JPH09177671A - カムプレート式可変容量圧縮機 - Google Patents

カムプレート式可変容量圧縮機

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JPH09177671A
JPH09177671A JP8284268A JP28426896A JPH09177671A JP H09177671 A JPH09177671 A JP H09177671A JP 8284268 A JP8284268 A JP 8284268A JP 28426896 A JP28426896 A JP 28426896A JP H09177671 A JPH09177671 A JP H09177671A
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JP
Japan
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valve
cam plate
suction
passage
discharge
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Application number
JP8284268A
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English (en)
Inventor
Tetsuhiko Fukanuma
哲彦 深沼
Masahiro Kawaguchi
真広 川口
Takeshi Mizufuji
健 水藤
Tomohiko Yokono
智彦 横野
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮機の最小吐出容量運転時に、遮断体を吸
入通路の閉位置へ確実に移動させて、液冷媒が外部冷媒
回路から吸入通路を介して圧縮機内に戻されるのを防
ぐ。 【解決手段】 バルブプレート14に形成された弁孔5
8,60の周囲に位置するように、弁孔58,60に対
応配置された弁体59,61とバルブプレート14との
接合面の少なくとも一方に粗面を形成する。この粗面の
形成により、弁体59,61がバルブプレート14に密
着されることがない。これにより、圧縮機の最小吐出容
量運転時に、シリンダボア23内から潤滑油及び冷媒ガ
スが排出されて、遮断体としてのスプール47が吸入通
路35の閉位置へ確実に移動配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、最小容量の運転
時に冷媒ガスを内部で循環させて、冷房不能運転を行う
ようにしたカムプレート式可変容量圧縮機、いわゆるク
ラッチレス型の圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のカムプレート式可変容量圧縮機
においては、外部冷媒回路から吸入圧領域へ冷媒ガスを
導入する吸入通路に遮断体が開閉可能に配設され、カム
プレートの容量変更動作に連動して、この遮断体が開閉
移動されるようになっている。そして、カムプレートが
最小容量側である最小傾角に位置されたとき、遮断体が
吸入通路の閉位置に移動されて、外部冷媒回路から吸入
圧領域への冷媒ガスの導入が遮断される。これにより、
冷媒ガスが圧縮機の内部で循環されて、冷房不能な運転
が行われるとともに、冷媒ガスに含まれる潤滑油により
圧縮機内が潤滑される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の構成におい
ては、バルブプレートの吐出孔及び吸入孔に対向配置さ
れた吐出弁及び吸入弁が、その吐出弁及び吸入弁自身の
剛性及び潤滑油の粘着力によりバルブプレートに密着し
て開き難くなる。一方、カムプレートが最小傾角側へ移
動すると、そのカムプレートに連結されたピストンが上
死点側へ移動する。この場合、前記のように、吐出弁や
吸入弁が密着状態であり、かつシリンダボア内に潤滑油
が滞留していると、この潤滑油がシリンダボアの外側に
排出されない。このため、シリンダボア内の潤滑油によ
りピストンの最小容量位置への配置が妨害されて、圧縮
機が冷房不能運転を開始しても、カムプレートが最小容
量位置まで作動されないで、遮断体が吸入通路の閉位置
に移動配置されないことがある。つまり、圧縮機内の吸
入圧領域と外部冷媒回路との間の遮断が不完全となるこ
とがある。
【0004】この状態で、外部冷媒回路内の冷媒ガスが
周囲温度低下に伴って液化すると、その液冷媒が吸入通
路から圧縮機内に戻って、圧縮機内部の潤滑油が溶解さ
れる。そして、圧縮機が再び大容量運転されるとき、潤
滑油が液冷媒とともに外部冷媒回路に持ち出され、圧縮
機内部が潤滑不良に陥るとともに、外部冷媒回路の熱交
換系に潤滑油が侵入して、冷却効率が低下するという問
題があった。
【0005】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、圧縮機の冷房不能運転時に、遮断体を吸
入通路の閉位置へ確実に移動配置することができ、液冷
媒が外部冷媒回路から吸入通路を介して圧縮機内に導入
されるのを防止することができるカムプレート式可変容
量圧縮機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、カムプレート式可変
容量圧縮機において、バルブプレートに形成された弁孔
の周囲に位置するように、弁孔に対応配置された弁体と
バルブプレートとの接合面の少なくとも一方にシリンダ
ボアの内外を常時連通する通路を形成したものである。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のカムプレート式可変容量圧縮機において、前記通路
は吐出孔の周囲に位置するように、吐出弁とバルブプレ
ートとの接合面の少なくとも一方に形成したものであ
る。
【0008】請求項3に記載の発明では、請求項1に記
載のカムプレート式可変容量圧縮機において、前記通路
は吸入孔の周囲に位置するように、吸入弁とバルブプレ
ートとの接合面の少なくとも一方に形成したものであ
る。
【0009】請求項4に記載の発明では、請求項1〜3
のいずれかに記載のカムプレート式可変容量圧縮機にお
いて、前記通路を接合面上に形成した粗面としたもので
ある。
【0010】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載のカムプレート式可変容量圧縮機において、前記粗面
はショットブラストにより形成したものである。請求項
6に記載の発明では、請求項1〜5のいずれかに記載の
カムプレート式可変容量圧縮機において、前記外部冷媒
回路と吐出圧領域の出口との間に、外部冷媒回路からの
液冷媒の戻りを防止するための逆止弁を設けたものであ
る。
【0011】従って、請求項1〜請求項3に記載の圧縮
機において、カムプレートが最小容量側に作動される
と、遮断体が吸入通路の閉位置に移動されて、外部冷媒
回路から吸入圧領域への冷媒ガスの導入が遮断される。
これにより、冷媒ガスが圧縮機の内部で循環されて、冷
房不能な運転が行われるとともに、冷媒ガスに含まれる
潤滑油により圧縮機内が潤滑される。
【0012】このとき、弁体とバルブプレートとの接合
面の少なくとも一方にシリンダボアの内外を連通する通
路が形成されているため、弁体がバルブプレートに密着
することはない。そして、シリンダボア内の潤滑油はそ
の通路を通ってシリンダボア外へ排出される。
【0013】このため、ピストンの最小容量位置への配
置が妨害されることなく、遮断体が吸入通路の閉位置へ
確実に移動配置される。そして、液冷媒が外部冷媒回路
から吸入通路を介して圧縮機内に戻るのを防止すること
ができる。従って、圧縮機内部の潤滑油が液冷媒に溶解
されることはほとんどなく、圧縮機が再び大容量運転さ
れるとき、潤滑油が液冷媒とともに外部冷媒回路に持ち
出されて、圧縮機内部が潤滑不良に陥るのを防ぐことが
できる。また、外部冷媒回路の熱交換系に潤滑油が侵入
して、冷却効率が低下するのを防ぐこともできる。
【0014】請求項4及び5に記載の圧縮機において
は、前記通路を接合面上の粗面により構成し、その粗面
をショットブラストにより形成している。このため、弁
体とバルブプレートとの接合面に対して、粗面を容易に
形成することができる。
【0015】また、冷媒ガス等の通過抵抗を表面粗度の
みで決定することができるとともに、シリンダボア内に
滞留する潤滑油を排出するための通路に絞り効果を持た
せることができる。従って、ピストンの圧縮行程におけ
る冷媒ガスの吸入圧領域及び吐出圧領域へのもれ、ある
いは、ピストンの吸入行程における高圧冷媒ガスの吐出
圧領域からの逆流を最小限に抑えることができる。
【0016】請求項6に記載の圧縮機においては、外部
冷媒回路と吐出圧領域の出口との間に逆止弁が設けられ
ている。このため、圧縮機の最小吐出容量運転時及び停
止時に、液冷媒が外部冷媒回路から吐出圧領域に戻され
るのを防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)以下、この発明の第1の実施形態
を、図1〜図5に基づいて詳細に説明する。
【0018】図1に示すように、シリンダブロック11
は圧縮機全体のハウジングの一部を構成し、その前端面
にはフロントハウジング12が接合されるとともに、後
端面にはリヤハウジング13がバルブプレート14を介
して接合されている。複数の通しボルト15はフロント
ハウジング12からシリンダブロック11及びバルブプ
レート14を通してリヤハウジング13に螺合され、こ
れらの通しボルト15によりフロントハウジング12及
びリヤハウジング13がシリンダブロック11の両端面
に締付固定されている。
【0019】駆動シャフト16は前記シリンダブロック
11及びフロントハウジング12の中央に、一対のラジ
アルベアリング17,18を介して回転可能に支持さ
れ、その前端外周とフロントハウジング12との間には
リップシール19が介装されている。プーリ20はフロ
ントハウジング12より突出した駆動シャフト16の前
端部に取り付けられ、ベルト21を介して図示しない車
両エンジン等の駆動源に直結されている。アンギュラベ
アリング22はプーリ20とフロントハウジング12と
の間に介装され、このベアリング22によって、プーリ
20に作用するスラスト方向及びラジアル方向の荷重が
受け止められる。
【0020】複数のシリンダボア23は前記駆動シャフ
ト16と平行に延びるように、シリンダブロック11の
両端部間に所定間隔おきで貫通形成され、それらの内部
には片頭型のピストン24が往復動可能に嵌挿支持され
ている。クランク室25はシリンダブロック11の前面
側において、フロントハウジング12の内部に区画形成
されている。回転支持体26はクランク室25内におい
て駆動シャフト16に一体回転可能に止着され、スラス
トベアリング27を介してフロントハウジング12の内
面に接合されている。支持アーム28は回転支持体26
の上死点部からシリンダブロック11側に向かって突設
され、その先端には駆動シャフト16の軸線と交差する
方向に延びる一対のガイド孔29が形成されている。
【0021】ほぼ円板状をなすカムプレートとしての斜
板30は前記駆動シャフト16に傾動可能に嵌挿され、
その上死点部の後面には一対の球状連結体31が突設さ
れている。そして、この球状連結体31が支持アーム2
8のガイド孔29に回動及び摺動自在に係入することに
よって、斜板30が回転支持体26に対して傾角の変更
可能にヒンジ連結されている。摺動面32は斜板30の
外周部の両側面に形成され、この摺動面32が一対の半
球状のシュー33を介して各ピストン24の基端部に連
節されている。そして、駆動シャフト16が回転された
とき、回転支持体26を介して斜板30が回転され、各
ピストン24がシリンダボア23内において往復動され
る。
【0022】収容室34は前記駆動シャフト16と同一
軸線上に位置するように、シリンダブロック11の中心
に貫通形成されている。吸入通路35は駆動シャフト1
6と同一軸線上に延びるように、リヤハウジング13及
びバルブプレート14の中心に形成され、その内端は収
容室34が連通されるとともに、外端には吸入マフラー
36を介して外部冷媒回路37が接続されている。そし
て、この外部冷媒回路37には、凝縮器38、膨張弁3
9及び蒸発器40が接続されている。
【0023】吸入圧領域を構成する吸入室41は前記リ
ヤハウジング13内の中央部に環状に区画形成され、連
通口42を介して収容室34に連通されている。吐出圧
領域を構成する吐出室43はリヤハウジング13内の外
周部に環状に区画形成され、シリンダブロック11の外
周の吐出圧領域を構成する吐出マフラー44を介して外
部冷媒回路37に接続されている。
【0024】吸入弁機構45は前記バルブプレート14
に形成され、ピストン24がシリンダボア23内で往復
動されるとき、この吸入弁機構45を介して吸入室41
から各シリンダボア23の圧縮室内に冷媒ガスが吸入さ
れる。吐出弁機構46はバルブプレート14に形成さ
れ、ピストン24がシリンダボア23内で往復動される
とき、この吐出弁機構46を介して各シリンダボア23
の圧縮室内で圧縮された冷媒ガスが吐出室43に吐出さ
れる。
【0025】円筒状の遮断体としてのスプール47は前
記駆動シャフト16と同一軸線上に位置するように、シ
リンダブロック11の収容室34内に移動可能に収容さ
れている。バネ48はスプール47と収容室34の後端
縁との間に介装され、このバネ48によりスプール47
が斜板30側に向かって付勢されている。そして、この
スプール47内には前述した後方のラジアルベアリング
18が嵌着されて、このラジアルベアリング18中に駆
動シャフト16の後端が摺動可能に嵌挿支持されてい
る。これにより、駆動シャフト16の回転に伴って作用
するラジアル方向の荷重が、このラジアルベアリング1
8にて受け止められるようになっている。
【0026】スラストベアリング49は前記スプール4
7と斜板30との間において、駆動シャフト16に摺動
可能に嵌挿されている。一対の突起部50はスラストベ
アリング49の前側レースに当接するように、斜板30
の後面に形成され、その外表面が球面状になっている。
そして、斜板30の傾動及び回転に伴ってスプール47
に作用するスラスト方向の荷重が、突起部50を介して
スラストベアリング49によって受け止められるように
なっている。
【0027】また、図5に示すように、前記斜板30が
最小傾角状態に傾動されたときには、スプール47がバ
ネ48の付勢力に抗して後方の閉位置に移動され、その
スプール47が吸入通路35の前端開口縁に接合され
る。それにより、吸入通路35が閉じられて、外部冷媒
回路37から吸入室41内への冷媒ガスの導入が停止さ
れる。なお、この斜板30の最小傾角は0度よりも僅か
に大きくなるように設定されるとともに、その最小傾角
はスプール47が閉位置に配置されることによって規制
される。
【0028】さらに、図1に示すように、斜板30が最
大傾角状態に傾動されたときには、スプール47がバネ
48の付勢力により前方の開位置に移動されて、そのス
プール47が吸入通路35の前端開口縁から離間され
る。それにより、吸入通路35が開かれて、外部冷媒回
路37から吸入通路35を介して吸入室41内に冷媒ガ
スが導入され、斜板30の回転に伴って最大吐出容量の
圧縮運転が行われる。なお、この斜板30の最大傾角
は、斜板30の前面に形成された規制突部51と回転支
持体26との当接によって規制される。
【0029】バネ66は回転支持体26と斜板30との
間に介装され、このバネ66により斜板30が最小傾角
方向に付勢されている。放圧通路52は前記駆動シャフ
ト16の中心に形成され、その前端が通孔53を介して
クランク室25内に開口されるとともに、後端がスプー
ル47の内部に開口されている。放圧孔54はスプール
47の後端外周に形成され、この放圧孔54を介してス
プール47の内部が収容室34内に連通されている。そ
して、クランク室25の圧力が、これらの通孔53、放
圧通路52、スプール47の内部、放圧孔54、収容室
34及び連通口42を介して、吸入室41内へ放出され
るようになっている。
【0030】圧力供給通路55は前記リヤハウジング1
3、バルブプレート14及びシリンダブロック11に連
続して形成され、この圧力供給通路55を介して吐出室
43がクランク室25に接続されている。電磁開閉弁5
6は圧力供給通路55の途中に位置するようにリヤハウ
ジング13に装着され、ソレノイド57の励磁または消
磁に伴って閉止または開放される。そして、この電磁開
閉弁56が開放されたときには、吐出室43の圧力が圧
力供給通路55を介して、クランク室25内へ供給され
て、クランク室25内の調圧が行われるようになってい
る。
【0031】次に、前記吸入弁機構45及び吐出弁機構
46の構成について詳述する。図1及び図2に示すよう
に、バルブプレート14は、メインプレート14aと、
そのメインプレート14aの両側に重合配置された弁形
成プレート14b,14cとにより構成されている。リ
テーナ形成プレート64は、リヤ側の弁形成プレート1
4cに重合されている。弁孔としての吸入孔58は各シ
リンダボア23に対応してバルブプレート14のメイン
プレート14a、弁形成プレート14cに形成されてい
る。その吸入孔58に対応するように弁形成プレート1
4bには、弁体としての吸入弁59が開閉可能に配設さ
れている。弁孔としての吐出孔60は各シリンダボア2
3に対応してバルブプレート14のメインプレート14
a、弁形成プレート14bに形成されている。その吐出
孔60と対応するように弁形成プレート14cには、弁
体としての吐出弁61が開閉可能に配設されている。リ
テーナ65は、リテーナ形成プレート64に形成され、
吐出弁61の開きすぎを防止する。
【0032】図3〜図5に示すように、シリンダボア2
3の内外を常時連通する通路としての粗面62は、すり
ガラス状をなし、前記吐出孔60の周囲に位置するよう
に、ショットブラストによってメインプレート14aの
吐出弁61に対する接合面に形成されている。そして、
この粗面62の形成により、閉じられた吐出弁61とバ
ルブプレート14のメインプレート14aとの間にわず
かな隙間が形成されて、吐出弁61がバルブプレート1
4のメインプレート14aに密着されることが防止され
る。このわずかな隙間は、斜板30が最小傾角状態にお
いて、シリンダボア23内の潤滑油や冷媒ガスの排出を
許容して、スプール47の閉位置への移動を確保する。
【0033】メインプレート14aの表面の面粗度は、
バルブプレートのシール性を考慮して、4μmRz以下
に設定されている。メインプレート14a表面に形成さ
れた粗面62は、面粗度5〜35μmRzに設定するこ
とが望ましく、より好ましくは面粗度8〜25μmR
z、さらに好ましくは面粗度10〜20μmRzに設定
することが望ましい。
【0034】ここで、粗面62の面粗度の下限値は、閉
位置におけるスプール47のシール性を考慮して、シリ
ンダボア23内の潤滑油や冷媒ガスの排出を許容する最
低限の隙間が確保されるように決定すればよい。また、
粗面62の面粗度の上限値は、シリンダボア23と吐出
室43との間における圧縮途中の冷媒ガスの漏れや吸入
行程時の冷媒ガスの逆流による圧縮機の冷凍効率の変化
を考慮して決定すればよい。
【0035】図1、図2及び図5に示すように、逆止弁
63は前記吐出マフラー44の出口と外部冷媒回路37
との間に配設されている。この逆止弁63は、弁体6
7、バネ68及びバネ座69とからなっている。そし
て、この逆止弁63により、外部冷媒回路37から吐出
マフラー44内への液冷媒の戻りが防止されるととも
に、吐出マフラー44から外部冷媒回路37への圧縮冷
媒ガスの吐出のみが許容されるようになっている。
【0036】次に、前記のように構成された圧縮機につ
いて動作を説明する。さて、図1に示す状態では、ソレ
ノイド57の励磁により電磁開閉弁56が閉止されて、
圧力供給通路55が閉じられている。このため、吐出室
43内の高圧冷媒ガスが圧力供給通路55を介してクラ
ンク室25内に供給されず、クランク室25の冷媒ガス
のみが、放圧通路52及び放圧孔54を介して吸入室4
1内に流入する。従って、クランク室25内の圧力が吸
入室41内の低圧力、すなわち吸入圧力に近付いてい
き、斜板30が最大傾角状態に保持されて、最大吐出容
量の圧縮運転が行われる。このような最大吐出容量状態
では、高い吐出室43内の圧力が吐出マフラー44出口
の逆止弁63の弁体67に作用する。そして、弁体67
が、バネ68の付勢力に抗してバネ座69側に移動され
る。このため、逆止弁63が開放状態となって、高圧の
冷媒ガスは外部冷媒回路37に供給される。
【0037】そして、この圧縮機の運転時に、冷房負荷
に応じてシリンダボア23内の圧力が変動すると、この
ピストン24に作用する圧力の変化に基づいてクランク
室25内の圧力と、シリンダボア23内の圧力との差圧
が変化する。これにより、斜板30の傾角が変更され、
ピストン24の往復動ストロークが調節されて、圧縮機
の吐出容量が調整される。
【0038】すなわち、斜板30の最大傾角状態で圧縮
運転が行われて冷房負荷が小さくなると、外部冷媒回路
37における蒸発器40の温度が次第に低下する。そし
て、蒸発器40の温度がフロストを発生し始める設定温
度以下になると、図5に示すように、ソレノイド57が
消磁されて、電磁開閉弁56が開放される。これによ
り、吐出室43内の高圧冷媒ガスが圧力供給通路55を
介してクランク室25内に供給され、クランク室25内
の圧力が高くなって、斜板30が最大傾角状態から最小
傾角状態へ迅速に移行される。また、この最小吐出容量
状態では、吐出室43内の圧力も低下して、吐出マフラ
ー44出口の逆止弁63の弁体67が、バネ68の付勢
力によって閉止状態となる。そして、吐出室43と外部
冷媒回路37との間の通路が遮断される。
【0039】このように斜板30の傾角が減少される
と、その傾動に伴いスラストベアリング49を介してス
プール47に後方への移動力が付与される。これによ
り、スプール47がバネ48の付勢力に抗して、前方の
開位置から後方の閉位置に向かって移動される。そし
て、斜板30が最小傾角状態になると、スプール47が
閉位置に配置されて、その後端面が吸入通路35の前端
開口縁に接合する。これにより、吸入通路35が閉じら
れて、外部冷媒回路37から吸入室41内への冷媒ガス
の導入が阻止される。
【0040】この斜板30の最小傾角は0度よりも僅か
に大きくなるように設定されているため、斜板30の最
小傾角状態においても、シリンダボア23の圧縮室から
吐出室43内に、圧縮冷媒ガスが吐出され続けて、最小
吐出容量の圧縮運転が行われる。そして、この吐出室4
3内に吐出された冷媒ガスは、圧力供給通路55を通っ
てクランク室25内に流入するとともに、クランク室2
5内から放圧通路52及び放圧孔54を介して吸入室4
1内に流入して、再びシリンダボア23の圧縮室内に吸
入される。
【0041】すなわち、この斜板30の最小傾角状態で
は、冷媒ガスが圧縮機の内部において、圧力供給通路5
5及び放圧通路52よりなる循環通路を通して、シリン
ダボア23と吐出室43とクランク室25と吸入室41
とに循環される。そして、この冷媒ガスの内部循環に伴
って、冷媒ガスに含まれる潤滑油により圧縮機の内部が
潤滑される。
【0042】さらに、前記のような斜板30の最小傾角
状態で圧縮運転が行われて冷房負荷が増大すると、外部
冷媒回路37における蒸発器40の温度が次第に上昇す
る。そして、蒸発器40の温度が設定温度を越えると、
ソレノイド57が励磁され、電磁開閉弁56が閉止され
る。これにより、吐出室43内の高圧冷媒ガスが圧力供
給通路55を介してクランク室25内に供給されなくな
り、クランク室25の圧力のみが放圧通路52及び放圧
孔54を介して吸入室41内に放出される。従って、ク
ランク室25内の圧力が次第に減少され、斜板30が最
小傾角状態から最大傾角状態に移行される。
【0043】このように斜板30の傾角が増大される
と、その傾動に従ってスプール47がバネ48の付勢力
により、後方の閉位置から前方の開位置に向かって移動
される。そして、図1に示すように、斜板30が最大傾
角状態になると、スプール47が前方の開位置に配置さ
れて、その後端面が吸入通路35の前端開口縁から離間
する。これにより、吸入通路35が開かれて、外部冷媒
回路37から吸入室41内への冷媒ガスの導入が再開さ
れ、斜板30の最大傾角状態にて、最大吐出容量の圧縮
運転が行われる。また、吐出室43内の圧力も高められ
て、吐出マフラー44出口の逆止弁63が開放状態とな
り、高圧の冷媒ガスの外部冷媒回路37への供給が再開
される。
【0044】この圧縮機においては、吐出孔60の周囲
において、バルブプレート14の吐出弁61に対する接
合面に粗面62が設けられているので、吐出弁61とバ
ルブプレート14のメインプレート14aとの間にわず
かに隙間が形成される。このため、吐出弁61は、バル
ブプレート14のメインプレート14aと密着すること
がない。そして、最小吐出容量への移行時にピストン2
4の上死点側への移動により、シリンダボア23内から
潤滑油及び冷媒ガスが前記の隙間を通って支障なく排出
されて、スプール47が吸入通路35の閉位置へ確実に
移動配置される。従って、外部冷媒回路37と吸入室4
1との間の通路が確実に遮断され、外部冷媒回路37か
らの液冷媒が吸入室41に至るのが防止される。
【0045】また、吐出室43の圧力も徐々に低下し、
前記と同様に吐出マフラー44出口の逆止弁63が確実
に閉止される。これにより、外部冷媒回路37と吐出室
43との間の通路が確実に遮断され、外部冷媒回路37
からの液冷媒が吐出室43に至るのが防止される。
【0046】よって、この実施形態の圧縮機においては
以下のような利点を有する。 (a) 圧縮機の最小吐出容量状態で、外部冷媒回路3
7内の冷媒ガスが周囲温度低下に伴って液化した場合で
も、その液冷媒が外部冷媒回路37から吸入通路35を
介して圧縮機内に戻るのを防止することができる。従っ
て、圧縮機内部の潤滑油が液冷媒に溶解されることはほ
とんどなく、圧縮機が再び大容量運転されるとき、潤滑
油が液冷媒とともに外部冷媒回路37に持ち出されて、
圧縮機内部が潤滑不良に陥るのを防ぐことができる。ま
た、外部冷媒回路37の熱交換系に潤滑油が侵入して、
冷却効率が低下するのを防ぐこともできる。
【0047】(b) 粗面62をショットブラストによ
り形成している。このため、バルブプレート14のメイ
ンプレート14a上の吐出弁61に対する接合面という
限定された部分であっても、粗面62を容易に形成する
ことができる。また、冷媒ガス等の通過抵抗を表面粗度
のみで決定することができるとともに、シリンダボア2
3内に滞留する潤滑油を吐出室43に排出するための通
路に絞り効果を持たせることができる。そして、ピスト
ン24の圧縮行程における冷媒ガスのシリンダボア23
内から吐出室43へのもれ、及び、ピストン24の吸入
行程における高圧冷媒ガスの吐出室43からシリンダボ
ア23内への逆流を最小限に抑えることができる。従っ
て、簡素な構成で、圧縮性能を損なうことなく、シリン
ダボア23内に滞留する潤滑油を確実に排出することが
できる。
【0048】(c) 吐出マフラー44の出口と外部冷
媒回路37との間に逆止弁63が設けられている。この
ため、圧縮機の最小吐出容量運転時及び停止時に、液冷
媒が外部冷媒回路37から吐出マフラー44出口に戻さ
れて、圧縮機内へ侵入するのを防止することもできる。
【0049】(第2の実施形態)次に、この発明の第2
の実施形態を、図1、図2、図6及び図7に従って説明
する。
【0050】さて、この第2の実施形態においては、粗
面62が吸入孔58の周囲に位置するように、ショット
ブラストによって、バルブプレート14のメインプレー
ト14aの吸入弁59に対する接合面に形成されてい
る。そして、この粗面62の形成により、吸入弁59が
バルブプレート14に密着されることなく開かれて、シ
リンダボア23内の圧力が排出される。
【0051】ただし、この場合、ピストン24の上死点
側への移動によって、シリンダボア23内の圧力が高く
なるが、この圧力は吸入孔58が閉じる方向に作用す
る。しかし、吸入弁59とメインプレート14aとの間
の粗面62は、吸入弁59とメインプレート14aとの
密着を防止し、かつ、それらの間にわずかな隙間をつく
る。従って、吐出弁側に粗面が形成されず、吐出弁61
がメインプレート14aに密着されていても、多少ゆっ
くりではあるが、シリンダボア23内の圧力が吸入弁5
9とメインプレート14aとの間から排出される。この
ため、スプール47が確実に閉位置に配置される。
【0052】メインプレート14aの表面の面粗度は、
バルブプレートのシール性を考慮して、4μmRz以下
に設定されている。メインプレート14a表面に形成さ
れた粗面62は、面粗度5〜35μmRzに設定するこ
とが望ましく、より好ましくは面粗度8〜25μmR
z、さらに好ましくは面粗度10〜20μmRzに設定
することが望ましい。
【0053】粗面62の面粗度の下限値は、閉位置にお
けるスプール47のシール性を考慮して、シリンダボア
23内の潤滑油や冷媒ガスの排出を許容する最低限の隙
間が確保されるように決定すればよい。また、粗面62
の面粗度の上限値は、シリンダボア23と吸入室41と
の間における圧縮行程中の冷媒ガスの漏れによる圧縮機
の冷凍効率及び圧縮機の最小容量からの容量復帰性能の
変化を考慮して決定すればよい。
【0054】従って、この第2の実施形態の圧縮機にお
いては以下のような利点を有する。 (a) 前述した第1の実施形態の場合と同様に、圧縮
機の最小吐出容量運転時に、スプール47を吸入通路3
5の閉位置へ確実に移動配置することができる。このた
め、液冷媒が外部冷媒回路37から吸入通路35を介し
て圧縮機内に戻されて、圧縮機内の潤滑油が液冷媒に溶
解されるのを防止することができる。
【0055】(b) ショットブラストによる粗面62
が、バルブプレート14のメインプレート14aの吸入
弁59に対する接合面に形成している。このため、シリ
ンダボア23内に滞留する潤滑油を吸入室41に排出す
るための通路に絞り効果を持たせることができる。この
ため、ピストン24の圧縮行程における冷媒ガスのシリ
ンダボア23内から吸入室43へのもれ最小限に抑える
ことができる。従って、簡素な構成で、圧縮性能を損な
うことなく、シリンダボア23内に滞留する潤滑油を確
実に排出することができる。
【0056】なお、この発明は、次のように変更して具
体化することも可能である。 (1) 図3及び図4に示す第1の実施形態において、
吐出弁61のバルブプレート14のメインプレート14
aに対する接合面に、粗面62を形成すること。
【0057】(2) 図3及び図4に示す第1の実施形
態において、バルブプレート14のメインプレート14
aと吐出弁61との接合面の双方に、粗面62を形成す
ること。
【0058】(3) 図6及び図7に示す第2の実施形
態において、吸入弁59のバルブプレート14のメイン
プレート14aに対する接合面に、粗面62を形成する
こと。
【0059】(4) 図6及び図7に示す第2の実施形
態において、バルブプレート14のメインプレート14
aと吸入弁59との接合面の双方に、粗面62を形成す
ること。
【0060】(5) バルブプレート14のメインプレ
ート14aの吸入弁59及び吐出弁61の双方に対する
接合面に、粗面62を形成すること。 (6) 吸入弁59及び吐出弁61の双方のバルブプレ
ート14のメインプレート14aに対する接合面に、粗
面62を形成すること。
【0061】(7) シリンダボア23内に滞留する潤
滑油を放出するための通路として、前記各実施形態に記
載の粗面62に代えて、前記接合面上に少なくとも1つ
の細溝を形成すること。
【0062】(8) シリンダボア23内に滞留する潤
滑油を放出するための通路として、前記各実施形態に記
載の粗面62に代えて、前記接合面上に少なくとも1つ
の切欠部を形成すること。
【0063】(9) シリンダボア23内に滞留する潤
滑油を放出するための通路として、前記各実施形態に記
載の粗面62に代えて、前記接合面上にローレット加工
を施すこと。
【0064】(10) シリンダボア23内に滞留する
潤滑油を放出するための通路として、前記各実施形態に
記載の粗面62に代えて、前記接合面上にエンボス加工
を施すこと。
【0065】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1〜請求項3
に記載の発明によれば、圧縮機の最小吐出容量運転時
に、スプールを吸入通路の閉位置へ確実に移動配置する
ことができて、液冷媒が外部冷媒回路から吸入通路を介
して圧縮機内に戻されるのを防止することができる。従
って、圧縮機内部に戻された液冷媒に潤滑油が溶解され
ることはなく、圧縮機が再び大容量運転されるとき、潤
滑油が液冷媒とともに外部冷媒回路に持ち出されて、圧
縮機内部が潤滑不良に陥るのを防ぐことができる。ま
た、外部冷媒回路の熱交換系に潤滑油が侵入して、冷却
効率が低下するのを防ぐこともできる。
【0066】請求項4及び5に記載の発明によれば、弁
体とバルブプレートとの接合面に対して、ショットブラ
ストにより粗面を容易に形成することができる。また、
冷媒ガス等の通過抵抗を表面粗度のみで決定することが
できるとともに、シリンダボア内に滞留する潤滑油を排
出するための通路に絞り効果を持たせることができる。
従って、簡素な構成で、圧縮性能を損なうことなく、シ
リンダボア内に滞留する潤滑油を確実に排出することが
できる。
【0067】請求項6に記載の発明によれば、圧縮機の
最小吐出容量運転時及び停止時に逆止弁によって、外部
冷媒回路から吐出圧領域に液冷媒が戻るのを防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1及び第2の実施形態の圧縮機を示す断面
図。
【図2】 図1の2−2線における断面図。
【図3】 第1の実施形態のバルブプレートを示す拡大
部分断面図。
【図4】 図3の4−4線における部分断面図。
【図5】 図1の圧縮機の最小吐出容量運転状態を示す
断面図。
【図6】 第2の実施形態のバルブプレートを示す拡大
部分断面図。
【図7】 図6の7−7線における部分断面図。
【符号の説明】
11…ハウジングの一部を構成するシリンダブロック、
12…ハウジングの一部を構成するフロントハウジン
グ、13…ハウジングの一部を構成するリヤハウジン
グ、14…バルブプレート、16…駆動シャフト、23
…シリンダボア、24…ピストン、30…カムプレート
としての斜板、35…吸入通路、37…外部冷媒回路、
41…吸入圧領域を構成する吸入室、43…吐出圧領域
を構成する吐出室、44…吐出圧領域を構成する吐出マ
フラー、47…遮断体としてのスプール、58…弁孔と
しての吸入孔、59…弁体としての吸入弁、60…弁孔
としての吐出孔、61…弁体としての吐出弁、62…シ
リンダブロックの内外を常時連通する通路としての粗
面、63…逆止弁。
フロントページの続き (72)発明者 横野 智彦 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに支持された駆動シャフトの
    周囲にシリンダボアを配列し、その駆動シャフトにカム
    プレートを傾動可能に支持するとともに、そのカムプレ
    ートにシリンダボア内のピストンを連結し、前記カムプ
    レートにはそのカムプレートの傾動にともない外部冷媒
    回路と吸入圧領域との間の吸入通路を開閉する遮断体を
    配設し、カムプレートの傾角に応じたストロークでピス
    トンが往復動されて容量が変更されるとともに、最小容
    量の運転時に遮断体を吸入通路の閉位置に移動させて、
    冷媒ガスを圧縮機のハウジング内部で循環させるように
    したカムプレート式可変容量圧縮機において、 バルブプレートに形成された弁孔の周囲に位置するよう
    に、弁孔に対応配置された弁体とバルブプレートとの接
    合面の少なくとも一方にシリンダボアの内外を常時連通
    する通路を形成したカムプレート式可変容量圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記通路は吐出孔の周囲に位置するよう
    に、吐出弁とバルブプレートとの接合面の少なくとも一
    方に形成した請求項1に記載のカムプレート式可変容量
    圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記通路は吸入孔の周囲に位置するよう
    に、吸入弁とバルブプレートとの接合面の少なくとも一
    方に形成した請求項1に記載のカムプレート式可変容量
    圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記通路が接合面上に形成した粗面であ
    る請求項1〜3のいずれかに記載のカムプレート式可変
    容量圧縮機。
  5. 【請求項5】 前記粗面はショットブラストにより形成
    した請求項4に記載のカムプレート式可変容量圧縮機。
  6. 【請求項6】 前記外部冷媒回路と吐出圧領域の出口と
    の間に、外部冷媒回路からの液冷媒の戻りを防止するた
    めの逆止弁を設けた請求項1〜5のいずれかに記載のカ
    ムプレート式可変容量圧縮機。
JP8284268A 1995-10-26 1996-10-25 カムプレート式可変容量圧縮機 Pending JPH09177671A (ja)

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JP27933895 1995-10-26
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003060325A1 (fr) * 2000-06-27 2003-07-24 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Compresseur
JP2011027115A (ja) * 1998-04-13 2011-02-10 Toyota Industries Corp 容量可変型斜板式圧縮機、及び空調用冷房回路
EP0953765B2 (en) 1998-04-13 2012-08-15 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Variable displacement type swash plate compressor and displacement control valve
WO2016056189A1 (ja) * 2014-10-07 2016-04-14 株式会社デンソー 冷凍サイクル用圧縮機

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