JPH09174237A - ボックス柱材の接合方法 - Google Patents

ボックス柱材の接合方法

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Publication number
JPH09174237A
JPH09174237A JP34052195A JP34052195A JPH09174237A JP H09174237 A JPH09174237 A JP H09174237A JP 34052195 A JP34052195 A JP 34052195A JP 34052195 A JP34052195 A JP 34052195A JP H09174237 A JPH09174237 A JP H09174237A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
unit box
box pillar
welding
corners
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP34052195A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Yoshino
正和 吉野
Hirohiko Miyagi
紘彦 宮城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd filed Critical Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Publication of JPH09174237A publication Critical patent/JPH09174237A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コーナ部に当材に沿った良好な肉盛溶着金属
が形成され、他の一辺の開先を肉盛溶接するとき、この
溶着金属の両端が当材の役目をするボックス柱材の接合
方法を提供する。 【解決手段】 開先12a〜12dを持つ第1,第2ボ
ックス柱材1a,1bを植立状態に配置し、その接合箇
所の四隅29a〜29dのうち隣接する二隅を一対とし
て開先12a〜12dに勘合する突条22を有すると共
に、外側からコーナ24に向かって傾斜する傾斜面25
を有し、かつ、水冷可能な当材20a〜20dを取り付
ける第1の工程と、一対の当材間の開先を肉盛溶接する
第2の工程と、当材を取外した後、他辺の開先を肉盛溶
接する第3の工程とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボックス柱材の接
合方法、より詳しくは比較的大型建築物の建設に際して
用いられるボックス柱材の接合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高層でかつ、大型の建築物が建設
されているが、これには大型のボックス柱材が用いられ
ている。このボックス柱材は、工場において所定の長さ
を有する単位ボックス柱材として製作され、現場におい
て、この単位ボックス柱材を植立状態に接合配置するこ
とが行われている。この単位ボックス柱材を接合する場
合、溶接が行われるが、この溶接作業の省力化、作業効
率等の面から溶接ロボットが使用されている。従来、こ
の溶接ロボットによる単位ボックス柱材の溶接方法とし
ては、接合部の四辺を連続的に溶接できる全周式と、一
辺ずつ溶接する一辺式とが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このボック
ス柱材の接合方法には問題がある。すなわち、全周方式
においては、溶着金属で埋められるべき開先の断面形状
が互いに異なる直線部分とコーナー部分とを連続的に溶
接する必要があり、かつ、コーナー部でトーチの向きを
90度変えなければならないために、トーチ速度などの
溶接条件を制御するだけでは完全な溶接を行うことがで
きない。
【0004】したがって、コーナー部をガウジングし、
その後、作業員による肉盛溶接する必要がある。その結
果、作業効率を機体するほど上げることができないとい
う問題があった。一方、一辺方式においても、コーナー
部の接合が面倒であるという問題がある。すなわち、図
8に示すように、単位ボックス柱材1a,1bのコーナ
ー部イの接合を良好ならしめるため、コーナー部イに、
予め、ダブピース2a,2bを取り付けたあと、開先3
aを肉盛溶接する(図9参照)。次いで、このダブピー
ス2a,2bを単位ボックス柱材1a,1bの他の2面
4a,4bに合わせた線Lに沿って切断し、その後、開
先3bに合わせてガウジングして開先3dを形成し(図
10参照)、次いで、この開先3bにダブピース2c,
2dを取り付けて肉盛溶接し、しかる後に、このダブピ
ース2c,2dを切断するため、これらの溶接作業が面
倒なものとなっている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き、
従来の問題点を解決するためになされたものであり、少
なくとも一方に開先を形成した第1の単位ボックス柱材
と第2の単位ボックス柱材とを植立状態に接合配置し、
該接合する箇所の四隅のうち相隣り合う二隅を一対とし
て前記開先に勘合する突条を有すると共に、外側からコ
ーナーに向かって傾斜する傾斜面を有し、かつ、水冷可
能な当材を取り付ける第1の工程と、前記一対の当材間
の開先を肉盛溶接する第2の工程と、前記当材を取り外
したあと他の辺の開先を肉盛溶接する第3の工程とより
なることを特徴とするものである。
【0006】そして、かかる当材はマグネットを有する
支持部材に取り付けられ、このマグネットを第1の単位
ボックス柱材又は第2の単位ボックス柱材の少なくとも
一方に着脱させるように構成される。かかるボックス柱
材の接合方法によれば、最初に肉盛溶接される一辺の開
先についてその両端部、すなわち、コーナー部に当材に
沿った良好な肉盛溶着金属が形成され、他の一辺の開先
を肉盛溶接するとき、この溶着金属の両端が当材の役目
をし、その肉盛溶接を行うことができ、その結果、コー
ナー部の切断、ガウジング等の作業を省略することがで
きるのである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明のボック
ス柱材の接合方法について説明する。図1において、1
aは第1の単位ボックス柱材、1bは第2の単位ボック
ス柱材である。第1の単位ボックス柱材には、図2に示
すように、開先角θの開先12a〜12dが形成されて
いる。この開先12a〜12dは、第1の単位ボックス
柱材1aの全周に形成されると共に、この第1の単位ボ
ックス柱材1aは、第2の単位ボックス柱材1b上に植
立するように接合配送され、第1,第2の単位ボックス
柱材1a,1bのB,D面に取り付けられたエレクショ
ンピース13により位置決め保持されている。
【0008】14は、溶接ロボットであり、図3にも図
示されているように、第2の単位ボックス柱材1bにク
ランプ15により取り付けられたガイドレール16に沿
って移動するよう配設されている。この溶接ロボット1
4は、ロボット本体17にトーチ18とセンサー19と
を搭載している。そして、トーチ18は、昇降、前後、
上下首振り、水平首振りの4自由度を有し、センサー1
9は、開先12の形状及びビード形状をリアルタイムに
読み取ってトーチ18の狙い位置、角度、速度、溶接電
流及び電圧を自動設定するようになっている。
【0009】一方、20a〜20dは、当材であって、
この当材20a〜20dは、図4乃至図6に示すよう
に、支持部材27の内面21に開先12a〜12dが嵌
合するような角度αを有する突条22を設けると共に、
一端面23に外側からコーナー24に向かって傾斜する
傾斜面25を形成している。この傾斜面25は、具体的
には、開先12aと開先12dとが交叉する面であり、
その水平面における傾斜面βは、45°である。
【0010】そして、この当材20a〜20dは、マグ
ネット26を有する支持部材27に取り付けられ、例え
ば、熱伝動率の良好な銅板を用いてボックス形に形成さ
れ、冷却水供給管28により、その内部に冷却水Wを供
給できるようになっている。次に、第1の単位ボックス
柱材1aと第1の単位ボックス柱材1bの接合について
説明する。
【0011】先ず、第1の単位ボックス柱材1aと第2
の単位ボックス柱材1bとは、植立状態に接合配送さ
れ、前述のように、エレクションピース13によって位
置決め保持される。そして、溶接ロボット14を配送す
るとともに、当材20a〜20dを受け取る。具体的に
は、この当材20a〜20dは、図6に示すように、接
合する箇所の四隅29a〜29dのうち、隣接する二隅
29a,29dおよび29b,29cを一対として開先
12b,12dの両端にマグネット26を用いて取り付
けられる(第1の工程)。
【0012】そして、開先12a,12cを溶接ロボッ
ト14を用いて肉盛溶接する(第2の工程)。この開先
12a,12cの肉盛溶接が完了した後、当材20a〜
20dを外すと、図7に示すように、第1の単位ボック
ス柱材1aと第2の単位ボックス柱材1bとは、A面お
よびC面が溶接接合され、B面およびD面においては、
開先12b,12dが形成された状態にある。
【0013】そして、溶接ロボット14をB面およびD
面に取り付けて、この開先12b及び12dを肉盛溶接
するのである(第3の工程)。この場合、開先12b,
12dの両端には、溶融金属による接合面30a,30
dが形成されているため、すなわち、この接合面30
a,30dに、開先12b,12dを接合する溶融金属
を完全に溶け込ませることにより、良好な肉盛溶接を行
うことができるのである。この実施例においては、溶接
ロボットを用いて肉盛溶接する場合について説明した
が、本発明は、これに限定されるものではない。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によるボックス柱材の接合方法によれば、開先に嵌合す
る突条を有すると共に外側からコーナーに向かって傾斜
する傾斜面を有する当材を接合部の四隅のうち隣接する
二隅に配置して一辺方式により肉盛溶接した後、当材を
取り外して他の辺の開先を肉盛溶接するようにしたた
め、コーナー部の切断、ガウジング作業が不要となる。
その結果、ボックス柱材の接合時間の短縮と省力化を計
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】単位ボックス柱材に溶接ロボットを取り付けた
状態を示す斜視図である。
【図2】第1の単位ボックス柱材と第2の単位ボックス
柱材との接合部の要部拡大側面図である。
【図3】溶接ロボットの斜視図である。
【図4】当材の装着状態を示す斜視図である。
【図5】当材の装着状態を示す正面図である。
【図6】図5のVI−VI断面図である。
【図7】単位ボックス柱材の相対する2面を溶接した状
態を示す説明図である。
【図8】コーナー部にダブピースを取り付けた従来のボ
ックス柱材の接合方法を示す説明図である。
【図9】同じく開先を肉盛溶接した状態を示す説明図で
ある。
【図10】同じくガウジングして開先を形成した状態を
示す説明図である。
【符号の説明】
1a 第1の単位ボックス柱材 1b 第2の単
位ボックス柱材 12a〜12d 開先 20a〜20d
当材 22 突条 24 コーナー 25 傾斜面 29a〜29d
四隅

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方に開先を形成した第1の
    単位ボックス柱材と第2の単位ボックス柱材とを植立状
    態に接合配置し、該接合する箇所の四隅のうち相隣り合
    う二隅を一対として前記開先に勘合する突条を有すると
    共に、外側からコーナーに向かって傾斜する傾斜面を有
    し、かつ、水冷可能な当材を取り付ける第1の工程と、
    前記一対の当材間の開先を肉盛溶接する第2の工程と、
    前記当材を取り外したあと他の辺の開先を肉盛溶接する
    第3の工程とよりなることを特徴とするボックス柱材の
    接合方法。
  2. 【請求項2】 マグネットを有する支持部材に当材を取
    り付け、前記マグネットを第1の単位ボックス柱材又は
    第2の単位ボックス柱材の少なくとも一方に着脱させる
    ようにした請求項1記載の当材取付け方法。
JP34052195A 1995-12-27 1995-12-27 ボックス柱材の接合方法 Withdrawn JPH09174237A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102950408A (zh) * 2011-08-30 2013-03-06 中国北车集团大同电力机车有限责任公司 车钩箱定位装置及定位装配方法
CN105149840A (zh) * 2015-09-14 2015-12-16 北汽福田汽车股份有限公司 胀紧夹具
CN105382461A (zh) * 2015-12-04 2016-03-09 广州电力机车有限公司 一种自卸车车架悬挂座安装工装
CN106002010A (zh) * 2016-06-08 2016-10-12 长治清华机械厂 Hg785d板材盒型结构件机器人自动化焊接和变形控制方法

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Legal Events

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Effective date: 20030304