JPH0917755A - Iii−v族化合物半導体結晶の切断方法 - Google Patents
Iii−v族化合物半導体結晶の切断方法Info
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- JPH0917755A JPH0917755A JP18773095A JP18773095A JPH0917755A JP H0917755 A JPH0917755 A JP H0917755A JP 18773095 A JP18773095 A JP 18773095A JP 18773095 A JP18773095 A JP 18773095A JP H0917755 A JPH0917755 A JP H0917755A
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Abstract
なかったGaAs、InPなどIII-V族化合物半導体単
結晶インゴットをワイヤソ−によって(100)面のウ
エハを断面が歪まないように切断できるようにするこ
と。 【構成】 ワイヤソ−のワイヤの走行方向を劈開方向に
対して,22.5度〜67.5の角度をなすようにす
る。
Description
導体の単結晶インゴットをワイヤソ−を用いてウエハに
切り出す方法に関する。特に{100}面ウエハを切り
出す時に、ワイヤソ−のワイヤの片寄りを防ぐ事のでき
る改良に関する。ここでIII-V族化合物半導体というの
はGaAs、InP、GaSbなどのIII-V族半導体を
指す。インゴットというのはLEC法、HB法によって
成長させた棒状の単結晶のことである。ウエハは、イン
ゴットを平行面によって切断して薄片にしたものであ
る。ワイヤソ−というのは、1本のワイヤを何重もの三
角形状のコイルにしてインゴットの側面に等間隔を置い
て接触させ、ワイヤを往復運動させて一挙にインゴット
を複数箇所において切断する装置である。
は、引き上げ法(LEC法)等によって製造する。引き
上げ法でのインゴットは円形の断面をもつ。これを軸に
直角な面に沿って切断してウエハとする。ウエハに切り
出すには、従来内周刃スライサ−が用いられてきた。こ
れは内周に刃のある円環状の刃物(内周刃ブレ−ド)を
回転させて、内周にある刃物によってインゴットを一枚
一枚切断するものである。
mmの厚みの円環状のステンレスの薄板の内方の円周面
に粒径が0.05mm程度のダイヤモンド粒子を電着し
た刃物である。内周刃ブレ−ドを破断点近くまで張力を
かけつつ高速で回転させ、インゴットの側面に当てイン
ゴットを薄いウエハに切断して行く。ブレ−ド自体にか
なりの厚みがある。ために切りしろが最低の場合でも、
0.3mm程度でる。切り代が多いから材料が一部無駄
になる。これが一つの難点である。さらにダイヤモンド
による切断であるから加工歪が大きい。ウエハにした後
エッチングなどによって加工歪を除かなければならな
い。また1枚1枚切り出すので時間がかかるという欠点
もある。
かなりの剛性があり、外周をより硬い部材によって支持
するので、円周方向、半径方向に撓みが起こり難い。常
に理想的な平面を維持することができる。刃面が左右に
振れない。切断面が常に一定である。このために内周刃
スライサ−はGaAsインゴットを精度良くウエハに切
断することができる優れた切断装置であった。これまで
GaAsやInP単結晶は殆ど全て内周刃スライサ−に
よって切断されてきた。
する。GaAsなどの化合物半導体単結晶は、{01
1}方向が劈開面である。そこで{100}面のウエハ
を切り出してその上にデバイスを作製すると、直交する
2方向が面に直角になるからデバイスを劈開面に沿って
縦横に切断できる。このような理由でGaAsウエハ、
InPウエハは、<100>成長インゴットを軸に直角
に切り出して{100}面のウエハにする事が多い。
(0−11)面を平面に研削してこれをインゴットの方
位の目印にする。ここで−1は1の上に線を引くべきで
あるが明細書にはその表記ができないので前に−を付け
ている。以下同様である。(0−1−1)面の平面をO
F(オリエンテ−ションフラット)、(0−11)面を
IF(インデックスフラット)という。長さが違うので
両者を区別することができる。二つの方位によってウエ
ハの方向を指定する必要がある。これはGaAs、In
P等は2元素系であるために(0−1−1)と(0−1
1)面が等価でないためである。
り出す場合は、炭素棒をOF面に接着し炭素棒によって
インゴットを支持する。反対側の面から内周刃ブレ−ド
によって炭素棒の方に向けて切断する。炭素棒も僅かに
切り込まれる。炭素棒にウエハの端が接着されているか
らウエハは炭素棒に付いたままになり、バラバラにはな
らない。ウエハの切断が終わってから、炭素棒からウエ
ハを取り外す。内周刃スライサ−による切断については
例えば、特開昭60−118697号などに説明されて
いる。
sインゴットの切断は、実績もあり諸問題も克服されて
いる。切断の精度に優れ、しかも遊離砥粒を不要とす
る。現在もGaAsやInPの単結晶は、内周刃スライ
サ−によって切断されている。
ットの切断装置である。例えば、特開平3−20955
5号、特開平5−104432号などにワイヤソ−の説
明がなされている。ワイヤソ−は1本のワイヤを三角形
状、四角形状など多角形に配置した多溝ロ−ラ−群に巻
き廻して多重平行ワイヤ群を形成し、多溝ロ−ラ−を往
復回転させることにより、ワイヤを往復運動させるよう
にしたものである。平行ワイヤの間隔Pを所望ウエハ厚
みWから切りしろYを減じた距離(P=W−Y)に設定
しておく。ワイヤには適当な張力を加えておく。インゴ
ットの側面に平行ワイヤ群を接触させてワイヤを往復運
動させる。そして上方から砥粒を含む研磨液をインゴッ
トに供給する。ワイヤと砥粒がインゴットの外面を擦る
ので、インゴットがワイヤ線に沿って切断されて行く。
切る事ができるのでスル−プットが高いという長所があ
る。また切り代も小さいという利点がある。しかしワイ
ヤソ−はウエハ切断の精度が低い。粉末材料であるセラ
ミックの切断や多結晶材料の切断には使われている。し
かし高精度が要求される半導体の単結晶の切断には未だ
に広く使われない。ワイヤの片寄りによって切断面に凸
部や凹部ができるからである。多結晶のSiを切断する
場合に使われる事もあるという程度である。
結晶の切断には未だ使われていない。図4〜図7にワイ
ヤソーによってGaAsインゴットを(100)に平行
になるように切った時の(100)面の顕微鏡写真を示
す。単結晶のウエハは電子デバイスをその上に作る事が
多いので、歪や凹凸があってはならない。ワイヤソ−に
は未だ信頼性に乏しく、切断性能は内周刃スライサ−に
遠く及ばない。
ットの上からは、1枚ずつ切って行く内周刃スライサ−
よりも同時に多数枚切れるワイヤソ−の方が有利であ
る。またワイヤは内周刃ブレ−ドよりも細いから、切り
しろも内周刃スライサ−よりも低減できる筈である。切
り代が小さいと、より多くの枚数のウエハを切り出すこ
とができる。この点でも有利であろう。
Pのインゴットをウエハに切断したいものである。しか
し、ワイヤソ−は、内周刃スライサ−に比べて断面積が
小さい。細いワイヤであるから断面積が小さいのは当然
である。全張力を断面積によって割った値が単位面積あ
たりの応力である。応力が大きすぎるとワイヤが切れ
る。これを避けるために、ワイヤにはあまり大きい張力
をかけることができない。
現在のワイヤソ−によってGaAsのインゴットを切る
と、ワイヤが次第に左右どちらかに片寄ってきて切断面
が曲がってくる。つまりワイヤソ−は化合物半導体の単
結晶を真っ直ぐな平面に切れないという欠点がある。実
際ワイヤソ−で切ったウエハの切断面を顕微鏡で観察す
ると、切断面が歪んでおり、かなり大きい凸部や凹部が
できている。
ばらつき(WARP)は10μmにも達する。このよう
に面の高さが異なるとこれを研磨し、エッチングしても
歪が残る。ために平坦で平滑なウエハを作ることができ
ない。このような理由でワイヤソ−によって化合物半導
体を切断する事は今も尚できない。
トを切断できる方法を提供することが本発明の第1の目
的である。そのために切断の際にワイヤの偏りを防ぎ、
化合物半導体インゴットを平面に沿って切断する方法を
提供することが本発明の第2の目的である。ワイヤソ−
による切断を可能にし、ワイヤソ−による切断の利点を
現実のものにするのが本発明の第3の目的である。
00>である化合物半導体インゴットから{100}±
15°以内の面方位を持つウエハをワイヤソ−によって
切断する際において、ワイヤの往復する方向がインゴッ
ト単結晶の劈開方向から22.5°〜67.5°離れた
方向であるようにしたことを特徴とする。特に劈開方向
から35°〜55°離れた方向であるようにする。ワイ
ヤの走行方向によって方位を定義するが、ワイヤの走行
方向と直角にインゴットが送られるから、インゴットの
送りの方向もこれによって決まる。
2.5°〜67.5°の方向である。またインゴットの
支持位置は、ワイヤの走行方向から90°をなすインゴ
ットの底部である。従って支持位置も、劈開面から2
2.5°〜67.5°をなす。より好ましくは、インゴ
ット送り、支持位置は劈開面から35°〜55°をなす
方向である。
から45°離れた方向<010>、<001>も合わせ
て4つある。個別の方向によって表示すると主軸[10
0]に直交する劈開方向は、[0−11]、[01−
1]、[011]、[0−1−1]の4方向がある。主
軸[100]に直交し、劈開方向に対して45°をなす
方向は、[00−1]、[001]、[010]、[0
−10]の4つである。
01]、[010]、[0−10])にワイヤを走行さ
せて切断するのが最も良いのだと主張している。インゴ
ット送りの方向は、主軸方向と走行方向の両方に直交す
る方向である。インゴットの支持部は、送り方向の対辺
である。
すると、(0−10)面から切断が始まり、進行方向
(インゴット送り方向)は[010]となり、支持部材
は(010)面の方向に固定される。
2.5°の範囲を想定し、この範囲にワイヤの走行方向
があっても良いとしているのである。つまりワイヤの走
行方向は、[00−1]±22.5°、[001]±2
2.5°、[010]±22.5°、[0−10]±2
2.5°の範囲であっても良い。前述の劈開面から2
2.5〜67.5°という表現はこれに等価である。
0°以内である方が良いということである。ワイヤの走
行方向は、[00−1]±10°[001]±10°、
[010]±10°、[0−10]±10°という簡略
な表記によって表すことができる。前述の劈開面から3
5°〜55°という表現はこれと同じことを述べてい
る。
いうことについては、ウエハ面の平坦さに対する要求に
よる。より平坦な表面を得たいというのであれば、劈開
から45°をなす方向に、ワイヤの走行方向を合致させ
るのが良い。しかし平坦性の要求がそれほど厳しくない
場合は、劈開から45°をなす方向から、より大きく外
れても良いのである。
ら、細いワイヤを往復運動させることによって、化合物
半導体のインゴットを切断する。このために切り代が
0.18mmまで減少する。内周刃スライサ−では0.
3mm以下にはできなかった。
ことができる。ワイヤの進行速度は遅く、遊離砥粒を用
いるから結晶に大きい力が加わらない。従来の内周刃ス
ライサ−では、3インチGaAsインゴットを、0.3
8mm厚さに切断する事ができなかった。つまり0.3
8mmウエハを切り出す歩留まりは0%であった。本発
明は3インチGaAsを、0.38mm厚さのウエハに
切断する事が可能であって、その歩留まりは80%以上
であった。驚異的な成果である。
イヤを走行させるので、ワイヤの横方向のずれが防止さ
れる。細いワイヤは断面積が小さく張力をあまりかける
ことができない。しかしワイヤのずれをなくしているの
で小さい張力によって面の曲がりなくインゴットを切断
できる。
い。そこで以下に詳しく説明する。図1はワイヤソ−の
概略原理図を示す。ワイヤソ−自体は周知であるから詳
細な構造は示さない。3つの多溝ロ−ラ−1、2、3が
平行に設けられる。多溝ロ−ラ−は円筒状の長いロ−ラ
−に多数の溝を等間隔に刻んだものである。ロ−ラ−は
それぞれの中心軸の回りに回転する事ができる。
ラ−1、2、3は同一線速度で左右に回転する事ができ
るようになっている。これらは三角形状に配置されてい
る。多溝ロ−ラ−にはそれぞれ多数の溝11、12、1
3が刻まれている。多溝ロ−ラ−には溝を通るように、
ワイヤ4が巻き廻してある。1本の連続したワイヤであ
るが、繰り返し多溝ロ−ラ−の周囲に巻き廻してある。
なインゴットテ−ブル5が設置される。GaAsのイン
ゴット7には支持用の治具6(炭素棒)が接着されてい
る。治具6が前記のインゴットテ−ブル5の上に固定さ
れている。インゴットは<100>を軸方向にもつ単結
晶である。これを{100}±15°以内の面方位を持
つウエハに切り出すのが目的である。
付けた後、ワイヤを往復運動させ、砥粒を流しながら、
インゴットテ−ブルを上昇させ、ワイヤにインゴットの
上面を接触させる。ワイヤ4は同時に複数の箇所におい
てインゴットの上面に当たる。インゴットの上面に等間
隔に溝8、8、…が切り欠かれて行く。インゴットテ−
ブルを上昇させる代わりにワイヤソ−自体を下げること
によって切断するようにすることもできる。
る。従来は劈開方向である(0±1±1)の方向にワイ
ヤソ−が走行し、進行して行くようになっていた。ワイ
ヤの走行方向と進行方向は違う。ワイヤの走行方向はワ
イヤの方向そのものである。進行方向はワイヤのインゴ
ットに対するゆっくりとした相対的な動きを意味するも
のである。インゴットテ−ブルが動く場合は、インゴッ
トテ−ブルの動きと正反対の方向である。
る。本発明はオフアングルのウエハをも切り出す事がで
きる(最大15度)が、ここでは単純化して、{10
0}のウエハを切り出すものとして説明する。インゴッ
トの軸をX軸と定義する。ワイヤの走行方向をY軸方向
とする。そしてワイヤソ−の進行方向をZ軸方向とす
る。以下共通してこのような座標によって説明する。
にY、下向きにZ軸をそれぞれ定義する。{…}は面の
集合的な指数を示すが、ここでは個別面を表現する(1
00)を用いて面を個別に指示する事にしよう。集合的
には方向を<…>によって表す。個別の線方向は[…]
によって表す。
面に平行にワイヤを進行させていた。つまりY=[01
−1]であって、Z=[011]のように走行方向Y、
進行方向Zを決めていた。もちろんこれには4通りの場
合がある。Y=[011]、Z=[0−11]の場合、
Y=[0−11]、Z=[0−1−1]の場合、それに
Y=[0−1−1]、Z=[01−1]の場合がある。
上の配置は他の等価な3つの場合を代表しているものと
する。
開面に平行に走行方向を、劈開面に平行に進行方向を決
めるのは当然のように思える。ワイヤは走行方向に結晶
を切って行くのである。劈開面は切断容易な面である。
そうであればワイヤの走行方向を劈開面に合致させるべ
きである、そう考えるのは当たり前である。
開方向にZ軸も劈開方向に選ぶと、切断面が弓形に歪む
のである。図8は劈開方向にワイヤを走行させて切断し
た場合のインゴットの中央縦断面図である。多数の曲線
はワイヤによる切断線軌跡を示す。ワイヤははじめ左に
逸れて行く。中央部(最も切り幅の大きい部分)で逸れ
が最大になる。どうして最適であるべき方向に切断する
とこのような不都合が起こるのであるか?
しているものと考えられる。化合物半導体は2元系であ
るから複雑な異方性が発生する余地がある。図2、図3
は結晶の面方位を示す平面図と斜視図である。上面が
(100)面として図示してある。インゴットを(10
0)ウエハに切断するのであるから、ウエハ面が上面に
平行になる。ワイヤが切断する方向はこれに直角な(0
±1±1)、(00±1)、(0±10)などになる。
ここでは最大15度のオフアングルのものをも対象にす
るが、初めは単純な(100)面に限定して考える。
1−1)、IF(0−11)が付される。いずれも劈開
面である。従来はOF、IFのいずれかをワイヤの走行
方向、進行方向に決めていた訳である。
(0−11)は同等ではないようである。(100)に
4角錐のビッカ−ス圧子を押しつけた場合にできる窪み
を図11に示す。4角錐の対角線の方向が劈開方向[0
−1−1]、[0−11]である。これらの方向に小さ
い溝が生じている。それよりもこれらの方向に対して斜
めにより大きい溝が発生している。これらは[01
0]、[001]に近い方向であるが完全には一致しな
い。そうではなくて、4つの斜め溝の入る方向は、一方
の劈開方向[0−11]に対して約35°の角度をな
す。他方の劈開方向[0−1−1]に対しては約55°
の角度を持つ。
んで発生する異方性である。溝の入りやすい[0−1
1]方向を仮にA方向という事にする。溝の入りにくい
[0−1−1]方向をB方向という事にしよう。いずれ
も劈開方向であるが4角錐を打ち込んだ時に溝の入り方
に異方性がある。
ると、ワイヤソ−から平行に亀裂が入りこれが大きくな
って切れ目が深くなって行くのである。するとワイヤソ
−がA方向に動くとき亀裂が発生し易いはずである。B
方向に動くときは亀裂が生じにくいし増殖しにくいと考
えられる。
入り難く、IF方向には溝が入りやすいというふうに考
えられよう。しかしそうではない。(100)面を持つ
ウエハは、裏面が(−100)面になる。裏面に対して
は、溝の入り方が反対になる。裏面に4角錐を押しつけ
ると、[0−11]方向には溝が入り難くなる。[0−
1−1]方向に溝ができやすい。つまりウエハの表裏で
溝の入り易い方向と、入りにくい方向が90度回転して
存在している。
見たものである。これをワイヤから見ると、切削抵抗が
小さいということである。溝が入りにくいというのは切
削抵抗が大きいという事である。
方向が切削抵抗小(A方向)、OF方向が切削抵抗大
(B方向)である(図9)。裏面ではIF方向が切削抵
抗大(B方向)、OF方向が切削抵抗小(A方向)とい
うことになる(図10)。ウエハに切った場合はウエハ
の表裏での違いになる。
断する場合は、ワイヤの両側での違いになる。ワイヤに
よって切断され新たに面が創出されているのであるが対
向するこの2面において、切削抵抗の方位が異なる。図
12にこれを示している。ワイヤの方向が劈開方向に平
行である場合を示す。ワイヤによって切断されているか
ら、その両側に面C、面Dが創成される。面Cでは横方
向が切削抵抗小の方向(A方向)である。面Dでは横方
向が切削抵抗大の方向である。面C面Dにそれぞれ4角
錐によって発生する溝の方向を図示した。
ら、面Cは切削抵抗が小さい。面Dは切削抵抗が大き
い。これはワイヤがY方向に進む時も,−Y方向に退く
ときも同様である。往復運動によって補償されない性質
である。このためにワイヤは次第に切削抵抗大であるD
面から遠ざかり、切削抵抗小であるC面の方に寄ってい
くと推測される。
をYとする、進行方向をZとする。今、切断されている
面の中心を原点にし、インゴットの軸方向をXとする座
標を想定する。この座標系において、切削抵抗小の方向
はC面においてY方向、D面においてZ方向である。ワ
イヤの張力Tと切削抵抗の差Sによってワイヤの撓み量
が決まる。切削抵抗の大きさは、ワイヤがインゴットの
面に接触している長さLによる。
短い。ために切削抵抗の差が小さく撓みも小さい。しか
し切断が進行すると、ワイヤと面の接触面積が増加して
くる。インゴットの半径をRとし、切断深さをQとす
る。ワイヤのZ座標と切断深さQとは、Z=Q−Rの関
係がある。つまりZは初め(Q=0)−Rであり、0を
通り、+Rに増える(Q=2R)。これが切断の終了で
ある。ワイヤのインゴットとの接触長さLは、
まで切削抵抗は増え続け、それらの差も増大し続ける。
ところがワイヤが半分以上を切断し、中心を過ぎると、
接触長さLが減少に転ずる。それで切削抵抗の差も減少
し始める。つまり切断の初めから終わりまでの過程に於
いて、切削抵抗差Sと張力Tの比S/Tが初め増加し、
後に減少する。張力は一定である。切削抵抗差Sは接触
長さLに比例する。為にワイヤが初め左にずれ後に右に
ずれる。左向きのずれは、前記のLに比例する。従って
左向きのワイヤのズレΔxは
抵抗大、切削抵抗小の方向を仮定しているからである。
Kは比例定数でK=2σ/T(σは単位長さあたりの切
削抵抗の差)である。すると切断したインゴットの断面
は図8ようになる。これによって断面右に凸になる理由
が理解される。式(3)がこの凸型の歪みを表現してい
る。
る。常に切削抵抗が左右で同一になるようにすればこの
ようなワイヤの横ズレを防ぐ事ができるはずである。そ
のようにするには、ワイヤによって創生される両方の面
が、ワイヤの方向と45度をなす方向に切削抵抗大(B
方向)、切削抵抗小(A方向)を持つようにすれば良
い。これを図13に示す。ワイヤによってインゴットが
切断され、E面とF面ができる。E面では切削抵抗小の
方向(A方向)が−YZ方向に延びる。F面では切削抵
抗小の方向がYZ方向に延びる。いずれの面E、Fにお
いても、ワイヤは切削抵抗が中間値を取る方向に走行す
る。従って切削抵抗の差がE面とF面の間では発生しな
い。
イヤが前方(Y方向)に動くときは面Eで切削抵抗が小
さく、面Fで大きい。しかし反対に後方(−Y方向)に
動くときは面Eで切削抵抗が大きく、面Fで小さい。ワ
イヤは往復運動する。従って往復動作によって、面E、
Fでの切削抵抗の差が平均化される。
固定してワイヤソ−によって切断したところ、ワイヤは
左右いずれにも撓まなかった。つまり切断面は軸に垂直
になった。図14が切断線を示す。切断線がきれいな直
線になっている。これはZ方向(ワイヤの進行方向:送
り方向)に対してインゴットが45度の角度をなす方向
である。
か、或いは Z方向が[0−10]であって、Y方向が「001] である。この時に左右の切削抵抗が釣り合うのでワイヤ
の振れがなくなる。つまりワイヤの走行方向、進行方向
が[00±1]、[0±10]であれば良い。
これから22.5°外れていても良い場合がある。最適
条件からのずれは、どれ程の面の歪みを許容するか?と
いう条件によって決まる。以下に述べる例では、従来通
り劈開方向にワイヤを走行させて面の歪み(WARP)
が12μmであり、45度方向にワイヤを走行させて歪
みが4μmであるとして、許される歪みの値が8μmで
あるとすると、22.5度の外れを許容する。劈開方向
からのずれが22.5度〜67.5度である。
が10度程度に押さえられる。つまり劈開方向からのず
れが、35度〜55度ということになる。劈開方向とワ
イヤの走行方向(Y)のなす角度をΦとする。面Eでの
抵抗はC+σcosΦ、面Fでの抵抗はC+σsinΦ
となる。すると左右の切削抵抗の差は21/2 σsin
(Φ−π/2)になる。つまりワイヤの左向きのずれは
うに−X方向に凸の切断線になる。Φが45度以上であ
れば+X方向に凸の切断線になる。最大のズレはZ=0
を代入して、
によって、ワイヤ方向と劈開方向のなす角度Φの上限が
決まる。ここではΦは一次的にはΦ=22.5〜67.
5度と
方向に引き上げたアンド−プGaAs結晶のインゴット
を(100)ウエハに切断する。図1に示したようなワ
イヤソ−装置を用いて一挙に多数枚のウエハに切断す
る。インゴットの取付方向と走行方向の違う2種類の切
断方法A、Bによって処理し、結果を比較した。まず共
通の条件は次のようである。
結晶 直径76mm 砥粒: GC#2000 ラッピングオイル: PS−LP500(12kg/
10L) 切断速度(送り)Vz: 4 mm/h ワイヤ線速度 Vy: 100 m/min ワイヤ径: φ0.12 mm
支持。ワイヤの進行方向Z=<011>、ワイヤの走行
方向Y=<01−1> B方法(本発明:実施例) (010)面支持。ワイヤ
の進行方向Z=<010>、ワイヤの走行方向Y=<0
01>
イヤが途中で一方向に曲がってしまって平坦度の良いウ
エハを得ることができなかった。図15はA方法によっ
て切断したウエハの表面の高さの分布を示す平面図と高
さプロフィル図である。一目盛りは0.50μmであ
る。平面図においてワイヤは上から下に進行(Z方向)
している。つまり平面図で横方向がワイヤの走行(往
復)方向Yである。ワイヤの走行方向には大体同じ高さ
になっている。
なる。切り始め(上)では高く、中間では低く、切り終
わりでは再び高くなっている。Z方向の異方性が大きい
のである。この切り方ではY方向(走行方向)もZ方向
(進行方向)も、共に劈開方向である。Y方向から見れ
ば大きく凹の字型になっている。これはワイヤが始めX
方向(紙面に直角で裏方向)に撓み、中央部を過ぎてか
らは−X方向に戻って行くということを示している。
に、ここではWARPというパラメ−タを使う。これは
ある平均的な平面を考えこの平面に対する最高高さの点
と、最低高さの点の高さの差である。BOWというパラ
メ−タも測定した。これはウエハの周辺部を含む平面か
らの中心部の高さである。図15の試料はWARPが1
1.4μm、bowが2.1μmである。
て34枚のウエハを切り出している。これらのウエハに
ついていくつかのパラメ−タを測定した。面の高低を計
量化するためにWARPについてのヒストグラムを図1
7に示す。横軸はWARPの値である。縦軸はその値を
持つ試料の枚数である。WARPは10μmであるもの
が9枚、11μmであるものが8枚ある。その他、8μ
m〜14μmの間に広く分布する。WARPの平均値は
10.07μmである。標準偏差σは1.44μmであ
った。
イヤが何れの方向にも曲がらず、はじめから終わりまで
直線を維持することができた。図16はB方法によって
切断したウエハの表面の高さの分布を示す平面図と高さ
プロフィル図である。一目盛りは前例と同じく0.50
μmである。平面図においてワイヤは右上から左下に進
行(Z方向)している。つまり平面図で水平から時計ま
わり45°方向がワイヤの走行(往復)方向Yである。
A方法によって切断した場合と異なり、ワイヤの走行方
向(Y方向)にもワイヤの進行方向(Z方向)にも面の
高さは大体同じである。勿論平面図において等高線が現
れるがその密度が前例よりまばらである。
いることが分かる。ワイヤ走行方向がY方向なのである
から、この波は微弱なワイヤの運動によって形成され
る。
μmである。bowは0.6μmである。図15の例と
比較して、WARPが約1/3に減少している。
断した25枚のウエハについてWARPを測定した。図
18はそのヒストグラムを示す。横軸はWARPの値
(1μm刻み)であり、縦軸はその範囲の値を取るウエ
ハの枚数である。平均値は3.34μmであった。標準
偏差σは0.72μmである。図17に示したヒストグ
ラムの場合と比較してWARPはやはり1/3のに減少
している。さらに標準偏差もほぼ1/2に減っている。
本発明によればWARPが小さく、WARPのばらつき
も小さくなるということである。
な曲がりのために平坦な面に切り出すことができず、こ
れまで化合物半導体単結晶のウエハの切り出しには応用
されていなかった。本発明は、<100>に成長させた
単結晶インゴットを(100)±15度のウエハにワイ
ヤソ−によって切り出すことを初めて可能にしている。
開面から外し、直交劈開面の異方性を平均化する事によ
っている。理想的には、ワイヤソ−の走行方向(Y方
向)が劈開方向と45度をなすようにする。つまり走行
方向を[00±1]或いは[0±10]にすることであ
る。これは<100>軸周りに4つ存在する。
0°、90°、180°、270°の4方向である。こ
れの±45°の範囲であっても良い。ワイヤソ−によっ
て化合物半導体の単結晶インゴットを切断する事ができ
るようになるので、次の優れた効果がある。
As、InPのインゴットを切断していたが、これは切
り代が300μmもあった。切り代損失が多すぎる。本
発明はワイヤソ−による切断を可能にするから、切り代
を200μm以下に押さえることができる。材料損失を
2/3以下に減らすことができる。GaAsのように高
価な材料の場合、このような切り代損失を減らすことの
効果は大きい。
刃スライサ−による切断に比べて材料のダメ−ジが少な
い。従ってより薄くウエハを切り出すことができる。例
えば内周刃スライサ−では3インチGaAsインゴット
を400μmの厚さに切ることはとてもできない。
sを400μm厚さのウエハに切断することができる。
より薄くウエハを切ることができるから、同じ長さのイ
ンゴットからより多くの枚数のウエハを作り出すことが
できる。の少ない切り代という利点と相まって、ウエ
ハ1枚当たりの製造コストを大幅に削減することができ
る。
きでも、ワイヤソ−によれば内周刃スライサ−よりも切
断時間を短縮することができる。設備の生産性が向上す
る。1枚1枚切るのではなく、一挙に平行してウエハを
切るからである。
イサ−では長い切断時間を必要とした。例えばSiを微
量添加したGaAs結晶は、3インチインゴットの場
合、内周刃スライサ−で切ろうとすると1枚で15分以
上かかる。100枚切るとすると、1500分(25時
間)である。ワイヤソ−を使えるとすれば、同時に10
0枚を切ることができるので、送り速度Vyを1mm/
hとしても、8時間程度で切ることができる。切断時間
を大幅に短縮できる。切り難い材料ほど時間がかかるの
で、時間短縮の効果は大きい。
を取り付けた後は完全に自動運転になるから、人手がか
からない。省力化によって生産性を高揚させることがで
きる。
平面図。
斜視図。
00)に平行になるように切った時の(100)面の電
子顕微鏡写真。倍率は100倍である。
00)に平行になるように切った時の(100)面の電
子顕微鏡写真。倍率は200倍である。
00)に平行になるように切った時の(100)面の電
子顕微鏡写真。倍率は1000倍である。
00)に平行になるように切った時の(100)面の電
子顕微鏡写真。倍率は3000倍である。
の劈開面に平行な方向にワイヤソ−を進行させてインゴ
ットを切断した場合の切断面の曲がりを示すためのイン
ゴットの中央縦断面図。
を押しつけた時にクラックの入る方向を示す平面図。
子を押しつけた時にクラックの入る方向を示す平面図。
た時に凹部から派生するクラックの顕微鏡写真。縦方向
が<0−1−1>方向であり、横方向が<01−1>方
向である。クラックはこれらの方向に対して45°を成
さない。<01−1>方向に対して約35度の角度で延
びている。
開方向にワイヤを進行させたときにおいて、GaAsイ
ンゴットの軸を含む面で切断したインゴットの中央縦断
面図。切り溝の両側の面においてクラックの延びる方向
を略示している。
を走行させ、他の劈開方向に対して45°をなす方向に
ワイヤを進行(送り)させた時において、GaAsイン
ゴットの軸を含む面で切断したインゴットの中央縦断面
図。切り溝の両側の面においてクラックの延びて行く方
向を示している。
°をなす方向にワイヤを走行させ、他の劈開面に45°
の角度をなす方向にワイヤを送って行く場合において、
ワイヤがインゴットを切断して行く経路を示すためのイ
ンゴットの中央縦断面図。
開方向に平行にワイヤを進行させる場合(従来法)にお
いて、切断されたウエハの表面の高さ分布を示す平面図
と斜視図。線1本が0.5μmの高さを表す。
行にワイヤを走行させ、他の劈開方向に45°の角度を
なす方向にワイヤを進行させた場合において、切断され
たウエハの表面の高さ分布を示す平面図と斜視図。
WARPについてのヒストグラム。横軸はWARPの値
(1μm刻み)、縦軸は頻度を示す。
WARPについてのヒストグラム。横軸はWARPの値
(1μm刻み)、縦軸は頻度を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】III-V族化合物半導体単結晶インゴットか
ら{100}±15°以内の面方位を持つウエハをワイ
ヤソ−によって切断する際において、ワイヤの往復する
方向がインゴット単結晶の劈開方向から22.5°〜6
7.5°離れた方向であるようにしたことを特徴とする
III-V族化合物半導体結晶の切断方法。 - 【請求項2】ワイヤの往復する方向がインゴット単結晶
の劈開方向から35°〜55°離れた方向であるように
したことを特徴とする請求項1に記載のIII-V族化合物
半導体結晶の切断方法。
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