処理部4では、CCDカメ
ラ1により撮像された画像をA/D変換器2および画像
メモリ3を介して撮り込み(S21)、上記マッチング
手段により画像内で検査対象物Aの特定形状の位置を検
出する処理を行い(S22)、特定形状の位置が検出さ
れたか否かの判定が行われ(S23)、検査対象物Aの
特定形状が検出されない場合には次の画像を撮り込む。
一方、上記マッチング手段により検査対象物Aの特定形
状の位置が検出された場合には、処理手段が当該検出さ
れたときの画像を用いて特定形状の基準位置と検出位置
との位置ズレ量を計算し(S24)、位置ズレ量にした
がって検査エリアの位置をずらして検査処理を実行する
(S25)。
【0036】ここにおいて、基準位置は次のようにして
設定される。
【0037】すなわち、良品であることが既知である検
査対象物AをCCDカメラ1で撮像して図7(a)のよ
うな画像が得られたとすると、この画像を基準画像とし
て当該基準画像に対して画像内で図8のような十字状の
印Bを検査対象物Aの特定形状(テンプレート)として
登録し、位置検出用サーチエリアD01を設定するとと
もに、検査対象物Aの一部を含む検査エリアD1〜D4
を設定し、この画像における特定形状の中心位置を基準
位置とする。
【0038】これに対し、実際に生産ライン上で移動し
てきた検査対象物AをCCDカメラ1で撮像することに
より撮り込まれた画像が例えば図7(b)のような画像
であったとすると、特定形状の中心位置の位置ずれ量L
だけ各検査エリアD1〜D4をずらして検査が行われ
る。
【0039】しかして、本実施形態では、上記判定手段
が、画像内で検査対象物Aの特定形状の位置を検出する
マッチング手段よりなるので、検査対象物Aが検査位置
にないにもかかわらず検査位置にあると判定されてしま
う誤判定を防止することができ、結果として検査対象物
Aが検査位置にないにもかかわらず検査処理が開始され
ることを防止することができる。
【0040】(実施形態4)本実施形態の画像処理検査
装置の基本構成は実施形態1と略同じであって、図9に
示すように、撮像手段たるCCDカメラ1により撮像さ
れた画像を保存する2つの画像メモリ3a,3bと、2
つの画像メモリ3a,3bのうちの1つをCCDカメラ
1と選択的に接続する第1の切替手段7と、2つの画像
メモリ3a,3bのうちの1つを演算処理部4の判断手
段(図示せず)と選択的に接続する第2の切替手段8
と、第1の切替手段7と第2の切替手段8とでそれぞれ
選択する画像メモリ3a,3bを同一期間において異な
らせてある点に特徴がある。ここにおいて、本実施形態
における演算処理部4も、実施形態1と同様に、検査対
象物Aが検査位置にあると判定されたときの画像を用い
て検査処理を行う。なお、実施形態1と同様の構成要素
には同一の符号を付して説明を省略する。また、図9に
示した本実施形態の基本構成は特開平10−32810
号公報に開示されている。
【0041】ここにおいて、本実施形態では、各切替手
段7,8それぞれの切り替えが演算処理部4により制御
され、2つの画像メモリ3a,3bのうちの1つに画像
を格納する処理と2つの画像メモリ3a,3bのうちの
他方に格納された画像に対し検査対象物Aが検査位置に
到達したか否かを判定する処理とを並行して行うように
なっている。
【0042】しかして、本実施形態では、実施形態1と
同様に、検査対象物Aが検査位置にあると判定されたと
きの画像を用いて検査処理が行われるので検査時間のよ
り一層の短縮化が図れ、しかも、画像を撮り込みながら
検査位置での検査対象物Aの存否を判定することができ
(つまり、画像撮り込み処理と画像処理とを並行して実
行することができ)、画像の撮り込みと検査位置での検
査対象物Aの存否の判定とが順次行われる(シリーズで
行われる)場合に比べて、画像撮り込みのタクト時間を
短くすることができ、検査時間の短縮化が図れる。
【0043】
【発明の効果】請求項1の発明は、検査対象物を撮像手
段により撮像して得た画像に基づいて検査処理を行う画
像処理検査装置であって、所定領域を撮像する撮像手段
と、撮像手段により撮像された各画像に対して検査位置
での検査対象物の存否を判定する判定手段と、判定手段
により検査対象物が検査位置にあると判定されたときの
画像を用いて検査処理を実行する処理手段とを備えるも
のであり、検査対象物が検査位置にあると判定されたと
きの画像を用いて検査処理が実行されるので、つまり、
センシング処理に用いられた画像が検査処理に利用され
るので、センシング処理の後に新たに検査画像を撮り込
む必要がなく、検査対象物が検査位置にあると判定され
た後に検査画像が撮り込まれて検査処理が行われる画像
処理検査装置に比べて、検査時間の短縮化が図れるとい
う効果がある。
【0044】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記判定手段は、画像内で検査対象物の代表位置を
検出する位置検出手段よりなり、処理手段は、位置検出
手段により検出された代表位置の検出位置と基準位置と
のずれを補正した後に検査処理を実行するので、検査対
象物のセンシング処理と位置ずれ補正用の位置検出処理
とを同時に行うことができ、検査時間の短縮化が図れる
という効果がある。
【0045】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記判定手段は、画像内で検査対象物に設けられた
特定形状を検出するマッチング手段よりなり、処理手段
は、マッチング手段により検出された特定形状の検出位
置と基準位置とのずれを補正した後に検査処理を実行す
るので、検査対象物が検査位置にないにもかかわらず検
査位置にあると判定されてしまう誤判定を防止すること
ができるという効果がある。
【0046】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3の発明において、前記撮像手段により撮像された画像
を保存する2つの画像メモリと、2つの画像メモリのう
ちの1つを撮像手段と選択的に接続する第1の切替手段
と、2つの画像メモリのうちの1つを判断手段と選択的
に接続する第2の切替手段とを備え、第1の切替手段と
第2の切替手段とでそれぞれ選択される画像メモリを同
一期間において異ならせてなるので、画像を撮り込みな
がら検査位置での検査対象物の存否を判定することがで
き、画像の撮り込みと検査位置での検査対象物の存否の
判定とが順次行われる場合に比べて、検査時間の短縮化
が図れるという効果がある。
【0047】請求項5の発明は、検査対象物を撮像手段
により撮像して得た画像に基づいて検査処理を行う画像
処理検査装置を用いた画像処理検査方法であって、所定
領域を撮像する撮像手段により撮像された画像を連続的
に撮り込みながら、各画像に対し検査対象物が検査位置
に到達したか否かを判定し、検査対象物が検査位置に到
達していると判定したときの画像を用い検査処理を実行
することを特徴とし、検査対象物が検査位置にあると判
定したときの画像を用いて検査処理を実行するので、セ
ンシング処理の後に新たに検査画像を撮り込む必要がな
く、検査対象物が検査位置にあると判定した後に検査画
像を撮り込んで検査処理を行う方法に比べて、検査時間
の短縮化を図ることが可能となるという効果がある。
【0048】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、検査対象物が検査位置に到達したか否かの判定を、
画像内で検査対象物の代表位置を検出することにより行
い、代表位置の検出位置と基準位置とのずれを補正した
後に検査処理を実行するので、検査対象物のセンシング
処理と位置ずれ補正用の位置検出処理とを同時に行うこ
とで、検査時間の短縮化を図ることが可能となるという
効果がある。
【0049】請求項7の発明は、請求項5の発明におい
て、検査対象物が検査位置に到達したか否かの判定を、
画像内で検査対象物に設けられた特定形状を検出するこ
とにより行い、特定形状の検出位置と基準位置とのずれ
を補正した後に検査処理を実行するので、検査対象物が
検査位置にないにもかかわらず検査位置にあると判定し
てしまう誤判定を防止することが可能となるという効果
がある。
【0050】請求項8の発明は、2つの画像メモリを利
用して、2つのうちの1つの画像メモリに画像を格納す
る処理と2つのうちの残りの画像メモリに格納された画
像に対し検査対象物が検査位置に到達したか否かを判定
する処理とを並行して行うので、画像を撮り込みながら
検査位置での検査対象物の存否を判定することで、画像
の撮り込みと検査位置での検査対象物の存否の判定とを
順次行う場合に比べて、検査時間の短縮化を図ることが
可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示すブロック図である。
【図2】同上の動作説明図である。
【図3】同上の動作説明図である。
【図4】実施形態2の動作説明図である。
【図5】同上の画像処理の説明図である。
【図6】実施形態3の動作説明図である。
【図7】同上の画像処理の処理説明図である。
【図8】同上の説明図である。
【図9】実施形態4を示すブロック図である。
【図10】従来例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 CCDカメラ 2 A/D変換器 3 画像メモリ 4 演算処理部 5 演算用メモリ 6 I/O
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA00 AA01 AA12 AA17 AA20 BB15 DD06 EE00 FF04 JJ03 JJ26 PP15 QQ03 QQ21 QQ24 QQ28 QQ36 QQ38 SS02 SS13 TT01 5B057 BA02 BA29 CH11 DA07 DC16 DC33

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査対象物を撮像手段により撮像して得
    た画像に基づいて検査処理を行う画像処理検査装置であ
    って、所定領域を撮像する撮像手段と、撮像手段により
    撮像された各画像に対して検査位置での検査対象物の存
    否を判定する判定手段と、判定手段により検査対象物が
    検査位置にあると判定されたときの画像を用いて検査処
    理を実行する処理手段とを備えることを特徴とする画像
    処理検査装置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は、画像内で検査対象物の
    代表位置を検出する位置検出手段よりなり、処理手段
    は、位置検出手段により検出された代表位置の検出位置
    と基準位置とのずれを補正した後に検査処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理検査装置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段は、画像内で検査対象物に
    設けられた特定形状を検出するマッチング手段よりな
    り、処理手段は、マッチング手段により検出された特定
    形状の検出位置と基準位置とのずれを補正した後に検査
    処理を実行することを特徴とする請求項1記載の画像処
    理検査装置。
  4. 【請求項4】 前記撮像手段により撮像された画像を保
    存する2つの画像メモリと、2つの画像メモリのうちの
    1つを撮像手段と選択的に接続する第1の切替手段と、
    2つの画像メモリのうちの1つを判断手段と選択的に接
    続する第2の切替手段とを備え、第1の切替手段と第2
    の切替手段とでそれぞれ選択される画像メモリを同一期
    間において異ならせてなることを特徴とする請求項1な
    いし請求項3のいずれかに記載の画像処理検査装置。
  5. 【請求項5】 検査対象物を撮像手段により撮像して得
    た画像に基づいて検査処理を行う画像処理検査装置を用
    いた画像処理検査方法であって、所定領域を撮像する撮
    像手段により撮像された画像を連続的に撮り込みなが
    ら、各画像に対し検査対象物が検査位置に到達したか否
    かを判定し、検査対象物が検査位置に到達していると判
    定したときの画像を用い検査処理を実行することを特徴
    とする画像処理検査方法。
  6. 【請求項6】 検査対象物が検査位置に到達したか否か
    の判定を、画像内で検査対象物の代表位置を検出するこ
    とにより行い、代表位置の検出位置と基準位置とのずれ
    を補正した後に検査処理を実行することを特徴とする請
    求項5記載の画像処理検査方法。
  7. 【請求項7】 検査対象物が検査位置に到達したか否か
    の判定を、画像内で検査対象物に設けられた特定形状を
    検出することにより行い、特定形状の検出位置と基準位
    置とのずれを補正した後に検査処理を実行することを特
    徴とする請求項5記載の画像処理検査方法。
  8. 【請求項8】 2つの画像メモリを利用して、2つのう
    ちの1つの画像メモリに画像を格納する処理と2つのう
    ちの残りの画像メモリに格納された画像に対し検査対象
    物が検査位置に到達したか否かを判定する処理とを並行
    して行うことを特徴とする請求項5ないし請求項7のい
    ずれかに記載の画像処理検査方法。
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