JP3611224B2 - 中子の位置姿勢検出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、中子の位置姿勢検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カメラで取り込んだ画像を処理して中子の位置と姿勢とを検出する中子の位置姿勢検出装置としては、取り込んだ画像を2値画像に変換し、この2値画像の連結成分の重心を計測することにより中子の位置を検出し、2値画像の慣性主軸を求めることにより中子の姿勢を検出するようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような中子の位置姿勢検出装置では、カメラの画像中に中子の全体が収まっていることが前提となる。従って、検出位置へ運ばれた中子の位置ズレ量が大きくなり、中子の一部がカメラの画像から外れた場合には、その中子の位置と姿勢との検出ができなくなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、検出位置へ運ばれた中子を撮影してその画像を取り込むカメラと、このカメラで取り込んだ画像を明度変化の激しい部分を強調するエッジ強調画像へ変換する画像変換手段と、前記エッジ強調画像を横切るように予め画像中に設定してある複数のライン上を検索して前記ラインと前記エッジ強調画像との交点に現れるピーク値となる箇所を前記中子のエッジとして検出するエッジ検出手段と、このエッジ検出手段で検出したエッジ情報に含まれるエッジを結んだ直線式を前記中子の少なくとも隣合う2辺について線形近似して求める線形近似手段と、隣合う2辺の直線式の交点を演算する交点演算手段とを設けた。従って、中子のエッジ情報から中子の少なくとも隣合う2辺の直線式を求め、その直線式の交点を求めることにより中子の位置を検出できる。また、直線式の傾きから中子の姿勢を検出できる。このため、中子をカメラで撮影する際に、中子の一部がカメラの画像から外れていても、中子の位置と姿勢とを検出できる。中子のエッジ検出をライン上のエッジについてのみ行えばよく、中子のエッジ検出を短時間で行えるようになり、中子の位置と姿勢との検出の処理速度が速くなる。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図2は、本実施の形態の全体構造を示すブロック図である。所定の検出位置へ運ばれた中子1を照らす照明2と、照明2により照らされた中子1を上方から撮影してその画像を取り込むカメラであるCCDカメラ3とが設けられている。前記CCDカメラ3はマイクロコンピュータ構成の画像処理装置4に接続されている。この画像処理装置4には、CCDカメラ3で取り込む画像が入力される入力部5、取り込んだ画像に対して後述する各種の処理を行う画像処理部6、画像処理部6による処理動作を実行させるプログラムを格納したり、画像処理部6での処理結果を一時的に記憶する記憶部7、画像処理部6での処理結果を出力する出力部8等が設けられている。出力部8にはモニタ9が接続されている。
【0007】
図3は、中子1を撮影したときのCCDカメラ3の画像を示す模式図である。この画像中には、中子1のエッジ探索用の複数のラインA1,A2,A3,B1,B2,B3が設けられている。
【0008】
前記画像処理装置4には、前記CCDカメラ3で取り込んだ画像をエッジを強調させたエッジ強調画像に変換する画像変換手段と、図3に示したラインA1〜A3,B1〜B3上に位置する中子1のエッジa1,a2,a3,b1,b2,b3を検出するエッジ検出手段と、このエッジ検出手段で検出したエッジ情報a1〜a3,b1〜b3から前記中子1の隣合う2辺の直線式X,Yを線形近似して求める線形近似手段と、線形近似して求めた2辺の直線式X,Yの交点Zを演算する交点演算手段とが設けられている。なお、これらの各手段は、前記記憶部7に格納されているプログラムに従って前記画像処理部6により実行される処理である。
【0009】
このような構成において、中子1の位置姿勢検出の処理動作を図1のフローチャートに基づいて説明する。まず、中子搬送機構(図示せず)により搬送された中子1が所定の検出位置で停止することにより、中子1の位置姿勢検出が開始される。なお、照明2は常時点灯され、又は、中子1が検出位置で停止するタイミングに合わせて点灯され、中子1を照らす。
【0010】
照明2に照らされている中子1はその上方からCCDカメラ3で撮影され、その画像が入力部5に入力されることにより画像処理装置4内へ取り込まれる。取り込んだ画像を、明度変化の激しい部分を強調するエッジ強調画像へ変換する処理が画像変換手段により行われる。エッジ強調画像に対し、予め、画像中に設定してあるラインA1〜A3,B1〜B3上を探索し、そのピーク値となる個所a1〜a3,b1〜b3を中子1のエッジとしてエッジ検出手段により検出する。
【0011】
中子のエッジa1〜a3,b1〜b3を検出した後、これらのエッジ情報から中子1の隣合う2辺の直線式X,Yを線形近似手段により線形近似して求める。より詳細には、エッジa1〜a3の情報からこれらのエッジa1〜a3を結んだ直線式Yを求め、エッジb1〜b3の情報からこれらのエッジb1〜b3を結んだ直線式Xを求める。これらの直線式X,Yを求めた後、これらの直線式X,Yの交点Zを交点演算手段により演算する。
【0012】
ここで、中子1の2辺の直線式X,Yの交点Zを演算することにより、中子1の位置を検出することができる。また、直線式X,Yの少なくとも一方の傾きをから中子1の姿勢を検出することができる。そして、この装置による中子1の位置及び姿勢の検出では、中子1の一部がCCDカメラ3の画像から外れていても検出することができる。従って、検出位置へ搬送した中子1の位置ズレ量が大きいために中子1の一部がCCDカメラ3の画像から外れた場合にも中子1の位置と姿勢とを検出できる。また、中子1の一部がCCDカメラ3の画像の範囲から外れてしまうような大型の中子1についてもCCDカメラ3やその他の部材を交換することなく中子1の位置と姿勢とを検出でき、汎用性が高くなる。
【0013】
以上のようにして中子1の位置と姿勢とを検出した後、画像上の中子1をモニタ9に表示させる。オペレータがモニタ9に表示された中子1を見ることにより、基準位置に対する中子1の位置ズレと傾きとを確認することができる。
【0014】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、中子のエッジ情報から中子の少なくとも隣合う2辺の直線式を線形近似して求め、この直線式の交点を演算して求めることにより中子の位置を検出でき、さらに、直線式の傾きから中子の姿勢を検出でき、従って、カメラで中子を撮影したときに中子の一部がカメラの画像から外れていてもその中子の位置と姿勢とを検出でき、検出位置に位置する中子の位置ズレ量が大きすぎる場合や中子の一部がカメラの画像から外れてしまう大型の中子であってもそれらの中子の位置と姿勢とを検出できる。また、カメラの画像中に予め設定したライン上に位置する中子のエッジを検出するようにしたので、中子のエッジ検出をライン上でのみ行えばよいため、中子のエッジ検出を短時間で行えるようになり、中子の位置と姿勢との検出の処理速度を速くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における中子の位置姿勢検出の処理動作を説明するフローチャートである。
【図2】装置の全体構造を示すブロック図である。
【図3】中子を撮影したときのカメラの画像を示す模式図である。
【符号の説明】
1 中子
3 カメラ
A1〜A3,B1〜B3 ライン
Claims (1)
- 検出位置へ運ばれた中子を撮影してその画像を取り込むカメラと、このカメラで取り込んだ画像を明度変化の激しい部分を強調するエッジ強調画像へ変換する画像変換手段と、前記エッジ強調画像を横切るように予め画像中に設定してある複数のライン上を検索して前記ラインと前記エッジ強調画像との交点に現れるピーク値となる箇所を前記中子のエッジとして検出するエッジ検出手段と、このエッジ検出手段で検出したエッジ情報に含まれるエッジを結んだ直線式を前記中子の少なくとも隣合う2辺について線形近似して求める線形近似手段と、隣合う2辺の直線式の交点を演算する交点演算手段とを設けたことを特徴とする中子の位置姿勢検出装置。
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JP24004696A JP3611224B2 (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 中子の位置姿勢検出装置 |
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1996
- 1996-09-11 JP JP24004696A patent/JP3611224B2/ja not_active Expired - Fee Related
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