JP2001307020A - 文字認識装置 - Google Patents

文字認識装置

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JP2001307020A
JP2001307020A JP2000127648A JP2000127648A JP2001307020A JP 2001307020 A JP2001307020 A JP 2001307020A JP 2000127648 A JP2000127648 A JP 2000127648A JP 2000127648 A JP2000127648 A JP 2000127648A JP 2001307020 A JP2001307020 A JP 2001307020A
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Ryoji Ohira
良司 大平
Hirohisa Goto
裕久 後藤
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 手書き文字と活字文字が混在して記入される
領域を有する文書画像の文字パターンから特徴抽出を行
ない、認識辞書との照合によって文字認識を行なう文字
認識装置で、リジェクトが発生したときのオペレータの
負担を軽減し、高速で高精度な文字認識処理を可能とす
る。 【解決手段】 文字認識装置に文字領域の座標および属
性を格納する領域属性格納部40を設け、文書12の各領域
について「手書き文字」「活字文字」「手書き活字両
用」等の領域属性情報を格納しておく。オペレータが属
性を変更する修正部100を有し、入力画像データ16から
抽出した領域について属性格納部40からのフォーマット
情報64に含まれる属性に応じた適切な認識辞書61または
62を選択して文字認識を行なう。認識結果にリジェクト
された文字パターンが存在すると、その領域の属性を変
更しその属性に従って再度、認識辞書61または62を選択
して文字認識処理を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力画像データに
おける文字を認識する文字認識装置に関するものであ
り、とくに手書き文字と活字文字が混在する帳票等の様
式に有利に適用される文字認識装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、銀行振込み帳票などの所定の様
式は、記入領域によって手書きで書かれる領域と活字等
により印刷される領域がある。従来、これら手書きで書
かれている領域、および活字印刷されている領域が混在
している記入済み帳票から文字を認識させて電子データ
を作成する場合には、オペレータが帳票を1枚ずつ、す
べての文字領域の文字種を確認し、手書き文字で書かれ
ている領域は手書き認識辞書を指定し、印刷された活字
文字の領域は活字認識辞書を指定して認識処理を行なっ
ていた。
【0003】しかし、これでは手書きで書かれているか
活字印刷されているかを、オペレータは、帳票1枚毎に
帳票内のすべての領域を目視によりチェックしなければ
ならず、過度の負担がかかるとともに、折角、文字認識
装置自体が高速処理可能であっても、作業全体では長時
間を要し、作業効率が低下していた。
【0004】このような問題に対し、手書き文字と活字
文字が混在している帳票を、オペレータが仕分け作業を
行なわなくても、手書き文字は手書き文字認識辞書で、
印刷された活字文字は活字文字認識辞書で処理しようと
する提案がなされている。
【0005】例えば、特開平5-189604号および特開昭57
-11679号に記載の発明が提案されている。特開平5-1896
04号では、振込み帳票の文字列の文字の高さを検出し、
そのばらつきから手書き文字であるか活字文字であるか
を判定する方法を提示している。また、特開昭57-11679
号は、文字行内の配列方向における文字間隔のばらつき
から手書き文字であるか活字文字であるかを判定する方
法を提示している。これらの方法では、文字行内の配列
方向の文字高さもしくは文字間隔のばらつきが少ない場
合には、記入されている文字列を活字文字と判定し、ば
らつきが多い場合には、記入されている文字列は手書き
文字であると判定するように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、手書き
文字が記入された帳票であっても、例えば金額欄におい
て、記入枠に各隣接文字の間を区切る桁線があり、それ
ぞれの桁枠に1文字づつ数字を記入するような形式の振
込み帳票の場合、手書きでも経理文字のように丁寧にき
れいに記入されていると、文字行内の配列方向の文字間
隔や文字高さのばらつきが少ない。このような場合に、
上述の従来の文字行内の配列方向の文字間隔や文字高さ
のばらつきにより手書き文字か活字文字かの判定を行な
う方法では、手書き文字を活字文字と誤判定をしやす
く、したがってその後の文字認識が困難になることが多
かった。すなわち、手書きで文字は一般にある方向に傾
斜していることが多く、このような傾斜した文字を活字
認識辞書で高精度に認識処理することは困難であった。
【0007】さらに、多量の枚数の帳票を処理する場合
には、上述のように手書き文字を活字文字と誤判定して
活字辞書を適用して認識した結果、文字認識不能、すな
わちリジェクト(不読文字)と判定された場合でも、こ
れを修正には煩雑な操作を行なわなければならず、認識
性能の大幅な低下を来していた。
【0008】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、高速でかつ高精度に文字を認識できる文字認識装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上述の
課題を解決するために、複数の文字パターンの性質の文
字が記載される文字領域を有する所定の様式の文書に記
載された文字を認識し、この認識された文字を出力する
文字認識装置は、文書の画像を表わす入力画像データが
入力され、入力画像データから文字領域を抽出する領域
抽出手段と、抽出された文字領域に含まれる文字パター
ンを切り出し、この切り出された文字パターンの特徴を
抽出する特徴抽出手段と、文字パターンの性質に対応し
て設けられ、この性質に応じた文字を認識するための認
識辞書データが蓄積された複数の認識辞書手段と、抽出
された文字領域の属性が複数の文字パターンの性質のい
ずれであるかを識別する属性識別手段と、抽出された文
字領域について、複数の認識辞書手段のうち前記識別さ
れた属性に応じた認識辞書手段を選択する辞書制御手段
と、切り出された文字パターンについて、前記選択され
た認識辞書手段を参照して前記抽出された特徴から文字
パターンの文字を認識する認識手段と、認識された文字
を出力する出力手段とを含む。
【0010】より具体的には、認識結果に不読文字が存
在したときには、その不読文字の領域の属性をオペレー
タが変更することにより、同一の属性を有する領域の属
性を一斉に変更し、変更された属性に従って認識辞書を
選択して、再度、認識処理を行なう。
【0011】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よる文字認識処理装置の実施例を詳細に説明する。図1
は本発明の実施例の構成を示すブロック図である。実施
例の文字認識装置は、所定の様式の帳票に所要事項が記
録された文書12を文書画像入力部10から文書画像として
読み込んで、所要事項の記録領域の属性に応じて文字認
識辞書を適用し、手書き文字や活字文字を的確に認識し
てその認識結果を出力部14から出力する装置である。本
装置は、認識辞書として手書き認識辞書61および活字認
識辞書62を有し、両辞書の選択的適用は、帳票フォーマ
ットにおける各領域の属性情報として手書き文字、活字
文字、および手書き活字両用の情報が格納されている領
域属性格納部40を参照して行なわれる。手書き活字両用
領域について認識結果にリジェクト(不読)文字が存在
したときには、オペレータが修正部 100を操作して認識
結果のリジェクト文字の属性を変更することにより、同
一の属性を有する領域の属性を手書き領域に変更し、変
更された属性に従って認識辞書61を選択して再度、認識
処理をさせる。
【0012】読み込まれる文書12は、本実施例では、た
とえば銀行振込帳票など、所定の帳票様式に所要事項が
記録された文書である。図2は本実施例に適用される入
力文書画像としての帳票12の例を示し、これは、振込依
頼書に3つの活字文字列21、22、23、および4つの手書
き文字列24、25、26、27が記載された手書き文字と活字
文字が領域別に混在した帳票である。これらの文字列
は、この帳票12の場合、図3に示すように、領域31〜37
に活字で印刷され、または手書きで記入される。本実施
例では、領域31、32、33、34、35、36、37には、それぞ
れ銀行名、支店名、振込先名、口座番号、振込金額、依
頼人氏名のフリガナ、依頼人氏名が記載される。
【0013】文書画像入力部10は、本実施例では画像ス
キャナ(図示せず)を有し、帳票12を読み取って文書画
像データ(イメージデータ)16を形成する画像読込み装
置である。文書画像入力部10の出力16は領域抽出部20の
入力に接続されている。以下の説明において、信号は、
その現れる接続線の参照符号にて指定する。
【0014】領域抽出部20は、入力された文書画像デー
タ16から、後述の領域属性格納部40からの座標情報28に
従って各領域41〜47(図5)のイメージデータ29を抽出
する機能部である。その出力29は、文字切出部30に接続
されている。
【0015】この座標情報28を生成する領域属性格納部
40は、本装置で使用する所定の形式の帳票12について、
それに含まれる所要事項を記入する項目領域、たとえば
図3に示す振込依頼書12では、各領域31〜37の帳票12に
おける位置を示す座標情報と、これらの領域31〜37の属
性を示す属性情報を各領域に対応して予め格納してある
記憶装置である。領域属性とは、文字領域31などに記載
される文字21(図2)の文字パターンの性質を表わすデ
ータである。より具体的には、図2に例示するように、
たとえば領域34のように文字24が手書きで記入される領
域(手書き領域)であるか、領域31のように文字21が活
字で記載される領域(活字領域)か、領域35のように文
字25が手書きおよび活字の両方で記載される可能性があ
る領域(手書き活字領域)である。本実施例では、領域
属性格納部40には、使用する帳票12のそれぞれについて
これらの領域31〜37毎に属性情報(領域属性情報)が蓄
積されている。
【0016】図4は、領域データ、すなわち領域属性格
納部40に格納されているフォーマット情報 112の例を示
す。フォーマット情報は、各領域31〜37毎の領域属性情
報 114と、それに対応する領域の座標情報 112を含む。
領域属性情報 114は、領域31ないし37のそれぞれについ
て、手書き領域、活字領域および手書き活字領域のいず
れかの属性を表示する。手書き活字領域34は、入力文字
として手書きもしくは活字のいずれか1種類を選択可能
な領域である。座標情報 116は、図2の例では、帳票12
におけるいずれかの位置を原点18として、それに対する
領域31ないし37のそれぞれの領域の左上隅の座標(Xs,Y
s) と右下隅の座標(Xe,Ye) の座標値で表示される。原
点18は、本実施例では、帳票12の文書全体の領域を左上
からラスタ走査するので、左上隅の位置18を原点として
いる。この帳票例12では、領域31〜33が活字領域、領域
34が手書き領域、そして領域35〜37が手書き活字領域の
属性を有している。フォーマット情報 112はまた、領域
リンク情報を含み、これは、同一の領域属性を有する領
域同士をでリンクするものである。この例では、3つの
領域31〜33が同じ活字領域属性、および他の3つの領域
35〜37が手書き領域属性であり、それぞれ領域リンク情
報で相互にリンクされている。
【0017】文字切出部30は、領域抽出部20で抽出され
た領域31〜37のイメージデータ29を個々の文字に分解
し、文字パターンデータ38として特徴抽出部50へ出力す
る機能を有する。特徴抽出部50は、文字切出部30で切り
出された個々の文字パターン38について、文字としての
特徴を分析し抽出する機能を有し、たとえば、文字の線
幅、高さおよび水平成分、垂直成分などの特徴から様々
な特徴ベクトルを分析し抽出する。この特徴抽出は、よ
り具体的には、たとえば、上述のラスタ走査における走
査線上で所定の長さ以上連続する黒画素を検出し、連続
する黒画素をサブパターンの黒画素部分として各走査方
向別に、水平方向成分、垂直方向成分、左斜め方向成
分、および右斜め方向成分を抽出し、抽出された方向成
分からM×N個(M、Nは任意の好適な自然数)の分割
した特徴マトリクスを作成することによって行なわれ
る。特徴抽出部50からの文字列データ出力52は文字認識
部70に接続されている。
【0018】本装置はまた、辞書制御部60を有し、これ
は、領域属性格納部40に格納されている文字の領域属性
情報を入力64に得て、これに従って適切な認識辞書部61
または62を選択する選択制御部である。本実施例の装置
は、文字認識辞書として2つの認識辞書部61および62を
有し、前者は手書き認識辞書、また後者は活字認識辞書
である。文字認識部70は、辞書制御部60の制御の下に、
辞書制御部60で選択された辞書61または62を使用して、
入力52に到来する文字列データに対して文字認識を行な
う認識機能部である。文字認識の結果である出力72は、
認識された文字の特徴マトリクス、抽出したイメージデ
ータ、および認識不能であったときはその旨を示すリジ
ェクト情報を含み、制御部80に接続されている。
【0019】本実施例では、手書き認識辞書部61および
活字認識辞書部62の2種類の個別認識辞書を有し、領域
属性 114が「手書き活字」の属性を示す場合、認識辞書
指定として手書き認識辞書61か活字認識辞書62のいずれ
かを選択するように構成されている。しかし本発明は、
このような特定の構成に限定されるものではなく、たと
えば手書き文字辞書と活字文字辞書を一体にした手書き
活字混在認識辞書などの文字認識辞書を使用してもよ
い。
【0020】制御部80は、文字認識の結果をオペレータ
に可視表示する表示部90を制御する制御装置であり、文
字認識部70の認識結果72において、正常に認識されてい
る文字を表示部90に表示させるとともに、リジェクトに
なった文字パターンとそのリジェクト文字を含んでいた
領域31〜37の表示方法を制御する。制御部80は、本実施
例では、図5に認識結果の表示例を示すように、表示部
90の表示スクリーン92に入力文書画像12の各領域31〜37
に対応して認識結果41〜47を表示し、その傍らに抽出イ
メージデータ4aないし4gを表示する。また、リジェクト
文字は、所定の記号表示、本実施例では疑問符「?」で
表示する。図5における表示例では、領域45、46、47に
おける認識結果が図面記載の便宜上太線で書かれている
が、実際は赤色等に着色してオペレータが知覚しやすく
するのが有利である。
【0021】なお、リジェクトの表示形態は、この赤色
に限らず、他の色でもよく、さらに表示文字のフォン
ト、表示輝度、表示文字の寸法、表示修飾、あるいは表
示の点滅の変化、アンダーラインの付加等、種々の形態
を利用することができる。もちろん、これらの形態の複
数の組合せでもよい。さらに、たとえばカーソルを表示
させるなどとしてもよい。また、リジェクト表示は、疑
問符「?」に限定するものでなく、認識結果で「不読」
と理解可能な記号や文字なら何を用いてもよい。
【0022】制御部80はまた、正常に認識された文字
は、その出力82から出力部14へ出力する。出力部14は、
本装置の認識結果を利用する利用装置であり、たとえば
記憶装置、プリンタまたは通信回線などでよい。
【0023】本実施例では、制御部80には修正部100 が
接続されている。修正部 100は、表示部90に表示された
認識結果に基づいて、オペレータが操作して、リジェク
トとなった文字パターンを含む領域を指定し、再認識処
理のために、それに適した認識辞書を新たに指定する指
示や、正しい文字を入力したりする操作装置である。こ
の目的のために、本実施例では、修正部 100は、操作装
置、たとえばマウスまたはキーボードを有している。修
正部 100は、このような修正作業を指示する操作手段と
して、他のポインティングデバイスや音声などの入力装
置を備えていてもよい。オペレータから再認識処理にお
ける認識用辞書指定情報が入力されると、修正部 100
は、その属性の修正情報 102を辞書制御部60に伝達す
る。これによってオペレータは、認識結果にリジェクト
「?」が表示された領域、たとえば45を指定し、その領
域属性を「手書き」に変更することができる。変更され
た領域属性は修正部100 から制御部80に入力される。
【0024】動作状態において、銀行振込帳票12をイメ
ージスキャナ10で読み込むと、その入力文書画像データ
16が領域抽出部20に入力される。領域抽出部20では、領
域属性格納部40から得られるフォーマット情報28に従っ
て文書画像データ16から文字イメージデータ29を抽出す
る。たとえば、領域21について、フォーマット情報28
が、左上座標(Xs,Ys)=(40,50) であり、右下座標(Xe,Y
e)=(100,70)の座標値を有することを示し、領域属性が
活字領域であることを示す。領域抽出部20は、こうして
フォーマット情報28に従って文書画像データ16から領域
21の文字イメージデータ29を抽出し、この抽出された文
字列イメージデータ29を抽出結果として文字切出部30に
出力する。
【0025】文字切出部30では、領域抽出部20により抽
出された領域31の文字列21について、1文字単位に文字
の切出しを行ない、その切り出した文字38を特徴抽出部
50に出力する。特徴抽出部50では、文字切出部30から出
力された1文字に対して、文字としての特徴を分析、抽
出し、特徴マトリクス52を作成する。
【0026】これと同期して、領域属性格納部40に格納
されている領域31の領域属性情報 114として「活字」の
情報を得た辞書制御部60は、活字認識辞書62を領域31に
ついての認識辞書として選択し、文字認識部70に指示す
る。文字認識部70はそこで、特徴抽出部50で作成された
特徴マトリクス52と、辞書制御部60で選択された認識辞
書62を用いて文字列21の文字認識を行ない、認識結果72
を制御部80に出力する。
【0027】このような領域抽出部20から文字認識部70
までの作業は、文書画像データ16の残りの領域32ないし
37の文字列22ないし27について同様に行なわれる。その
際、辞書制御部60は、領域32ないし37について、領域属
性格納部40に格納されている領域属性情報 114が「活
字」を示している場合は活字認識辞書62を、また「手書
き」を示している場合は手書き認識辞書61を適用する
旨、文字認識部70へ指示する。また、「手書き活字」を
示している場合は、手書き認識辞書61か活字認識辞書62
のいずれか一方を選択する。この選択は、ランダムであ
っても、また認識装置に固定的に設定されていてもよ
い。本実施例では、手書き活字の属性を有する領域35、
領域36および領域37については、活字認識辞書62を指定
して文字認識を行なうように構成されている。しかし、
もちろん手書き認識辞書61を選択するように構成しても
よい。本実施例ではまた、領域32、33の属性について
は、先に識別された領域31の領域リンク情報を使用して
活字領域であることが識別される。このような位置およ
び属性の識別は、残りの領域34〜37についても同様にし
て行なわれる。
【0028】文字認識部70はそこで、認識処理した認識
結果72を制御部80に出力する。制御部80では、入力文書
12の領域31ないし37までの認識結果72を受けて、これを
表示部90に表示する。図5の表示例では、入力文書12の
各領域31〜37の抽出イメージデータ4aないし4gが文字認
識部70からの出力認識結果41ないし47とともに表示され
ている。制御部80は、認識結果表示45、46、47における
リジェクト文字については表示形態をリジェクト記号
「?」に変更して表示部90に表示する。オペレータはそ
こで、表示部90におけるこの認識結果を見ながら、修正
部 100のマウスまたはキーボードを操作し、リジェクト
「?」が表示された領域、たとえば領域35を指定し、そ
の領域属性を「手書き」に変更する。変更された領域属
性は修正部100 から制御部80に入力される。
【0029】制御部80ではそこで、変更された領域35と
同一の領域リンク情報を他の領域46、47についても辞書
制御部60に出力する。辞書制御部60では、領域35の領域
属性に従い認識辞書を選択し、変更された領域35と同一
の領域属性を有する領域36および37について再度、文字
認識部70により認識処理を行なわせる。その認識結果
は、制御部80から表示部90へ出力される。こうして、最
終的に正しく文字認識された結果データ82は、場合に応
じて出力部14へ出力され、記憶媒体に蓄積され、プリン
タによって印字され、または通信回線へ送信される。
【0030】このように、認識結果がリジェクトを示す
場合の領域の表示形態は、他の領域と変えて表示させる
ように構成されている。したがって本実施例では、オペ
レータは1枚ごとの帳票に対して全領域を目視チェック
しなくても、容易にリジェクト文字を確認することがで
き、従来のように極度に注意力を高めた作業を行なう必
要がなく、したがってオペレータに対する負担が軽減さ
れ、作業効率も向上する。
【0031】また、オペレータは、リジェクトされた領
域の属性を簡単にマウスまたはキーボードで修正するこ
とができ、また同一の属性を有する領域をリンク情報で
リンクさせるように構成されているため、同一領域属性
の複数の領域について属性を一括して変更することがで
きる。このように、リンクされた領域は一括して認識辞
書が変更され、再認識処理を行なうことが可能であり、
高い認識精度と高速な処理が行える文字認識処理が実現
される。
【0032】
【発明の効果】このように本発明によれば、手書き文字
と活字文字の混在する文字認識処理装置は、予め帳票フ
ォーマット情報として設けられた手書き記入領域、活字
記載領域、手書き活字両用領域に応じて適切な文字認識
辞書を選択して文字認識を行なうように構成されている
ので、手書き文字で記入されている領域と活字文字で記
入されている領域が混在する帳票を高速かつ高精度に認
識することが可能である。また、手書き活字両用領域に
ついて認識結果にリジェクト文字が存在したときは、認
識結果のリジェクト文字の領域属性をオペレータが変更
することにより、変更された領域属性に従って認識辞書
を新たに選択して再度、認識処理をするように構成され
ている場合は、さらに高速かつ高精度に認識処理を行な
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による文字認識装置の実施例を機能ブロ
ック図にて示す構成図である。
【図2】図1に示す実施例で使用する帳票の例を示す平
面図である。
【図3】図2に示す帳票例での領域区分を説明するため
の説明図である。
【図4】同実施例において図2に示す帳票の各領域の属
性を表わすフォーマット情報の例を示す説明図である。
【図5】同実施例において表示部に表示された認識結果
の表示例を示す図である。
【符号の説明】
10 文書画像入力部 20 領域抽出部 30 文字切出部 40 領域属性格納部 50 特徴抽出部 60 辞書制御部 61、62 認識辞書部 70 文字認識部 80 制御部 90 表示部 100 修正部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B009 LA01 5B029 AA01 CC29 EE12 5B064 AA01 AB02 AB03 CA08 DA17 DA32 EA05 FA05 FA07 FA09 FA13

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の文字パターンの性質の文字が記載
    される文字領域を有する所定の様式の文書に記載された
    文字を認識し、該認識された文字を出力する文字認識装
    置において、該装置は、 前記文書の画像を表わす入力画像データが入力され、該
    入力画像データから前記文字領域を抽出する領域抽出手
    段と、 該抽出された文字領域に含まれる文字パターンを切り出
    し、該切り出された文字パターンの特徴を抽出する特徴
    抽出手段と、 前記文字パターンの性質に対応して設けられ、該性質に
    応じた文字を認識するための認識辞書データが蓄積され
    た複数の認識辞書手段と、 前記抽出された文字領域の属性が前記複数の文字パター
    ンの性質のいずれであるかを識別する属性識別手段と、 前記抽出された文字領域について、前記複数の認識辞書
    手段のうち前記識別された属性に応じた認識辞書手段を
    選択する辞書制御手段と、 前記切り出された文字パターンについて、前記選択され
    た認識辞書手段を参照して前記抽出された特徴から前記
    文字パターンの文字を認識する認識手段と、 該認識された文字を出力する出力手段とを含むことを特
    徴とする文字認識装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、 前記領域識別手段は、前記文字領域の前記文書における
    位置、および該文字領域が前記複数の文字パターンの性
    質のいずれであるかの属性を表わす領域データが格納さ
    れた領域データ格納手段を含み、 前記領域抽出手段は、該領域データ格納手段からの領域
    データに従って前記入力画像データから前記文字領域を
    抽出することを特徴とする文字認識装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の装置において、前記出
    力手段は、前記認識された文字を可視表示する表示手段
    を含むことを特徴とする文字認識装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の装置において、前記出
    力手段は、前記表示手段を制御する制御手段を含み、該
    制御手段は、前記認識手段において認識されない文字パ
    ターンを不読として前記表示手段に表示させることを特
    徴とする文字認識装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の装置において、該装置
    は、オペレータの操作によって指示を入力する操作手段
    を含み、 前記制御手段は、該操作手段に応動して、前記表示手段
    に不読と表示された文字パターンの含まれる文字領域の
    属性を変更し、 前記制御手段はさらに、前記辞書制御手段を制御して、
    前記複数の辞書手段のうち前記変更した属性に応じた認
    識辞書手段を選択させ、前記認識手段を制御して、前記
    属性を変更した文字領域の文字パターンについて再度、
    文字認識を行なわせることを特徴とする文字認識装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の装置において、 前記領域識別手段は、前記文字領域の前記文書における
    位置、および該文字領域が前記複数の文字パターンの性
    質のいずれであるかの属性を表わす領域データが格納さ
    れた領域データ格納手段を含み、 前記領域抽出手段は、該領域データ格納手段からの領域
    データに従って前記入力画像データから前記文字領域を
    抽出し、 前記領域データはさらに、前記文書における前記文字パ
    ターンの性質が同じ文字領域をリンクさせるリンク情報
    を含み、 前記制御手段は、前記不読と表示された文字パターンの
    含まれる文字領域の属性を変更する際、前記辞書制御手
    段に、前記リンク情報の示す文字領域について一斉に前
    記認識辞書手段を変更させることを特徴とする文字認識
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の装置において、前記属
    性は、手書き文字で記載される領域、活字文字で記載さ
    れる領域、および手書き文字または活字文字で記載され
    る領域を含むことを特徴とする文字認識装置。
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