JPH09171536A - デジタルデータ記録紙の二次元データ記録読取方法および装置。 - Google Patents

デジタルデータ記録紙の二次元データ記録読取方法および装置。

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JPH09171536A
JPH09171536A JP8344424A JP34442496A JPH09171536A JP H09171536 A JPH09171536 A JP H09171536A JP 8344424 A JP8344424 A JP 8344424A JP 34442496 A JP34442496 A JP 34442496A JP H09171536 A JPH09171536 A JP H09171536A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表示エリヤの変形による読取りエラーの発生を
低減すること 【解決手段】四角形の表示エリヤに二元方向に2個の
二値データよりなるデジタルデータを記録したデジタル
記録紙のデータ記録にあたり、二値データの記録位置の
中心をX軸内線とY軸内線との交点に記録し、デジタル
記録紙のデータ記録の読み取りにあたり、X軸内線とY
軸内線との交点をマークエリヤ基点として算出し、マー
クエリヤの範囲内に二値データの存在の検出により、二
次元配置の二値データを判読して記録された二次元デー
タの読取を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタルデータ記録紙
を用いたデジタルデータ通信のためのデジタルデータ読
取装置に関するものである。より詳しくは、二元方向に
個の二値データ(例えば2個のJISコードより
なる漢字を示す二値データ)よりなるデジタルデータを
記録したデジタル記録紙のデジタル読取装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】デジタルデータ記録紙および該記録紙の
デジタルデータの読取装置に関し、本願発明者は特開願
昭62−173352号「識別コード紙」および特開昭
64−76176号「識別コード読取装置」を発明し、
既に上記公報で公開されている。上記の発明において
は、二元方向に4個以上の二値データを表示して漢字に
対するJISコードの表示を容易とする技術思想を開示
するとともに、区分マークによりマークエリヤを決定し
該マークエリヤに二値データを記録することにより、正
確なデジタルデータの読取りを可能とする技術思想を開
示している。更に本願発明者は、特願平1−51971
号「デジタルデータ記録紙およびデジタルデータ通信方
法」を発明している。該発明は、区分マークによりマー
クエリヤが決定され該区分マークに二値データを記録し
た記録紙を用いた書面通信(FAX送信)による遠隔通
信方法を開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の公開発明におい
て、デジタルデータ記録紙の郵送,FAX送信等に際し
ての紙の伸縮,紙送り速度の変化によるマークエリヤの
変化によるエラー発生する等の問題点を、上記先願発明
により解決するものであるが、同一種類の信号である場
合には、紙の伸縮,紙送り速度の変化により区分マーク
が本来の表示位置よりずれると、マークエリヤに表示さ
れている二値信号マークとの判別が不明確となる問題点
がある。よって、本願3発明は、四角形の表示エリヤに
おける二値データの記録位置の特定を容易にするととも
に、表示エリヤの変形による読取りエラーの発生を低減
することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願発明は、四角形の表
示エリヤに二元方向に2個の二値データよりなるデジ
タルデータを記録したデジタル記録紙のデータ記録にあ
たり、二値データの記録位置の中心をX軸内線とY軸内
線との交点に記録し、デジタル記録紙のデータ記録の読
み取りにあたり、X軸内線とY軸内線との交点をマーク
エリヤ基点として算出し、マークエリヤの範囲内に二値
データの存在の検出により、二次元配置の二値データを
判読して記録された二次元データの読取を行うことを特
徴とする。
【0005】
【実施例】
○実施例 以下図面に示す実施例にもとづいて説明する。本発明
は、本願発明者による先願の特開昭64−86289号
「識別コード紙」および特開昭64−76176号「識
別コード読取装置」に開示されているデジタルデータ記
録紙(識別コード紙)を用いるものであり、該デジタル
コード記録紙は、第15図を参照して、X軸基線2とY
軸基線1と付加マーク5とにより規制される適宜の形
状、面積の四角形の表示エリヤbをもつコード表示面B
を有し、表示エリヤbは、2=16以上のマークエリ
ヤ(小区分)Aに分割する(第16図においては、
,P,P…P16の16個のマークエリヤに分
割する)。各マークエリヤAには2値信号マークKを記
録することにより、表示エリヤb全体で16個の2進コ
ードを記録し、2×4桁で(即ち、2で0,1,2
…Fを4個組合わせることにより)、JIS漢字コード
に対応させ、単一の表示エリヤbで適宜の任意漢字一字
を記録表示することができる。各マークエリヤAにデジ
タルデータ(2値コード)を記録表示するための2値信
号マークKとしては、第17図のイのごとくマークエリ
ヤAを完全に塗りつぶす必要はなく、ロ・ハ・ニのごと
くマークエリヤAの一部に空白個所を残して、他のマー
ク(例えば、ロは丸印,ハは星印,ニは三角形など)と
してもよく、更に、第17図のホに示すごとく、適宜形
状の小マークkを複数個配置することにより2値信号K
を形成することもできる。またこのマークエリヤAの2
値信号の信号表示方法としては上述のマーキング方法に
限定されるものではなく、穴あきや磁気インキ等による
記入方法も同様の効果を得られる方法として考えられ、
更に、特殊蛍光塗料と磁気インク等の二種の信号マーク
を表示することもできる。
【0006】第18図は、第15図のデジタルデータ記
録紙を24ドットのパソコンプリンターでプリントアウ
トした場合を示し、内線位置マーク4に2ドット、区分
マーク3を4ドット、区分マーク3に包囲されたマーク
エリヤA内に表示される2値信号マークKに9ドットを
割当てる。また、付加マーク5に9ドットを割当てる。
第19図は、デジタルデータ記録紙についてのデジタル
データ(2進コードデータ)の記録例を示し、a図は、
表示エリヤBを2=16個のマークエリヤAに分割
し、各マークエリヤにP1,P2…P16の番地を与
え、4個ずつの中区分Q1,Q2,Q3,Q4にグルー
プ化することを示し、b図はJIS漢字コード4267
の“大”を記録した場合を示す。第20図は、第19図
(a)のP1…P16のデータエリヤB1(第13図お
よび第14図においては、それぞれ25個のマークエリ
ヤA,16のマークエリヤA)の外側に補助エリヤB2
を設け、補助エリヤに送信データに対する付加情報(読
取方向,国名,頁数,パリティチェックコード等)を表
示する場合の使用例を示す。第13図を参照して、デー
タエリヤB1のマークエリヤAの個数Zは下記の式で算
出される。 Z=MBX×MBYBX=X軸方向のマークエリヤAの個数 〔データエリヤBのX軸上の内線位置マーク数−1〕 MBY=Y軸方向のマークエリヤAの個数 〔データエリヤBのY軸上の内線位置マーク数−1〕 データ数Zによって、データエリヤB1の表現できるビ
ット数が決定される。即ち、下記の例のごとく、 データ数=2,Z=MBX×MBY 例1)文字,コード:MBX=4,MBY=4 ビット数216=65,536(24ドット構成印字) 例2)音楽など :MBX=5,MBY=4 ビット数220=1,048,576(32ドット構成
印字) 例3)カラー画像 :MBX=6,MBY=4 ビット数224=16,777,210(32ドット構
成印字) 第14図は、区分マーク3の他に、補助区分マーク(内
線位置マークとしての機能をも有する)4,X軸基線2
およびY軸基線1をも利用して、マークエリヤAを決定
する場合を示し、X軸方向のマークエリヤAの数
BX’およびY軸方向のマークエリヤAの数MBY
は下記のごとくになる。 MBX’=データエリヤBのX軸方向の内線位置マー
ク4の数 MBY’=データエリヤB1のY軸方向の内線位置マー
ク4の数 なお、区分マーク3は、第発明の実施には必要である
が、第1発明ないし第発明の実施にあたっては第11
図および第12図に示すごとく省くことができ、更に、
第10図に示すごとく、内線位置マーク4も省くことが
できる。また、区分マーク3、内線位置マーク4をデー
タ読取りのためには不用とする場合においても、デジタ
ルデータ記録紙へのデータの印刷、書込位置の確認の目
的で付加することができる。この場合は区分マーク3、
内線位置マーク4を、X軸基線2、Y軸基線1、付加マ
ーク5、および二値信号マークkと異なる色彩、種別の
インキで印刷して区別しデータ読取りより除外すること
ができる。同様に、マークエリヤAを表示するX軸内線
dx,Y軸内線dを、非読取りインキで印刷してマーク
エリヤAを視認できるようにすると好都合である更に、
X軸基線2、Y軸基線1、付加マーク5、内線位置マー
ク4等も、X軸内線dx,Y軸内線とともに、非読取り
インキで予め印刷した記録紙を用いて、データの書込、
印刷にあたりマークエリヤAの視認をより容易にするこ
ともできる。
【0007】次に、本発明のデジタルデータ読取装置を
説明する。第1図および第2図を参照して、本願第1発
明について説明する。センサー(線センサー)8を移動
させ、読取信号を入力し、表示装置,プリンター等の出
力装置9へJIS漢字コード、その他のディスプレー表
示,プリントアウト用の2進信号を出力するマイコン1
0を設ける。マイコン10は、表示エリヤ決定手段1
1,Y軸内線算出手段12,X軸内線算出手段13,マ
ークエリヤ基点検出手段14,マークエリヤ算出手段1
5,データ判別手段16,2進コード変換手段17およ
び出力装置用コード変換手段18としての下記の機能
が、マイコンプログラムにより設定されている。表示エ
リヤ決定手段11は、X軸基線2,Y軸基線1および付
加マーク5を検出しマイコン演算処理(例えば、先願の
特開昭64−76176号公報参照)により表示エリヤ
Bを検出すべく機能する。 Y軸内線算出手段12は、
X軸基線2とY軸基線1との交差角θoと、表示エリヤ
のY軸外線1Bとの交差角θとの差を算出し、X軸基
線2と交差角θXn〔MBX=X軸方向のマークエリヤの数〕として算出
し、X軸基線上のY軸基線1の始点を算出して、Y軸内
線1Aを算出すべく機能する。X軸内線算出手段13
は、X軸基線2とY軸基線1との交差角θoと、表示エ
リヤのX軸外線2Aとの交差角θとを検出し、Y軸基
線1と交差角θYn〔MBY=Y軸方向のマークエリヤの数〕とし、として
算出し、X軸基線上のY軸基線1の始点を算出して、Y
軸内線1Aを算出すべく機能する。なお、X軸基線上の
Y軸基線1の始点の算出およびにY軸基線上のX軸内線
2Aの始点の算出あたっては、第2図の第1発明の第1
実施例では演算処理により決定し、第3図の第1発明の
第2実施例ではX軸基線2に隣接する内線位置マーク4
を通過するY軸内線1Aとして、およびY軸基線1に隣
接する内線位置マーク4を通過するX軸内線2Aとし
て、それぞれY軸内線算出手段12およびX軸内線算出
手段13で始点を算出する。
【0008】マークエリヤ基点検出手段14は、それぞ
れY軸内線算出手段12およびX軸内線算出手段13で
算出されたY軸内線1AとX軸内線2Aについて、両内
線の交点を算出してマークエリヤ基点Dを算出すべく機
能する。マークエリヤ算出手段15は、前記マークエリ
ヤ基点検出手段14より算出されたマークエリヤ基点D
にもとづいてマークエリヤAを算出すべく機能する。デ
ータ判別手段16は、各マークエリヤAについてのイメ
ージ処理を行い、各マークエリヤAの面積に対比して入
力された2値信号マークKの値が所定値範囲内(例え
ば、第18図の実施例では4乃至9ドットに対応する積
算値)であるとき、2値信号マークKが存在するものと
する判断機能を有し、2進コード変換手段17は各マー
クエリヤの2値信号マークの有無の判断により2〔n
≧4〕の2進コードの値を決定する機能を有する。マイ
コン10は、上記機能を生ずる演算部(CPU)20お
よび記憶手段21の他に、入力用インターフェイス(デ
ータ取込処理手段)22および出力用インターフェイス
(出力装置用データ変換手段)23が付設されている。
次に本願発明によるデータ読取り方法について説明す
る。第10図のデジタルデータ記録紙を、FAX,郵送
等で遠隔通信して入力するか、商品コードとして商品に
添付されたものを読取る等、各種のデータ入力手段とし
て利用するものであるが、読取り時には、紙の伸縮や、
読取りセンサーのレーザー光線の入射方向の誤差,紙送
り方向の誤差等により、第2図に示すごとく、X軸基線
2とY軸基線1との直対角度の変化,付加マーク5とX
軸基線2の外端とを結ぶY軸外線1BがY軸基線1と平
行でなくなり、表示エリヤBが変形四角形となる場合が
生じる。本発明は、上記のエラー発生を防ぐべく、本来
の表示エリヤBを算出することで、信号マークを誤りの
ないように読み取ろうとするものである。以下、その判
別方法の一例を説明する。
【0009】本来のデジタル記録紙は第10図及至第1
4図に示すごとく、X軸基線2,Y軸基線1,付加マー
ク5のマーク一は規則的に印字されており、実施例では
X軸基線2とY軸基線1と付加マーク5とで直角平行四
角形の表示エリヤを作っている。従って、記録紙に作用
する応力,紙の送り速度,その他の原因で紙が伸びた場
合にはある程度比例的に変形するので、下記のθXn
θYnの式が成立つ。マイコン10の表示エリヤ検出手
段11は、X軸基線2,Y軸基線1および付加マーク5
によって包囲される表示エリヤBを検出し、Y軸外線1
BおよびX軸外線2Bを算出する。Y軸内線算出手段1
2は、X軸基線2とY軸基線1との交差角θoと、Y軸
外線1BとX軸基線2との交差角θとの差を算出し、
X軸基線2との交差角θ 〔MBX=X軸方向のマークエリヤの数〕とし、X軸基
線上の始点を算出して(第3図の実施例では、X軸基線
2に隣接する内線位置マーク4により始点を算出して)
Y軸内線1A1,1A2,1A3…1Anを算出する。
X軸内線算出手段13は、X軸基線2とY軸基線1との
交差角θoと、X軸外線1BとY軸基線1との交差角θ
との差を算出し、Y軸基線1との交差角θ 〔MBY=Y軸方向のマークエリヤの数〕とし、Y軸基
線上の始点を算出して(第3図の実施例では、Y軸基線
1に隣接する内線位置マーク4により始点を算出して)
X軸内線2A1,2A2,2A3…2Anを算出する。
上述の実施例においては、Y軸内線1An,X軸内線2
Anは、交差角の差を等分に補正したが、X軸基線2よ
りX軸外線2Bへ、Y軸基線1よりY軸外線1Bへ順次
補正量を増大したり、表示エリヤより離れた1点より三
次元的に補正する等の種々の補正方法を適用することが
できる。次に、マークエリヤ基点検出手段14は、上述
のY軸内線1A1,1A2,1A3…1AnとX軸内線
2A1,2A2,2A3…2Anとの交点(マークエリ
ヤ基点)Dを算出する。マークエリヤ算出手段15は、
上述のマークエリヤ基点検出手段14により算出されて
マークエリヤ基点Dにもとづいて、マークエリヤAを算
出する。データ判読手段16は、上述のマークエリヤA
に二値信号マークKの存在する場合をON,無き場合を
OFFとして、ON,OFF又はLow,Highの二
値の信号、即ち、二値のデータを出力する。
【0010】本願第2発明は、Y軸内線算出手段12
を、Y軸内線1Aとして、各々の内線位置マーク4の検
出位置毎にX軸基線上の始点が決定されるY軸内線1
A’の他に、内線位置マーク4の検出位置を始点とする
前記Y軸内線1A’の間に、X軸基線上の始点が演算処
理により決定された一個のY軸内線1A”を算出すると
ともに、X軸内線算出手段13は、X軸内線2Aとし
て、各々の内線位置マークの検出位置毎にY軸基線上の
始点が決定されるX軸内線2A’の他に、内線位置マー
ク4の検出位置を始点とする前記X軸内線1A’の間
に、Y軸基線上の始点が演算処理により決定された一個
のX軸内線1A”を算出すべく機能させる。従って、第
4図に示すごとく、内線位置マーク4を始点とするY軸
内線1A’の相互間に一個のY軸内線1A”を算出し、
内線位置マーク4を始点とするX軸内線2A’の相互間
に一個のX軸内線2A”を算出する。その結果、マーク
エリア基点Dの数は級数的に増大し、マークエリヤAの
数もまた級数的に増大する。
【0011】第5図は、本願発明の実施例を示し、マー
クエリヤ算出手段15は、マークエリヤ基点Dを中心と
する所定範囲を演算処理で算出してマークエリヤAとす
べく機能させる。従って、第5図に示すごとく、先願発
明の区分マークに代えて、マークエリヤ基点Dに基づい
てマークエリヤAは決定され、第6図に示すごとく種々
の形状とすることができる。上記の実施例においては、
マークエリヤをマイコンの演算処理によりマークエリヤ
基点に基づいて任意に設定することができる。マークエ
リヤ算出手段15は、四個のマークエリヤ基点Dで囲ま
れた範囲をマークエリヤAとして算出すべく機能する
(Y軸内線1AのX軸基線上の二個の始点と該始点に対
向する二個のマークエリヤ基点Dとで囲まれた範囲、お
よびX軸内線2AのY軸基線上の二個の始点と該始点に
対向する二個のマークエリヤ基点Dとで囲まれた範囲も
を、マークエリヤAとして算出する)。即ち、マークエ
リヤ基点Dで、先願発明の区分マークと同様にマークエ
リヤAの周縁を規制する。第8図を参照して、上記発明
におけるマークエリヤ基点検出手段14に代えて、Y軸
内線算出手段で算出されたY軸内線1AとX軸内線算出
手段で算出されたX軸内線2Aについて、両内線の交点
に存在する区分マーク3のみを有効とする区分マーク検
出手段14aとし、マークエリヤ算出手段15aの機能
を、前記区分マーク検出手段14aにより検出された区
分マーク3にもとづいてマークエリヤAを算出すべく機
能させる。
【0012】データ読取りにあたっては、第9図を参照
して、区分マーク検出手段14aは、上述のY軸内線1
A1,1A2,1A3…1AnとX軸内線2A1,2A
2,2A3…2Anとの交点を算出し、該交点に対し一
定の許容範囲Cに位置する区分マーク3を有効なものと
して、区分マーク3を検出する。マークエリヤ算出手段
15は、区分マーク検出手段14により上述のごとく検
出された区分マーク3により包囲される範囲(又は補助
区分マクー5,X軸基線2およびY軸基線1で包囲され
る範囲も含めて)をマークエリヤAとして検出する。ま
た、区分マーク3の位置決定する際に、ある程度の許容
差を設け(つまり多少の位置ずれを認める)区分マーク
の位置を決定判別するのは本発明を更に有効なものとす
る。かくして、表示エリヤBが変形した場合において
も、正確にマークエリヤAを特定し、正確な二値コード
のデータを出力する。なお、表示エリヤが変形による区
分マークの移動の対策として、先願の読取り装置を利用
し、区分マーク3とマークエリヤAの二値信号マークK
とが同種の信号(例えば同色のインクで印字)の場合は
区別できないため、マークエリヤA内の二値信号マーク
Kを区分マーク4と誤って判断することとなのを防ぐべ
く、異種のインク(例えば蛍光インク,磁気インク)や
マークの形状を変える等の手段で両者を区別する方法も
考えられるが、コストの増大,画像処理時間の増大,エ
ラー率の問題等から、本発明に比べ不利である。また、
実施例においてはX軸基線2とY軸基線1とを直交させ
たが、第15図に示すごとく適宜の角度交差させ、マー
クエリヤAを四角形以外の形状とすることもできる。
【0013】
【発明の効果】本願発明は、X軸内線とY軸内線との交
点をマークエリヤ基点として算出し、マークエリヤの範
囲内に二値データの存在の検出により、二次元配置の二
値データを判読して記録された二次元データの読取を行
うものであるから、記録時と再生時で表示エリヤに変形
が生じた場合には、読取りデータの中心点がマークエリ
ヤの基点(即ち、X軸内線とY軸内線との交点)に位置
しないことで、再生すべき記録紙の不良を簡単に検出す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マイコンをクレームに対応した機能で示すブロ
ック図。
【図2】デジタルデータ記録紙の読取時のデータエリヤ
の算出方法を示す説明図。
【図3】他の実施例についての同様の説明図。
【図4】デジタルデータ記録紙の読取時のデータエリヤ
の算出方法を示す説明図。
【図5】本発明によるデジタルデータ記録紙の読取時の
データエリヤの算出方法の一例を示す説明図。
【図6】データエリヤの略図。
【図7】デジタルデータ記録紙の読取時のデータエリヤ
の算出方法を示す説明図。
【図8】マイコンをクレームに対応した機能で示すブロ
ック図。
【図9】デジタルデータ記録紙の読取時のデータエリヤ
の算出方法を示す説明図。
【図10】デジタルデータ記録紙の平面図。
【図11】 同じく平面図。
【図12】 同じく平面図。
【図13】 同じく平面図。
【図14】 同じく平面図。
【図15】 表示エリヤの説明図。
【図16】 表示エリヤの説明図。
【図17】 2値コードマークの説明図。
【図18】 2値コードマークを記録した状態で示す図
17の識別コード紙の部分説明図。
【図19】 表示エリヤへの表示例を示す説明図。
【図20】 補助エリヤを有する表示エリヤの説明図。
【符号の説明】
1……X軸基線 2……Y軸基線 3……区分マーク 4……内線位置
マーク 10……マイコン 11……表示エ
リヤ検出手段 12……Y軸内線算出手段 13……X軸内
線算出手段 14……マークエリヤ基点算出手段 14a……区分
マーク検出手段 15……マークエリヤ検出手段 16……データ
判読手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年12月17日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 デジタルデータ記録紙の二次元データ
記録読取方法および装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタルデータ記録紙
を用いたデジタルデータ通信のためのデジタルデータ読
取装置に関するものである。より詳しくは、二元方向に
個の二値データ(例えば2個のJISコードより
なる漢字を示す二値データ)よりなるデジタルデータを
記録したデジタル記録紙のデジタル読取装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】デジタルデータ記録紙および該記録紙の
デジタルデータの読取装置に関し、本願発明者は特開願
昭62−173352号「識別コード紙」および特開昭
64−76176号「識別コード読取装置」を発明し、
既に上記公報で公開されている。上記の発明において
は、二元方向に4個以上の二値データを表示して漢字に
対するJISコードの表示を容易とする技術思想を開示
するとともに、区分マークによりマークエリヤを決定し
該マークエリヤに二値データを記録することにより、正
確なデジタルデータの読取りを可能とする技術思想を開
示している。更に本願発明者は、特願平1−51971
号「デジタルデータ記録紙およびデジタルデータ通信方
法」を発明している。該発明は、区分マークによりマー
クエリヤが決定され該区分マークに二値データを記録し
た記録紙を用いた書面通信(FAX送信)による遠隔通
信方法を開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の公開発明におい
て、デジタルデータ記録紙の郵送,FAX送信等に際し
ての紙の伸縮,紙送り速度の変化によるマークエリヤの
変化によるエラー発生する等の間題点を、上記先願発明
により解決するものであるが、同一種類の信号である場
合には、紙の伸縮,紙送り速度の変化により区分マーク
が本来の表示位置よりずれると、マークエリヤに表示さ
れている二値信号マークとの判別が不明確となる問題点
がある。よって、本願3発明は、四角形の表示エリヤに
おける二値データの記録位置の特定を容易にするととも
に、表示エリヤの変形による読取りエラーの発生を低減
することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願第1発明は、四角形
の表示エリヤに二元方向に2個の二値データよりなる
デジタルデータを記録したデジタル記録紙のデータ記録
にあたり、二値データの記録位置の中心を内線位置マー
クを基準とするX軸内線とY軸内線との交点に位置させ
記録し、デジタル記録紙のデータ記録の読み取りにあ
たり、内線位置マークを基準とするX軸内線とY軸内線
との交点をマークエリヤ基点として算出し、マークエリ
ヤの範囲内に存在する2値信号マークの検出により、二
次元配置の二値データを判読して記録された二次元デー
タの読取を行うことを特徴とするデジタルデータ記録紙
の二次元データ記録読取方法を提供する。本願第2発明
は、表示エリヤをマトリクス状(格子状)に分割してな
る2個のマークエリヤに2値信号マークを記録して、
二元方向に2個の二値データよりなるデジタルデータ
を記録するデジタル記録紙のデータ記録にあたり、マー
クエリヤをほぼ正方形とし、2値信号マークを、前記マ
ークエリヤ内の、R個(R=2,3・・・n)として
全体で正方形配置の印字マークで構成し、デジタル記録
紙のデータ記録の読み取りにあたり、内線位置マークを
基準とするX軸内線とY軸内線との交点にもとづきマー
クエリヤを算出し、該マークエリヤの範囲内に存在する
2値信号マークの検出にもとづく検出信号の有無で2値
信号マークとし、結果として二次元配置の二値データを
判読して、デジタル記録紙に記録された二次元データの
読取を行うことを特徴とする。第3発明は、表示エリヤ
のY軸方向周縁に位置する内線位置マーク4により1A
1,1A2,1A3…1Anの始点を算出するY軸内線
算出手段12と、表示エリヤのX軸方向周縁に位置する
内線位置マーク4によりX軸内線2A1,2A2,2A
3…2Anの始点を算出するX軸内線算出手段13と、
Y軸内線1A1,1A2,1A3…1AnとX軸内線2
A1,2A2,2A3…2Anとの交点(マークエリヤ
基点)Dを算出するマークエリヤ基点検出手段14と、
前記マークエリヤ基点検出手段14により算出されてマ
ークエリヤ基点Dにもとづいて、マークエリヤAを算出
すべく、マークエリヤ基点Dを中心とする所定範囲を演
算処理で算出してマークエリヤAとすべく機能するマー
クエリヤ算出手段15と、前記マークエリヤAに二値信
号マークKの存在する場合をON,無き場合をOFFと
して、ON,OFF又はLow,Highの二値の信
号、即ち、二値のデータを出力するデータ判読手段16
と、を含むことを特徴とする、デジタルデータ記録紙の
二次元データ記録読取装置を提供する。
【0005】
【実施例】 ○実施例 以下図面に示す実施例にもとづいて説明する。本発明
は、本願発明者による先願の特開昭64−86289号
「識別コード紙」および特開昭64−76176号「識
別コード読取装置」に開示されているデジタルデータ記
録紙(識別コード紙)を用いるものであり、該デジタル
コード記録紙は、第15図を参照して、X軸基線2とY
軸基線1と付加マーク5とにより規制される適宜の形
状、面積の四角形の表示エリヤbをもつコード表示面B
を有し、表示エリヤbは、2=16以上のマークエリ
ヤ(小区分)Aに分割する(第16図においては、
,P,P…P16の16個のマークエリヤに分
割する)。各マークエリヤAには2値信号マークKを記
録することにより、表示エリヤb全体で16個の2進コ
ードを記録し、2×4桁で(即ち、2で0,1,2
…Fを4個組合わせることにより)、JIS漢字コード
に対応させ、単一の表示エリヤbで適宜の任意漢字一字
を記録表示することができる。各マークエリヤAにデジ
タルデータ(2値コード)を記録表示するための2値信
号マークKとしては、第17図のイのごとくマークエリ
ヤAを完全に塗りつぶす必要はなく、ロ・ハ・ニのごと
くマークエリヤAの一部に空白個所を残して、他のマー
ク(例えば、ロは丸印,ハは星印,ニは三角形など)と
してもよく、更に、第17図のホに示すごとく、適宜形
状の小マークkを複数個配置することにより2値信号K
を形成することもできる。またこのマークエリヤAの2
値信号の信号表示方法としては上述のマーキング方法に
限定されるものではなく、穴あきや磁気インキ等による
記入方法も同様の効果を得られる方法として考えられ、
更に、特殊蛍光塗料と磁気インク等の二種の信号マーク
を表示することもできる。
【0006】第18図は、第15図のデジタルデータ記
録紙を24ドットのパソコンプリンターでプリントアウ
トした場合を示し、内線位置マーク4に2ドット、区分
マーク3を4ドット、区分マーク3に包囲されたマーク
エリヤA内に表示される2値信号マークKに9ドットを
割当てる。また、付加マーク5に9ドットを割当てる。
本願第2発明の実施にあたっては、2値信号マークを、
前記マークエリヤ内の、R個(R=2,3・・・n)
として全体で正方形配置の印字マークで構成するが、前
述のドトプリンターの印字による2値信号マークKの構
成例においては、第17図の(ホ)に示される4ドット
による印字例は、マークエリヤAに、R 個(R=2)
=4個のドット印字よりなるところの、全体で正方形配
置の4個の印字マークによる構成を示し、第18図のに
示される9ドットによる印字例は、マークエリヤAに、
個(R=3)=9個のドット印字よりなるところ
の、全体で正方形配置の9個の印字マークによる構成を
示している。第19図は、デジタルデータ記録紙につい
てのデジタルデータ(2進コードデータ)の記録例を示
し、a図は、表示エリヤBを2=16個のマークエリ
ヤAに分割し、各マークエリヤにP1,P2…P16の
番地を与え、4個ずつの中区分Q1,Q2,Q3,Q4
にグループ化することを示し、b図はJIS漢字コード
4267の“大”を記録した場合を示す。第20図は、
第19図(a)のP1…P16のデータエリヤB1(第
13図および第14図においては、それぞれ25個のマ
ークエリヤA,16のマークエリヤA)の外側に補助エ
リヤB2を設け、補助エリヤに送信データに対する付加
情報(読取方向,国名,頁数,パリティチェックコード
等)を表示する場合の使用例を示す。第13図を参照し
て、データエリヤB1のマークエリヤAの個数Zは下記
の式で算出される。 Z=MBX×MBYBx=X軸方向のマークエリヤAの個数 〔データエリヤBのX軸上の内線位置マーク数−1] MBY=Y軸方向のマークエリヤAの個数 〔データエリヤBのY軸上の内線位置マーク数−1〕 データ数Zによって、データエリヤB1の表現できるビ
ット数が決定される。即ち、下記の例のごとく、 データ数=2 , Z=MBx×MBY 例1)文字,コード:MBX=4,MBY=4 ビット数216=65,536(24ドット構成印字) 例2)音楽など :MBx=5,MBY=4 ビット数220=1,048,576(32ドット構成
印字) 例3)カラー画像 :MBX=6,MBY=4 ビット数224=16,777,210(32ドット構
成印字) 第14図は、区分マーク3の他に、補助区分マーク(内
線位置マークとしての機能をも有する)4,X軸基線2
およびY軸基線1をも利用して、マークエリヤAを決定
する場合を示し、X軸方向のマークエリヤAの数
Bx’およびY軸方向のマークエリヤAの数MBY
は下記のごとくになる。 MBx’=データエリヤBのX軸方向の内線位置マー
ク4の数 MBY’=データエリヤB1のY軸方向の内線位置マー
ク4の数 なお、区分マーク3は、本願発明の実施にあたっては第
11図および第12図に示すごとく省くことができる。
分マーク3、内線位置マーク4を、X軸基線2、Y軸
基線1、付加マーク5、および二値信号マークkと異な
る色彩、種別のインキで印刷して区別しデータ読取りよ
り除外することができる。同様に、マークエリヤAを表
示するX軸内線dx,Y軸内線dを、非読取りインキで
印刷してマークエリヤAを視認できるようにすると好都
合である更に、X軸基線2、Y軸基線1、付加マーク
5、内線位置マーク4等も、X軸内線dx,Y軸内線と
ともに、非読取りインキで予め印刷した記録紙を用い
て、データの書込、印刷にあたりマークエリヤAの視認
をより容易にすることもできる。
【0007】次に、本発明のデジタルデータ読取装置を
説明する。第1図および第2図を参照して、センサー
(線センサー)8を移動させ、読取信号を入力し、表示
装置,プリンター等の出力装置9へJIS漢字コード、
その他のディスプレー表示,プリントアウト用の2進信
号を出力するマイコン10を設ける。マイコン10は、
表示エリヤ決定手段11,Y軸内線算出手段12,X軸
内線算出手段13,マークエリヤ基点検出手段14,マ
ークエリヤ算出手段15,データ判別手段16,2進コ
ード変換手段17および出力装置用コード変換手段18
としての下記の機能が、マイコンプログラムにより設定
されている。表示エリヤ決定手段11は、X軸基線2,
Y軸基線1および付加マーク5を検出しマイコン演算処
理(例えば、先願の特開昭64−76176号公報参
照)により表示エリヤBを検出すべく機能する。 Y軸
内線算出手段12は、X軸基線2とY軸基線1との交差
角θと、表示エリヤのY軸外線1Bとの交差角θ
の差を算出し、X軸基線2と交差角θXn〔MBx=X軸方向のマークエリヤの数〕として算出
し、X軸基線上のY軸基線1の始点を算出して、Y軸内
線1Aを算出すべく機能する。X軸内線算出手段13
は、X軸基線2とY軸基線1との交差角θと、表示エ
リヤのX軸外線2Aとの交差角θとを検出し、Y軸基
線1と交差角θYn〔MBY=Y軸方向のマークエリヤの数〕とし、として
算出し、X軸基線上のY軸基線1の始点を算出して、Y
軸内線1Aを算出すべく機能する。なお、X軸基線上の
Y軸基線1の始点の算出およびにY軸基線上のX軸内線
2Aの始点の算出あたっては、第2図では演算処理によ
り決定するが、第3図の本願発明の実施例ではX軸基線
2に隣接する内線位置マーク4を通過するY軸内線1A
として、およびY軸基線1に隣接する内線位置マーク4
を通過するX軸内線2Aとして、それぞれY軸内線算出
手段12およびX軸内線算出手段13で始点を算出す
る。
【0008】マークエリヤ基点検出手段14は、それぞ
れY軸内線算出手段12およびX軸内線算出手段13で
算出されたY軸内線1AとX軸内線2Aについて、両内
線の交点を算出してマークエリヤ基点Dを算出すべく機
能する。マークエリヤ算出手段15は、前記マークエリ
ヤ基点検出手段14より算出されたマークエリヤ基点D
にもとづいてマークエリヤAを算出すべく機能する。デ
ータ判別手段16は、各マークエリヤAについてのイメ
ージ処理を行い、各マークエリヤAの面積に対比して入
力された2値信号マークKの値が所定値範囲内(例え
ば、第18図の実施例では4乃至9ドットに対応する積
算値)であるとき、2値信号マークKが存在するものと
する判断機能を有し、2進コード変換手段17は各マー
クエリヤの2値信号マークの有無の判断により2〔n
≧4]の2進コードの値を決定する機能を有する。 マ
イコン10は、上記機能を生ずる演算部(CPU)20
および記憶手段21の他に、入力用インターフェイス
(データ取込処理手段)22および出力用インターフェ
イス(出力装置用データ変換手段)23が付設されてい
る。
【0009】 次に本願第2発明によるデータ読取り方法
について説明する。第10図のデジタルデータ記録紙
を、FAX,郵送等で遠隔通信して入力するか、商品コ
ードとして商品に添付されたものを読取る等、各種のデ
ータ入力手段として利用するものであるが、読取り時に
は、紙の伸縮や、読取りセンサーのレーザー光線の入射
方向の誤差,紙送り方向の誤差等により、第2図に示す
ごとく、X軸基線2とY軸基線1との直対角度の変化,
付加マーク5とX軸基線2の外端とを結ぶY軸外線1B
がY軸基線1と平行でなくなり、表示エリヤBが変形四
角形となる場合が生じる。本発明は、上記のエラー発生
を防ぐべく、本来の表示エリヤBを算出することで、信
号マークを誤りのないように読み取ろうとするものであ
る。以下、その判別方法の一例を説明する。
【0010第10図のデジタル記録紙および第11図
及至第14図に示す本願発明の実施に適用するデジタル
記録紙は、X軸基線2,Y軸基線1,付加マーク5のマ
ークーは規則的に印字されており、実施例ではX軸基線
2とY軸基線1と付加マーク5とで直角平行四角形の表
示エリヤを作っている。従って、記録紙に作用する応
力,紙の送り速度,その他の原因で紙が伸びた場合には
ある程度比例的に変形するので、下記のθxn,θYn
の式が成立つ。マイコン10の表示エリヤ検出手段11
は、X軸基線2,Y軸基線1および付加マーク5によっ
て包囲される表示エリヤBを検出し、Y軸外線1Bおよ
びX軸外線2Bを算出する。
【0011つぎに、本願第3発明の要部であるところ
の、Y軸内線算出手段12、X軸内線算出手段13、マ
ークエリヤ基点検出手段14、マークエリヤ算出手段1
5およびデータ判読手段16を説明する。Y軸内線算出
手段12は、X軸基線2とY軸基線1との交差角θ
と、Y軸外線1BとX軸基線2との交差角θとの差
を算出し、X軸基線2との交差角θxn〔MBx=X軸方向のマークエリヤの数]とし、X軸基
線上の始点を算出して(第3図の実施例では、X軸基線
2に隣接する内線位置マーク4により始点を算出して)
Y軸内線1A1,1A2,1A3…1Anを算出する。
【0012】 X軸内線算出手段13は、X軸基線2とY
軸基線1との交差角θと、X軸外線1BとY軸基線1
との交差角θとの差を算出し、Y軸基線1との交差角
θYn〔MBY=Y軸方向のマークエリヤの数]とし、Y軸基
線上の始点を算出して(第3図の実施例では、Y軸基線
1に隣接する内線位置マーク4により始点を算出して)
X軸内線2A1,2A2,2A3…2Anを算出する。
上述の実施例においては、Y軸内線1An,X軸内線2
Anは、交差角の差を等分に補正したが、X軸基線2よ
りX軸外線2Bへ、Y軸基線1よりY軸外線1Bへ順次
補正量を増大したり、表示エリヤより離れた1点より三
次元的に補正する等の種々の補正方法を適用することが
できる。
【0013】 次に、マークエリヤ基点検出手段14は、
上述のY軸内線1A1,1A2,1A3…1AnとX軸
内線2A1,2A2,2A3…2Anとの交点(マーク
エリヤ基点)Dを算出する。マークエリヤ算出手段15
は、上述のマークエリヤ基点検出手段14により算出さ
れてマークエリヤ基点Dにもとづいて、マークエリヤA
を算出する。データ判読手段16は、上述のマークエリ
ヤAに二値信号マークKの存在する場合をON,無き場
合をOFFとして、ON,OFF又はLow,High
の二値の信号、即ち、二値のデータを出力する。
【001軸内線算出手段12を、Y軸内線1Aと
して、各々の内線位置マーク4の検出位置毎にX軸基線
上の始点が決定されるY軸内線1A’の他に、内線位置
マーク4の検出位置を始点とする前記Y軸内線1A’の
間に、X軸基線上の始点が演算処理により決定された一
個のY軸内線1A”を算出するとともに、X軸内線算出
手段13は、X軸内線2Aとして、各々の内線位置マー
クの検出位置毎にY軸基線上の始点が決定されるX軸内
線2A’の他に、内線位置マーク4の検出位置を始点と
する前記X軸内線1A’の間に、Y軸基線上の始点が演
算処理により決定された一個のX軸内線1A”を算出す
べく機能させる。従って、第4図に示すごとく、内線位
置マーク4を始点とするY軸内線1A’の相互間に一個
のY軸内線1A”を算出し、内線位置マーク4を始点と
するX軸内線2A’の相互間に一個のX軸内線2A”を
算出する。その結果、マークエリア基点Dの数は級数的
に増大し、マークエリヤAの数もまた級数的に増大す
る。
【001】第5図を参照して、マークエリヤ算出手段
15は、マークエリヤ基点Dを中心とする所定範囲を演
算処理で算出してマークエリヤAとすべく機能させる。
従って、第5図に示すごとく、先願発明の区分マークに
代えて、マークエリヤ基点Dに基づいてマークエリヤA
は決定され、第6図に示すごとく種々の形状とすること
ができる。上記の実施例においては、マークエリヤをマ
イコンの演算処理によりマークエリヤ基点に基づいて任
意に設定することができる。マークエリヤ算出手段15
は、四個のマークエリヤ基点Dで囲まれた範囲をマーク
エリヤAとして算出すべく機能する(Y軸内線1AのX
軸基線上の二個の始点と該始点に対向する二個のマーク
エリヤ基点Dとで囲まれた範囲、およびX軸内線2Aの
Y軸基線上の二個の始点と該始点に対向する二個のマー
クエリヤ基点Dとで囲まれた範囲もを、マークエリヤA
として算出する)。即ち、マークエリヤ基点Dで、先願
発明の区分マークと同様にマークエリヤAの周縁を規制
する。
【0016以下、区分マークを使用することで、本願
発明に代る手段によりマークエリヤAを算出する手段を
説明する。第8図は、区分マーク検出手段14aによ
り、上記発明におけるマークエリヤ基点検出手段14に
代えるものである。区分マーク3を有するデジタル記録
紙(図13ないし図15のデジタル記録紙)を記録媒体
とすることを必要とする。本発明におけるマークエリヤ
基点検出手段14に代える手段として、Y軸内線算出手
段で算出されたY軸内線1AとX軸内線算出手段で算出
されたX軸内線2Aについて、両内線の交点に存在する
区分マーク3のみを有効とする区分マーク検出手段14
aとし、マークエリヤ算出手段15aの機能を、前記区
分マーク検出手段14aにより検出された区分マーク3
にもとづいてマークエリヤAを算出すべく機能させる。
【001】データ読取りにあたっては、第9図を参照
して、区分マーク検出手段14aは、上述のY軸内線1
A1,1A2,1A3…1AnとX軸内線2A1,2A
2,2A3…2Anとの交点を算出し、該交点に対し一
定の許容範囲Cに位置する区分マーク3を有効なものと
して、区分マーク3を検出する。マークエリヤ算出手段
15は、区分マーク検出手段14により上述のごとく検
出された区分マーク3により包囲される範囲(又は補助
区分マクー5,X軸基線2およびY軸基線1で包囲され
る範囲も含めて)をマークエリヤAとして検出する。ま
た、区分マーク3の位置決定する際に、ある程度の許容
差を設け(つまり多少の位置ずれを認める)区分マーク
の位置を決定判別するのは本発明を更に有効なものとす
る。かくして、表示エリヤBが変形した場合において
も、正確にマークエリヤAを特定し、正確な二値コード
のデータを出力する。なお、表示エリヤが変形による区
分マークの移動の対策として、先願の読取り装置を利用
し、区分マーク3とマークエリヤAの二値信号マークK
とが同種の信号(例えば同色のインクで印字)の場合は
区別できないため、マークエリヤA内の二値信号マーク
Kを区分マーク4と誤って判断することとなのを防ぐべ
く、異種のインク(例えば蛍光インク,磁気インク)や
マークの形状を変える等の手段で両者を区別する方法も
考えられるが、コストの増大,画像処理時間の増大,エ
ラー率の問題等から、本発明に比べ不利である。
【001
【発明の効果】本願第1発明および第3発明は、各マー
クエリヤに2値信号マークを記録するにあたり、二値デ
ータの記録位置の中心を内線位置マークを基準とするX
軸内線とY軸内線との交点に位置させて記録し、デジタ
ル記録紙のデータ記録の読み取りにあたり、内線位置マ
ークを基準とするX軸内線とY軸内線との交点をマーク
エリヤ基点として算出し、マークエリヤの範囲内に存在
する2値信号マークの検出により、二次元配置の二値デ
ータを判読して記録された二次元データの読取を行うも
のであるから、記録時と再生時で表示エリヤに変形が生
じた場合には、各マークエリヤおよび各マークエリヤに
記録した2値信号マークの形状、位置が記録時と変るこ
とで、[記録時の正方形が、読取りセンサーの読取り方
向の不適性、記録紙と読取りセンサーとの相対移動速度
の不均一等により、再生時に矩形、台形等に変化したと
き]、各マークエリヤについて、2値信号マークの中心
点が各マークエリヤの基点(即ち、X軸内線とY軸内線
との交点)に位置しないことで、再生すべき記録紙の不
良を簡単に検出することができ、2値データの判読にあ
たりエラー検出を除外することで読取り精度を高めるこ
とができる。また、記録時と再生時で表示エリヤに変形
が生じた場合には、X軸内線とY軸内線との交点の移動
(交点相互間隔の縮小、拡大)でマークエリヤの形状を
修正することで読取り精度を高めることができる。
【0019】本願第2発明は、内線位置マークを基準と
するX軸内線とY軸内線との交点にもとづいてマークエ
リヤとして算出し(交点を基点として交点より一定範囲
をマークエリヤとする。または、4個の交点に包囲され
る範囲をマークエリヤとして算出する。)、二次元配置
の2値信号マークを判読して記録された二次元データの
読取を行うものであるから、記録時と再生時で表示エリ
ヤに変形が生じた場合には、X軸内線とY軸内線との交
点の移動(交点相互間隔の縮小、拡大)でマークエリヤ
をデータ記録時に対応させることで、読取り精度を高め
ることができる。また、マークエリヤをほぼ正方形と
し、2値信号マークを、前記マークエリヤ内の、R
(R=2,3・・・n)として全体で正方形配置の印字
マークで構成し、マークエリヤの範囲内に存在する2値
信号マークの検出にもとづく検出信号の有無で2値信号
マークとし、結果として二次元配置の二値データを判読
することで、二値データの判読にあたり、各マークエリ
ヤの2値信号マークを構成するドット数が段階的に変化
することで(マークエリヤの中心に2値信号マークが位
置するときは、4個,9個等の所定数の印字マークを検
出できるが、マークエリヤの中心より外れると4個,9
個等の所定数の印字マークの一部が欠けることで、検出
信号の値は段階的に減少する、また、本来は隣接するマ
ークエリヤに位置した2値信号マークの一部を取込むこ
とで検出信号の値は段階的に増加する)、所定値の個数
に対し一定の許容範囲外の検出をエラーと判断しての読
取りから除外することで読取りミスを削減できる。更
に、マークエリヤの範囲の増加・減少、2値信号マーク
の検出信号の増加・減少が設定値を越えるときは、記録
紙、読取り操作不良等として、二値データの取込みを除
外することで、読取りエラーを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マイコンをクレームに対応した機能で示すブロ
ック図で、本願第3発明の実施例を示す
【図2】デジタルデータ記録紙の読取時のデータエリヤ
の算出方法を示す説明図
【図3】本願発明の実施例に適用するデジタルデータ記
録紙について、図2同様の説明図。
【図4】デジタルデータ記録紙の読取時のデータエリヤ
の算出方法を示す説明図。
【図5】本発明によるデジタルデータ記録紙の読取時の
データエリヤの算出方法の一例を示す説明図。
【図6】データエリヤの略図。
【図7】デジタルデータ記録紙の読取時のデータエリヤ
の算出方法を示す説明図。
【図8】マイコンをクレームに対応した機能で示すブロ
ック図。
【図9】デジタルデータ記録紙の読取時のデータエリヤ
の算出方法を示す説明図。
【図10】デジタルデータ記録紙の平面図。
【図11】 同じく平面図。
【図12】 同じく平面図。
【図13】 同じく平面図。
【図14】 同じく平面図。
【図15】 表示エリヤの説明図。
【図16】 表示エリヤの説明図。
【図17】 2値コードマークの説明図。
【図18】 2値コードマークを記録した状態で示す図
17の識別コード紙の部分説明図。
【図19】 表示エリヤへの表示例を示す説明図。
【図20】 補助エリヤを有する表示エリヤの説明図。
【符号の説明】 1……X軸基線 2……Y軸基線 3……区分マーク 4……内線位置
マーク 10……マイコン 11……表示エ
リヤ検出手段 12……Y軸内線算出手段 13……X軸内
線算出手段 14……マークエリヤ基点算出手段 14a……区分
マーク検出手段 15……マークエリヤ検出手段 16……データ
判読手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】四角形の表示エリヤに二元方向に2個の
    二値データよりなるデジタルデータを記録したデジタル
    記録紙のデータ記録にあたり、二値データの記録位置の
    中心をX軸内線とY軸内線との交点に記録し、デジタル
    記録紙のデータ記録の読み取りにあたり、X軸内線とY
    軸内線との交点をマークエリヤ基点として算出し、マー
    クエリヤの範囲内に二値データの存在の検出により、二
    次元配置の二値データを判読して記録された二次元デー
    タの読取を行うことを特徴とする、デジタルデータ記録
    紙の二次元データ記録読取方法。
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US6301938B1 (en) 1999-09-24 2001-10-16 Precision Fukuhara Works, Ltd. Automatic fabric density adjusting device and yarn feeding control mechanism for a circular knitting machine

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