JPH0917716A - レジスト塗布装置 - Google Patents

レジスト塗布装置

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JPH0917716A
JPH0917716A JP16654795A JP16654795A JPH0917716A JP H0917716 A JPH0917716 A JP H0917716A JP 16654795 A JP16654795 A JP 16654795A JP 16654795 A JP16654795 A JP 16654795A JP H0917716 A JPH0917716 A JP H0917716A
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substrate
resist
resist coating
film
unit
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JP16654795A
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English (en)
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Yasuhiro Kawashima
靖弘 川島
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】直線状の連続した段差が生じている被パターニ
ング膜にレジストを塗布する工程において、レジスト塗
布時に気泡が発生するのをとにより、良好にレジストが
塗布できるレジスト塗布装置を提供する。 【構成】レジスト塗布部4にレジストをローラコーティ
ングするレジスト塗布ローラ4aが備えられており、搬
入部2aにより基板が前記レジスト塗布部4に搬入され
る。このとき、前記搬入部2aに設けられた回転部2に
よって、前記基板を水平回転させることにより、前記基
板の被パターニング膜の段差の長さ方向が前記基板とレ
ジスト塗布ローラ4aとの相対的な移動方向に対してほ
ぼ直交する方向に向けられ、前記基板がレジスト塗布部
4へ供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板上にローラコーテ
ィングによってフォトレジストを塗布するレジスト塗布
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子等の基板上に設けられる電
極は、前記基板上にITO等からなる透明導電膜やAl
(アルミニウム)等からなる金属膜をスパッタ装置等に
より成膜して形成し、その膜をフォトリソグラフィ法に
より所定の電極形状にパターニングして形成されてい
る。前記フォトリソグラフィ法は、前記透明導電膜や金
属膜等の被パターニング膜の上に、フォトレジスト(以
下、レジストという)の塗布および露光、現像処理によ
り所定パターンのレジストマスクを形成して、前記被パ
ターニング膜をエッチングする方法であり、前記フォト
レジストの塗布は、一般に、ローラコーティングによっ
てレジストを塗布するレジスト塗布装置によって行なわ
れている。
【0003】このフォトリソグラフィ法による電極の形
成においては、被パターニング膜の上に形成したレジス
トマスクにピンホールや欠け落ち等の欠陥があると、前
記被パターニング膜をエッチングして形成された電極に
部分的な幅細りや断線等が発生する。
【0004】そこで、部分的な幅細りや断線等のない電
極を形成するために、被パターニング膜を、同一パター
ンの露光マスクを用いる2回のフォトリソグラフィ法に
よってパターニングする方法が考えられている。
【0005】図3は、2回のフォトリソグラフィ法によ
る電極の形成方法を示しており、(a)は基板10上に
被パターニング膜11を成膜した状態、(b)は1回目
のフォトリソグラフィ工程により被パターニング膜11
をその膜厚の半分程度までエッチングした状態、(c)
は2回目のフォトリソグラフィ工程により被パターニン
グ膜11を完全にエッチングした状態を示している。
【0006】この方法によれば、1回目のフォトリソグ
ラフィ工程に際して形成したレジストマスクM1 、およ
び2回目のフォトリソグラフィ工程に際して形成したレ
ジストマスクM2 のいずれかにピンホールや欠け落ち等
の欠陥ができても、被パターニング膜11の前記欠陥に
対応する部分は膜厚の半分程度までエッチングされるだ
けであり、したがって、膜厚が半分程度まで薄くなった
部分ができることはあっても、幅細りや断線等のない電
極を形成することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば単純
マトリックス液晶素子の製造における一対の透明基板
(例えば、ガラス基板)の一方への走査電極の形成と、
他方の基板への信号電極の形成は、それぞれ、基板上に
ITO等からなる透明導電膜(以下、ITO膜という)
を形成し、このITO膜をフォトリソグラフィ法により
パターニングして形成されており、これら各基板上(I
TO膜上)へのレジストの塗布は、一般に、同じレジス
ト塗布装置によって行なわれている。
【0008】上記レジスト塗布装置としては、通常、レ
ジスト塗布ローラによって基板上にレジストを塗布する
ものが利用されている。図4(a),(b)は、上記レ
ジスト塗布ローラによる基板上へのレジスト塗布方法を
示しており、一対の基板8,9は、その角部に形成した
切欠部8b,9bを基準として基板の向きを規定した状
態でレジスト塗布装置に搬入され、所定の接触圧で基板
上に接触して基板搬送方向に対し直交する軸のまわりに
回転するレジスト塗布ローラ4aにより、レジストを塗
布される。
【0009】なお、前記一対の基板8,9は、液晶素子
の複数個分(図では6個分)の基板を採取できる面積の
大型基板であり、各液晶素子領域にそれぞれ所定本数の
走査電極8a(または信号電極9a)が形成される。そ
して、前記基板8,9は、各液晶素子領域の液晶封入部
を囲む枠状のシール材を介して接合された後、各液晶素
子に分離される。
【0010】しかし、前記一対の基板8,9への走査電
極8a、および信号電極9aの形成を、上述した2回の
フォトリソグラフィ法によって行なう場合、1回目のフ
ォトリソグラフィ工程におけるレジスト塗布に際して
は、基板8,9のITO膜I1,I2 の表面に段差のな
い状態でレジスト塗布装置に搬入されるが、2回目のフ
ォトリソグラフィ工程におけるレジスト塗布に際して
は、基板8,9が1回目のフォトリソグラフィ工程によ
りITO膜I1 ,I2 の表面に膜厚のほぼ上半分がパタ
ーニングされた走査電極8a、または信号電極9aに対
応する段差ができた状態でレジスト塗布装置に搬入され
る。
【0011】そして、前記基板8,9は図4(a),
(b)に示すように、切欠部8b,9bにより基板8,
9の向きを規定してレジスト塗布部に搬入されるため、
同じレジスト塗布装置によると、2回目のフォトリソグ
ラフィ工程におけるレジスト塗布において、一方の基板
9は段差の長さ方向(信号電極9aの長さ方向)が基板
の搬送方向とほぼ直交する向きで搬入され、他方の基板
8は段差の長さ方向(走査電極8aの長さ方向)が基板
の搬送方向とほぼ平行な向きで搬入される。
【0012】このため、前記一方の基板9に対しては、
レジスト塗布ローラ4aが基板9上のITO膜I2 の段
差の長さ方向に対して直交する方向に前記基板面上をこ
ろがりながらレジストを塗布し、他方の基板8に対して
は、ITO膜I1 の段差の長さ方向と平行な方向に前記
基板面上をころがりながらレジストを塗布することにな
る。
【0013】そして、基板とレジスト塗布ローラ4aと
の相対的な移動方向、つまり、レジスト塗布ローラ4a
の基板上でのころがり方向がITO膜の段差の長さ方向
に対して直交する方向であれば、この基板上にむらなく
レジストが塗布されるため、前記一方の基板9には、良
好にレジストを塗布できる。
【0014】しかし、レジスト塗布ローラ4aの基板面
上でのころがり方向がITO膜上の段差の長さ方向と平
行な方向である場合は、前記段差に対応する部分にレジ
ストの塗布むらが生じるため、前記他方の基板8に塗布
されるレジスト膜に気泡ができてしまうことがある。
【0015】これは、段差の長さ方向、つまり、ITO
膜I2 の信号電極9aの長さ方向がレジスト塗布ローラ
4aの基板上でのころがり方向に対して直交している一
方の基板9へのレジスト塗布に際しては、レジスト塗布
ローラ4aが隣り合う信号電極9a相互間の溝状凹部に
入り込むが、段差の長さ方向、つまり、ITO膜I1の
走査電極8aの長さ方向がレジスト塗布ローラ4aの基
板上でのころがり方向とほぼ平行である他方の基板8へ
のレジスト塗布に際しては、レジスト塗布ローラ4aが
全ての走査電極8aの上にまたがって接触するため、こ
のレジスト塗布ローラ4aが隣り合う走査電極8a相互
間の溝状凹部に対して浮き上がった状態となるからであ
る。そのため、上述したように前記走査電極8a相互間
の溝状凹部とレジスト塗布ローラ4aとの間に気泡がと
じこめられ、塗布されたレジスト膜に欠陥が生じる。
【0016】図5(a)は、前記他方の基板8上のIT
O膜I1 上に塗布されたレジスト膜13を示しており、
前記気泡に対応するレジスト膜13の欠陥14は走査電
極8a相互間の溝状凹部に対応する部分に生じている。
【0017】そして、前記基板8上のITO膜I1 上に
塗布したレジスト膜13に欠陥があると、このレジスト
膜13を露光、現像処理して形成されたレジストマスク
が、前記欠陥14のあった箇所が欠け落ちた欠陥のある
パターンとなるため、フォトリソグラフィ工程におい
て、前記ITO膜I1 が前記レジストマスクの欠陥に対
応する部分においてもエッチングされ、形成された走査
電極8aに、図5(b)に示すような細り部分15が生
じたり、また断線が生じることがある。これにより、走
査電極8aにおける電気抵抗値の上昇や、信号の断線な
どの欠陥となる。
【0018】本発明は、前記欠陥をなくすためになされ
たものであり、被パターニング膜に直線状の連続した段
差が生じているような場合のレジスト塗布工程におい
て、レジスト塗布時に気泡が発生するのを防ぐことによ
り、良好にレジストが塗布できるレジスト塗布装置を提
供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のレジスト塗布装置は、レジスト塗布ローラ
を備えたレジスト塗布部と、前記レジスト塗布部にレジ
ストが塗布される基板を搬入するための基板搬入部と、
前記レジスト塗布部によりレジストが塗布された前記基
板を搬出するための基板搬出部とを備え、前記基板搬入
部に搬入された前記基板を前記レジスト塗布ローラに対
する前記基板の相対的な移動方向に対して所定の向きに
水平な面上で回転させる基板回転手段が設けられている
ことを特徴とする。
【0020】また、さらに本発明のレジスト塗布装置
は、基板のレジスト塗布面には一方向に沿う段差が形成
され、前記基板回転手段は、前記基板の前記段差の長さ
方向が前記基板とレジスト塗布ローラとの相対的な移動
方向に対してほぼ直交する方向に前記基板を回転させる
ことを特徴とする。
【0021】また、さらに本発明のレジスト塗布装置
は、前記基板にはそのレジスト塗布面にフォトリソグラ
フィによってストライプ状の走査電極または信号電極の
形状にパターニングされる透明導電膜が形成されている
ことを特徴とする。
【0022】また、さらに本発明のレジスト塗布装置
は、前記基板には、同一パターンの露光マスクを用いる
2回のフォトリソグラフィによってストライプ状の走査
電極または信号電極の形状にパターニングされた透明導
電膜が形成され、基板搬入部の基板回転手段は、1回目
のフォトリソグラフィにより形成された前記透明導電膜
の表面の段差の長さ方向が前記基板のレジスト塗布ロー
ラに対する相対的な移動方向に対してほぼ直交する方向
に前記基板を回転させることを特徴とする。
【0023】また、さらに本発明のレジスト塗布装置
は、基板搬出部には、基板搬入部の基板回転手段により
回転された基板を元の向きに戻すための第2の基板回転
手段が設けられていることを特徴とする。
【0024】
【作用】本発明のレジスト塗布装置においては、レジス
ト塗布部にレジストをローラコーティングするレジスト
塗布ローラが備えられており、基板搬入部により基板が
前記レジスト塗布部に搬入される。このとき、前記基板
の被パターニング膜の段差の長さ方向が、前記レジスト
塗布ローラに対する前記基板の相対的な移動方向に対し
てほぼ平行な場合には、前記基板搬入部に設けられた基
板回転手段によって、前記基板を水平な面上で回転さ
せ、前記段差の長さ方向を前記基板の相対的な移動方向
に対してほぼ直交する方向に向けてやる。また、前記基
板の被パターニング膜の段差の長さ方向が、前記レジス
ト塗布ローラに対する前記基板の相対的な移動方向に対
してほぼ直交する場合には、前記基板回転手段による基
板の回転は行なわず、前記基板をそのままの向きで前記
レジスト塗布部に搬入する。
【0025】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明の実施例のレジスト塗布装置の構
成を示す図である。このレジスト塗布装置には、レジス
ト塗布前の各種処理を行なう上流工程1と、この上流工
程1から搬入された液晶素子用の基板を回転させる回転
部2と、この回転部2から前記基板を搬送するコンベア
3と、このコンベア3により搬入された基板上にレジス
トを塗布するレジスト塗布部4が設けられている。この
レジスト塗布部4には、レジストを前記基板にローラコ
ーティングするレジスト塗布ローラ4aが備えられてい
る。なお、前記上流工程1と、回転部2と、コンベア3
とにより、搬入部2aを構成している。
【0026】さらに、前記レジスト塗布部4の搬出側に
は、このレジスト塗布部4においてレジストが塗布され
た基板を搬送するコンベア5と、このコンベア5により
搬送された前記基板を回転させるための回転部6が設け
られている。この回転部6は、レジスト塗布後の各種処
理を行なう下流工程7につながっている。なお、前記コ
ンベア5と、回転部6と、下流工程7とにより、搬出部
6aを構成している。
【0027】次に、本実施例のレジスト塗布装置の動作
について説明する。上述した図4(a),(b)にて示
したように基板8,9は切欠部8b,9bにより基板
8,9の向きを規定して、搬入部2aに搬入される。そ
して、図2(a)に示すように上流工程1を経てきた基
板8上のITO膜I1 の段差の長さ方向(走査電極8a
の長さ方向)が、前記基板8とレジスト塗布ローラ4a
との相対的な移動方向、つまり、レジスト塗布ローラ4
aの前記基板8上でのころがり方向(レジスト塗布ロー
ラ4aのローラ軸に対して直交する方向)とほぼ平行な
向きで搬入部2aに搬入された前記基板8は、回転部2
により水平面上で90度回転される。すなわち、基板8
上のITO膜I1 の段差の長さ方向(走査電極8aの長
さ方向)が、図2(b)に示すようにレジスト塗布ロー
ラ4aの基板8上でのころがり方向に対して直交するよ
うにする。
【0028】このように回転部2により90度回転され
た前記基板8は、コンベア3を経て、レジスト塗布部4
のレジスト塗布ローラ4aにてレジストを塗布される。
こうすることによって、前記基板8上のITO膜I1 の
段差の長さ方向、つまり、走査電極8aの長さ方向がレ
ジスト塗布ローラ4aの基板8上でのころがり方向に対
して直交している状態となるため、レジスト塗布ローラ
4aが隣り合う走査電極8a相互間の溝状凹部に入り込
むようになる。したがって、前記走査電極8a相互間の
溝状凹部とレジスト塗布ローラ4aとの間に気泡がとじ
こめられることはなく、塗布されたレジスト膜に欠陥が
生じることはない。
【0029】次に、レジストを塗布された基板8は、コ
ンベア5を経て、下流工程7での処理に合わせるために
回転部6により90度回転され、前記上流工程1を経て
きたときの向きに戻される。前記回転部6により90度
回転された基板8は、次の下流工程7へ搬送される。
【0030】一方、図2(b)に示すように上流工程1
を経て搬入部2aに搬入された基板9は、このITO膜
I2 の段差の長さ方向(信号電極9aの長さ方向)がレ
ジスト塗布ローラ4aの前記基板9上でのころがり方向
とほぼ直交する向きで搬入されるため、この基板9は上
述した回転を行なわずに、回転部2をパスさせ、そのま
まの向きでレジスト塗布部4に搬入する。
【0031】すなわち、上流工程1を経てきた基板9
は、回転部2により90度回転されず、コンベア3を経
て、レジスト塗布部4のレジスト塗布ローラ4aにてレ
ジストが塗布される。この場合には、回転部2により9
0度回転を行なわなくても、前記基板9上のITO膜I
2 の段差の長さ方向、つまり、信号電極9aの長さ方向
がレジスト塗布ローラ4aの前記基板9上でのころがり
方向に対して直交している状態となっているため、レジ
スト塗布ローラ4aが隣り合う信号電極9a相互間の溝
状凹部に入り込むようになる。したがって、前記信号電
極9a相互間の溝状凹部とレジスト塗布ローラ4aとの
間に気泡がとじこめられることはなく、塗布されたレジ
スト膜に欠陥が生じることはない。
【0032】次に、レジストを塗布された基板9は、コ
ンベア5を経て、回転部6での90度回転を行なわれず
に、下流工程7へ搬送され、その後の処理が行なわれ
る。以上説明したように本実施例においては、レジスト
塗布部4の前に設けられた回転部2によって、レジスト
塗布時に気泡が発生する可能性が高い段差方向を有する
被パターニング膜が形成された基板8を90度回転させ
てレジスト塗布部4へ供給することにより、レジスト塗
布時における気泡の発生を防ぐことができる。
【0033】そして、基板8上の被パターニング膜と塗
布したレジスト膜の間に気泡がなければ、このレジスト
膜を露光、現像処理して形成されたレジストマスクにお
いて、気泡のあった箇所が欠け落ちた欠陥のあるパター
ンとならないため、被パターニング膜が前記レジストマ
スクの欠陥に対応する部分においてもエッチングされる
ことがなく、形成されたパターニング膜に細り部分や断
線等の欠陥が生じることがない。
【0034】さらに、レジスト塗布部4の後に設けられ
た回転部6によって、前記基板8を90度回転させ、回
転部2によって回転する前の状態に戻すことにより、イ
ンライン装置に対応可能な、下流工程7での後処理でも
支障のない装置にすることができる。
【0035】なお、本実施例においては、回転部2,6
の回転可能角度を90度としたが、これは90度に限る
わけではなく、前記回転部2,6の回転可能角度、及び
その回転方向については、回転部2,6の後工程に対し
て最適な回転角度、及び回転方向が自由に設定できるよ
うにしても良い。
【0036】また、2回のフォトリソグラフィ法によっ
てITO等からなる透明導電膜の走査電極や信号電極を
形成する工程におけるレジスト塗布ついて説明したが、
本実施例は前記透明導電膜に対するレジスト塗布に限る
わけではなく、その他の薄膜上へのレジスト塗布につい
ても適用可能である。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、被パ
ターニング膜に直線状の連続した段差が生じているよう
な場合のレジスト塗布工程において、レジスト塗布を行
なうレジスト塗布ローラの前後に設けられた回転手段に
よって液晶素子用基板が水平な面上で回転され、この液
晶素子用基板上の被パターニング膜の段差の長さ方向を
前記基板とレジスト塗布ローラとの相対的な移動方向に
対してほぼ直交する方向に向けて前記基板をレジスト塗
布部へ供給することにより、レジスト塗布時に気泡が発
生するのを防ぎ、良好にレジストが塗布できるレジスト
塗布装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のレジスト塗布装置の構成を示
す図である。
【図2】(a)は基板8上の段差の長さ方向(走査電極
8aの長さ方向)がレジスト塗布ローラ4aの基板8上
でのころがり方向(基板8とレジスト塗布ローラ4aと
の相対的な移動方向)に対してほぼ平行な方向である様
子を示す図であり、(b)は前記基板8を90度回転し
レジスト塗布ローラ4aの基板8上でのころがり方向に
対してほぼ直交するようにした様子を示す図である。
【図3】2回のフォトリソグラフィ法による電極の形成
方法を示す図である。
【図4】レジスト塗布ローラによる基板上へのレジスト
塗布方法を示す図である。
【図5】(a)は走査電極8a相互間の溝状凹部と塗布
されたレジスト膜13の間に気泡14が発生したようす
を示す図であり、(b)は気泡14が発生していた部分
に走査電極8aの細り部分15が生じたようすを示す図
である。
【符号の説明】
1…上流工程 2…回転部 2a…搬入部 3…コンベア 4…レジスト塗布部 4a…レジスト塗布ローラ 5…コンベア 6…回転部 6a…搬出部 7…下流工程 8…基板 8a…走査電極 8b…切欠部 9…基板 9a…信号電極 9b…切欠部 10…基板 11…被パターニング膜 13…レジスト膜 14…気泡 15…細り部分 M1 …レジストマスク M2 …レジストマスク I1 …ITO膜 I2 …ITO膜

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レジスト塗布ローラを備えたレジスト塗布
    部と、前記レジスト塗布部にレジストが塗布される基板
    を搬入するための基板搬入部と、前記レジスト塗布部に
    よりレジストが塗布された前記基板を搬出するための基
    板搬出部とを備え、前記基板搬入部に搬入された前記基
    板を前記レジスト塗布ローラに対する前記基板の相対的
    な移動方向に対して所定の向きに水平な面上で回転させ
    る基板回転手段が設けられていることを特徴とするレジ
    スト塗布装置。
  2. 【請求項2】基板のレジスト塗布面には一方向に沿う段
    差が形成され、前記基板回転手段は、前記基板の前記段
    差の長さ方向が前記基板とレジスト塗布ローラとの相対
    的な移動方向に対してほぼ直交する方向に前記基板を回
    転させることを特徴とする請求項1に記載のレジスト塗
    布装置。
  3. 【請求項3】前記基板には、そのレジスト塗布面にフォ
    トリソグラフィによってストライプ状の走査電極または
    信号電極の形状にパターニングされる透明導電膜が形成
    されていることを特徴とする請求項1に記載のレジスト
    塗布装置。
  4. 【請求項4】前記基板には、同一パターンの露光マスク
    を用いる2回のフォトリソグラフィによってストライプ
    状の走査電極または信号電極の形状にパターニングされ
    た透明導電膜が形成され、基板搬入部の基板回転手段
    は、1回目のフォトリソグラフィにより形成された前記
    透明導電膜の表面の段差の長さ方向が前記基板のレジス
    ト塗布ローラに対する相対的な移動方向に対してほぼ直
    交する方向に前記基板を回転させることを特徴とする請
    求項1に記載のレジスト塗布装置。
  5. 【請求項5】基板搬出部には、基板搬入部の基板回転手
    段により回転された基板を元の向きに戻すための第2の
    基板回転手段が設けられていることを特徴とする請求項
    1または請求項4に記載のレジスト塗布装置。
JP16654795A 1995-06-30 1995-06-30 レジスト塗布装置 Pending JPH0917716A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990078305A (ko) * 1998-03-27 1999-10-25 사사키 요시오 레지스트층의 형성 방법 및 인쇄회로 기판의 제조방법
US7060191B2 (en) * 2000-10-19 2006-06-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Magnet roll, method of manufacturing the magnet roll, and electronic equipment using the magnet roll

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