JP2502722Y2 - レバ―装置 - Google Patents

レバ―装置

Info

Publication number
JP2502722Y2
JP2502722Y2 JP4421590U JP4421590U JP2502722Y2 JP 2502722 Y2 JP2502722 Y2 JP 2502722Y2 JP 4421590 U JP4421590 U JP 4421590U JP 4421590 U JP4421590 U JP 4421590U JP 2502722 Y2 JP2502722 Y2 JP 2502722Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pin
transmission shaft
hole
lever
boss
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4421590U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH044948U (ja
Inventor
英一 佐和
敏美 前浜
Original Assignee
油谷重工株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 油谷重工株式会社 filed Critical 油谷重工株式会社
Priority to JP4421590U priority Critical patent/JP2502722Y2/ja
Publication of JPH044948U publication Critical patent/JPH044948U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2502722Y2 publication Critical patent/JP2502722Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、主として建設機械,作業車両などに装備
した角度検出装置のレバー装置に関する。
従来の技術 第5図は、角度検出装置1を装備した油圧ショベル
(図示しない)用作業アタッチメント2の要部側面図で
ある。図において、3は第1部材であるブーム、4は第
2部材であるアーム、5はアームシリンダ、6はピン結
合部である。第6図は、第5図のA−Aより見た角度検
出装置1を示す断面図である。図において、7はブーム
3に対して固定して取付けたハウジング体、8はハウジ
ング体7の内部側に取付けられている角度センサ、9は
角度センサ8の検出軸、10伝動軸、11はベアリング部
材、12は従来技術のレバー装置、13はレバー装置12のレ
バー、14はレバー13の基端ボス、15はブーム3とアーム
4と連結している結合ピンである。第7図は、第6図の
B部をCより見た従来技術のレバー装置12の一部切欠き
要部側面図である。図において、16は基端ボス14に開穿
した伝動軸嵌挿穴、17は伝動軸嵌穴16により伝動軸10の
締付けができるように形成されたスリット部、18は基端
ボス14に開穿したボルト穴、19は締付けボルト、20はま
わり止め用の止めねじである。
まず、角度検出装置1の構成を第5図および第6図に
ついて述べる。第1部材であるブーム3に結合ピン15を
介して第2部材であるアーム4を回動可能に連結したピ
ン結合部6において、ブーム3に固設したハウジング体
7の内部側位置に角度センサ8を固定して設け、かつそ
の角度センサ8の外側位置に角度センサ8の検出軸9の
軸心と一致させて伝動軸10を連結して設け、その伝動軸
10とアーム4とレバー装置12を介して連結し、アーム4
のブーム3に対する相対揺動角度を上記角度センサ8に
より検出するようにしている。
次に、従来技術のレバー装置12の構成を第6図および
第7図について述べる。基端ボス14の伝動軸嵌挿穴16に
対してスリット部17を形成し、そのスリット部17の隙間
寸法lを縮小できるように締付ボルト19を設けている。
そして伝動軸嵌挿穴16に伝動軸10を嵌挿して締付ボルト
19にて締付けるとともに、基端ボス14の伝動軸嵌挿穴16
と伝動軸10にわたってその嵌着部に止めねじ20を設ける
ようにしている。
また第8図は、従来技術の他実施例レバー装置12′を
示す一部切欠き要部側面図である。図において、21は伝
動軸10′に形成したスプライン(このスプラインはイン
ボリュートスプライン,角スプライン,セレーション,
あるいはキーでもよい)、16′はレバー13′基端ボス1
4′に形成したスプライン穴、17′は基端ボス14′に形
成したスリット部、18′はボルト穴、19′は締付ボルト
である。第8図におけるレバー装置12′では、まわり止
め用止めねじ(第7図における符号20)を用いないで、
伝動軸10′,基端ボス14′にそれぞれスプライン21,ス
プライン穴16′を形成して、まわり止めを行うようにし
ている。
考案が解決しようとする課題 角度センサをそなえた角度検出装置は、精密機器であ
る。それで角度検出装置の伝動軸に対してレバーの基端
ボスの伝動軸嵌挿穴を嵌合させるとともに、ハンマ打込
みなどの圧入を行うことはできない。そのために、上記
伝動軸に対して基端ボスの伝動軸嵌挿穴は遊合状態に近
い嵌め合いで嵌合され、かつ上記両者に対してまわり止
めを行うようにしている。
第7図における従来技術のレバー装置12では、基端ボ
ス14にスリット部17を形成し、伝動軸10と伝動軸嵌挿穴
16の嵌着部に対して止めねじ20(ピンあるいは弾性ピン
などを用いてもよい)を設ける用している。しかし上記
スリット部17の形成には機械加工を必要とするのでその
加工費が高く、また止めねじ20の取付けは組立時に伝動
軸10と基端ボス14に対して共穴明を行わなければならな
いので、組立時間が長くかかりコスト高となっていた。
なお伝動軸10の軸心に対して直角方向にセットボルト
(図示しない)などを設けてまわり止めを行う場合も、
上記止めねじ20を取付けの場合と同様である。
また第8図における従来技術の他実施例レバー装置1
2′では、伝動軸10′,基端ボス14′にそれぞれスプラ
イン21,スプライン穴16′を形成している。このように
するとレバー装置14′の組立を容易かつ短時間に行うこ
とができるが、レバー装置12′の製作時に伝動軸10′の
スプライン加工が困難な上に、スプライン21,スプライ
ン穴16′の加工費が高く、コスト高となっていた。
この考案は上記の課題を解決し、製作加工費(主とし
て機械加工費)が低廉で、組立を容易かつ短時間に行え
るとともに、伝動軸とレバーとの相互固定状態を確実に
保持できるレバー装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するために講じたこの考案の手段
は、 イ.レバーの基端ボスの伝動軸嵌挿穴に対してその伝動
軸嵌挿穴の穴心と直交しかつ上記伝動軸嵌挿穴の一部を
交又するピン穴を基端ボスの一方端面部側に穿設し、 ロ.また上記基端ボスの他方の端面部側に締付ボルト用
穴を穿設し、 ハ.一方、上記ピン穴に嵌挿する傾斜ピンを設け、その
傾斜ピンの外周部にピン軸心に対して傾斜角度を有する
傾斜面を形成し、かつその傾斜ピン軸心方向のねじ穴を
穿設し、 ニ.またレバーの基端ボスに嵌挿する伝動軸の外周部の
一部に平面部を形成し、 ホ.上記ピン穴に傾斜ピンを嵌挿してその傾斜ピンの傾
斜面を、伝動軸嵌挿穴に嵌挿した伝動軸の上記平面部に
当接せしめるとともに、締付ボルトを基端ボスの他方端
面部側より挿入かつ傾斜ピンのねじ穴に対し螺合せしめ
て構成した。
作用 イ.この考案のレバー装置では、レバーの基端ボスに対
して、伝動軸嵌挿穴,傾斜ピン用ピン穴および締付ボル
ト用穴を穴明加工すればよい。それにより、機械加工費
を安価にできる。
ロ.この考案のレバー装置の組立を行うときには、まず
レバーの基端ボスの伝動軸に、伝動軸を嵌挿する。そし
て上記基端ボスのピン穴に傾斜ピンを嵌挿し、その傾斜
ピンの傾斜面を伝動軸の平面部に当接せしめるととも
に、締付ボルトを上記傾斜ピンのねじ穴に螺合すればよ
い。したがってレバー装置の組立を、容易かつ短時間に
行うことができる。
ハ.上記ロ項の状態で締付ボルトの締付けを行うと、傾
斜ピンが締付ボルトによりピン穴の奥部へ向けて引き付
けられると同時に、傾斜ピンの傾斜面は伝動軸に対して
くさび作用の押圧力をはたらかせることができる。した
がって油圧ショベルの掘削作業を行う場合に、衝撃や振
動がこのレバー装置に作用しても、伝動軸とレバーとの
相互固定状態を確実に保持できる。
実施例 以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。第1図は、この考案にかかるレバー装置22を示す
一部切欠き要部側面図である。図において、23レバー、
24はレバー23の基端ボス、25は基端ボス24の伝動軸嵌挿
穴、Oは伝動軸嵌挿穴25の穴心、26はピン穴、P−P′
はピン穴26の穴心、27は締付ボルト(28)用穴、29は傾
斜ピン、P−P′(ピン穴26と穴心と同じ)は傾斜ピン
29の軸心、30は傾斜ピン29の傾斜面、31は傾斜ピン29の
ねじ穴、32は角度検出装置(図示しない)の伝動軸、33
は伝動軸32に形成した平面部である。第2図は、第1図
のDより見た平面図である。第3図は、傾斜ピン29の斜
視図である。第4図は、伝動軸32の要部斜視図である。
次に、この考案にかかるレバー装置22の構成を第1図
〜第4図について述べる。レバー23の基端ボス24の伝動
軸嵌挿穴25に対してその伝動軸嵌挿穴25の穴心Oと直交
しかつ上記伝動軸嵌挿穴25の一部と交又するピン穴26を
基端ボス24の一方端面部イ側に穿設し、また他方端面部
ロ側に締付ボルト用穴27を穿設した。一方、上記ピン穴
26に嵌挿する傾斜ピン29を設け、その傾斜ピン29の外周
部にピン軸心P−P′に対して傾斜角度θ(傾斜角度θ
は図示しない)を有する傾斜面30を形成し、かつその傾
斜ピン29にピン軸心(P−P′)方向のねじ穴31を穿設
し、またレバー23の基端ボス24の伝動軸嵌挿穴25に嵌挿
する伝動軸32の外周部の一部に平面部33を形成した。そ
して上記ピン穴26に傾斜ピン29を嵌挿してその傾斜ピン
29の傾斜面30を、伝動軸嵌挿穴25に嵌挿した伝動軸32の
平面部33に当接せしめるとともに、締付ボルト28を基端
ボス24の他方端面部ロ側より挿入かつ傾斜ピン29のねじ
穴31に対し、螺合せしめて構成した。
次に、この考案にかかるレバー装置22の作用機能につ
いて述べる。この考案のレバー装置22では、レバー23の
基端ボス24に対して、伝動軸嵌挿穴25,ピン穴26および
締付ボルト用穴27を穴明加工すればよい。それにより、
機械加工費を安価にできる。またレバー装置22の組立を
行うときには、まずレバー23の基端ボス24のピン穴26に
傾斜ピン29を嵌挿し、その傾斜ピン29の傾斜面30を伝動
軸32の外周ハ部に当接せしめるとともに、締付ボルト28
を上記傾斜ピン29のねじ穴31に螺合すればよい。したが
ってレバー装置22の組立を、容易かつ短時間に行うこと
ができる。上記の状態で締付ボルト28の締付けを行う
と、傾斜ピン29がピン穴26の奥部へ向けて(第1図にお
ける矢印ハの方向)引き付けられると同時に、傾斜ピン
29の傾斜面30は伝動軸32に対してくさび作用の押圧力
(第1図における矢印ニ方向にはたらく力)をはたらか
せることができる。したがって油圧ショベルが掘削作業
を行う場合に、衝撃や振動がこのレバー装置22に作用し
ても、伝動軸32とレバー23との相互固定状態を確実に保
持できる。
考案の効果 この考案のレバー装置では、レバーの基端ボスに対し
て、伝動軸嵌挿穴,傾斜ピン用ピン穴および締付ボルト
用穴を穴明加工すればよい。それにより、機械加工費を
安価にできる。またこの考案のレバー装置の組立を行う
ときには、まずレバーの基端ボスの伝動軸に、伝動軸を
嵌挿する。そして上記基端ボスのピン穴に傾斜ピンを嵌
挿し、その傾斜ピンの傾斜面を伝動軸の平面部に当接せ
しめるとともに、締付ボルトを上記傾斜ピンのねじ穴に
螺合すればよい。したがってレバー装置の組立を、容易
にかつ短時間に行うことができる。そして上記の状態で
締付ボルトの締付を行うと、傾斜ピンが締付ボルトによ
りピン穴の奥部へ向けて引き付けられると同時に、傾斜
ピンの傾斜面は伝動軸に対してくさび作用の押圧力をは
たらかせることができる。したがって油圧ショベルが掘
削作業を行う場合に、衝撃や振動がこのレバー装置に作
用しても、伝動軸とレバーとの相互固定状態を確実に保
持できる。
したがってこの考案にかかるレバー装置では、製作加
工費を低廉にかつ組立時間を短縮してコストダウンを可
能とするとともに、伝動軸とレバーとの相互固定状態を
確実に保持できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかるレバー装置を示す一部切欠き
要部側面図、第2図は第1図のDより見た平面図、第3
図は傾斜ピンの斜視図、第4図は伝動軸の要部斜視図、
第5図は油圧ショベル用作業アタッチメントの要部側面
図、第6図は第5図のA−Aより見た角度検出装置を示
す断面図、第7図は第6図のB部をCより見た従来技術
のレバー装置の一部切り欠き要部側面図、第8図は従来
技術の他実施例レバー装置を示す一部切欠き要部側面図
である。 1……角度検出装置 8……角度センサ 10,32……伝動軸 12,12′,22……レバー装置 13,13′,23……レバー 14,14′,24……基端ボス 16,16′,25……伝動軸嵌挿穴 19,19′,28……締付ボルト 26……ピン穴 27……締付ボルト用穴 29……傾斜ピン 30……傾斜面 31……ねじ穴 33……平面部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1部材に結合ピンを介して第2部材を回
    動可能に連結し、上記第1部材に角度検出装置を取付
    け、上記第1部材に対する第2部材の相対揺動角度を検
    出するために上記角度検出装置の伝動軸と第2部材とを
    レバーを介して連結しているレバー装置において、上記
    レバーの基端ボスの伝動軸嵌挿穴に対してその伝動軸嵌
    挿穴の穴心と直交しかつ上記伝動軸嵌挿穴の一部と交又
    するピン穴を基端ボスの一方端面側に穿設し、また上記
    基端ボスの他方端面部側に締付ボルト用穴と穿設し、一
    方、上記ピン穴に嵌挿する傾斜ピンを設け、その傾斜ピ
    ンの外周部にピン軸心に対して傾斜角度を有する傾斜面
    を形成し、かつその傾斜ピンにピン軸心方向のねじ穴を
    穿設し、またレバーの基端ボスに嵌挿する伝動軸の外周
    部の一部に平面部を形成し、上記ピン穴に傾斜ピンを嵌
    挿してその傾斜ピンの傾斜面を、伝動軸嵌挿穴に嵌挿し
    た伝動軸の上記平面部に当接せしめるとともに、締付ボ
    ルトを基端ボスの他方端面部側より挿入かつ傾斜ピンの
    ねじ穴に対し螺合せしめて構成したことを特徴とするレ
    バー装置。
JP4421590U 1990-04-24 1990-04-24 レバ―装置 Expired - Fee Related JP2502722Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4421590U JP2502722Y2 (ja) 1990-04-24 1990-04-24 レバ―装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4421590U JP2502722Y2 (ja) 1990-04-24 1990-04-24 レバ―装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH044948U JPH044948U (ja) 1992-01-17
JP2502722Y2 true JP2502722Y2 (ja) 1996-06-26

Family

ID=31557315

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4421590U Expired - Fee Related JP2502722Y2 (ja) 1990-04-24 1990-04-24 レバ―装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2502722Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH044948U (ja) 1992-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2502722Y2 (ja) レバ―装置
GB2287923A (en) Steering lock apparatus
JP2000072385A (ja) 建設機械
JP2536757Y2 (ja) 球接手とスタビライザとの結合構造
JP2591986Y2 (ja) アングルセンサ装置の組付構造
JP2570542Y2 (ja) 角度検出器の継手構造
JP2550890Y2 (ja) 作業機のアングルセンサ装置
JP2000079827A (ja) プロペラシャフトの支持構造
JPH0756366Y2 (ja) 作業機リンクの結合ピン装置
JPH11343635A (ja) 連結ピンの固定装置
JPS637447Y2 (ja)
JPH0649939U (ja) アングルセンサ装置の構造
JPH03108047U (ja)
JP3005589B2 (ja) 操作レバーのロック装置
JP2560194Y2 (ja) 被試験物駆動用継手
JP2537718Y2 (ja) アクスルへのパワーシリンダー取付部構造
JP2571918Y2 (ja) 建設機械用ブッシュの抜け止め構造
JPH0331818Y2 (ja)
JPS63172906U (ja)
JPS5926802Y2 (ja) 耕耘爪軸の取付け構造
JPH0633162Y2 (ja) 錠等におけるロータの取付構造
JPS6289341U (ja)
JP2550361Y2 (ja) リ−ダ回転ロック装置
JPH11236913A (ja) 軸受装置
JPH09174321A (ja) ピンミーリングカッタ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees