JPH09177761A - 建設機械のピン結合部構造 - Google Patents
建設機械のピン結合部構造Info
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- JPH09177761A JPH09177761A JP7351903A JP35190395A JPH09177761A JP H09177761 A JPH09177761 A JP H09177761A JP 7351903 A JP7351903 A JP 7351903A JP 35190395 A JP35190395 A JP 35190395A JP H09177761 A JPH09177761 A JP H09177761A
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- bush
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- thrust washer
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C11/00—Pivots; Pivotal connections
- F16C11/04—Pivotal connections
- F16C11/045—Pivotal connections with at least a pair of arms pivoting relatively to at least one other arm, all arms being mounted on one pin
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2350/00—Machines or articles related to building
- F16C2350/26—Excavators
Landscapes
- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
- Mounting Of Bearings Or Others (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 建設機械の作業アタッチメントの従来技術の
ピン結合部では、そのボス部材又はブラケット部材に嵌
着した筒形のブッシュ，つば付きブッシュに作用するス
ラスト方向の力によって抜け出してくることがあり、メ
ンテナンス上具合が悪い。本発明は上記ブッシュの抜け
出しを防止できるピン結合部の構造を提供することを目
的とする。 【解決手段】 本発明ではピン穴径が円筒形のブッシュ
の外径より小径でかつピンの外径より大径に設定したス
ラストワッシャを形成し、そのスラストワッシャを頭付
きボルトで締付固定した。あるいはまたつば付きブッシ
ュを嵌着したボスの端面に対して、そのつば付きブッシ
ュのつば部を頭付きボルトで締付固定した。
ピン結合部では、そのボス部材又はブラケット部材に嵌
着した筒形のブッシュ，つば付きブッシュに作用するス
ラスト方向の力によって抜け出してくることがあり、メ
ンテナンス上具合が悪い。本発明は上記ブッシュの抜け
出しを防止できるピン結合部の構造を提供することを目
的とする。 【解決手段】 本発明ではピン穴径が円筒形のブッシュ
の外径より小径でかつピンの外径より大径に設定したス
ラストワッシャを形成し、そのスラストワッシャを頭付
きボルトで締付固定した。あるいはまたつば付きブッシ
ュを嵌着したボスの端面に対して、そのつば付きブッシ
ュのつば部を頭付きボルトで締付固定した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベルなど
建設機械，作業車両におけるブラケット部材とボス部材
とのピン結合部の構造に関する。
建設機械，作業車両におけるブラケット部材とボス部材
とのピン結合部の構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】図７は、実公平３−２０５６９号公報に
記載されている建設機械用のピン装置の断面図である。
図７に示すピン装置では、ブラケット１とボス２のそれ
ぞれブッシュ穴につば付きブッシュを嵌挿し、上記ブラ
ケット１とボス２とをピン３にて互いに回動可能に連結
したピン連結部において、ブラケット１に嵌挿するつば
付きブッシュを筒体４と、丸座金状のスラストプレート
５に分離して形成し、上記筒体４をブッシュ穴６に嵌挿
かつスラストプレート５を筒体４のつば部イの外周側に
環装するとともに、上記スラストプレート５を弾性ピン
７、あるいはその他の手段により筒体４を嵌挿した部材
に係止せしめるようにしている。
記載されている建設機械用のピン装置の断面図である。
図７に示すピン装置では、ブラケット１とボス２のそれ
ぞれブッシュ穴につば付きブッシュを嵌挿し、上記ブラ
ケット１とボス２とをピン３にて互いに回動可能に連結
したピン連結部において、ブラケット１に嵌挿するつば
付きブッシュを筒体４と、丸座金状のスラストプレート
５に分離して形成し、上記筒体４をブッシュ穴６に嵌挿
かつスラストプレート５を筒体４のつば部イの外周側に
環装するとともに、上記スラストプレート５を弾性ピン
７、あるいはその他の手段により筒体４を嵌挿した部材
に係止せしめるようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】油圧ショベルが掘削作
業を行うときには、作業アタッチメントのピン結合部に
対して大なる衝撃力が作用する。それでピン結合部に
は、ピン軸心方向のスラスト荷重も作用する。図７に示
すピン装置では、ブラケット１に嵌挿した筒体４のつば
部イの外径をスラストプレートの内径より小径に設定し
ているので、上記筒体４がボス２に嵌挿したつば付きブ
ッシュ８の方へ抜け出して、そのつば付きブッシュ８の
対接面部やその部分に嵌着したダストシール９を損傷さ
せるから具合が悪かった。また上記つば付きブッシュ８
がブラケット１側へ抜け出して移動しようとするときに
は、そのつば付きブッシュ８がボス２に対して回動し、
ボス２の穴内周面や側端面を損傷させるので、メンテナ
ンス上、具合が悪い。本発明は、ブラケット部材側のボ
スと、ボス部材側のボスのうち少くとも一方側のボスに
嵌着した円筒形のブッシュ、又はつば付きブッシュの抜
け出しを防止できるピン結合部の構造を提供することを
目的とする。
業を行うときには、作業アタッチメントのピン結合部に
対して大なる衝撃力が作用する。それでピン結合部に
は、ピン軸心方向のスラスト荷重も作用する。図７に示
すピン装置では、ブラケット１に嵌挿した筒体４のつば
部イの外径をスラストプレートの内径より小径に設定し
ているので、上記筒体４がボス２に嵌挿したつば付きブ
ッシュ８の方へ抜け出して、そのつば付きブッシュ８の
対接面部やその部分に嵌着したダストシール９を損傷さ
せるから具合が悪かった。また上記つば付きブッシュ８
がブラケット１側へ抜け出して移動しようとするときに
は、そのつば付きブッシュ８がボス２に対して回動し、
ボス２の穴内周面や側端面を損傷させるので、メンテナ
ンス上、具合が悪い。本発明は、ブラケット部材側のボ
スと、ボス部材側のボスのうち少くとも一方側のボスに
嵌着した円筒形のブッシュ、又はつば付きブッシュの抜
け出しを防止できるピン結合部の構造を提供することを
目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明では、建設機械に
装備した作業アタッチメントにおけるブラケット部材側
のボスと、ボス部材側のボスのうち少くとも一方側のボ
スのピン穴に円筒形のブッシュを嵌着し、上記ブラケッ
ト部材とボス部材とをピンを介して相互に回動自在に連
結したピン結合部において、中央部に軸心方向のピン穴
が開穿されそのピン穴径を、上記円筒形のブッシュの外
径より小径でかつピンの外径より大径に設定したスラス
トワッシャを形成し、そのスラストワッシャの内側面
を、上記ブッシュを嵌着したボスの端面に固着し、上記
スラストワッシャの外側面を相手方のボスの端面に相対
接するようにした。あるいはまた、建設機械に装備した
作業アタッチメントにおけるブラケット部材側のボス
と、ボス部材側のボスのうち少くとも一方側のボスのピ
ン穴につば付きブッシュを嵌着し、上記ブラケット部材
とボス部材とをピンを介して相互に回動自在に連結した
ピン結合部において、上記つば付きブッシュを嵌着した
ボスの端面に対してそのつば付きブッシュのつば部を固
着せしめた。そして上記の場合に上記スラストワッシ
ャ、又はつば付きブッシュのつば部のボス端面に固着す
る手段として、上記スラストワッシャ又はつば部をボス
の端面部に頭付きボルトにて締付けるようにするととも
に、その頭付きボルトの頭部が上記スラストワッシャ又
はつば部の外側面より突出しないように埋設せしめた。
装備した作業アタッチメントにおけるブラケット部材側
のボスと、ボス部材側のボスのうち少くとも一方側のボ
スのピン穴に円筒形のブッシュを嵌着し、上記ブラケッ
ト部材とボス部材とをピンを介して相互に回動自在に連
結したピン結合部において、中央部に軸心方向のピン穴
が開穿されそのピン穴径を、上記円筒形のブッシュの外
径より小径でかつピンの外径より大径に設定したスラス
トワッシャを形成し、そのスラストワッシャの内側面
を、上記ブッシュを嵌着したボスの端面に固着し、上記
スラストワッシャの外側面を相手方のボスの端面に相対
接するようにした。あるいはまた、建設機械に装備した
作業アタッチメントにおけるブラケット部材側のボス
と、ボス部材側のボスのうち少くとも一方側のボスのピ
ン穴につば付きブッシュを嵌着し、上記ブラケット部材
とボス部材とをピンを介して相互に回動自在に連結した
ピン結合部において、上記つば付きブッシュを嵌着した
ボスの端面に対してそのつば付きブッシュのつば部を固
着せしめた。そして上記の場合に上記スラストワッシ
ャ、又はつば付きブッシュのつば部のボス端面に固着す
る手段として、上記スラストワッシャ又はつば部をボス
の端面部に頭付きボルトにて締付けるようにするととも
に、その頭付きボルトの頭部が上記スラストワッシャ又
はつば部の外側面より突出しないように埋設せしめた。
【０００５】円筒形のブッシュを嵌着したボスの端面に
対して、その円筒形のブッシュの外径より小径でかつピ
ンの外径より大径のピン穴を中央部に開穿したスラスト
ワッシャを固着したので、上記ブッシュが相手方のボス
の方へ抜け出るのを防止することができる。あるいはま
た、つば付きブッシュを嵌着したボスの端面に対して上
記つば付きブッシュのつば部を固着せしめたので、その
つば付きブッシュが相手方のボスの方へ抜け出るのを防
止することができる。そして上記の場合に、上記スラス
トワッシャ、又はつば付きブッシュのつば部を、ブッシ
ュを嵌着したボスの端面部に頭付きボルトで確実に締付
け固定できるとともに、その頭付きボルトの頭部が相手
方のボスの端面に干渉当接するのを防止することができ
る。
対して、その円筒形のブッシュの外径より小径でかつピ
ンの外径より大径のピン穴を中央部に開穿したスラスト
ワッシャを固着したので、上記ブッシュが相手方のボス
の方へ抜け出るのを防止することができる。あるいはま
た、つば付きブッシュを嵌着したボスの端面に対して上
記つば付きブッシュのつば部を固着せしめたので、その
つば付きブッシュが相手方のボスの方へ抜け出るのを防
止することができる。そして上記の場合に、上記スラス
トワッシャ、又はつば付きブッシュのつば部を、ブッシ
ュを嵌着したボスの端面部に頭付きボルトで確実に締付
け固定できるとともに、その頭付きボルトの頭部が相手
方のボスの端面に干渉当接するのを防止することができ
る。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基いて詳細に説明する。図１は、本発明の第１態様の
ピン結合部構造をそなえた作業アタッチメント（油圧シ
ョベルのフロント部に装着されている作業アタッチメン
トであるが、全体図を図示していない）用のアーム１０
の側面図である。図において、１１はアーム１０先端部
のボス部材である。図２は、図１のＡ部拡大図である。
図において、１２はボス部材１１の左右端面に固設した
スラストワッシャ、１３はスラストワッシャ１２をボス
部材１１の端面に締付固定している六角穴付きボルト、
１４は潤滑用のグリースを注入する給脂口である。図３
は、図２のＢ−Ｂ断面図である。図において、１５L ，
１５R はボス部材１１の左右のボス、１６はボス１５L
（ボス１５L と１５R に対しては互いに対称的に構成が
なされているので、左側のボス１５L における構造を代
表して説明する）のピン穴（正確にはブッシュ嵌着用穴
であるがピン穴という）１７に嵌着している円筒形のブ
ッシュ、１８はスラストワッシャ１２の中央部に軸心方
向に開穿したピン穴、１９はスラストワッシャ１２の外
側面部側に形成したダストシール（図示していない）嵌
着用の環状切欠溝である。図４は、図３のＣより見たス
ラストワッシャ１２を示す図である。図において、２０
は六角穴付ボルト１３挿通用に開穿した複数個の座ぐり
穴である。図５は、図４のＤ−Ｄ断面図である。
に基いて詳細に説明する。図１は、本発明の第１態様の
ピン結合部構造をそなえた作業アタッチメント（油圧シ
ョベルのフロント部に装着されている作業アタッチメン
トであるが、全体図を図示していない）用のアーム１０
の側面図である。図において、１１はアーム１０先端部
のボス部材である。図２は、図１のＡ部拡大図である。
図において、１２はボス部材１１の左右端面に固設した
スラストワッシャ、１３はスラストワッシャ１２をボス
部材１１の端面に締付固定している六角穴付きボルト、
１４は潤滑用のグリースを注入する給脂口である。図３
は、図２のＢ−Ｂ断面図である。図において、１５L ，
１５R はボス部材１１の左右のボス、１６はボス１５L
（ボス１５L と１５R に対しては互いに対称的に構成が
なされているので、左側のボス１５L における構造を代
表して説明する）のピン穴（正確にはブッシュ嵌着用穴
であるがピン穴という）１７に嵌着している円筒形のブ
ッシュ、１８はスラストワッシャ１２の中央部に軸心方
向に開穿したピン穴、１９はスラストワッシャ１２の外
側面部側に形成したダストシール（図示していない）嵌
着用の環状切欠溝である。図４は、図３のＣより見たス
ラストワッシャ１２を示す図である。図において、２０
は六角穴付ボルト１３挿通用に開穿した複数個の座ぐり
穴である。図５は、図４のＤ−Ｄ断面図である。
【０００７】次に、本発明の第１態様のピン結合部の構
造を図１〜図５について述べる。本発明では、筒形のブ
ッシュ１６を嵌着したボス部材１１とブラケット部材
（図示していない）とをピン２２（図３において仮想線
で示す）を介して相互に回動自在に連結したピン結合部
において、中央部に軸心方向のピン穴１８（図３，図
４，図５に示す）が開穿されそのピン穴径ｄを、上記円
筒形のブッシュ１６の外径ＤO （図３に示す）より小径
でかつピン２２の外径Ｄ1 より大径に設定したスラスト
ワッシャ１２を形成し、そのスラストワッシャ１２の内
側面ロ（図３及び図５に示す）をボス部材１１のボス１
５L （右側のボス１５R も同様である）の端面に固着
し、上記スラストワッシャ１２の外側面ハ（図３及び図
５に示す）を相手方ブラケット部材のボスの端面に相対
接するようにした。そして上記の場合にスラストワッシ
ャ１２をボス１５L 端面に固着する手段として、上記ス
ラストワッシャ１２をボス１５L 端面部に六角穴付きボ
ルト１３で締付けるようにするとともに、その六角穴付
きボルト１３の頭部が上記スラストワッシャ１２の外側
面ハより突出しないように埋設せしめた。
造を図１〜図５について述べる。本発明では、筒形のブ
ッシュ１６を嵌着したボス部材１１とブラケット部材
（図示していない）とをピン２２（図３において仮想線
で示す）を介して相互に回動自在に連結したピン結合部
において、中央部に軸心方向のピン穴１８（図３，図
４，図５に示す）が開穿されそのピン穴径ｄを、上記円
筒形のブッシュ１６の外径ＤO （図３に示す）より小径
でかつピン２２の外径Ｄ1 より大径に設定したスラスト
ワッシャ１２を形成し、そのスラストワッシャ１２の内
側面ロ（図３及び図５に示す）をボス部材１１のボス１
５L （右側のボス１５R も同様である）の端面に固着
し、上記スラストワッシャ１２の外側面ハ（図３及び図
５に示す）を相手方ブラケット部材のボスの端面に相対
接するようにした。そして上記の場合にスラストワッシ
ャ１２をボス１５L 端面に固着する手段として、上記ス
ラストワッシャ１２をボス１５L 端面部に六角穴付きボ
ルト１３で締付けるようにするとともに、その六角穴付
きボルト１３の頭部が上記スラストワッシャ１２の外側
面ハより突出しないように埋設せしめた。
【０００８】次に、本発明の第１態様のピン結合部構造
の作用について述べる。本発明では円筒形のブッシュ１
６を嵌着したボス１５L の端面に対して、その円筒形の
ブッシュ１６の外径ＤO より小径でかつピン２２の外径
Ｄ1 より大径のピン穴１８を中央部に開穿したスラスト
ワッシャ１２を固着したので、上記ブッシュ１６にスラ
スト方向の力が作用しても、上記ブッシュ１６が相手方
のブラケット部材のボスの方へ抜け出るのを防止するこ
とができる。そして上記の場合にスラストワッシャ１２
をボス１５L 端面部に六角穴付きボルト１３で締付ける
ようにし、かつその六角穴付きボルト１３の頭部が上記
スラストワッシャ１２の外側面ハより突出しないように
埋設せしめたので、上記スラストワッシャ１２をボス１
５L 端面部に確実に固定できるとともに、上記六角穴付
きボルト１３の頭部が相手方ブラケット部材のボスの端
面に干渉当接するのを防止することができる。
の作用について述べる。本発明では円筒形のブッシュ１
６を嵌着したボス１５L の端面に対して、その円筒形の
ブッシュ１６の外径ＤO より小径でかつピン２２の外径
Ｄ1 より大径のピン穴１８を中央部に開穿したスラスト
ワッシャ１２を固着したので、上記ブッシュ１６にスラ
スト方向の力が作用しても、上記ブッシュ１６が相手方
のブラケット部材のボスの方へ抜け出るのを防止するこ
とができる。そして上記の場合にスラストワッシャ１２
をボス１５L 端面部に六角穴付きボルト１３で締付ける
ようにし、かつその六角穴付きボルト１３の頭部が上記
スラストワッシャ１２の外側面ハより突出しないように
埋設せしめたので、上記スラストワッシャ１２をボス１
５L 端面部に確実に固定できるとともに、上記六角穴付
きボルト１３の頭部が相手方ブラケット部材のボスの端
面に干渉当接するのを防止することができる。
【０００９】次に図６は、本発明の第２態様のピン結合
部構造を示す要部断面図である。図において、１１’は
アーム１０’先端部のボス部材、１５’L ，１５’R は
ボス部材１１’の左右のボス、２３はボス１５’L （ボ
ス１５’L と１５’R に対しては互いに対称的に構成が
なされているので、左側のボス１５’L における構造を
代表して説明する）のピン穴（正確にはブッシュ嵌着用
穴であるがピン穴という）１７’に嵌着しているつば付
きブッシュ、２４はつば付きブッシュ２３のつば部、２
５はつば付きブッシュ２３のつば部２４に開穿した六角
穴付ボルト１３挿通用の複数個の座ぐり穴である。
部構造を示す要部断面図である。図において、１１’は
アーム１０’先端部のボス部材、１５’L ，１５’R は
ボス部材１１’の左右のボス、２３はボス１５’L （ボ
ス１５’L と１５’R に対しては互いに対称的に構成が
なされているので、左側のボス１５’L における構造を
代表して説明する）のピン穴（正確にはブッシュ嵌着用
穴であるがピン穴という）１７’に嵌着しているつば付
きブッシュ、２４はつば付きブッシュ２３のつば部、２
５はつば付きブッシュ２３のつば部２４に開穿した六角
穴付ボルト１３挿通用の複数個の座ぐり穴である。
【００１０】次に、本発明の第２態様のピン結合部の構
造を図６について述べる。本発明では、つば付きブッシ
ュ２３を嵌着したボス部材１１’とブラケット部材（図
示していない）とをピン（図示していない）を介して相
互に回動自在に連結したピン結合部において、上記つば
付きブッシュ２３のつば部２４をボス部材１１’のボス
１５’L （右側のボス１５’R も同様である）の端面に
固着せしめた。そして上記の場合につば部２４をボス１
５’L 端面に固着する手段として、上記つば部２４をボ
ス１５’L 端面部に六角穴付きボルト１３で締付けるよ
うにするとともに、その六角穴付きボルト１３の頭部が
上記つば部２４の外側面ニより突出しないように埋設せ
しめた。
造を図６について述べる。本発明では、つば付きブッシ
ュ２３を嵌着したボス部材１１’とブラケット部材（図
示していない）とをピン（図示していない）を介して相
互に回動自在に連結したピン結合部において、上記つば
付きブッシュ２３のつば部２４をボス部材１１’のボス
１５’L （右側のボス１５’R も同様である）の端面に
固着せしめた。そして上記の場合につば部２４をボス１
５’L 端面に固着する手段として、上記つば部２４をボ
ス１５’L 端面部に六角穴付きボルト１３で締付けるよ
うにするとともに、その六角穴付きボルト１３の頭部が
上記つば部２４の外側面ニより突出しないように埋設せ
しめた。
【００１１】次に、本発明の第２態様のピン結合部構造
の作用について述べる。本発明ではつば付きブッシュ２
３を嵌着したボス１５’L の端面に対して上記つば付き
ブッシュ２３のつば部２４を固着せしめたので、上記つ
ば付きブッシュ２３にスラスト方向の力が作用しても、
上記つば付きブッシュ２３が相手方のブラケット部材の
ボスの方へ抜け出るのを防止することができる。そして
上記の場合につば付きブッシュ２３のつば部２４をボス
１５’L 端面部に六角穴付きボルト１３で締付けるよう
にし、かつその六角穴付きボルト１３の頭部が上記つば
部２４の外側面ニより突出しないように埋設せしめたの
で、上記つば部２４をボス１５’L 端面部に確実に固定
できるとともに、上記六角穴付きボルト１３の頭部が相
手方ブラケット部材のボスの端面に干渉当接するのを防
止することができる。
の作用について述べる。本発明ではつば付きブッシュ２
３を嵌着したボス１５’L の端面に対して上記つば付き
ブッシュ２３のつば部２４を固着せしめたので、上記つ
ば付きブッシュ２３にスラスト方向の力が作用しても、
上記つば付きブッシュ２３が相手方のブラケット部材の
ボスの方へ抜け出るのを防止することができる。そして
上記の場合につば付きブッシュ２３のつば部２４をボス
１５’L 端面部に六角穴付きボルト１３で締付けるよう
にし、かつその六角穴付きボルト１３の頭部が上記つば
部２４の外側面ニより突出しないように埋設せしめたの
で、上記つば部２４をボス１５’L 端面部に確実に固定
できるとともに、上記六角穴付きボルト１３の頭部が相
手方ブラケット部材のボスの端面に干渉当接するのを防
止することができる。
【００１２】
【発明の効果】本発明の第１態様のピン結合部構造では
円筒形のブッシュを嵌着したボスの端面に対して、その
円筒形のブッシュの外径より小径でかつピンの外径より
大径のピン穴を中央部に開穿したスラストワッシャを固
着したので、上記ブッシュにスラスト方向の力が作用し
ても、そのブッシュが相手方のボスの方へ抜け出るのを
防止することができる。また本発明の第２態様のピン結
合部構造ではつば付きブッシュを嵌着したボスの端面に
対して上記つば付きブッシュのつば部を固着せしめたの
で、つば付きブッシュにスラスト方向の力が作用して
も、上記つば付きブッシュが相手方のブラケット部材の
ボスの方へ抜け出るのを防止することができる。そして
上記第１及び第２態様の場合にスラストワッシャ、又は
つば付きブッシュのつば部を、ブッシュを嵌着したボス
の端面部に頭付きボルトで確実に締付け固定できるとと
もに、その頭付きボルトの頭部が相手方のボスの端面に
干渉当接するのを防止することができる。
円筒形のブッシュを嵌着したボスの端面に対して、その
円筒形のブッシュの外径より小径でかつピンの外径より
大径のピン穴を中央部に開穿したスラストワッシャを固
着したので、上記ブッシュにスラスト方向の力が作用し
ても、そのブッシュが相手方のボスの方へ抜け出るのを
防止することができる。また本発明の第２態様のピン結
合部構造ではつば付きブッシュを嵌着したボスの端面に
対して上記つば付きブッシュのつば部を固着せしめたの
で、つば付きブッシュにスラスト方向の力が作用して
も、上記つば付きブッシュが相手方のブラケット部材の
ボスの方へ抜け出るのを防止することができる。そして
上記第１及び第２態様の場合にスラストワッシャ、又は
つば付きブッシュのつば部を、ブッシュを嵌着したボス
の端面部に頭付きボルトで確実に締付け固定できるとと
もに、その頭付きボルトの頭部が相手方のボスの端面に
干渉当接するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１態様のピン結合部構造をそなえた
アームの側面図である。
アームの側面図である。
【図２】図１のＡ部拡大図である。
【図３】図２のＢ−Ｂ断面図である。
【図４】図３のＣより見たスラストワッシャを示す図で
ある。
ある。
【図５】図４のＤ−Ｄ断面図である。
【図６】本発明の第２態様のピン結合部構造を示す要部
断面図である。
断面図である。
【図７】従来技術の一実施例ピン装置の断面図である。
１ ブラケット ２，１５L ，１５’L ，１５R ，１５’R ボス ３，２２ ピン １０，１０’ アーム １１，１１’ ボス部材 １２ スラストワッシャ １３ 六角穴付ボルト １６ ブッシュ １７，１７’，１８ ピン穴 ２０，２５ 座ぐり穴 ２３ つば付きブッシュ ２４ つば部
Claims (3)
- 【請求項１】 建設機械に装備した作業アタッチメント
におけるブラケット部材側のボスと、ボス部材側のボス
のうち少くとも一方側のボスのピン穴に円筒形のブッシ
ュを嵌着し、上記ブラケット部材とボス部材とをピンを
介して相互に回動自在に連結したピン結合部において、
中央部に軸心方向のピン穴が開穿されそのピン穴径を、
上記円筒形のブッシュの外径より小径でかつピンの外径
より大径に設定したスラストワッシャを形成し、そのス
ラストワッシャの内側面を、上記ブッシュを嵌着したボ
スの端面に固着し、上記スラストワッシャの外側面を相
手方のボスの端面に相対接するようにしたことを特徴と
する建設機械のピン結合部構造。 - 【請求項２】 建設機械に装備した作業アタッチメント
におけるブラケット部材側のボスと、ボス部材側のボス
のうち少くとも一方側のボスのピン穴につば付きブッシ
ュを嵌着し、上記ブラケット部材とボス部材とをピンを
介して相互に回動自在に連結したピン結合部において、
上記つば付きブッシュを嵌着したボスの端面に対してそ
のつば付きブッシュのつば部を固着せしめたことを特徴
とする建設機械のピン結合部構造。 - 【請求項３】 特許請求の範囲請求項１又は請求項２の
建設機械のピン結合部構造において、前記スラストワッ
シャ、又はつば付きブッシュのつば部のボス端面に固着
する手段として、上記スラストワッシャ又はつば部をボ
スの端面部に頭付きボルトにて締付けるようにするとと
もに、その頭付きボルトの頭部が上記スラストワッシャ
又はつば部の外側面より突出しないように埋設せしめた
ことを特徴とする建設機械のピン結合部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7351903A JPH09177761A (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | 建設機械のピン結合部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7351903A JPH09177761A (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | 建設機械のピン結合部構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09177761A true JPH09177761A (ja) | 1997-07-11 |
Family
ID=18420408
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7351903A Pending JPH09177761A (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | 建設機械のピン結合部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09177761A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11473266B2 (en) * | 2018-03-28 | 2022-10-18 | Caterpillar Inc. | Articulation joint for a machine |
-
1995
- 1995-12-26 JP JP7351903A patent/JPH09177761A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11473266B2 (en) * | 2018-03-28 | 2022-10-18 | Caterpillar Inc. | Articulation joint for a machine |
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