JPH09173272A - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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JPH09173272A
JPH09173272A JP34013995A JP34013995A JPH09173272A JP H09173272 A JPH09173272 A JP H09173272A JP 34013995 A JP34013995 A JP 34013995A JP 34013995 A JP34013995 A JP 34013995A JP H09173272 A JPH09173272 A JP H09173272A
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washing
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cleaned
finishing agent
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 仕上げ剤の投入が行われない状態で一連の洗
浄作業が終了してしまうといった不利を未然に回避させ
ながらも、構成の簡素化により、コストを低減すること
が可能となる食器洗浄機を提供する。 【解決手段】 出入口Dが閉じられた密閉状の洗浄空間
K内において、設置された被洗浄物を洗浄する洗浄手段
Sと、この洗浄手段Sの動作を制御する制御装置28と
が設けられ、制御装置28は、被洗浄物を洗浄する洗浄
工程と、仕上げ剤が投入された状態ですすぎが行われる
すすぎ工程とを順次実行すべく、洗浄手段Sの動作を制
御するように構成されている食器洗浄機において、制御
装置28は、仕上げ剤を投入すべき時点に至ると、指令
手段により動作再開が指令されるまで、洗浄手段Sの制
御動作を停止させるように構成され、制御装置28が制
御動作を停止させるに伴って、報知作動する報知手段H
が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、出入口が閉じられ
た密閉状の洗浄空間内において、設置された被洗浄物を
洗浄する洗浄手段と、この洗浄手段の動作を制御する制
御手段とが設けられ、前記制御手段は、被洗浄物を洗浄
する洗浄工程と、仕上げ剤が投入された状態ですすぎが
行われるすすぎ工程とを順次実行すべく、前記洗浄手段
の動作を制御するように構成されている食器洗浄機に関
する。
【0002】
【従来の技術】上記食器洗浄機において、従来では、例
えば、実開昭58−88967号公報に示されるよう
に、仕上げ剤を投入するための仕上げ剤投入器が備えら
れ、洗浄作業が実行されると、すすぎ工程中に仕上げ剤
投入器が作動して、仕上げ剤が洗浄空間内に供給される
構成となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したような仕上げ
剤は、例えば、洗浄工程において水を用いて洗浄したよ
うな場合に、水の表面張力を低くさせて水切れを良くさ
せることで、乾燥した後に被洗浄物の表面に水滴の跡が
残ることや、透明なガラス製品等においてくもりが発生
したりすることを有効に防止したり、あるいは、石灰質
成分やアルカリ成分の白濁の原因となる物質が被洗浄物
に残存するのを回避させるようにして、洗浄後の仕上が
りを綺麗にするために用いられるものである。従って、
このような仕上げ剤を用いない場合には、洗浄後におい
て被洗浄物の表面に上述したような原因による白濁やく
もりが発生するおそれがある。
【0004】しかし、上記従来構成において用いられる
専用の仕上げ剤投入器は、密閉状の洗浄空間内に予め定
められたタイミングで仕上げ剤を供給する必要があるこ
とから、タイマー操作に基づいて駆動されるアクチュエ
ータを必要とし、又、供給時点に到るまでは仕上げ剤を
漏出させることなく貯溜させておく必要もあり、部品点
数が多くなり、構成が複雑でそれだけコスト高を招く不
利があった。
【0005】本発明は、かかる点に着目してなされたも
のであり、その目的は、上述したような仕上げ剤の投入
が行われない状態で上述したような一連の洗浄作業が終
了してしまうといった不利を未然に回避させながらも、
構成の簡素化により、コストを低減することが可能とな
る食器洗浄機を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の特徴構
成によれば、出入口が閉じられた密閉状の洗浄空間内に
おいて、設置された被洗浄物を洗浄する洗浄手段と、こ
の洗浄手段の動作を制御する制御手段とが設けられ、制
御手段は、被洗浄物を洗浄する洗浄工程と、仕上げ剤が
投入された状態ですすぎが行われるすすぎ工程とを順次
実行すべく、前記洗浄手段の動作を制御すると共に、仕
上げ剤を投入すべき時点に至ると、洗浄手段の制御動作
を停止させ、指令手段により動作再開が指令されると、
その後の制御動作を再開させることになる。又、制御手
段が制御動作を停止させるに伴って、報知手段が報知作
動を実行することになる。
【0007】従って、制御手段が洗浄手段の制御動作を
停止させたときに、使用者が出入口を開放させて洗浄空
間内に適切なタイミングで仕上げ剤を供給させることが
できる。しかも、このとき、報知手段が報知作動を実行
するから、仕上げ剤を供給すべきことを使用者が確実に
認識できることになる。
【0008】その結果、仕上げ剤の供給を自動的に行う
仕上げ剤供給手段を設けることなく、構成の簡素化によ
り低コスト化を図りながらも、仕上げ剤の供給が行われ
ない状態で、制御動作が再開され一連の洗浄作業が終了
してしまうという不利を極力回避させることができる食
器洗浄機を提供できるに至った。
【0009】請求項2に記載の特徴構成によれば、前記
指令手段は、前記制御手段が前記洗浄手段の制御動作を
停止してから設定時間が経過すると、前記動作再開を指
令するように構成されている。
【0010】つまり、制御手段による洗浄手段の制御動
作が停止され、仕上げ剤が供給された後に、設定時間が
経過すると自動的に制御手段による洗浄手段の制御動作
が再開されるので、動作停止状態で長時間そのまま放置
されるといった不利がなく、適切な洗浄作業が引き続い
て行われることになる。
【0011】請求項3に記載の特徴構成によれば、前記
指令手段は、人為操作に基づいて、前記動作再開を指令
するように構成されている。
【0012】従って、制御動作が停止され、使用者が仕
上げ剤を供給させた後に、人為操作にて動作再開が指令
される構成であるから、確実に、仕上げ剤が供給された
状態で制御動作を再開させることができるものとなり、
仕上げ剤が供給されていない状態で使用者の意思に反し
て制御動作が再開されるという不利が無い。
【0013】請求項4に記載の特徴構成によれば、前記
洗浄手段は、被洗浄物に洗浄水を噴出させる噴出ノズル
と、この噴出ノズルに洗浄水を供給するポンプとを備え
て構成され、被洗浄物を乾燥させる乾燥手段が設けら
れ、制御手段は、すすぎ工程が終了した後に、乾燥工程
を実行すべく、乾燥手段の動作を制御するように構成さ
れている。
【0014】従って、洗浄工程においては、ポンプから
供給される洗浄水が噴出ノズルから噴出され、被洗浄物
が良好に洗浄されることになる。そして、仕上げ剤が供
給された状態でのすすぎ工程が終了した後に、乾燥手段
による乾燥工程が実行されるので、洗浄水が素早く乾燥
することになり、一連の洗浄作業が能率よく行われるも
のとなり、洗浄水が乾燥された後も、洗浄水の水滴に起
因した白濁や、洗浄水中に含まれる石灰質やアルカリ成
分が残留することを防止できて、良好な仕上がりが得ら
れるものとなる。
【0015】請求項5に記載の特徴構成によれば、洗浄
工程において被洗浄物から除去された除去物を回収する
回収具が、洗浄空間内に着脱自在に設けられているか
ら、仕上げ剤を供給すべき時点において、制御手段の制
御動作が停止された際に、仕上げ剤を供給すると共に、
回収具にて回収された除去物を取り除くか、又は、回収
具を取り外しておくことで、洗浄空間内にこのような除
去物が残留したままで被洗浄物のすすぎ工程が継続して
行われることによって、除去物が再度、被洗浄物に付着
したり、あるいは、除去物の臭いが付着する等の不利を
回避できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る食器洗浄機に
ついて図面に基いて説明する。図2、図3に本発明に係
る食器洗浄機が示されている。この食器洗浄機は、正面
が開放された略矩形箱状の本体ケース1に、下端部の横
軸芯周りで揺動開閉自在な扉2が備えられ、本体ケース
1の内部に、食器等の被洗浄物を洗浄するための洗浄槽
3が設けられている。そして、洗浄槽3は、正面が被洗
浄物の出入口Dとして広く開放されており、且つ、扉2
を閉じることにより扉2の内側面により洗浄槽3が密閉
状に閉塞される構成となっている。そして、この洗浄槽
3により形成される密閉状に閉塞された洗浄空間K内に
おいて、支持レール4にて取り外し可能にスライド自在
に支持された上下2つの網カゴ5a,5bの内部に食器
等の被洗浄物を収納した状態で、下側の網カゴ5aの下
方側に設けられた下噴出ノズル6a、上側の網カゴ5b
の下方側に設けられた中噴出ノズル6b、並びに、上側
の網カゴ5bの上方側に設けられた上噴出ノズル6cの
夫々に形成された多数の噴出孔7から洗浄水を噴出させ
て、被洗浄物の洗浄を行うように構成されている。
【0017】この食器洗浄機には、図1に示すように、
前記洗浄槽3に対して洗浄水が供給する給水路8、洗浄
槽3内の洗浄水を外部に排出させる排出路9、洗浄槽3
内に貯溜される洗浄水を前記各洗浄ノズル6a,6b,
6cまで搬送させる搬送路10の夫々が洗浄槽3に接続
される状態で備えられている。前記給水路8は、洗浄槽
3の上下方向中間位置付近において洗浄槽3の内部に開
放される状態で接続され、その途中部には運転作動中は
開弁状態に設定される手動開閉弁11と電磁式の給水弁
12とが備えられている。手動開閉弁11及び給水弁1
2が共に開弁されると、水道等の給水源の給水圧により
洗浄槽3内に給水されることになる。前記排出路9は、
その途中部に設けられた排水ポンプ13にて洗浄槽3の
底部に形成された開口部14から洗浄水を吸引すると共
に、洗浄槽3の横側部に設けられた逆流防止用の鉛直経
路部分9aを通過した後に排出部9bより洗浄水を外部
に排出させるように構成されている。
【0018】洗浄槽3内に給水される際に洗浄槽3内に
貯溜される水位が設定水位になったか否かを検出する水
位センサ15が備えられ、水位センサ15がONして設
定水位に達したことが検出されると、給水弁12が閉弁
され、自動的に給水が停止されるように構成されてい
る。
【0019】前記搬送路10は、その途中部に備えられ
た循環ポンプ16の作動により洗浄槽3内に貯溜されて
いる洗浄水を、前記開口部14から吸引する吸引用搬送
路部分10aと、循環ポンプ16の下手側から下噴出ノ
ズル6aに向けて洗浄水を強制的に搬送させる第1搬送
路部分10bと、循環ポンプ16の下手側から上噴出ノ
ズル6cに向けて洗浄水を強制的に搬送させる第2搬送
路部分10cとで構成されている。下噴出ノズル6a
は、洗浄槽3の底面に対して、長手方向中間部において
縦軸芯周りで回動自在に支持される構成となっており、
中噴出ノズル6bは、網カゴ5bに対して、縦軸芯周り
で回動自在に支持される構成となっている。又、各噴出
ノズル6a,6b,6cは、夫々の噴出孔7が互いに逆
向きの斜め上方に洗浄水を噴出させるように構成され、
洗浄水の噴出力の反作用によって、噴出ノズル自体が縦
軸芯周りで低速で回動するように構成され、洗浄水が被
洗浄物に対して隅々まで吹きつけられ、有効に洗浄が行
われるようになっている。尚、上噴出ノズル6cは洗浄
槽3に対して位置固定状態で洗浄水を噴出させるように
構成され、中噴出ノズル6bに対しては上噴出ノズル6
cから噴出された洗浄水が給水部6b1 より供給される
構成となっている。従って、前記搬送路10、循環ポン
プ16、各噴出ノズル6a,6b,6cにて洗浄手段S
が構成されることになる。
【0020】洗浄槽3の底部における前記開口部14に
は、図4、図5に示すように、洗浄作用によって発生す
る残菜等の塵埃を受け止める回収具としてのフィルター
Fが設けられている。このフィルターFは、図5
(イ),(ロ)に示すように、網目が粗い粗目フィルタ
ーF1と、網目が細かい細目フィルターF2とで成り、
洗浄作動時には、洗浄水が粗目フィルターF1の後に細
目フィルターF2を通過するように構成され、排出時に
は、洗浄水の流れが逆になり、細目フィルターF2の内
面に付着した塵が除去されて排出されるように構成され
ている。このフィルタFは、開口部14の内周縁に沿っ
て載置支持されており、容易に取り外すことができるよ
うに構成されている。
【0021】洗浄槽3の底部には、洗浄工程においては
洗浄槽3に供給された洗浄水を加熱すると共に、洗浄水
が排出された後の乾燥工程においては洗浄槽3内部の空
気を加熱して被洗浄物を乾燥させるための乾燥手段とし
てのヒータ19が設けられている。このヒータ19は、
外部の熱源機20により加熱された温水が温水供給路2
1を通して通流供給されることによって加熱乾燥させる
温水ヒータ19で構成されている。
【0022】図4に示すように、洗浄槽3の底部におい
て広い領域にわたって屈曲状態で配設され、その内部を
温水が流動可能な管路で構成され、図1に示すように、
温水供給路21を通して熱源機20から供給された温水
は、温水ヒータ19を通流した後に、戻り路22を通し
て熱源機20に循環するように構成され、戻り路22に
は排出路9に接続される分岐路23が設けられている。
尚、熱源機20より供給される温水は、約80°Cの温
度で一定になるように構成されている。温水供給路21
には電磁開閉式の温水弁24が備えられ、分岐路23に
は電磁開閉式の排出弁25が備えられている。前記温水
弁24を開弁させ、排出弁25を閉弁させることで、温
水ヒータ19に温水供給を行うことができ、温水弁24
を閉弁させ、排出弁25を開弁させることで、温水ヒー
タ19への温水供給が停止されるように構成されてい
る。従って、温水弁24と排出弁25とを開閉操作させ
ることで、温水ヒータ19による加熱温度を変更調整で
きるようになっている。
【0023】洗浄槽3の内部には、洗浄槽3内の温度を
検出する温度検出手段としての温度センサ26と、扉2
が閉じられた状態であるか否かを検出する扉スイッチ2
7が備えられている。
【0024】そして、上述したような各部の動作を制御
する制御手段としてのマイクロコンピュータ利用の制御
装置28と、制御装置28に制御情報を指令する操作部
29とが備えられている。操作部29は扉2の上部外面
側に設けられ、電源の入り切りを指令する電源スイッチ
30、洗浄動作の開始を指令するスタートスイッチ3
1、乾燥時間を変更設定する時間設定スイッチ32、報
知手段Hを構成する報知ブザー33及び報知ランプ34
等が設けられている。
【0025】制御装置28は、乾燥用の仕上げ剤を供給
すべき時点に到ると、指令手段にて動作再開が指令され
るまで洗浄運転を停止させるように構成されている。
尚、指令手段としては、運転を停止させてから設定時間
が経過すると、動作再開を指令するように構成されてい
る。
【0026】次に前記制御装置28の制御動作について
図6、図7のフローチャートに基づいて説明する。洗浄
作動を開始するに先立って、手作業にて、扉2を開けて
洗浄槽3内に被洗浄物としての食器等を網カゴ5a,5
b内に収納すると共に、専用の洗剤を洗浄槽3内に供給
しておく。そして、扉2を閉めると、扉スイッチ27が
ONして、運転可能な状態にセットされる(ステップ
1)。電源スイッチ30がON操作され、且つ、スター
トスイッチ31がON操作されると、運転が開始される
(ステップ2,3)。先ず、洗浄槽3内の洗浄水を排出
させる(ステップ4)。つまり、排水ポンプ13が作動
して水位センサ15がOFFすると排水ポンプ13が停
止する。次に洗浄槽3内に洗浄水が給水される(ステッ
プ5)。つまり、給水弁12が開弁され水位センサ15
がONして設定水位に達したことが検出されると給水弁
12が閉弁する。
【0027】次に、洗浄工程に移り、給水が行われた
後、循環ポンプ16を作動させると共に、温水ヒータ1
9に約80°Cの湯を通湯させる(ステップ6,7)。
温度センサ26の検出値、つまり、洗浄槽3内温度が約
60°Cに維持されるように、温水弁24及び排出弁2
5の動作を制御して温水ヒータ19に対する通湯状態を
調整する(ステップ8)。そして、設定時間(約26分
間)が経過すると、循環ポンプ16の作動を停止させる
と共に、温水ヒータ19への通湯を停止させると共に、
洗浄水を排出する(ステップ9,10,11)。このよ
うな洗浄工程においては、噴出孔7から噴霧状に噴出さ
れた洗浄水が温水ヒータ19に接触して効率よく加熱さ
れ、温水にて洗浄が実行される。又、上述したように、
下側及び中側の噴出ノズル6a,6bは、洗浄水の噴出
力にて縦軸芯周りで回転して、被洗浄物の隅々まで確実
に洗浄されるようになっている。
【0028】次にすすぎ工程に移り、給水が行われた
後、循環ポンプ16を設定時間(約1分間)作動させて
すすぎを行い、その後、洗浄水を排出させるという動作
が、3回繰り返して実行される(ステップ12〜1
6)。
【0029】このように3回のすすぎ動作が終了して、
仕上げ剤を供給すべき時点に到ると、そのときに制御動
作を停止して運転を停止させる(ステップ17)。つま
り、操作部29におけるスタートスイッチ31や扉スイ
ッチ27の操作にかかわらず、循環ポンプ16、排水ポ
ンプ13、温水ヒータ19に対する通湯作動等、洗浄動
作に係わる全ての装置の作動を停止させる。又、そのと
きに、報知ブザー33を作動させると共に、報知ランプ
34を点灯させて、使用者に乾燥用の仕上げ剤を供給す
べき状態であることを報知する(ステップ18)。この
ようにして、仕上げ剤を供給すべきことを使用者が確実
に認識することができて、仕上げ剤の供給が行われない
状態で一連の洗浄作業が終了してしまうことが極力回避
できることになる。
【0030】このように報知作動が実行されると、使用
者が手作業にて、扉2を開けて洗浄層3の内部に仕上げ
剤を供給すると共に、フィルターFを取り外して洗浄工
程において被洗浄物から除去されフィルターFにて回収
されている残菜等の除去物を取り除くか、又は、フィル
ターFを取り外すことで、残菜等の除去物が洗浄槽3内
に残っている状態ですすぎが行われて不快感や不潔な感
じを使用者に与えるおそれを回避できる。
【0031】そして、運転が停止してから設定時間(例
えば、5分間)が経過すると運転再開が指令され、運転
を再開して4回目のすすぎが開始される(ステップ1
9)。
【0032】4回目のすすぎの際には、上述したような
給水作動が実行された後、温水ヒータ19に通湯され、
循環ポンプ16の作動が開始されて温水でのすすぎ洗浄
が実行される(ステップ20,21,22)。このと
き、温度センサ26の検出値が約70°Cに維持される
ように通湯による加熱状態が調整制御され(ステップ2
3)、このような温水すすぎ洗浄が設定時間(約30分
間)継続されると、循環ポンプ16の作動が停止されて
洗浄水が排出され(ステップ24,25)、すすぎ工程
が終了する。
【0033】次に乾燥工程に移行し、温水ヒータ19に
通湯され、温度センサ26の検出値が約70°Cに維持
されるように通湯による加熱状態が調整制御される(ス
テップ26,27)。つまり、洗浄槽3内の空気が約7
0°Cに加熱されて、被洗浄物の乾燥が行われる。この
ような乾燥作動が開始されてから設定時間(約20分
間)経過すると、温水ヒータ19への通湯が停止され乾
燥工程が終了する(ステップ28,29)。尚、この乾
燥のための設定時間は時間設定スイッチ32にて、約4
0分間に変更することもできる。乾燥工程が終了して約
10分間経過すると、自動的に電源スイッチ30がOF
F状態に切り換えられ、運転が終了する(ステップ3
0,31)。
【0034】上述したような各工程における動作時間
は、例示したような設定時間に限定されるものではな
く、適宜変更して実施してもよい。
【0035】〔別実施形態〕 (1)上記実施形態では、制御手段の制御動作の再開を
指令する指令手段として、制御動作を停止してから設定
時間が経過すると、制御動作の再開を指令するように構
成したが、このような構成に代えて、あるいは、この構
成に加えて、操作部に人為操作可能な再開指令用操作ス
イッチを設け、この操作スイッチの操作に基づいて、制
御動作を再開させるように構成してもよい。上記実施形
態の構成にこの操作スイッチを併用する構成では、前記
設定時間が経過するまでに操作スイッチが操作される
と、その時点で制御動作を再開するようにして、設定時
間が経過すると、操作スイッチの操作にかかわらずその
時点で制御動作を再開するように構成してもよい。
【0036】(2)上記実施形態では、報知手段とし
て、報知ブザーと報知ランプとを用いて報知するように
したが、そのいずれか一方だけを用いてもよく、又、例
えば、合成音や記録音にて、「仕上げ剤を供給して下さ
い」と言うような言葉で報知したり、メロディ音で報知
してもよく、報知ランプを食器洗浄機の上部面から上方
突出させて、全方位に光を放射する報知ランプであって
もよい。あるいは、各種の形態でグラフィック表示にて
報知するようにしてもよい。
【0037】(3)上記実施形態では、洗浄手段として
洗浄水をノズルから噴出させる構成としたが、このよう
な構成に限らず、例えば、超音波にて洗浄する構成や、
洗浄水を渦巻き状に旋回させて洗浄する構成等、各種の
形態で洗浄する構成であってもよい。
【0038】(4)上記実施形態では、乾燥手段として
温水が通流される温水ヒータにて構成される場合を例示
したが、通電により空気を加熱する電気ヒータにて構成
してもよく、あるいは、洗浄空間内の空気を外部に換気
させる通風ファンにて構成してもよい。
【0039】(5)上記実施形態では、乾燥手段を備え
て、すすぎ工程の後に強制的に乾燥する乾燥工程を実行
する構成としたが、乾燥手段を設けることなく、自然乾
燥にて被洗浄物を乾燥させる構成としてもよい。
【0040】(6)上記実施形態では、洗浄工程にて用
いられる洗剤も手動で供給する構成としたが、洗剤を貯
溜させておいて、洗剤をすべき時点に到ると洗浄空間内
に自動供給する洗剤供給手段を設ける構成であってもよ
い。
【0041】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】食器洗浄機の概略構成図
【図2】食器洗浄機の斜視図
【図3】食器洗浄機の斜視図
【図4】温水ヒータの配設状態を示す図
【図5】フィルターの断面図
【図6】制御動作のフローチャート
【図7】制御動作のフローチャート
【符号の説明】
6a,6b,6c 噴出ノズル 16 ポンプ 19 乾燥手段 28 制御手段 D 出入口 F 回収具 H 報知手段 K 洗浄空間 S 洗浄手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出入口(D)が閉じられた密閉状の洗浄
    空間(K)内において、設置された被洗浄物を洗浄する
    洗浄手段(S)と、この洗浄手段(S)の動作を制御す
    る制御手段(28)とが設けられ、 前記制御手段(28)は、 被洗浄物を洗浄する洗浄工程と、仕上げ剤が投入された
    状態ですすぎが行われるすすぎ工程とを順次実行すべ
    く、前記洗浄手段(S)の動作を制御するように構成さ
    れている食器洗浄機であって、 前記制御手段(28)は、 前記仕上げ剤を投入すべき時点に至ると、指令手段によ
    り動作再開が指令されるまで、前記洗浄手段(S)の制
    御動作を停止させるように構成され、 前記制御手段(28)が前記制御動作を停止させるに伴
    って、報知作動する報知手段(H)が設けられている食
    器洗浄機。
  2. 【請求項2】 前記指令手段は、前記制御手段(28)
    が前記洗浄手段(S)の制御動作を停止してから設定時
    間が経過すると、前記動作再開を指令するように構成さ
    れている請求項1記載の食器洗浄機。
  3. 【請求項3】 前記指令手段は、人為操作に基づいて、
    前記動作再開を指令するように構成されている請求項1
    記載の食器洗浄機。
  4. 【請求項4】 前記洗浄手段(S)は、被洗浄物に洗浄
    水を噴出させる噴出ノズル(6a),(6b),(6
    c)と、この噴出ノズル(6a),(6b),(6c)
    に洗浄水を供給するポンプ(16)とを備えて構成さ
    れ、 被洗浄物を乾燥させる乾燥手段(19)が設けられ、 前記制御手段(28)は、前記すすぎ工程が終了した後
    に、乾燥工程を実行すべく、前記乾燥手段(19)の動
    作を制御するように構成されている請求項1、2又は3
    記載の食器洗浄機。
  5. 【請求項5】 前記洗浄工程において被洗浄物から除去
    された除去物を回収する回収具(F)が、前記洗浄空間
    (K)内に着脱自在に設けられている請求項1、2、3
    又は4記載の食器洗浄機。
JP34013995A 1995-12-27 1995-12-27 食器洗浄機 Expired - Lifetime JP2968196B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002325716A (ja) * 2001-04-27 2002-11-12 Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd 食器洗い機
JP2020018609A (ja) * 2018-08-01 2020-02-06 リンナイ株式会社 食器洗浄機

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