JPH09175088A - 封筒自動封緘装置 - Google Patents

封筒自動封緘装置

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JPH09175088A
JPH09175088A JP34363095A JP34363095A JPH09175088A JP H09175088 A JPH09175088 A JP H09175088A JP 34363095 A JP34363095 A JP 34363095A JP 34363095 A JP34363095 A JP 34363095A JP H09175088 A JPH09175088 A JP H09175088A
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JP
Japan
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envelope
motor
tape
guide
automatic
Prior art date
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Application number
JP34363095A
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English (en)
Inventor
Shigeru Matsuo
松尾  茂
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Seiko Precision Inc
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Seiko Precision Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動封緘の能率を向上する。 【解決手段】 複数の工程によって自動封緘するのに、
各上程ごとに異なるモータによって駆動される機構によ
ってシーケンシャルに行なわれる。これらの各モータ
は、それぞれ前工程のモータの通電を停止した後の制動
期間中に通電を開始するようにタイミングを設定してあ
る。例えばある時点t1 で封筒送りモータに通電開始
し、次の時点t2 で通電を停止するとともに、次の工程
のフラップ曲げモータの通電を開始してその次の時点t
3 で通電を停止させるさせるようにする。それぞれ黒く
塗り漬した制動期間内に次工程のモータへの通電を開始
するようにしてあるので1サイクルの工程時間Sが短縮
され、封緘作業のスループットが向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、封筒自動封緘装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、印刷物を媒体とする情報の
伝達手段としてダイレクトメールや自宅配達便(宅配
便)の利用度が益々高くなってきている。このような情
況下においては、封筒に情報としての印刷物を詰め、さ
らにこの封筒を封緘する作業が増大している。これに鑑
み最近では各種の封筒自動封緘装置が提案されている
(例えば特開平7−25197号公報)。これらの封筒
自動封緘装置は、封緘すべき封筒を挿排口から封筒送り
機構によってケース本体内に封筒を送り込むようにして
ある。そして送り込まれた封筒は先端のフラップを立ち
曲げ、さらにこれを粘着テープまたは糊を用いて封筒本
体に貼り付ける自動封緘機構を備えている。これによっ
て封緘された封筒は、封筒送り機構を逆転させることに
よって挿排口から封筒ガイド上に排出するようにしてあ
る。
【0003】上記した自動封緘機構のうち、粘着テープ
を用いて封緘する機構は、各工程ごとに異なるモータの
回転によってそれぞれの動作が行われている。これらの
各モータは、各工程に応じて正転または逆転することに
よりそれぞれの機構にシーケンシャルに動作をさせるよ
うにしてある。これらの動作は、図5に示すように、前
の工程のモータを停止させる制動期間(黒く塗り潰して
ある)の終了後に、次の工程のモータが始動してその機
構に動作を行なわせ、その工程の終了後に次の工程に移
り、順次これを繰り返して最後に封筒をケース本体から
排出させて1サイクルの封緘工程が終了するようにタイ
ミングを設定してある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、封筒
の自動封緘の工程には、多数のモータによるそれぞれの
動作が含まれ、しかもこれらの各工程がシーケンシャル
に行なわれるので、きわめて無駄な時間を省いた合理性
の高い工程を採用しているといい得る。しかしながら、
これらの各動作においては各モータは各工程の初めから
停止まで回転することによって1サイクルの工程が終了
するのであるが、実際には図5に黒く塗り潰した時間で
示してあるように、モータへの通電を停止させた後に
も、慣性による回転を停止させるための制動時間が含ま
れている。したがって次の工程のモータは、前工程のモ
ータの制動時間が終了して安全に停止した後に通電開始
に移るようになっているため、多数の工程が連続する機
構においては、この制動時間の累積は軽視できないもの
となる。
【0005】すなわち、図5において、各モータへの通
電による回転時間を長方形で示した場合に、それに続く
黒く塗り潰した長さが制動時間となり、封筒送りモータ
が回転して封筒をケース本体内に送り込み、この中で封
緘した封筒を排出し、封筒送りモータの2回目の回転
(逆転)が停止するまでの1サイクルの工程時間は、制
動時間を累積付加した時間S0 だけかかり、その分だけ
1サイクルの工程時間を要することになる。この場合、
この1サイクルの工程時間をいかに短縮して封緘作業の
スループットを向上させることができるかが問題とな
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに本発明は、前工程のモータの回転が完全に停止する
前、すなわち制動時間中に、次の工程のモータの通電を
開始させるようにすることによってモータに供給する電
力量を変えずに1サイクルの工程時間を短縮化した。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、封筒ガイドを介して自
動封緘機構を内臓したケース内に封筒を挿入し、このケ
ース内で自動封緘機構による複数の工程によって封筒を
封緘した後、この封筒を再び封筒ガイド上に排出する封
筒自動封緘装置において、封筒の挿排及び封緘は、それ
ぞれの工程ごとに異なるモータによって駆動される機構
によってシーケンシャルに行なわれるものであり、これ
らのモータは、それぞれ前工程のモータの通電を停止し
た後の制動期間中に通電を開始するようにタイミングを
設定したものである。
【0008】上記した各機構を駆動するモータは、具体
的には、封筒をケースに挿排する封筒送り機構を駆動す
る封筒送りモータと、封筒のフラップを立ち曲げる機構
を駆動するフラップ曲げモータと、フラップの先端部に
沿ってキャリアを移動させて粘着テープを貼着可能に引
き出すキャリア送りモータと、粘着テープを封筒に貼着
するためのスライド板を移動させるスライド板送りモー
タと、貼着したテープを切断するカッター機構を駆動す
るカッターモータとを組み合わせたものからなる。これ
らの各モータは、それぞれ前工程のモータの通電を停止
した後の制動期間中に通電を開始するように回転のタイ
ミングを設定してある。
【0009】
【実施例】以下本発明の封筒自動封緘装置の一実施例を
図面を参照して説明する。この封筒自動封緘装置は、粘
着テープを用いて封筒の封緘を自動的に行う装置であ
り、多数の機構の組み合わせによって構成されている。
そこでまず、図1及び図2を参照して、本発明の封筒自
動封緘装置の全体の構成について説明する。
【0010】図1において、種々の大きさの封筒を挿入
可能な間隔をおいて側板1と側板2が互いに平行に設け
てある。側板1,2は対向方向に突出するように設けて
あるボス1a,2a(図3参照)により接続固定されて
いる。側板1,2の前端部には、封筒ガイド3が図示し
ないケースに着脱可能に取り付けてある。封筒ガイド3
は、封筒4がこの封筒自動封緘装置のケースに挿入また
は排出される際のガイドの役目を果たすものである。封
筒4を封筒ガイド3からケース内に挿入するときには、
その先端部のフラップ4aを開いた状態にしてこの部分
を先頭にして挿入するものである。
【0011】側板1,2間には、それぞれの内側に突出
するように設けてある支持部2b上(図2参照。)にガ
イド5が設けてある。ガイド5には、封筒4が挿入され
たことを検出する検出レバー5aが上下に揺動可能に設
けてある。ガイド5の先方には、封筒送り機構を構成す
る送りローラ6及びこれに弾接して逆回転する従動ロー
ラ7とが上下に対向して設けてある。送りローラ6及び
従動ローラ7の下流側には、封筒4のフラップ4aを立
ち曲げるベンダーレバー8が揺動可能に設けてある。ベ
ンダーレバー8は図示しない輪列を介してフラップ曲げ
モータ9により駆動可能である。
【0012】さらにベンダーレバー8の下流側には、封
筒のフラップ4aを折り曲げ位置に案内するガイド10
が設けてある。さらにその下流側には、封緘手段である
駆動ローラ11,12が上下に対向して設けてある。駆
動ローラ11,12はともに輪列(図示略)を介して駆
動するようにして封筒の先端を挿入容易にしてある。下
流側の駆動ローラ11,12は上流側の送りローラ6と
ともに上記の輪列を介して封筒送りモータ14によって
駆動され、互いに等速で回転するように設定してある。
駆動ローラ11,12の下流側には、ガイド13が設け
てある。ガイド13には、ガイド5の検出レバー5aと
同様の検出レバー13aが設けてあり、封筒の先端がこ
の位置に達したことを検出可能である。
【0013】ベンダーレバー8の上方には、側板1,2
間に配置されている受台15が設けてある(図1参
照)。受台15はテープの粘着面及び折り曲げられたフ
ラップを受けるものであり、垂直面からなる受面15a
が形成されている。受面15aには、後述する粘着テー
プの粘着面が容易に剥がれるようにするための小突起が
形成してある。また、受台15の下端部には、ベンダー
レバー8の溝部8aとの間に封筒4を挟持するエッジ部
15bが形成してある。そして、受台15には可動ガイ
ド16がその一端部16aを支点として揺動自在に支持
してある。可動ガイド16は、挿入された封筒4の先端
部がエッジ部15bに当たらないようにガイドするため
ものであり、バネ17により下側に付勢されている。
【0014】ガイド10には、挿入された封筒4の先端
が到達したことを検出するセンサ18が設けてある。す
なわち、内部ガイド10は側板2に一体に形成された受
部2cに取り付けてあり、センサ18は回路基板19を
介してこの内部ガイドに形成された凹部内に配置されて
いる。センサ18は、図示しない制御回路に接続され、
封筒4の先端がセンサ18の位置に到達したときに、封
筒4のフラップ4aの折り曲げ部がベンダーレバー8と
対向するエッジ部15bの真下に来るように設定してあ
る。
【0015】次に、テープの貼着手段について説明す
る。図1において、側板1,2にはボス20,21が形
成してある。側板1のボス20,21にはガイド軸22
が固定してあり、側板2のボスにも同様のガイド軸23
が固定してある。この2つのガイド軸22,23に封筒
にテープを貼着するためのスライド板24が摺動自在に
支持してある。図2に示すように、側板2の内側にはス
ライド板送りモータ25が設けてあり、このスライド板
送りモータ25の回転軸により図示しない輪列及びクラ
ンク機構を介してスライド板24を封筒送り方向と直交
する方向(図1上下方向、図2左右方向)に移動可能で
ある。
【0016】図1に示すように、スライド板24には、
このスライド板上を封筒4の送り方向と直交する方向
(図1左右方向)にテープの引き出すためのキャリア2
6が往復可能に設けてある。キャリア26を移動させる
機構は、スライド板24の裏側に設けてあるキャリア
(図示略)送りモータと、スライド板24を貫通して表
側に突出しているこのキャリア送りモータの出力軸27
の出力をキャリアに伝達する伝達手段によって構成して
ある。
【0017】すなわち、この伝達手段は、出力軸27に
ピニオン28が固着しており、このピニオンには中間歯
車29が噛合しており、さらに中間歯車29にはベルト
車31が一体に形成してある駆動歯車30が噛合してい
る。スライド板24の中央部にはベルト車31と連動す
るベルト車32が設けてあり、ベルト車31とベルト車
32には歯形を形成したタイミングベルト33が掛け回
してある。更に、タイミングベルト33に近接してこれ
に張力を付与するテンションレバー34が軸35を支点
として揺動可能に設けてある。テンションレバー34の
先端部には、テンションローラ36が回転自在に軸支し
てある。テンションレバー34は、バネ37により図1
の上方に付勢することによりタイミングベルト33を常
時たるみのない状態にしている。
【0018】一方、スライド板24にはガイド軸38が
設けてあり、その両端はスライド板24の支持部24
a,24bにより支持されている。上述したキャリア2
6はガイド軸38に沿って往復移動可能に支持されてい
る。図2に示すように、キャリア26は、タイミングベ
ルト33の歯形に係合するように形成された係合部26
aを介してタイミングベルト33の移動によって往復移
動するようになっている。また、キャリア26にはスラ
イド板24の一部と係合する係合部26bが形成してあ
り、この係合部とガイド軸38によって封筒の送り方向
と直交する方向に移動可能にしてある。
【0019】キャリア26上には、テープ保持機構を駆
動するソレノイド39が搭載してある。このソレノイド
39の動作によって進退するソレノイド軸40には、連
結部41が支軸42を介して揺動自在に連結してある。
連結部41には、軸44により揺動自在に支持されてい
るクランパ43が連結されている。また、クランパ43
はバネ45により開く方向(図1反時計方向)に付勢さ
れている。クランパ43にはクランプ爪46が形成して
ある。そして、上記したキャリア26にはクランプ爪4
6に対向してテープを挾持可能にクランプ爪受26cが
設けてある。
【0020】図1に示すようにスライド板24にはテー
プカセット47が係止爪47aにより着脱自在に設けて
ある。テープカセット47には中心軸47bが一体に設
けてあり、この中心軸にはテープホルダ48が回転自在
かつ着脱可能に設けてある。テープホルダ48には、粘
着テープをロール状に巻き付けてなる市販のテープロー
ル49が装着してあり、この装着に際してはロール芯5
0にテープホルダ48のリブ48aを圧入するようにな
っている。また、テープカセット47の近傍には、テー
プTの引出し端部を引き出す際にテープの端部を案内す
るガイドピン51が設けてある。さらにこのガイドピン
に隣接して1対のガイド板52,53が設けてあり、引
き出されたテープTはこれらのガイド板に挾持されて突
出し、クランパ43によって挾持されるように案内可能
である。ガイド板52は図示しないバネにより反時計方
向に付勢されており、ガイド板53は図示しないバネに
より時計方向に付勢されている。そして、テープTの先
端がガイド板52,53のクランパ43側に所定長さだ
け突出している。
【0021】次に、テープを切断するためのカッター機
構について説明する。スライド板24にはカッターモー
タ54が設けてあり、そのモータ軸にはウォーム55が
取り付けてある。ウォーム55にはウォームホイール5
6が噛合しており、このウォームホイールにはさらに駆
動歯車57が噛合している。駆動歯車57には偏心ピン
57aが立設してあり、カッタホルダ58と一体のU字
状アーム58aの摺動溝部に嵌合している。そして、駆
動歯車57の回転により偏心ピン57aが回転移動する
と、それにともなってカッタホルダ58がテープTの突
出端と直交する方向に進退するようにしてある。カッタ
ホルダ58の先端には、カッタ59がテープを切断可能
に取り付けてある。図2に示すように、スライド板24
には、受台15に対向する位置に封筒4のフラップ4a
にテープTを押しつけて貼着するための押え板60が設
けてある。押え板60はゴムなどの弾性体からなり、ス
ライド板24の裏面側に固定された押え板ホルダ61に
取り付けられている。
【0022】次に、上記構成の封筒自動封緘装置の動作
について説明する。封筒4を封筒ガイド3から挿入する
と、封筒4のフラップ4aの先端がガイド5の検出レバ
ー5aに達したことを検出する。これにより封筒送りモ
ータ14が駆動して送りローラ6が時計方向に回転し、
これに連動して従動ローラ7が反時計方向に回転するこ
とによって封筒4は下流側に送られる。封筒4の先端が
ガイド10に設けてあるセンサ18の検出可能位置に達
した時、このセンサからの検出信号の出力によって封筒
送りモータ14が停止し、それにより封筒4も移動を停
止する。その停止位置は、上述したように、封筒4の折
り目に当たる部位が受台15のエッジ部15aの真下に
来た位置に当たる。
【0023】次に、フラップ曲げモータ9が駆動するこ
とによりベンダーレバー8の先端部が上方に揺動し、ベ
ンダーレバーの溝部8aとエッジ部15bの間に封筒4
の折り目が挟まれた状態で、フラップ4aが受台15の
受面15aに対接する位置まで約90度に折り曲げら
れ、この状態で封筒4が保持される。
【0024】次いで、テープを保持する手段であるソレ
ノイド39が駆動し、これによりクランパ43が揺動し
てガイド板52,53から突出しているテープTの突出
端をクランプ爪46とクランプ爪受26cとの間でクラ
ンプする。続いてキャリア送りモータが作動し、キャリ
ア26を図3に示すように右側に移動させる。これによ
りテープTが受台15と押え板60間の空間に引き出さ
れる。その位置は引き出されたテープTの下半部がベン
ダーレバー8で折り曲げられた封筒4のフラップ4aの
上端部に対向する位置である。一定長さまでテープTが
引き出されるとキャリア送りモータが停止する。このと
きのテープTの幅方向の上辺は、その上半部が封筒4の
フラップ4aの上端部からさらに上方へ位置している。
【0025】次いで、スライド板送りモータ25が駆動
し、図3に示すように、スライド板24が封筒挿入方向
の上流側に前進し、これによりテープTの上端部を押え
板60により受台15の受面15aに押し付ける。これ
と同時にテープの下半部が折り曲げられたフラップ4a
の上端部に貼り付けられる。ここでカッターモータ54
が作動し、カッター機構を駆動させてカッター59によ
りテープを切断すると同時に、ソレノイド39によるテ
ープTの先端部を保持していたテープ保持手段が開いて
テープがこれから解放される。次に、スライド板送りモ
ータ25が逆回転駆動し、スライド板24が後退して押
え板60がテープTから離脱して図1の状態へ戻ると同
時に、フラップ曲げモータ9が逆回転し、ベンダーレバ
ー8が下方へ揺動して封筒4から離脱する。
【0026】次に、キャリア送りモータを逆転してキャ
リア26を図1の元の位置に戻すと同時に、封筒送りモ
ータ14が再駆動し、送りローラ6及び従動ローラ7が
回転して封筒4を更に上流側に移動させる。封筒4の折
り目が駆動ローラ11,12まで達し、これらの駆動ロ
ーラ間を通過すると封筒4のフラップ4aが閉じて、テ
ープSの上半部が封筒4に貼着して封緘される。そし
て、封筒4の通過がガイド13の検出レバー13aに検
出されると、封筒送りモータ14が逆回転駆動すること
によって封筒4を逆送りする。これによりフラップ4a
は再度駆動ローラ11,12間を通過するため、テープ
の貼着が確実なものとなる。さらに、封筒4は上流側に
逆送りされ、封筒ガイド3上に排出されて、ガイド5の
検出レバーから先端が離脱することにより装置が停止す
る。上記したように、本実施例においては、封筒送りモ
ータ14、フラップ曲げモータ9、キャリア送りモータ
(軸27のみ図示)、スライド板送りモータ25及びカ
ッターモータ54の5つのモータによって、各機構がシ
ーケンシャルに動作して封筒を挿排及び封緘している。
【0027】ここでこれらの5つのモータの動作タイミ
ングについて説明する。図4は、各モータの始動及び停
止の関係を図示したもので、各モータの通電時間及び制
動時間を横軸にとり、かつ制動時間を黒で塗り漬して示
してある。これらの各モータへの通電及び通電停止の制
御は、いずれも制御回路(図示略)によるタイミングの
設定によって行われる。
【0028】図4に示してあるように、本実施例におい
ては、例えば第1番目の封筒送り工程における封筒送り
モータ14を検出レバー5aが封筒挿入の検出信号を出
力後、制御回路からの出力信号を受けて直ちにt1 時点
で通電し、センサ18に封筒の先端が検出された時点t
2 で通電を停止させる。封筒送りモータ14は通電が停
止されても一定の時間は制動時間として回転を続け、黒
く塗り漬した制動時間の最後の時点t3 で完全に停止す
る。
【0029】センサ18による検出信号が制御回路に出
力されると、制御回路では封筒送りモータ14を停止さ
せる信号を出力するとともに、次の工程であるフラップ
曲げ動作を行なうためのフラップ曲げモータ9に対する
通電開始の命令を出力する。これによって前工程のモー
タの通電停止時t2 にフラップ曲げモータ9の通電が開
始され、時刻t4 で通電が停止される。このモータでも
同様に制動時間があり、フラップ曲げモータ9が完全に
停止するのはt5 である。
【0030】同様にして次の工程のキャリア送りモータ
への通電及び通電停止が行なわれ、続いてスライド板送
りモータ25、カッターモータ54の駆動と工程が進め
られ、封緘された封筒はこれらの各モータを逆転させる
ことによって、封筒を排出させるとともに、各モータを
初期状態に復帰させる。こうして制動時間を無視して、
各モータの実質的な回転時間だけによって各工程の作業
を終了させるのに要する1サイクルの時間はSとなる。
この1サイクルの時間Sは工程数が多いだけに従来技術
における1サイクルの時間S0 と比較してかなり短縮さ
れたものとなっている。しかも多数の封筒を封緘する場
合には、これらの時間の累積は大きく、かつ能率向上に
著しいものがある。また制御期間中はモータに電力を供
給していないので制動期間中に他のモータを駆動させて
も消費電力は従来のものと変わらない利点もある。
【0031】なお、次工程の通電開始は、前工程の通電
を停止した後であればよく制動期間中の任意の時点にタ
イミングを設定するようにしてもよい。また本実施例で
は、粘着テープによって封緘する封筒自動封緘装置とし
て説明してあるが、本発明はこれに限るものではなく、
多数のモータによって駆動する機構によってシーケンシ
ャルに行なわれる封筒自動封緘装置一般に適用可能であ
る。
【0032】
【発明の効果】上記したように本発明は、前工程のモー
タへの通電停止後の制動期間中に次工程のモータへの通
電を開始するようにタイミング設定してあるので、各工
程におけるモータの制動時間を省きまたは短くすること
が可能となり、自動封緘の能率を向上させることができ
る。また消費電力も従来と同じままにしておくことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の構成を示す平面図である。
【図2】同、正面図である。
【図3】同、キャリア及びスライド板が移動した状態に
なっていることを示す平面図である。
【図4】各モータの駆動時間と制動時間とを示すタイム
チャートである。
【図5】従来技術における各モータの駆動時間と制動時
間とを示すタイムチャートである。
【符号の説明】 4 封筒 9 フラップ曲げモータ 1 封筒送りモータ 2 スライド板送りモータ 54 カッターモータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 封筒ガイドを介して自動封緘機構を内臓
    したケース内に封筒を挿入し、上記ケース内で上記自動
    封緘機構による複数の工程によって上記封筒を封緘した
    後、上記封筒を再び上記封筒ガイド上に排出する封筒自
    動封緘装置において、 上記封筒の挿排及び封緘は、それぞれの工程ごとに異な
    るモータによって駆動される機構によってシーケンシャ
    ルに行なわれるものであり、 上記モータは、それぞれ前工程のモータの通電を停止し
    た後の制動期間中に通電を開始するようにタイミングを
    設定してあることを特徴とする封筒自動封緘装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記各機構を駆動す
    るモータは、上記封筒を上記ケースに挿排する封筒送り
    機構を駆動する封筒送りモータと、上記封筒のフラップ
    を立ち曲げる機構を駆動するフラップ曲げモータと、上
    記フラップの先端部に沿ってキャリアを移動させて粘着
    テープを貼着可能に引き出すキャリア送りモータと、上
    記粘着テープを上記封筒に貼着するスライド板を移動さ
    せるスライド板送りモータと、上記テープを切断するカ
    ッター機構を駆動するカッターモータを組み合わせたも
    のであることを特徴とする封筒自動封緘装置。
JP34363095A 1995-12-28 1995-12-28 封筒自動封緘装置 Pending JPH09175088A (ja)

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