JP2533439B2 - 識別コ―ド紙 - Google Patents

識別コ―ド紙

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JP2533439B2
JP2533439B2 JP4288090A JP28809092A JP2533439B2 JP 2533439 B2 JP2533439 B2 JP 2533439B2 JP 4288090 A JP4288090 A JP 4288090A JP 28809092 A JP28809092 A JP 28809092A JP 2533439 B2 JP2533439 B2 JP 2533439B2
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博一 吉田
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TEIRYO SANGYO KK
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TEIRYO SANGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、数字・記号・アルファ
ベット・漢字等を示す商品コード又は文字列、さらには
文章等を、2進コードで表示した識別コード紙に関する
ものである。
【0002】
【従来技術】この種の2進コードで表示した識別コード
紙としては、開昭57−14263号「物品識別表示
用基布」および特開昭53−73026号「ファクシミ
リによる情報入力方法」が公知である。前記開昭57
−14263号の公知技術は、四角形状のコード表示枠
(表示エリヤ)を格子状配置の枠線によりマトリクス配
置の5×10=50個の記入枠(単位データエリア)を
形成して、各記入枠(単位データエリア)に着色マーク
(2値信号マーク)を記録して表示エリヤ全体で 50
個の2値信号マークによる2進信号コードを記録するこ
とを開示するものである。前記特開昭53−73026
号の公知技術は、上記の公知技術と同様に、マトリクス
配置のます目(単位データエリア)を選択的に着色(2
値信号マークを記録)して2進信号コードを記録するこ
とを開示するとともに、2値信号マークを記録した表示
エリヤの範囲を検知するための位置マークを用紙の移動
方向と直交方向に設けることを開示している。即ち、表
示エリヤの前後に位置マークを表示することで表示エリ
ヤの長手方向の範囲を明示することで表示エリヤの範囲
を検知する手段を開示している。
【0003】
【従来技術の問題点】前者の開昭57−14263号
の公知技術は、物品識別表示用基布に記録された信号コ
ードの光学的読取りにあたり、四角形状のコード表示枠
(表示エリヤ)の位置および範囲を、判読する技術思想
は存在しない。後者の特開昭53−73026号の公知
技術は表示エリヤの前後に位置マークを表示することで
表示エリヤの長手方向の範囲を明示することで表示エリ
ヤの範囲を検知する手段を開示しているが、表示エリヤ
の上下方向の範囲を検知するための技術手段は開示され
ていない。識別コード紙に記録された情報を英数字漢字
記号等として判読するにあたっては、ラインセンサー、
CCDカメラにより識別コード紙に記録された2値信号
マークを検出しコンピュタによる画像処理およびデータ
処理により2進信号コードをJICコード変換して、英
数字漢字記号等として出力表示するものである。このコ
ンピュタによる画像処理およびデータ処理にあたって
は、読取った2値信号マークのデータは必ずコンピュタ
のメモリー内で処理されるものであり、紙、物品表面等
に表示されたデータが直接的にメモリー内に記録される
ものではない。そのため次の問題点がある。 データ処理のメモリーには、当然ながらメモリーの容
量が存在し、人間の目のように不特定広範囲からコード
そのものからデータエリヤを限定できない。 例えば、線上に直交した座標上に、データ(例えば、
2値信号マーク)が印字されていても、読取り方向の
差、読取り速度の差(ラインセンサーの移動方向が座標
X軸方向と誤差がある場合、CCDカメラが識別コード
紙の正面対向位置に対し上下左右にずれがある場合、識
別コード紙を貼付けた商品表面が曲面である場合、識別
コード紙を貼付けた商品とラインセンーとの相対移動速
度が変化する場合等)により、印字されたデータと画像
処理されるデータとは必ずしも一致しないことが現実と
して多い。従って、画像処理されるべきエリヤをメモリ
ー上で特定すること、および画像処理される個々のデー
タエリヤの位置をメモリー内で(印字されている紙の上
ではなく)確実に決定できることが、コードの読取りエ
ラー率の改善をはかり、この種の識別コード紙を商品と
して実用化するための一番重大な課題である。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本発明は、 X軸基線
1と、該X軸基線1の一端に連続するY軸基線2とを設
け、X軸基線1およびY軸基線2を二辺とする四角形に
より区画される範囲の表示エリヤbを有し、前記表示エ
リヤ外へ、X軸基線1にX軸基線11を、Y軸基線2に
Y軸基線12をそれ1ぞれ連続して、X軸基線1、Y軸
基線2、X軸基線11およびY軸基線12によりその位
置および範囲が規制される補助表示エリヤを形成して、
表示エリヤに隣接させた補助表示エリヤを有し、前記補
助表示エリヤに位置して、X軸基線1とY軸基線2との
交点Oに対する対角位置に記録した補助エリヤマーク5
Aを有し、表示エリヤbおよび補助表示エリヤdを、X
軸基線1、X軸基線11、Y軸基線2、Y軸基線12お
よび補助エリヤマーク5Aにより包囲する。
【0005】
【実施例】図面に示す実施例にもとづいて本発明を説明
する。識別コード紙Aの適所に、本発明のコード面Bを
印刷表示するが、印刷方向およびその個数は任意であ
る。また、本発明のコード面Bは、X軸基線1とY軸基
線2によりその表示エリヤbの形状、面積は決定され
る。第2図は、種々の表示エリヤbを示し、少なくとも
16個の単位データエリア(小区分)3が形成可能であ
れば本発明の目的を達成できる。(a)図は一段で16
個を横方向に配置、(b)図は二段で各段に8個を横方
向に配置、(c)図は四段で各段に4個を横方向に配置
して表示エリヤを正方形とし、(d)図および(e)図
は、(b)図および(a)図の実施例を90度転向した
ものであり表示エリヤを縦長の長方形とするものであ
る。
【0006】16個の単位データエリア3について、第
3図を参照して、適宜の順序で番地指定し(P
16)、更に実施例では、4個づつに分割して4グル
ープ(P〜P,P〜P,P〜P12,P13
〜P16)として4個の中データエリヤ4を形成し、各
単位データエリア3に2値信号マーク(2進信号)を記
録表示することにより216(0000〜FFFF)の
2進コードを記録表示可能とする。16個の単位データ
エリア3を4グループに分割する方法および中データエ
リヤ4内の配列順序は任意であり、マイコンプリンター
の制御で適宜変更することもできる。例えば(P,P
,P11,P16;P,P10,P15,P,P
,P14,P,P;P,P,P12,P13
(P,P,P,P13;P14,P15
16,P12,P,P,P,P;P,P
10,P11,P)(P1,,P,P
,P,P,P;P11,P12,P16,P
15;P,P10,P14,P13)等、その他種々
の組合わせが考えられる。 各単位データエリア3に2
進信号を記録表示するための2値信号マークkとして
は、第4図の(イ)のごとく単位データエリア3を完全
に塗りつぶす必要はなく、(ロ)(ハ)(ニ)のごとく
単位データエリア3の一部に空白個所を残して、他のマ
ーク(例えば、ロは丸印,ハは星印,ニは三角形など)
としても本発明の目的を達成することができる。またこ
の単位データエリアの2進信号の信号表示方法としては
上述のマーキング方法も限定されるものではなく、穴あ
きや磁気による記入方法も同様の効果を得られる方法と
して考えられる。
【0007】更に、第5図に示すごとく、X軸基線1に
連続してX軸基線11およびY軸基線2に連続してY軸
基線12を付加して、補助表示エリヤdを設定し、該補
助表示エリヤdに補助マーク5を記録表示する。補助表
示エリヤdにおいて、X軸基線とY軸基線の交点Oに対
し対角位置(第5図に実線表示で示す)に、補助エリヤ
マーク5Aを記録表示する。図5の実施例においては、
X軸基線11は補助エリヤマーク5AのX軸方向長さ
に、Y軸基線12は補助エリヤマーク5AのY軸方向長
さに、近い寸法である。更に、補助表示エリヤdに記録
表示する補助マーク5として、第5図に示すごとく、補
助エリヤマーク5Aの左側および/または下方に読取方
向識別用の補助マーク5Bを記録表示する。なお、補助
マーク5は正方形状に限定されるものではなく、○,
☆,+,−その他、その存在が識別できるものであれば
よい(図4参照)補助エリヤマーク5Aは、上記の図
4および図5を参照して、補助エリヤマーク5Aの周囲
には空白部分が存在することで、補助エリヤマーク5A
による補助表示エリヤdの範囲は、補助エリヤマーク5
Aの外縁よりも僅かに拡大することとなる。即ち、表示
エリヤb+補助表示エリヤdの位置・範囲は、X軸基線
1、 X軸基線11、Y軸基線2、Y軸基線12に加えて
補助エリヤマーク5Aの包囲に基づいて判定されるが、
補助エリヤマーク5Aの周囲存在する空白部分に対応し
て、上記の包囲範囲よりも僅かに拡大している。また、
第6図に示すごとく、X軸基線1、Y軸基線2の他に、
横区分線6および縦区分線7を印刷表示しておくと、マ
イコンプリンターで印刷しないで、適宜の筆記具で各単
位データエリア3を塗りつぶすか、丸印等をマーク表示
することにより、識別コード紙の貼布使用現場で信号コ
ードを決定することができて好都合である。
【0008】識別コード紙Aにコード面Bを印刷するに
あたっては、一般的な印刷手段で印刷することもできる
が、現在通常で市販されている16,24ドットのパソ
コンプリンターやハンディコンピュータのプリンターな
どを用いてプリントアウトすることもできる。この場
合、文字列(商品名、担当部署名、住所氏名、電話番号
等)、文章(メッセージ、広告文等)をJISコードに
従って2進信号にパソコン処理で変換し、1文字毎に2
16個の信号コードの1個の表示エリヤbを対応させる
ことができ、2進コードで表示した表示エリヤbの隣接
個所(例えば、下方)に対応する文字Lを表示すると商
品名、担当者名等をコード化と同時に漢字表示できて好
都合である。(第8図参照)
【0009】更に、16個の単位データエリア3の各番
地P,P…P16の位置指定、中データエリヤ4の
各グループQ,Q,Q,Qに選択される単位デ
ータエリア3の選択指定を、マイコン制御により変更自
在とすると(第8図の文字Lは削除する)、商品コード
への原価付記、各種カードのパスワードを暗号表示化で
きて暗号番号化などに利用できて好都合である。また、
本発明の識別コード紙の読取りにあたっては、線センサ
ーを上下方向または左右方向に移動させて読取り信号を
パソコンに送り、パソコンにより、X軸基線1およびY
軸基線2を算出して表示エリヤbを判断し表示エリヤb
内の各単位データエリア3および各中データエリヤ4の
存在位置、それぞれの位置の2値信号マークの存在の有
無を画像処理することにより、商品等に付された識別コ
ードを判読することができ、JISコードにもとづき所
定の漢字をプリントアウトすることもできる。識別コー
ド紙のX軸基線1およびY軸基線2を読取ることで、コ
ンピュターのメモリー内には識別コード紙の表示エリヤ
bに一致させた位置・範囲で表示エリヤbを認識して、
表示エリヤbに表示されている2値信号マークを識別コ
ード紙の所定の単位データエリヤに対応させて検出する
ことができる。
【0010】即ち、ラインセンサーによる識別コード紙
の読取りにあたり、識別コード紙のX軸基線1の方向に
ラインセンサーが移動し識別コード紙の長手方向がライ
ンセンサーの移動方向と一致する場合はコンピュターの
メモリー内の表示エリヤbはそのX軸基線は、識別コー
ド紙のX軸基線1と一致するものであるが、ラインセン
サーが移動方向または識別コード紙の商品貼付位置が上
下左右にずれている場合には、メモリ内の表示エリヤb
はそのX軸基線を、識別コード紙のX軸基線1の方向に
一致させるべく画像処理でメモリ内の表示エリヤbにつ
いてX軸基線を回動させることで対応できる。また、識
別コード紙の移動速度またはラインセンサーの移動速度
に変化によるメモリ内の表示エリヤbのX軸方向の長さ
の変化に対し、メモリ内の表示エリヤbのX軸基線の長
さを基準とすることで対応できる。表示エリヤbのY軸
基線方向についてもメモリ内の表示エリヤbについて上
述のX軸方向の場合と同様に対応する。また、CDD
メラによる識別コード紙の読取りにあたり、CCDカメ
ラが識別コード紙の正面対向位置に対し上下左右にずれ
がある場合、識別コード紙を貼付けた商品表面が曲面で
ある場合には、メモリ内の表示エリヤbのX軸基線を識
別コード紙のX軸基線の方向と一致させるべく、コンピ
ュターの画像処理で表示エリヤbのX軸基線を回動させ
ることで対応する。
【0011】更に、識別コード紙の商品貼付に際し上下
左右方向に差異がある場合、識別コード紙を貼付けた商
品のセンサーに対する相対移動方向が異なる場合には、
コンピューターの画像処理でX軸基線とY軸基線との交
差する原点Oを基準として表示エリヤbを回動させメモ
リ内のX軸基線を識別コード紙のX軸基線1と一致させ
ることで対応できる。なお、原点O以外でX軸基線とY
軸基線とが交差する場合、即ち、T状交差をエラーとし
て除外することで、表示エリヤb内のH(黒着色)の2
値信号マークが縦方向または横方向に連続する事により
生じる縦線または横線をY軸基線またはX軸基線として
誤認することで表示エリヤbの範囲・位置の誤認エラー
を防止すべく、メモリ内で原点O以外でX軸基線とY軸
基線とが交差する場合はエラーとして除外する。実施例
においては、X軸基線11およびY軸基線12により、
上述のX軸基線1およびY軸基線2による表示エリヤb
の位置・範囲の検出と同様に、補助表示エリヤdを検出
できる。更に、補助表示エリヤdにおける原点O対向位
置に補助エリヤマーク5Aを表示したことで、X軸基線
1、X軸基線11、Y軸基線2、Y軸基線12および補
助エリヤマーク5Aによる包囲で、表示エリヤbおよび
補助表示エリヤdの位置・範囲を判定することで、コン
ピューターの画像処理による表示エリヤbおよび補助表
示エリヤdの位置・範囲を迅速正確に検出するとともに
コンピューターのメモリ容量を削減できる。例えば、デ
コードにあたり、CCDカメラ(光学的センサー)と識
別コード紙との相対位置関係が不適正であると、CCD
カメラ(光学的センサー)の出力を画像処理することで
検出されたX軸基線1、X軸基線11、Y軸基線2、Y
軸基線12に決定される表示エリヤbおよび補助表示エ
リヤdが、識別コード紙に記録表示されているX軸基線
1、X軸基線11、Y軸基線2、Y軸基線12に決定さ
れる表示エリヤbおよび補助表示エリヤdと不一致とな
る場合を生じるが、本発明においては、原点Oに対する
対角位置以外に、補助エリヤマーク5Aが存在ことで、
補助エリヤマーク5Aを検出し、X軸基線1、X軸基線
11、Y軸基線2、Y軸基線12に加えて補助エリヤマ
ーク5Aで包囲される範囲を、表示エリヤbおよび補助
表示エリヤdの範囲とすることで、CCDカメラ(光学
的センサー)と識別コード紙との相対位置関係の不適正
による読取不良による読取りエラーを低減することがで
きる。
【0012】以上の理由により、本発明においては、X
軸基線1およびY軸基線2取ることで、コンピュー
ターで演算処理でセンサーの読取り方向を判断できるの
で、線センサーの読み取り方向は上下左右のいずれの方
向でもよい。また、補助表示エリヤdを設け、補助マー
ク5を付したことで、パソコンによるセンサー読取り方
向の判断処理が容易となる。つまりセンサーを誤った方
向から読ませてもパソコン処理で正確な判読が可能であ
り(一般にバーコードの場合45゜以上の基準読み取り
方向がずれると読めないといわれている)、被読取物に
貼りつけて読取る場合で、例えばコンベア上にその被読
取物が流れてきたとすると、その貼りつけ方向や被読取
物の方向に関係なく(正規の貼りつけ方向とずれたり、
センサーとの相対位置が不正であっても)正確な判読が
可能である。
【0013】識別コード紙としては、普通紙を使用する
ことができる。即ち、バーコードの場合は線の伸縮によ
り読取り誤差を生じるおそれがあるので高価な特殊用紙
を用いる必要があるが、表示エリヤの各単位データエリ
アの2進信号コードの有無を検出すればよいものである
から、通常紙に印刷、プリントアウトすることで十分で
ある。また、コードごとにその大きさが違っても基線内
の表示エリア内で2進コードを読み取るため、何等問題
なく読み取ることが可能となる。更に、紙以外のプラス
チックフイルム、商品容器等へも印刷可能であり、ま
た、印刷された紙、フイルム等に透明磁気インキを用い
て記録する等の方法で、通常の印刷表示に重ねて記録す
ることもできる。
【0014】本発明は、パソコンプリンター等でも出力
可能であり、ハンディコンピュータのプリンタを利用す
れば例えばスーパー等で時間制ディスカウントを行った
時などのように現場でコード内容を急に変更したい場合
すぐ対応でき、ホストコンピューターのデータマスタメ
ンテナンスを行う必要もなくなる等の利点がある。また
コンピュータへのデータエントリーにおいて非常に手間
がかかる作業(例えば人名、地名、住所等)も、あらか
じめこの識別コード紙にそのデータと同じ内容を記入し
ておけば入力する際に簡単に入力できる(個別にマスタ
ー登録を行うことや、ホストコンピュータでデータをサ
ーチする必要もなく、本や印刷物の内容の一部や比較的
長い文章などのデータ入力したい場合にキーボードで入
力しないで印刷紙から直接入力できる)。また、文章を
表現した場合にその文章の中の1文字が1つのコードと
なるので同じ字数となり並列で印字することが可能であ
る。例えば、第8図を参照して、四個の表示エリヤb
に、“大”“阪”“太”“郎”に対応する JIS漢字
コードである“4267”“3A65”“4240”
“4F4A”を本発明を適用して2進の信号コードを記
録し、その下方に、“大”“阪”“太”“郎”を並列表
示する。
【0015】上記実施例においては、16個の単位デー
タエリアとする場合について説明したが、単位データエ
リアを、20,24,28……のごとく4の倍数とし、
各中データエリヤについての単位データエリアの個数を
5,6,7……とすることができる(なおこの場合、各
中データエリアの単位データエリアの個数を4個とし、
グループの数を5,6,7……とすることもできる)。
また単位データエリアの数を16の整数倍とし、各中デ
ータエリヤについての単位データエリアの数を4の整数
倍(または、グループの数を4の整数倍)とすることも
できる。更に、単位データエリアの数Nを、nx(X軸
方向の単位データエリアの数)×n (Y軸方向の単位
データエリアの数)=8×8=2 =64個の単位デー
タエリアとすると、1個の識別コードで00000……
VVVVVよりの組合わせで文字を表現でき 64 とな
り文字種類が増大する。更に、単位データエリアの数N
[即ち、n (X軸方向の単位データエリアの数)×n
(Y軸方向の単位データエリアの数)を、2 =25
6とすると(第9図参照)、1個の識別コードで表示で
きる文字種類数が2 256 となり、X軸方向の単位デー
タエリアの数n 、Y軸方向の単位データエリアの数n
の増加で、単位データエリアの数Nは指数函数的に増
加し、1個の識別コードで表示できる文字種類数=2
もまた指数函数的に増大する
【0016】
【発明の効果】本願発明は、表示エリヤの二辺の外側方
に補助表示エリヤが存在することで、 表示エリヤは、表
示エリヤの周辺は、X軸基線、Y軸基線および補助エリ
ヤで包囲されて、識別コード紙における表示エリヤの存
在位置および範囲を明確に限定でき、識別コード紙にお
ける表示エリヤ以外の箇所の記号、数字、汚れ等を除外
して入力データの処理、即ちこれらの雑音入力を除外す
ることで、雑音信号入力による読取エラーを低減して識
別コード紙のデータ読取精度をより高めるとともに、よ
り効果的にデータ処理を行いデータ読取処理時間を短縮
できる。 また、本願発明は、X軸基線1、X軸基線1
1、Y軸基線2、Y軸基線12に加えて、補助表示エリ
ヤdにおける原点O対向位置に補助エリヤマーク5Aを
表示したことで、X軸基線1、X軸基線11、Y軸基線
2、Y軸基線12および補助エリヤマーク5Aによる包
囲で、表示エリヤbおよび補助表示エリヤdの位置・範
囲を判定することで、識別コード紙に記録されたデータ
の読取りによるコンピユータ画像処理、データ処理にあ
たりコンピユータのメモリー内に識別コード紙の表示エ
リヤおよび補助表示エリヤのデータエリヤの範囲、位置
を迅速かつ正確に記憶することができて、コンピユータ
のメモリ容量の低減とデータ処理の迅速化を達成できる
とともに、読取りエラー率の低減をはかることができ
る。更に、表示エリヤbおよび補助表示エリヤdを、X
軸基線1、X軸基線11、Y軸基線2、Y軸基線12お
よび補助エリヤマーク5Aにより包囲することで、デコ
ーダーにあたりCCDカメラ(光学的センサー)と識別
コード紙との相対位置関係が適正である場合には、表示
エリヤbおよび補助表示エリヤdの範囲および位置をX
軸基線1、X軸基線11、Y軸基線2、Y軸基線12の
光学的検出にもとづく画像処理で表示エリヤbおよび補
助表示エリヤdを決定することで十分であるが、デコー
ドにあたり、CCDカメラ(光学的センサー)と識別コ
ード紙との相対位置関係が不適正である場合には、X軸
基線1、X軸基線11、Y軸基線2、Y軸基線12に加
えて、原点Oの対向位置にある補助エリヤマーク5Aで
包囲する位置・範囲で、表示エリヤbおよび補助表示エ
リヤdを決定することで、CCDカメラ(光学的センサ
ー)と識別コード紙との相対位置関係が不適正、ライン
センサーによるデコーダの場合におけるラインセンサー
と識別コード紙との相対移動速度の変動等による読取不
良に対しても、コンピューターの画像処理による表示エ
リヤbおよび補助表示エリヤdの位置・範囲を迅速正確
に検出することで読取りエラー率の低減をはかるととも
にコンピューターのメモリ容量を削減できる。更に、本
願発明においては、任意の方向でのセンサーの読取りに
対し、より正確、迅速に且つ簡単なマイコン処理で表示
エリヤの前端位置、後端位置および上下左右方向を判断
でき、コード紙の貼付け作業にあたり貼付け方向を考慮
する必要のない効果がある。また、補助表示エリヤの補
助エリヤマーク5Aおよび読取方向識別用の補助マーク
5Bの存在により逆向き、横向き、の識別コード紙に対
してもコンピユータの画像処理で迅速にコンピュータの
メモリ内のデータは正方向の識別コード紙として認識し
迅速正確にデータ処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】識別コード紙の平面図。
【図2】同じく表示エリヤの種々の実施例を示す平面図
である。
【図3】単位データエリアおよび中データエリヤを示す
略図。
【図4】2値信号マークの実施例を示す略図である。
【図5】本願発明の実施例を示す識別コード紙の平面図
である。
【図6】表示エリヤの他の実施例を示す略図である。
【図7】2進コードマークの存在する単位データエリア
の数、位置と2進コードとの対応関係を示す略図であ
る。
【図8】文字表示を付設した識別コード紙の平面図であ
る。
【図9】単位データエリアの数を指数函数的に増大させ
た実施例を示す略図である。 1……X軸基線 2……Y軸基線 3……単位データエリ ……補助マーク 5A……補助エリヤマーク5B……読取方向識別用の補助マーク 11……延長X軸基線 12……延長Y軸基線 b……表示エリヤ d……補助表示エリヤ K……2値信号マーク

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】四角形状の表示エリヤに、N個(N≧8)
    の単位データエリアを形成し、各単位データエリアに2
    値信号マークを記録して表示エリヤ全体で 個の情報
    を記録する識別コード紙において、 X軸基線1と、該X軸基線1の一端に連続するY軸基線
    2とを設け、X軸基線1およびY軸基線2を二辺とする
    四角形により区画される範囲の表示エリヤbを有し、 前記表示エリヤ外へ、X軸基線1にX軸基線11を、Y
    軸基線2にY軸基線12をそれぞれ連続して、X軸基線
    1、Y軸基線2、X軸基線11およびY軸基線12によ
    りその位置および範囲が規制される補助表示エリヤを形
    成して、表示エリヤに隣接させた補助表示エリヤを有
    し、 前記補助表示エリヤに位置して、X軸基線1とY軸基線
    2との交点Oに対する対角位置に記録した補助エリヤマ
    ーク5Aを有し、 表示エリヤbおよび補助表示エリヤdの位置および範囲
    を、X軸基線1、X軸基線11、Y軸基線2、Y軸基線
    12および補助エリヤマーク5Aにより規制したことを
    特徴とする識別コード紙。
  2. 【請求項2】前記補助表示エリヤに、補助エリヤマーク
    5Aに加えて、読取方向識別用の補助マーク5Bを記録
    したことを特徴とする請求項1に記載する識別コード
    紙。
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