JPH09176078A - スチリルケトン誘導体及びそれを用いた紫外線吸収剤及びそれを配合した皮膚外用剤 - Google Patents
スチリルケトン誘導体及びそれを用いた紫外線吸収剤及びそれを配合した皮膚外用剤Info
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- JPH09176078A JPH09176078A JP25740092A JP25740092A JPH09176078A JP H09176078 A JPH09176078 A JP H09176078A JP 25740092 A JP25740092 A JP 25740092A JP 25740092 A JP25740092 A JP 25740092A JP H09176078 A JPH09176078 A JP H09176078A
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【解決手段】 下記一般式で表わされるスチリルケトン
誘導体、紫外線吸収剤、及び皮膚外用剤。 〔式中、Rは水素もしくは水酸基もしくはアルコキシル
基、Aは糖または糖アルコールを表し、Gはグリセリン
1モルに相当し、nは整数を表す。〕 【効果】 上記スチリルケトン誘導体は、優れたUV−
A及びUV−B吸収能、及び極性溶媒相溶性を有し、極
性基剤に対しても配合可能で優れた使用性を発揮するこ
とができる。
誘導体、紫外線吸収剤、及び皮膚外用剤。 〔式中、Rは水素もしくは水酸基もしくはアルコキシル
基、Aは糖または糖アルコールを表し、Gはグリセリン
1モルに相当し、nは整数を表す。〕 【効果】 上記スチリルケトン誘導体は、優れたUV−
A及びUV−B吸収能、及び極性溶媒相溶性を有し、極
性基剤に対しても配合可能で優れた使用性を発揮するこ
とができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスチリルケトン誘導体、
紫外線吸収剤及び皮膚外用剤、特にUV−A及びUV−
B領域の紫外線吸収特性を有するスチリルケトン誘導体
とそれを用いた紫外線吸収剤、皮膚外用剤に関する。
紫外線吸収剤及び皮膚外用剤、特にUV−A及びUV−
B領域の紫外線吸収特性を有するスチリルケトン誘導体
とそれを用いた紫外線吸収剤、皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】太陽光線に含まれる紫外線は、皮膚科学
的には400nm〜320nmの長波長紫外線(UV−
A)、320nm〜290nmの中波長紫外線(UV−
B)、290nm以下の短波長紫外線(UV−C)に分類
される。このうち、UV−Cはオゾン層によって吸収さ
れるため、地表に届く紫外線はUV−A及びUV−Bで
ある。そして、前記地表に届く紫外線であるUV−A及
びUV−Bは、人間の皮膚に様々な影響を及ぼす。前記
紫外線の内で、UV−Aは皮膚の褐色化を惹起し、皮膚
の弾力性の低下及びシワの発生を促進し急激な老化をも
たらす。一方、UV−Bは皮膚の紅斑や水泡を形成し、
メラニン形成も促進する。このようなUV−A及びUV
−Bの有害性から皮膚を保護するために、各種紫外線吸
収剤が開発されてきた。
的には400nm〜320nmの長波長紫外線(UV−
A)、320nm〜290nmの中波長紫外線(UV−
B)、290nm以下の短波長紫外線(UV−C)に分類
される。このうち、UV−Cはオゾン層によって吸収さ
れるため、地表に届く紫外線はUV−A及びUV−Bで
ある。そして、前記地表に届く紫外線であるUV−A及
びUV−Bは、人間の皮膚に様々な影響を及ぼす。前記
紫外線の内で、UV−Aは皮膚の褐色化を惹起し、皮膚
の弾力性の低下及びシワの発生を促進し急激な老化をも
たらす。一方、UV−Bは皮膚の紅斑や水泡を形成し、
メラニン形成も促進する。このようなUV−A及びUV
−Bの有害性から皮膚を保護するために、各種紫外線吸
収剤が開発されてきた。
【0003】そして、既存のUV−A域紫外線吸収剤と
しては、ベンゾフェノン誘導体、ジベンゾイルメタン誘
導体、ベンゾトリアゾール誘導体等が利用されてきた。
また、既存のUV−B域紫外線吸収剤としては、PAB
A誘導体、桂皮酸誘導体、サリチル酸誘導体、ベンゾフ
ェノン誘導体、ウロカニン誘導体、カンファー誘導体お
よび複素環誘導体などが利用されてきた。そして、これ
らのUV吸収剤は、通常、化粧料あるいは医薬部外品等
の皮膚外用剤に配合されているが、外用剤基剤には油性
基剤が広く使用されている。すなわち、もっとも頻繁に
日焼け止を使用するのが夏であるため、耐汗性、耐水性
等の観点から油性基剤が用いられ、紫外線吸収剤として
使用されてきたものも油溶性のものが殆んどであった。
しては、ベンゾフェノン誘導体、ジベンゾイルメタン誘
導体、ベンゾトリアゾール誘導体等が利用されてきた。
また、既存のUV−B域紫外線吸収剤としては、PAB
A誘導体、桂皮酸誘導体、サリチル酸誘導体、ベンゾフ
ェノン誘導体、ウロカニン誘導体、カンファー誘導体お
よび複素環誘導体などが利用されてきた。そして、これ
らのUV吸収剤は、通常、化粧料あるいは医薬部外品等
の皮膚外用剤に配合されているが、外用剤基剤には油性
基剤が広く使用されている。すなわち、もっとも頻繁に
日焼け止を使用するのが夏であるため、耐汗性、耐水性
等の観点から油性基剤が用いられ、紫外線吸収剤として
使用されてきたものも油溶性のものが殆んどであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、最近では日
常の生活で受ける紫外線の影響についても問題になって
おり、通常のスキンケアでも日焼け止が望まれている。
このため、化粧水等の水系のスキンケア製品にも多量に
配合することができ、またより高い紫外線吸収効果を有
する外用剤を処方する上でも系全体に多量の紫外線吸収
剤を配合することができるように、油相だけでなく水相
にも紫外線吸収剤を配合することが望まれており、水溶
性で且つUVーA及びUV−B領域の紫外線を吸収する
物質の開発が強く要望されていた。しかし、従来のUV
吸収剤は、前述したようにその殆どが油溶性で水溶性が
低く、処方が制限されていた。水溶性UV吸収剤として
は、僅かに2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルフ
ォキソニウムベンゾフェノンナトウリム塩が知られてい
るのみであり、これは塩であるので処方系のpHに影響
をもたらすという課題があった。本発明は前記従来技術
の課題に鑑みなされたものであり、その目的は優れたU
V−A及びUVーB吸収性を有し、しかも水溶性である
物質およびそれを配合した皮膚外用剤を提供することに
ある。
常の生活で受ける紫外線の影響についても問題になって
おり、通常のスキンケアでも日焼け止が望まれている。
このため、化粧水等の水系のスキンケア製品にも多量に
配合することができ、またより高い紫外線吸収効果を有
する外用剤を処方する上でも系全体に多量の紫外線吸収
剤を配合することができるように、油相だけでなく水相
にも紫外線吸収剤を配合することが望まれており、水溶
性で且つUVーA及びUV−B領域の紫外線を吸収する
物質の開発が強く要望されていた。しかし、従来のUV
吸収剤は、前述したようにその殆どが油溶性で水溶性が
低く、処方が制限されていた。水溶性UV吸収剤として
は、僅かに2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルフ
ォキソニウムベンゾフェノンナトウリム塩が知られてい
るのみであり、これは塩であるので処方系のpHに影響
をもたらすという課題があった。本発明は前記従来技術
の課題に鑑みなされたものであり、その目的は優れたU
V−A及びUVーB吸収性を有し、しかも水溶性である
物質およびそれを配合した皮膚外用剤を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明者らが鋭意検討した結果、スチリルケトン誘導
体が優れたUV−A及びUV−B吸収性を有し、かつ極
性溶媒相溶性を有することを見出し、本発明を完成する
に至った。すなわち、本発明は請求項1記載のスチリル
ケトン誘導体は、下記一般式化2で表される。
に本発明者らが鋭意検討した結果、スチリルケトン誘導
体が優れたUV−A及びUV−B吸収性を有し、かつ極
性溶媒相溶性を有することを見出し、本発明を完成する
に至った。すなわち、本発明は請求項1記載のスチリル
ケトン誘導体は、下記一般式化2で表される。
【化2】 但し、Rは水素もしくは水酸基もしくはアルコキシル
基、Aは糖または糖アルコールを表し、Gはグリセリン
1モルに相当し、nは整数を表す。請求項2記載の紫外
線吸収剤は、前記化2のスチリルケトン誘導体よりなる
紫外線吸収剤である。請求項3記載の皮膚外用剤は、前
記化2のスチリルケトン誘導体を一種または二種以上を
含むことを特徴とする。
基、Aは糖または糖アルコールを表し、Gはグリセリン
1モルに相当し、nは整数を表す。請求項2記載の紫外
線吸収剤は、前記化2のスチリルケトン誘導体よりなる
紫外線吸収剤である。請求項3記載の皮膚外用剤は、前
記化2のスチリルケトン誘導体を一種または二種以上を
含むことを特徴とする。
【0006】前記一般式化2において、Rは、水素もし
くは水酸基もしくはアルコキシル基を表す。アルコキシ
ル基の場合、脂肪鎖は直鎖アルキル基、分岐アルキル
基、不飽和アルキル基、シクロアルキル基のいずれでも
よく、脂肪鎖の具体例としては、メチル基、エチル基、
アセチレニル基、プロピル基、イソプロピル基、プロペ
ニル基、ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、ブテ
ニル基等が挙げられる。いずれも、UV吸収波長に顕著
な差はないが、工業性等から、特にメチル基、エチル基
が好ましい。
くは水酸基もしくはアルコキシル基を表す。アルコキシ
ル基の場合、脂肪鎖は直鎖アルキル基、分岐アルキル
基、不飽和アルキル基、シクロアルキル基のいずれでも
よく、脂肪鎖の具体例としては、メチル基、エチル基、
アセチレニル基、プロピル基、イソプロピル基、プロペ
ニル基、ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、ブテ
ニル基等が挙げられる。いずれも、UV吸収波長に顕著
な差はないが、工業性等から、特にメチル基、エチル基
が好ましい。
【0007】Aは、糖又は糖アルコ−ルの残基で、糖の
具体例としては、グルコース、ガラクトース、キシロー
ス、フルクトース、アルトロース、タロース、マンノー
ス、アラビノース、イドース、リキソース、リボース、
アロース等の単糖類及びその混合物、またはマルトー
ス、イソマルトース、ラクトース、キシロビオース、ケ
ンチオビオース、コージオビオース、セロビオース、ソ
ホロース、ニゲロース、スクロース、メリビオース、ラ
ミナリビオース、ルチノース等の二糖類及びその混合
物、またはマルトトリオース等の三糖類及びその混合
物、さらにそれ以上の多糖及びその混合物、またこれら
の単糖、二糖、それ以上の多糖の混合物を用いることも
可能である。糖アルコールの具体例としては、マルチト
ール、ソルビトール、マンニトール、ガラクチトール、
グルシトール、イノシトール、マルチトリオール等の糖
アルコール及びその混合物、またはそれ以上の多糖アル
コール及びその混合物が挙げられ、または、これらの糖
アルコールの混合物を用いることもできる。さらにこれ
らの単糖、二糖、三糖、それ以上の多糖、糖アルコール
の混合物を用いても同様の作用を得ることができる。G
はグリセリン1モルに相当するグリセリン基で、どのよ
うな結合付加でも構わない。nは、整数を表し、水溶性
の面から、好ましくは、1〜3を表す。
具体例としては、グルコース、ガラクトース、キシロー
ス、フルクトース、アルトロース、タロース、マンノー
ス、アラビノース、イドース、リキソース、リボース、
アロース等の単糖類及びその混合物、またはマルトー
ス、イソマルトース、ラクトース、キシロビオース、ケ
ンチオビオース、コージオビオース、セロビオース、ソ
ホロース、ニゲロース、スクロース、メリビオース、ラ
ミナリビオース、ルチノース等の二糖類及びその混合
物、またはマルトトリオース等の三糖類及びその混合
物、さらにそれ以上の多糖及びその混合物、またこれら
の単糖、二糖、それ以上の多糖の混合物を用いることも
可能である。糖アルコールの具体例としては、マルチト
ール、ソルビトール、マンニトール、ガラクチトール、
グルシトール、イノシトール、マルチトリオール等の糖
アルコール及びその混合物、またはそれ以上の多糖アル
コール及びその混合物が挙げられ、または、これらの糖
アルコールの混合物を用いることもできる。さらにこれ
らの単糖、二糖、三糖、それ以上の多糖、糖アルコール
の混合物を用いても同様の作用を得ることができる。G
はグリセリン1モルに相当するグリセリン基で、どのよ
うな結合付加でも構わない。nは、整数を表し、水溶性
の面から、好ましくは、1〜3を表す。
【0008】上記のスチリルケトン誘導体は、固体もし
くはシロップ状で、安全性、安定性に極めて優れている
ため、塗料やインク、プラスチック、コーティング剤、
化学繊維等の化学製品などに配合出来る他、医薬品、医
薬部外品、化粧料及び洗浄料の成分として配合されう
る。さらに保湿性を有するという特徴がある。本発明の
スチリルケトン誘導体は、例えば一般式化3で表される
ヒドロキシスチリルケトンをグリシジル化し、得られる
一般式化4で表されるグリシジロキシスチリルケトン
を、糖や糖アルコールと特願昭61−180989号に
記載の方法等で反応させる方法等により製造しうる。
くはシロップ状で、安全性、安定性に極めて優れている
ため、塗料やインク、プラスチック、コーティング剤、
化学繊維等の化学製品などに配合出来る他、医薬品、医
薬部外品、化粧料及び洗浄料の成分として配合されう
る。さらに保湿性を有するという特徴がある。本発明の
スチリルケトン誘導体は、例えば一般式化3で表される
ヒドロキシスチリルケトンをグリシジル化し、得られる
一般式化4で表されるグリシジロキシスチリルケトン
を、糖や糖アルコールと特願昭61−180989号に
記載の方法等で反応させる方法等により製造しうる。
【化3】 但し、Rは水素もしくは水酸基もしくはアルコキシル基
を表す。
を表す。
【化4】 但し、Rは水素もしくは水酸基もしくはアルコキシル基
を表す。例えば、次のように合成できる。
を表す。例えば、次のように合成できる。
【0009】一般式化4で表される化合物は、一般式化
3で示される化合物を、サンドラー等の方法 {S.R.Sand
ler,F.R.Berg,J.Appl.Polymer.Soc.9,3707(1965)} や、
ロバート等の方法 {Tetrhedorn,35,2169〜2172(1979)}
により合成できる。すなわち、ジメチルスルフォキサイ
ド、ジメチルホルムアミド、ジオキサン、ジメチルアセ
トアミド、N−メチルピロリドン、N−アセチルモルホ
リン、N−メチルコハク酸イミド等の非水系溶媒に溶解
もしくは懸濁するか、アセトン水系溶媒に溶解もしくは
懸濁するか、または無溶媒でエピクロルヒドリンと触媒
下90〜130℃で攪拌し、この際、反応は窒素やアル
ゴン等の気流下で行っても良く、一般式化3で示される
化合物は単独でも、2種以上を併用してもよい。
3で示される化合物を、サンドラー等の方法 {S.R.Sand
ler,F.R.Berg,J.Appl.Polymer.Soc.9,3707(1965)} や、
ロバート等の方法 {Tetrhedorn,35,2169〜2172(1979)}
により合成できる。すなわち、ジメチルスルフォキサイ
ド、ジメチルホルムアミド、ジオキサン、ジメチルアセ
トアミド、N−メチルピロリドン、N−アセチルモルホ
リン、N−メチルコハク酸イミド等の非水系溶媒に溶解
もしくは懸濁するか、アセトン水系溶媒に溶解もしくは
懸濁するか、または無溶媒でエピクロルヒドリンと触媒
下90〜130℃で攪拌し、この際、反応は窒素やアル
ゴン等の気流下で行っても良く、一般式化3で示される
化合物は単独でも、2種以上を併用してもよい。
【0010】この際、用いられる触媒は、BF3・Et2
O、三塩化アルミニウム等のルイス酸触媒、p−トルエ
ンスルホン酸、ヘテロポリリン酸、塩酸、硫酸等の酸触
媒、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸ナトリウム、水素化ナトリウム、ナトリウムア
ルコラート、ナトリウム等のアルカリ、N−メチルベン
ジルアミン等のアミン類等が挙げられる。一般式化2で
示される化合物は、例えば、得られた一般式化4で示さ
れる化合物を、糖や糖アルコールと特願昭61−180
989号に記載の方法等で反応させる方法等により製造
しうる。例えば、次の方法で合成できる。糖や糖アルコ
ールをジメチルスルフォキサイド、ジメチルホルムアミ
ド、ジオキサン、ジメチルアセトアミド、N−メチルピ
ロリドン、N−アセチルモルホリン、N−メチルコハク
酸イミド等の非水系溶媒に溶解もしくは懸濁し、一般式
化4で示される化合物と触媒下90〜130℃で攪拌、
この際、反応は窒素やアルゴン等の気流下で行っても良
く、一般式化4で示される化合物は単独でも、2種以上
を併用してもよい。
O、三塩化アルミニウム等のルイス酸触媒、p−トルエ
ンスルホン酸、ヘテロポリリン酸、塩酸、硫酸等の酸触
媒、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸ナトリウム、水素化ナトリウム、ナトリウムア
ルコラート、ナトリウム等のアルカリ、N−メチルベン
ジルアミン等のアミン類等が挙げられる。一般式化2で
示される化合物は、例えば、得られた一般式化4で示さ
れる化合物を、糖や糖アルコールと特願昭61−180
989号に記載の方法等で反応させる方法等により製造
しうる。例えば、次の方法で合成できる。糖や糖アルコ
ールをジメチルスルフォキサイド、ジメチルホルムアミ
ド、ジオキサン、ジメチルアセトアミド、N−メチルピ
ロリドン、N−アセチルモルホリン、N−メチルコハク
酸イミド等の非水系溶媒に溶解もしくは懸濁し、一般式
化4で示される化合物と触媒下90〜130℃で攪拌、
この際、反応は窒素やアルゴン等の気流下で行っても良
く、一般式化4で示される化合物は単独でも、2種以上
を併用してもよい。
【0011】この際用いられる触媒は、p−トルエンス
ルホン酸、ヘテロポリリン酸、塩酸、硫酸等の酸触媒、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、炭
酸ナトリウム、水素化ナトリウム、ナトリウムアルコラ
ート、ナトリウム等のアルカリ、塩化アンモニウム、塩
化ナトリウム等の塩、N−メチルベンジルアミン等のア
ミン類が挙げられる。
ルホン酸、ヘテロポリリン酸、塩酸、硫酸等の酸触媒、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、炭
酸ナトリウム、水素化ナトリウム、ナトリウムアルコラ
ート、ナトリウム等のアルカリ、塩化アンモニウム、塩
化ナトリウム等の塩、N−メチルベンジルアミン等のア
ミン類が挙げられる。
【0012】この反応に使用される糖及び糖アルコール
と一般式化3で表される化合物のモル比は、例えば、モ
ノエーテルを主生成物として得ようとする場合には、
1:1〜3:1が好ましく、2:1〜3:1がさらに好
ましい。糖及び糖アルコールと一般式化3で表される化
合物のモル比がこの範囲をはずれる場合、すなわち、糖
及び糖アルコールが少ないとテトラエーテル等の不純物
を生じやすく、多過ぎると、糖や糖アルコールが多量に
残って後の精製に支障をきたすので好ましくない。一般
式化3で表される化合物がすべて消費された場合、触媒
に酸やアルカリを用いた場合、反応系の触媒を中和する
目的で、酢酸、塩酸、硫酸、リン酸等の酸、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム等のアルカリを加える。これら
の反応後、反応触媒を減圧留去し、生成物をそのまま用
いても、溶媒などで分配して用いても良く、カラムクロ
マト法や再結晶法等で精製してもよい。
と一般式化3で表される化合物のモル比は、例えば、モ
ノエーテルを主生成物として得ようとする場合には、
1:1〜3:1が好ましく、2:1〜3:1がさらに好
ましい。糖及び糖アルコールと一般式化3で表される化
合物のモル比がこの範囲をはずれる場合、すなわち、糖
及び糖アルコールが少ないとテトラエーテル等の不純物
を生じやすく、多過ぎると、糖や糖アルコールが多量に
残って後の精製に支障をきたすので好ましくない。一般
式化3で表される化合物がすべて消費された場合、触媒
に酸やアルカリを用いた場合、反応系の触媒を中和する
目的で、酢酸、塩酸、硫酸、リン酸等の酸、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム等のアルカリを加える。これら
の反応後、反応触媒を減圧留去し、生成物をそのまま用
いても、溶媒などで分配して用いても良く、カラムクロ
マト法や再結晶法等で精製してもよい。
【0013】このようにして得られた反応生成物には、
一般式化2で示されるスチリルケトン誘導体の他、一般
式化2でnが4個以上の化合物、塩、未反応の糖や糖ア
ルコールが共存している。そのため、例えば糖や糖アル
コールと塩を除去する場合、メチルアルコール、エチル
アルコール、ブチルアルコール、イソプロピルアルコー
ル等の溶媒で抽出したり、塩を多量に含む水とメチルエ
チルケトン、n−ブタノールで分配し、有機溶媒層を分
取することにより精製できる。また、糖や糖アルコール
と塩を除去し、化合物を分離する場合、反応生成物を水
または水とアルコールの混液に懸濁させ、ハイパーポー
ラスポリマー(例えば三菱化成工業株式会社製のハイポ
ーラス樹脂)、オクタデシルシリカ等の逆相分配カラム
で、始め水で通液し、次にメタノール、エタノール等の
アルコールやアセトニトリル等の極性有機溶媒と水の混
液で通液し、この液を分取することにより精製できる。
また、塩等を除去した後、シリカゲルカラムカロマトグ
ラフ法等の順相系で精製すめこともできる。
一般式化2で示されるスチリルケトン誘導体の他、一般
式化2でnが4個以上の化合物、塩、未反応の糖や糖ア
ルコールが共存している。そのため、例えば糖や糖アル
コールと塩を除去する場合、メチルアルコール、エチル
アルコール、ブチルアルコール、イソプロピルアルコー
ル等の溶媒で抽出したり、塩を多量に含む水とメチルエ
チルケトン、n−ブタノールで分配し、有機溶媒層を分
取することにより精製できる。また、糖や糖アルコール
と塩を除去し、化合物を分離する場合、反応生成物を水
または水とアルコールの混液に懸濁させ、ハイパーポー
ラスポリマー(例えば三菱化成工業株式会社製のハイポ
ーラス樹脂)、オクタデシルシリカ等の逆相分配カラム
で、始め水で通液し、次にメタノール、エタノール等の
アルコールやアセトニトリル等の極性有機溶媒と水の混
液で通液し、この液を分取することにより精製できる。
また、塩等を除去した後、シリカゲルカラムカロマトグ
ラフ法等の順相系で精製すめこともできる。
【0014】このようにして得られるスチリルケトン誘
導体は、化学安全性・酸化安定性に優れ、水溶性で、U
VーA及びUVーB領域に吸収を有する上、保湿性に優
れるという機能を持つ。本発明のスチリルケトン誘導体
は、安全性に優れるので、化粧料、医薬料等に配合でき
る。また、本発明に加えて通常用いられる他の化粧料や
医薬料成分を適宜配合することができる。例えば、流動
パラフィン、スクワラン、ワセリン、セチルアルコー
ル、イソステアリルアルコール、2−エチルヘキサン酸
セチル、2−オクチルドデシルアルコール、トリイソス
テアリン酸グリセリン、マカデミアンナッツ油、ラノリ
ン等の各種炭化水素、油脂類、ロウ類等の油性成分、シ
リコーン類、界面活性剤、増粘剤、中和剤、防腐剤、殺
菌剤、酸化防止剤、粉体成分、色素、香料、他の紫外線
吸収剤、薬効剤、金属封鎖剤、pH調整剤等が挙げられ
る。
導体は、化学安全性・酸化安定性に優れ、水溶性で、U
VーA及びUVーB領域に吸収を有する上、保湿性に優
れるという機能を持つ。本発明のスチリルケトン誘導体
は、安全性に優れるので、化粧料、医薬料等に配合でき
る。また、本発明に加えて通常用いられる他の化粧料や
医薬料成分を適宜配合することができる。例えば、流動
パラフィン、スクワラン、ワセリン、セチルアルコー
ル、イソステアリルアルコール、2−エチルヘキサン酸
セチル、2−オクチルドデシルアルコール、トリイソス
テアリン酸グリセリン、マカデミアンナッツ油、ラノリ
ン等の各種炭化水素、油脂類、ロウ類等の油性成分、シ
リコーン類、界面活性剤、増粘剤、中和剤、防腐剤、殺
菌剤、酸化防止剤、粉体成分、色素、香料、他の紫外線
吸収剤、薬効剤、金属封鎖剤、pH調整剤等が挙げられ
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を示すが、これは本発
明の技術的範囲を限定するものではない。配合量は重量
%である。実施例1 4-(4,4-シ゛メチル-3-オキソ-1-ヘ゜ンテニル)フェニルク゛リセロ-ルマ
ルチトールエーテル t−ブチル[2−(4−ヒドロキシフェニル)−エテニ
ル]ケトン2g、エピクロルヒドリン10.87g、
0.025mlを溶解した後、水酸化ナトリウム19.
6mgを加え、反応系を100℃まで昇温した後、95
℃にして、水酸化ナトリウム4.50gを加え、さらに
加熱攪拌を3時間行なった。系を室温まで冷却した後、
塩を濾去した。得られた濾液を減圧濃縮し、シリカゲル
カラムクロマト法で精製すると、固体状のt−ブチル
[2−(4−グリシジロキシフェニル)−エテニル]ケ
トンを22g(収率86%)得られた。
明の技術的範囲を限定するものではない。配合量は重量
%である。実施例1 4-(4,4-シ゛メチル-3-オキソ-1-ヘ゜ンテニル)フェニルク゛リセロ-ルマ
ルチトールエーテル t−ブチル[2−(4−ヒドロキシフェニル)−エテニ
ル]ケトン2g、エピクロルヒドリン10.87g、
0.025mlを溶解した後、水酸化ナトリウム19.
6mgを加え、反応系を100℃まで昇温した後、95
℃にして、水酸化ナトリウム4.50gを加え、さらに
加熱攪拌を3時間行なった。系を室温まで冷却した後、
塩を濾去した。得られた濾液を減圧濃縮し、シリカゲル
カラムクロマト法で精製すると、固体状のt−ブチル
[2−(4−グリシジロキシフェニル)−エテニル]ケ
トンを22g(収率86%)得られた。
【0016】次にマルチトール8.687g、水酸化ナ
トリウム336.4mgをジメチルスルホキシド100
mlに溶解し、窒素気流下、30分間加熱攪拌した後、
得られたt−ブチル[2−(4−グリシジロキシフェニ
ル)−エテニル]ケトン2.2gをジメチルスルホキシ
ド20mlに溶解した溶液を滴下した。さらに窒素気流
下で加熱攪拌を1時間行なった後、室温まで放冷し、塩
酸で中和した。反応系をハイパーポーラスポリマー(三
菱化成工業株式会社製のハイポーラス樹脂)のカラムク
ロマトグラフ法で展開溶媒として初めに精製水、次にエ
チルアルコール:精製水=1:1を用いて分画し、エチ
ルアルコール:精製水=1:1溶出部を濃縮し、4−
(4,4−ジメチル−3−オキソ−1−ペンテニル)フ
ェニルグリセロールマルチトールエーテルを2.9g得
た。 (1)赤外吸収スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、IRA−1赤外吸収スペクト
ル測定装置を用い、KBr錠剤法で測定したところ、3
350cm-1に水酸基の伸縮振動の伸縮運動、2900
cm-1にグリセロイル基の伸縮振動、1690cm-1に
カルボニル基の伸縮運動による吸収が観測された。結果
を図1に示す。 (2)13C−NMR測定法 日本電子株式会社製のJOEL GX−400により、
CD3ODを溶解として、35℃にて測定したところ、
207ppm、162ppm、144ppm、131p
pm、129ppm、120ppm、116ppmにス
チリルケトン部分の炭素に由来するシグナルが、101
ppm〜62ppmにグルセリル部分の炭素に由来する
シグナルとマルチトールに由来するシグナルが、それぞ
れ観測された。結果を図2に示す。 (3)1H−NMR測定法 日本電子株式会社製のJOEL GX−400により、
CD3ODを溶媒として、室温にて測定したところ、δ
8〜7ppmにスチリルケトン部分の水素に由来するシ
グナルが、δ5.8〜3.5ppmにグルセリル部分と
マルチトール部分の水素に由来するシグナルがそれぞれ
観測された。結果を図3に示す。 (4)紫外線吸収スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、UNIDEC 610C紫外
吸収スペクトル測定装置を用い、溶媒メタノールで測定
したところ、323.0nmに極大吸収を示した。結果
を図4に示す。 (5)フェノール指示薬 生成物をTLC上にスポットし、噴霧器にてフェノール
指示薬を噴霧した後、続いて10%炭酸水素ナトリウム
水溶液を噴霧してもフェノールの呈色は示さなかった。
トリウム336.4mgをジメチルスルホキシド100
mlに溶解し、窒素気流下、30分間加熱攪拌した後、
得られたt−ブチル[2−(4−グリシジロキシフェニ
ル)−エテニル]ケトン2.2gをジメチルスルホキシ
ド20mlに溶解した溶液を滴下した。さらに窒素気流
下で加熱攪拌を1時間行なった後、室温まで放冷し、塩
酸で中和した。反応系をハイパーポーラスポリマー(三
菱化成工業株式会社製のハイポーラス樹脂)のカラムク
ロマトグラフ法で展開溶媒として初めに精製水、次にエ
チルアルコール:精製水=1:1を用いて分画し、エチ
ルアルコール:精製水=1:1溶出部を濃縮し、4−
(4,4−ジメチル−3−オキソ−1−ペンテニル)フ
ェニルグリセロールマルチトールエーテルを2.9g得
た。 (1)赤外吸収スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、IRA−1赤外吸収スペクト
ル測定装置を用い、KBr錠剤法で測定したところ、3
350cm-1に水酸基の伸縮振動の伸縮運動、2900
cm-1にグリセロイル基の伸縮振動、1690cm-1に
カルボニル基の伸縮運動による吸収が観測された。結果
を図1に示す。 (2)13C−NMR測定法 日本電子株式会社製のJOEL GX−400により、
CD3ODを溶解として、35℃にて測定したところ、
207ppm、162ppm、144ppm、131p
pm、129ppm、120ppm、116ppmにス
チリルケトン部分の炭素に由来するシグナルが、101
ppm〜62ppmにグルセリル部分の炭素に由来する
シグナルとマルチトールに由来するシグナルが、それぞ
れ観測された。結果を図2に示す。 (3)1H−NMR測定法 日本電子株式会社製のJOEL GX−400により、
CD3ODを溶媒として、室温にて測定したところ、δ
8〜7ppmにスチリルケトン部分の水素に由来するシ
グナルが、δ5.8〜3.5ppmにグルセリル部分と
マルチトール部分の水素に由来するシグナルがそれぞれ
観測された。結果を図3に示す。 (4)紫外線吸収スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、UNIDEC 610C紫外
吸収スペクトル測定装置を用い、溶媒メタノールで測定
したところ、323.0nmに極大吸収を示した。結果
を図4に示す。 (5)フェノール指示薬 生成物をTLC上にスポットし、噴霧器にてフェノール
指示薬を噴霧した後、続いて10%炭酸水素ナトリウム
水溶液を噴霧してもフェノールの呈色は示さなかった。
【0017】実施例2 4-(4,4-シ゛メチル-3-オキソ-1-ヘ゜ンテニル)
フェニルク゛リセロールソルヒ゛トールエーテル ソルビトール2.3g、水酸化ナトリウム168mgを
ジメチルスルホキシド60mlに溶解し、窒素気流下、
30分間加熱攪拌した後、実施例1で得られたt−ブチ
ル[2−(4−グリシジロキシフェニル)−エテニル]
ケトン1.1gをジメチルスルホキシド10mlに溶解
した溶液を滴下した。さらに窒素気流下で加熱攪拌を1
時間行なった後、室温まで放冷し、塩酸で中和した。反
応後をハイパーポーラスポリマー(三菱化成工業株式会
社製のハイポーラス樹脂)のカラムクロマトグラフ法で
展開溶媒として初めに精製水、次にエチルアルコール:
精製水=1:1を用いて分画し、エチルアルコール:精
製水=1:1溶出部を濃縮し、4−(4,4−ジメチル
−3−オキソ−1−ペンテニル)フェニルグリセロール
ソルビトールエーテルを1.1g得た。 (1)赤外吸収スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、IRA−1赤外吸収スペクト
ル測定装置を用い、KBr錠剤法で測定したところ、3
350cm-1に水酸基の伸縮振動の伸縮運動、2900
cm-1にグリセロイル基の伸縮振動、1690cm-1に
カルボニル基の伸縮運動による吸収が観測された。 (2)13C−NMR測定法 日本電子工業株式会社製のJOEL GX−400によ
り、CD3ODを溶媒として35℃にて測定したとこ
ろ、207ppm、162ppm、144ppm、13
1ppm、129ppm、120ppm、116pp
m、にスチリルケトン部分の炭素に由来するシグナル
が、101ppm〜62ppmにグリセリル部分の炭素
に由来するシグナルとソルビトールに由来するシグナル
が、それぞれ観測された。 (3)1H−NMR測定法 日本電子株式会社製のJOEL GX−400により、
CD3ODを溶媒として室温にて測定したところ、δ8
〜7ppmにスチリルケトン部分の水素に由来するシグ
ナルが、δ5.8〜3.5ppmにグリセリル部分とソ
ルビトール部分の水素に由来するシグナルがそれぞれ観
測された。 (4)紫外線吸収スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、UVIDEC 610C紫外
吸収スペクトル測定装置を用い、溶媒メタノールで測定
したところ、323.0nmに極大吸収を示した。 (5)フェノール指示薬 生成物をTLC上にスポットし、噴霧器にてフェノール
指示薬を噴霧した後、続いて10%炭酸水素ナトリウム
水溶液を噴霧してもフェノールの呈色は示さなかった。
フェニルク゛リセロールソルヒ゛トールエーテル ソルビトール2.3g、水酸化ナトリウム168mgを
ジメチルスルホキシド60mlに溶解し、窒素気流下、
30分間加熱攪拌した後、実施例1で得られたt−ブチ
ル[2−(4−グリシジロキシフェニル)−エテニル]
ケトン1.1gをジメチルスルホキシド10mlに溶解
した溶液を滴下した。さらに窒素気流下で加熱攪拌を1
時間行なった後、室温まで放冷し、塩酸で中和した。反
応後をハイパーポーラスポリマー(三菱化成工業株式会
社製のハイポーラス樹脂)のカラムクロマトグラフ法で
展開溶媒として初めに精製水、次にエチルアルコール:
精製水=1:1を用いて分画し、エチルアルコール:精
製水=1:1溶出部を濃縮し、4−(4,4−ジメチル
−3−オキソ−1−ペンテニル)フェニルグリセロール
ソルビトールエーテルを1.1g得た。 (1)赤外吸収スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、IRA−1赤外吸収スペクト
ル測定装置を用い、KBr錠剤法で測定したところ、3
350cm-1に水酸基の伸縮振動の伸縮運動、2900
cm-1にグリセロイル基の伸縮振動、1690cm-1に
カルボニル基の伸縮運動による吸収が観測された。 (2)13C−NMR測定法 日本電子工業株式会社製のJOEL GX−400によ
り、CD3ODを溶媒として35℃にて測定したとこ
ろ、207ppm、162ppm、144ppm、13
1ppm、129ppm、120ppm、116pp
m、にスチリルケトン部分の炭素に由来するシグナル
が、101ppm〜62ppmにグリセリル部分の炭素
に由来するシグナルとソルビトールに由来するシグナル
が、それぞれ観測された。 (3)1H−NMR測定法 日本電子株式会社製のJOEL GX−400により、
CD3ODを溶媒として室温にて測定したところ、δ8
〜7ppmにスチリルケトン部分の水素に由来するシグ
ナルが、δ5.8〜3.5ppmにグリセリル部分とソ
ルビトール部分の水素に由来するシグナルがそれぞれ観
測された。 (4)紫外線吸収スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、UVIDEC 610C紫外
吸収スペクトル測定装置を用い、溶媒メタノールで測定
したところ、323.0nmに極大吸収を示した。 (5)フェノール指示薬 生成物をTLC上にスポットし、噴霧器にてフェノール
指示薬を噴霧した後、続いて10%炭酸水素ナトリウム
水溶液を噴霧してもフェノールの呈色は示さなかった。
【0018】実施例3 4-(4,4-シ゛メチル-3-オキソ-1-ヘ゜ンテニル)
フェニルク゛リセロールマルトトリオールエーテル マルトトリオール13.1g、水酸化ナトリウム33
6.4mgをジメチルスルホキシド100mlに溶解
し、窒素気流下、30分間加熱攪拌した後、実施例1で
得られたt−ブチル[2−(4−グリシジロキシフェニ
ル)−エテニル]ケトン2.2gをジメチルスルホキシ
ド20mlに溶解した溶液を滴下した。さらに窒素気流
下で加熱攪拌を1時間行なった後、室温まで冷却し、塩
酸で中和した。反応系をハイパーポーラスポリマー(三
菱化成工業株式会社製のハイポーラス樹脂)のカラムク
ロマトグラフ法で展開溶媒として初めに精製水、次にエ
チルアルコール:精製水=1:1を用いて分画し、エチ
ルアルコール:精製水=1:1溶出部を濃縮し、4−
(4,4−ジメチル−3−オキソ−1−ペンテニル)フ
ェニルグリセロールマルトトリオールエーテルを3.1
g得た。 (1)赤外吸収スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、IRA−1赤外吸収スペクト
ル測定装置を用い、KBr錠剤法で測定したところ、3
350cm-1に水酸基の伸縮振動の伸縮運動、2900
cm-1にグリセロイル基の伸縮振動、1690cm-1に
カルボニル基の伸縮運動による吸収が観測された。 (2)13C−NMR測定法 日本分光工業株式会社製のJOEL GX−400によ
り、CD3ODを溶媒として、35℃にて測定したとこ
ろ、207ppm、162ppm、144ppm、13
1ppm、129ppm、120ppm、116ppm
にスチリルケトン部分の炭素に由来するシグナルが、1
01ppm〜62ppmにグルセリル部分の炭素に由来
するシグナルとマルトトリオールに由来するシグナルが
それぞれ観測された。 (3)1H−NMR測定法 日本分光工業株式会社製、のJOEL GX−400に
より、CD3ODを溶媒として、室温にて測定したとこ
ろ、δ8〜7ppmにスチリルケトン部分の水素に由来
するシグナルが、δ5.8〜3.5ppmにグルセリル
部分都マルトトリオール部分の水素に由来するシグナル
がそれぞれ観測された。 (4)紫外線吸収剤スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、UVIDEC 610C紫外
線吸収剤スペクトル測定装置を用い、溶媒メタノールで
測定したところ、323.0nmに極大吸収を示した。 (5)フェノール指示薬 生成物をTLC上にスポットし、噴霧器にてフェノール
指示薬を噴霧した後、続いて10%炭酸水素ナトリウム
水溶液を噴霧してもフェノールの呈色は示さなかった。
フェニルク゛リセロールマルトトリオールエーテル マルトトリオール13.1g、水酸化ナトリウム33
6.4mgをジメチルスルホキシド100mlに溶解
し、窒素気流下、30分間加熱攪拌した後、実施例1で
得られたt−ブチル[2−(4−グリシジロキシフェニ
ル)−エテニル]ケトン2.2gをジメチルスルホキシ
ド20mlに溶解した溶液を滴下した。さらに窒素気流
下で加熱攪拌を1時間行なった後、室温まで冷却し、塩
酸で中和した。反応系をハイパーポーラスポリマー(三
菱化成工業株式会社製のハイポーラス樹脂)のカラムク
ロマトグラフ法で展開溶媒として初めに精製水、次にエ
チルアルコール:精製水=1:1を用いて分画し、エチ
ルアルコール:精製水=1:1溶出部を濃縮し、4−
(4,4−ジメチル−3−オキソ−1−ペンテニル)フ
ェニルグリセロールマルトトリオールエーテルを3.1
g得た。 (1)赤外吸収スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、IRA−1赤外吸収スペクト
ル測定装置を用い、KBr錠剤法で測定したところ、3
350cm-1に水酸基の伸縮振動の伸縮運動、2900
cm-1にグリセロイル基の伸縮振動、1690cm-1に
カルボニル基の伸縮運動による吸収が観測された。 (2)13C−NMR測定法 日本分光工業株式会社製のJOEL GX−400によ
り、CD3ODを溶媒として、35℃にて測定したとこ
ろ、207ppm、162ppm、144ppm、13
1ppm、129ppm、120ppm、116ppm
にスチリルケトン部分の炭素に由来するシグナルが、1
01ppm〜62ppmにグルセリル部分の炭素に由来
するシグナルとマルトトリオールに由来するシグナルが
それぞれ観測された。 (3)1H−NMR測定法 日本分光工業株式会社製、のJOEL GX−400に
より、CD3ODを溶媒として、室温にて測定したとこ
ろ、δ8〜7ppmにスチリルケトン部分の水素に由来
するシグナルが、δ5.8〜3.5ppmにグルセリル
部分都マルトトリオール部分の水素に由来するシグナル
がそれぞれ観測された。 (4)紫外線吸収剤スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、UVIDEC 610C紫外
線吸収剤スペクトル測定装置を用い、溶媒メタノールで
測定したところ、323.0nmに極大吸収を示した。 (5)フェノール指示薬 生成物をTLC上にスポットし、噴霧器にてフェノール
指示薬を噴霧した後、続いて10%炭酸水素ナトリウム
水溶液を噴霧してもフェノールの呈色は示さなかった。
【0019】実施例4 2-メトキシ-4-(4,4-シ゛メチル-3-オキソ-1-
ヘ゜ンテニル)フェニルク゛リセロールマルチトールエーテル t−ブチル[2−(3−メトキシ−4−ヒドロキシフェ
ニル)−エテニル]ケトン20g、エピクロルヒドリン
93.1g、0.25mlを溶解した後、水酸化ナトリ
ウム169mgを加え、反応系を100℃まで昇温した
後、95℃にして、水酸化ナトリウム3.86gを加
え、さらに加熱攪拌を3時間行なった。系を室温まで冷
却した後、塩を濾去した。得られた濾液を減圧濃縮し、
シリカゲルカラムクロマト法で精製すると、固体状のt
−ブチル[2−(3−メトキシ−4−グリシジロキシフ
ェニル)−エテニル]ケトン23g(収率93%)得ら
れた。
ヘ゜ンテニル)フェニルク゛リセロールマルチトールエーテル t−ブチル[2−(3−メトキシ−4−ヒドロキシフェ
ニル)−エテニル]ケトン20g、エピクロルヒドリン
93.1g、0.25mlを溶解した後、水酸化ナトリ
ウム169mgを加え、反応系を100℃まで昇温した
後、95℃にして、水酸化ナトリウム3.86gを加
え、さらに加熱攪拌を3時間行なった。系を室温まで冷
却した後、塩を濾去した。得られた濾液を減圧濃縮し、
シリカゲルカラムクロマト法で精製すると、固体状のt
−ブチル[2−(3−メトキシ−4−グリシジロキシフ
ェニル)−エテニル]ケトン23g(収率93%)得ら
れた。
【0020】次にマルチトール8.04g、水酸化ナト
ウム311mgをジメチルスルホキシド100mlに溶
解し、窒素気流下、30分間加熱攪拌した後、得られた
t−ブチル[2−(3−メトキシ−4−グリシジロキシ
フェニル)−エテニル]ケトン2.3gをジメチルスル
ホキシド20mlに溶解した溶液を滴下した。さらに窒
素気流下で加熱攪拌を1時間行なった後、室温まで放冷
し、塩酸で中和した。反応系をハイパーポーラスポリマ
ー(三菱化成工業株式会社製のハイポーラス樹脂)のカ
ラムクロマトグラフ法で展開溶媒として初めに精製水、
次にエチルアルコール:精製水=1:1を用いて分画
し、エチルアルコール:精製水=1:1溶出部を濃縮
し、2−メトキシ−4−(4,4−ジメチル−3−オキ
ソ−1−ペンテニル)フェニルグリセロールマルチトー
ルエーテルを3.1g得た。 (1)赤外吸収スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、IRA−1赤外吸収スペクト
ル測定装置を用い、KBr錠剤法で測定したところ、3
350cm-1に水酸基の伸縮振動の伸縮運動、2900
cm-1にグリセロイル基の伸縮振動、1690cm-1に
カルボニル基の伸縮運動による吸収が観測された。 (2)13C−NMR測定法 日本電子工業株式会社製のJOEL GX−400によ
り、CD3ODを溶媒として、35℃にて測定したとこ
ろ、207ppm、162ppm、144ppm、13
1ppm、129ppm、120ppm、116ppm
にスチリルケトン部分の炭素に由来するシグナルが、1
01ppm〜62ppm、にグルセリル部分の炭素に由
来するシグナルとマルチトールに由来するシグナルが、
それぞれ観測された。 (3)1H−NMR測定法 日本電子株式会社製のJOEL GX−400により、
CD3ODを溶媒として、室温にて測定したところ、δ
8〜7ppmにスチリルケトン部分の水素に由来するシ
グナルがδ5.8〜3.5ppmにグルセリル部分とマ
ルチトール部分の水素に由来するシグナルがそれぞれ観
測された。 (4)紫外線吸収剤スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、UVIDEC 610C紫外
吸収スペクトル測定装置を用い、溶媒メタノールで測定
したところ、336.0nmに極大吸収を示した。 (5)フェノール指示薬 生成物をTLC上にスポットし、噴霧器にてフェノール
指示薬を噴霧した後、続いて10%炭酸水素ナトリウム
水溶液を噴霧してもフェノールの呈色は示さなかった。
ウム311mgをジメチルスルホキシド100mlに溶
解し、窒素気流下、30分間加熱攪拌した後、得られた
t−ブチル[2−(3−メトキシ−4−グリシジロキシ
フェニル)−エテニル]ケトン2.3gをジメチルスル
ホキシド20mlに溶解した溶液を滴下した。さらに窒
素気流下で加熱攪拌を1時間行なった後、室温まで放冷
し、塩酸で中和した。反応系をハイパーポーラスポリマ
ー(三菱化成工業株式会社製のハイポーラス樹脂)のカ
ラムクロマトグラフ法で展開溶媒として初めに精製水、
次にエチルアルコール:精製水=1:1を用いて分画
し、エチルアルコール:精製水=1:1溶出部を濃縮
し、2−メトキシ−4−(4,4−ジメチル−3−オキ
ソ−1−ペンテニル)フェニルグリセロールマルチトー
ルエーテルを3.1g得た。 (1)赤外吸収スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、IRA−1赤外吸収スペクト
ル測定装置を用い、KBr錠剤法で測定したところ、3
350cm-1に水酸基の伸縮振動の伸縮運動、2900
cm-1にグリセロイル基の伸縮振動、1690cm-1に
カルボニル基の伸縮運動による吸収が観測された。 (2)13C−NMR測定法 日本電子工業株式会社製のJOEL GX−400によ
り、CD3ODを溶媒として、35℃にて測定したとこ
ろ、207ppm、162ppm、144ppm、13
1ppm、129ppm、120ppm、116ppm
にスチリルケトン部分の炭素に由来するシグナルが、1
01ppm〜62ppm、にグルセリル部分の炭素に由
来するシグナルとマルチトールに由来するシグナルが、
それぞれ観測された。 (3)1H−NMR測定法 日本電子株式会社製のJOEL GX−400により、
CD3ODを溶媒として、室温にて測定したところ、δ
8〜7ppmにスチリルケトン部分の水素に由来するシ
グナルがδ5.8〜3.5ppmにグルセリル部分とマ
ルチトール部分の水素に由来するシグナルがそれぞれ観
測された。 (4)紫外線吸収剤スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、UVIDEC 610C紫外
吸収スペクトル測定装置を用い、溶媒メタノールで測定
したところ、336.0nmに極大吸収を示した。 (5)フェノール指示薬 生成物をTLC上にスポットし、噴霧器にてフェノール
指示薬を噴霧した後、続いて10%炭酸水素ナトリウム
水溶液を噴霧してもフェノールの呈色は示さなかった。
【0021】実施例5 2-メトキシ-4-(4,4-シ゛メチル-3-オキソ-1-
ヘ゜ンテニル)フェニルク゛リセロールマルトトリオールエーテル マルトトリオール13.2g、水酸化ナトリウム311
mgをジメチルスルホキシド100mlに溶解し、窒素
気流下、30分間加熱攪拌した後、実施例4で得られた
t−ブチル[2−(3−メトキシ−4−グリシジロキシ
フェニル)−エテニル]ケトン2.3gをジメチルスル
ホキシド20mlに溶解した溶液を滴下した。さらに窒
素気流下で加熱攪拌を1時間行なった後、室温まで放冷
し、塩酸で中和した。反応系をハイパーポーラスポリマ
ー(三菱化成工業株式会社製のハイポーラス樹脂)のカ
ラムクロマトグラフ法で展開溶媒として初めに精製水、
次にエチルアルコール:精製水=1:1を用いて分画
し、エチルアルコール:精製水=1:1溶出部を濃縮
し、2−メトキシ4−(4,4−ジメチル−3−オキソ
−1−ペンテニル)フェニルグリセロールマルトトリオ
ールエーテルを3.2g得た。 (1)赤外吸収スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、IRA−1赤外吸収スペクト
ル測定装置を用い、KBr錠剤法で測定したところ、3
350cm-1に水酸基の伸縮振動の伸縮運動、2900
cm-1にグリセロイル基の伸縮振動、1690cm-1に
カルボニル基の伸縮運動による吸収が観測された。 (2)13C−NMR測定法 日本電子工業株式会社製のJOEL GX−400によ
り、CD3ODを溶媒として、35℃にて測定したとこ
ろ、207ppm、162ppm、144ppm、13
1ppm、129ppm、120ppm、116ppm
にスチリルケトン部分の炭素に由来するシグナルと、1
01ppm〜62ppmにグルセリル部分の炭素に由来
するシグナルとマルトトリオールに由来するシグナル
が、それぞれ観測された。 (3)1H−NMR測定法 日本電子株式会社製のJOEL GX−400により、
CD3ODを溶媒として、室温にて測定したところ、δ
8〜7ppmにスチリルケトン部分の水素に由来するシ
グナルがδ5.8〜3.5ppmにグリセリル部分とマ
ルトトリオール部分の水素に由来するシグナルがそれぞ
れ観測された。 (4)紫外線吸収剤スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、UVIDEC 610C紫外
吸収スペクトル測定装置を用い、溶媒メタノールで測定
したところ、336.0nmに極大吸収を示した。 (5)フェノール指示薬 生成物をTLC上にスポットし、噴霧器にてフェノール
指示薬を噴霧した後、続いて10%炭酸水素ナトリウム
水溶液を噴霧してもフェノールの呈色は示さなかった。
ヘ゜ンテニル)フェニルク゛リセロールマルトトリオールエーテル マルトトリオール13.2g、水酸化ナトリウム311
mgをジメチルスルホキシド100mlに溶解し、窒素
気流下、30分間加熱攪拌した後、実施例4で得られた
t−ブチル[2−(3−メトキシ−4−グリシジロキシ
フェニル)−エテニル]ケトン2.3gをジメチルスル
ホキシド20mlに溶解した溶液を滴下した。さらに窒
素気流下で加熱攪拌を1時間行なった後、室温まで放冷
し、塩酸で中和した。反応系をハイパーポーラスポリマ
ー(三菱化成工業株式会社製のハイポーラス樹脂)のカ
ラムクロマトグラフ法で展開溶媒として初めに精製水、
次にエチルアルコール:精製水=1:1を用いて分画
し、エチルアルコール:精製水=1:1溶出部を濃縮
し、2−メトキシ4−(4,4−ジメチル−3−オキソ
−1−ペンテニル)フェニルグリセロールマルトトリオ
ールエーテルを3.2g得た。 (1)赤外吸収スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、IRA−1赤外吸収スペクト
ル測定装置を用い、KBr錠剤法で測定したところ、3
350cm-1に水酸基の伸縮振動の伸縮運動、2900
cm-1にグリセロイル基の伸縮振動、1690cm-1に
カルボニル基の伸縮運動による吸収が観測された。 (2)13C−NMR測定法 日本電子工業株式会社製のJOEL GX−400によ
り、CD3ODを溶媒として、35℃にて測定したとこ
ろ、207ppm、162ppm、144ppm、13
1ppm、129ppm、120ppm、116ppm
にスチリルケトン部分の炭素に由来するシグナルと、1
01ppm〜62ppmにグルセリル部分の炭素に由来
するシグナルとマルトトリオールに由来するシグナル
が、それぞれ観測された。 (3)1H−NMR測定法 日本電子株式会社製のJOEL GX−400により、
CD3ODを溶媒として、室温にて測定したところ、δ
8〜7ppmにスチリルケトン部分の水素に由来するシ
グナルがδ5.8〜3.5ppmにグリセリル部分とマ
ルトトリオール部分の水素に由来するシグナルがそれぞ
れ観測された。 (4)紫外線吸収剤スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、UVIDEC 610C紫外
吸収スペクトル測定装置を用い、溶媒メタノールで測定
したところ、336.0nmに極大吸収を示した。 (5)フェノール指示薬 生成物をTLC上にスポットし、噴霧器にてフェノール
指示薬を噴霧した後、続いて10%炭酸水素ナトリウム
水溶液を噴霧してもフェノールの呈色は示さなかった。
【0022】実施例6 2-メトキシ-4-(4,4-シ゛メチル-3-オキソ-1-
ヘ゜ンテニル)フェニルク゛リセロールソルヒ゛トールエーテル ソルビトール4.4g、水酸化ナトリウム311mgを
ジメチルスルホキシド60mlに溶解し、窒素気流下、
30分間加熱攪拌した後、実施例4で得られたt−ブチ
ル[2−(3−メトキシ−4−グリシジロキシフェニ
ル)−エテニル]ケトン2.3gをジメチルスルホキシ
ド10mlに溶解した溶液を滴下した。さらに窒素気流
下で加熱攪拌を1時間行なった後、室温まで放冷し、塩
酸で中和した。反応系をハイパーポーラスポリマー(三
菱化成工業株式会社製のハイポーラス樹脂)のカラムク
ロマトグラフ法で展開溶媒として初めに精製水、次にエ
チルアルコール:精製水=1:1を用いて分画し、エチ
ルアルコール:精製水=1:1溶出部を濃縮し、2−メ
トキシ−4−(4,4−ジメチル−3−オキソ−1−ペ
ンテニル)フェニルグリセロールソルビトールエーテル
を1.8g得た。 (1)赤外吸収スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、IRA−1赤外吸収スペクト
ル測定装置を用い、KBr錠剤法で測定したところ、3
350cm-1に水酸基の伸縮振動の伸縮運動、2900
cm-1にグリセロイル基の伸縮振動、1690cm-1に
カルボニル基の伸縮運動による吸収が観測された。 (2)13C−NMR測定法 日本電子工業株式会社製のJOEL GX−400によ
り、CD3ODを溶媒として、35℃にて測定したとこ
ろ、207ppm、162ppm、144ppm、13
1ppm、129ppm、120ppm、116ppm
にスチリルケトン部分の炭素に由来するシグナルが、1
01ppm〜62ppmにグルセリル部分の炭素に由来
するシグナルとソルビトールに由来するシグナルが、そ
れぞれ観測された。 (3)1H−NMR測定法 日本電子株式会社製のJOEL GX−400により、
CD3ODを溶媒として、室温にて測定したところ、δ
8〜7ppmにスチリルケトン部分の水素に由来するシ
グナルがδ5.8〜3.5ppmにグリセリル部分とソ
ルビトール部分の水素に由来するシグナルがそれぞれ観
測された。 (4)紫外線吸収剤スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、UVIDEC 610C紫外
吸収スペクトル測定装置を用い、溶媒メタノールで測定
したところ、336.0nmに極大吸収を示した。 (5)フェノール指示薬 生成物をTLC上にスポットし、噴霧器にてフェノール
指示薬を噴霧した後、続いて10%炭酸水素ナトリウム
水溶液を噴霧してもフェノールの呈色は示さなかった。
ヘ゜ンテニル)フェニルク゛リセロールソルヒ゛トールエーテル ソルビトール4.4g、水酸化ナトリウム311mgを
ジメチルスルホキシド60mlに溶解し、窒素気流下、
30分間加熱攪拌した後、実施例4で得られたt−ブチ
ル[2−(3−メトキシ−4−グリシジロキシフェニ
ル)−エテニル]ケトン2.3gをジメチルスルホキシ
ド10mlに溶解した溶液を滴下した。さらに窒素気流
下で加熱攪拌を1時間行なった後、室温まで放冷し、塩
酸で中和した。反応系をハイパーポーラスポリマー(三
菱化成工業株式会社製のハイポーラス樹脂)のカラムク
ロマトグラフ法で展開溶媒として初めに精製水、次にエ
チルアルコール:精製水=1:1を用いて分画し、エチ
ルアルコール:精製水=1:1溶出部を濃縮し、2−メ
トキシ−4−(4,4−ジメチル−3−オキソ−1−ペ
ンテニル)フェニルグリセロールソルビトールエーテル
を1.8g得た。 (1)赤外吸収スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、IRA−1赤外吸収スペクト
ル測定装置を用い、KBr錠剤法で測定したところ、3
350cm-1に水酸基の伸縮振動の伸縮運動、2900
cm-1にグリセロイル基の伸縮振動、1690cm-1に
カルボニル基の伸縮運動による吸収が観測された。 (2)13C−NMR測定法 日本電子工業株式会社製のJOEL GX−400によ
り、CD3ODを溶媒として、35℃にて測定したとこ
ろ、207ppm、162ppm、144ppm、13
1ppm、129ppm、120ppm、116ppm
にスチリルケトン部分の炭素に由来するシグナルが、1
01ppm〜62ppmにグルセリル部分の炭素に由来
するシグナルとソルビトールに由来するシグナルが、そ
れぞれ観測された。 (3)1H−NMR測定法 日本電子株式会社製のJOEL GX−400により、
CD3ODを溶媒として、室温にて測定したところ、δ
8〜7ppmにスチリルケトン部分の水素に由来するシ
グナルがδ5.8〜3.5ppmにグリセリル部分とソ
ルビトール部分の水素に由来するシグナルがそれぞれ観
測された。 (4)紫外線吸収剤スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、UVIDEC 610C紫外
吸収スペクトル測定装置を用い、溶媒メタノールで測定
したところ、336.0nmに極大吸収を示した。 (5)フェノール指示薬 生成物をTLC上にスポットし、噴霧器にてフェノール
指示薬を噴霧した後、続いて10%炭酸水素ナトリウム
水溶液を噴霧してもフェノールの呈色は示さなかった。
【0023】実施例7 2,6-シ゛メトキシ-4-(4,4-シ゛メチル-3-オキ
ソ-1-ヘ゜ンテニル)フェニルク゛リセロールマルチトールエーテル t−ブチル[2−(3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキ
シフェニル)−エテニル]ケトン20g、エピクロルヒ
ドリン8.15g、0.025mlを溶解した後、水酸
化ナトリウム147mgを加え、反応系を100℃まで
昇温した後、95℃にして水酸化ナトリウム3.3gを
加え、さらに加熱攪拌を3時間行なった。系を室温まで
冷却した後、塩を濾去した。得られた濾液を減圧濃縮
し、シリカゲルカラムクロマトグラフ法で精製すると、
固体状のt−ブチル[2−(3,5−ジメトキシ−4−
グリシジロキシフェニル)−エテニル]ケトンを20g
(収率82%)得られた。
ソ-1-ヘ゜ンテニル)フェニルク゛リセロールマルチトールエーテル t−ブチル[2−(3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキ
シフェニル)−エテニル]ケトン20g、エピクロルヒ
ドリン8.15g、0.025mlを溶解した後、水酸
化ナトリウム147mgを加え、反応系を100℃まで
昇温した後、95℃にして水酸化ナトリウム3.3gを
加え、さらに加熱攪拌を3時間行なった。系を室温まで
冷却した後、塩を濾去した。得られた濾液を減圧濃縮
し、シリカゲルカラムクロマトグラフ法で精製すると、
固体状のt−ブチル[2−(3,5−ジメトキシ−4−
グリシジロキシフェニル)−エテニル]ケトンを20g
(収率82%)得られた。
【0024】次にマルチトール6.27g、水酸化ナト
リウム242mgをジメチルスルホキシド100mlに
溶解し、窒素気流下、30分間加熱攪拌した後、得られ
たt−ブチル[2−(3,5−ジメトキシ−4−グリシ
ジロキシフェニル)−エテニル]ケトン2.0gをジメ
チルスルホキシド20mlに溶解した溶液を滴下した。
さらに窒素気流下で加熱攪拌を1時間行なった後、室温
まで放冷し、塩酸で中和した。反応系をハイパーポーラ
スポリマー(三菱化成工業株式会社製のハイポーラス樹
脂)のカラムクロマトグラフ法で展開溶媒として初めに
精製水、次にエチルアルコール:精製水=1:1を用い
て分画し、エチルアルコール:精製水=1:1溶出部を
濃縮し、2,6−ジメトキシ−4−(4,4−ジメチル
−3−オキソ−1−ペンテニル)フェニルグリセロール
マルチトールエーテルを2.5g得た。 (1)赤外吸収スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、IRA−1赤外吸収スペクト
ル測定装置を用い、KBr錠剤法で測定したところ、3
350cm-1に水酸基の伸縮振動の伸縮運動、2900
cm-1にグリセロイル基の伸縮振動、1690cm-1に
カルボニル基の伸縮運動による吸収が観測された。 (2)13C−NMR測定法 日本電子工業株式会社製のJOEL GX−400によ
り、CD3ODを溶媒として、35℃にて測定したとこ
ろ、207ppm、162ppm、144ppm、13
1ppm、129ppm、120ppm、116pp
m、にスチリルケトン部分の炭素に由来するシグナル
が、101ppm〜62ppm、にグリセリル部分の炭
素に由来するシグナルとマルチトールに由来するシグナ
ルが、それぞれ観測された。 (3)1H−NMR測定法 日本電子株式会社製のJOEL GX−400により、
CD3ODを溶媒として、室温にて測定したところ、δ
8〜7ppmにスチリルケトン部分の水素に由来するシ
グナルがδ5.8〜3.5ppmにグリセリル部分とマ
ルチトール部分の水素に由来するシグナルがそれぞれ観
測された。 (4)紫外線吸収剤スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、UVIDEC 610C紫外
吸収スペクトル測定装置を用い、溶媒メタノールで測定
したところ、323.0nmに極大吸収を示した。 (5)フェノール指示薬 生成物をTLC上にスポットし、噴霧器にてフェノール
指示薬を噴霧した後、続いて10%炭酸水素ナトリウム
水溶液を噴霧してもフェノールの呈色は示さなかった。
リウム242mgをジメチルスルホキシド100mlに
溶解し、窒素気流下、30分間加熱攪拌した後、得られ
たt−ブチル[2−(3,5−ジメトキシ−4−グリシ
ジロキシフェニル)−エテニル]ケトン2.0gをジメ
チルスルホキシド20mlに溶解した溶液を滴下した。
さらに窒素気流下で加熱攪拌を1時間行なった後、室温
まで放冷し、塩酸で中和した。反応系をハイパーポーラ
スポリマー(三菱化成工業株式会社製のハイポーラス樹
脂)のカラムクロマトグラフ法で展開溶媒として初めに
精製水、次にエチルアルコール:精製水=1:1を用い
て分画し、エチルアルコール:精製水=1:1溶出部を
濃縮し、2,6−ジメトキシ−4−(4,4−ジメチル
−3−オキソ−1−ペンテニル)フェニルグリセロール
マルチトールエーテルを2.5g得た。 (1)赤外吸収スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、IRA−1赤外吸収スペクト
ル測定装置を用い、KBr錠剤法で測定したところ、3
350cm-1に水酸基の伸縮振動の伸縮運動、2900
cm-1にグリセロイル基の伸縮振動、1690cm-1に
カルボニル基の伸縮運動による吸収が観測された。 (2)13C−NMR測定法 日本電子工業株式会社製のJOEL GX−400によ
り、CD3ODを溶媒として、35℃にて測定したとこ
ろ、207ppm、162ppm、144ppm、13
1ppm、129ppm、120ppm、116pp
m、にスチリルケトン部分の炭素に由来するシグナル
が、101ppm〜62ppm、にグリセリル部分の炭
素に由来するシグナルとマルチトールに由来するシグナ
ルが、それぞれ観測された。 (3)1H−NMR測定法 日本電子株式会社製のJOEL GX−400により、
CD3ODを溶媒として、室温にて測定したところ、δ
8〜7ppmにスチリルケトン部分の水素に由来するシ
グナルがδ5.8〜3.5ppmにグリセリル部分とマ
ルチトール部分の水素に由来するシグナルがそれぞれ観
測された。 (4)紫外線吸収剤スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、UVIDEC 610C紫外
吸収スペクトル測定装置を用い、溶媒メタノールで測定
したところ、323.0nmに極大吸収を示した。 (5)フェノール指示薬 生成物をTLC上にスポットし、噴霧器にてフェノール
指示薬を噴霧した後、続いて10%炭酸水素ナトリウム
水溶液を噴霧してもフェノールの呈色は示さなかった。
【0025】実施例8 2,6-シ゛メトキシ-4-(4,4-シ゛メチル-3-オキ
ソ-1-ヘ゜ンテニル)フェニルク゛リセロールソルヒ゛トールエーテル ソルビトール3.1g、水酸化ナトリウム242mgを
ジメチルスルホキシド60mlに溶解し、窒素気流下、
30分間加熱攪拌した後、実施例7で得られたt−ブチ
ル[2−(3,5−ジメトキシ−4−グリシジロキシフ
ェニル)−エテニル]ケトン2.0gをジメチルスルホ
キシド10mlに溶解した溶液を滴下した。さらに窒素
気流下で加熱攪拌を1時間行なった後、室温まで放冷
し、塩酸で中和した。反応系をハイパーポーラスポリマ
ー(三菱化成工業株式会社製のハイポーラス樹脂)のカ
ラムクロマトグラフ法で展開溶媒として初めに精製水、
次にエチルアルコール:精製水=1:1を用いて分画
し、エチルアルコール:精製水=1:1溶出部を濃縮
し、2,6−ジメトキシ−4−(4,4−ジメチル−3
−オキソ−1−ペンテニル)フェニルグリセロールソル
ビトールエーテルを2.8g得た。 (1)赤外吸収スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、IRA−1赤外吸収スペクト
ル測定装置を用い、KBr錠剤法で測定したところ、3
350cm-1に水酸基の伸縮振動の伸縮運動、2900
cm-1にグリセロイル基の伸縮振動、1690cm-1に
カルボニル基の伸縮運動による吸収が観測された。 (2)13C−NMR測定法 日本電子工業株式会社製のJOEL GX−400によ
り、CD3ODを溶媒として、35℃にて測定したとこ
ろ、207ppm、162ppm、144ppm、13
1ppm、129ppm、120ppm、116ppm
にスチリルケトン部分の炭素に由来するシグナルが、1
01ppm〜62ppmにグリセリル部分の炭素に由来
するシグナルとソルビトールに由来するシグナルが、そ
れぞれ観測された。 (3)1H−NMR測定法 日本電子株式会社製のJOEL GX−400により、
CD3ODを溶媒として、室温にて測定したところ、δ
8〜7ppmにスチリルケトン部分の水素に由来するシ
グナルがδ5.8〜3.5ppmにグリセリル部分とソ
ルビトール部分の水素に由来するシグナルがそれぞれ観
測された。 (4)紫外線吸収剤スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、UVIDEC 610C紫外
吸収スペクトル測定装置を用い、溶媒メタノールで測定
したところ、323.0nmに極大吸収を示した。 (5)フェノール指示薬 生成物をTLC上にスポットし、噴霧器にてフェノール
指示薬を噴霧した後、続いて10%炭酸水素ナトリウム
水溶液を噴霧してもフェノールの呈色は示さなかった。
ソ-1-ヘ゜ンテニル)フェニルク゛リセロールソルヒ゛トールエーテル ソルビトール3.1g、水酸化ナトリウム242mgを
ジメチルスルホキシド60mlに溶解し、窒素気流下、
30分間加熱攪拌した後、実施例7で得られたt−ブチ
ル[2−(3,5−ジメトキシ−4−グリシジロキシフ
ェニル)−エテニル]ケトン2.0gをジメチルスルホ
キシド10mlに溶解した溶液を滴下した。さらに窒素
気流下で加熱攪拌を1時間行なった後、室温まで放冷
し、塩酸で中和した。反応系をハイパーポーラスポリマ
ー(三菱化成工業株式会社製のハイポーラス樹脂)のカ
ラムクロマトグラフ法で展開溶媒として初めに精製水、
次にエチルアルコール:精製水=1:1を用いて分画
し、エチルアルコール:精製水=1:1溶出部を濃縮
し、2,6−ジメトキシ−4−(4,4−ジメチル−3
−オキソ−1−ペンテニル)フェニルグリセロールソル
ビトールエーテルを2.8g得た。 (1)赤外吸収スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、IRA−1赤外吸収スペクト
ル測定装置を用い、KBr錠剤法で測定したところ、3
350cm-1に水酸基の伸縮振動の伸縮運動、2900
cm-1にグリセロイル基の伸縮振動、1690cm-1に
カルボニル基の伸縮運動による吸収が観測された。 (2)13C−NMR測定法 日本電子工業株式会社製のJOEL GX−400によ
り、CD3ODを溶媒として、35℃にて測定したとこ
ろ、207ppm、162ppm、144ppm、13
1ppm、129ppm、120ppm、116ppm
にスチリルケトン部分の炭素に由来するシグナルが、1
01ppm〜62ppmにグリセリル部分の炭素に由来
するシグナルとソルビトールに由来するシグナルが、そ
れぞれ観測された。 (3)1H−NMR測定法 日本電子株式会社製のJOEL GX−400により、
CD3ODを溶媒として、室温にて測定したところ、δ
8〜7ppmにスチリルケトン部分の水素に由来するシ
グナルがδ5.8〜3.5ppmにグリセリル部分とソ
ルビトール部分の水素に由来するシグナルがそれぞれ観
測された。 (4)紫外線吸収剤スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、UVIDEC 610C紫外
吸収スペクトル測定装置を用い、溶媒メタノールで測定
したところ、323.0nmに極大吸収を示した。 (5)フェノール指示薬 生成物をTLC上にスポットし、噴霧器にてフェノール
指示薬を噴霧した後、続いて10%炭酸水素ナトリウム
水溶液を噴霧してもフェノールの呈色は示さなかった。
【0026】実施例9 2,6-シ゛メトキシ-4-(4,4-シ゛メチル-3-オキ
ソ-1-ヘ゜ンテニル)フェニルク゛リセロールマルトトリオールエーテル 次にマルチトリオール9.4g、水酸化ナトリウム33
6.4mgをジメチルスルホキシド100mlに溶解
し、窒素気流下、30分間加熱攪拌した後、実施例7で
得られたt−ブチル[2−(3,5−ジメトキシ−4−
グリシジロキシフェニル)−エテニル]ケトン2.0g
をジメチルスルホキシド20mlに溶解した溶液を滴下
した。さらに窒素気流下で加熱攪拌を1時間行なった
後、室温まで放冷し、塩酸で中和した。反応系をハイパ
ーポーラスポリマー(三菱化成工業株式会社製のハイポ
ーラス樹脂)のカラムクロマトグラフ法で展開溶媒とし
て初めに精製水、次にエチルアルコール:精製水=1:
1を用いて分画し、エチルアルコール:精製水=1:1
溶出部を濃縮し、2,6−ジメトキシ−4−(4,4−
ジメチル−3−オキソ−1−ペンテニル)フェニルグリ
セロールマルトトリオールエーテルを2.1g得た。 (1)赤外吸収スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、IRA−1赤外吸収スペクト
ル測定装置を用い、KBr錠剤法で測定したところ、3
350cm-1に水酸基の伸縮振動の伸縮運動、2900
cm-1にグリセロイル基の伸縮振動、1690cm-1に
カルボニル基の伸縮運動による吸収が観測された。 (2)13C−NMR測定法 日本電子工業株式会社製のJOEL GX−400によ
り、CD3ODを溶媒として、35℃にて測定したとこ
ろ、207ppm、162ppm、144ppm、13
1ppm、129ppm、120ppm、116ppm
にスチリルケトン部分の炭素に由来するシグナルが、1
01ppm〜62ppmにグリセリル部分の炭素に由来
するシグナルとマルトトリオールに由来するシグナル
が、それぞれ観測された。 (3)1H−NMR測定法 日本電子株式会社製のJOEL GX−400により、
CD3ODを溶媒として、室温にて測定したところ、δ
8〜7ppmにスチリルケトン部分の水素に由来するシ
グナルがδ5.8〜3.5ppmにグリセリル部分とマ
ルトトリオール部分の水素に由来するシグナルがそれぞ
れ観測された。 (4)紫外線吸収剤スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、UVIDEC 610C紫外
吸収スペクトル測定装置を用い、溶媒メタノールで測定
したところ、323.0nmに極大吸収を示した。 (5)フェノール指示薬 生成物をTLC上にスポットし、噴霧器にてフェノール
指示薬を噴霧した後、続いて10%炭酸水素ナトリウム
水溶液を噴霧してもフェノールの呈色は示さなかった。
ソ-1-ヘ゜ンテニル)フェニルク゛リセロールマルトトリオールエーテル 次にマルチトリオール9.4g、水酸化ナトリウム33
6.4mgをジメチルスルホキシド100mlに溶解
し、窒素気流下、30分間加熱攪拌した後、実施例7で
得られたt−ブチル[2−(3,5−ジメトキシ−4−
グリシジロキシフェニル)−エテニル]ケトン2.0g
をジメチルスルホキシド20mlに溶解した溶液を滴下
した。さらに窒素気流下で加熱攪拌を1時間行なった
後、室温まで放冷し、塩酸で中和した。反応系をハイパ
ーポーラスポリマー(三菱化成工業株式会社製のハイポ
ーラス樹脂)のカラムクロマトグラフ法で展開溶媒とし
て初めに精製水、次にエチルアルコール:精製水=1:
1を用いて分画し、エチルアルコール:精製水=1:1
溶出部を濃縮し、2,6−ジメトキシ−4−(4,4−
ジメチル−3−オキソ−1−ペンテニル)フェニルグリ
セロールマルトトリオールエーテルを2.1g得た。 (1)赤外吸収スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、IRA−1赤外吸収スペクト
ル測定装置を用い、KBr錠剤法で測定したところ、3
350cm-1に水酸基の伸縮振動の伸縮運動、2900
cm-1にグリセロイル基の伸縮振動、1690cm-1に
カルボニル基の伸縮運動による吸収が観測された。 (2)13C−NMR測定法 日本電子工業株式会社製のJOEL GX−400によ
り、CD3ODを溶媒として、35℃にて測定したとこ
ろ、207ppm、162ppm、144ppm、13
1ppm、129ppm、120ppm、116ppm
にスチリルケトン部分の炭素に由来するシグナルが、1
01ppm〜62ppmにグリセリル部分の炭素に由来
するシグナルとマルトトリオールに由来するシグナル
が、それぞれ観測された。 (3)1H−NMR測定法 日本電子株式会社製のJOEL GX−400により、
CD3ODを溶媒として、室温にて測定したところ、δ
8〜7ppmにスチリルケトン部分の水素に由来するシ
グナルがδ5.8〜3.5ppmにグリセリル部分とマ
ルトトリオール部分の水素に由来するシグナルがそれぞ
れ観測された。 (4)紫外線吸収剤スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、UVIDEC 610C紫外
吸収スペクトル測定装置を用い、溶媒メタノールで測定
したところ、323.0nmに極大吸収を示した。 (5)フェノール指示薬 生成物をTLC上にスポットし、噴霧器にてフェノール
指示薬を噴霧した後、続いて10%炭酸水素ナトリウム
水溶液を噴霧してもフェノールの呈色は示さなかった。
【0027】実施例10 4-(4,4-シ゛メチル-3-オキソ-1-ヘ゜ンテニ
ル)-6-メトキシ-フェニルク゛リセロールソルヒ゛トールエーテル t−ブチル[2−(4−ヒドロキシ5−メトキシフェニ
ル)−エテニル]ケトン20g、エピクロルヒドリン9
3.1g、0.025mlを溶解した後、水酸化ナトリ
ウム169mgを加え、反応系を100℃まで昇温した
後、95℃にして、水酸化ナトリウム3.86gを加
え、さらに加熱攪拌を3時間行なった。系を室温まで放
冷した後、塩を濾去した。得られた濾液を減圧濃縮し、
シリカゲルカラムクロマトグラフ法で精製すると、固体
状のt−ブチル[2−(4−グリシジロキシ5−メトキ
シ−フェニル)−エテニル]ケトンを22g(吸率88
%)得られた。
ル)-6-メトキシ-フェニルク゛リセロールソルヒ゛トールエーテル t−ブチル[2−(4−ヒドロキシ5−メトキシフェニ
ル)−エテニル]ケトン20g、エピクロルヒドリン9
3.1g、0.025mlを溶解した後、水酸化ナトリ
ウム169mgを加え、反応系を100℃まで昇温した
後、95℃にして、水酸化ナトリウム3.86gを加
え、さらに加熱攪拌を3時間行なった。系を室温まで放
冷した後、塩を濾去した。得られた濾液を減圧濃縮し、
シリカゲルカラムクロマトグラフ法で精製すると、固体
状のt−ブチル[2−(4−グリシジロキシ5−メトキ
シ−フェニル)−エテニル]ケトンを22g(吸率88
%)得られた。
【0028】次にソルビトール4.2g、水酸化ナトリ
ウム297mgをジメチルスルホキシド60mlに溶解
し、窒素気流下、30分間加熱攪拌した後、得られたt
−ブチル[2−(4−グリシジロキシ5−メトキシ−フ
ェニル)−エテニル]ケトン2.2gをジメチルスルホ
キシド10mlに溶解した溶液を滴下した。さらに窒素
気流下で加熱攪拌を1時間行なった後、室温まで放冷
し、塩酸で中和した。反応系をハイパーポーラスポリマ
ー(三菱化成工業株式会社製のハイポーラス樹脂)のカ
ラムクロマトグラフ法で展開溶媒として初めに精製水、
次にエチルアルコール:精製水=1:1を用いて分画
し、エチルアルコール:精製水=1:1溶出部を濃縮
し、4−(4,4−ジメチル−3−オキソ−1−ペンテ
ニル)−6−メトキシ−フェニルグリセロールソルビト
ールエーテルを1.9g得た。 (1)赤外吸収スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、IRA−1赤外吸収スペクト
ル測定装置を用い、KBr錠剤法で測定したところ、3
350cm-1に水酸基の伸縮振動の伸縮運動、2900
cm-1にグリセロイル基の伸縮振動、1690cm-1に
カルボニル基の伸縮運動による吸収が観測された。 (2)13C−NMR測定法 日本電子工業株式会社製のJOEL GX−400によ
り、CD3ODを溶媒として、35℃にて測定したとこ
ろ、207ppm、162ppm、144ppm、13
1ppm、129ppm、120ppm、116ppm
にスチリルケトン部分の炭素に由来するシグナルが、1
01ppm〜62ppmにグリセリル部分の炭素に由来
するシグナルとソルビトールに由来するシグナルが、そ
れぞれ観測された。 (3)1H−NMR測定法 日本電子株式会社製のJOEL GX−400により、
CD3ODを溶媒として、室温にて測定したところ、δ
8〜7ppmにスチリルケトン部分の水素に由来するシ
グナルがδ5.8〜3.5ppmにグリセリル部分とソ
ルビトール部分の水素に由来するシグナルがそれぞれ観
測された。 (4)紫外線吸収剤スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、UVIDEC 610C紫外
吸収スペクトル測定装置を用い、溶媒メタノールで測定
したところ、323.0nmに極大吸収を示した。 (5)フェノール指示薬 生成物をTLC上にスポットし、噴霧器にてフェノール
指示薬を噴霧した後、続いて10%炭酸水素ナトリウム
水溶液を噴霧してもフェノールの呈色は示さなかった。
ウム297mgをジメチルスルホキシド60mlに溶解
し、窒素気流下、30分間加熱攪拌した後、得られたt
−ブチル[2−(4−グリシジロキシ5−メトキシ−フ
ェニル)−エテニル]ケトン2.2gをジメチルスルホ
キシド10mlに溶解した溶液を滴下した。さらに窒素
気流下で加熱攪拌を1時間行なった後、室温まで放冷
し、塩酸で中和した。反応系をハイパーポーラスポリマ
ー(三菱化成工業株式会社製のハイポーラス樹脂)のカ
ラムクロマトグラフ法で展開溶媒として初めに精製水、
次にエチルアルコール:精製水=1:1を用いて分画
し、エチルアルコール:精製水=1:1溶出部を濃縮
し、4−(4,4−ジメチル−3−オキソ−1−ペンテ
ニル)−6−メトキシ−フェニルグリセロールソルビト
ールエーテルを1.9g得た。 (1)赤外吸収スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、IRA−1赤外吸収スペクト
ル測定装置を用い、KBr錠剤法で測定したところ、3
350cm-1に水酸基の伸縮振動の伸縮運動、2900
cm-1にグリセロイル基の伸縮振動、1690cm-1に
カルボニル基の伸縮運動による吸収が観測された。 (2)13C−NMR測定法 日本電子工業株式会社製のJOEL GX−400によ
り、CD3ODを溶媒として、35℃にて測定したとこ
ろ、207ppm、162ppm、144ppm、13
1ppm、129ppm、120ppm、116ppm
にスチリルケトン部分の炭素に由来するシグナルが、1
01ppm〜62ppmにグリセリル部分の炭素に由来
するシグナルとソルビトールに由来するシグナルが、そ
れぞれ観測された。 (3)1H−NMR測定法 日本電子株式会社製のJOEL GX−400により、
CD3ODを溶媒として、室温にて測定したところ、δ
8〜7ppmにスチリルケトン部分の水素に由来するシ
グナルがδ5.8〜3.5ppmにグリセリル部分とソ
ルビトール部分の水素に由来するシグナルがそれぞれ観
測された。 (4)紫外線吸収剤スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、UVIDEC 610C紫外
吸収スペクトル測定装置を用い、溶媒メタノールで測定
したところ、323.0nmに極大吸収を示した。 (5)フェノール指示薬 生成物をTLC上にスポットし、噴霧器にてフェノール
指示薬を噴霧した後、続いて10%炭酸水素ナトリウム
水溶液を噴霧してもフェノールの呈色は示さなかった。
【0029】実施例11 6-メトキシ-4-(4,4-シ゛メチル-3-オキソ-
1-ヘ゜ンテニル)フェニルク゛リセロールマルトトリオールエーテル マルトトリオール12.6g、水酸化ナトリウム297
mgをジメチルスルホキシド100mlに溶解し、窒素
気流下、30分間加熱攪拌した後、実施例10で得られ
たt−ブチル[2−(5−メトキシ−4−グリシジロキ
シフェニル)−エテニル]ケトン2.2gをジメチルス
ルホキシド20mlに溶解した溶液を滴下した。さらに
窒素気流下で加熱攪拌を1時間行なった後、室温まで放
冷し、塩酸で中和した。反応系をハイパーポーラスポリ
マー(三菱化成工業株式会社製のハイポーラス樹脂)の
カラムクロマトグラフ法で展開溶媒として初めに精製
水、次にエチルアルコール:精製水=1:1を用いて分
画し、エチルアルコール:精製水=1:1溶出部を濃縮
し、6−、メトキシ4−(4,4−ジメチル−3−オキ
ソ−1−ペンテニル)フェニルグリセロールマルトトリ
オールエーテルを2.2g得た。 (1)赤外吸収スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、IRA−1赤外吸収スペクト
ル測定装置を用い、KBr錠剤法で測定したところ、3
350cm-1に水酸基の伸縮振動の伸縮運動、2900
cm-1にグリセロイル基の伸縮振動、1690cm-1に
カルボニル基の伸縮運動による吸収が観測された。 (2)13C−NMR測定法 日本電子工業株式会社製のJOEL GX−400によ
り、CD3ODを溶媒として、35℃にて測定したとこ
ろ、207ppm、162ppm、144ppm、13
1ppm、129ppm、120ppm、116ppm
にスチリルケトン部分の炭素に由来するシグナルが、1
01ppm〜62ppmにグリセリル部分の炭素に由来
するシグナルとマルトトリオールに由来するシグナル
が、それぞれ観測された。 (3)1H−NMR測定法 日本電子株式会社製のJOEL GX−400により、
CD3ODを溶媒として、室温にて測定したところ、δ
8〜7ppmにスチリルケトン部分の水素に由来するシ
グナルがδ5.8〜3.5ppmにグリセリル部分とマ
ルトトリオール部分の水素に由来するシグナルがそれぞ
れ観測された。 (4)紫外線吸収剤スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、UVIDEC 610C紫外
吸収スペクトル測定装置を用い、溶媒メタノールで測定
したところ、323.0nmに極大吸収を示した。 (5)フェノール指示薬 生成物をTLC上にスポットし、噴霧器にてフェノール
指示薬を噴霧した後、続いて10%炭酸水素ナトリウム
水溶液を噴霧してもフェノールの呈色は示さなかった。
1-ヘ゜ンテニル)フェニルク゛リセロールマルトトリオールエーテル マルトトリオール12.6g、水酸化ナトリウム297
mgをジメチルスルホキシド100mlに溶解し、窒素
気流下、30分間加熱攪拌した後、実施例10で得られ
たt−ブチル[2−(5−メトキシ−4−グリシジロキ
シフェニル)−エテニル]ケトン2.2gをジメチルス
ルホキシド20mlに溶解した溶液を滴下した。さらに
窒素気流下で加熱攪拌を1時間行なった後、室温まで放
冷し、塩酸で中和した。反応系をハイパーポーラスポリ
マー(三菱化成工業株式会社製のハイポーラス樹脂)の
カラムクロマトグラフ法で展開溶媒として初めに精製
水、次にエチルアルコール:精製水=1:1を用いて分
画し、エチルアルコール:精製水=1:1溶出部を濃縮
し、6−、メトキシ4−(4,4−ジメチル−3−オキ
ソ−1−ペンテニル)フェニルグリセロールマルトトリ
オールエーテルを2.2g得た。 (1)赤外吸収スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、IRA−1赤外吸収スペクト
ル測定装置を用い、KBr錠剤法で測定したところ、3
350cm-1に水酸基の伸縮振動の伸縮運動、2900
cm-1にグリセロイル基の伸縮振動、1690cm-1に
カルボニル基の伸縮運動による吸収が観測された。 (2)13C−NMR測定法 日本電子工業株式会社製のJOEL GX−400によ
り、CD3ODを溶媒として、35℃にて測定したとこ
ろ、207ppm、162ppm、144ppm、13
1ppm、129ppm、120ppm、116ppm
にスチリルケトン部分の炭素に由来するシグナルが、1
01ppm〜62ppmにグリセリル部分の炭素に由来
するシグナルとマルトトリオールに由来するシグナル
が、それぞれ観測された。 (3)1H−NMR測定法 日本電子株式会社製のJOEL GX−400により、
CD3ODを溶媒として、室温にて測定したところ、δ
8〜7ppmにスチリルケトン部分の水素に由来するシ
グナルがδ5.8〜3.5ppmにグリセリル部分とマ
ルトトリオール部分の水素に由来するシグナルがそれぞ
れ観測された。 (4)紫外線吸収剤スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、UVIDEC 610C紫外
吸収スペクトル測定装置を用い、溶媒メタノールで測定
したところ、323.0nmに極大吸収を示した。 (5)フェノール指示薬 生成物をTLC上にスポットし、噴霧器にてフェノール
指示薬を噴霧した後、続いて10%炭酸水素ナトリウム
水溶液を噴霧してもフェノールの呈色は示さなかった。
【0030】実施例12 6-メトキシ-4-(4,4-シ゛メチル-3-オキソ-
1-ヘ゜ンテニル)フェニルク゛リセロールマルチトールエーテル マルチトール8.45g、水酸化ナトリウム297mg
をジメチルスルホキシド100mlに溶解し、窒素気流
下、30分間加熱攪拌した後、実施例10で得られたt
−ブチル[2−(5−メトキシ−4−グリシジロキシフ
ェニル)−エテニル]ケトン2.2gをジメチルスルホ
キシド20mlに溶解した溶液を滴下した。さらに窒素
気流下で加熱攪拌を1時間行なった後、室温まで放冷
し、塩酸で中和した。反応系をハイパーポーラスポリマ
ー(三菱化成工業株式会社製のハイポーラス樹脂)のカ
ラムクロマトグラフ法で展開溶媒として初めに精製水、
次にエチルアルコール:精製水=1:1を用いて分画
し、エチルアルコール:精製水=1:1溶出部を濃縮
し、6−メトキシ−4−(4,4−ジメチル−3−オキ
ソ−1−ペンテニル)フェニルグリセロールマルチトー
ルエーテルを3.1g得た。 (1)赤外吸収スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、IRA−1赤外吸収スペクト
ル測定装置を用い、KBr錠剤法で測定したところ、3
350cm-1に水酸基の伸縮振動の伸縮運動、2900
cm-1にグリセロイル基の伸縮振動、1690cm-1に
カルボニル基の伸縮運動による吸収が観測された。 (2)13C−NMR測定法 日本電子工業株式会社製のJOEL GX−400によ
り、CD3ODを溶媒として、35℃にて測定したとこ
ろ、207ppm、162ppm、144ppm、13
1ppm、129ppm、120ppm、116ppm
にスチリルケトン部分の炭素に由来するシグナルが、1
01ppm〜62ppmにグリセリル部分の炭素に由来
するシグナルとマルチトールに由来するシグナルが、そ
れぞれ観測された。 (3)1H−NMR測定法 日本電子株式会社製のJOEL GX−400により、
CD3ODを溶媒として、室温にて測定したところ、δ
8〜7ppmにスチリルケトン部分の水素に由来するシ
グナルがδ5.8〜3.5ppmにグリセリル部分とマ
ルチトール部分の水素に由来するシグナルがそれぞれ観
測された。 (4)紫外線吸収剤スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、UVIDEC 610C紫外
線吸収スペクトル測定装置を用い、溶媒メタノールで測
定したところ、323.0nmに極大吸収を示した。 (5)フェノール指示薬 生成物をTLC上にスポットし、噴霧器にてフェノール
指示薬を噴霧した後、続いて10%炭酸水素ナトリウム
水溶液を噴霧してもフェノールの呈色は示さなかった。
1-ヘ゜ンテニル)フェニルク゛リセロールマルチトールエーテル マルチトール8.45g、水酸化ナトリウム297mg
をジメチルスルホキシド100mlに溶解し、窒素気流
下、30分間加熱攪拌した後、実施例10で得られたt
−ブチル[2−(5−メトキシ−4−グリシジロキシフ
ェニル)−エテニル]ケトン2.2gをジメチルスルホ
キシド20mlに溶解した溶液を滴下した。さらに窒素
気流下で加熱攪拌を1時間行なった後、室温まで放冷
し、塩酸で中和した。反応系をハイパーポーラスポリマ
ー(三菱化成工業株式会社製のハイポーラス樹脂)のカ
ラムクロマトグラフ法で展開溶媒として初めに精製水、
次にエチルアルコール:精製水=1:1を用いて分画
し、エチルアルコール:精製水=1:1溶出部を濃縮
し、6−メトキシ−4−(4,4−ジメチル−3−オキ
ソ−1−ペンテニル)フェニルグリセロールマルチトー
ルエーテルを3.1g得た。 (1)赤外吸収スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、IRA−1赤外吸収スペクト
ル測定装置を用い、KBr錠剤法で測定したところ、3
350cm-1に水酸基の伸縮振動の伸縮運動、2900
cm-1にグリセロイル基の伸縮振動、1690cm-1に
カルボニル基の伸縮運動による吸収が観測された。 (2)13C−NMR測定法 日本電子工業株式会社製のJOEL GX−400によ
り、CD3ODを溶媒として、35℃にて測定したとこ
ろ、207ppm、162ppm、144ppm、13
1ppm、129ppm、120ppm、116ppm
にスチリルケトン部分の炭素に由来するシグナルが、1
01ppm〜62ppmにグリセリル部分の炭素に由来
するシグナルとマルチトールに由来するシグナルが、そ
れぞれ観測された。 (3)1H−NMR測定法 日本電子株式会社製のJOEL GX−400により、
CD3ODを溶媒として、室温にて測定したところ、δ
8〜7ppmにスチリルケトン部分の水素に由来するシ
グナルがδ5.8〜3.5ppmにグリセリル部分とマ
ルチトール部分の水素に由来するシグナルがそれぞれ観
測された。 (4)紫外線吸収剤スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、UVIDEC 610C紫外
線吸収スペクトル測定装置を用い、溶媒メタノールで測
定したところ、323.0nmに極大吸収を示した。 (5)フェノール指示薬 生成物をTLC上にスポットし、噴霧器にてフェノール
指示薬を噴霧した後、続いて10%炭酸水素ナトリウム
水溶液を噴霧してもフェノールの呈色は示さなかった。
【0031】実施例13 6-メトキシ-3-(4,4-シ゛メチル-3-オキソ-
1-ヘ゜ンテニル)フェニルク゛リセロールソルヒ゛トールエーテル t−ブチル[2−(4−メトキシ−5−ヒドロキシフェ
ニル)−エテニル]ケトン20g、エピクロルヒドリン
93.1g、0.025mlを溶解した後、水酸化ナト
リウム169mgを加え、反応系を100℃まで昇温し
た後、95℃にして、水酸化ナトリウム3.86gを加
え、さらに加熱攪拌を3時間行なった。系を室温まで冷
却した後、塩を濾去した。得られた濾液を減圧濃縮し、
シリカゲルカラムクロマト法で精製すると、固体状のt
−ブチル[2−(4−メトキシ−5−グリシジロキシフ
ェニル)−エテニル]ケトンを21g(収率85%)得ら
れた。
1-ヘ゜ンテニル)フェニルク゛リセロールソルヒ゛トールエーテル t−ブチル[2−(4−メトキシ−5−ヒドロキシフェ
ニル)−エテニル]ケトン20g、エピクロルヒドリン
93.1g、0.025mlを溶解した後、水酸化ナト
リウム169mgを加え、反応系を100℃まで昇温し
た後、95℃にして、水酸化ナトリウム3.86gを加
え、さらに加熱攪拌を3時間行なった。系を室温まで冷
却した後、塩を濾去した。得られた濾液を減圧濃縮し、
シリカゲルカラムクロマト法で精製すると、固体状のt
−ブチル[2−(4−メトキシ−5−グリシジロキシフ
ェニル)−エテニル]ケトンを21g(収率85%)得ら
れた。
【0032】次にソルビトール4.0g、水酸化ナトリ
ウム283mgをジメチルスルホキシド60mlに溶解
し、窒素気流下、30分間加熱攪拌した後、得られたt
−ブチル[2−(4−メトキシ−5−グリシジロキシフ
ェニル)−エテニル]ケトン2.1gをジメチルスルホ
キシド20mlに溶解した溶液を滴下した。さらに、窒
素気流下で加熱攪拌を1時間行なった後、室温まで放冷
し、塩酸で中和した。反応系をハイパーポーラスポリマ
ー(三菱化成工業株式会社製のハイポーラス樹脂)のカ
ラムクロマトグラフ法で展開溶媒として初めに精製水、
次にエチルアルコール:精製水=1:1を用いて分画
し、エチルアルコール:精製水=1:1溶出部を濃縮
し、6−メトキシ−3−(4,4−ジメチル−3−オキ
ソ−1−ペンテニル)フェニルグリセロールソルビトー
ルエーテルを1.7g得た。 (1)赤外吸収スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、IRA−1赤外吸収スペクト
ル測定装置を用い、KBr錠剤法で測定したところ、3
350cm-1に水酸基の伸縮振動の伸縮運動、2900
cm-1にグリセロイル基の伸縮振動、1690cm-1に
カルボニル基の伸縮運動による吸収が観測された。 (2)13C−NMR測定法 日本電子工業株式会社製のJOEL GX−400によ
り、CD3ODを溶媒として、35℃にて測定したとこ
ろ、207ppm、162ppm、144ppm、13
1ppm、129ppm、120ppm、116ppm
にスチリルケトン部分の炭素に由来するシグナルが、1
01ppm〜62ppmにグリセリル部分の炭素に由来
するシグナルとソルビトールに由来するシグナルが、そ
れぞれ観測された。 (3)1H−NMR測定法 日本電子株式会社製のJOEL GX−400により、
CD3ODを溶媒として、室温にて測定したところ、δ
8〜7ppmにスチリルケトン部分の水素に由来するシ
グナルがδ5.8〜3.5ppmにグリセリル部分とソ
ルビトール部分の水素に由来するシグナルがそれぞれ観
測された。 (4)紫外線吸収剤スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、UVIDEC 610C紫外
吸収スペクトル測定装置を用い、溶媒メタノールで測定
したところ、323.0nmに極大吸収を示した。 (5)フェノール指示薬 生成物をTLC上にスポットし、噴霧器にてフェノール
指示薬を噴霧した後、続いて10%炭酸水素ナトリウム
水溶液を噴霧してもフェノールの呈色は示さなかった。
ウム283mgをジメチルスルホキシド60mlに溶解
し、窒素気流下、30分間加熱攪拌した後、得られたt
−ブチル[2−(4−メトキシ−5−グリシジロキシフ
ェニル)−エテニル]ケトン2.1gをジメチルスルホ
キシド20mlに溶解した溶液を滴下した。さらに、窒
素気流下で加熱攪拌を1時間行なった後、室温まで放冷
し、塩酸で中和した。反応系をハイパーポーラスポリマ
ー(三菱化成工業株式会社製のハイポーラス樹脂)のカ
ラムクロマトグラフ法で展開溶媒として初めに精製水、
次にエチルアルコール:精製水=1:1を用いて分画
し、エチルアルコール:精製水=1:1溶出部を濃縮
し、6−メトキシ−3−(4,4−ジメチル−3−オキ
ソ−1−ペンテニル)フェニルグリセロールソルビトー
ルエーテルを1.7g得た。 (1)赤外吸収スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、IRA−1赤外吸収スペクト
ル測定装置を用い、KBr錠剤法で測定したところ、3
350cm-1に水酸基の伸縮振動の伸縮運動、2900
cm-1にグリセロイル基の伸縮振動、1690cm-1に
カルボニル基の伸縮運動による吸収が観測された。 (2)13C−NMR測定法 日本電子工業株式会社製のJOEL GX−400によ
り、CD3ODを溶媒として、35℃にて測定したとこ
ろ、207ppm、162ppm、144ppm、13
1ppm、129ppm、120ppm、116ppm
にスチリルケトン部分の炭素に由来するシグナルが、1
01ppm〜62ppmにグリセリル部分の炭素に由来
するシグナルとソルビトールに由来するシグナルが、そ
れぞれ観測された。 (3)1H−NMR測定法 日本電子株式会社製のJOEL GX−400により、
CD3ODを溶媒として、室温にて測定したところ、δ
8〜7ppmにスチリルケトン部分の水素に由来するシ
グナルがδ5.8〜3.5ppmにグリセリル部分とソ
ルビトール部分の水素に由来するシグナルがそれぞれ観
測された。 (4)紫外線吸収剤スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、UVIDEC 610C紫外
吸収スペクトル測定装置を用い、溶媒メタノールで測定
したところ、323.0nmに極大吸収を示した。 (5)フェノール指示薬 生成物をTLC上にスポットし、噴霧器にてフェノール
指示薬を噴霧した後、続いて10%炭酸水素ナトリウム
水溶液を噴霧してもフェノールの呈色は示さなかった。
【0033】実施例14 6-メトキシ-3-(4,4-シ゛メチル-3-オキソ-
1-ヘ゜ンテニル)フェニルク゛リセロールマルチトールエーテル マルチトール8.07g、水酸化ナトリウム283mg
をジメチルスルホキシド100mlに溶解し、窒素気流
下、30分間加熱攪拌した後、得られたt−ブチル[2
−(4−メトキシ−5−グリシジロキシフェニル)−エ
テニル]ケトン2.1gをジメチルスルホキシド20m
lに溶解した溶液を滴下した。さらに窒素気流下で加熱
攪拌を1時間行なった後、室温まで放冷し、塩酸で中和
した。反応系をハイパーポーラスポリマー(三菱化成工
業株式会社製のハイポーラス樹脂)のカラムクロマトグ
ラフ法で展開溶媒として初めに精製水、次にエチルアル
コール:精製水=1:1を用いて分画し、エチルアルコ
ール:精製水=1:1溶出部を濃縮し、6−メトキシ−
3−(4,4−ジメチル−3−オキソ−1−ペンテニ
ル)フェニルグリセロールマルチトールエーテルを3.
4g得た。 (1)赤外吸収スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、IRA−1赤外吸収スペクト
ル測定装置を用い、KBr錠剤法で測定したところ、3
350cm-1に水酸基の伸縮振動の伸縮運動、2900
cm-1にグリセロイル基の伸縮振動、1690cm-1に
カルボニル基の伸縮運動による吸収が観測された。 (2)13C−NMR測定法 日本電子工業株式会社製のJOEL GX−400によ
り、CD3ODを溶媒として、35℃にて測定したとこ
ろ、207ppm、162ppm、144ppm、13
1ppm、129ppm、120ppm、116ppm
にスチリルケトン部分の炭素に由来するシグナルが、1
01ppm〜62ppmにグリセリル部分の炭素に由来
するシグナルとマルチトールに由来するシグナルが、そ
れぞれ観測された。 (3)1H−NMR測定法 日本電子株式会社製のJOEL GX−400により、
CD3ODを溶媒として、室温にて測定したところ、δ
8〜7ppmにスチリルケトン部分の水素に由来するシ
グナルがδ5.8〜3.5ppmにグルセリル部分とマ
ルチトール部分の水素に由来するシグナルがそれぞれ観
測された。 (4)紫外線吸収剤スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、UVIDEC 610C紫外
吸収スペクトル測定装置を用い、溶媒メタノールで測定
したところ、323.0nmに極大吸収を示した。 (5)フェノール指示薬 生成物をTLC上にスポットし、噴霧器にてフェノール
指示薬を噴霧した後、続いて10%炭酸水素ナトリウム
水溶液を噴霧してもフェノールの呈色は示さなかった。
1-ヘ゜ンテニル)フェニルク゛リセロールマルチトールエーテル マルチトール8.07g、水酸化ナトリウム283mg
をジメチルスルホキシド100mlに溶解し、窒素気流
下、30分間加熱攪拌した後、得られたt−ブチル[2
−(4−メトキシ−5−グリシジロキシフェニル)−エ
テニル]ケトン2.1gをジメチルスルホキシド20m
lに溶解した溶液を滴下した。さらに窒素気流下で加熱
攪拌を1時間行なった後、室温まで放冷し、塩酸で中和
した。反応系をハイパーポーラスポリマー(三菱化成工
業株式会社製のハイポーラス樹脂)のカラムクロマトグ
ラフ法で展開溶媒として初めに精製水、次にエチルアル
コール:精製水=1:1を用いて分画し、エチルアルコ
ール:精製水=1:1溶出部を濃縮し、6−メトキシ−
3−(4,4−ジメチル−3−オキソ−1−ペンテニ
ル)フェニルグリセロールマルチトールエーテルを3.
4g得た。 (1)赤外吸収スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、IRA−1赤外吸収スペクト
ル測定装置を用い、KBr錠剤法で測定したところ、3
350cm-1に水酸基の伸縮振動の伸縮運動、2900
cm-1にグリセロイル基の伸縮振動、1690cm-1に
カルボニル基の伸縮運動による吸収が観測された。 (2)13C−NMR測定法 日本電子工業株式会社製のJOEL GX−400によ
り、CD3ODを溶媒として、35℃にて測定したとこ
ろ、207ppm、162ppm、144ppm、13
1ppm、129ppm、120ppm、116ppm
にスチリルケトン部分の炭素に由来するシグナルが、1
01ppm〜62ppmにグリセリル部分の炭素に由来
するシグナルとマルチトールに由来するシグナルが、そ
れぞれ観測された。 (3)1H−NMR測定法 日本電子株式会社製のJOEL GX−400により、
CD3ODを溶媒として、室温にて測定したところ、δ
8〜7ppmにスチリルケトン部分の水素に由来するシ
グナルがδ5.8〜3.5ppmにグルセリル部分とマ
ルチトール部分の水素に由来するシグナルがそれぞれ観
測された。 (4)紫外線吸収剤スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、UVIDEC 610C紫外
吸収スペクトル測定装置を用い、溶媒メタノールで測定
したところ、323.0nmに極大吸収を示した。 (5)フェノール指示薬 生成物をTLC上にスポットし、噴霧器にてフェノール
指示薬を噴霧した後、続いて10%炭酸水素ナトリウム
水溶液を噴霧してもフェノールの呈色は示さなかった。
【0034】実施例15 6-メトキシ-3-(4,4-シ゛メチル-3-オキソ-
1-ヘ゜ンテニル)フェニルク゛リセロールマルトトリオールエーテル マルトトリオール12.1g、水酸化ナトリウム283
mgをジメチルスルホキシド60mlに溶解し、窒素気
流下、30分間加熱攪拌した後、実施例13で得られた
t−ブチル[2−(4−メトキシ−5−グリシジロキシ
フェニル)−エテニル]ケトン2.1gをジメチルスル
ホキシド20mlに溶解した溶液を滴下した。さらに窒
素気流下で加熱攪拌を1時間行なった後、室温まで放冷
し、塩酸で中和した。反応系をハイパーポーラスポリマ
ー(三菱化成工業株式会社製のハイポーラス樹脂)のカ
ラムクロマトグラフ法で展開溶媒として初めに精製水、
次にエチルアルコール:精製水=1:1を用いて分画
し、エチルアルコール:精製水=1:1溶出部を濃縮
し、6−メトキシ−3−(4,4−ジメチル−3−オキ
ソ−1−ペンテニル)フェニルグリセロールマルトトリ
オールエーテルを2.1g得た。 (1)赤外吸収スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、IRA−1赤外吸収スペクト
ル測定装置を用い、KBr錠剤法で測定したところ、3
350cm-1に水酸基の伸縮振動の伸縮運動、2900
cm-1にグリセロイル基の伸縮振動、1690cm-1に
カルボニル基の伸縮運動による吸収が観測された。 (2)13C−NMR測定法 日本電子工業株式会社製のJOEL GX−400によ
り、CD3ODを溶媒として、35℃にて測定したとこ
ろ、207ppm、162ppm、144ppm、13
1ppm、129ppm、120ppm、116ppm
にスチリルケトン部分の炭素に由来するシグナルが、1
01ppm〜62ppmにグリセリル部分の炭素に由来
するシグナルとマルトトリオールに由来するシグナル
が、それぞれ観測された。 (3)1H−NMR測定法 日本電子株式会社製のJOEL GX−400により、
CD3ODを溶媒として、室温にて測定したところ、δ
8〜7ppmにスチリルケトン部分の水素に由来するシ
グナルがδ5.8〜3.5ppmにグルセリル部分とマ
ルトトリオール部分の水素に由来するシグナルがそれぞ
れ観測された。 (4)紫外線吸収剤スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、UVIDEC 610C紫外
吸収スペクトル測定装置を用い、溶媒メタノールで測定
したところ、323.0nmに極大吸収を示した。 (5)フェノール指示薬 生成物をTLC上にスポットし、噴霧器にてフェノール
指示薬を噴霧した後、続いて10%炭酸水素ナトリウム
水溶液を噴霧してもフェノールの呈色は示さなかった。試験例1 美容液の製造 表1のような処方にて、スチリルケトン誘導体を配合し
た美容液と、対照例として2−ヒドロキシ−4−メトキ
シ−5−スルフォキソニウムベンゾフェノンを配合した
美容液の製造を行った。
1-ヘ゜ンテニル)フェニルク゛リセロールマルトトリオールエーテル マルトトリオール12.1g、水酸化ナトリウム283
mgをジメチルスルホキシド60mlに溶解し、窒素気
流下、30分間加熱攪拌した後、実施例13で得られた
t−ブチル[2−(4−メトキシ−5−グリシジロキシ
フェニル)−エテニル]ケトン2.1gをジメチルスル
ホキシド20mlに溶解した溶液を滴下した。さらに窒
素気流下で加熱攪拌を1時間行なった後、室温まで放冷
し、塩酸で中和した。反応系をハイパーポーラスポリマ
ー(三菱化成工業株式会社製のハイポーラス樹脂)のカ
ラムクロマトグラフ法で展開溶媒として初めに精製水、
次にエチルアルコール:精製水=1:1を用いて分画
し、エチルアルコール:精製水=1:1溶出部を濃縮
し、6−メトキシ−3−(4,4−ジメチル−3−オキ
ソ−1−ペンテニル)フェニルグリセロールマルトトリ
オールエーテルを2.1g得た。 (1)赤外吸収スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、IRA−1赤外吸収スペクト
ル測定装置を用い、KBr錠剤法で測定したところ、3
350cm-1に水酸基の伸縮振動の伸縮運動、2900
cm-1にグリセロイル基の伸縮振動、1690cm-1に
カルボニル基の伸縮運動による吸収が観測された。 (2)13C−NMR測定法 日本電子工業株式会社製のJOEL GX−400によ
り、CD3ODを溶媒として、35℃にて測定したとこ
ろ、207ppm、162ppm、144ppm、13
1ppm、129ppm、120ppm、116ppm
にスチリルケトン部分の炭素に由来するシグナルが、1
01ppm〜62ppmにグリセリル部分の炭素に由来
するシグナルとマルトトリオールに由来するシグナル
が、それぞれ観測された。 (3)1H−NMR測定法 日本電子株式会社製のJOEL GX−400により、
CD3ODを溶媒として、室温にて測定したところ、δ
8〜7ppmにスチリルケトン部分の水素に由来するシ
グナルがδ5.8〜3.5ppmにグルセリル部分とマ
ルトトリオール部分の水素に由来するシグナルがそれぞ
れ観測された。 (4)紫外線吸収剤スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、UVIDEC 610C紫外
吸収スペクトル測定装置を用い、溶媒メタノールで測定
したところ、323.0nmに極大吸収を示した。 (5)フェノール指示薬 生成物をTLC上にスポットし、噴霧器にてフェノール
指示薬を噴霧した後、続いて10%炭酸水素ナトリウム
水溶液を噴霧してもフェノールの呈色は示さなかった。試験例1 美容液の製造 表1のような処方にて、スチリルケトン誘導体を配合し
た美容液と、対照例として2−ヒドロキシ−4−メトキ
シ−5−スルフォキソニウムベンゾフェノンを配合した
美容液の製造を行った。
【0035】
【表1】 ────────────────────────────────── 成分 配合例1 対照例1 ────────────────────────────────── A(アルコール相) エタノール 5.0 5.0 POEオレイルアルコールエーテル 2.0 2.0 香料 適 量 適 量 ────────────────────────────────── B(水相) 1,3−ブチレングリコール 5.0 5.0 スチリルケトン誘導体(実施例1) 8.0 _ 2-ヒト゛ロキシ-4-メトキシ-5-スルフォキソニウムヘ゛ンソ゛フェノン _ 8.0 トリエタノールアミン 0.1 0.1 カルボキシビニルポリマー 0.15 0.15 精製水 残余 残余 ────────────────────────────────── アルコール相Aを水相Bに添加し、香料を可溶化して美
容液を得た。配合例1は、無色透明で粘性のある良好な
美容液が得られたのに対し、対照例1では、黄味が強く
粘性のないものであった。試験例2 日焼け止めテスト 試験例1で製造した2つの美容液を用いて、海浜での実
使用テストを行なった。方法としては、サンプルをパネ
ル10名の背中に左右半分ずつ塗布し、日焼け度合を判
定した。判定基準は、以下のようにした。 日焼けの程度の評価基準 強い紅斑が認められた ……× 僅かに紅斑が認められた …△ 紅斑が認められなかった …○ 結果は、表2のようになった。
容液を得た。配合例1は、無色透明で粘性のある良好な
美容液が得られたのに対し、対照例1では、黄味が強く
粘性のないものであった。試験例2 日焼け止めテスト 試験例1で製造した2つの美容液を用いて、海浜での実
使用テストを行なった。方法としては、サンプルをパネ
ル10名の背中に左右半分ずつ塗布し、日焼け度合を判
定した。判定基準は、以下のようにした。 日焼けの程度の評価基準 強い紅斑が認められた ……× 僅かに紅斑が認められた …△ 紅斑が認められなかった …○ 結果は、表2のようになった。
【0036】
【表2】 ──────────────────────────────────── 配合例1の 対照例1の サンプル塗布部 サンプル塗布部 ──────────────────────────────────── パネルA ○ ○ B ○ × C △ × D ○ △ E △ △ F ○ △ G ○ ○ H ○ △ I △ △ J ○ × ──────────────────────────────────── 皮膚トラブル件数 なし ひりつき2件 かゆみ 3件 発疹 1件 ──────────────────────────────────── これらの結果より、スチリルケトン誘導体を配合した皮
膚外用剤は、従来の水溶性紫外線吸収剤を配合した皮膚
外用剤よりも紫外線防御効果が高く、皮膚トラブルもな
く、安全性の高いものであった。試験例3 保湿性 室温25℃で50%相対湿度の環境下で男女15名の皮
膚コンダクタンスの変化を測定した。試験例1で製造し
た美容液を腕部に塗り、その処理後24時間後の腕部の
皮膚コンダクタンスを測定し、その増加率より判定を行
なった。判定は以下のように行なった。 コンダクタンス増加率=コンダクタンス値の増加量/処
理前コンダクタンス値 保湿性の判定基準 コンダクタンス増加率15%未満…………………× コンダクタンス増加率15%以上30%未満……△ コンダクタンス増加率30%以上…………………○ 結果は、表3のようになった。
膚外用剤は、従来の水溶性紫外線吸収剤を配合した皮膚
外用剤よりも紫外線防御効果が高く、皮膚トラブルもな
く、安全性の高いものであった。試験例3 保湿性 室温25℃で50%相対湿度の環境下で男女15名の皮
膚コンダクタンスの変化を測定した。試験例1で製造し
た美容液を腕部に塗り、その処理後24時間後の腕部の
皮膚コンダクタンスを測定し、その増加率より判定を行
なった。判定は以下のように行なった。 コンダクタンス増加率=コンダクタンス値の増加量/処
理前コンダクタンス値 保湿性の判定基準 コンダクタンス増加率15%未満…………………× コンダクタンス増加率15%以上30%未満……△ コンダクタンス増加率30%以上…………………○ 結果は、表3のようになった。
【0037】
【表3】 ──────────────────────────── 判定 配合例1の塗布部 対照例1の塗布部 ──────────────────────────── ○ 25 6 △ 5 8 × 0 16 ────────────────────────────
【0038】以上より、スチリルケトン誘導体を配合し
た皮膚外用剤は、従来の水溶性紫外線吸収剤を配合した
皮膚外用剤よりも保湿性の高い優れたものであることが
わかった。以下に本発明にかかる皮膚外用剤の配合例を
説明する。なお、各皮膚外用剤ともに優れた紫外線防御
効果を示した。
た皮膚外用剤は、従来の水溶性紫外線吸収剤を配合した
皮膚外用剤よりも保湿性の高い優れたものであることが
わかった。以下に本発明にかかる皮膚外用剤の配合例を
説明する。なお、各皮膚外用剤ともに優れた紫外線防御
効果を示した。
【0039】実施例16 クリーム A.油相 ステアリル酸 10.0 ステアリルアルコール 4.0 ステアリン酸モノグリセリンエステル 8.0 ビタミンEアセテート 0.5 香料 0.4 エチルパラベン 0.1 ブチルパラベン 0.1 プロピルパラベン 0.1 B.水相 プロピレングリコール 8.0 グリセリン 2.0 4-(4,4-シ゛メチル-3-オキソ-1-ヘ゜ンテニル)フェニルク゛リセロールマルチトールエーテル 8.0 水酸化カリウム 0.4 エデト酸三ナトリルム 0.05 精製水 残 余 〈製法〉Aの油相部とBの水相部をそれぞれ70℃に加
熱し完全溶解する。A相をB相に加えて、乳化機で乳化
する。乳化物を熱交換器を用いて冷却してクリームを得
た。
熱し完全溶解する。A相をB相に加えて、乳化機で乳化
する。乳化物を熱交換器を用いて冷却してクリームを得
た。
【0040】実施例17 クリーム A.油相 セタノール 4.0 ワセリン 7.0 イソプロピルミリステート 8.0 スクワラン 12.0 ジメチルポリシロキサン 3.0 ステアリン酸モノグリセリンエステル 2.2 POE(20)ソルビタンモノステアレート 0.5 グリチルレチン酸ステアレート BHT 0.02 エチルパラベン 0.1 ブチルパラベン 0.1 プロピルパラベン 0.1 B.水相 1,3ブチレングリコール 7.0 エデト酸二ナトリルム 0.07 フェノキシエタノール 0.2 L−アスコロビン酸リン酸エステルマグネシウム塩 3.0 ポリアクリル酸アルキルエステル 1.0 4-(4,4-シ゛メチル-3-オキソ-1-ヘ゜ンテニル)フェニルク゛リセロールマルトトリオールエーテル 8.0 精製水 残 余 〈製法〉実施例16に準じてクリームを得た。
【0041】実施例18 乳液 A.油相 オレイルオレート 3.0 ワセリン 7.0 スクワラン 5.0 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 0.8 ポリオキシエチレンオレイルエ−テル(20E.O.) 1.2 ジp−メトキシ桂皮酸グリセリル 3.0 メチルパラベン 0.1 香料 0.12 B.水相 ジプロピレングリコール 5.0 エタノール 3.0 カルボキシビニルポリマー 0.17 ヒアルロン酸ナトリウム 0.01 ポリアクリル酸アルキルエステル 1.0 4-(4,4-シ゛メチル-3-オキソ-1-ヘ゜ンテニル)フェニルク゛リセロールソルヒ゛トールエーテル 4.0 水酸化カリウム 0.08 ヘキサメタリン酸ナトリウム 0.05 精製水 残 余 〈製法〉実施例16に準じて乳液を得た。
【0042】実施例19 クリーム A.油相 ベヘニルアルコール 0.5 12−ヒドロキシステアリン酸コレスタノールエステル 2.0 スクワラン 7.0 ホホバオイル 5.0 自己乳化型モノステアリングリセリン 2.5ホ゜リオキシエチレンソルヒ゛タンモノステアリン 酸エステル(20EO) 1.5 2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン 3.0 エチルパラベン 0.2 ブチルパラベン 0.1 プロピルパラベン 0.1 B.水相 プロピレングリコール 5.0 エデト酸酸ナトリルム 0.08 グリセリン 5.0 ビーガム(モンモリロナイト) 3.0 水酸化カリウム 0.3 2-メトキシ-4-(4,4-シ゛メチル-3-オキソ-1-ヘ゜ンテニル) フェニルク゛リセロールマルチトールエーテル 8.0 精製水 残 余 〈製法〉実施例16に準じてクリームを得た。
【0043】実施例20 粉末入化化粧水 A.油相 エタノール 8.0 POE(60)グリセリルモノイソステアレート 2.0 L−メントール 0.1 カンファー 0.1 メチルパラベン 0.2 香料 0.03 B.水相 グリセリン 3.5 2-メトキシ-4-(4,4-シ゛メチル-3-オキソ-1-ヘ゜ンテニル) フェニルク゛リセロールマルトトリオールエーテル 4.0 亜鉛 1.5 カオリン 0.5 ベントナイト 0.3 ヘキサメタリン酸ナトリウム 0.03 精製水 残 余 〈製法〉実施例16に準じてクリームを得た。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかるスチ
リルケトン誘導体によれば、優れたUVーA及びUVー
B吸収能、及び極性溶媒相溶性を有する。また、それを
配合した皮膚外用剤は極性基剤に対しても配合可能で優
れた使用性を発揮することができる。
リルケトン誘導体によれば、優れたUVーA及びUVー
B吸収能、及び極性溶媒相溶性を有する。また、それを
配合した皮膚外用剤は極性基剤に対しても配合可能で優
れた使用性を発揮することができる。
【図1】本発明の一実施例にかかる4-(4,4-シ゛メチル-3-オキソ
-1-ヘ゜ンテニル)フェニルク゛リセロールマルチトールエーテルの赤外吸収スペクト
ルチャート図である。
-1-ヘ゜ンテニル)フェニルク゛リセロールマルチトールエーテルの赤外吸収スペクト
ルチャート図である。
【図2】本発明の一実施例にかかる4-(4,4-シ゛メチル-3-オキソ
-1-ヘ゜ンテニル)フェニルク゛リセロールマルチトールエーテルの13C−NMRスペ
クトルチャート図である。
-1-ヘ゜ンテニル)フェニルク゛リセロールマルチトールエーテルの13C−NMRスペ
クトルチャート図である。
【図3】本発明の一実施例にかかる4-(4,4-シ゛メチル-3-オキソ
-1-ヘ゜ンテニル)フェニルク゛リセロールマルチトールエーテルの1H−NMRスペク
トルチャート図である。
-1-ヘ゜ンテニル)フェニルク゛リセロールマルチトールエーテルの1H−NMRスペク
トルチャート図である。
【図4】本発明の一実施例にかかる4-(4,4-シ゛メチル-3-オキソ
-1-ヘ゜ンテニル)フェニルク゛リセロールマルチトールエーテルの紫外線吸収スペク
トルチャート図である。
-1-ヘ゜ンテニル)フェニルク゛リセロールマルチトールエーテルの紫外線吸収スペク
トルチャート図である。
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかるスチ
リルケトン誘導体によれば、優れたUV−A及びUV−
B吸収能、及び極性溶媒相溶性を有する。また、それを
配合した皮膚外用剤は極性基剤に対しても配合可能で優
れた使用性を発揮することができる。
リルケトン誘導体によれば、優れたUV−A及びUV−
B吸収能、及び極性溶媒相溶性を有する。また、それを
配合した皮膚外用剤は極性基剤に対しても配合可能で優
れた使用性を発揮することができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる4−(4,4−ジメ
チル−3−オキソ−1−ペンテニル)フェニルグリセロ
ールマルチトールエーテルの赤外吸収スペクトルチャー
ト図である。
チル−3−オキソ−1−ペンテニル)フェニルグリセロ
ールマルチトールエーテルの赤外吸収スペクトルチャー
ト図である。
【図2】本発明の一実施例にかかる4−(4,4−ジメ
チル−3−オキソ−1−ペンテニル)フェニルグリセロ
ールマルチトールエーテルの13C−NMRスペクトル
チャート図である。
チル−3−オキソ−1−ペンテニル)フェニルグリセロ
ールマルチトールエーテルの13C−NMRスペクトル
チャート図である。
【図3】本発明の一実施例にかかる4−(4,4−ジメ
チル−3−オキソ−1−ペンテニル)フェニルグリセロ
ールマルチトールエーテルの1H−NMRスペクトルチ
ャート図である。
チル−3−オキソ−1−ペンテニル)フェニルグリセロ
ールマルチトールエーテルの1H−NMRスペクトルチ
ャート図である。
【図4】本発明の一実施例にかかる4−(4,4−ジメ
チル−3−オキソ−1−ペンテニル)フェニルグリセロ
ールマルチトールエーテルの紫外線吸収スペクトルチャ
ート図である。
チル−3−オキソ−1−ペンテニル)フェニルグリセロ
ールマルチトールエーテルの紫外線吸収スペクトルチャ
ート図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07H 15/04 C07H 15/04 D C09K 3/00 104 C09K 3/00 104Z
Claims (3)
- 【請求項1】下記一般式化1で表わされるスチリルケト
ン誘導体。 【化1】 但し、Rは水素もしくは水酸基もしくはアルコキシル
基、 Aは糖または糖アルコールを表し、 Gはグリセリン1モルに相当し、 nは整数を表す。 - 【請求項2】請求項1記載のスチリルケトン誘導体より
なる紫外線吸収剤。 - 【請求項3】請求項1記載のスチリルケトン誘導体を一
種または二種以上を含むことを特徴とする皮膚外用剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25740092A JP3144715B2 (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | スチリルケトン誘導体及びそれを用いた紫外線吸収剤及びそれを配合した皮膚外用剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25740092A JP3144715B2 (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | スチリルケトン誘導体及びそれを用いた紫外線吸収剤及びそれを配合した皮膚外用剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09176078A true JPH09176078A (ja) | 1997-07-08 |
JP3144715B2 JP3144715B2 (ja) | 2001-03-12 |
Family
ID=17305855
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25740092A Expired - Fee Related JP3144715B2 (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | スチリルケトン誘導体及びそれを用いた紫外線吸収剤及びそれを配合した皮膚外用剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3144715B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000328039A (ja) * | 1999-05-19 | 2000-11-28 | Hayashibara Biochem Lab Inc | 光吸収剤 |
-
1992
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JP2000328039A (ja) * | 1999-05-19 | 2000-11-28 | Hayashibara Biochem Lab Inc | 光吸収剤 |
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