JPH09177290A - 床構造 - Google Patents

床構造

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JPH09177290A
JPH09177290A JP1591497A JP1591497A JPH09177290A JP H09177290 A JPH09177290 A JP H09177290A JP 1591497 A JP1591497 A JP 1591497A JP 1591497 A JP1591497 A JP 1591497A JP H09177290 A JPH09177290 A JP H09177290A
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政直 山中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床下空間の空気を床上室内側に速やかに抜く
ことにより、耐久性、遮音性能を向上させるとともに、
床下に湿気をこもらせず木質系のパネル体を腐食させな
い。 【解決手段】 レベル調整可能かつ下端に弾性体3を有
する支持脚2を備えた木質系のパネル体4をコンクリー
トスラブ等の床基盤1上に所定間隔をあけて敷き詰め、
これらパネル体4の上に捨張材5及び仕上材6を貼付し
た床構造において、壁9に胴縁7を介して巾木8を取付
け、この巾木8の裏側の間隙を介して床下空気と室内空
気の流通を常時図るように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、RC構造のマン
ション等の集合住宅、体育館、事務所ビル、教室等の床
構造に関し、特にレベル調整可能な支持脚を備えた床構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】階上の床衝撃音遮断性が要求される床の
構造としては、置床工法と言われる工法が用いられてき
た。これは、図10に示すように、コンクリートスラブ
等の床基盤1の上に支持脚2の弾性体3を載置し、支持
脚2が取付けられたパネル体4を互いに所定の間隙Sを
あけて敷き詰め、これらパネル体4上に捨張材100を
隙間なく貼付したものである。そして、図11に示すよ
うに捨張材100上に仕上材101を貼付して床構造を
構成するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の床構造では、パ
ネル体4に木質系材料、例えばパーティクルボード,合
板,制振材サンドイッチパネル等を用いることが多い
が、これらの材料は床下空間に溜まった湿気により反っ
たり、耐久性が低下する等の不都合があった。また、床
の遮音性能についてみると、床パネルに衝撃力が加わる
と弾性体3が変形して衝撃力を緩衝しようとするが、床
下にある空気層が密封されているため、これがバネ抵抗
となって緩衝効果を低減させていた。
【0004】そこで、この発明は、床下空間の空気を床
上室内側に速やかに抜くことにより、耐久性、遮音性を
向上させるとともに、床下に湿気を篭もらせず木質系の
パネル体を腐食させることのない床構造を提供すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、レベル調整可能かつ下端に弾性体を有
する支持脚を備えた木質系のパネル体をコンクリートス
ラブ等の床基盤上に所定間隔をあけて敷き詰め、これら
パネル体の上に捨張材及び仕上材を貼付した床構造にお
いて、壁に胴縁を介して巾木を取付け、この巾木の裏側
の間隙を介して床下空気と室内空気の流通を常時図るよ
うに構成したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の好適な実施例を
図面を参照にして説明する。
【0007】図1に示す第1実施例では、レベル調整可
能かつ下端に弾性体3を有する支持脚2を備えたパネル
体4をコンクリートスラブ等の床基盤1上に所定間隔を
あけて敷き詰め、これらパネル体4の上に捨張材5を貼
り付けてある。捨張材5上には仕上材6を設けてあり、
仕上材6は畳や絨毯等の通気性を有する材料からなる。
また、壁9に胴縁7を取付け、この胴縁7に巾木8を取
付けてあり、この巾木8の裏側の間隙から床下の空気を
床上へ常時流通させるようになっている。胴縁7は、図
2に示すように一定間隔をあけて上下にわたる溝を形成
したものである。この溝が巾木8の裏側の間隙となる。
なお、仕上材6としては、必ずしも通気性を有する材料
である必要はない。
【0008】図3に示す第2実施例では、レベル調整可
能かつ下端に弾性体3を有する支持脚2を備えたパネル
体4をコンクリートスラブ等の床基盤1上に所定間隔を
あけて敷き詰め、これらパネル体4の上に捨張材5を所
定の間隔をあけて貼り付けてある。捨張材5,5の間に
形成された間隙5Aは通気手段を構成する。壁9には胴
縁7を介して巾木8を取付けてある。
【0009】図4に示す第3実施例では、捨張材51は
間隔をあけずにパネル体4上に貼りつけ、この捨張材5
1に孔51Aを形成し、これら孔51Aを通気手段とし
た。多数の孔51Aの形成個所はパネル体4同士を離間
させて形成した間隙Sの個所に形成する。図5に示すも
のは第3実施例の変形例を示し捨張材51にあけた孔5
1Aの形成個所を異ならしめたものである。なお、これ
らの実施例では仕上材6と胴縁7及び巾木8とを図示し
ていないが、第1実施例と同様に設けられる。
【0010】図6に示す第4実施例では、捨張材52と
してエクスパンドメタルを使用したものを示す。エクス
パンドメタルの孔が通気手段を構成するものである。エ
クスパンドメタルは先に説明した実施例のものに比べ有
効開口率が大きく、空気の抜けもスムースで通気性能の
向上が図れる。エクスパンドメタルからなるものを使用
したものの上に設ける仕上材6としては畳が好ましい。
この実施例でも胴縁7及び巾木8が壁9に取付けられ
る。
【0011】図7に示す第5実施例では、パネル体4,
4の間に設けられる間隔Sはパネル体4の長手方向にな
るようにパネル体4をセットし、捨張材5,5の間の間
隙5Aはこの間隔Sに対し直交方向となるようにしたも
のである。このような構成は学校の教室等の床構造とし
て好適である。この実施例でも第1実施例と同様に壁9
側に巾木8が取付けられる。
【0012】図8に示す第6実施例では、上述した各実
施例の如くパネル体4を木質系材料で構成したものと異
なり、パネル体4を亜鉛引鋼板デッキプレートで構成し
たものである。このデッキプレートからなるパネル体4
の上に設けられる捨張材51は図3や図7に示す捨張材
5であっても良い。さらには図6に示す捨張材52であ
っても差支えない。パネル体4としてデッキプレートを
採用したものでは、床下空気はデッキプレートの溝部分
を通り、孔51Aを有する捨張材51の全面に流れるた
め、より一層の通気を図ることができる。さらには、デ
ッキプレートに孔をあけたものを用いたり、制振鋼板を
用いるとさらに遮音性能の向上を図ることができる。こ
の実施例でも巾木8が設けられるが、図示は省略した。
【0013】図9に示すグラフはJIS A1418に
基づき重量床衝撃音源にて衝撃を加えた場合の遮音測定
結果を示すものであり、コンクリートスラブは150mm
の厚み、点線は図10及び図11に示す従来の床構造、
実線は床面に20%の有効通気面積を確保したこの発明
の実施例のデータである。このグラフから明らかなよう
に、通気手段を設けたものでは遮音性能が各周波数に亙
り3〜8dB向上したのが判る。さらに、床下に発煙筒を
入れ通気の様子を確認してみたら、床面開口部から煙が
でるのがはっきり認められた。
【0014】グラフ中遮音等級を示すL−40等は次の
通りである。
【0015】
【表1】
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
レベル調整可能かつ下端に弾性体を有する支持脚を備え
た木質系のパネル体をコンクリートスラブ等の床基盤上
に所定間隔をあけて敷き詰め、これらパネル体の上に捨
張材及び仕上材を貼付した床構造において、壁に胴縁を
介して巾木を取付け、この巾木の裏側の間隙を介して床
下空気と室内空気の流通を常時図るように構成したの
で、床下に湿気がこもり、床面が反ったり、床パネルが
腐ったりすることを防止できる。また、床に衝撃が加え
られても床下の空気は速やかに床上に逃げることがで
き、床下空気がバネ、抵抗となって緩衝効果を低減させ
ることもなく、かつ床衝撃音遮断性も向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の断面図。
【図2】図1の胴縁斜視図。
【図3】第2実施例を示す斜視図。
【図4】第3実施例を示す斜視図。
【図5】第3実施例の変形を示す斜視図。
【図6】第4実施例を示す斜視図。
【図7】第5実施例を示す斜視図。
【図8】第6実施例を示す斜視図。
【図9】遮音性能の比較測定結果を示すグラフ。
【図10】従来例を示す斜視図。
【図11】従来例の断面図。
【符号の説明】
1 床基盤 2 支持脚 3 弾性体 4 パネル体 5,51,52 捨張材 6 仕上材 7 胴縁 8 巾木 9 壁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レベル調整可能かつ下端に弾性体を有す
    る支持脚を備えた木質系のパネル体をコンクリートスラ
    ブ等の床基盤上に所定間隔をあけて敷き詰め、これらパ
    ネル体の上に捨張材及び仕上材を貼付した床構造におい
    て、 壁に胴縁を介して巾木を取付け、 この巾木の裏側の間隙を介して床下空気と室内空気の流
    通を常時図るように構成した床構造。
  2. 【請求項2】 捨張材及び仕上材が通気手段を備えて床
    下空気と室内空気との流通を図るように構成し、捨張材
    として板状のものを間隔をあけて敷設したもの、板状の
    ものに多数の孔をあけたもの、木毛セメント板、エクス
    パンドメタル、パンチングメタルのいずれかが使用され
    るとともに、仕上材自身が通気性を有する材料から形成
    されたことを特徴とする請求項1に記載の床構造。
  3. 【請求項3】 パネル体として凹凸が繰り返すデッキプ
    レートが使用されることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の床構造。
  4. 【請求項4】 デッキプレートが制振鋼板から形成され
    ていることを特徴とする請求項3に記載の床構造。
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JP2023111548A (ja) * 2022-01-31 2023-08-10 大建工業株式会社 冷暖房用温調空気還流装置

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