JPH09175954A - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

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JPH09175954A
JPH09175954A JP35365195A JP35365195A JPH09175954A JP H09175954 A JPH09175954 A JP H09175954A JP 35365195 A JP35365195 A JP 35365195A JP 35365195 A JP35365195 A JP 35365195A JP H09175954 A JPH09175954 A JP H09175954A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】良好なしなやかさ、しっとり感、なめらかさを
付与し、使用感や仕上がり感に優れた効果を有する毛髪
化粧料を提供する。 【解決手段】(A)平均分子量10万以上50万未満の
ポリエチレングリコール0.01〜2重量%、(B)非
イオン性界面活性剤0.1〜10重量%、(C)油剤
0.1〜30重量%、(D)多価アルコール0.1〜3
0重量%を含有することを特徴とする毛髪化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、毛髪化粧料に関
し、更に詳細には、頭髪に対してしなやかさ、しっとり
感、なめらかさを付与し、使用感や仕上がり感の良好な
毛髪化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、毛髪化粧料において、毛髪にしな
やかさやなめらかさといったコンディショニング効果を
付与する目的で各種成分の配合が試みられている。例え
ば、陽イオン性界面活性剤、シリコーン油等の油剤、高
分子物質等がその目的に応じて適宜配合されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】陽イオン性界面活性剤
は、毛髪に対して柔軟性や帯電防止性を付与する目的で
用いられているが、安全性の観点からその配合量に制限
があり、効果の発現には自ずと限界があった。油剤は、
毛髪につや、滑沢性を付与し、整髪性を向上させるもの
である。しかし、油剤の種類によってはべたつく、仕上
がりが重い等といった官能特性上のデメリットを生じる
場合があった。また、油剤を安定に配合するために非イ
オン性界面活性剤を用いると、前述した陽イオン性界面
活性剤の有する効果が減少する等の欠点があった。高分
子物質においては、毛髪への保湿効果や系の安定性に寄
与する働きを有するが、その種類によっては皮膜を形成
してごわつきを生じたり、重合度によっては感触が重く
なるため、ライトでしなやかなコンディショニング効果
を得難いという欠点があった。従って、コンディショニ
ング効果に優れ、且つ、使用感の良好な毛髪化粧料の開
発が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記実情に鑑み、本発明
者らは鋭意研究の結果、特定重合度のポリエチレングリ
コールを用いた下記構成の毛髪化粧料が上述した課題を
解決し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、次の成分(A)〜(D); (A)平均分子量10万以上50万未満のポリエチレン
グリコール 0.01〜2重量% (B)非イオン性界面活性剤 0.1〜10重量% (C)油剤 0.1〜30重量% (D)多価アルコール 0.1〜30重量% を含有することを特徴とする毛髪化粧料である。更に
は、上記(A)〜(D)成分に加えて、(E)成分とし
て陽イオン性界面活性剤を2重量%以下含有することを
特徴とする毛髪化粧料である。以下、詳細に説明する。
【0005】本発明に用いられる(A)成分は、平均分
子量10万以上50万未満のポリエチレングリコールで
ある。ポリエチレングリコールの平均分子量が10万未
満であると、充分ななめらかさを得ることができず、ま
た、50万以上であると感触上重くなりすぎて、しなや
かさが得られない。市販品としては、例えば、ポリオッ
クスWSRシリーズ(ユニオンカーバイド社製)等が挙
げられる。(A)成分の含有量は、0.01〜2重量%
(以下、単に「%」と記す)であり、より好ましくは、
0.05〜1%である。
【0006】本発明に用いられる(B)成分は、非イオ
ン性界面活性剤である。非イオン性界面活性剤としては
特に限定されないが、具体的には、ソルビタン脂肪酸エ
ステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポ
リエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオ
キシエチレン硬化ヒマシ油、脂肪酸アルキロールアミド
等が挙げられる。(B)成分の含有量は、0.1〜10
%であり、より好ましくは、0.5〜5%である。
【0007】本発明に用いられる(C)成分の油剤とし
ては特に限定されず、一般に用いられる油剤を適宜選択
又は組み合わせて配合することができる。具体的には、
例えば、流動パラフィン、液状ラノリン、シリコーン
油、トリグリセライド、動植物性油脂、エステル油等が
挙げられる。これらの中でも、トリグリセライド並びに
エステル油が好ましく、例えば、トリ2−エチルヘキサ
ン酸グリセリル、2−エチルヘキサン酸セチル、ミリス
チン酸イソプロピル、パルミチン酸オクチル等が挙げら
れる。(C)成分の含有量は、0.1〜30%であり、
より好ましくは、0.5〜10%である。
【0008】本発明に用いられる(D)成分の多価アル
コールとしては、例えば、グリセリン、プロピレングリ
コール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレング
リコール等が挙げられる。(D)成分の含有量は0.1
〜30重量%であり、より好ましくは、0.5〜20%
である。
【0009】さらに、本発明の毛髪化粧料には上記必須
成分に加えて、(E)成分として陽イオン性界面活性剤
を2%以下含有すると、より本発明の効果を発現するこ
とができる。陽イオン性界面活性剤としては特に限定さ
れないが、モノアルキルトリメチルアンモニウム塩、ジ
アルキルジメチルアンモニウム塩等の4級アンモニウム
塩が好ましく、具体的には、塩化ステアリルトリメチル
アンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、
塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジベヘニ
ルジメチルアンモニウム等が挙げられる。
【0010】本発明の毛髪化粧料にはこれらの成分に加
えて、水溶性高分子、シリコーン誘導体、高級アルコー
ル、低級アルコール、香料、防腐剤、紫外線吸収剤、酸
化防止剤、殺菌剤、美容成分等を本発明の効果を損なわ
ない範囲で使用することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の毛髪化粧料は、ヘアリン
ス、ヘアコンディショナー、ヘアパック、ヘアクリー
ム、ヘアローション、トリートメントムース等として用
いることができ、液状、乳液状、クリーム状、ゲル状等
種々の形態にて実施することができる。使用方法として
は、毛髪に塗布した後洗い流すタイプ、又は乾いた毛髪
に塗布するタイプのいずれにも用いることができるが、
後者の方がより好ましい。
【0012】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明をさらに説明
する。なおこれらは本発明をなんら限定するものではな
い。
【0013】実施例1〜9及び比較例1〜8 ヘアトリ
ートメント(乳液タイプ) 表1及び2に示す組成のヘアトリートメントを下記製法
にて製造し、使用性並びにコンディショニング効果を評
価した。
【0014】
【表1】
【0015】
【表2】
【0016】(製造方法) A:成分1〜3、9〜12及び14を均一に混合し、7
0℃とする。 B:成分4〜8を均一に混合し、70℃とする。 C:AにBを添加して乳化混合し、冷却後、成分13を
添加混合してヘアトリートメントを得た。
【0017】(評価方法)今までにコールドパーマやブ
リーチ等の美容処理を行ったことのない日本人女性の頭
髪20cmを30g束ねて毛束とし、この毛束を30秒
間流水ですすぎ洗いした。タオルで水分を拭き取った
後、毛束に上記ヘアトリートメントを1.5g塗布して
30℃恒温槽にて乾燥した。毛束に塗布した際の使用性
並びに毛束のコンディショニング効果を専門評価者が評
価した。
【0018】(評価基準)使用性については「毛髪への
のび、ひろがり」を、コンディショニング効果について
は「柔軟性」、「しっとり感」、「なめらかさ」を下記
基準にて評価した。 [評価基準] ◎:非常に良好。 ○:良好。 △:やや不良。 ×:不良。 得られた結果を表1及び表2に併せて示す。
【0019】評価結果から明らかなように、本発明に係
わる実施例1〜9は、使用性並びにコンディショニング
効果のいずれにおいても優れた効果を有していた。それ
に対して比較例1〜8は、全ての項目を満足できるもの
ではなかった。
【0020】 実施例10 ヘアリンス (成分) (%) 1.ポリエチレングリコール(平均分子量:10万) 0.2 2.セタノール 3.0 3.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40E.O.) 1.0 4.パルミチン酸オクチル 4.0 5.塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 1.5 6.ジプロピレングリコール 4.0 7.カチオン化セルロース(注1) 0.3 8.防腐剤 適量 9.香料 適量 10.精製水 残量 注1:カチナールLC−100(東邦化学社製)
【0021】(製造方法) A:成分1、5〜8及び10を均一に混合し、70℃と
する。 B:成分2〜4を均一に混合し、70℃とする。 C:AにBを添加して乳化混合し、冷却後、成分9を添
加混合してヘアリンスを得た。実施例10は、頭髪にな
めらかにのび、洗い流して乾燥させた頭髪は、しなやか
でなめらかさを有し、コンディショニング効果に優れた
ヘアリンスであった。
【0022】 実施例11 ヘアトリートメント(ローションタイプ) (成分) (%) 1.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.) 0.5 2.ミリスチン酸イソプロピル 0.1 3.塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 0.5 4.香料 適量 5.防腐剤 適量 6.エタノール 10.0 7.ポリエチレングリコール(平均分子量:20万) 0.1 8.1,3−ブチレングリコール 3.0 9.精製水 残量
【0023】(製造方法) A:成分1〜6を均一に混合溶解する。 B:成分7〜9を均一に混合し、これにAを添加混合し
てヘアトリートメントを得た。実施例11は、頭髪に柔
軟性、しっとり感、なめらかさを付与するコンディショ
ニング効果に優れたヘアトリートメントであった。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の毛髪化粧
料は、頭髪に対してしなやかさ、しっとり感、なめらか
さを付与し、使用感や仕上がり感に優れた効果を有する
ものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の成分(A)〜(D); (A)平均分子量10万以上50万未満のポリエチレン
    グリコール 0.01〜2重量% (B)非イオン性界面活性剤 0.1〜10重量% (C)油剤 0.1〜30重量% (D)多価アルコール 0.1〜30重量% を含有することを特徴とする毛髪化粧料。
  2. 【請求項2】請求項1記載の成分に加え、更に成分
    (E)として、陽イオン性界面活性剤を2重量%以下含
    有することを特徴とする毛髪化粧料。
JP35365195A 1995-12-28 1995-12-28 毛髪化粧料 Expired - Lifetime JP3465233B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007161601A (ja) * 2005-12-09 2007-06-28 Shiseido Co Ltd 毛髪化粧料
JP2015051941A (ja) * 2013-09-06 2015-03-19 ホーユー株式会社 ヘアトリートメント剤

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007161601A (ja) * 2005-12-09 2007-06-28 Shiseido Co Ltd 毛髪化粧料
JP2015051941A (ja) * 2013-09-06 2015-03-19 ホーユー株式会社 ヘアトリートメント剤

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