JPH09172652A - 特殊再生信号処理回路 - Google Patents

特殊再生信号処理回路

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JPH09172652A
JPH09172652A JP7348747A JP34874795A JPH09172652A JP H09172652 A JPH09172652 A JP H09172652A JP 7348747 A JP7348747 A JP 7348747A JP 34874795 A JP34874795 A JP 34874795A JP H09172652 A JPH09172652 A JP H09172652A
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JP
Japan
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signal
tci
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video signal
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JP7348747A
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Inventor
Takashi Kiyofuji
隆志 清藤
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 輝度信号と色差信号とを時間軸圧縮多重して
記録再生する装置にて特殊再生をする場合、再生映像信
号の補間専用にテンポラルディエンファシス用のフレー
ムメモリを用いているため、テンポラルディエンファシ
スを施すことができない等の課題があり、これらを是正
することを目的とする。また、エンベロープ信号と再生
映像信号に遅延量の差があるため、信号の補間にライン
ずれを発生することがある等の課題があったが、遅延量
を等しくしてこれらを是正することを目的とする。 【解決手段】 時間軸圧縮多重した再生TCI信号を映
像信号に変換するTCI変換手段3と、エンベロープ信
号を遅延する手段1とを設け、TCI変換するときに使
用するメモリ2と同じ時間遅延し、ヘッドが正走査した
エンベロープ信号があるときにはTCI変換手段3から
の出力である映像信号を使用し、ヘッドが正走査したエ
ンベロープ信号がないときにはテンポラルディエンファ
シス用のメモリ5に記憶された映像信号を使用する構成
にした特殊再生信号処理回路。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、NTSC
放送方式(走査線数525本、アスペクト比4:3、イ
ンターレース比2:1、フィールド周波数59.94H
zを有するテレビジョン放送方式)等の従来放送方式の
映像信号とハイビジョン放送方式(Hi−Vision
方式;走査線数1125本、アスペクト比16:9、イ
ンターレース比2:1、フィールド周波数60Hzを有
するテレビジョン放送方式)等の高精細映像信号の何れ
かを選択して記録再生する映像信号記録再生装置におけ
る特殊再生信号処理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ハイビジョン放送方式等の高
精細映像信号とNTSC放送方式等の従来放送方式の映
像信号とを記録再生可能なW−VHS(登録商標)方式
の映像信号記録再生装置は、走行系を共用し、ドラム,
ドラム回転数,及びテープ速度などのフォーマットも共
通にしている。
【0003】この映像信号記録再生装置でハイビジョン
信号を記録する場合、ハイビジョン信号の全走査線11
25ライン中有効走査線1032ラインを抜き出し2分
割し、垂直ブランキング走査線を付加して、走査線10
50(525×2)ラインのNTSC類似信号2チャン
ネルとして、1フィールドの信号を2トラックに同時記
録する。記録方式はベースバンド記録である。このと
き、現行のVTRとの互換を確保するため、トラック幅
を3つに分け、2つを映像信号(M:メイン,S:サ
ブ)、1つを音声信号(A:オーディオ)に使用してい
る。
【0004】一方、NTSC信号を記録する際には、輝
度信号、色差信号に分けて1つのトラックに記録し、音
声は映像信号と同一トラックに深層記録する。このと
き、1つのトラック幅は、現行VTRの1/3の幅であ
る。
【0005】上述した映像記録再生装置における記録信
号処理方式は、TCI(Time Compress Integration :
時間軸圧縮多重)方式が使用される。これは、有効ライ
ン内の輝度信号及び色差信号を時間軸上で圧縮多重し、
水平同期,クランプ基準信号を付加した信号で、テープ
上にFM記録される。
【0006】図4は、ハイビジョン信号を再生するとき
の信号処理系の基本構成である。図示しないメインヘッ
ド及びサブヘッドによりメインTCI信号およびサブT
CI信号が再生される。そしてA/D変換されたメイン
再生TCI信号及びサブ再生TCI信号はTCI変換手
段3により時間軸方向に伸長され、再生輝度信号及び再
生色差信号に分離される。同時に再生同期信号(再生S
ync)及び回転ヘッドに設けられた±15°の2種類
のアジマス角のヘッドのうちどちらが走査したかを示す
DFF(ドラムフリップフロップ)が17MHz同期信
号発生器4に供給され、TCI変換手段3の動作制御を
行うと共に、30MHz同期信号発生器7の出力により
メモリ12を使用してサンプリング周波数変換が行われ
る。サンプリング周波数変換された再生輝度信号及び再
生色差信号はテンポラルディエンファシス回路6に供給
され、30MHz同期信号発生器7に基づいてメモリ5
に記憶された1フレーム遅延映像信号と演算され、ディ
エンファシス処理が施される。これにより信号のノイズ
成分が減衰されてS/Nが改善された再生輝度信号及び
再生色差信号が得られる。そして、再生映像信号として
得られた輝度信号Y及び色差信号PB,PRはコンポー
ネント映像信号またはコンポジット映像信号として図示
しない伝送路に供給される。
【0007】ところで、テンポラルエンファシスとは、
画像のフレーム相関を利用した巡回型のノイズリダクシ
ョンであり、フレームノイズリダクションではノイズリ
ダクション効果と共に残像が発生するのに対して、記録
時に前もって逆残像を信号に付加するものである。これ
に対し、再生時にはテンポラルエンファシスによって増
強された時間軸方向の周波数の高域成分を減衰してもと
に戻す、いわゆるテンポラルディエンファシスが行われ
ている。
【0008】また、ハイビジョン信号を記録するときに
は、ハイビジョン信号を2つの映像トラックに分割して
記録し、高密度化を実現しているため、再生時にトラッ
ク間の時間軸の違い(トラック間ジッター)が生じる
が、TBC(Time Base Corrector :時間軸補正)を施
すことにより、元通りの信号に復元して安定した映像が
得られる。
【0009】図5は従来の特殊再生信号処理回路の信号
処理の流れを示しすブロック図である。12はTBC及
びTCI変換用のメモリ、3はTCI変換手段、4は1
7MHz同期信号発生器、5はテンポラルディエンファ
シス用のフレームメモリ、7は30MHz同期信号発生
器である。TCI変換手段3によって入力した再生TC
I信号を再生映像信号に変換するときにメモリを使用す
るが、このメモリによりTBCも同時に施す。TBCの
メモリによる遅延量は2.5±2Hである(遅延量のセ
ンター値が2.5Hで2HがTBCの制御範囲となる)
ので5H分の容量を持ったメモリ12を使用する。
【0010】特殊再生時は前述したメモリ12を1H毎
にリセットして、TCI変換手段3によりTCI変換の
みを行うので再生TCI信号の遅延量は0H〜1Hで変
化する。図示しないサーボ回路からは再生映像信号の水
平周波数fHが合致するようにサーボがロックし、DF
Fが17MHz同期信号発生器4に供給される一方で、
垂直周波数fVはずれたままである。
【0011】メイン再生TCI信号及びサブ再生TCI
信号はTCI変換手段3によって再生映像信号に変換さ
れ、自ヘッドで記録した信号を再生したときのエンベロ
ープ信号がある場合にはテンポラルディエンファシス用
のフレームメモリ5に1フィールド分の再生映像信号を
記憶し出力する。自ヘッドで記録した信号を再生したと
きのエンベロープ信号がない場合にはテンポラルエンフ
ァシス用のメモリ5からの出力を読み出し、再度メモリ
5に書き込み出力する。これにより再生映像信号の補間
を行う。
【0012】図6はサーチ時の再生信号とエンベロープ
信号の関係を示している。メインヘッドでメイン再生T
CI信号Mを、メインヘッドでサブ再生TCI信号S
を、サブヘッドでメイン再生TCI信号Mを、サブヘッ
ドでサブ再生TCI信号Sを走査したとき各ヘッドにエ
ンベロープ信号が存在するが、ハイビジョン信号を再生
する場合、ハイビジョン信号の全走査線1125ライン
中有効走査線1032ラインを抜き出し2分割し、垂直
ブランキング走査線を付加して、走査線1050(52
5×2)ラインのNTSC類似信号2チャンネルとし
て、1フィールドの信号を2トラックに同時記録してい
るので、どちらか一方しかエンベロープ信号が存在しな
いときはエンべロープ信号を信号の補間に使用せずに、
メインヘッドがメイン再生TCI信号Mを走査し、サブ
ヘッドがサブ再生TCI信号Sを走査したときのみエン
ベロープ信号を使用して信号の補間を行なっていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、再生
映像信号の補間専用にテンポラルエンファシス用のフレ
ームメモリを用いているため、テンポラルディエンファ
シスを施すことができないという課題があった。また、
エンベロープ信号と再生映像信号に遅延量の差があるた
め、信号の補間にラインずれを発生することがあった。
更に、TCI変換用のメモリの容量が5H程度で、メモ
リのリセットを1H毎にしており、ドラムサーボが垂直
周波数fVを合わせていないので、TCI変換用のメモ
リで書き込みと読み出しの同期が取れず、追い越しが頻
繁に発生し、TCI変換後の信号に不連続部分が多く生
じるという課題があった。
【0014】本発明は、これらの課題を解決し、ハイビ
ジョン放送方式等の高精細映像信号を記録再生可能な映
像信号記録再生装置において、特殊再生時にテンポラル
ディエンファシスを施すこと、また、エンベロープ信号
と再生映像信号との遅延量の差をなくすこと、TCI変
換後の信号に不連続部分を生じさせず、サーチ時の動き
が滑らかになるような特殊再生信号処理回路を提供する
ものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明による特殊再生信号処理回路は、通常の
テレビジョン信号と走査線数が異なる高精細映像信号と
を記録媒体上を記録再生用のヘッドが走査することによ
り選択的に記録再生する映像信号記録再生装置で記録し
た再生TCI信号を再生映像信号に変換し特殊再生する
ための信号処理を行う特殊再生信号処理回路であって、
前記再生TCI信号を時間軸伸長して再生映像信号に変
換し出力するTCI変換手段3と、前記TCI変換手段
3がTCI変換を行うために使用するメモリ2と、前記
ヘッドが前記記録媒体上の前記再生TCI信号を走査し
たとき発生するエンベロープ信号を前記メモリ2と同時
間遅延するためのエンベロープ信号遅延手段1と、前記
再生映像信号にフレーム遅延による映像信号のノイズ除
去を行うためのテンポラルディエンファシス手段6と、
前記テンポラルディエンファシス手段のフレーム遅延に
使用するメモリ5とを備え、前記エンベロープ信号が存
在するときには前記TCI変換手段3から出力される前
記再生映像信号を使用して前記テンポラルディエンファ
シス手段によってテンポラルディエンファシスを施し出
力し、前記エンベロープ信号が存在しないときには前記
テンポラルディエンファシス手段6のフレーム遅延に使
用する前記メモリ5から出力される前記再生映像信号を
出力することを特徴とする特殊再生信号処理回路を提供
し、また、通常のテレビジョン信号と走査線数が異なる
高精細映像信号とを記録媒体上を記録再生用のヘッドが
走査することにより選択的に記録再生する映像信号記録
再生装置で記録した再生TCI信号を再生映像信号に変
換し特殊再生するための信号処理を行う特殊再生信号処
理回路であって、前記再生TCI信号を時間軸伸長して
再生映像信号に変換し出力するTCI変換手段3と、前
記TCI変換手段3がTCI変換を行うために使用する
メモリ2と、前記再生映像信号にフレーム遅延による映
像信号のノイズ除去を行うためのテンポラルディエンフ
ァシス手段6と、前記テンポラルディエンファシス手段
6のフレーム遅延に使用するメモリ5とを備え、A/D
変換した再生TCI信号のビットのうち最下位のビット
の代わりに、前記ヘッドが前記記録媒体上の前記再生T
CI信号を走査したときに発生するエンベロープ信号を
用いて、前記エンベロープ信号が存在するときには前記
TCI変換手段3から出力される前記再生映像信号を使
用して前記テンポラルディエンファシス手段6によって
テンポラルディエンファシスを施し出力し、前記エンベ
ロープ信号が存在しないときには前記テンポラルディエ
ンファシス手段6のフレーム遅延に使用する前記メモリ
5から出力される前記再生映像信号を出力することを特
徴とする特殊再生信号処理回路を提供し、更に、再生T
CI信号の色差信号のビットのうち最下位のビットの代
わりに、エンベロープ信号を用いたことを特徴とする前
述した特殊再生信号処理回路を提供する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態につき好ましい実施例について説明する。な
お、上述した従来例と同一の構成部分については、同一
の符号を付し、その説明を省略する。 (第1実施例)図1は本発明の第1実施例に係る特殊再
生信号処理回路の信号処理の流れを示すブロック図であ
る。1はエンベロープ信号の時間的タイミングを調整す
るためのフィールドメモリ、2はTBC及びTCI変換
用のフィールドメモリ、3はTCI変換手段、4は17
MHz同期信号発生器、5はテンポラルディエンファシ
ス用のフレームメモリ、6はテンポラルディエンファシ
ス回路、7は30MHz同期信号発生器である。TCI
変換用のメモリ2には1フィールドメモリを用い、この
メモリ2によりTBCを同時に施す。TBCの制御範囲
を広げるためTBCで約1/2フィールドの信号遅延を
させるが、この信号遅延量と同じだけエンベロープ信号
を遅延させるためにメモリ1には1フィールドメモリを
使用する。メインヘッドでメイン再生信号を、メインヘ
ッドでサブ再生信号を、サブヘッドでメイン再生信号
を、サブヘッドでサブ再生信号を走査したとき各ヘッド
にエンベロープ信号が存在するが、ヘッドが正走査(メ
インヘッドがメイン再生信号を走査し、サブヘッドがサ
ブ再生信号を走査)したときのみエンベロープ信号を使
用して信号の補間を行なう。
【0017】ヘッドが正走査してエンベロープ信号が出
力されたときにはTCI変換手段3からの出力を再生映
像信号としてテンポラルディエンファシス回路6により
テンポラルディエンファシスを施し、輝度信号Y、色差
信号(PB,PR)として出力する。エンベロープ信号
が出力されないときには1フィールド遅延信号であるテ
ンポラルディエンファシス用のメモリ5の出力を再生映
像信号としてテンポラルディエンファシス回路6により
テンポラルディエンファシスを施し、輝度信号Y、色差
信号(PB,PR)として図示しない伝送路に出力す
る。
【0018】以上のような構成により、特殊再生時にテ
ンポラルディエンファシスを施すことができると共に、
TCI変換及びTBC用のメモリと同じ容量を持つメモ
リをエンベロープ信号の遅延用に設けたので、エンベロ
ープ信号と再生映像信号との遅延量の時間差が一致し、
信号の補間が正確になった。更に、TCI変換用及びT
BC用のメモリの容量を1フィールド分と増量したた
め、メモリのリセットが1フィールド毎となり、メモリ
の書き込みと読み出しとで追い越しが起こる回数が減
り、TCI変換後の信号に不連続部分が少なくなった。
【0019】(第2実施例)上述した第1実施例におい
て、エンベロープ信号を遅延させるためのメモリ1を設
けることを述べたが、後述の図2及び図3に示すよう
に、メモリを設けずに本発明の目的を達成することがで
きる。
【0020】図2はまずその一例を示す第2実施例に係
る本発明の特殊再生信号処理回路の信号処理の流れを示
すブロック図である。2はTBC及びTCI変換用のフ
ィールドメモリ、3はTCI変換手段、4は17MHz
同期信号発生器、5はテンポラルエンファシス用のフレ
ームメモリ、6はテンポラルディエンファシス回路、7
は30MHz同期信号発生器である。一般に映像信号は
8bitで伝送するが、7bitで伝送しても視覚的に
問題がないことを利用し、メイン再生映像信号及びサブ
再生映像信号の8bitのうち、下位のbitであるL
SBを捨て、そこにエンベロープ信号を用いる。そし
て、TCI変換手段3により再生映像信号に変換され
る。
【0021】LSBに用いたエンベロープ信号が出力さ
れる条件は以下の通りである。メインヘッドでメイン再
生信号を、メインヘッドでサブ再生信号を、サブヘッド
でメイン再生信号を、サブヘッドでサブ再生信号を走査
したとき各ヘッドにエンベロープ信号が存在するが、ヘ
ッドが正走査(メインヘッドがメイン再生信号を走査
し、サブヘッドがサブ再生信号を走査)したときのみ、
エンベロープ信号を使用して信号の補間を行なう。ヘッ
ドが正走査してエンベロープ信号が出力されたときには
TCI変換手段3からの出力を再生映像信号としてテン
ポラルディエンファシス回路6によりテンポラルディエ
ンファシスを施し、輝度信号Y、色差信号(PB,P
R)として出力する。エンベロープ信号の出力がないと
きには1フィールド遅延信号であるテンポラルディエン
ファシス用のメモリ5の出力を再生映像信号としてテン
ポラルディエンファシス回路6によりテンポラルディエ
ンファシスを施し、輝度信号Y、色差信号(PB,P
R)として図示しない伝送路に出力する。
【0022】以上のような構成により、第1実施例の構
成による効果に加え、エンベロープ信号遅延用のメモリ
を増やす必要がなくなる。
【0023】(第3実施例)上述した第2実施例におい
て、エンベロープ信号を遅延させるためのメモリを設け
ずに本発明の目的を達成する構成を述べたが、更に、そ
れに加え再生映像信号の劣化を極力抑えた実施例につき
説明する。
【0024】図3は、その第3実施例に係る特殊再生信
号処理回路の信号処理の流れを示すブロック図である。
2はTBC及びTCI変換用のフィールドメモリ、3は
TCI変換手段、4は17MHz同期信号発生器、5は
テンポラルディエンファシス用のフレームメモリ、6は
テンポラルディエンファシス回路、7は30MHz同期
信号発生器である。
【0025】メイン再生映像信号を輝度信号Yと色差信
号PRに分離し、色差信号PRの8bitのうち下位の
bitであるLSBを捨て、そこにメインヘッドからの
エンベロープ信号を用いる。同様にサブ再生信号を輝度
信号Yと色差信号PBに分離し、色差信号PBの8bi
tのうち下位のbitであるLSBを捨て、そこにサブ
ヘッドからのエンベロープ信号を用いる。そして、TC
I変換手段3により再生映像信号に変換され、メインヘ
ッドでメイン再生信号を、メインヘッドでサブ再生信号
を、サブヘッドでメイン再生信号を、サブヘッドでサブ
再生信号を走査したとき各ヘッドにエンベロープ信号が
存在しLSBに載せられるが、ヘッドが正走査(メイン
ヘッドがメイン再生信号を走査し、サブヘッドがサブ再
生信号を走査)したとき、つまりメインヘッド及びサブ
ヘッドの両方にエンベロープ信号があるときのみエンベ
ロープ信号を使用して信号を補間する。本実施例では色
差信号PR及びPBのLSBの両方にエンベロープ信号
があるときのみのエンベロープ信号を利用する。ヘッド
が正走査したエンベロープ信号が出力されたときにはT
CI変換手段3からの出力を再生映像信号としてテンポ
ラルディエンファシス回路6によりテンポラルディエン
ファシスを施し、輝度信号Y、色差信号(PB,PR)
として出力する。エンベロープ信号の出力がないときに
は1フィールド遅延信号であるテンポラルディエンファ
シス用のメモリ5の出力を再生映像信号としてテンポラ
ルディエンファシス回路6によりテンポラルディエンフ
ァシスを施し、輝度信号Y、色差信号(PB,PR)と
して図示しない伝送路に出力する。
【0026】以上のような構成により、第1実施例の構
成による効果に加え、エンベロープ信号遅延用のメモリ
を増やす必要がなくなると共に、再生映像信号のうち色
差信号のみbitを落とし、輝度信号はそのままである
ので、再生映像信号の劣化を極力抑えることができる。
【発明の効果】ハイビジョン放送方式等の高精細映像信
号を記録再生可能な映像信号記録再生装置において、特
殊再生時にテンポラルディエンファシスを施すこと、ま
た、エンベロープ信号と再生映像信号との遅延量の差を
なくすこと、TCI変換後の信号に不連続部分を生じさ
せず、サーチ時の動きが滑らかになるような映像信号記
録再生装置を提供するものであり、更に、第2実施例に
おいては第1実施例で使用したメモリを使用する必要が
なくなるという効果があり、また、第3実施例において
は第2実施例と比較して画質の劣化が抑制できるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る特殊再生信号処理回
路の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る特殊再生信号処理回
路の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第3実施例に係る特殊再生信号処理回
路の構成を示すブロック図である。
【図4】従来の通常再生時の信号処理の流れを示すブロ
ック図である。
【図5】従来の特殊再生信号処理回路の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1,2,5,12 メモリ 3 TCI変換手段 4 17MHz同期信号発生器 6 テンポラルディエンファシス回路 7 30MHz同期信号発生器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年3月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る特殊再生信号処理回
路の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る特殊再生信号処理回
路の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第3実施例に係る特殊再生信号処理回
路の構成を示すブロック図である。
【図4】従来の通常再生時の信号処理の流れを示すブロ
ック図である。
【図5】従来の特殊再生信号処理回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図6】サーチ時の再生信号とエンベロープ信号の関係
を示す図である。
【符号の説明】 1,2,5,12 メモリ 3 TCI変換手段 4 17MHz同期信号発生器 6 テンポラルエンファシス回路 7 30MHz同期信号発生器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通常のテレビジョン信号と走査線数が異な
    る高精細映像信号とを記録媒体上を記録再生用のヘッド
    が走査することにより選択的に記録再生する映像信号記
    録再生装置で記録した再生TCI信号を再生映像信号に
    変換し特殊再生するための信号処理を行う特殊再生信号
    処理回路であって、前記再生TCI信号を時間軸伸長し
    て再生映像信号に変換し出力するTCI変換手段3と、
    前記TCI変換手段3がTCI変換を行うために使用す
    るメモリ2と、前記ヘッドが前記記録媒体上の前記再生
    TCI信号を走査したときに発生するエンベロープ信号
    を前記メモリ2と同時間遅延するためのエンベロープ信
    号遅延手段1と、前記再生映像信号にフレーム遅延によ
    る映像信号のノイズ除去を行うためのテンポラルディエ
    ンファシス手段6と、前記テンポラルディエンファシス
    手段6のフレーム遅延に使用するメモリ5と、前記エン
    ベロープ信号が存在するときには前記TCI変換手段3
    から出力される前記再生映像信号を使用して前記テンポ
    ラルディエンファシス手段6によってテンポラルディエ
    ンファシスを施し出力し、前記エンベロープ信号が存在
    しないときには前記テンポラルディエンファシス手段6
    のフレーム遅延に使用する前記メモリ5から出力される
    前記再生映像信号を出力することを特徴とする特殊再生
    信号処理回路。
  2. 【請求項2】通常のテレビジョン信号と走査線数が異な
    る高精細映像信号とを記録媒体上を記録再生用のヘッド
    が走査することにより選択的に記録再生する映像信号記
    録再生装置で記録した再生TCI信号を再生映像信号に
    変換し特殊再生するための信号処理を行う特殊再生信号
    処理回路であって、前記再生TCI信号を時間軸伸長し
    て再生映像信号に変換し出力するTCI変換手段3と、
    前記TCI変換手段3がTCI変換を行うために使用す
    るメモリ2と、前記再生映像信号にフレーム遅延による
    映像信号のノイズ除去を行うためのテンポラルディエン
    ファシス手段6と、前記テンポラルディエンファシス手
    段6のフレーム遅延に使用するメモリ5とを備え、A/
    D変換した再生TCI信号のビットのうち最下位のビッ
    トの代わりに、前記ヘッドが前記記録媒体上の前記再生
    TCI信号を走査したときに発生するエンベロープ信号
    を用いて、前記エンベロープ信号が存在するときには前
    記TCI変換手段3から出力される前記再生映像信号を
    使用して前記テンポラルディエンファシスを施し出力
    し、前記エンベロープ信号が存在しないときには前記テ
    ンポラルディエンファシス手段6のフレーム遅延に使用
    する前記メモリ5から出力される前記再生映像信号を出
    力することを特徴とする特殊再生信号処理回路。
  3. 【請求項3】再生TCI信号の色差信号のビットのうち
    最下位のビットの代わりに、エンベロープ信号を用いた
    ことを特徴とする請求項2に記載の特殊再生信号処理回
    路。
JP7348747A 1995-12-18 1995-12-18 特殊再生信号処理回路 Pending JPH09172652A (ja)

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