JPH09177705A - アキュムレータ付きリリーフ弁 - Google Patents

アキュムレータ付きリリーフ弁

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JPH09177705A
JPH09177705A JP35449795A JP35449795A JPH09177705A JP H09177705 A JPH09177705 A JP H09177705A JP 35449795 A JP35449795 A JP 35449795A JP 35449795 A JP35449795 A JP 35449795A JP H09177705 A JPH09177705 A JP H09177705A
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relief
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actuator
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和幸 猪野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リリーフ動作時の背圧を減少させ、リリーフ
設定圧の変動を防止し、安定したリリーフ動作を実現す
る。 【解決手段】 リリーフ弁体18を収容する弁ガイド3
4を、一端側から他端側に亘って外径寸法が実質的に等
しい円筒形状に形成する。これにより、リリーフ動作時
においてリリーフ油が流通する油室35の容積を拡大さ
せることができ、リリーフ動作時に渦流が発生するのを
防止できる。一方、アキュムレータ37の連通孔41
に、弁ガイド34の外周側で漸次拡開する開口部41A
を形成し、アキュムレータ付きリリーフ弁31の製造時
において、ピストン40のOリング42が損傷するのを
防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル等の油圧モータを駆動する油圧回路に用いて好適なア
キュムレータ付きリリーフ弁に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル,油圧クレーン等
の建設機械には、油圧アクチュエータとしての油圧モー
タによって走行,旋回駆動されるが、走行,旋回の停止
時に過大な慣性負荷を受けるため、油圧回路に一対のア
キュムレータ付きリリーフ弁を用いたブレーキ弁を介装
し、該ブレーキ弁により前記慣性負荷を圧油の熱エネル
ギに変換して吸収するようになっている(例えば、実開
昭58−33834号公報参照)。
【0003】ここで、図2ないし図4にこの種の従来技
術によるアキュムレータ付きリリーフ弁をブレーキ弁に
用いた油圧モータ駆動回路を例に挙げて示す。
【0004】図中、1はアクチュエータとしての油圧モ
ータを示し、該油圧モータ1は例えばラジアルピストン
型の油圧モータとして構成され、その回転軸には慣性体
が減速装置(いずれも図示せず)を介して連結されてい
る。また、該油圧モータ1は、その給排ポートが一対の
管路2A,2B等を介して油圧源としての油圧ポンプ
3,タンク4にそれぞれ接続され、該油圧ポンプ3から
の圧油が給排されることにより、油圧モータ1を駆動さ
せるようになっている。
【0005】5は油圧モータ1と油圧ポンプ3との間に
位置して管路2A,2Bの途中に設けられた方向切換弁
を示し、該方向切換弁5は運転者によって中立位置
(a)から切換位置(b),(c)に切換操作され、こ
の切換位置(b),(c)で油圧モータ1の回転方向を
図2の矢示F,R方向に切換える。また、該方向切換弁
5は中立位置(a)に復帰すると、油圧ポンプ3から油
圧モータ1に向けて圧油が給排されるのを遮断し、油圧
モータ1を停止させるものである。
【0006】6は油圧モータ1と方向切換弁5との間に
位置して管路2A,2Bの途中に設けられたブレーキ弁
を示し、該ブレーキ弁6は後述するカウンタバランス弁
10およびリリーフ弁12A,12B等から構成され、
油圧モータ1のハウジング(図示せず)に一体的に設け
られている。そして、該ブレーキ弁6は方向切換弁5が
中立位置(a)に戻したときに油圧モータ1が慣性回転
すると、リリーフ弁12A,12Bのうちいずれかが開
弁して管路2A,2Bのうち高圧側の圧油を低圧側にリ
リーフし、油圧モータ1に制動力を与えるものである。
【0007】7A,7Bはブレーキ弁6内に位置し、前
記管路2A,2Bの一部をなすように形成された一対の
油通路を示し、該油通路7A,7Bは方向切換弁5を介
して油圧ポンプ3、タンク4に接続される油圧源側油路
8A,8Bと、油圧モータ1に接続されるアクチュエー
タ側油路9A,9Bとから構成されている。
【0008】10は油圧源側油路8A,8Bとアクチュ
エータ側油路9A,9Bとの間に設けられたカウンタバ
ランス弁を示し、該カウンタバランス弁10はパイロッ
ト管路11A,11Bに導かれる方向切換弁5に連動し
て中立位置(a)から切換位置(b),(c)に切換え
られるようになっている。
【0009】12A,12Bは一対のアキュムレータ付
きリリーフ弁(以下、「リリーフ弁12A,12B」と
いう)を示し、該リリーフ弁12A,12Bはアクチュ
エータ側油路9A,9Bの途中に設けられている。そし
て、該リリーフ弁12A,12Bは、図4中の特性線図
に示すように、アクチュエータ側油路9A,9Bの圧力
に対して段階的なリリーフ特性を有するものである。
【0010】ここで、該リリーフ弁12Aの構成につい
て、図3に基づき説明する。
【0011】13は油圧モータ1のモータケーシング
(図示せず)に固着された弁ケーシングを示し、該弁ケ
ーシング13内には、図2に示す油圧源側油路8A,8
Bとアクチュエータ側油路9A,9Bとが形成されてい
る。
【0012】また、該弁ケーシング13内には、後述す
る弁ガイド15を収容する収容穴13Aが形成されてい
る。また、該収容穴13Aの周面の一部には、中心軸側
に向けて径方向に突出したストッパ13Bが形成され、
該ストッパ13Bは、後述する環状空間23内に挿嵌さ
れたピストン24のストロークエンドを規制するもので
ある。
【0013】14は前記アクチュエータ側油路9A,9
B間に設けられた筒状の弁座を示し、該弁座14は、一
側が該弁座14自体を弁ケーシング13内のアクチュエ
ータ側油路9A,9B間に挿着する挿着部14Aとな
り、他側が後述の弁ガイド15が嵌合された嵌合部14
Bとなっている。また、該弁座14の嵌合部14Bの他
端側に位置する内周側縁部は、後述のリリーフ弁体18
が離着座する弁座部14Cとなっている。
【0014】15は前記弁ケーシング13内に設けられ
た弁ガイドを示し、該弁ガイド15は、一端側が前記弁
座14の嵌合部14Bの外周側に嵌合された一側筒部1
5Aとなり、他端側が後述の蓋体17が挿着されること
により閉塞端となった他側筒部15Bとなっている。そ
して、該弁ガイド15の軸方向中間部より一側寄りの部
位は、該弁ガイド15の外径が他側から一側に向けて漸
次縮径するテーパ部15Cとなり、一側筒部15Aは他
側筒部15Bよりも小径に形成されている。
【0015】また、該弁ガイド15のテーパ部15Cの
内周側は穴の小さい弁体摺動穴15Dとなり、該弁体摺
動穴15D内には、後述のリリーフ弁体18が摺動可能
に挿嵌されている。
【0016】さらに、該弁ガイド15の一側筒部15A
には、流通孔15E,15E,…が径方向に形成され、
リリーフ弁体18と弁座14との間に位置して弁ガイド
15の一側筒部15A内に形成される油室16は、各流
通孔15Eを介してアクチュエータ側油路9Bに常時連
通している。
【0017】17は弁ガイド15の他端側に位置して弁
ケーシング13に螺着された蓋体を示し、該蓋体17
は、底部17Aと筒部17Bとから有底筒状に形成さ
れ、該蓋体17の底部17Aは前記弁ガイド15の他端
側を閉塞している。また、該蓋体17の筒部17B内に
は前記弁ガイド15の他端側が挿着され、前記弁座14
と共に弁ガイド15をケーシング13内で保持してい
る。
【0018】さらに、該蓋体17の筒部17Bは肉厚に
形成されており、これにより、弁ガイド15は弁ケーシ
ング13に対して該筒部17Bの厚さ分だけ径方向で離
間し、弁ガイド15と弁ケーシング13との間には後述
の環状空間23が形成されている。
【0019】18は一端側が前記弁座14に離着座する
ように弁ガイド15の弁体摺動穴15D内に摺動可能に
挿嵌されたリリーフ弁体を示し、該リリーフ弁体18
は、その他端側において弁ガイド15内にばね室19を
画成している。
【0020】20はリリーフ弁体18の一端側に軸方向
に形成された小径のオリフィスを示し、該オリフィス2
0は前記ばね室19とアクチュエータ側油路9Aとを所
定の絞りをもって連通させるものである。
【0021】21はばね室19内に配設された設定ばね
を示し、該設定ばね21はリリーフ弁体18を弁座14
に付勢することにより、常時はリリーフ弁体18を閉弁
させ、アクチュエータ側油路9Aの圧力が、図4に示す
ように所定のリリーフ設定圧P1に達したときに前記リ
リーフ弁体18が開弁するのを許すものである。
【0022】22は前記リリーフ設定圧P1よりも低い
圧力P2でリリーフ弁体18を一時的に低圧リリーフさ
せるアキュムレータを示し、該アキュムレータ22は、
後述の環状空間23,ピストン24および連通孔27等
から構成されている。
【0023】23は弁ガイド15と弁ケーシング13と
の間に形成された環状空間を示し、該環状空間23は、
一端側がアクチュエータ側油路9Bに連通している。ま
た、該環状空間23の他端側は、前記蓋体17の筒部1
7Bによって閉塞されている。
【0024】24は前記環状空間23内に位置し、弁ガ
イド15の外周側に摺動可能に挿嵌されたリング状のピ
ストンを示し、該ピストン24は、その内周側が弁ガイ
ド15の外周面に微小な隙間をもって摺動可能に挿嵌さ
れ、外周面が弁ケーシング13の収容穴13Aの周面に
摺接するように形成されている。さらに、該ピストン2
4の内周側には環状凹部24Aが形成されており、該環
状凹部24A内には、シール部材としてのOリング25
が弾性変形状態で弁ガイド15の外周面に摺接するよう
に配設されている。
【0025】ここで、該ピストン24は蓋体17の筒部
17Bとの間で環状空間23内に蓄油室26を画成し、
該蓄油室26は後述の連通孔27を介してばね室19と
常時連通している。そして、リリーフ弁体18が図4に
示す圧力P2で低圧リリーフするときには、蓄油室26
の容積が拡張されるように、ピストン24が環状空間2
3の一側に位置するストッパ13Bに向けて変位するも
のである。
【0026】27は弁ガイド15の他側筒部15Bに穿
設された径方向の連通孔を示し、該連通孔27は蓋体1
7の筒部17B先端側で蓄油室26に開口し、弁ガイド
15内のばね室19を蓄油室26に一定の絞りをもって
常時連通させるものである。そして、リリーフ弁体18
の低圧リリーフ時には、アクチュエータ側油路9Aから
リリーフ弁体18のオリフィス20を介してばね室19
内に流入した圧油が、小径の連通孔27を介して蓄油室
26内に供給されることにより、蓄油室26内に発生し
た圧油の圧力でピストン24が環状空間23内をストッ
パ13Bに当接する位置まで摺動変位する。
【0027】なお、一対のリリーフ弁12A,12Bの
うち、一方のリリーフ弁12Aについて具体的に説明し
たが、他方のリリーフ弁12Bについても同様の構成で
あり、その具体的な説明は省略するものとする。
【0028】従来技術によるリリーフ弁12A,12B
は上述のような構成を有するもので、次にその動作につ
いて説明する。
【0029】まず、油圧モータ駆動回路の動作について
説明すると、オペレータが方向切換弁5を中立位置
(a)から切換位置(c)に切換操作することにより、
油圧ポンプ3からの圧油が管路2Bを介して油圧モータ
1に供給される。このとき、油圧ポンプ3からの圧油が
油圧源側油路8Bからカウンタバランス弁10のパイロ
ット管路11Bに供給され、該カウンタバランス弁10
も切換位置(c)に切換わる。これにより、油圧源側油
路8Aとアクチュエータ側油路9A,油圧源側油路8B
とアクチュエータ側油路9Bとがそれぞれ連通し、油圧
ポンプ3には圧油が供給される。この結果、該油圧モー
タ1は矢示F方向に回転し、該油圧モータ1の回転軸に
連結された慣性体が回転駆動する。
【0030】一方、オペレータが方向切換弁5を切換位
置(c)から中立位置(a)に切換えた場合には、油圧
源側油路8Bからアクチュエータ側油路9Bへの圧油の
供給がなくなるため、パイロット管路11B内の圧力が
低下し、カウンタバランス弁10が中立位置(a)に復
帰する。これにより油圧源側油路8Aとアクチュエータ
側油路9Aとの間が遮断させる。
【0031】しかし、油圧モータ1は回転軸に連結され
た慣性体の慣性力によって慣性回転を続けるから、方向
切換弁5が中立位置(a)に切換わった後も、アクチュ
エータ側油路9Bから圧油を吸込んで、アクチュエータ
側油路9A内に吐出してポンプ作用を行う。そして、ア
クチュエータ側油路9Aはタンク4への圧油の戻りがカ
ウンタバランス弁10により阻止されているため次第に
高圧となる。
【0032】このようにアクチュエータ側油路9Aが高
圧になり、油圧モータ1のブレーキ圧として油圧ブレー
キをかける。そして、アクチュエータ側油路9Aの圧力
がリリーフ弁12Aのリリーフ圧(図4中のP1または
P2)に達すると、該リリーフ弁12Aが開弁してアク
チュエータ側油路9Bに圧油をリリーフし、このときリ
リーフ弁12Aを流通する圧油の抵抗力により油圧モー
タ1の慣性エネルギを吸収し、該油圧モータ1を徐々に
停止させる。
【0033】次に、前記リリーフ弁12Aのリリーフ時
の動作について、図4中に示す特性線図を参照しつつ説
明する。
【0034】まず、リリーフ弁12のアキュムレータ2
2を構成するピストン24は、図3に示すように、常時
はアクチュエータ側油路9B内の圧力によって環状空間
23の他側(以下、「初期位置」という)に位置してお
り、蓄油室26の容積は最小となっている。
【0035】ここで、図4中の時点t0から時点t1にかけ
てアクチュエータ側油路9Aが次第に高圧になると、ア
クチュエータ側油路9A内の圧油がリリーフ弁体18の
オリフィス20を介して弁ガイド15のばね室19内に
流入し、該ばね室19内から連通孔27を介して蓄油室
26内に供給される。これにより、図4中の時点t1から
時点t2にかけて、ピストン24がストッパ13Bに向け
て変位する。
【0036】そして、該ピストン24が初期位置からス
トロークエンドに達するまでの間(時点t1〜時点t2)、
蓄油室26の容積が徐々に拡張され、ばね室19内の圧
油が前記蓄油室26に供給され続ける。これにより、ば
ね室19内の圧力、即ち、リリーフ弁体18の他端側の
圧力が一時的に低くなり、該リリーフ弁体18が、図4
中の時点t1から時点t2までの間だけ、所定のリリーフ設
定圧P1より低圧の圧力P2であるにもかかわらず開弁
する。これにより、アクチュエータ側油路9A,9B間
が連通し、アクチュエータ側油路9A内の圧油が油室1
6を介してアクチュエータ側油路9Bに流通する(低圧
リリーフ動作)。
【0037】次に、ピストン24がストッパ13Bに当
接してストロークエンドとなった後(時点t2以後)は、
ばね室19内から蓄油室26への圧油の供給が停止する
ため、ばね室19内の圧力がアクチュエータ側油路9A
内の圧力に近づき、リリーフ弁体18が閉弁する。
【0038】さらに、アクチュエータ側油路9A内の圧
力が上昇し続け、図4中の時点t3において当該リリーフ
弁12Aの所定のリリーフ設定圧P1に達すると、リリ
ーフ弁体18が再び開弁し、アクチュエータ側油路9A
内の圧油が油室16を介してアクチュエータ側油路9B
に流通するようになる(高圧リリーフ動作)。
【0039】このように、リリーフ弁12A(12B)
は、慣性体の慣性力を低圧リリーフ時と高圧リリーフ時
との2段階で吸収することにより、慣性体の急停止を防
止している。
【0040】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術によるリリーフ弁12A(12B)は、弁ガイド
15の一側筒部15Aが他側筒部15Bよりも小径に形
成されている。これは、当該リリーフ弁12A(12
B)を下記に示す手順によって組立るためである。
【0041】即ち、まずリリーフ弁体18,設定ばね2
1等を弁ガイド15内に組込み、蓋体17を該弁ガイド
15の他側筒部15Bに挿着する。次に、該弁ガイド1
5の一側筒部15Aから他側筒部15Bに向けてピスト
ン24を該弁ガイド15の外周側に挿嵌した後、該弁ガ
イド15の一側筒部15Aを弁座14に挿着する。そし
て、該弁座14,弁ガイド15,蓋体17,ピストン2
4等の一体物を弁ケーシング13内に螺着する。
【0042】以上のような製造方法では、ピストン24
を弁ガイド15の一側筒部15Aから他側筒部15Bに
向けて挿嵌するため、弁ガイド15の一側筒部15Aを
他側筒部15Bより小径に形成し、弁ガイド15にピス
トン24を挿嵌し易くしている。
【0043】しかし、弁ガイド15の一側筒部15Aが
他側筒部15Bよりも小径に形成すると、一側筒部15
A内の油室16の容積が小さくなり、リリーフ動作時に
おいて、リリーフ弁体18が開弁し、アクチュエータ側
油路9A(9B)からアクチュエータ側油路9B(9
A)に向けて圧油が流通するとき、油室16内に渦流等
が発生するという問題が生じる。
【0044】この渦流等の影響によってリリーフ弁体1
8は大きな背圧の影響を受け易く、リリーフ弁体18の
オーバーライド特性が悪くなり、実際の開弁圧がリリー
フ設定圧P1より過剰に高くなるという問題がある。
【0045】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、リリーフ弁体が背圧等の影響を受けて開
弁動作が不安定になるのを防止でき、オーバーライド特
性を向上させることができるようにしたアキュムレータ
付きリリーフ弁を提供することを目的としている。
【0046】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために請求項1に記載の発明は、弁ガイドは、一端側か
ら他端側に亘って外径寸法が実質的に等しい円筒形状に
形成し、アキュムレータは、該弁ガイドと弁ケーシング
との間に形成され、一端側がアクチュエータ側油路に連
通し他端側が閉塞された環状空間と、前記弁ガイドの外
周側に摺動可能に挿嵌され該環状空間内に蓄油室を画成
するリング状のピストンと、前記弁ガイドの径方向に穿
設さればね室を蓄油室に常時連通させる連通孔とから構
成したことにある。
【0047】上記構成の如く、弁ガイドを一端側から他
端側に亘って外径寸法が実質的に等しい円筒形状に形成
したことにより、弁座とリリーフ弁体との間に位置して
弁ガイドの一端側に形成される油室(空間)の容積を拡
大でき、リリーフ動作時において、リリーフ弁体が開弁
したときに、一方のアクチュエータ側油路から他方のア
クチュエータ側油路に向けて流通する圧油の流れを円滑
にすることができる。
【0048】また、アキュムレータのピストンが蓄油室
の容積を最小にする初期位置にある状態で、一方のアク
チュエータ側油路が高圧になると、圧油が該アクチュエ
ータ側油路からオリフィスを介してばね室内に流入する
と共に、ばね室内の圧油は連通孔を介して環状空間の蓄
油室に供給され、該蓄油室の容積を拡大するようにして
ピストンが環状空間の一側へ変位する。これにより、ば
ね室内の圧力が低下し、リリーフ弁体は一時的に開弁し
て低圧リリーフを行う。
【0049】また、請求項2に記載の発明では、前記弁
ガイドの他端側には、該弁ガイドの外周側に嵌合され前
記環状空間の他端側を閉塞する蓋体を設け、前記弁ケー
シングには、前記環状空間の一端側寄りに位置し、該蓋
体との間で前記ピストンのストロークエンドを規制する
ストッパを設ける構成としている。
【0050】このように構成したことにより、低圧リリ
ーフ動作時において、ばね室内の圧油が連通孔を介して
環状空間の蓄油室側に供給されると、ピストンが環状空
間の一側へ変位するが、弁ケーシングのストッパにピス
トンが当接することにより、ピストンのストロークエン
ドが規制される。
【0051】さらに、請求項3に記載の発明では、前記
連通孔には、前記弁ガイドの外周側で漸次拡開するテー
パ面部を形成し、前記ピストンの内周側には、前記弁ガ
イドの外周面との間をシールするシール部材を設ける構
成としている。
【0052】これにより、当該リリーフ弁の製造時にお
いて、例えば、弁ガイドの他端側から一端側に向けて、
ピストンを弁ガイドの外周側に挿嵌しても、連通孔はテ
ーパ面部によってバリ等の発生が抑えられるから、ピス
トンの内周側に設けたシール部材が連通孔のテーパ面部
側で損傷されたり、ひっかき傷等ができたりするのを防
止できる。
【0053】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
に従って詳述する。なお、本実施例では前述した従来技
術の構成要素と同一の構成要素に同一の符号を付し、そ
の説明を省略するものとする。
【0054】図において、31は本実施例によるアキュ
ムレータ付きリリーフ弁(以下、「リリーフ弁31」と
いう)を示し、該リリーフ弁31は、従来技術によるリ
リーフ弁12A(12B)と同様に、アクチュエータ側
油路9A,9Bの途中に設けられている。なお、当該リ
リーフ弁31は、従来技術によるリリーフ弁12A,1
2Bと同様に、油圧モータ駆動回路内に2個設けられて
おり、後述する弁ケーシング32内に一体的に設けられ
ているが、本実施例では、一方のリリーフ弁31につい
てのみ説明し、他方を省略する。
【0055】32は本実施例による弁ケーシングを示
し、該弁ケーシング32は、従来技術による弁ケーシン
グ13と同様に、内部に油圧源側油路8A,8Bとアク
チュエータ側油路9A,9Bとが形成されると共に、後
述の弁ガイド34を収容するための収容穴32Aが形成
されている。また、該収容穴32A内には、後述するピ
ストン40のストロークエンドを規制するためのストッ
パ32Bが形成されている。
【0056】33は弁ケーシング32のアクチュエータ
側油路9A,9B間に設けられた本実施例による筒状の
弁座を示し、該弁座33は、従来技術による弁座14と
ほぼ同様に段付筒状に形成され、挿着部33A,嵌合部
33B,弁座部33Cを有している。しかし、本実施例
による弁座33は、嵌合部33Bの外径が従来技術によ
る弁座14の嵌合部14Bと比較して大径に形成されて
いる。
【0057】34は弁ケーシング32内に設けられた本
実施例による弁ガイドを示し、該弁ガイド34は、従来
技術による弁ガイド15とほぼ同様に、一端側が前記弁
座33の嵌合部33B外周側に嵌合された一側筒部34
Aとなり、他端側が後述の蓋体36が挿着されることに
より閉塞端となった他側筒部34Bとなっている。ま
た、該弁ガイド34の軸方向中央部より一側寄りにはリ
リーフ弁体18が摺動可能に挿嵌される弁体摺動穴34
Cが形成されている。
【0058】しかし、本実施例による弁ガイド34は、
一端側から他端側に亘って外径寸法が実質的に等しい円
筒形状に形成されている。即ち、弁ガイド34は外径寸
法が変化しないストレートな円筒であり、弁ガイド34
の一側筒部34Aと他側筒部34Bとは、製作上の許容
誤差の範囲内で実質的に等しい外径寸法に設定されてい
る。これにより、本実施例による弁ガイド34は、従来
技術によるリリーフ弁12A,12Bの弁ガイド15と
比較して、一側筒部34Aの寸法を大きく拡大してい
る。
【0059】また、該弁ガイド34の一側筒部34Aに
は、流通孔34D,34D,…が径方向に形成され、リ
リーフ弁体18と弁座33との間に位置して弁ガイド3
4の一側筒部34A内には、油室35が画成されてい
る。
【0060】36は弁ガイド34の他端側に位置して弁
ケーシング32に螺着された蓋体を示し、該蓋体36
は、底部36Aと筒部36Bとから有底筒状に形成さ
れ、該蓋体36の底部36Aは前記弁ガイド34の他端
側を閉塞している。また、該蓋体36の筒部36Bは肉
厚に形成されており、これにより、弁ガイド34は弁ケ
ーシング32に対して該筒部36Bの厚さ分だけ径方向
で離間し、弁ガイド34と弁ケーシング32との間には
後述の環状空間38が形成されている。
【0061】37は本実施例によるアキュムレータを示
し、該アキュムレータ37は、従来技術によるアキュム
レータ22とほぼ同様に、弁ガイド34と弁ケーシング
32との間に形成された環状空間38と、該環状空間3
8内に位置し、弁ガイド34の外周側に摺動可能に挿嵌
され、該環状空間38内に蓄油室39を画成するリング
状のピストン40と、弁ガイド34他側の他側筒部34
Bの径方向に穿設され、弁ガイド34内のばね室19と
前記環状空間38とを一定の絞りをもって常時連通させ
る連通孔41とから構成され、前記ピストン40の内周
側に形成された環状凹部40A内には、シール部材とし
てのOリング42が配設されている。
【0062】しかし、本実施例によるアキュムレータ3
7を構成する連通孔41には、弁ガイド34の外周側で
漸次拡開するテーパ面部としての開口部41Aが形成さ
れている点で従来技術とは異なる。そして、弁ガイド3
4の外周側に位置する連通孔41の開口部41Aは、弁
ガイド34の外周側でテーパ状に拡開することにより、
弁ガイド34の外周面に連通孔41の穿設作業(加工)
によるバリ等の発生を抑え、弁ガイド34の外周面を滑
らかな円筒面として形成している。
【0063】本実施例によるリリーフ弁31は上述のよ
うな構成を有するもので、その基本的な動作は、従来技
術によるリリーフ弁12A,12Bとほぼ同様である。
【0064】次に、当該リリーフ弁31の製造について
説明する。まず、弁ガイド34の外周側には他側筒部3
4Bから一側筒部34Aに向けてピストン40をOリン
グ42と共に挿嵌し、連通孔41の開口部41Aを越え
る位置までピストン40を弁ガイド34の外周側に挿通
しておく。次に、弁ガイド34内にリリーフ弁体18,
設定ばね21を組込み、蓋体36を弁ガイド34の他側
筒部34B外周側に嵌合し、弁ガイド34の一側筒部3
4Aに弁座33の嵌合部33Bを挿着する。そして、該
弁座33,弁ガイド34,ピストン40,蓋体36等の
一体物を弁ケーシング32に螺着する。
【0065】かくして、本実施例によるリリーフ弁31
は、弁ガイド34を一端側から他端側に亘って外径寸法
が実質的に等しい円筒形状に形成するしたことにより、
弁座33とリリーフ弁体18との間に位置して弁ガイド
34の一側筒部34A内に形成される油室35の容積を
拡大することができる。
【0066】これにより、リリーフ動作時において、リ
リーフ弁体18が開弁したときに、油室16内で渦流等
が発生するのを効果的に防止でき、一方のアクチュエー
タ側油路9Aから他方のアクチュエータ側油路9Bに向
けて流通する圧油の流れを円滑にすることができる。
【0067】従って、リリーフ動作時におけるリリーフ
弁31の背圧を減少させることができ、リリーフ設定圧
P1を所定の圧力に常時安定させ、リリーフ弁31のリ
リーフ特性,精度を大幅に向上させることができる。
【0068】また、弁ガイド34を一端側から他端側に
亘って外径寸法が実質的に等しい円筒形状に形成したこ
とにより、弁ガイド34の加工の容易化を図ることがで
きる。
【0069】さらに、アキュムレータ37のピストン4
0をストロークエンドを規制するストッパ32Bを弁ケ
ーシング32に一体的に形成する構成としたことによ
り、弁ガイド34を一端側から他端側に亘って外径寸法
が実質的に等しい円筒形状に形成することが可能とな
る。
【0070】即ち、該ストッパ32Bを弁ガイド34の
外周側に一体形成する構成としても、ピストン40のス
トロークエンドを規制するといった機能を果たすことが
可能である。しかし、本実施例によるリリーフ弁31の
如く、ストッパ32Bを弁ケーシング32に一体形成す
ることにより、弁ガイド34を一端側から他端側に亘っ
て外径寸法が実質的に等しい円筒形状に形成して油室3
5を拡大でき、上述したようにリリーフ時の渦流の発生
を防止という効果を得ることができる。
【0071】一方、アキュムレータ37の連通孔41
に、弁ガイド34の外周側で漸次拡開する開口部41A
を形成する構成としたことにより、穿設作業等において
連通孔41の開口部41Aにバリ等ができるのを確実に
防止できる。これにより、当該リリーフ弁31の製造時
において、弁ガイド34の他側筒部34Bから一側筒部
34Aに向けてピストン40を弁ガイド34の外周側に
挿嵌するときに、ピストン40のOリング42が、連通
孔41の開口部41A側で損傷されたり、ひっかき傷等
ができたりするのを防止することができる。
【0072】従って、製造過程におけるOリング42の
損傷を防止することができ、リリーフ弁31の歩留りを
高めることができると共に、耐久性および信頼性を向上
させることができる。
【0073】なお、前記実施例では、アクチュエータと
してラジアルピストン型の油圧モータ1を例に挙げた
が、本発明はこれに限らず、例えば斜板型油圧モータ,
斜軸式油圧モータ等の他のアクチュエータを用いてもよ
い。
【0074】また、前記実施例では、油圧ショベル,油
圧クレーン等の油圧モータ駆動回路を例に挙げて説明し
たが、本発明はこれに限ることなく、建設機械に設ける
種々の油圧モータ駆動回路に適用することができる。
【0075】
【発明の効果】以上詳述したとおり、請求項1に記載の
発明によれば、弁ガイドを、一端側から他端側に亘って
外径寸法が実質的に等しい円筒形状に形成し、アキュム
レータは、該弁ガイドと弁ケーシングとの間に形成さ
れ、一端側がアクチュエータ側油路に連通し他端側が閉
塞された環状空間と、前記弁ガイドの外周側に摺動可能
に挿嵌され該環状空間内に蓄油室を画成するリング状の
ピストンと、前記弁ガイドの径方向に穿設さればね室を
蓄油室に常時連通させる連通孔とから構成したから、弁
座とリリーフ弁体との間に位置して弁ガイドの一端側に
形成される油室(空間)の容積を拡大することができ
る。
【0076】これにより、リリーフ動作時に、前記油室
内で渦流等が発生するのを効果的に防止でき、一方のア
クチュエータ側油路から他方のアクチュエータ側油路に
向けて流通する圧油の流れを円滑にすることができる。
【0077】従って、リリーフ弁体の背圧を減少させる
ことができ、リリーフ設定圧を所定の圧力に常時安定さ
せ、当該アキュムレータ付きリリーフ弁のリリーフ特
性、精度を大幅に向上させることができる。
【0078】また、弁ガイドを一端側から他端側に亘っ
て外径寸法が実質的に等しい円筒形状に形成したことに
より、弁ガイドの加工の容易化を図ることができる。
【0079】さらに、請求項2に記載の発明によれば、
前記弁ガイドの他端側には、該弁ガイドの外周側に嵌合
され前記環状空間の他端側を閉塞する蓋体を設け、前記
弁ケーシングには、前記環状空間の一端側寄りに位置
し、該蓋体との間で前記ピストンのストロークエンドを
規制するストッパを設ける構成としたから、ストッパを
弁ケーシングの側に一体形成することによって、弁ガイ
ド側にストッパを形成する必要がなくなる。従って、弁
ガイドを一端側から他端側に亘って外径寸法が実質的に
等しい円筒形状に形成でき、上述したように、リリーフ
動作時における渦流の防止を実現することが可能とな
る。
【0080】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
前記連通孔には、前記弁ガイドの外周側で漸次拡開する
テーパ面部を形成し、前記ピストンの内周側には、前記
弁ガイドの外周面との間をシールするシール部材を設け
る構成としたから、当該アキュムレータ付きリリーフ弁
の製造時において、前記連通孔の開口部にバリ等が発生
するのを防止するできる。
【0081】従って、前記ピストンに設けられたシール
部材がバリ等により損傷されるのを確実に防止すること
ができ、歩留りを高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるアキュムレータ付きリリ
ーフ弁を示す断面図である。
【図2】従来技術によるブレーキ弁を用いた油圧モータ
駆動回路を示す油圧回路図である。
【図3】従来技術によるアキュムレータ付きリリーフ弁
を示す断面図である。
【図4】リリーフ弁の時間経過に対するリリーフ弁体の
開弁圧力の変化を示す特性線図である。
【符号の説明】
1 油圧モータ(アクチュエータ) 3 油圧ポンプ(油圧源) 8A,8B 油圧源側油路 9A,9B アクチュエータ側油路 18 リリーフ弁体 19 ばね室 20 オリフィス 21 設定ばね 31 アキュムレータ付きリリーフ弁 32 弁ケーシング 32B ストッパ 33 弁座 34 弁ガイド 35 油室 36 蓋体 37 アキュムレータ 38 環状空間 39 蓄油室 40 ピストン 41 連通孔 41A 開口部(テーパ面部) 42 Oリング(シール部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧源とアクチュエータとの間に一対の
    油圧源側油路とアクチュエータ側油路とが形成された弁
    ケーシングと、該弁ケーシングの各アクチュエータ側油
    路間に設けられた筒状の弁座と、一端側が該弁座の外周
    側に嵌合するように前記弁ケーシング内に設けられ他端
    側が閉塞端となった筒状の弁ガイドと、一端側が前記弁
    座に離着座するように該弁ガイド内に摺動可能に設けら
    れ他端側が該弁ガイド内にばね室を画成したリリーフ弁
    体と、該リリーフ弁体に形成され前記ばね室を前記各ア
    クチュエータ側油路のうち一方のアクチュエータ側油路
    に連通させるオリフィスと、前記弁座に向けてリリーフ
    弁体を付勢するために前記ばね室内に配設され、常時は
    該リリーフ弁体を閉弁させ、前記アクチュエータ側油路
    内の圧力がリリーフ設定圧に達したときに前記リリーフ
    弁体が開弁するのを許す設定ばねと、前記リリーフ設定
    圧よりも低い圧力で前記リリーフ弁体を一時的に低圧リ
    リーフさせるアキュムレータとからなるアキュムレータ
    付きリリーフ弁において、 前記弁ガイドは一端側から他端側に亘って外径寸法が実
    質的に等しい円筒形状に形成し、前記アキュムレータ
    は、該弁ガイドと前記弁ケーシングとの間に形成され一
    端側が前記各アクチュエータ側油路のうち他方のアクチ
    ュエータ側油路に連通し他端側が閉塞された環状空間
    と、前記弁ガイドの外周側に摺動可能に挿嵌され該環状
    空間内に蓄油室を画成するリング状のピストンと、前記
    弁ガイドの径方向に穿設され前記ばね室を蓄油室に常時
    連通させる連通孔とから構成したことを特徴とするアキ
    ュムレータ付きリリーフ弁。
  2. 【請求項2】 前記弁ガイドの他端側には該弁ガイドの
    外周側に嵌合され前記環状空間の他端側を閉塞する蓋体
    を設け、前記弁ケーシングには前記環状空間の一端側寄
    りに位置して該蓋体との間で前記ピストンのストローク
    エンドを規制するストッパを設けてなる請求項1に記載
    のアキュムレータ付きリリーフ弁。
  3. 【請求項3】 前記連通孔には前記弁ガイドの外周側で
    漸次拡開するテーパ面部を形成し、前記ピストンの内周
    側には前記弁ガイドの外周面との間をシールするシール
    部材を設けてなる請求項1または請求項2に記載のアキ
    ュムレータ付きリリーフ弁。
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