JPH09174602A - コ・インジェクション成形機の制御方法 - Google Patents

コ・インジェクション成形機の制御方法

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Publication number
JPH09174602A
JPH09174602A JP34267495A JP34267495A JPH09174602A JP H09174602 A JPH09174602 A JP H09174602A JP 34267495 A JP34267495 A JP 34267495A JP 34267495 A JP34267495 A JP 34267495A JP H09174602 A JPH09174602 A JP H09174602A
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JP
Japan
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injection
resin
material resin
injection unit
unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP34267495A
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English (en)
Inventor
Keiichiro Koyashiki
啓一郎 古屋敷
Toshio Arai
俊夫 荒井
Yotaro Fujiwara
洋太郎 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09174602A publication Critical patent/JPH09174602A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/16Making multilayered or multicoloured articles
    • B29C45/1642Making multilayered or multicoloured articles having a "sandwich" structure
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2台の射出ユニットから各々射出されるスキ
ン材樹脂とコア材樹脂の射出量と射出率を計算機で演算
処理して容易に射出制御が行なえる。 【解決手段】 2種類以上の樹脂を共射出する射出成形
機を用い、金型キャビティ内で成形された成形品に必要
な樹脂の総射出量を前記射出成形機に付設された計算機
に予め第1射出ユニットから射出されるスキン材樹脂と
第2射出ユニットから射出されるコア材樹脂をそれぞれ
成形品に応じて射出比率を設定するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスキン材樹脂とコア
材樹脂とよりなるサンドイッチ成形品または多層成形品
のスキン材樹脂とコア材樹脂の射出割合を計算機で演算
処理するようにしたコ・インジェクション成形機の制御
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、外ノズルの中央に内ノズルを備
え、その内ノズルから成形品のコアとなる樹脂を、また
外ノズルから表層となる樹脂を成形サイクルに合わせて
各射出ユニットから金型キャビティ内に適宜射出するこ
とにより、断面構造がサンドイッチまたは多層の成形品
を成形する方法は既に周知となっている。
【0003】このような第1射出ユニットと第2射出ユ
ニットから異なる樹脂の射出制御は、第1射出ユニット
から射出されるスキン材樹脂と第2射出ユニットから射
出されるコア材樹脂の射出タイミングを制御することで
あることから、各射出ユニットの射出率ならびに射出量
の設定を各射出ユニット毎に行なわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のコ・インジェク
ション成形機の制御方法が以上のようになされているた
めに、次のような課題が存在していた。すなわち、第1
射出ユニットと第2射出ユニットの射出率が異なると、
第1射出ユニットや第2射出ユニットの個々の設定を行
なったり、あるいは射出条件の変更を行なう場合には、
1台のみの射出ユニットの場合に比べて、射出ユニット
相互の射出量の換算を要する等射出量の換算に多くの時
間を要するといった問題がある。さらに、第1射出ユニ
ットと第2射出ユニットの各スクリュの射出速度とスク
リュストロークを設定し、この設定に基づいて各射出ユ
ニットから金型キャビティ内にスキン材樹脂とコア材樹
脂とを交互に射出する場合、成形品の品質に最も大きな
影響を与える射出設定そのものが難解であり、信頼性の
高い成形品を安定して得ることが困難であった。
【0005】本発明の目的は上記問題点を解決すること
にあり、2台の射出ユニットから各々射出されるスキン
材樹脂とコア材樹脂の射出量と射出率を計算機で演算処
理して容易に射出制御が行なえるようにしたコ・インジ
ェクション成形機の制御方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る第1の発明では、第1射出ユニットで
計量されたスキン材樹脂を送通するためのスキン流路
と、第2射出ユニットで計量されたコア材樹脂を送通す
るためのコア流路、両流路より金型キャビティ内へ溶融
樹脂を射出充填するための共有のノズル孔を有した2種
類以上の樹脂を共射出する射出成形機を用い、金型キャ
ビティ内で成形される成形品に必要な樹脂の総射出量を
前記射出成形機に付設された計算機に予め第1射出ユニ
ットから射出されるスキン材樹脂と第2射出ユニットか
ら射出されるコア材樹脂をそれぞれ成形品に応じて射出
比率を設定するようにし、第1の発明を主体とする第2
の発明では、計算機を用いて金型キャビティ内で成形さ
れる成形品に必要な樹脂の総射出量と第1射出ユニット
と第2射出ユニットとの射出比率から、前記第1射出ユ
ニットと第2射出ユニットの各々のスクリュの射出速度
とスクリュのストローク間の前進位置を演算しながら射
出を行なうようにした。また、第1の発明を主体とする
第3の発明では、計算機を用いて金型キャビティ内で成
形される成形品に必要な樹脂の総射出量の射出完了まで
の時間と第1射出ユニットと第2射出ユニットとの射出
比率から、前記第1射出ユニットと第2射出ユニットの
各々のスクリュの射出速度とスクリュのストローク間の
前進位置を演算しながら射出を行なうようにした。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明では、サンドイッチ成形品
または多層成形品の成形に際して、スキン材樹脂とコア
材樹脂の射出比率を成形品に応じてコ・インジェクショ
ン成形機に付設された計算機に予め入力すると、この射
出比率に基づいてスキン材樹脂を射出する第1射出ユニ
ットとコア材樹脂を射出する第2射出ユニットと各スク
リュの射出速度とスクリュの前進限と後退限とのストロ
ーク間の前進位置を位置または時間演算しながら適宜射
出を行なうようにしたので、射出設定が容易に設定でき
るとともに、射出設定の時間短縮が可能となり、所望の
成形品が得られる。
【0008】
【実施例】以下に、本発明に係るコ・インジェクション
成形機の制御方法の具体的実施例を図1〜図7を用いて
詳細に説明する。
【0009】図1は本発明に係る実施例1を示しスキン
材樹脂とコア材樹脂との射出比率を変化させた場合の説
明図、図2は実施例2を示しスキン材樹脂とコア材樹脂
との射出比率を変化させた場合の説明図、図3はコ・イ
ンジェクション成形機の平面図、図4は図3のB〜Bか
らみた断面図、図5は内・外層のある成形品の成形状態
を示す動作説明図、図6は図5の続きの動作を示す動作
説明図、図7は図6の続きの動作を示す動作説明図であ
る。
【0010】符号5はコ・インジェクション成形機1の
図示左側(前方という)に設けた図示しない型締装置の
固定盤である。この固定盤5は所定の大きさの開口部6
を有し、この開口部6には固定金型7と射出ユニット2
間に介在された成形用ブロック10が支持台8上に固設
されている。符号41は可動盤、9は可動金型である。
【0011】前記射出ユニット2は、2台の第1射出ユ
ニット2Aおよび第2射出ユニット2Bから構成され、
図3に示すように射出ユニット2A、2Bは八字状にな
るように据付けられており、これら各射出ユニット2
A、2Bは第1ベース39上に載置されている。また、
第1ベース39上には2組のリニアガイド38A、38
Bが敷設されており、このリニアガイド38A、38B
上を移動台11A、11Bに固着された射出ユニット2
A、2Bが該移動台11A、11Bとともに前後動自在
となっている。前記射出ユニット2A、2Bの前後動は
第1ベース39の先端部に前傾状に起立した支持台8と
前記移動台11A、11B間にそれぞれピン支軸により
回動自在に軸支された第2油圧シリンダ44のピストン
ロッド44aの伸縮によって行なわれるようになってい
る。符号42は第1ベース39を載置するマシンベース
を示す。
【0012】前記第1ベース39の先端部の支持台8上
にはサンドイッチ成形用ブロック10が固設されてい
る。また、マシンベース42上には一対のリニアガイド
43が1組配設され、このリニアガイド43上を射出ユ
ニット2A、2Bを載置した第1ベース39が前後動自
在に設けられている。前記第1ベース39の前後動は、
一端を固定盤5の射出装置1側端面に、また他端を第1
ベース39の下部の凸部39a間にピン支軸により回動
自在に軸支された第1油圧シリンダ40のピストンロッ
ド40aの伸縮によって行なわれるようになっている。
【0013】成形用ブロック10内は第2射出ユニット
2Bに接続される第2樹脂通路45と第1射出ユニット
2Aに接続される第1樹脂通路46が設けられ、さらに
成形用ブロック10の固定盤5側に配設されたブロック
用ノズル15内部は第2樹脂通路45を中心部に位置す
るとともに第1樹脂通路46を外周部に位置させ、前記
第2樹脂通路45と第1樹脂通路46とで内外環状通路
を同心上に配設した構成となっている。なお、成形用ブ
ロック10は図示しない適宜な加熱手段で加熱されてい
る。
【0014】従って、第1油圧シリンダ40のピストン
ロッド40aと第2油圧シリンダ44のピストンロッド
44aをそれぞれ縮退すると、固定金型7のスプール部
14と成形用ブロック10のブロック用ノズル15が当
接し、成形用ブロック10の当接部13(13A、13
B)と射出ユニット2A、2Bの射出ノズル12A、1
2Bがそれぞれ連結され、閉状を呈する。また、逆に第
1油圧シリンダ40のピストンロッド40aと第2油圧
シリンダ44のピストンロッド44aをそれぞれ伸張す
ると、図3に示すように固定金型7のスプール部14と
成形用ブロック10のブロック用ノズル15が離間し、
成形用ブロック10の当接部13(13A、13B)と
射出ユニット2A、2Bの射出ノズル12A、12Bが
それぞれ離間し、開状態を呈する。
【0015】なお、ブロック用ノズル15内に設けられ
た内外環状樹脂通路のうち外側に位置する第1樹脂通路
46と内側に位置する第2樹脂通路45は共にブロック
用ノズル15の先端口26で合流し、コールドランナ部
27へと連なっている。また、前記第2樹脂通路45と
第1樹脂通路46間をそれぞれ開放または閉止するシャ
ットオフバルブ23B、23Aが配設されており、成形
用ブロック10の上面部から図示しない接続部材で操作
し開閉するようになっている。なお、符号21は金型キ
ャビティ部を示す。
【0016】ここで、本発明のコ・インジェクション成
形用金型3は固定金型7と可動金型9で構成され、図3
に示す如くスプール部14、コールドランナ部27およ
び金型キャビティ部21を有する。
【0017】以上のように構成されたコ・インジェクシ
ョン成形機の制御方法について述べる。
【0018】〔実施例1〕図示しない適宜な型締装置
(例えば直圧式またはトグル式などの型締手段を用い
る)によって固定金型7と可動金型9の型閉に引続く型
締が行なわれる。次に、第1油圧シリンダ40のピスト
ンロッド40aを縮退させて第1ベース39を固定金型
7側へ移動させ成形用ブロック10のブロック用ノズル
15を固定金型7のスプール部14へ当接させる。
【0019】さらに、第2油圧シリンダ44のピストン
ロッド44aを縮退させて第1射出ユニット2A、2B
をそれぞれ載置した移動台11A、11Bを成形用ブロ
ック10の当接部13A、13Bへ当接させて固定金型
7、成形用ブロック10および第1射出ユニット2Aお
よび第2射出ユニット2Bを連結する。この後図5に示
す如く、シャットオフバルブ23Aを開にした状態(こ
のときシャットオフバルブ23Bは閉状態)で両金型
7、9間に形成された金型キャビティ部21内に第1射
出ユニット2Aのスクリュを前進させてスキン材溶融樹
脂を第1樹脂通路46を通って射出充填する。
【0020】そして、金型キャビティ部21内へのスキ
ン材溶融樹脂の射出充填によりスキン層いわゆる外層を
形成することになる。例えば、サンドイッチ成形による
外層・内層のある成形品を成形する場合、スキン材樹脂
としてはバージン材樹脂を使用し、後述するコア層いわ
ゆる内層を形成するコア材樹脂にはリサイクル材または
異材やグレートの異なる樹脂材料を使用するのである。
【0021】この場合、図1(1)は、第1射出ユニッ
ト2Aおよび第2射出ユニット2Bから金型キャビティ
21の空間部に単位射出体積に対する種々の射出率(c
m3/sec)で射出されたバージン材とコア材の溶融樹
脂射出充填の制御方法を示し、V0 からV7 までの各射
出体積毎の総射出率を積分した積分値の合計は金型キャ
ビティ21内に射出されたスキン材樹脂とコア材樹脂の
合計の溶融樹脂量を表す。こうしたことを踏まえて、本
実施例では計算機に予め第1射出ユニットから射出され
るスキン材樹脂と第2射出ユニットから射出されるコア
材樹脂をそれぞれ成形品に応じて射出比率を設定した
後、スクリュの射出速度とスクリュのストローク間の前
進位置を射出比率に従って演算処理しながらスキン材樹
脂の射出を行なうのである。
【0022】図1(2)に示す如く、このV0 からV7
までの各射出体積(cm3 )毎のスキン材樹脂の射出
時、例えばV0 からV1 間をF1aスキン材樹脂射出率
(cm3/sec)となるようにスクリュの射出速度で前
進する。引続き、V1 からV2 間をF2aスキン材樹脂射
出率でスクリュの射出速度で前進し、以下同様にV2 か
らV3 間をF3a、・・・・・V6 からV7 間をF7aスキ
ン材樹脂射出率(cm3/sec)となるようにスクリュ
の射出速度で前進する。
【0023】次に既定量の溶融樹脂を金型キャビティ2
1内へ射出充填後は、図6に示す如く、シャットオフバ
ルブ23Bを開にした状態(このときシャットオフバル
ブ23Aを閉)で第2射出ユニット2Bのスクリュを前
進させてコア材樹脂を第1樹脂通路45を通って金型キ
ャビティ21内に適量射出充填される。
【0024】図1(3)に示す如く、コア材樹脂につい
てもスキン材樹脂と同様に、スクリュの射出速度とスク
リュのストローク間の前進位置を射出比率に従って演算
処理しながらコア材樹脂の射出を行なうのである。この
V1 からV6 までの各射出体積(cm3 )毎のコア材樹
脂の射出時、例えばV1 からV2 間をF2bコア材射出率
(cm3/sec)となるようにスクリュの射出速度で前
進する。引続き、V2からV3 間をF3bコア材射出率で
スクリュの射出速度で前進し、以下同様にV3からV4
間をF4a、・・・・・V5 からV6 間をF6aコア材樹脂
射出率(cm3/sec)となるようにスクリュの射出速
度で前進する。
【0025】以上述べたように、成形品に応じてスキン
材樹脂とコア材樹脂との射出比率を成形条件として入力
した後、この入力された射出比率に従って演算処理しな
がらスキン材樹脂とコア材樹脂の射出を行なうのであ
る。この後、図7に示す如く、再度、シャットオフバル
ブ23Aを開にした状態(このシャットオフバルブ23
Bを閉)で両金型7、9間に形成された金型キャビティ
21内に第1射出ユニット2Aのスクリュを前進させて
スキン材としての第1樹脂を第1樹脂通路46を通って
射出充填することにより、コア材樹脂がスキン材樹脂に
よって封じ込めることになり、外層・内層のある成形品
を得るのである。なお、スキン材樹脂の射出充填完了後
第1射出ユニット2A側のスクリュを前進させて金型キ
ャビティ21内の溶融樹脂に保圧をかけるのである。
【0026】保圧完了後、シャットオフバルブ23Aを
閉(既にシャットオフバルブ23Bは閉状態を維持)に
した状態で第1射出ユニット2Aおよび第2射出ユニッ
ト2Bは共に次サイクルの計量を行なう。両金型7、9
を既定時間冷却後、両金型7、9を開いて製品を取り出
すのである。
【0027】〔実施例2〕実施例2についても実施例1
と同様な制御を行なう。すなわち、図示しない適宜な型
締装置(例えば直圧式またはトグル式などの型締手段を
用いる)によって固定金型7と可動金型9の型閉に引続
く型締が行なわれる。次に、第1油圧シリンダ40のピ
ストンロッド40aを縮退させて第1ベース39を固定
金型7側へ移動させ成形用ブロック10のブロック用ノ
ズル15を固定金型7のスプール部14へ当接させる。
【0028】さらに、第2油圧シリンダ44のピストン
ロッド44aを縮退させて第1射出ユニット2A、2B
をそれぞれ載置した移動台11A、11Bを成形用ブロ
ック10の当接部13A、13Bへ当接させて固定金型
7、成形用ブロック10および第1射出ユニット2Aお
よび第2射出ユニット2Bを連結する。この後図5に示
す如く、シャットオフバルブ23Aを開にした状態(こ
のときシャットオフバルブ23Bは閉状態)で両金型
7、9間に形成された金型キャビティ部21内に第1射
出ユニット2Aのスクリュを前進させてスキン材溶融樹
脂を第1樹脂通路46を通って射出充填する。
【0029】そして、金型キャビティ部21内へのスキ
ン材溶融樹脂の射出充填によりスキン層いわゆる外層を
形成することになる。例えば、サンドイッチ成形による
外層・内層のある成形品を成形する場合、スキン材樹脂
としてはバージン材樹脂を使用し、後述するコア層いわ
ゆる内層を形成するコア材樹脂にはリサイクル材または
異材やグレートの異なる樹脂材料を使用するのである。
【0030】この場合、図2(1)は、第1射出ユニッ
ト2Aおよび第2射出ユニット2Bから金型キャビティ
21の空間部に単位射出体積に対する種々の射出率(c
m3/sec)で射出されたバージン材とコア材の溶融樹
脂射出充填の制御方法を示し、T0 からT7 までの各射
出体積毎の総射出率を積分した積分値の合計は金型キャ
ビティ21内に射出されたスキン材樹脂とコア材樹脂の
溶融樹脂量を表す。こうしたことを踏まえて、本実施例
では計算機に予め第1射出ユニットから射出されるスキ
ン材樹脂と第2射出ユニットから射出されるコア材樹脂
をそれぞれ成形品に応じて射出比率を設定した後、スク
リュの射出速度とスクリュのストローク間の前進位置を
射出比率に従って演算処理しながらスキン材樹脂の射出
を行なうのである。
【0031】図2(2)に示す如く、このT0 からT7
までの各射出体積(cm3 )毎のスキン材樹脂の射出
時、例えばT0 からT1 間をF1aスキン材樹脂射出率
(cm3/sec)となるようにスクリュの射出速度で前
進する。引続き、T1 からT2 間をQ2aスキン材樹脂射
出率でスクリュの射出速度で前進し、以下同様にT2 か
らT3 間をQ3a、・・・・・T6 からT7 間をQ7aスキ
ン材樹脂射出率(cm3/sec)となるようにスクリュ
の射出速度で前進する。
【0032】次に既定量の溶融樹脂を金型キャビティ2
1内へ射出充填後は、図6に示す如く、シャットオフバ
ルブ23Bを開にした状態(このときシャットオフバル
ブ23Aを閉)で第2射出ユニット2Bのスクリュを前
進させてコア材樹脂を第2樹脂通路45を通って金型キ
ャビティ21内に適量射出充填される。
【0033】図2(3)に示す如く、コア材樹脂につい
てもスキン材樹脂と同様に、スクリュの射出速度とスク
リュのストローク間の前進位置を射出比率に従って演算
処理しながらコア材樹脂の射出を行なうのである。この
T1 からT6 までの各射出体積(cm3 )毎のコア材樹
脂の射出時、例えばT1 からT2 間をQ2bコア材射出率
(cm3/sec)となるようにスクリュの射出速度で前
進する。引続き、T2からT3 間をQ3bコア材射出率で
スクリュの射出速度で前進し、以下同様にT3からT4
間をQ4a、・・・・・T5 からT6 間をQ6aコア材樹脂
射出率(cm3/sec)となるようにスクリュの射出速
度で前進する。
【0034】以上述べたように、成形品に応じてスキン
材樹脂とコア材樹脂との射出比率を成形条件として入力
した後、この入力された射出比率に従って演算処理しな
がらスキン材樹脂とコア材樹脂の射出を行なうのであ
る。この後、図7に示す如く、再度、シャットオフバル
ブ23Aを開にした状態(このシャットオフバルブ23
Bを閉)で両金型7、9間に形成された金型キャビティ
21内に第1射出ユニット2Aのスクリュを前進させて
スキン材としての第1樹脂を第1樹脂通路46を通って
射出充填することにより、コア材としての第2樹脂をス
キン材としての第1樹脂によって封じ込めることにな
り、外層・内層のある成形品を得るのである。なお、第
1樹脂の射出充填完了後第1射出ユニット2A側のスク
リュを前進させて金型キャビティ21内の溶融樹脂に保
圧をかけるのである。
【0035】保圧完了後、シャットオフバルブ23Aを
閉(既にシャットオフバルブ23Bは閉状態を維持)に
した状態で第1射出ユニット2Aおよび第2射出ユニッ
ト2Bは共に次サイクルの計量を行なう。両金型7、9
を既定時間冷却後、両金型7、9を開いて製品を取り出
すのである。
【0036】
【発明の効果】以上説明したことからも明らかなよう
に、本発明ではコ・インジェクション成形の射出設定が
非常に容易に行えることから、射出設定の時間短縮によ
る生産性の向上を図ることができるとともに、より高品
質な成形品が得られ易くなる。また、射出設定が容易に
行なえることから、機械に習熟しなくても成形を行なう
ことが可能となる。さらに、スクリュ径が異なる射出ユ
ニットを組合わせたとしても、射出量や射出率を一々換
算せずに容易に設定が行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例1を示しスキン材樹脂とコ
ア材樹脂との射出比率を変化させた場合の説明図であ
る。
【図2】実施例2を示しスキン材樹脂とコア材樹脂との
射出比率を変化させた場合の説明図である。
【図3】コ・インジェクション成形機の平面図である。
【図4】図3のB〜Bからみた断面図である。
【図5】内・外層のある成形品の成形状態を示す動作説
明図である。
【図6】図5の続きの動作を示す動作説明図である。
【図7】図6の続きの動作を示す動作説明図である。
【図8】従来の成形状態における成形型の平面断面図で
ある。
【符号の説明】
1 コ・インジェクション成形機 2 射出ユニット 2A 第1射出ユニット 2B 第2射出ユニット 3 コ・インジェクション成形用金型 5 固定盤 6 開口部 7 固定金型 9 可動金型 10 成形用ブロック 11A、11B 移動台 12(12A、12B) 射出ノズル 13(13A、13B) 当接部 15 ブロック用ノズル 21 金型キャビティ部 23A、23B シャットオフバルブ 26 先端口 27 コールドランナ部 38A、38B、43 リニアガイド 39 第1ベース 40 第1油圧シリンダ 41 可動盤 44 第2油圧シリンダ 45 第2樹脂通路 46 第1樹脂通路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1射出ユニットで計量されたスキン材
    樹脂を送通するためのスキン流路と、第2射出ユニット
    で計量されたコア材樹脂を送通するためのコア流路、両
    流路より金型キャビティ内へ溶融樹脂を射出充填するた
    めの共有のノズル孔を有した2種類以上の樹脂を共射出
    する射出成形機を用い、金型キャビティ内で成形される
    成形品に必要な樹脂の総射出量を前記射出成形機に付設
    された計算機に予め第1射出ユニットから射出されるス
    キン材樹脂と第2射出ユニットから射出されるコア材樹
    脂をそれぞれ成形品に応じて射出比率を設定するように
    したことを特徴とするコ・インジェクション成形機の制
    御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の計算機を用いて金型キャ
    ビティ内で成形される成形品に必要な樹脂の総射出量と
    第1射出ユニットと第2射出ユニットとの射出比率か
    ら、前記第1射出ユニットと第2射出ユニットの各々の
    スクリュの射出速度とスクリュのストローク間の前進位
    置を演算しながら射出を行なうようにしたことを特徴と
    するコ・インジェクション成形機の制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の計算機を用いて金型キャ
    ビティ内で成形される成形品に必要な樹脂の総射出量の
    射出完了までの時間と第1射出ユニットと第2射出ユニ
    ットとの射出比率から、前記第1射出ユニットと第2射
    出ユニットの各々のスクリュの射出速度とスクリュのス
    トローク間の前進位置を演算しながら射出を行なうよう
    にしたことを特徴とするコ・インジェクション成形機の
    制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002045483A (ja) * 2000-08-02 2002-02-12 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
WO2005018909A1 (en) * 2003-08-18 2005-03-03 Kortec, Inc. Automatic process control for a multilayer injection molding apparatus

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