JP2999564B2 - 皮膚外用剤 - Google Patents
皮膚外用剤Info
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- JP2999564B2 JP2999564B2 JP41655190A JP41655190A JP2999564B2 JP 2999564 B2 JP2999564 B2 JP 2999564B2 JP 41655190 A JP41655190 A JP 41655190A JP 41655190 A JP41655190 A JP 41655190A JP 2999564 B2 JP2999564 B2 JP 2999564B2
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- sugar
- external preparation
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- ultraviolet
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は糖桂皮酸誘導体及び皮膚
外用剤、特に紫外線吸収性を有する水溶性の糖桂皮酸誘
導体を配合した皮膚外用剤に関する。
外用剤、特に紫外線吸収性を有する水溶性の糖桂皮酸誘
導体を配合した皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】太陽光線に含まれる紫外線は、400nm
〜320nmの長波長紫外線(UV−A)、320nm〜2
80nmの中波長紫外線(UV−B)、280nm以下の短
波長紫外線(UV−C)に分類される。このうち、29
0nm以下の波長の紫外線は、オゾン層によって吸収さ
れ、地表に到達しない。
〜320nmの長波長紫外線(UV−A)、320nm〜2
80nmの中波長紫外線(UV−B)、280nm以下の短
波長紫外線(UV−C)に分類される。このうち、29
0nm以下の波長の紫外線は、オゾン層によって吸収さ
れ、地表に到達しない。
【0003】地表に届く紫外線は、人間の皮膚に様々な
影響を及ぼす。UV−Aによっても一次黒化の惹起等が
問題となるが、特にUV−Bの影響は甚大で、一定量以
上の光量が皮膚に照射されると、紅班や水泡を形成した
り、メラニン形成が亢進され色素沈着を生じる等の問題
を引起こし、さらに長期的には皮膚老化を促進し、皮膚
癌等の原因となる。
影響を及ぼす。UV−Aによっても一次黒化の惹起等が
問題となるが、特にUV−Bの影響は甚大で、一定量以
上の光量が皮膚に照射されると、紅班や水泡を形成した
り、メラニン形成が亢進され色素沈着を生じる等の問題
を引起こし、さらに長期的には皮膚老化を促進し、皮膚
癌等の原因となる。
【0004】そこで従来より紫外線の影響を除去するた
め、各種紫外線吸収剤が開発されてきた。既存の紫外線
吸収剤としては、PABA誘導体、桂皮酸誘導体、サリ
チル酸誘導体、ベンゾフェノン誘導体、ウロカニン酸誘
導体、カンファー誘導体、複素環誘導体等が知られてい
る。
め、各種紫外線吸収剤が開発されてきた。既存の紫外線
吸収剤としては、PABA誘導体、桂皮酸誘導体、サリ
チル酸誘導体、ベンゾフェノン誘導体、ウロカニン酸誘
導体、カンファー誘導体、複素環誘導体等が知られてい
る。
【0005】そして、これらのUV−B吸収剤は、通
常、化粧品、医薬品、医薬部外品等の皮膚外用剤に配合
されているが、外用剤基剤には低分子量のジメチルシロ
キサン系基剤が広く使用されている。
常、化粧品、医薬品、医薬部外品等の皮膚外用剤に配合
されているが、外用剤基剤には低分子量のジメチルシロ
キサン系基剤が広く使用されている。
【0006】すなわち、最も頻繁に日焼け止を使用する
のが夏であるため、耐汗性、耐水性等の観点から紫外線
吸収剤として使用されてきたものは、油溶性のものが殆
どであった。
のが夏であるため、耐汗性、耐水性等の観点から紫外線
吸収剤として使用されてきたものは、油溶性のものが殆
どであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、最近では日
常の生活で受ける紫外線の影響についても問題になって
おり、通常のスキンケアでも日焼け止が望まれている。
このため、(1)化粧水等の水系のスキンケア製品にも多
量に配合できること、(2)より高い紫外線吸収効果を有
する外用剤を処方する上でも系全体に多量の紫外線吸収
剤を配合できる方が良いので、油相だけではなく、水相
にも紫外線吸収剤を配合することが望まれること、等の
観点から水溶性紫外線吸収剤の開発が強く要望されてい
た。
常の生活で受ける紫外線の影響についても問題になって
おり、通常のスキンケアでも日焼け止が望まれている。
このため、(1)化粧水等の水系のスキンケア製品にも多
量に配合できること、(2)より高い紫外線吸収効果を有
する外用剤を処方する上でも系全体に多量の紫外線吸収
剤を配合できる方が良いので、油相だけではなく、水相
にも紫外線吸収剤を配合することが望まれること、等の
観点から水溶性紫外線吸収剤の開発が強く要望されてい
た。
【0008】しかし、従来のUV−B吸収剤は、前述し
たようにその殆どが油溶性で水溶性が低く、処方が制限
されていた。水溶性UV−B吸収剤としては、僅かに2
−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルフォキソニウム
ベンゾフェノンナトリウム塩が知られているのみであ
り、しかもこれは塩であるので処方系のpHに影響をも
たらすという課題があった。
たようにその殆どが油溶性で水溶性が低く、処方が制限
されていた。水溶性UV−B吸収剤としては、僅かに2
−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルフォキソニウム
ベンゾフェノンナトリウム塩が知られているのみであ
り、しかもこれは塩であるので処方系のpHに影響をも
たらすという課題があった。
【0009】本発明は前記従来技術の課題に鑑みなされ
たものであり、その目的は、優れたUV−B吸収性を有
し、しかも水溶性である糖桂皮酸誘導体を用いた皮膚外
用剤を提供することにある。
たものであり、その目的は、優れたUV−B吸収性を有
し、しかも水溶性である糖桂皮酸誘導体を用いた皮膚外
用剤を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明者らが鋭意検討した結果、桂皮酸に糖を結合さ
せた糖桂皮酸誘導体に優れたUV−B吸収性及び水溶性
があることを見出し、本発明を完成するに至った。
に本発明者らが鋭意検討した結果、桂皮酸に糖を結合さ
せた糖桂皮酸誘導体に優れたUV−B吸収性及び水溶性
があることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0011】すなわち本出願の請求項1記載の皮膚外用
剤は、下記一般式化2で表わされる糖桂皮酸誘導体を一
種又は二種以上配合することを特徴とする。
剤は、下記一般式化2で表わされる糖桂皮酸誘導体を一
種又は二種以上配合することを特徴とする。
【化2】 (式中Aは糖又は糖アルコールからn個の水酸基を除い
た残基、Xはアルコキシ基、aは1〜3の整数、nは整
数)
た残基、Xはアルコキシ基、aは1〜3の整数、nは整
数)
【0012】以下、本発明の構成をさらに詳細に説明す
る。一般式化2において、Aの糖の具体例としては、グ
ルコース、ガラクトース、キシロース、フルクトース、
アルトロース、タロース、マンノース、アラビノース、
イドース、リキソース、リボース、アロース等の単糖類
及びその混合物、又は、マルトース、イソマルソース、
ラクトース、キシロビオース、ケンチビオース、コージ
オビオース、セロビオース、ソホロース、ニゲロース、
スクロース、メリビオース、ラミナリビオース、ルチノ
ース等の二糖類及びその混合物、更にマルチトール、ソ
ルビトール、マンニトール、ガラクチトール、グルシト
ール、イノシトールなどの糖アルコール及びその混合物
が挙げられ、更にそれ以上の多糖を用いることもでき
る。また、単糖類、二糖類、糖アルコール、及びそれ以
上の多糖の混合物でも構わない。
る。一般式化2において、Aの糖の具体例としては、グ
ルコース、ガラクトース、キシロース、フルクトース、
アルトロース、タロース、マンノース、アラビノース、
イドース、リキソース、リボース、アロース等の単糖類
及びその混合物、又は、マルトース、イソマルソース、
ラクトース、キシロビオース、ケンチビオース、コージ
オビオース、セロビオース、ソホロース、ニゲロース、
スクロース、メリビオース、ラミナリビオース、ルチノ
ース等の二糖類及びその混合物、更にマルチトール、ソ
ルビトール、マンニトール、ガラクチトール、グルシト
ール、イノシトールなどの糖アルコール及びその混合物
が挙げられ、更にそれ以上の多糖を用いることもでき
る。また、単糖類、二糖類、糖アルコール、及びそれ以
上の多糖の混合物でも構わない。
【0013】Xとしては、例えばメトキシ基、エトキシ
基、イソプロピル基等が挙げられる。いずれも、水溶性
及びUV−B吸収波長に顕著な差はないが、工業性等か
ら、特にメトキシ基が好ましい。
基、イソプロピル基等が挙げられる。いずれも、水溶性
及びUV−B吸収波長に顕著な差はないが、工業性等か
ら、特にメトキシ基が好ましい。
【0014】本発明の糖桂皮酸誘導体は、エステル交換
反応(ホットメルト法、シュネル法、ネブラスカ−シュ
ネル法、ジマー法、ネブラスカ−DKS法、米国特許2,
999,858号(1961)、米国特許2,948,717号(1960)、米国特
許3,021,324号(1962)、 ドイツ特許1,098,501号(196
1)、日本国特許404,285(1962)等)、桂皮酸無水物との
反応、桂皮酸クロリドとの反応等、一般にエステル化に
用いられる反応で合成することが出来る。例えば、ネブ
ラスカーシュネル法で合成することができる。
反応(ホットメルト法、シュネル法、ネブラスカ−シュ
ネル法、ジマー法、ネブラスカ−DKS法、米国特許2,
999,858号(1961)、米国特許2,948,717号(1960)、米国特
許3,021,324号(1962)、 ドイツ特許1,098,501号(196
1)、日本国特許404,285(1962)等)、桂皮酸無水物との
反応、桂皮酸クロリドとの反応等、一般にエステル化に
用いられる反応で合成することが出来る。例えば、ネブ
ラスカーシュネル法で合成することができる。
【0015】即ち、糖をジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキシド、ジオキサン、ジメチルアセトアミド、
N−メチルピロリドン、N−アセチルモルホリン、N−
メチルコハク酸イミド等の非水系溶媒に溶かし、これに
一般式化3:
ルスルホキシド、ジオキサン、ジメチルアセトアミド、
N−メチルピロリドン、N−アセチルモルホリン、N−
メチルコハク酸イミド等の非水系溶媒に溶かし、これに
一般式化3:
【化3】 (ただし、式中Rは、メチル基、エチル基等の低級アル
キル基であり、Xおよびaは、前記式化2に同じ)で示
される化合物を添加して、触媒の存在下、50〜130
℃で攪拌、エステル交換反応させることにより得られ
る。この際、反応は減圧下で行ない、一般式化3で示さ
れる化合物は単独でも2種以上を併用してもよい。
キル基であり、Xおよびaは、前記式化2に同じ)で示
される化合物を添加して、触媒の存在下、50〜130
℃で攪拌、エステル交換反応させることにより得られ
る。この際、反応は減圧下で行ない、一般式化3で示さ
れる化合物は単独でも2種以上を併用してもよい。
【0016】また、上記の触媒としては、硫酸等の鉱
酸、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等のアルカリ、ナト
リウムメチラート、ナトリウムエチラート等のナトリウ
ムアルコラート、N−メチルベンジルアミン等のアミン
等が挙げられる。
酸、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等のアルカリ、ナト
リウムメチラート、ナトリウムエチラート等のナトリウ
ムアルコラート、N−メチルベンジルアミン等のアミン
等が挙げられる。
【0017】この反応に使用される糖と一般式化3で示
される化合物のモル比は、例えばモノエステルを主生成
物として得ようとする場合1〜3:1で更に好ましくは
2〜3:1である。糖が多過ぎると、糖が多量に残って
後の精製に支障をきたす。
される化合物のモル比は、例えばモノエステルを主生成
物として得ようとする場合1〜3:1で更に好ましくは
2〜3:1である。糖が多過ぎると、糖が多量に残って
後の精製に支障をきたす。
【0018】一般式化3で示される化合物がすべて消費
された場合、反応系の触媒を中和する目的で酢酸、塩
酸、硫酸、リン酸等の酸、水酸化リチウム、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム等のアルカリを加え、反応溶媒
を減圧留去する。
された場合、反応系の触媒を中和する目的で酢酸、塩
酸、硫酸、リン酸等の酸、水酸化リチウム、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム等のアルカリを加え、反応溶媒
を減圧留去する。
【0019】このようにして得られた反応生成物には、
一般式化2で示される糖桂皮酸誘導体のほか、中和時の
塩、糖等が共存している。そのため、例えば糖と塩を除
去する場合、メチルアルコール、エチルアルコール、ブ
チルアルコール、イソプロピルアルコール等の糖を溶解
しない溶媒で抽出したり、塩を多量に含む水とメチルエ
チルケトン、n−ブタノールで分配し、有機溶媒層を分
取することにより精製できる。
一般式化2で示される糖桂皮酸誘導体のほか、中和時の
塩、糖等が共存している。そのため、例えば糖と塩を除
去する場合、メチルアルコール、エチルアルコール、ブ
チルアルコール、イソプロピルアルコール等の糖を溶解
しない溶媒で抽出したり、塩を多量に含む水とメチルエ
チルケトン、n−ブタノールで分配し、有機溶媒層を分
取することにより精製できる。
【0020】また、糖と塩を除去し、結合したエステル
基の数によって化合物を分離する場合、反応生成物を水
または水とアルコールの混液に懸濁させ、ハイパーポー
ラスポリマー(例えば三菱化成工業株式会社製のハイポ
ーラス樹脂)、オクタデシルシリカなどの逆相分配カラ
ムで、始めに水で通液し、次にメタノール、エタノール
などのアルコールやアセトニトリルなどの極性有機溶媒
と水の混液で通液し、この液を分取することにより分離
・精製できる。その他、Snellらの方法、特公昭4
1−6852、特公昭40−26250等や、アセトン
で抽出し精製することもできる。
基の数によって化合物を分離する場合、反応生成物を水
または水とアルコールの混液に懸濁させ、ハイパーポー
ラスポリマー(例えば三菱化成工業株式会社製のハイポ
ーラス樹脂)、オクタデシルシリカなどの逆相分配カラ
ムで、始めに水で通液し、次にメタノール、エタノール
などのアルコールやアセトニトリルなどの極性有機溶媒
と水の混液で通液し、この液を分取することにより分離
・精製できる。その他、Snellらの方法、特公昭4
1−6852、特公昭40−26250等や、アセトン
で抽出し精製することもできる。
【0021】前記のように合成した糖桂皮酸誘導体は、
抽出溶媒を留去したり、カラムにより精製した後用いて
もよく、そのまま用いてもよい。このようにして得られ
る糖桂皮酸は、化学安定性・酸化安定性に優れ、水溶性
で、しかもUV−B領域に吸収を有する上、保湿性に優
れるという機能を持つ。上記の糖桂皮酸誘導体は固体で
安全性、安定性に極めて優れているため、医薬品、医薬
部外品、化粧品及び洗浄料等の皮膚外用剤の成分として
配合され得る。
抽出溶媒を留去したり、カラムにより精製した後用いて
もよく、そのまま用いてもよい。このようにして得られ
る糖桂皮酸は、化学安定性・酸化安定性に優れ、水溶性
で、しかもUV−B領域に吸収を有する上、保湿性に優
れるという機能を持つ。上記の糖桂皮酸誘導体は固体で
安全性、安定性に極めて優れているため、医薬品、医薬
部外品、化粧品及び洗浄料等の皮膚外用剤の成分として
配合され得る。
【0022】また、本発明に加えて通常用いられる他の
化粧品や医薬品成分を適宜配合することができる。例え
ば、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、セチルア
ルコール、イソステアリルアルコール、2−エチルヘキ
サン酸セチル、2−オクチルドデシルアルコール、トリ
イソステアリン酸グリセリン、マカデミアンナッツ油、
ラノリン等の各種炭化水素、油脂類、ロウ類等の油性成
分、シリコーン類、界面活性剤、増粘剤、中和剤、防腐
剤、殺菌剤、酸化防止剤、粉体成分、色素、香料、他の
紫外線吸収剤、薬効剤、金属封鎖剤、pH調整剤等が挙
げられる。また、本発明にかかる皮膚外用剤の剤型は任
意であり、例えば化粧水等の可溶化系、乳液、クリーム
等の乳化系、あるいは、軟膏、そのほかファンデーショ
ンなどの粉末系等の剤型をとることができる。
化粧品や医薬品成分を適宜配合することができる。例え
ば、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、セチルア
ルコール、イソステアリルアルコール、2−エチルヘキ
サン酸セチル、2−オクチルドデシルアルコール、トリ
イソステアリン酸グリセリン、マカデミアンナッツ油、
ラノリン等の各種炭化水素、油脂類、ロウ類等の油性成
分、シリコーン類、界面活性剤、増粘剤、中和剤、防腐
剤、殺菌剤、酸化防止剤、粉体成分、色素、香料、他の
紫外線吸収剤、薬効剤、金属封鎖剤、pH調整剤等が挙
げられる。また、本発明にかかる皮膚外用剤の剤型は任
意であり、例えば化粧水等の可溶化系、乳液、クリーム
等の乳化系、あるいは、軟膏、そのほかファンデーショ
ンなどの粉末系等の剤型をとることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明にかかる皮膚外用剤は、特徴的な
糖桂皮酸誘導体を一種又は二種以上配合することによ
り、紫外線防御効果を充分に有する水性基剤の製剤化が
可能になり、かつ基剤成分との相互作用がなく安定で安
全性が高い利点を有している。
糖桂皮酸誘導体を一種又は二種以上配合することによ
り、紫外線防御効果を充分に有する水性基剤の製剤化が
可能になり、かつ基剤成分との相互作用がなく安定で安
全性が高い利点を有している。
【0024】
【実施例】次に、試験例及び実施例によって本発明をさ
らに詳細に説明する。なお、本発明は、これによって限
定されるものではない。
らに詳細に説明する。なお、本発明は、これによって限
定されるものではない。
【0025】まず、本発明にかかる糖桂皮酸の製造方法
について説明する。製造例1(マルチトールトリメトキシン桂皮酸エステル) トリメトキシ桂皮酸15gを、HCl-MeOH溶液150ml
に溶解し、加熱還流を1時間した後、減圧濃縮した。酢
酸エチル300mlで抽出し、精製水200mlで5回
洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、
結晶を濾去した後、減圧濃縮した。得られた生成物をメ
タノールで再結晶し、再結晶収率97%にてトリメトキ
シ桂皮酸メチルエステル15.5gを得た。
について説明する。製造例1(マルチトールトリメトキシン桂皮酸エステル) トリメトキシ桂皮酸15gを、HCl-MeOH溶液150ml
に溶解し、加熱還流を1時間した後、減圧濃縮した。酢
酸エチル300mlで抽出し、精製水200mlで5回
洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、
結晶を濾去した後、減圧濃縮した。得られた生成物をメ
タノールで再結晶し、再結晶収率97%にてトリメトキ
シ桂皮酸メチルエステル15.5gを得た。
【0026】マルチトール1.28gを、予め乾燥して
おいたジメチルスルホキシド5mlに溶解し、合成した
トリメトシキ桂皮酸メチルエステル3gを加え、続いて
攪拌下、炭酸カリウム1.6g加えた後、減圧下100
℃にて2時間加熱攪拌した。反応系を室温まで空冷した
後、塩酸で中和した。
おいたジメチルスルホキシド5mlに溶解し、合成した
トリメトシキ桂皮酸メチルエステル3gを加え、続いて
攪拌下、炭酸カリウム1.6g加えた後、減圧下100
℃にて2時間加熱攪拌した。反応系を室温まで空冷した
後、塩酸で中和した。
【0027】反応溶媒を減圧蒸留にて留去し、残留物を
ハイパーポーラスポリマー(三菱化成工業株式会社製の
ハイポーラス樹脂)のカラムクロマトグラフ法で展開溶
媒として初め精製水、次にエチルアルコール:精製水=
7:3を用いて分画すると、精製水の溶出部に塩化カリ
ウム、マルチトール及びジメチルスルホキシドが認めら
れ、エチルアルコール:精製水7:3溶出部を濃縮し
た。
ハイパーポーラスポリマー(三菱化成工業株式会社製の
ハイポーラス樹脂)のカラムクロマトグラフ法で展開溶
媒として初め精製水、次にエチルアルコール:精製水=
7:3を用いて分画すると、精製水の溶出部に塩化カリ
ウム、マルチトール及びジメチルスルホキシドが認めら
れ、エチルアルコール:精製水7:3溶出部を濃縮し
た。
【0028】マルチトールモノトリメトキシ桂皮酸エス
テルの収量は2.01g(収率30.0%)であった。
また、得られたマルチトールトリメトキシ桂皮酸エス
テルは、下記の(1)〜(4)の方法により分析した。
このようにして得たマルチトールモノトリメトキシ桂皮
酸エステルを試料1とした。
テルの収量は2.01g(収率30.0%)であった。
また、得られたマルチトールトリメトキシ桂皮酸エス
テルは、下記の(1)〜(4)の方法により分析した。
このようにして得たマルチトールモノトリメトキシ桂皮
酸エステルを試料1とした。
【0029】(1)赤外吸収スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、IRA−1赤外吸収スペクト
ル測定装置を用い、neat法で測定したところ、34
00cm-1に水酸基の伸縮振動、2900cm-1付近に
メトキシ基の伸縮運動、1690cm-1にカルボニル基
の伸縮運動による吸収が観測された。結果を図1に示
す。
ル測定装置を用い、neat法で測定したところ、34
00cm-1に水酸基の伸縮振動、2900cm-1付近に
メトキシ基の伸縮運動、1690cm-1にカルボニル基
の伸縮運動による吸収が観測された。結果を図1に示
す。
【0030】(2)13C−NMR測定法 日本電子株式会社製のJOEL GX−400により、
CD3ODを溶媒として、室温にて測定したところ、1
69〜102ppmにトリメトキシ桂皮酸部分に由来す
るシグナルが、また62〜100ppmにマルチトール
部分の炭素に由来するシグナルがそれぞれ観測された。
結果を図2に示す。
CD3ODを溶媒として、室温にて測定したところ、1
69〜102ppmにトリメトキシ桂皮酸部分に由来す
るシグナルが、また62〜100ppmにマルチトール
部分の炭素に由来するシグナルがそれぞれ観測された。
結果を図2に示す。
【0031】(3)1H−NMR測定法 日本電子株式会社製のJOEL GX−400により、
CD3ODを溶媒として、室温にて測定したところ、
7.7〜6.4ppmにトリメトキシ桂皮酸部分に由来
するシグナルが、また3.0〜5.0ppmにマルチト
ール部分の水素に由来するシグナルがそれぞれ観測され
た。結果を図3に示す。
CD3ODを溶媒として、室温にて測定したところ、
7.7〜6.4ppmにトリメトキシ桂皮酸部分に由来
するシグナルが、また3.0〜5.0ppmにマルチト
ール部分の水素に由来するシグナルがそれぞれ観測され
た。結果を図3に示す。
【0032】(4)紫外線吸収スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、UVIDEC 61OC紫外吸収スペク
トル測定装置を用い、溶媒メタノールで測定したとこ
ろ、230nm付近及び310nmに、極大吸収を示し
た。結果を図4に示す。
トル測定装置を用い、溶媒メタノールで測定したとこ
ろ、230nm付近及び310nmに、極大吸収を示し
た。結果を図4に示す。
【0033】製造例2(ソルヒ゛トールトリメトキシ桂皮酸エステル) ソルビトール6.49gを予め乾燥しておいたジメチル
スルフォキシド26mlに溶解し、合成したトリメトキ
シ桂皮酸メチルエルテル3.0gを加え、続いて攪拌下
に炭酸カリウム1.64gを加え、減圧下2時間加熱攪
拌した。反応後、室温まで空冷し塩酸で中和した。
スルフォキシド26mlに溶解し、合成したトリメトキ
シ桂皮酸メチルエルテル3.0gを加え、続いて攪拌下
に炭酸カリウム1.64gを加え、減圧下2時間加熱攪
拌した。反応後、室温まで空冷し塩酸で中和した。
【0034】その後、溶媒を減圧留去し、得られた残留
物をハイパーポーラスポリマー(三菱化成工業株式会社
製のハイポーラス樹脂)のカラムクトマトグラフ法で展
開溶媒として初めに精製水、次にエチルアルコール:精
製水=1:1を用いて分画すると、精製水の溶出部に塩
化カリウム、ソルビトール及びジメチルスルホキシドが
認められ、エチルアルコール:精製水=1:1溶出部を
濃縮した。
物をハイパーポーラスポリマー(三菱化成工業株式会社
製のハイポーラス樹脂)のカラムクトマトグラフ法で展
開溶媒として初めに精製水、次にエチルアルコール:精
製水=1:1を用いて分画すると、精製水の溶出部に塩
化カリウム、ソルビトール及びジメチルスルホキシドが
認められ、エチルアルコール:精製水=1:1溶出部を
濃縮した。
【0035】ソルビトールモノトリメトキシ桂皮酸エス
テルの収量は8.6g(収率30.47%)であった。
このようにして得たソルビトールモノトリメトキシ桂皮
酸エステルは、(1)〜(4)の方法にて分析した。
テルの収量は8.6g(収率30.47%)であった。
このようにして得たソルビトールモノトリメトキシ桂皮
酸エステルは、(1)〜(4)の方法にて分析した。
【0036】(1)赤外吸収スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、IRA−1赤外吸収スペクト
ル測定装置を用い、neat法で測定したところ、34
00cm-1に水酸基の伸縮振動、2900cm-1付近に
メトキシ基の伸縮運動、1690cm-1にカルボニル基
の伸縮運動による吸収が観測された。結果を図5に示
す。
ル測定装置を用い、neat法で測定したところ、34
00cm-1に水酸基の伸縮振動、2900cm-1付近に
メトキシ基の伸縮運動、1690cm-1にカルボニル基
の伸縮運動による吸収が観測された。結果を図5に示
す。
【0037】 (2)13C−NMR測定法 日本電子株式会社製のJOEL GX−400により、
CD3ODを溶媒として、室温にて測定したところ、1
69〜106ppmにトリメトキシ桂皮酸部分に由来す
るシグナルが、62〜100ppmにソルビトール部分
の炭素に由来するシグナルがそれぞれ観測された。結果
を、図6に示す。
CD3ODを溶媒として、室温にて測定したところ、1
69〜106ppmにトリメトキシ桂皮酸部分に由来す
るシグナルが、62〜100ppmにソルビトール部分
の炭素に由来するシグナルがそれぞれ観測された。結果
を、図6に示す。
【0038】 (3)1H−NMR測定法 日本電子株式会社製のJOEL GX−400により、
CD3ODを溶媒として室温にて測定したところ、7.
7〜6.4ppmにトリメトキシ桂皮酸部分に由来する
シグナルが、また3.0〜5・0ppmにソルビトール
部分の水素に由来するシグナルがそれぞれ観測された。
結果を図7に示す。
CD3ODを溶媒として室温にて測定したところ、7.
7〜6.4ppmにトリメトキシ桂皮酸部分に由来する
シグナルが、また3.0〜5・0ppmにソルビトール
部分の水素に由来するシグナルがそれぞれ観測された。
結果を図7に示す。
【0039】(4)紫外線吸収スペクトル測定法 日本分光工業株式会社製、UVIDEC 61OC紫外吸収スペク
トル測定装置を用い、溶媒メタノールで測定したとこ
ろ、230nm付近及び310nm付近に、極大吸収を
示した。結果を図8に示す。
トル測定装置を用い、溶媒メタノールで測定したとこ
ろ、230nm付近及び310nm付近に、極大吸収を
示した。結果を図8に示す。
【0040】なお、前記各糖桂皮酸誘導体は、白色固体
であった。吸湿性が高く、融点の測定はできなかった。
次に、以上のようにして得られた糖桂皮酸誘導体を配合
した皮膚外用剤について説明する。まず、本発明にかか
る皮膚外用剤の日焼け止効果について試験を行った。
であった。吸湿性が高く、融点の測定はできなかった。
次に、以上のようにして得られた糖桂皮酸誘導体を配合
した皮膚外用剤について説明する。まず、本発明にかか
る皮膚外用剤の日焼け止効果について試験を行った。
【0041】試験例 下記の表1に示す処方において、糖桂皮酸誘導体を配合
した美容液と、対照例として2−ヒドキシ−4−メトキ
シ−5−スルフォキソニウムベンゾフェノンを配合した
美容液の製造を行なった。
した美容液と、対照例として2−ヒドキシ−4−メトキ
シ−5−スルフォキソニウムベンゾフェノンを配合した
美容液の製造を行なった。
【0042】
【表1】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 成 分 実施例1 対照例1 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− A.(アルコール相) エタノール 5.0% 5.0% POEオレイルアルコールエーテル 2.0 2.0 香料 0.05 0.05 B.(水相) 1,3−ブチレングリコール 5.0 5.0マルチトールトリメトキシ 桂皮酸エステル 7.0 − 2-ヒト゛ロキシ-4-メトキシ-5-スルフォキソニウムヘ゛ンソ゛フェノン − 7.0 トリエタノールアミン 0.1 0.1 カルボキシビニルポリマー 0.15 0.15 精製水 残 余 残 余 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− <製法>Aのアルコール相をBの水相に添加し、香料を
可溶化して美容液を得た。 外観状態 実施例1は、無色透明で粘性のある良好な美容液が得ら
れたのに対し、対照例では、黄味が強く粘性のない状態
であった。 日焼け止め効果 海浜での実使用テストにおいて、2つのサンプルをパネ
ル10名の体半分ずつ塗布仕分け、日焼け具合のアンケ
ート調査及び皮膚トラブルの調査を行なった。その結果
を表2に示す。
可溶化して美容液を得た。 外観状態 実施例1は、無色透明で粘性のある良好な美容液が得ら
れたのに対し、対照例では、黄味が強く粘性のない状態
であった。 日焼け止め効果 海浜での実使用テストにおいて、2つのサンプルをパネ
ル10名の体半分ずつ塗布仕分け、日焼け具合のアンケ
ート調査及び皮膚トラブルの調査を行なった。その結果
を表2に示す。
【0043】
【表2】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例1の 対照例1の サンプル塗布部 サンプル塗布部 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− パネルA ○ △ B ○ △ C △ × D ○ × E △ △ F △ × G ○ × H ○ △ I ○ △ J ○ △ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 皮膚トラブル件数 なし ひりつき2件 かゆみ 5件 発疹 3件 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 日焼けの程度の評価基準 強い紅班が認められた … × 僅かに紅班が認められた … △ 紅班は認められなかった … ○
【0044】これらの結果より糖桂皮酸誘導体を配合し
た皮膚外用剤は、従来の水溶性紫外線吸収剤を配合した
皮膚外用剤より紫外線防御効果が高く、皮膚トラブルの
ない安全性が高いものであった。以下に本発明にかかる
皮膚外用剤の配合例を説明する。なお、各皮膚外用剤と
も優れた紫外線防御効果を示した。
た皮膚外用剤は、従来の水溶性紫外線吸収剤を配合した
皮膚外用剤より紫外線防御効果が高く、皮膚トラブルの
ない安全性が高いものであった。以下に本発明にかかる
皮膚外用剤の配合例を説明する。なお、各皮膚外用剤と
も優れた紫外線防御効果を示した。
【0045】実施例2 クリーム A.油相 ステアリン酸 10.0% ステアリルアルコール 4.0 ステアリン酸モノグリセリンエステル 8.0 ビタミンEアセテート 0.5 香料 0.4 エチルパラベン 0.1 ブチルパラベン 0.1 プロピルパラベン 0.1 B.水相 プロピレングリコール 8.0 グリセリン 2.0 マルチトールトリメトキシ桂皮酸エステル 5.0 水酸化カリウム 0.4 エデト酸三ナトリウム 0.05 精製水 残 余 <製法>Aの油相部とBの水相部をそれぞれ70℃に加
熱し完全溶解する。A相をB相に加えて、乳化機で乳化
する。乳化物を熱交換機を用いて冷却してクリームを得
た。
熱し完全溶解する。A相をB相に加えて、乳化機で乳化
する。乳化物を熱交換機を用いて冷却してクリームを得
た。
【0046】実施例3 クリーム A.油相 セタノール 4.0 ワセリン 7.0 イソプロピルミリステート 8.0 スクワラン 12.0 ジメチルポリシロキサン 3.0 ステアリン酸モノグリセリンエステル 2.2 POE(20)ソルビタンモノステアレート 2.8 グリチルレチン酸ステアレートBHT 0.02 エチルパラベン 0.1 ブチルパラベン 0.1 B.水相 1.3ブチレングリコール 7.0 エデト酸二ナトリウム 0.07 フェノキシエタノール 0.2 L−アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩 3.0 ポリアクリル酸アルキルエステル 1.0 ソルビトールトリメトキシ桂皮酸エステル 7.0 精製水 残 余 <製法>実施例2に準じてクリームを得た。
【0047】実施例4 乳液 A.油相 スクワラン 5.0 オレイルオレート 3.0 ワセリン 2.0 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 0.8 ポリオキシエチレンオレイルエーテル(20E.O.) 1.2 2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート 3.0 メチルパラベン 0.15 香料 0.12 B.水相 ジプロピレングリコール 5.0 エタノール 3.0 カルボキシビニルポリマー 0.17 ヒアルロン酸ナトリウム 0.1 マルチトールトリメトキシ桂皮酸エステル 4.0 水酸化カリウム 0.08 ヘキサメタリン酸ナトリウム 0.05 精製水 残 余 <製法>実施例2に準じて乳液を得た。
【0048】実施例5 クリーム A.油相 ベヘニルアルコール 0.5% 12-ヒドロキシステアリン酸コレスタノールエステル 2.0 スクワラン 7.0 ホホバオイル 5.0 自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 2.5 ポリオキシエチレンソルビタン モノステアリン酸エステル(20EO) 1.5 2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン 3.0 エチルパラベン 0.2 ブチルパラベン 0.1 香料 0.1 B.水相 プロピレングリコール 5.0 グリセリン 5.0 ビーガム(モンモリロナイト) 3.0 水酸化カリウム 0.3 マルチトールトリメトキシ桂皮酸エステル 6.0 エデト酸三ナトリウム 0.08 <製法>実施例2に準じクリームを得た。
【0049】実施例6 粉末入り化粧水 A.油相 エタノール 8.0 POE(60)グリセリルモノイソステアレート 2.0 L−メントール 0.1 カンファー 0.1 メチルパラベン 0.1 香料 0.03 B.水相 グリセリン 3.5 ソルビトールトリメトキシ桂皮酸エステル 4.0 亜鉛 1.5 カオリン 0.5 ベントナイト 0.3 ヘキサメタリン酸ナトリウム 0.03 精製水 残 余 <製法>実施例1に準じた製法で粉末入り化粧水を得
た。
た。
【図1】本発明にかかる皮膚外用剤に用いられるマルチ
トールトリメトキシ桂皮酸エステルの赤外吸収スペクト
ル図である。
トールトリメトキシ桂皮酸エステルの赤外吸収スペクト
ル図である。
【図2】本発明にかかる皮膚外用剤に用いられるマルチ
トールトリメトキシ桂皮酸エステルの13C−NMR図で
ある。
トールトリメトキシ桂皮酸エステルの13C−NMR図で
ある。
【図3】本発明にかかる皮膚外用剤に用いられるマルチ
トールトリメトキシ桂皮酸エステルの1H−NMR図で
ある。
トールトリメトキシ桂皮酸エステルの1H−NMR図で
ある。
【図4】本発明にかかる皮膚外用剤に用いられるマルチ
トールトリメトキシ桂皮酸エステルの紫外線吸収スペク
トル図である。
トールトリメトキシ桂皮酸エステルの紫外線吸収スペク
トル図である。
【図5】本発明にかかる皮膚外用剤に用いられるソルビ
トールトリメトキシ桂皮酸エステルの赤外吸収スペクト
ル図である。
トールトリメトキシ桂皮酸エステルの赤外吸収スペクト
ル図である。
【図6】本発明にかかる皮膚外用剤に用いられるソルビ
トールトリメトキシ桂皮酸エステルの13C−NMR図で
ある。
トールトリメトキシ桂皮酸エステルの13C−NMR図で
ある。
【図7】本発明にかかる皮膚外用剤に用いられるソルビ
トールトリメトキシ桂皮酸エステルの1H−NMR図、
トールトリメトキシ桂皮酸エステルの1H−NMR図、
【図8】本発明にかかる皮膚外用剤に用いられるソルビ
トールトリメトキシ桂皮酸エステルの紫外線吸収スペク
トル図である。
トールトリメトキシ桂皮酸エステルの紫外線吸収スペク
トル図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植原 計一 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株式会社 資生堂研究所内 (56)参考文献 特開 平4−305592(JP,A) 特開 平4−9355(JP,A) 特開 平2−117613(JP,A) 特開 昭64−13018(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/44
Claims (1)
- 【請求項1】 下記一般式化1で表わされる糖桂皮酸誘
導体を一種または二種以上配合することを特徴とする皮
膚外用剤。 【化1】 (式中Aは糖又は糖アルコールからn個の水酸基を除い
た残基、Xはアルコキシ基、aは1〜3の整数、nは整
数)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41655190A JP2999564B2 (ja) | 1990-12-30 | 1990-12-30 | 皮膚外用剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41655190A JP2999564B2 (ja) | 1990-12-30 | 1990-12-30 | 皮膚外用剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04270211A JPH04270211A (ja) | 1992-09-25 |
JP2999564B2 true JP2999564B2 (ja) | 2000-01-17 |
Family
ID=18524771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP41655190A Expired - Lifetime JP2999564B2 (ja) | 1990-12-30 | 1990-12-30 | 皮膚外用剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2999564B2 (ja) |
-
1990
- 1990-12-30 JP JP41655190A patent/JP2999564B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04270211A (ja) | 1992-09-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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