JPH09177680A - コンプレッサの運転制御装置及びその製造方法 - Google Patents

コンプレッサの運転制御装置及びその製造方法

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JPH09177680A
JPH09177680A JP33717895A JP33717895A JPH09177680A JP H09177680 A JPH09177680 A JP H09177680A JP 33717895 A JP33717895 A JP 33717895A JP 33717895 A JP33717895 A JP 33717895A JP H09177680 A JPH09177680 A JP H09177680A
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JP
Japan
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temperature
relay
compressor
motor
microcomputer
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JP33717895A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Masuda
信之 増田
Tomoaki Shoda
友昭 正田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 騒音や経年劣化の問題を解消したコンプレッ
サの運転制御装置を提供する。 【解決手段】 コンプレッサを駆動するモータ26の運
転停止を行う制御装置1であって、電源ACとモータ2
6間に介設されたソリッドステートリレー31と、この
リレー31の導通・不導通を制御するマイクロコンピュ
ータ3とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍・冷蔵ショー
ケースや冷蔵庫などに設置された冷却装置のコンプレッ
サを駆動するモータの運転を制御する制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりスーパーマーケットなどの店舗
内に据え付けられる冷凍・冷蔵ショーケースなどの低温
ショーケースには、冷凍サイクルを構成するコンプレッ
サが取り付けられており、このコンプレッサを駆動する
モータの運転制御は、起動時の大電流にも耐えるマグネ
ットスイッチによってON(導通)−OFF(不導通)
制御されていた。
【0003】係る従来の低温ショーケースの制御装置1
01の電気回路図を図8に示す。図において102は汎
用マイクロコンピュータ103、接点104、接点6な
どから構成された電子コントローラであり、マイクロコ
ンピュータ103には更に設定温度を設定する電子コン
トロールサーモ(可変抵抗)7、図示しない冷却装置の
冷却器の強制霜取りを行うための強制霜取りスイッチ
8、低温ショーケースの庫内温度を検出する庫内温度用
センサ9、前記冷却器の霜取り終了温度を検出するデフ
ロスト(霜取り)復帰用センサ11が接続されている。
【0004】12は安定器13、グロースタータ14を
備えた庫内照明用の蛍光灯であり、16はこの蛍光灯1
2の通電を制御する蛍光灯スイッチである。17は低温
ショーケースのダクト吹き出し部の結露を防止するトッ
プダクトヒータ、20は庫内に冷気を循環させるクーリ
ングファンのモータ、18は冷却装置の凝縮器のフィル
ター目詰まりを検出するフィルターセンサ、19はこの
フィルターセンサ18に直列接続されたフィルターラン
プであり、これらは端子板21或いは22を介して電源
ACに接続されている。また、23は冷却器の霜取りを
表示するデフロスト表示ランプであり、電子コントロー
ラ102の接点6を介して端子板21、22に接続され
ている。
【0005】26は冷却装置のコンプレッサを駆動する
コンプレッサモータであり、始動リレー27を介して端
子板22に接続されている。始動リレー27のコイルに
はモータ26の温度を検出する温度スイッチ28及び過
電流を検出するオーバーロードリレー29が直列に接続
されており、このオーバーロードリレー29はマグネッ
トスイッチ131の1−2端子を介して端子板22に接
続されている。
【0006】また、32は前記凝縮器を空冷するコンデ
ンシングファンのモータであり、マグネットスイッチ1
31の3−4端子を介して端子板22、21間に接続さ
れている。そして、マグネットスイッチ131のコイル
は、電源電圧の変動によるマグネットスイッチ131の
チャタリングを防止する遅延タイマ133及び電子コン
トローラ102の接点104を介して端子板22に接続
されている。
【0007】以上の構成で、電子コントローラ102の
マイクロコンピュータ103は、庫内温度用センサ9の
出力に基づき、電子コントロールサーモ7に設定された
設定温度より庫内温度が高い場合、マグネットスイッチ
131のコイルに通電して各端子を閉じ、コンプレッサ
モータ26及びコンデンシングファンモータ32に通電
して起動(始動)する。
【0008】コンプレッサモータ26の起動により、冷
却器には凝縮器にて凝縮された冷媒が図示しない減圧装
置にて減圧された後、供給され、そこで蒸発することに
よって冷却器は冷却作用を発揮させる。クーリングファ
ンモータ20は常時運転されているので、冷却器と熱交
換した冷気はこのクーリングファンによって庫内に循環
され、それによって、庫内を冷却されて行く。
【0009】係る冷却運転によって庫内温度が前記設定
温度より低い所定の下限温度に低下すると、マイクロコ
ンピュータ103は庫内温度用センサ9の出力に基づ
き、マグネットスイッチ131のコイルへの通電を断っ
て各端子を開き、コンプレッサモータ26及びコンデン
シングファンモータ32を停止させる。これによって、
マイクロコンピュータ103は庫内温度を平均として設
定温度に維持する。
【0010】尚、コンプレッサが過負荷となり、コンプ
レッサモータ26に流れる電流が過大となると、オーバ
ーロードリレー29が開いて通電を断つ。また、マイク
ロコンピュータ103は所定時刻において、或いは、所
定時間毎にコンプレッサモータ26を停止させ、クーリ
ングファンモータ20のみを運転して、冷却器の霜取り
を行う。
【0011】係る霜取り中、マイクロコンピュータ10
3はデフロスト表示ランプ23に通電してその旨を表示
すると共に、冷却器の除霜が進行して所定の除霜終了温
度まで温度上昇すると、デフロスト復帰用センサ11の
出力に基づき、マイクロコンピュータ103は霜取りを
終了し、再び冷却運転に復帰する。そして、庫内温度が
例えば上記設定温度まで上昇したら、再びコンプレッサ
モータ26を起動するものであった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように従来ではマ
グネットスイッチ131を用いてコンプレッサモータ2
6の運転を制御していたため、静かな店舗内では、コン
プレッサモータ26の運転・停止時におけるマグネット
スイッチ131の動作音が騒音となる問題が発生してい
た。
【0013】また、長期間使用すると、マグネットスイ
ッチ131の接点が磨耗すると共に、バネなども経年劣
化して使用不能となる寿命上の問題もある。更に、遅延
タイマ133を接続しなければならないなど、コストの
高騰を引き起こす要因となる付加部品も必要となる問題
があった。本発明は、係る従来の技術的課題を解決する
ために成されたものであり、騒音や経年劣化の問題を解
消したコンプレッサの運転制御装置及びその製造方法を
提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のコンプレッサの
運転制御装置は、コンプレッサを駆動するモータの運転
停止を行う制御装置であって、電源とモータ間に介設さ
れた半導体式無接点リレーと、このリレーの導通・不導
通を制御する制御手段とを備えているものである。
【0015】本発明によれば、コンプレッサを駆動する
モータの運転停止を、半導体式無接点リレーの導通・不
導通にて制御するようにしたので、従来のマグネットス
イッチにおいて問題とされていた接点動作時の駆動音に
よる騒音を解消できると共に、経年劣化による動作不良
の発生も起こり難く、長寿命化が図れるようになるもの
である。
【0016】請求項2の発明の製造方法は、上記コンプ
レッサの運転制御装置において、絶縁材料を介して半導
体式無接点リレーを放熱板に固定した後、この放熱板を
被取付面に取り付けるようにしたものである。請求項2
の発明の製造方法によれば、絶縁材料を介して半導体式
無接点リレーを放熱板に固定した状態で放熱板を被取付
面に取り付けるので、従来の如く絶縁材料を挟みながら
リレーと放熱板を被取付板に共締めする方法に比して、
極めて容易にリレー、絶縁材料及び放熱板を被取付面に
取り付けることができるようになるものである。
【0017】請求項3の発明のコンプレッサの運転制御
装置は、請求項1に加えて半導体式無接点リレーが取り
付けられる放熱板と、この放熱板に取り付けられた温度
センサとを備え、制御手段は、この温度センサの出力に
基づき、所定の高温度にてリレーを強制的に不導通と
し、所定の低温度に低下した時点でリレーの導通を可能
とするものである。
【0018】請求項3の発明によれば、半導体式無接点
リレーが取り付けられる放熱板に温度センサを取り付
け、制御手段は、この温度センサの出力に基づいて所定
の高温度にてリレーを強制的に不導通とし、所定の低温
度に低下した時点でリレーの導通を可能とするようにし
たので、コンプレッサモータのロック時などに流れる過
大電流によってリレーが異常発熱し、破壊される不都合
を未然に回避することが可能となる。
【0019】また、所定の低温度に低下した時点でリレ
ーは導通可能状態に復帰されるので、温度ヒューズなど
を用いる場合に比して、使用性が一段と向上する。特
に、従来の如くカレントトランスなどを用いる方式に比
して極めて安価に構成できる利点を奏するものである。
請求項4の発明のコンプレッサの運転制御装置は、請求
項1に加えて半導体式無接点リレーが取り付けられる放
熱板と、この放熱板に取り付けられ、所定の高温度にて
接点を開き、所定の低温度に低下した時点で接点を閉じ
るバイメタルスイッチとを備え、このバイメタルスイッ
チをリレーと直列に接続したものである。
【0020】請求項4の発明によれば、半導体式無接点
リレーが取り付けられる放熱板にバイメタルスイッチを
取り付け、且つ、このバイメタルスイッチをリレーと直
列に接続したので、コンプレッサモータのロック時など
に流れる過大電流によってリレーが異常発熱し、破壊さ
れる不都合を未然に回避することが可能となる。また、
所定の低温度に低下した時点でバイメタルスイッチは復
帰するので、温度ヒューズなどを用いる場合に比して、
使用性が一段と向上する。特に、従来の如くカレントト
ランスなどを用いる方式に比して極めて安価に構成でき
る利点を奏するものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明を適用した低温ショーケ
ースの制御装置1の電気回路図、図2は半導体式無接点
リレーとしてのソリッドステートリレー31の斜視図で
ある。低温ショーケースはスーパーマーケットの店舗内
などに設置されるもので、各図において、2は汎用マイ
クロコンピュータ3、接点6などから構成された電子コ
ントローラであり、マイクロコンピュータ3には更に設
定温度を設定する電子コントロールサーモ(可変抵抗)
7、図示しない冷却装置の冷却器の強制霜取りを行うた
めの強制霜取りスイッチ8、低温ショーケースの庫内温
度を検出する庫内温度用センサ9、前記冷却器の霜取り
終了温度を検出するデフロスト(霜取り)復帰用センサ
11が接続されている。
【0022】12は安定器13、グロースタータ14を
備えた庫内照明用の蛍光灯であり、16はこの蛍光灯1
2の通電を制御する蛍光灯スイッチである。17は低温
ショーケースのダクト吹き出し部の結露を防止するトッ
プダクトヒータ、20は庫内に冷気を循環させるクーリ
ングファンのモータ、18は冷却装置の凝縮器のフィル
ター目詰まりを検出するフィルターセンサ、19はこの
フィルターセンサ18に直列接続されたフィルターラン
プであり、これらは端子板21或いは22を介して電源
ACに接続されている。また、23は冷却器の霜取りを
表示するデフロスト表示ランプであり、電子コントロー
ラ2の接点6を介して端子板21、22に接続されてい
る。
【0023】26は冷却装置のコンプレッサを駆動する
コンプレッサモータであり、始動リレー27を介して端
子板22に接続されている。始動リレー27のコイルに
はモータ26の温度を検出する温度スイッチ28及び過
電流を検出するオーバーロードリレー29が直列に接続
されており、このオーバーロードリレー29は半導体式
無接点リレーとしてのソリッドステートリレー(SS
R)31のトライアック33を介して端子板22に接続
されている。
【0024】また、32は前記凝縮器を空冷するコンデ
ンシングファンのモータであり、オーバーロードリレー
29とトライアック33の間と端子板21間に接続され
ている。そして、ソリッドステートリレー31のフォト
トランジスタ34はマイクロコンピュータ3に接続され
ている。係るソリッドステートリレー31は、図2に示
す如くその平面部をアルミニウムなどから成る放熱板3
7にゴム材料などから成る絶縁材料36を介して予めネ
ジ止めされている。
【0025】一方、放熱板37はその熱容量がソリッド
ステートリレー31の熱を放散できる必要最小限の値と
なるようにその大きさ(縦、横及び厚さ寸法)が予め設
定されており、その四隅には図示しない電装ボックスの
取付面(被取付面)にネジ止めするためのネジ孔38・
・・が穿設されている。そして、このネジ孔38・・・
を用いて、予めソリッドステートリレー31が取り付け
られた放熱板37を電装ボックスにネジ止めすることに
より、組み立てる。
【0026】以上の構成で、電子コントローラ2のマイ
クロコンピュータ3は、庫内温度用センサ9の出力(温
度データ)に基づき、電子コントロールサーモ7に設定
された設定温度より庫内温度が高い場合、ソリッドステ
ートリレー31のフォトトランジスタ34に通電する
(ON信号)。トライアック33はフォトトランジスタ
34の発光を受けてトリガされ、導通(ON)してコン
プレッサモータ26及びコンデンシングファンモータ3
2に通電し、起動(始動)する。
【0027】コンプレッサモータ26の起動により、冷
却器には凝縮器にて凝縮された冷媒が図示しない減圧装
置にて減圧された後、供給され、そこで蒸発することに
よって冷却器は冷却作用を発揮させる。クーリングファ
ンモータ20は常時運転されているので、冷却器と熱交
換した冷気はこのクーリングファンによって庫内に循環
され、それによって、庫内を冷却されて行く。
【0028】係る冷却運転によって庫内温度が前記設定
温度より低い所定の下限温度に低下すると、マイクロコ
ンピュータ3は庫内温度用センサ9の出力に基づき、ソ
リッドステートリレー31のフォトトランジスタ34へ
の通電を断ってトライアック33を不導通(OFF)と
し、コンプレッサモータ26及びコンデンシングファン
モータ32を停止させる。これによって、マイクロコン
ピュータ3は庫内温度を平均として設定温度に維持す
る。
【0029】尚、コンプレッサが過負荷となり、コンプ
レッサモータ26に流れる電流が過大となると、オーバ
ーロードリレー29が開いて通電を断つ。また、マイク
ロコンピュータ3は所定時刻において、或いは、所定時
間毎にコンプレッサモータ26を停止させ、クーリング
ファンモータ20のみを運転して、冷却器の霜取りを行
う。
【0030】係る霜取り中、マイクロコンピュータ3は
デフロスト表示ランプ23に通電してその旨を表示する
と共に、冷却器の除霜が進行して所定の除霜終了温度ま
で温度上昇すると、デフロスト復帰用センサ11の出力
に基づき、マイクロコンピュータ3は霜取りを終了し、
再び冷却運転に復帰する。そして、庫内温度が例えば上
記設定温度まで上昇したら、再びソリッドステートリレ
ー31を導通させてコンプレッサモータ26を起動す
る。
【0031】このように本発明によれば、コンプレッサ
モータ26の運転停止を、ソリッドステートリレー31
の導通・不導通にて制御するようにしたので、従来のマ
グネットスイッチにおいて問題とされていた接点動作時
の駆動音による騒音を解消できると共に、経年劣化によ
る動作不良の発生も起こり難く、長寿命化が図れるよう
になる。
【0032】次に、図3乃至図5は本発明のもう一つの
実施例を示している。尚、各図において図1及び図2と
同一符号は同一若しくは同様の機能を奏するものとす
る。この場合、放熱板37にはサーミスタから成るSS
R(ソリッドステートリレー)保護用センサ41が、ソ
リッドステートリレー31と並んで取り付けられてお
り、このSSR保護用センサ41はマイクロコンピュー
タ3に接続されている。
【0033】次に、図5のマイクロコンピュータ3のフ
ローチャートを参照しながらこの場合の動作を説明す
る。ステップS1でマイクロコンピュータ3は庫内温度
用センサ9の出力に基づいて温度データを取り込み処理
し、ステップS2でソリッドステートリレー31を導通
(ON信号)するか、不導通(OFF)とするか否かの
判断処理をする。
【0034】そして、導通させない場合にはステップS
5に進んでソリッドステートリレー31を不導通(OF
F)とする。一方、導通(ON信号)させる場合には、
ステップS3に進んで、今度はSSR保護用センサ41
の出力に基づき、放熱板37を介して検出したソリッド
ステートリレー31の温度がT1(例えば+80℃)以
上か否か判断する。否の場合にはステップS4に進み、
今度は例えばソリッドステートリレー31の温度がT2
(例えば+75℃)以下か否か判断し、以下の場合には
ステップS6でソリッドステートリレー31を導通(O
N)し、コンプレッサモータ26に通電を行う。
【0035】ここで、コンプレッサモータ26がロック
した場合などに、ソリッドステートリレー31に過大電
流が流れてソリッドステートリレー31が異常発熱を起
こし、温度が前記T1以上となると、マイクロコンピュ
ータ3はステップS5に進んで強制的にソリッドステー
トリレー31を不導通(OFF)とする。従って、コン
プレッサモータ26のロック時などに流れる過大電流に
よってソリッドステートリレー31が異常発熱し、破壊
される不都合を未然に回避することが可能となる。
【0036】係るOFF動作によってソリッドステート
リレー31の温度が低下して行き、前記T2以下まで低
下すると(低下するまではステップS4からステップS
1に戻ってソリッドステートリレー31を不導通とし続
ける)、マイクロコンピュータ3はステップS6に進ん
でソリッドステートリレー31を導通(ON)させる。
【0037】即ち、マイクロコンピュータ3はソリッド
ステートリレー31の温度がT2に低下した時点で導通
可能状態に復帰させるので、温度ヒューズなどを用いる
場合に比して、使用性が一段と向上する。特に、従来の
如くカレントトランスなどを用いる方式に比して極めて
安価に構成できる利点を奏する。次に、図6及び図7は
本発明の更にもう一つの実施例を示している。尚、各図
において図1乃至図5と同一符号は同一若しくは同様の
機能を奏するものとする。この場合、放熱板37にはバ
イメタルスイッチ51が、ソリッドステートリレー31
と並んで取り付けられており、このバイメタルスイッチ
51はソリッドステートリレー31のトライアック33
と直列に接続されている。
【0038】この場合もコンプレッサモータ26がロッ
クした場合などに、ソリッドステートリレー31に過大
電流が流れてソリッドステートリレー31が異常発熱を
起こし、温度が前記T1以上となると、バイメタルスイ
ッチ51が接点を開いて強制的にソリッドステートリレ
ー31を不導通とする。従って、コンプレッサモータ2
6のロック時などに流れる過大電流によってソリッドス
テートリレー31が異常発熱し、破壊される不都合を未
然に回避することが可能となる。
【0039】係る不導通によってソリッドステートリレ
ー31の温度が低下して行き、前記T2以下まで低下す
ると、バイメタルスイッチ51が接点を閉じるのでソリ
ッドステートリレー31を導通(ON)させる。即ち、
バイメタルスイッチ51はソリッドステートリレー31
の温度がT2に低下した時点で導通可能状態に復帰させ
るので、温度ヒューズなどを用いる場合に比して、使用
性が一段と向上する。特に、従来の如くカレントトラン
スなどを用いる方式に比して極めて安価に構成できる利
点を奏する。
【0040】尚、上記各実施例では低温ショーケースに
本発明を適用したが、それに限らず、冷蔵庫や空気調和
機にも本発明は有効である。
【0041】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、コン
プレッサを駆動するモータの運転停止を、半導体式無接
点リレーの導通・不導通にて制御するようにしたので、
従来のマグネットスイッチにおいて問題とされていた接
点動作時の駆動音による騒音を解消できると共に、経年
劣化による動作不良の発生も起こり難く、長寿命化が図
れるようになるものである。
【0042】また、請求項2の発明の製造方法によれ
ば、絶縁材料を介して半導体式無接点リレーを放熱板に
固定した状態で放熱板を被取付面に取り付けるので、従
来の如く絶縁材料を挟みながらリレーと放熱板を被取付
板に共締めする方法に比して、極めて容易にリレー、絶
縁材料及び放熱板を被取付面に取り付けることができる
ようになるものである。
【0043】更に、請求項3の発明によれば、半導体式
無接点リレーが取り付けられる放熱板に温度センサを取
り付け、制御手段は、この温度センサの出力に基づいて
所定の高温度にてリレーを強制的に不導通とし、所定の
低温度に低下した時点でリレーの導通を可能とするよう
にしたので、コンプレッサモータのロック時などに流れ
る過大電流によってリレーが異常発熱し、破壊される不
都合を未然に回避することが可能となる。
【0044】また、所定の低温度に低下した時点でリレ
ーは導通可能状態に復帰されるので、温度ヒューズなど
を用いる場合に比して、使用性が一段と向上する。特
に、従来の如くカレントトランスなどを用いる方式に比
して極めて安価に構成できる利点を奏するものである。
更にまた、請求項4の発明によれば、半導体式無接点リ
レーが取り付けられる放熱板にバイメタルスイッチを取
り付け、且つ、このバイメタルスイッチをリレーと直列
に接続したので、コンプレッサモータのロック時などに
流れる過大電流によってリレーが異常発熱し、破壊され
る不都合を未然に回避することが可能となる。
【0045】また、所定の低温度に低下した時点でバイ
メタルスイッチは復帰するので、温度ヒューズなどを用
いる場合に比して、使用性が一段と向上する。特に、従
来の如くカレントトランスなどを用いる方式に比して極
めて安価に構成できる利点を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した低温ショーケースの制御装置
の電気回路図である。
【図2】ソリッドステートリレーの斜視図である。
【図3】他の実施例の低温ショーケースの制御装置の電
気回路図である。
【図4】図3の場合のソリッドステートリレーの斜視図
である。
【図5】マイクロコンピュータのプログラムを示すフロ
ーチャートである。
【図6】更に他の実施例の低温ショーケースの制御装置
の電気回路図である。
【図7】図6の場合のソリッドステートリレーの斜視図
である。
【図8】従来の低温ショーケースの制御装置の電気回路
図である。
【符号の説明】
1 制御装置 3 マイクロコンピュータ 26 コンプレッサモータ 31 ソリッドステートリレー(半導体式無接点リレ
ー) 33 トライアック 34 フォトトランジスタ 36 絶縁材料 37 放熱板 41 SSR保護用センサ 51 バイメタルスイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンプレッサを駆動するモータの運転停
    止を行う制御装置において、 電源と前記モータ間に介設された半導体式無接点リレー
    と、このリレーの導通・不導通を制御する制御手段とを
    備えたことを特徴とするコンプレッサの運転制御装置。
  2. 【請求項2】 絶縁材料を介して半導体式無接点リレー
    を放熱板に固定した後、この放熱板を被取付面に取り付
    けることを特徴とする請求項1のコンプレッサの運転制
    御装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 半導体式無接点リレーが取り付けられる
    放熱板と、この放熱板に取り付けられた温度センサとを
    備え、制御手段は、この温度センサの出力に基づき、所
    定の高温度にて前記リレーを強制的に不導通とし、所定
    の低温度に低下した時点で前記リレーの導通を可能とす
    ることを特徴とする請求項1のコンプレッサの運転制御
    装置。
  4. 【請求項4】 半導体式無接点リレーが取り付けられる
    放熱板と、この放熱板に取り付けられ、所定の高温度に
    て接点を開き、所定の低温度に低下した時点で接点を閉
    じるバイメタルスイッチとを備え、このバイメタルスイ
    ッチを前記リレーと直列に接続したことを特徴とする請
    求項1のコンプレッサの運転制御装置。
JP33717895A 1995-12-25 1995-12-25 コンプレッサの運転制御装置及びその製造方法 Pending JPH09177680A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005106217A1 (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Masamichi Koreeda オイルフィルターシステム
JP5246161B2 (ja) * 2007-07-02 2013-07-24 東芝三菱電機産業システム株式会社 トラッキング装置
WO2021218348A1 (zh) * 2020-06-18 2021-11-04 青岛海尔电冰箱有限公司 一种多台联机冰箱的控制方法和装置

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