JPH0749557Y2 - 文字認識装置 - Google Patents

文字認識装置

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JPH0749557Y2
JPH0749557Y2 JP1989033794U JP3379489U JPH0749557Y2 JP H0749557 Y2 JPH0749557 Y2 JP H0749557Y2 JP 1989033794 U JP1989033794 U JP 1989033794U JP 3379489 U JP3379489 U JP 3379489U JP H0749557 Y2 JPH0749557 Y2 JP H0749557Y2
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pattern
display
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recognition
display unit
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晃治 伊東
義征 山下
敏行 射手園
孔司 桜田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は文字認識装置に関し、特に作業性がよく、し
かも迅速かつ正確に処理を行なえる文字認識装置に関す
る。
(従来の技術) 重要なデータが記載された帳票の文字認識等を行なう場
合、オペレータは認識結果を確認する、いわゆる確認モ
ードの作業を行なう。
この確認を行なう方法として帳票と表示器に表示した認
識結果とを照合して正確な認識結果が得られたかどうか
を確認する方法がある。このような確認方法によればオ
ペレータは表示器及び帳票の両方を観察するために視線
を大きく動かさなければならない。これがためオペレー
タが認識結果を確認する速度が遅くなり確認作業は非能
率的となる。しかもオペレータの目の疲労度も著しいと
いう問題がある。
このような問題を解決するための文字認識装置として実
開昭58−142762号公報に開示されているものがある。こ
の従来装置では、認識結果列と認識結果列に対応する文
字パターン列とを表示部の画面に同時に表示する。
第9図は従来装置における表示画面の表示例を示す図で
ある。同図において10は表示部の表示画面を示す。従来
装置は認識結果の確認の際、認識結果列12と認識対象文
字の文字パターン列14とを列単位に隣接させて表示画面
10に表示するものであった。尚、第9図中の符号16は認
識結果表示行を示すマークである。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら従来装置では認識対象となる文字の認識結
果列12及び文字パターン列14のみを表示するので、認識
対象となる文字の他に帳票へ記入し忘れたものがない
か、帳票特に申し込み書の捺印箇所に印鑑が押印されて
いるかどうか等、帳票が有効か否かを判定するために所
定の確認対象(例えば認識対象や印影)を確認すること
ができない。
そこでこのような不都合を解消するため第10図に一点鎖
線で示すように表示画面10を3つの領域に区分して表示
する方法が考えられる。以下、第10図を参照して説明す
る。
第10図は表示画面を3つの領域に区分して表示する例の
説明に供する図である。この方法では、同図に示すよう
に表示画面10を領域A〜Cの3つの領域に区分し領域A
に全ての認識対象の認識結果を、領域Bに帳票の所定の
確認対象の全ての確認対象パターンを及び領域Cに一列
の認識結果列及びこの認識結果列に対応する文字パター
ン列を表示する。そして図には詳細に示していないが、
領域Aにマークを表示する。そしてマークを移動させて
確認したい認識結果列をマークで指示すると確認したい
認識結果列とこの認識結果列に対応する文字パターン列
とを領域Cに表示することができるようにする。このよ
うにすることによって認識結果の確認を行ないやすく
し、しかも上述した従来装置の不都合も解消できる。
しかしこのように表示画面10を3つの領域に区分した場
合、文字行の行数が増えたり長さが長くなったりすると
表示器の表示画面の表示画素数を多くしなければならな
くなり、表示画面の表示画素数が400×640画素の現在一
般に用いられている表示器では領域A〜Cを一画面に同
時に表示できないことがある。また表示画面の広さが40
0×640画素を超える高精細な表示器もあるが、高精細な
表示器はコスト高となるという問題点がある。
ここで例えば第11図に示す書式の帳票を例に取ってより
具体的に説明する。
第11図は帳票の一例を示す図である。同図に示す書式の
帳票18には帳票の種類、項目を表す文字20と、各項目別
に用意された文字枠22と、印鑑の押捺位置を示す捺印枠
24とが予め印刷されている。枠22、24はドロップアウト
カラーで印刷されている。
矩形の文字枠22の大きさを縦、横共に8mm、住所欄の隣
接する行の間隔を6mm、隣接する住所欄の行及び氏名欄
の行の間隔を16mm、隣接する氏名欄の行及び生年月日欄
の行の間隔を21mmとすると、帳票18の所定の確認対象の
全てを含む領域は縦75mm及び横98mmの矩形領域となる。
この矩形領域を4本/mmのイメージスキャナで光学的に
読取るとこの矩形領域は300×392画素に分割され従って
300×392画素の広さの表示画面が必要となる。さらに認
識結果の表示領域の広さを16×16画素及び文字パターン
の表示領域の広さを32×32画素とすると、一列の認識結
果列の表示領域の広さ及び一列の文字パターン列の表示
領域の広さはそれぞれ64×176画素及び128×352画素と
なる。従って一画面の表示領域の広さを一般的な400×6
40画素としたのでは領域A〜Cを表示するために必要な
縦方向における表示領域の広さが不足する。
そこで表示画面10を領域A及びBの2つの領域に区分し
て表示すれば表示領域をより狭くすることができる。し
かし、領域Aに所定の確認対象の全ての確認対象パター
ンを及び領域Bに全ての認識結果を表示するだけではど
の確認対象パターンがどの認識結果に対応するか確認対
象パターン及び認識結果の対応付けを行なうことが大変
であり、その結果、認識結果の確認、訂正及び修正のた
めに要する時間が長くなる。
この考案の目的は上述した問題点を解決するため、全て
の確認対象の確認対象パターンと全ての認識対象の認識
結果とを一画面に同時に表示する場合でも確認対象パタ
ーン及び認識結果の対応付けが容易に行なえる文字認識
装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) この目的の達成を図るため、この考案の文字認識装置
は、 記録媒体の所定の確認対象パターンを含む初期画像パタ
ーンを格納する画像メモリと、 書式別に書式情報を格納する書式情報メモリと、初期画
像パターンから認識対象一単位分の切出しパターンを切
出し該切出しパターンの認識結果を出力する認識部と、 認識結果確認処理情報を出力する入力部と、 確認対象パターンと認識結果とを同時に表示する表示部
とを備えて成る文字認識装置において、 表示部を、着目する着目認識結果を指示するマークンを
表示すると共に着目認識結果と同一項目の認識結果列に
対応する全ての着目確認対象パターンと着目しない残り
の非着目確認対象パターンとを異なる表示で表示する表
示部としたことを特徴とする。この考案の実施に当って
は、初期画像パターンを、記録媒体の所定の確認対象の
全てを含む範囲を記録媒体の読取り範囲とし該記録媒体
の読取り範囲を光学的に読取って得た画像パターンとす
るのが好適である。
この考案の実施に当っては、表示部を、所定の確認対象
パターンを表示する第一表示領域と認識対象の認識結果
を表示する第二表示領域とを一画面に備える表示部とす
るのが好適である。或は表示部を、着目確認対象パター
ンの輝度又は色を前記非着目確認対象パターンの輝度又
は色と異なるように表示する表示部とするのが好適であ
る。或は表示部を、着目確認対象パターンを反転表示す
る表示部とするのが好適である。或は表示部を、着目確
認対象パターンをアンダーラインを付して表示する表示
部とするのが好適である。
またこの考案の実施に当っては、文字認識装置は認識部
及び表示部を制御する制御部を備え、制御部を、認識結
果の表示位置、行番号及び列番号と項目判別情報とを保
存する制御部とし、書式情報メモリを認識対象の切出位
置及び各認識対象の項目判別情報を保存するメモリとす
るのが好適である。
またこの考案の実施に当っては、制御部を、認識結果の
表示位置、行番号及び列番号と項目判別情報とを保存す
る制御部とし、認識部を認識対象の切出位置、行番号及
び列番号を検出する認識部とするのが好適である。
(作用) このような構成の文字認識装置によれば、オペレータ
は、入力部を操作してマークの位置を移動させることが
でき、従って確認のために着目する所望の着目認識結果
を、マークで指示することができる。そしてオペレータ
が所望の着目認識結果をマークで指示すると、この着目
認識結果と同一項目の認識結果列に対応する全ての着目
確認対象パターンが検出され、当該項目の全ての着目確
認対象パターンとオペレータが着目しないそれ以外の項
目の非着目確認対象パターンとが、異なる表示で表示部
に表示される。
(実施例) 以下、図面を参照してこの考案の実施例につき説明す
る。尚、図面はこの考案が理解できる程度に概略的に示
されているにすぎず、従って各構成成分の動作の流れ、
入出力信号、信号線の接続関係、形状、寸法及び配設位
置を図示例に限定するものではない。
第一実施例 第1図はこの考案の第一実施例の構成の説明に供する機
能ブロック図である。
第1図にも示すように、この実施例の文字認識装置26は
画像メモリ28、書式情報メモリ30、認識部32、入力部3
4、表示部36及び制御部38から成る。
画像メモリ28は記録媒体の所定の確認対象パターンを含
む初期画像パターンを格納する。
この実施例では、初期画像パターンを光電変換部40から
の原パターンとする。光電変換部40は、記録媒体例えば
申込み書の所定の確認対象の全てを含む範囲を記録媒体
の読取り範囲としこの読取り範囲を光学的に読取る。こ
の光学的読取りでは、光電変換部40は記録媒体からの光
信号入力を白黒2値の電気信号(原パターン)に変換し
出力する。尚、この実施例では原パターンを初期画像パ
ターンとしたが、原パターン以外の任意好適な画像パタ
ーン例えば背景処理を施した画像パターンを初期画像パ
ターンとしてもよい。
書式情報メモリ30は書式別に書式情報を格納し、この実
施例では各認識対象の切出位置及び各認識対象の項目判
別情報さらに捺印パターンの切出位置とを書式情報とし
て保存する。
認識部32は初期画像パターンから認識対象一単位分の切
出しパターンを切出し切出しパターンの認識結果を出力
する。
表示部36は、確認対象パターンと認識結果とを同時に表
示する。そして、確認のためにオペレータが着目する着
目認識結果を指示するマークを表示すると共に着目認識
結果と同一項目の認識結果列に対応する全ての着目確認
対象パターンとオペレータが着目しない残りの非着目確
認対象パターンとを異なる表示で表示する。しかもこの
実施例の表示部36は第一及び第二表示領域を一画面に備
え、所定の確認対象パターンの全てを第一表示領域に表
示すると共に全ての認識対象の認識結果を第二表示領域
に表示する。
入力部34は書式情報選択信号及び認識結果確認処理情報
とマークの位置制御情報とを出力する。
制御部38は認識部32及び表示部36を制御する。制御部38
は着目確認対象パターンの位置を検出しこの着目確認対
象パターンの位置に基づいて表示部36を制御する。さら
にこの実施例の制御部38は、認識結果の表示位置、行番
号及び列番号と項目判別情報とを保存する。項目判別情
報は認識結果がどの項目に属する認識結果であるかを判
別するための情報であり、各認識結果に付される情報で
ある。ここに言う項目とは住所、氏名、企業名、団体
名、所属、役職名、商品名、製品名、日付、電話番号、
金額、会員番号等例えば性質や意味や事柄に着目して分
類した項目を指す。
次にオペレータが認識結果をチェックする確認モードで
の文字認識処理をこの実施例の文字認識装置26によって
行なう場合の、文字認識装置26の動作につき説明する。
オペレータが入力部34例えばキーボードの書式情報選択
キー及び確認モード開始キーを押下すると、入力部34は
それぞれのキーの押下を検出し書式情報選択信号及び確
認モード開始信号を制御部38に対して出力する。
入力部34が確認モード開始信号を出力すると光電変換部
40は記録媒体の所定の読取範囲を走査し原パターンを出
力する。画像メモリ28は光電変換部40からの原パターン
を初期画像パターンとして格納する。
制御部38は書式情報選択信号を入力すると当該選択信号
によって指定される書式の書式情報をメモリ30の所定の
格納場所から読出し、読出した書式情報を認識部32に対
して出力する。書式情報として、例えば認識対象の切出
位置や認識対象の文字種を用いる。制御部38は書式情報
を出力したのち認識部32からの認識結果をまつ。
認識部32は、画像メモリ28が所定の読取範囲全面の原パ
ターンを格納しおえると、入力した書式情報に基づいて
認識対象一単位分(例えば一文字分)の切出しデータを
画像メモリ28の初期画像パターンから切出し、切出しパ
ターンに含まれる認識対象の各種特徴量を抽出し、抽出
した特徴量を辞書の標準化された特徴量と比較照合して
認識結果を得ると共に、この認識結果の行番号及び列番
号を制御部38に対して出力する。
制御部38は全ての認識対象の認識結果を認識部32から入
力しおえると、確認対象パターン、認識結果及びタイト
ル文字パターン列とマークパターンとこれらの表示位置
とを表示情報として表示部36に出力する。表示部36は入
力した表示情報に基づいて確認対象パターン、認識結果
及びタイトル文字パターン列を一画面に同時に表示す
る。タイトル文字パターン列及びこのパターン列の表示
位置は書式情報メモリ30又は制御部38に保存されてい
る。また表示位置は例えば表示部36の表示画面上に設定
したX−Y座標系によって表現できる。
制御部38は確認対象パターンとしての認識対象パターン
の切出位置を例えば演算処理によって表示部30の表示画
面上の表示位置に変換し、この表示位置を認識対象パタ
ーンの行番号及び列番号と共に保存する。これと共に確
認対象パターンを画像モメリから読出し読出した確認対
象パターンとこのパターンの表示位置とを表示情報とし
て表示部36に出力する。
制御部38は行番号及び列番号に対応付けた認識結果の表
示位置と項目判別情報とを予め保存している。認識部32
から認識結果を行番号及び列番号と共に入力するとこの
行及び列番号に対応する表示位置を検出する。そして、
表示位置を各認識結果別に行番号及び列番号、項目判別
情報と共に保存し、これと共に認識結果と表示位置とを
表示情報として表示部36に出力する。
また制御部38はタイトル文字パターン列とこのパターン
列の表示位置とを予め保持しており、タイトル文字パタ
ーン列とタイトル文字パターン列の表示位置とを表示情
報として表示部36に出力する。さらに制御部38は入力部
36からの位置制御情報に応じたマークの表示位置を検出
し検出した表示位置とマークパターンとを表示情報とし
て表示部36に出力する。制御部38はマークの初期表示位
置例えば行番号1及び列番号1の表示位置(第1行第1
列目の位置)を保存しており、従って表示部30の最初の
画面(例えば後述する第2図(A)に示す画面)ではマ
ークは初期表示位置に表示される。
表示部30は制御部38からの上述のような表示情報によっ
て制御され、例えば第2図(A)〜(B)に示すような
表示を行なう。
第2図(A)及び(B)は表示部の表示の一例を示す図
であり、第11図に示す帳票の各項目欄に必要事項を記入
したのち、この帳票の確認対象パターン及び認識結果を
表示した例を示す図である。第2図(A)は表示部30が
最初に表示する表示例及び第2図(B)は第2図(A)
のマークの位置と別の位置にマークを移動した場合の表
示例である。
第2図(A)及び(B)において42は表示部36の表示画
面を示し、表示画面42は図中一点鎖線で区分して示すよ
うに第一表示領域44及び第二表示領域46の2つの領域を
備える。また48、50及び52は所定の確認対象パターン、
認識対象パターン及び捺印パターン、54は申し込み書、
住所、氏名、生年月日等の帳票の種類や項目名を表現す
るタイトル文字パターン列、56は認識結果、及び58はマ
ーク例えばカーソルを示す。
第2図(A)及び(B)にも示すように、表示部30は、
マーク58が指示する着目認識結果56に対応する項目に属
する全ての着目確認対象パターン50と残りの対応しない
非着目確認対象パターン50とを異なる表示で表示する。
このため、制御部38はマークの位置に基づいて着目認識
結果及び着目確認対象パターン50の位置を検出しこの検
出位置の着目確認対象パターンを異なる表示で例えば異
なる輝度で表示する。
第3図は着目確認対象パターンの位置を検出する動作の
流れの説明に供する図である。
制御部38は、着目認識結果及び着目確認対象パターンの
位置を検出する処理を開始すると、まずマーク58の表示
位置を検出しこのマーク58の行番号及び列番号をマーク
58の位置として検出する(S1)。
次いで制御部38は、検出したマーク58の行番号及び列番
号と一致する着目認識結果56の行及び列番号を、着目認
識結果56の位置として検出し(S2)、検出した着目認識
結果56の項目判別情報を検出する。そしてこの着目認識
結果56の項目判別情報と一致する項目判別情報を有する
認識結果56をも他の着目認識結果56として検出し、この
他の着目認識結果56の行番号及び列番号を検出する。次
いで制御部38は検出した着目認識結果56の行及び列番号
と一致する行及び列番号を有する着目確認対象パターン
を着目確認対象パターン50として検出し、検出した着目
確認対象パターン50の表示位置を検出し(S3)、着目確
認対象パターンの位置検出を終了する。
制御部38は着目確認対象パターン50の表示位置から表示
画面42上の表示を異ならせる領域60(第2図中ハッチン
グを付して示した領域)の表示位置を設定する。そして
領域60の表示位置と領域60の表示を異なる表示で表示す
るための情報とを表示情報として表示部36に出力する。
表示部36は制御部38からの表示情報に基づいて領域60を
異なる表示で表示し、よって着目確認対象パターン60を
異なる表示で表示する。
この例では領域60を輝度を異ならせる矩形領域とした
が、領域60を色を異ならせる矩形領域としたり、反転表
示する矩形領域としたり、アンダーラインを表示する直
線状領域としたりすれば、着目確認対象パターンを色を
異ならせて表示したり、反転表示したり、アンダーライ
ンを付して表示したりすることができる。領域60をブリ
ンキング表示するようにしてもよい。
このようにして着目確認対象パターンを異なる表示で表
示した表示画面42を観察しながら、オペレータは着目認
識結果の確認作業を行なう。
オペレータが入力部34のマーク移動キーを操作してマー
ク移動キーの操作に応じたマーク位置制御情報を制御部
38に入力すると表示画面42上のマーク58が移動し、マー
ク58で指示される着目認識結果に対応する着目確認対象
パターンが異なる表示で表示され、従ってオペレータは
着目認識結果及び着目確認対象パターンの対応付けが行
ないやすいので認識結果の確認作業を行ないやすい。オ
ペレータは表示画面42を観察しながら、入力部36の確認
キー、修正キー或は訂正キーを操作して認識結果の確
認、修正或は訂正を行なう。入力部36は確認キー、修正
キー或は訂正キーの操作に応じた認識結果確認処理制御
情報を制御部38に出力し、制御部38は認識結果確認処理
制御情報に応じた表示情報を表示部36に出力する。
オペレータは認識結果の確認作業を終えると入力部34を
介して作業終了信号を制御部38に入力する。制御部38は
作業終了信号を入力すると認識結装置果の文字名出力
(文字コード)を次段の装置に出力する。
第二実施例 第4図はこの考案の第二実施例の構成の説明に供する機
能ブロック図である。尚、第一実施例の構成成分と対応
する構成成分については同一の符号を付して示し、その
詳細な説明を省略する。
第二実施例の文字認識装置62は画像メモリ28、書式情報
メモリ30、入力部34、表示部36、認識部64及び制御部66
から成る。
この実施例の装置62においては、認識部64及び制御部66
の動作が第一実施例と部分的に異なるほかは第一実施例
と同様である。以下、主として第一実施例と相違する点
につき説明し、第一実施例と同様な点については詳細な
説明を省略する。
この実施例では制御部66を、認識結果の表示位置、行番
号及び列番号と項目判別情報とを保存する制御部とし、
認識部64を認識対象の切出位置、行番号及び列番号を検
出する認識部とする。
この実施例の文字認識装置62は書式情報として認識対象
の切出位置が予めわからない場合の例であり、従って認
識部64が認識対象の切出位置を検出する。
第5図はこの実施例の文字認識装置において用いる帳票
の一例を示す図である。同図に示す帳票68は、文字記載
位置を指定する文字枠にかえてアンダーライン70を印刷
した帳票の例である。このような帳票68は第11図に示す
帳票18に比較して印刷精度や裁断精度を下げることがで
き、従って安価に製造できるという利点を有する。従っ
て帳票68を用いることによって文字認識のためのシステ
ムのランニングコストを低減できる。
以下、この実施例の動作につき説明する。
第6図は画像メモリに保存した初期画像パターンの一例
を示す図である。同図において74は原パターン、76はタ
イトル文字パターン、78は認識対象パターン及び80は罫
線パターンを示す。
例えば、所定事項を記載した帳票70の所定の読取り範囲
72を光学的に読取って第6図に示すような原パターン74
を、初期画像パターンとして得たものとする。
原パターン74の画像メモリ28への保存をおえると、認識
部64は画像メモリ28を走査し原パターン14中の罫線パタ
ーン80の位置を検出する。尚、画像メモリ28上にはX−
Y座標系を設定しこの座標系によって画像メモリ28上で
の位置を表現する。
書式情報メモリ30は認識領域82(第5図及び第6図にお
いて点線で囲む領域)の罫線位置からの離間距離(オフ
セット量)を書式情報として保存する。
認識部64は罫線パターン80の位置を検出すると検出した
罫線パターン80の位置と読み込んだオフセット量とから
認識領域82の位置を設定する。次いで画像メモリ28の認
識領域82内を走査して認識対象パターン78を一単位ずつ
(例えば一文字ずつ)切出して切出しパターン(例えば
第6図中一点鎖線で囲み符号84を付して示すパターン)
を得、この切出パターンの認識を行なう。さらにこれと
共にこの切出しパターンの切出し位置と行番号及び列番
号とを検出する。切出位置としてはX軸方向における切
出パターンの始端位置XS及び終端位置XEとY軸方向にお
ける切出パターンの始端位置YS及び終端位置YEとを用い
る。
そして認識部64は切出しパターンの認識を行なって認識
結果を得ると、認識結果と当該認識結果に対応する切出
パターンの切出位置と行番号及び列番号とを制御部66に
出力する。
制御部66は切出パターンの切出位置と行及び列番号とを
入力すると、これら入力に基づいて切出位置テーブルを
作成する。
第7図は切出位置テーブルの作成の説明に供する図であ
る。
行番号i及び列番号jすなわち第i行第j列(但しi、
jは自然数であって1≦i≦n及び1≦i≦mである)
の切出位置を入力すると、第7図に示すような切出位置
テーブルに、第i行における文字数を計数して得た文字
数と第i行第j列の切出パターンの切出位置とを保存す
る。
制御部66は切出位置テーブルから認識対象パターンの切
出位置と行番号及び列番号とを得、上述した第一実施例
と同様にして表示情報を出力すると共に着目確認対象パ
ターンの位置を検出する。
制御部66は、表示を異ならせる領域60の設定においては
例えば、第i行における全ての切出位置XS、XE、YS及び
YEから最小のXSMINと最小のYSMINと最大のXEMAXと最大
のYEMAXとを検出し、点(XSMIN、YSMIN)、(XEMAX、Y
EMAX)の2点を角点として有する矩形領域を領域60とし
て設定する。
第8図(A)及び(B)は第二実施例における表示部の
表示の一例を示す図である。オペレータは例えば第8図
に示すような表示画面42を観察しながら認識結果の確認
作業を行なう。
この考案は上述した実施例にのみ限定されるものではな
く、従って各構成成分の形状、寸法、配設位置、動作、
動作の流れ、入出力信号、信号線の接続関係を任意好適
に変更できる。
上述した実施例では、認識対象が通常の文字である場合
について説明したが、この考案は文字に準ずるもの、例
えば、文章中の記号、図面上の記号等の図形にも適用で
き、その適用範囲を文字のみに限定するものではない。
(考案の効果) 上述した説明からも明らかなように、この考案の文字認
識装置によれば、オペレータが確認のために着目する所
望の着目認識結果をマークで指示すると、この着目認識
結果と同一項目の認識結果列に対応する全ての着目確認
対象パターンが検出される。この検出結果に基づいて、
表示部は、この着目認識結果と同一項目の全ての着目確
認対象パターンとそれ以外の着目しない項目の非着目確
認対象パターンとを異なる表示で表示するので、オペレ
ータは着目認識結果及び着目確認対象パターンの対応付
けを行ないやすい。また表示部は着目認識結果及び着目
確認対象パターンを同時に表示するので、オペレータは
認識結果の確認のための視線の動きを小さくすることが
でき、疲労を少なくすることができる。しかもオペレー
タは認識結果の確認、訂正、修正に要する時間を短縮で
きる。また着目認識結果及び着目確認対象パターンを同
時に表示することによって、オペレータは認識結果の確
認のときに帳票等を取扱う必要がなくなるため、疲労を
軽減できる。
また表示部の表示画面を第一及び第二表示領域の2つの
領域に区分して用いた場合には、表示画面の広さを広く
しないで一画面に表示できる情報量を増やせ、例えば認
識対象、印影等の所定の確認対象のすべてを同時に一画
面に表示することもできる。所定の確認対象のすべてを
同時に一画面に表示すれば、オペレータは、帳票等を見
なくとも表示部の表示画面を見て確認対象を確認するこ
とによって、記入もれがないか捺印されているか等帳票
等の有効無効を確認できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第一実施例の構成の説明に供する機
能ブロック図、 第2図(A)〜(B)は第一実施例における表示部の表
示の一例を示す図、 第3図は着目確認対象パターンの位置検出の説明に供す
る図、 第4図はこの考案の第二実施例の構成の説明に供する機
能ブロック図、 第5図は帳票の一例を示す図、 第6図は初期画像パターンの一例を示す図、 第7図は切出し位置テーブル作成の説明に供する図、 第8図(A)〜(B)は第二実施例における表示部の表
示の一例を示す図、 第9図は従来装置における表示例を示す図、 第10図は表示画面を3つの領域に区分して表示する例の
説明に供する図、 第11図は帳票の書式の一例を示す図である。 26、62……文字認識装置、28……画像メモリ 30……書式情報メモリ、32、64……認識部 34……入力部、36……表示部 38、66……制御部、42……表示画面 44……第一表示領域、46……第二表示領域 48……確認対象パターン、50……認識対象パターン 52……捺印パターン、58……マーク 60……異なる表示の領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 桜田 孔司 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−316285(JP,A)

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体の所定の確認対象パターンを含む
    初期画像パターンを格納する画像メモリと、 書式別に書式情報を格納する書式情報メモリと、 前記初期画像パターンから認識対象一単位分の切出しパ
    ターンを切出し該切出しパターンの認識結果を出力する
    認識部と、 認識結果確認処理情報を出力する入力部と、 確認対象パターンと認識結果とを同時に表示する表示部
    とを備えて成る文字認識装置において、 前記表示部を、着目する着目認識結果を指示するマーク
    を表示すると共に前記着目認識結果と同一項目の認識結
    果列に対応する全ての着目確認対象パターンと着目しな
    い残りの非着目確認対象パターンとを異なる表示で表示
    する表示部としたことを特徴とする文字認識装置。
  2. 【請求項2】前記初期画像パターンを、前記記録媒体の
    所定の確認対象の全てを含む範囲を記録媒体の読取り範
    囲とし該記録媒体の読取り範囲を光学的に読取って得た
    画像パターンとしたことを特徴とする請求項1に記載の
    文字認識装置。
  3. 【請求項3】前記表示部を、所定の確認対象パターンを
    表示する第一表示領域と認識対象の認識結果を表示する
    第二表示領域とを一画面に備える表示部としたことを特
    徴とする請求項1又は2に記載の文字認識装置。
  4. 【請求項4】前記表示部を、前記着目確認対象パターン
    の輝度又は色を前記非着目確認対象パターンの輝度又は
    色と異なるように表示する表示部としたことを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれか一項に記載の文字認識装置。
  5. 【請求項5】前記表示部を、前記着目確認対象パターン
    を反転表示する表示部としたことを特徴とする請求項1
    〜3のいずれか一項に記載の文字認識装置。
  6. 【請求項6】前記表示部を、前記着目確認対象パターン
    をアンダーラインを付して表示する表示部としたことを
    特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の文字認
    識装置。
JP1989033794U 1989-03-24 1989-03-24 文字認識装置 Expired - Lifetime JPH0749557Y2 (ja)

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JP3540192B2 (ja) * 1999-03-23 2004-07-07 エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株式会社 光学文字読取用紙認識結果の確認修正方法およびその装置

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