JPH0917835A - 偏平な被加工物の搬送方法 - Google Patents

偏平な被加工物の搬送方法

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JPH0917835A
JPH0917835A JP22964795A JP22964795A JPH0917835A JP H0917835 A JPH0917835 A JP H0917835A JP 22964795 A JP22964795 A JP 22964795A JP 22964795 A JP22964795 A JP 22964795A JP H0917835 A JPH0917835 A JP H0917835A
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JP
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work piece
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semiconductor wafer
flat work
state
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JP22964795A
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English (en)
Inventor
Shiyouji Nohama
祥二 野浜
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理しようとする半導体ウエハのような被加
工物が大形化しても、プロセス装置の占有面積を大形化
することがない偏平な被加工物の搬送方法を得ること。 【解決手段】 第1発明の偏平な被加工物の搬送方法
は、大形サイズの偏平な被加工物、例えば、半導体ウエ
ハSを水平状態にして、その表面に表面処理を施す場合
に、搬入部2からプロセスチャンバ4まで搬送する間や
そのプロセスチャンバ4から他のプロセスチャンバへ、
或いは表面処理済みの半導体ウエハSを搬出部3まで搬
送する場合には、その半導体ウエハSをプロセス装置1
Aの水平面に対して垂直状態にして搬送する搬送方法で
ある。第2発明の偏平な被加工物の搬送方法は、偏平な
被加工物を垂直状態で転動又は滑動させることによりチ
ャンバまで移動させ、次いで垂直状態から水平状態に姿
勢転換させた後にチャンバに搬入し、また水平状態の被
加工物をチャンバから搬出した後に搬送のために再び垂
直状態に姿勢変換している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、大口径
の半導体ウエハ、光ディスクのような偏平な被加工物の
表面に、化学的な及び又は化学的な表面処理を施すプロ
セス装置へ前記偏平な被加工物を搬送し、これより搬出
する偏平な被加工物の搬送方法の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】以下の説明では、偏平な被加工物の一具
体例として半導体ウエハを取り挙げ、図を参照しながら
従来技術の半導体ウエハの搬送方法を説明する。図11
は半導体製造工程におけるプロセス装置へ半導体ウエハ
を搬入し、これより前記表面処理を施された半導体ウエ
ハを搬出する従来技術の半導体ウエハの搬送方法を説明
するための概念的な斜視図である。
【0003】図11において、符号1は全体として、半
導体製造工程における半導体ウエハのプロセス装置を指
す。このプロセス装置1は半導体ウエハの搬入部(以
下、単に「搬入部」と略記する)2と半導体ウエハの搬
出部(以下、単に「搬出部」と略記する)3とを備え、
更に搬入部2側に1列で所定の間隔を開けて配設された
複数のプロセスチャンバまたはプロセスモジュール(以
下、単に「プロセスチャンバ」と略記する)4と、搬出
部3側に1列で所定の間隔を開けて配設された複数のプ
ロセスチャンバ4とが配設されている。各プロセスチャ
ンバ4にはサセプタ、ペデスタル、資料台などの支持装
置5が装備されている。
【0004】一列に整列された複数のプロセスチャンバ
4の各列の中間部中央には搬入部2及び搬出部3から全
てのプロセスチャンバ4にわったて延長された半導体ウ
エハ搬送溝(以下、単に「搬送溝」と略記する)6が設
けられており、この搬送溝7を往復運動できる搬送ロボ
ット(不図示)の移載装置8が露出している。
【0005】次に、このような構成の従来技術のプロセ
ス装置1における半導体ウエハSの搬送方法を説明す
る。このプロセスチャンバ4では、表面処理をしようと
する複数枚の半導体ウエハSが水平状態で収納されたキ
ャリアまたはカセット(以下、単に「キャリア」と略記
する)Kが前記搬入部2に載置され、この搬入部2に待
機しているロボットの移載装置8がこのキャリアKから
一枚づつ半導体ウエハSを水平状態で取り出し、図11
において上側最左端のプロセスチャンバ4まで搬送溝7
に沿って水平状態で搬送してきて停止し、その移載装置
8に搬送されてきた半導体ウエハSをそのプロセスチャ
ンバ4内の支持装置5に、その表面を上向きまたは下向
きにして水平状態で移載する。
【0006】水平状態で移載された半導体ウエハSが表
面処理されると、そのプロセスチャンバ4にロボットが
搬送溝7に沿って移動してきて、その移載装置8で表面
処理された半導体ウエハSを水平状態で取り出し、次の
プロセスチャンバ4まで水平状態に保持したまま搬送溝
7に沿って搬送して、前記と同様に、そのプロセスチャ
ンバ4内の支持装置5に水平状態のままで移載し、次の
所定の表面処理を施す。この表面処理の終了後、また前
記と同様に、表面処理された半導体ウエハSを水平状態
で取り出し、更に次のプロセスチャンバ4に搬送する。
【0007】一連の所定の表面処理が終了すると、表面
処理が完了した半導体ウエハSは最終のプロセスチャン
バ4から移載装置8で水平状態のままで取り出され、搬
出部3まで搬送溝7に沿って搬送し、搬出部3に待機し
ている空のキャリアKに、水平状態で、順次、移載、収
納され、所定の枚数の表面処理済み半導体ウエハSが収
納されれば、このプロセス装置1から他のプロセス装置
などに搬出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この従来技術のプロセ
ス装置1における半導体ウエハの搬送方法は、前記のよ
うに半導体ウエハを、常時、水平状態で搬送、移載して
いるため、大口径の半導体ウエハをロボットの移載装置
8で水平状態にしたまま搬送、移載する場合には、搬送
路6の幅Waを広めなければならず、この搬送路6の幅
Waを広めれば、プロセス装置1そのものの全体幅Wb
も広まり、プロセス装置1が占める面積が増大するとい
う問題があった。この発明はこのような課題を解決しよ
うとするものであって、処理しようとする半導体ウエハ
の口径が拡大しても、プロセス装置の占有面積を拡大す
ることがない半導体ウエハの搬送方法を得ることを目的
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】それ故、この発明の半導
体ウエハの搬送方法(以下、第1発明と言う)は、偏平
な被加工物である半導体ウエハを水平状態で支持できる
支持装置を備え、その支持装置に支持された前記半導体
ウエハの表面に化学的な及びまたは物理的な表面処理を
施すプロセス装置において、そのプロセス装置内で半導
体ウエハを搬送するに当たり、その半導体ウエハを垂直
状態で順次搬送し、その後、その垂直状態で搬送された
前記半導体ウエハの向きを水平状態に変えて前記支持装
置に水平状態で受け渡して支持し、そしてこの水平状態
にある半導体ウエハの表面に表面処理を施し、その表面
処理の終了後、その表面処理を施された半導体ウエハを
前記支持装置から水平状態で取り出した後、その向きを
垂直状態に変えて前記プロセス装置内を搬送させる方法
を採って、前記課題を解決した。
【0010】
【作用】従って、第1発明によれば、搬入部からそれぞ
れのプロセスチャンバへ搬送する場合には、また、それ
ぞれのプロセスチャンバから搬出部まで搬送する場合に
は、搬送ロボットの移載装置で半導体ウエハを垂直状態
で支持しながら搬送する方法と採ったので、移載装置が
移動する搬送路の幅は偏平な被加工物の口径などのサイ
ズに依存することなく、実質的に搬送ロボットの移載装
置の大きさによってその搬送路の幅のまま、或いはそれ
よりも狭くすることができる。
【0011】また、上記目的を達成するために、本発明
に係る偏平な被加工物の別の搬送方法(第2発明)は、
偏平な被加工物を水平状態で支持できる支持装置を備
え、該支持装置に支持された前記被加工物の表面に化学
的な及びまたは物理的な表面処理を施すチャンバを有す
るプロセス装置に偏平な被加工物を搬送する方法におい
て、被加工物を垂直状態で転動させて又は滑動させて所
定のチャンバ前まで移動し、そこで被加工物を停止さ
せ、被加工物の姿勢を水平状態に変えてチャンバ内に搬
入して支持装置に引き渡し、チャンバ内で被加工物を水
平状態で支持装置により保持しつつ被加工物に表面処理
を施した後、表面処理が施された被加工物をチャンバか
ら水平状態で搬出し、被加工物の姿勢を水平状態から垂
直状態に変え、被加工物を垂直状態で転動させて又は滑
動させて次のチャンバに又はプロセス装置の外に搬送す
ることを特徴としている。
【0012】第2発明において、被加工物を垂直状態で
転動させて又は滑動させるには、例えば既知の押し出し
手段によりキャリアから被加工物を押し出すことにより
転動又は滑動させることができ、被加工物を停止させる
には既知のストッパ手段により被加工物を停止させるこ
とができる。垂直状態から水平状態への被加工物の姿勢
転換、水平状態の被加工物のチャンバ内への搬入、チャ
ンバからの水平状態の被加工物の搬出及び水平状態から
垂直状態への被加工物の姿勢転換は、既知の機構を利用
した搬入出ロボットにより行うことができる。第2発明
は、被加工物を転動又は滑動させることにより移動させ
るので、偏平な円板状の形態を有する被加工物、例えば
半導体ウエハの搬送に好適であり、更にはオリエンテー
ション・フラットが形成されていない半導体ウエハの搬
送に最適である。
【0013】第2発明によれば、被加工物を垂直状態で
転動又は滑動させることにより、プロセス装置の機側か
らチャンバに偏平な被加工物を搬送し、また逆にチャン
バからプロセス装置の機側に搬送している。従って、被
加工物を水平状態で搬送している従来のプロセス装置の
搬送路に比べて、被加工物を垂直状態で搬送している第
2発明によれば、半導体ウエハ等の被加工物の搬送路の
幅を大幅に減少することができる。よって、搬送路の幅
は、偏平な被加工物の平面的な大きな寸法に規定される
ことなく、処理しようとする被加工物、例えば半導体ウ
エハの口径が拡大しても、プロセス装置内で搬送路の占
有面積を拡大する必要がない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、実施例を挙げ、添付図面
を参照して、本発明の実施の形態を具体的かつ詳細に説
明する。
【0015】
【実施例】実施例1 次に、図を用いて、第1発明の偏平な被加工物である半
導体ウエハの搬送方法を説明する。図1は半導体製造工
程におけるプロセス装置へ表面処理を施そうとする半導
体ウエハを搬入し、これより前記表面処理を施された半
導体ウエハを搬出するこの発明の実施例である半導体ウ
エハの搬送方法を説明するための概念的な斜視図であ
り、図2は図1に示したプロセス装置における半導体ウ
エハの移載装置を示していて、同図(A)はその平面
図、同図(B)はその側面図であり、図3は図1に示し
たプロセス装置において、搬入された半導体ウエハをプ
ロセスチャンバへ搬送する第1段階を示す平面図であ
り、図4は図3の第1段階から半導体ウエハを垂直状態
に支持した状態の第2段階を示す平面図であり、図5は
図4の第2段階から垂直状態に支持した半導体ウエハを
所定のプロセスチャンバに搬送した状態の第3段階を示
す平面図であり、図6は図5の第3段階から垂直状態に
支持した半導体ウエハを所定のプロセスチャンバ内で水
平状態に移載する状態の第4段階を示す平面図であり、
図7は移載装置が図6のプロセスチャンバで表面処理が
完了した半導体ウエハを取り出すために待機している状
態の第5段階を示す平面図であり、図8は図7の第5段
階から表面処理済みの半導体ウエハをプロセスチャンバ
内から水平状態で取り出す状態の第6段階を示す平面図
であり、図9は図8の第6段階から移載装置が表面処理
済みの半導体ウエハを水平状態から垂直状態で支持して
次の所定のプロセスチャンバへ搬送する状態の第7段階
を示す平面図であり、そして図10は図9の第7段階か
ら移載装置が表面処理済みの半導体ウエハを垂直状態で
支持して次の所定のプロセスチャンバへ搬送してきた状
態の第8段階を示す平面図である。
【0016】なお、この発明のプロセス装置において、
従来技術のプロセス装置と同一の部分には同一の符号を
付して、それらの構成及び動作を説明する。先ず、図1
を用いてこの発明のプロセス装置の構成を説明する。図
1において符号1Aは全体としてこの発明のプロセス装
置を指す。このプロセス装置1Aは、従来技術のプロセ
ス装置1と同様に、半導体ウエハの搬入部2と半導体ウ
エハの搬出部3とを備え、その搬入部2側に1列で所定
の間隔を開けて配設された複数のプロセスチャンバ4
と、前記搬出部3側にも1列で所定の間隔を開けて配設
された複数のプロセスチャンバ4とが配設されている。
そして各プロセスチャンバ4にはサセプタ、ペデスタ
ル、資料台などの支持装置5が装備されている。
【0017】一列に整列された複数のプロセスチャンバ
4の各列の中間部中央には搬入部2及び搬出部3から全
てのプロセスチャンバ4にわたって延長された搬送溝7
も設けられている。この搬送溝7は従来技術のプロセス
装置1の搬送路6の幅Waより狭い幅で構成された搬送
路6Aに形成されており、その搬送溝7を往復運動でき
る搬送ロボット(不図示)の移載装置8Aが露出してい
る。
【0018】このプロセス装置1に装置されている前記
移載装置8Aは、図2(A)に示したように、前記搬送
溝7を挟んでその両側に敷設された一対の搬送レール8
1と、これらの搬送レール81上を矢印Xの方向に、即
ち、各プロセスチャンバ4へ往来、滑走できる走行台8
2と、この走行台82上で矢印Yの方向に、即ち、各プ
ロセスチャンバ4内へ移動でき、しかも図2(B)に示
したように、矢印Rの方向に回動できる機構を備え、そ
してハンド83を矢印Zで示した上下方向に僅かに移動
させる機構を備えた関節機構84とから構成されてい
る。
【0019】次に、前記のように構成されたプロセス装
置1Aを用いて、偏平な被加工物である半導体ウエハS
をプロセスチャンバ4へ搬送し、またこれらから取り出
し、搬送するこの発明の半導体ウエハの搬送方法を説明
する。先ず、図3に示したように、プロセス装置1Aの
搬入部2に、表面処理をしようとする複数枚の半導体ウ
エハSが水平状態で収納されたキャリアKを載置し、こ
の搬入部2の前方で待機しているロボットの移載装置8
Aのハンド83が上下方向に移動させて、このキャリア
Kから一枚づつ半導体ウエハSを水平状態で取り出して
ハンド83で吸着、支持した状態で矢印Yの方向に後退
させ、即ち、関節機構84をそのキャリアKから後退さ
せる。
【0020】次に図4に示したように、関節機構84を
作動させて、吸着、支持した半導体ウエハSを垂直状態
に起こし、そして図5に示したように、上側最左端のプ
ロセスチャンバ4まで搬送溝7に沿って垂直状態で保持
しながら搬送してきて停止する。そして、図6に示した
ように、その移載装置8Aに搬送されてきた半導体ウエ
ハSを関節機構84を矢印Rの方向に回動させて水平状
態に保持し、即ち、図2(B)に示したような水平状態
で保持し、そのプロセスチャンバ4内の支持装置5に、
水平状態のまま関節機構84を矢印Y方向に移動させ、
そしてハンド83を矢印Z方向に下降させて移載する。
【0021】その水平状態で移載された半導体ウエハS
はそのプロセスチャンバ4内でその表面に所定の表面処
理が施される。その半導体ウエハSが表面処理される
と、図7に示したように、そのプロセスチャンバ4にロ
ボットが搬送溝7に沿って移動してきて、その移載装置
8Aの水平状態の最下降位置にあるハンド83をその表
面処理された半導体ウエハSの裏面に挿入し、吸着、支
持した状態でハンド83を上昇させ、そして図8に示し
たように、関節機構84を矢印Yの方向に後退させ、そ
のプロセスチャンバ4から表面処理された半導体ウエハ
Sを水平状態で取り出す。
【0022】そして図9に示したように、移載装置8A
の関節機構84を矢印Rの方向に作動、回動させて半導
体ウエハSを垂直状態に吸着、保持し、図9の状態から
図10に示したように、移載装置8Aでその半導体ウエ
ハSを水平状態に保持したまま次のプロセスチャンバ4
まで搬送溝7に沿って搬送して、前記と同様に、そのプ
ロセスチャンバ4内の支持装置5に表面処理された半導
体ウエハSを垂直状態から水平状態にして移載し、次の
所定の表面処理を施す。この表面処理の終了後はまた前
記と同様に、表面処理された半導体ウエハSを水平状態
で取り出し、そして垂直状態に保持して更に次のプロセ
スチャンバ4まで搬送する。
【0023】一連の所定の表面処理が終了すると、表面
処理が完了した半導体ウエハSは最終のプロセスチャン
バ4から移載装置8Aで水平状態のままで取り出され、
搬出部3まで搬送溝7に沿って搬送し、搬出部3に待機
している空のキャリアKに、垂直状態から水平状態にし
て、順次、移載、収納し、所定の枚数の表面処理済み半
導体ウエハSが収納されれば、このプロセス装置1Aか
ら他のプロセス装置へ搬出される。
【0024】実施例2 本実施例は、第2発明の実施例であって、偏平な被加工
物として半導体ウエハを例に取り、その搬送方法を説明
する。図12は第2発明を実施するプロセス装置の概念
的な斜視図、図13は図12に示したプロセス装置のウ
エハ移載装置の平面図、図14(A)は図13の矢視I
−Iの断面図、図14(B)は図13の矢視II−IIの側
面図である。
【0025】先ず、図12を用いて第2発明を実施する
プロセス装置10の構成を説明する。なお、第2発明を
実施するプロセス装置において、実施例1のプロセス装
置1Aと同一の部分には同一の符号を付し、かつそれら
の構成及び動作の説明を省略する。プロセス装置10
は、図12に示すように、実施例1のプロセス装置1A
と同様に、中央に搬送溝7を有する搬送路6Aと、その
両側に対向して設けられた複数個のプロセスチャンバ4
と、各プロセスチャンバ4毎に設けられたウエハ支持装
置5とを備え、それらは、実施例1のプロセス装置1A
とそれぞれ同じ構成で形成されている、
【0026】更に、プロセス装置10は、キャリアKを
配置するインデクサー部12と、インデクサー部12に
設けられた押し出しアーム14と、ストッパ16と、各
プロセスチャンバ4毎に設けられたウエハ移載装置18
(以下、簡単に移載装置18と言う)とが装備されてい
る。
【0027】インデクサー部12は、キャリアを置くた
めに、搬送路6Aの一方の端部に設けられたステーショ
ンであって、ウエハは、プロセスチャンバ4での処理の
前にキャリアから取り出されてプロセスチャンバ4に送
られ、次いで処理の後にプロセスチャンバ4から同じキ
ャリアに収納される。インデクサー部12は、キャリア
に収納されているウエハを垂直にし、かつウエハの最下
端を搬送溝7の溝底と同じレベルになるようにキャリア
を載置し、更にキャリアから取り出す各ウエハが搬送溝
7に合致するように順次キャリアを搬送溝7に直交する
方向(矢印方向)に送る機構を備えている。更に、イン
デクサー部12には、インデクサー部12に配置された
キャリアからウエハを押し出し、更に搬送溝7内でウエ
ハを転がして所定のプロセスチャンバ4に移動させるた
めの押し出しアーム14が設けてある。押し出しアーム
14は、流体圧シリンダの伸縮によりアームを押し出
し、引き込めるようになっている。
【0028】ストッパ16は、搬送溝7に沿って自在に
移動して、所望のプロセスチャンバ4の前に停止できる
ような機構を備え、かつ搬送溝7を塞ぐような形の部材
であって、搬送溝7を転がるウエハの移動を止め、また
逆にインデクサー部12に向かってウエハを押して転が
し、キャリアに収納する機能を備えている。これによ
り、搬送溝7内を転がるウエハを所望のプロセスチャン
バ4の前で停止させ、続いて移載装置18にウエハを引
き渡し、次いでプロセスチャンバ4で処理されたウエハ
を移載装置18から受け取り、キャリアに向かってウエ
ハを転がしつつ移動し、インデクサー部12に配置され
たキャリアにウエハを収納する。
【0029】移載装置18は、各プロセスチャンバ4毎
に設けれており、ストッパ16により停止されたウエハ
をプロセスチャンバ4内に搬入し、支持装置5に移載
し、次いで処理されたウエハを支持装置5から受け取り
プロセスチャンバ4から搬出する装置である。移載装置
18は、図13に示すように″コ″の字状のフレーム2
0と、ウエハSをその直径方向両端で挟持するためにフ
レーム20の両先端から対向して伸びる2本の挟持アー
ム22A、Bと、図14(A)に示すように、フレーム
20をその両基端部で支持する2本の支持柱24A、B
と、支持柱24A、Bの下端をそれぞれ支持する2本の
水平アーム26A、Bとから構成されている。
【0030】挟持アーム22A、Bは、ウエハの円周の
一部に合致する円弧状で、中央が図14(B)に示すよ
うに凹の挟持部をそれぞれの先端に備え、対向して軸芯
方向(矢印方向)に伸縮自在であり、かつ矢印で示すよ
うに軸芯回りに回転自在である。移載装置18は、挟持
アーム22A、Bを対向して伸長させることにより、例
えば搬送溝7にあるウエハSを挟持し、逆に収縮させる
ことによりウエハSを解放して、例えば支持装置5のテ
ーブル上に、或いは搬送溝7内に戻し、軸芯回りに挟持
アーム22A、Bを回転させることにより、挟持したウ
エハSを垂直状態から水平状態に、また水平状態から垂
直状態に姿勢転換することができる。
【0031】支持柱24A、Bは、図13に示すよう
に、支持装置5のテーブルの直径より長い間隔でフレー
ム20の両基端部に設けられており、上下方向(矢印方
向)に伸縮自在である。移載装置18は、支持柱24を
伸縮させることにより、挟持したウエハSを所望の位置
に昇降させることができる。また、水平アーム26A、
Bは水平方向(矢印方向)に同期して伸縮自在である。
移載装置18は、水平アーム26を伸縮させることによ
り、挟持したウエハSをプロセスチャンバ4内に搬入
し、また逆にプロセスチャンバ4からウエハSを搬出す
ることができる。
【0032】以下に図15から図22を参照しつつ、上
述のプロセス装置10を使用して第2発明を実施する手
順を説明する。図15に示すように、インデクサー部1
2にキャリアKを載置し、キャリアK内のウエハSが押
し出しアーム14の先端に合致するようにキャリアKを
位置決めする。次いで、図16に示すように、押し出し
アーム14によりウエハSを押し出して搬送溝7を転が
して所定のプロセスチャンバ4の前でストッパ16によ
り停止させる。
【0033】次いで、図17に示すように、移載装置1
8を起動して、プロセスチャンバ4前で停止しているウ
エハSを移載装置18の挟持アーム22により垂直状態
でウエハSを挟持する。図17から以下の図22では、
移載装置18は模式的に図示されている。続いて、図1
8に示すように、移載装置18の挟持アーム22を回動
させることによりウエハSの姿勢を垂直状態から水平状
態に変える。次に、図19に示すように、水平状態のウ
エハSを移載装置18によりプロセスチャンバ4に搬入
し、続いて支持装置5のテーブル上に載置する。
【0034】プロセスチャンバ4内で水平状態のウエハ
Sに処理を施した後、図20に示すように、移載装置1
8によりプロセスチャンバ4からウエハSを水平状態で
搬出し、次いで、移載装置18の挟持アーム22を回動
させて、ウエハSの姿勢を水平状態から垂直状態に変
え、図21に示すように、ウエハSを垂直状態で搬送溝
7に置く。続いて、押し出しアーム14を起動して、ウ
エハSを次のプロセスチャンバ4の前に転がし、図22
に示すようにストッパ16により停止させる。以下、上
述の手順と同じ手順でプロセスチャンバ4内にウエハS
を搬入し、処理を施す。プロセス装置10で所定の処理
を施したウエハSは、ストッパ16によりキャリアKに
向かって押し戻され、キャリアK内に収納される。
【0035】実施例1及び2の説明では、偏平な被加工
物の一具体例として、半導体ウエハを取り挙げて説明し
てきたが、この発明では、半導体ウエハの搬送方法のみ
に限定されるものではない。偏平な被加工物の他の一具
体例としては光ディスクも挙げることができ、その他L
CDなどを搬送する場合にもこの発明の搬送方法を適用
することができる。
【0036】
【発明の効果】以上、説明したように、第1発明の偏平
な被加工物の搬送方法によれば、大形サイズの偏平な被
加工物を水平状態にして、その表面に表面処理を施す場
合に、搬入部からプロセスチャンバまで搬送する間やそ
のプロセスチャンバから他のプロセスチャンバへ、或い
は表面処理済みの偏平な被加工物を搬出部まで搬送する
場合には、その偏平な被加工物をプロセス装置の水平面
に対して垂直状態にして搬送するようにしているので、
偏平な被加工物が大形化しても、実質的にプロセス装置
の移載装置8Aの大きさに留めることができ、即ち、そ
の搬送系の占有面積を狭くできるので、プロセス装置そ
れ自体をも大形化する必要がないばかりか小型化するこ
とが可能であるなど、数々の優れた効果が得られる。
【0037】第2発明によれば、キャリアとプロセスチ
ャンバの間、プロセスチャンバとプロセスチャンバの間
で偏平な被加工物を搬送する際に、被加工物を垂直状態
で転がしたり、滑らしたりして搬送している。また、垂
直状態で搬送したウエハを水平状態にしてプロセスチャ
ンバに搬入し、処理の後には水平状態でプロセスチャン
バから搬出し、垂直状態にして再び搬送している。これ
により、偏平な被加工物が大型化しても、その搬送系の
占有面積を狭くできるので、プロセス装置を大型化する
必要が生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】半導体製造工程におけるプロセス装置へ表面処
理を施そうとする半導体ウエハを搬入し、これより前記
表面処理を施された半導体ウエハを搬出するこの発明の
実施例である半導体ウエハの搬送方法を説明するための
概念的な斜視図である。
【図2】図2に示したプロセス装置における半導体ウエ
ハの移載装置を示していて、同図(A)はその平面図、
同図(B)はその側面図である。
【図3】図1に示したプロセス装置において、搬入され
た半導体ウエハをプロセスチャンバへ搬送する第1段階
を示す平面図ある。
【図4】図3の第1段階から半導体ウエハを垂直状態に
支持した状態の第2段階を示す平面図である。
【図5】図4の第2段階から垂直状態に支持した半導体
ウエハを所定のプロセスチャンバに搬送した状態の第3
段階を示す平面図である。
【図6】図5の第3段階から垂直状態に支持した半導体
ウエハを所定のプロセスチャンバ内で水平状態に移載す
る状態の第4段階を示す平面図である。
【図7】移載装置が図6のプロセスチャンバで表面処理
が完了した半導体ウエハを取り出すために待機している
状態の第5段階を示す平面図である。
【図8】図7の第5段階から表面処理済みの半導体ウエ
ハをプロセスチャンバ内から水平状態で取り出す状態の
第6段階を示す平面図である。
【図9】図8の第6段階から移載装置が表面処理済みの
半導体ウエハを水平状態から垂直状態で支持して次の所
定のプロセスチャンバへ搬送する状態の第7段階を示す
平面図である。
【図10】図9の第7段階から移載装置が表面処理済み
の半導体ウエハを垂直状態で支持して次の所定のプロセ
スチャンバへ搬送してきた状態の第8段階を示す平面図
である。
【図11】半導体製造工程におけるプロセス装置へ半導
体ウエハを搬入し、これより前記表面処理を施された半
導体ウエハを搬出する従来技術の半導体ウエハの搬送方
法を説明するための概念的な斜視図である。
【図12】第2発明を実施するプロセス装置の概念的な
斜視図である。
【図13】図12に示したプロセス装置のウエハ移載装
置の平面図である。
【図14】図14(A)は図13の矢視I−Iの断面
図、図14(B)は図13の矢視II−IIの側面図であ
る。
【図15】プロセス装置にキャリアを配置した様子を示
す平面図である。
【図16】ウエハSを垂直状態でプロセスチャンバ前に
搬送した様子を示す平面図である。
【図17】垂直状態のウエハSを移載装置により挟持し
た様子を示す平面図である。
【図18】垂直状態のウエハSを移載装置により水平状
態にしてプロセスチャンバに搬入する様子を示す平面図
である。
【図19】水平状態のウエハSを移載装置によりプロセ
スチャンバ内の支持装置に載置した様子を示す平面図で
ある。
【図20】水平状態のウエハSを移載装置によりプロセ
スチャンバから搬出した様子を示す平面図である。
【図21】水平状態のウエハSを移載装置により垂直状
態にした様子を示す平面図である。
【図22】ウエハSを垂直状態で次のプロセスチャンバ
の前に搬送した様子を示す平面図である。
【符号の説明】1A 本発明のプロセス装置 2 搬入部 3 搬出部 4 プロセスチャンバ 5 支持装置 6A 搬送路 7 搬送溝 8A 移載装置 81 搬送レール 82 走行台 83 ハンド 84 関節機構 K キャリア S 半導体ウエハ 10 第2発明を実施するプロセス装置 12 インデクサー部 14 押し出しアーム 16 ストッパ 18 ウエハ移載装置 20 フレーム 22 挟持アーム 24 支持柱 26 水平アーム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏平な被加工物を水平状態で支持できる
    支持装置を備え、該支持装置に支持された前記被加工物
    の表面に化学的な及びまたは物理的な表面処理を施すプ
    ロセス装置において、 該プロセス装置に前記偏平な被加工物を搬送するに当た
    り、前記偏平な被加工物を垂直状態で順次搬送し、その
    後、その垂直状態で搬送された前記偏平な被加工物の向
    きを水平状態に変えて前記支持装置に水平状態で受け渡
    して支持し、そしてこの水平状態にある偏平な被加工物
    の表面に表面処理を施し、該表面処理の終了後、その表
    面処理を施された偏平な被加工物を前記支持装置から水
    平状態で取り出した後、その向きを垂直状態に変えて前
    記プロセス装置から搬出することを特徴とする偏平な被
    加工物の搬送方法。
  2. 【請求項2】 偏平な被加工物を水平状態で支持でき、
    少なくとも2列で所定の間隔で配設された複数の支持装
    置を備え、それらの支持装置に支持された前記被加工物
    の表面に化学的な及びまたは物理的な表面処理を施すプ
    ロセス装置において、 このプロセス装置に前記偏平な被加工物を搬送するに当
    たり、前記偏平な被加工物を垂直状態で前記各列間に順
    次搬送し、その後、その垂直状態で搬送された前記偏平
    な被加工物の向きを水平状態に変えて前記支持装置に順
    次水平状態で受け渡して支持し、そしてこの水平状態に
    ある複数枚の偏平な被加工物の表面に前記表面処理を施
    し、前記表面処理の終了後、その表面処理が施された偏
    平な被加工物を前記支持装置から水平状態で取り出した
    後、その向きを垂直状態に変えて前記プロセス装置から
    搬出することを特徴とする偏平な被加工物の搬送方法。
  3. 【請求項3】 偏平な被加工物を水平状態で支持できる
    支持装置を備え、該支持装置に支持された前記被加工物
    の表面に化学的な及びまたは物理的な表面処理を施すチ
    ャンバを有するプロセス装置に偏平な被加工物を搬送す
    る方法において、 被加工物を垂直状態で転動させて又は滑動させて所定の
    チャンバ前まで移動し、そこで被加工物を停止させ、 被加工物の姿勢を水平状態に変えてチャンバ内に搬入し
    て支持装置に引き渡し、 チャンバ内で被加工物を水平状態で支持装置により保持
    しつつ被加工物に表面処理を施した後、表面処理が施さ
    れた被加工物をチャンバから水平状態で搬出し、 被加工物の姿勢を水平状態から垂直状態に変え、 被加工物を垂直状態で転動させて又は滑動させて次のチ
    ャンバに又はプロセス装置の外に搬送することを特徴と
    する偏平な被加工物の搬送方法。
JP22964795A 1995-04-27 1995-08-15 偏平な被加工物の搬送方法 Pending JPH0917835A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002110763A (ja) * 2000-09-26 2002-04-12 Daikin Ind Ltd 基板搬送方法およびその装置
JP2012134533A (ja) * 2002-10-16 2012-07-12 Lam Research Ag ウエハ形物品を輸送するための装置
WO2017136093A1 (en) * 2016-02-05 2017-08-10 Applied Materials, Inc. Integrated layer etch system with multiple type chambers

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