JPH09172294A - 基板実装用ワークテーブル - Google Patents

基板実装用ワークテーブル

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JPH09172294A
JPH09172294A JP7328630A JP32863095A JPH09172294A JP H09172294 A JPH09172294 A JP H09172294A JP 7328630 A JP7328630 A JP 7328630A JP 32863095 A JP32863095 A JP 32863095A JP H09172294 A JPH09172294 A JP H09172294A
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JP
Japan
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board
work table
fluid
printed circuit
circuit board
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JP7328630A
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Seiji Kogure
誠司 木暮
Kiyoshi Chiba
清四 千葉
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は基板実装用ワークテーブルに関し、
簡単な構成でいかなる部品配置の基板でも適正に支持で
きる基板実装用ワークテーブルの提供を課題とする。 【解決手段】 プリント基板のはんだ印刷工程及び部品
搭載工程等に使用して好適なる基板実装用ワークテーブ
ルにおいて、プリント基板の下面側に、流体の充填/排
出により容量を変化させる伸縮部材を設け、流体の充填
によりプリント基板に押圧を与え、流体の排出によりプ
リント基板と非接触となるように構成する。好ましく
は、流体は空気等の気体又は水や油等の液体よりなる。
また、伸縮部材は、ゴム又は他の柔軟性かつ機密性のバ
ッグ状部材よりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基板実装用ワークテ
ーブルに関し、更に詳しくはプリント基板のはんだ印刷
工程及び部品搭載工程等に使用して好適なる基板実装用
ワークテーブルに関する。近年、プリント基板の表面実
装技術(SMT:Surface Mount Technology)において
は、より高密度、小型化ということから、電子部品の両
面実装が行われている。
【0002】
【従来の技術】図6,図7は従来技術を説明する図
(1),(2)で、図6はSMTの基本的な作業工程を
説明する図である。図6(A)は片面のはんだ印刷工程
を示しており、平面のワークテーブル1の上にプリント
基板15を載置し、該基板15上にメタルマスク19を
位置合わせして重ねる。その上にクリーム状はんだ23
を供給し、スキージ21でメタルマスクに一定の押圧を
加えつつ矢印方向に移動し、クリーム状はんだをメタル
マスクの孔に刷り込む。こうしてクリーム状はんだをプ
リント基板上に印刷する。
【0003】図6(B)は片面の部品搭載工程を示して
おり、上記はんだ印刷されたプリント基板上の各所定位
置に表面実装型(挿入実装型が含まれても良い)の各電
子部品17を搭載する。図6(C)は片面のリフローソ
ルダリング工程を示しており、上記部品搭載したプリン
ト基板に赤外線50等により熱を加え、各部品を基板上
にはんだ付けする。
【0004】ところで、両面実装では、上記片面実装
後、もう一方の片面にも部品を実装する必要があるが、
その際に問題となるのは、今度は上記部品実装された面
が下側となるため、部品17とワークテーブル1とが干
渉し、このままでははんだ印刷工程や部品搭載工程を行
えないことである。図6(D)は従来の両面印刷工程を
示している。
【0005】従来は、図示の如くワークテーブル1の孔
にピン13を立て、ワークテーブル1と既実装部品17
とが干渉しないようにしていた。この場合に、特にはん
だ印刷工程では、プリント基板15に対し、その自重の
みならずメタルマスク19の重量、更にはスキージ21
の押圧が加わるため、基板15がたわまない様に十分な
数のピン13を随所に立てる必要がある。
【0006】なお、両面部品搭載工程でも同様の問題が
起こる。図7は従来の具体的な基板実装用ワークテーブ
ルの斜視図を示している。台座2の両側に、固定クラン
パ3と、矢印b方向に僅かにスライド可能な可動クラン
パ5とを平行に立設し、夫々に沿ってプリント基板15
の搬送機構を設ける。
【0007】一例の搬送機構は、搬送用モータ7と、両
クランパ3,5の間に架け渡した2本のシャフト10
と、各シャフトの回転駆動力を伝える4つのプーリ(タ
イミングプーリ)8と、両側のプーリ間に架け渡した2
本の搬送ベルト(タイミングベルト)9とを含む。更
に、両クランパ3,5の間には台座2と平行に穴あき板
11が設けられており、この板11の表面には所定径の
穴12が所定間隔でマトリクス状に配置されている。そ
して、穴あき板11の、電子部品17と干渉が生じない
ような各穴12に、予めピン13を立てておく。
【0008】係る構成のユニット全体を両面基板実装用
のワークテーブル1と成す。なお、図示しないが、この
様なワークテーブル1は、下側のX−Yテーブルに載せ
られ、これによりプリント基板の搬入ステージ、クリー
ム状はんだの印刷ステージ(又は部品搭載ステージ)、
及びプリント基板の搬出ステージに順に運ばれる。
【0009】搬入ステージにおいて、図の手前側より搬
入されたプリント基板15は搬送ベルト9により矢印a
方向に搬送され、ワークテーブル1の略中央に運ばれ
る。この場合に、各ピン13は、予め人手により、プリ
ント基板の図番に応じてピン13と部品17とが干渉し
ない様に設けられているので、基板15の搬送時には部
品との間で干渉は生じない。
【0010】そして、搬送ベルト9が停止すると、可動
クランパ5が図の左側に僅かに移動し、基板15が動か
ない様に、両クランパ3,5で基板15の両サイドをク
ランプする。はんだの印刷ステージにおいては、プリン
ト基板15の上にメタルマスク19を位置合わせして載
せ、その上(端部)にクリーム状はんだ23を供給す
る。更に、スキージ21で上からメタルマスク19に一
定の押圧を加えつつ、該スキージ21を矢印c方向に移
動させ、クリーム状はんだをメタルマスクの孔に刷り込
む。こうして、クリーム状はんだ23をプリント基板1
5の上面に印刷する。
【0011】搬出ステージにおいて、印刷後のプリント
基板15は、クランプが外され、搬搬送ベルト9により
矢印a方向に搬出され、他の搬送ベルトに載せられる。
部品搭載工程についても同様である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来は、
穴あき板11にピン13を立てることで、部品17との
干渉を避けつつ、基板15のたわみを防止していた。し
かし、この様なピン立て作業は煩雑であり、多大の時間
と労力を要する。しかも、図番別にピンを立てるのは極
めて煩雑である。
【0013】また、部品が通る道にはピンは立てられな
いから、プリント基板の支持位置に制限が生じる。その
結果、場合によっては支持が必要な位置にピンが立てら
れないため、プリント基板がたわんでしまうと言う不都
合も生じる。更に、際どい位置にピンを立てると、ピン
の不平行又は既実装部品の実装誤差等により、ピンと部
品との干渉が生じてしまう。
【0014】本発明の目的は、上記の問題点を解決する
もので、簡単な構成でいかなる部品配置の基板でも適正
に支持できる基板実装用ワークテーブルを提供すること
にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題は例えば図1
の構成により解決される。即ち、本発明(1)の基板実
装用ワークテーブルは、プリント基板の下面側に、流体
の充填/排出により容量(容積)を変化させる伸縮部材
を設け、流体の充填によりプリント基板に押圧を与え、
流体の排出によりプリント基板と非接触となるように構
成したものである。
【0016】図1(A)は一例の伸縮部材から流体を排
出した状態を示す。図において、伸縮部材は流体の排出
により容量(容積)を縮めた結果、プリント基板よりも
十分に低い姿勢にある。この状態では、伸縮部材とプリ
ント基板とは十分に非接触であるので、プリント基板を
どの方向に搬送しても、伸縮部材とプリント基板又は既
実装部品とが干渉することは無い。
【0017】図1(B)は伸縮部材に流体を充填した状
態を示す。図において、伸縮部材は流体の充填により容
量(容積)を拡大した結果、プリント基板の下面側に十
分な押圧を与える姿勢にある。この場合に、流体の押圧
は伸縮部材内のどこでも一定であるので、プリント基板
とのどの接触面(下面)に対しても均一な押圧(例えば
3Kg/cm2 )を与え得る。なお、部品がある場合
は、該部品を介してプリント基板に十分な押圧を与える
ことが可能である。
【0018】従って、従来の様な煩雑なピン立て作業を
排除でき、多大な時間と労力の節約となる。しかも、図
番別に煩雑な作業を行う必要も無い。好ましくは、本発
明(2)においては、流体は空気等の気体又は水や油等
の液体よりなる。例えば気体を使用すれば、簡単な構造
及び制御で伸縮部材の迅速な拡大/伸縮特性が得られ
る。また、様々な粘性の液体を選択すれば、基板及び部
品との接触部分に様々な押圧特性が得られる。
【0019】また好ましくは、本発明(3)において
は、伸縮部材は、ゴム又は他の柔軟性かつ機密性のバッ
グ状部材よりなる。例えば図1の如く全体がゴム製のバ
ッグ状部材は、伸縮性、柔軟性、気密性、堅牢性、形状
保存性、耐久性等に優れる。即ち、ゴムの伸縮性によ
り、流体の充填/排出時には容量の大きな変化が得られ
る。またゴムの柔軟性により、基板及び各部品との干渉
部分において、これらの形状に応じた柔軟な干渉面が得
られ、各干渉面に均一な押圧を加えられる。またゴムの
気密性、堅牢性により十分に高い押圧が得られる。ま
た、ゴムの形状保存性、耐久性により、永く使用しても
破れたり型崩れしたりしない。
【0020】なお、他にも安価なナイロンやビニール等
を使用できる。また、紙や布製の織物に対して柔軟性の
樹脂等により気密処理を施しても良い。また、伸縮部材
は、その全体が同一材質及び一体形状である必要は無
く、例えば伸縮部材の胴体部と、上端部とで異なる材質
や形状を使用できる。即ち、例えば胴体部を革や柔軟性
プラスチックス等による蛇腹構造とすれば、この様な伸
縮部材は水平方向に伸縮せず、かつ上下に良く伸縮す
る。また、この場合の上端部をゴム性とすれば、基板や
各部品との間に柔軟な干渉面が得られる。
【0021】また好ましくは、本発明(4)において
は、伸縮部材に流体を供給する流体ポンプと、伸縮部材
に介在してその押圧を検出する圧力センサと、圧力セン
サの検出出力に基づき流体ポンプの制御を行う制御部と
を備え、制御部は、外部よりプリント基板の上面側に加
えられる押圧を相殺するに十分な押圧を伸縮部材に加え
る制御を行う。
【0022】従って、プリント基板がその上部よりスキ
ージや部品搭載ハンド等で押されても、これに見合う押
圧で基板を押し返せ、もって基板がたわむのを防止でき
る。このように基板を平面に保てば、はんだの印刷精度
が向上し、また部品搭載精度も向上し、もって部品実装
精度及び製品の信頼性が向上する。また好ましくは、本
発明(5)においては、プリント基板の長さ又は幅の方
向に複数の伸縮部材を設け、プリント基板の長さ又は幅
に応じて必要な個数の伸縮部材を使用するように構成す
る。
【0023】従って、一台の基板実装用ワークテーブル
で各種サイズのプリント基板を効率良く処理できる。ま
た、伸縮部材1個当たりのサイズを小さくでき、もって
流体の充填/排出速度も速くなる。また好ましくは、本
発明(6)においては、プリント基板の長さ及び幅の方
向に複数の伸縮部材をマトリクス状に設け、プリント基
板の長さ及び幅に応じて必要な個数の伸縮部材を使用す
るように構成する。
【0024】従って、一台の基板実装用ワークテーブル
で小サイズから大サイズまでのプリント基板を効率良く
処理できる。また好ましくは、本発明(7)において
は、伸縮部材の1又は2以上の側壁に仕切板を立設す
る。柔軟な伸縮部材の側壁に仕切板を設ければ、流体の
押圧が側壁側に逃げるのを有効に防止できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
好適なる実施の形態を詳細に説明する。なお、全図を通
して同一符号は同一又は相当部分を示すものとする。図
2は実施の形態による両面実装用ワークテーブルの構成
を示す図である。台座2の両側に、固定クランパ3及び
固定板39を平行に立設し、夫々に2本のシャフト10
を架け渡す。
【0026】各シャフト10の一部には夫々所定長に渡
って溝35が設けられ、該溝とかみ合う2つのプーリ
(タイミングプーリ)8はシャフト10からの回転駆動
力を受けつつ矢印bの範囲でスライド可能である。この
2つのプーリの間には搬送ベルト(タイミングベルト)
9が架け渡され、固定クランパ3の側に設けられた基板
搬送機構8,9に対向するもう一方の基板搬送機構部を
成している。
【0027】可動クランパ4は、2つのプーリ8を回転
可能に支持すると共に、モータ33からの軸ネジ37の
回転により矢印b方向にスライドする。従って、各種サ
イズのプリント基板15を受け入れ可能であると共に、
両クランパ3,4でプリント基板15を適正に挟み込め
る。更に、両クランパ3,4の間には台座2と平行に支
持板12が設けられており、この支持板上には2つのゴ
ム製よりなるエアバッグ31が並列に設けられている。
なお、左側のエアバッグ31には空気が充填され、また
右側のエアバッグ31は空気が排出された状態を夫々示
している。
【0028】更に、各エアバッグ31の側面に仕切板4
1を設け、エアの押圧が側面側に逃げない様になってい
る。係る構成のユニット全体を実施の形態による両面基
板実装用のワークテーブル1と成す。なお、図示しない
が、この様なワークテーブル1は、下側のX−Yテーブ
ルに載せられ、プリント基板の搬入ステージ、クリーム
状はんだの印刷ステージ(又は部品搭載ステージ)、及
びプリント基板の搬出ステージに順に運ばれる。
【0029】搬入ステージにおいて、図の手前側より搬
入されたプリント基板15は搬送ベルト9により矢印a
方向に搬送され、ワークテーブル1の略中央に運ばれ
る。この場合に、各エアバッグ31からはエアが抜かれ
ているので、基板15の搬送時には基板裏面の部品がエ
アバッグ31と干渉することは無い。そして、搬送ベル
ト9が停止すると、可動クランパ4が図の左側に僅かに
移動し、両クランパ3,4により基板15の両サイドを
クランプする。
【0030】はんだの印刷ステージにおいては、上記図
7の場合と同様にして、基板15の上にメタルマスク1
9を位置合わせして載せ、その上(端部)にクリーム状
はんだ23を供給する。更に、スキージ21により上か
らメタルマスク19に一定の押圧を加えつつクリーム状
はんだをメタルマスクの孔に刷り込む。こうして、クリ
ーム状はんだ23をプリント基板15の上面に印刷す
る。
【0031】搬出ステージにおいて、上記印刷後のプリ
ント基板15は、クランプが外され、搬送ベルト9によ
り矢印a方向に搬出され、他の搬送ベルトに載せられ
る。部品搭載工程についても同様である。図3,図4は
実施の形態による両面実装用ワークテーブルの動作を説
明する図(1),(2)である。
【0032】なお、これらの図はエアバッグ31を基板
15の進行方向に2段並べた場合を示している。図3は
クリーム状はんだの印刷工程を示しており、図において
42は制御部、43はエアコンプレッサ(ACMP)、
44はエアバルブ(V)、45はエアの配管、46は圧
電センサである。
【0033】図3(A)において、各エアバッグ31か
らは空気が自然に又は負圧により強制的に排出されてお
り、各エアバッグ31は図示の如く自然に又は強制的に
縮んでいる。この状態で、プリント基板15が矢印a方
向に搬入され、略中央部で停止する。各エアバッグ31
は縮んでいるので、プリント基板15の下面に各種サイ
ズの部品17が実装されていても、エアバッグ31と干
渉することは無い。
【0034】図3(B)において、搬送ベルトが停止す
ると、可動クランパ4が前面に押し出され、両クランパ
3,4でプリント基板15を固定する(挟み込む)。し
かる後、不図示のX−Yテーブルが動作開始し、ワーク
テーブル1を印刷ステージに運ぶ。また、この区間(印
刷ステージに運ぶ時間)を利用して、制御部42はバル
ブ44を正圧側に開き、各エアバッグ31にエアを急速
充填する。これにより、各エアバッグ31は一斉に膨ら
み、夫々の上端部の面が基板15や各部品17とフレキ
シブルに干渉する。
【0035】その際には、各仕切板41は各エアバッグ
31の側面を支えると共に、エアの押圧が柔軟な側面の
側に逃げるのを有効に防止する。即ち、この場合の各エ
アバッグ31の底面及び側面は硬い箱で囲まれた形とな
っており、これにより、各エアバッグ31の内圧は夫々
上面の側に効率良くかつ均一に展開する。また、各仕切
板41の高さを揃えたので、各エアバッグ31の上方に
向かう押圧は均一である。
【0036】一方、各エアバッグ31の内圧は流体のた
めに均一であるから、各エアバッグ31の下面の側に介
在させた各圧電センサ46に対しても基板15の側に加
えるのと同一の押圧が加わることになる。制御部42
は、各圧電センサ46の検出出力をモニタすると共に、
基板15及び既搭載部品17の総重量に応じた下向きの
押圧を相殺するだけの押圧(予め、実験やシミュレーシ
ョン等により既知)が検出されるまで、各エアバッグ3
1にエアを充填する。これにより、基板15はたわまず
に、平面に保たれる。
【0037】このように、プリント基板15を常時平面
に保つことは、プリント回路及び既にリフローはんだ付
けされた接着部分等に対して歪みや損傷を与えない意味
で極めて重要である。なお、上記エアバッグの圧力制御
は各エアバッグ31毎に独立して行うように構成しても
良い。重量部品が偏って実装されている場合もあるの
で、各エアバッグ31毎に圧力を独立して制御できれ
ば、一層の精度向上が望める。
【0038】図3(C)において、上記エアの充填と並
行して、ワークテーブル1は印刷ステージに運ばれる。
印刷ステージでは、基板上面より不図示の印刷ユニット
が降下し、クリーム状はんだの印刷を開始する。その際
には、基板15の上面より更にメタルマスク19及びク
リーム状はんだ23の各重量が加わると共に、実際の印
刷時にはスキージ21の押圧もこれに加わる。その結
果、基板15が幾分たわみ、これにより圧電センサ46
の検出圧力が僅かに上昇する。
【0039】制御部42は、検出圧力の上昇を感知する
と、その圧力上昇分に応じた量のエアを更に充填する。
即ち、上記新たに加わった荷重を相殺し、プリント基板
15を平面に保つだけのエアを更に充填する。この場合
に、どれだけの量のエアを更に充填したら良いか、又は
エアバッグ31の内圧をどこまで高めたら良いか、等の
情報は、予め実験により、又はコンピュータを使用した
シミュレーション処理等により、統計的に得られる。
【0040】かくして、実際のはんだ印刷工程において
も、プリント基板15の平面が保たれ、もって高精度で
高い信頼性のはんだ印刷が行える。図4は部品搭載工程
を示しており、図において61は部品搭載用のハンドで
ある。図4(A),(B)の動作については上記図3
(A),(B)のものと同様で良い。
【0041】図4(C)において、ワークテーブル1は
部品搭載ステージに運ばれ、ここではんだ印刷後のプリ
ント基板15の上面に部品17を搭載する。上記同様に
して、制御部42は、新たな部品搭載による検出圧力の
上昇を感知すると、その圧力上昇分に応じた量のエアを
更に充填する。即ち、上記新たに加わった荷重を相殺
し、基板15を平面に保つだけのエアを更に充填する。
【0042】この場合に、部品搭載毎にどれだけの量の
エアを更に充填したら良いか、又はエアバッグ31の内
圧をどこまで高めたら良いか、等のの情報は、予め実験
により、又はコンピュータを使用したシミュレーション
処理等により、統計的に得られる。かくして、部品搭載
工程においても、プリント基板15の平面が保たれ、も
って高精度で高い信頼性の部品搭載が行える。
【0043】図5は他の実施の形態による両面実装用ワ
ークテーブルを説明する図である。図5(A)はワーク
テーブル1の一部平面図を示しており、この例の各エア
バッグ31は比較的小型な中空の円柱状をしている。従
って、エアの充填/排出速度が速い。また、各エアバッ
グ31を6×6のマトリクス状に配置すると共に、これ
らを仕切板41で囲んでいる。従って、例えば全エアバ
ッグ31をフルに使用することで、非常に大きいプリン
ト基板でも作業可能である。
【0044】また、両端の2本のシャフト10には夫々
に比較的長い溝35が設けられており、これにより可動
クランパ4は長い区間bをスライド可能である。従っ
て、任意幅のプリント基板15を処理できる。図5
(B)はワークテーブル1の一部側面図を示している。
各エアバッグ31にはフレキシブルチューブで夫々独立
に配管されており、基板サイズに応じて必要な数のエア
バッグ31にのみ、エアが供給/排出される。従って、
任意サイズのプリント基板15を効率良く処理できる。
【0045】また、この例のエアバッグ31の胴体部は
蛇腹構造を有しており、よってバッグ内の水平方向への
押圧は、仕切板41が無い部分でも、自己の蛇腹構造に
より十分に抑圧される。一方、上方向への押圧は蛇腹構
造により高い位置にまで届き、基板17及び各部品17
に十分な押圧作用を及ぼす。なお、上記各実施の形態で
は流体が空気(エア)の場合を述べたが、本発明は流体
が水や油等の液体の場合でもそのまま実現できる。
【0046】また、エアバッグ31もゴム製に限らな
い。適当な柔軟性及び機密性が得られれば、どのような
材質のバッグを使用しても良い。また、上記各実施の形
態では、エアバッグ31や蛇腹バッグ31の様な袋状の
伸縮部材について述べたがこれに限らない。例えば仕切
板41の部分をシリンダ形状となし、かつそのシリンダ
内に設けたピストン形状の可動部分が、シリンダ部への
気体又は液体の注入/排出により上下にピストン運動す
るような構造としても良い。
【0047】また、上記本発明に好適なる複数の実施の
形態を述べたが、本発明思想を逸脱しない範囲内で、構
成、制御、及びこれらの組合せの様々な変更が行えるこ
とは言うまでも無い。
【0048】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、従来の
煩雑なピン立て作業工程を一掃できると共に、簡単な構
成でいかなる部品配置の基板でも適正に支持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の原理を説明する図である。
【図2】図2は実施の形態による両面実装用ワークテー
ブルの構成を示す図である。
【図3】図3は実施の形態による両面実装用ワークテー
ブルの動作を説明する図(1)である。
【図4】図4は実施の形態による両面実装用ワークテー
ブルの動作を説明する図(2)である。
【図5】図5は他の実施の形態による両面実装用ワーク
テーブルを説明する図である。
【図6】図6は従来技術を説明する図(1)である。
【図7】図7は従来技術を説明する図(2)である。
【符号の説明】
1 ワークテーブル 2 台座 3 固定クランパ 4 可動クランパ 7,33 モータ 8 プーリ 9 ベルト 10 シャフト 12 支持板 15 プリント基板 31 エアバッグ 35 溝 37 軸ネジ 39 固定板 41 仕切板

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板の下面側に、流体の充填/
    排出により容量を変化させる伸縮部材を設け、流体の充
    填によりプリント基板に押圧を与え、流体の排出により
    プリント基板と非接触となるように構成したことを特徴
    とする基板実装用ワークテーブル。
  2. 【請求項2】 流体は空気等の気体又は水や油等の液体
    よりなることを特徴とする請求項1の基板実装用ワーク
    テーブル。
  3. 【請求項3】 伸縮部材は、ゴム又は他の柔軟性かつ機
    密性のバッグ状部材よりなることを特徴とする請求項1
    の基板実装用ワークテーブル。
  4. 【請求項4】 伸縮部材に流体を供給する流体ポンプ
    と、 伸縮部材に介在してその押圧を検出する圧力センサと、 圧力センサの検出出力に基づき流体ポンプの制御を行う
    制御部とを備え、 制御部は、外部よりプリント基板の上面側に加えられる
    押圧を相殺するに十分な押圧を伸縮部材に加える制御を
    行うことを特徴とする請求項1の基板実装用ワークテー
    ブル。
  5. 【請求項5】 プリント基板の長さ又は幅の方向に複数
    の伸縮部材を設け、プリント基板の長さ又は幅に応じて
    必要な個数の伸縮部材を使用するように構成したことを
    特徴とする請求項1の基板実装用ワークテーブル。
  6. 【請求項6】 プリント基板の長さ及び幅の方向に複数
    の伸縮部材をマトリクス状に設け、プリント基板の長さ
    及び幅に応じて必要な個数の伸縮部材を使用するように
    構成したことを特徴とする請求項1の基板実装用ワーク
    テーブル。
  7. 【請求項7】 伸縮部材の1又は2以上の側壁に仕切板
    を立設したことを特徴とする請求項1の基板実装用ワー
    クテーブル。
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