JPH09171013A - 血液分離剤の製造方法 - Google Patents
血液分離剤の製造方法Info
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- JPH09171013A JPH09171013A JP7348586A JP34858695A JPH09171013A JP H09171013 A JPH09171013 A JP H09171013A JP 7348586 A JP7348586 A JP 7348586A JP 34858695 A JP34858695 A JP 34858695A JP H09171013 A JPH09171013 A JP H09171013A
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Abstract
たりの生産量の向上。 【解決手段】 (a)主成分としての分離層形成高分子
化合物と、(b)無機微粒子、有機ゲル化剤より選ばれ
たチキソトロピー性付与剤とを含有する混合液を前進、
後退運動可能なプランジャーを具備するシリンダーブロ
ック部と、これに連設するホモバルブとバルブシートと
インパクトリングを具備するバブルボディー部を有する
ホモゲナイザーのシリンダーブロック部に供給し、該ホ
モゲナイザー内における混合液の粘度が1×104 セン
チポイズ以下なる温度下で圧縮、剪断応力をかけて、分
散液、もしくは均質なゲル化物よりなる血液分離剤を得
る血液分離剤の製造方法。
Description
血液分離剤の製造方法に関する。
血管の管底に収容して使用される。血液が注入された採
血管は、遠心分離により血清部分と血餅部分あるいは血
漿部分と血球部分とにその比重差により分離される。そ
の際、血液分離剤は、両成分の中間的な比重を付与する
ことにより両成分の間に隔壁を形成せしめ、これら両成
分の分離操作を容易にする。
しては、シリコーンオイル、塩素化ポリブテン、ポリイ
ソブテン、アクリル系重合体、炭素数が6〜20のα−
オレフィンとマレイン酸ジメチルエステルとの共重合
体、スチレン・マレイン酸ジメチルエステル共重合体等
の分離層形成高分子化合物(a)を主成分とし、これに
チキソトロピー性付与剤(b)を配合したものが知ら
れ、かつ、実用化されている(特開昭56−40451
号、同56−166956号、同57−1457号、同
58−37560号、同62−197765号、同62
−198759号、同62−199644号、特開平2
−168159号、同5−203640号、同6−14
8174号、同6−148175号、同6−22013
2号、同6−220135号、同6−220136号、
同6−222056号、同6−324034号、同7−
27760号公報)。
粘度調整用としてシリカ、粘土等の無機微粒子や、ソル
ビトールとベンズアルデヒドとの縮合物(ジベンジリデ
ンソルビトール)、水添ヒマシ油、12−ヒドロキシス
テアリン酸、水溶性蛋白のニトロフミン酸付加物、グル
タミン酸アミド、ジメタノールオクタヒドロナフタレン
系共重合体等の有機ゲル化剤が知られている。
り、無機微粒子及び有機ゲル化剤は増粘効果及びチキソ
トロピー性を付与するものである。この血液分離剤の製
造において、工業的な規模では、分離層形成高分子化合
物(a)と、無機化合物(b)とを三本ロールを用いて
剪断力を長時間かけて攪拌・混合・ゲル化を行っていた
(特開平5−10945号、同5−80044号、同6
−148174号、同6−148175号、同6−22
0135号、同7−27760号公報)。又、実験室規
模では、フラスコ内の分離層形成高分子化合物(a)に
有機ゲル化剤(b)を加え、100〜200℃に加熱
し、長時間攪拌し、ついで温度を室温まで下げることに
よりチキソトロピー性を付与し、血液分離剤を製造して
いた(特開昭61−39736号、特開平2−1681
59号公報)。
ンターロール、エプロンロール)を用いる製造方法は、
フィールドロールとセンターロール間に供給されてきた
分離層形成高分子化合物(a)とゲル化剤の無機微粒子
(b)の混合物を圧縮し、ロールに速度差(後者ほど:
回転速度は速い)をつけて剪断力により増粘し、増粘さ
れた血液分離剤をエプロンロールの後方部でへらなでし
て収集するものである。
い混練物の処理に適するので、常温でゲル化を行うこと
ができ、又、清掃が容易である利点を有するが、次の3
つの欠点がある。 装置の大きさに比べて処理量が少ない。 高粘度の原料仕込みおよび製品の血液分離剤の取り
出しを自動化するには、多くの付帯設備が必要となる。 開放系の装置であるため、製品の血液分離剤中にほ
こりや塵等の異物が混入し易い。 後者のフラスコを用いる加熱・攪拌・冷却法は、有機ゲ
ル化剤には使用できるが、無機微粒子をゲル化剤として
用いるときは使用できない。又、生産量も少ない。
が従来品と同等であり、異物の混入の機会が従来法に比
較して、より少なく、かつ、単位時間当たりの生産量が
三本ロール法に比較して飛躍的に増加できる血液分離剤
の製造方法を提供することにある。
としての分離層形成高分子化合物と、(b)無機微粒
子、有機ゲル化剤より選ばれたチキソトロピー性付与剤
とを含有する混合液を、前進、後退運動可能なプランジ
ャーを具備するシリンダーブロック部と、これに連設す
るホモバルブとバルブシートとインパクトリングを具備
するバルブボディー部を有するホモゲナイザーのシリン
ダーブロック部に供給し、該ホモゲナイザー内における
混合液の粘度が1×104 センチポイズ以下なる温度下
で圧縮、剪断応力をかけて、分散液、もしくは均質なゲ
ル化物よりなる血液分離剤を得ることを特徴とする血液
分離剤の製造方法を提供するものである。
液は、ホモゲナイザーのシリンダーブロック部に吸引さ
れ、続いてプランジャーの前進により圧縮され、更にバ
ルブシートとホモバルブの微間隙に押し込まれ、高速で
低圧部に噴出される。この過程でキャビテーションによ
る剪断作用と衝撃による粉砕作用が混合液に加えられ、
更に微粒子化されて、分散液となる。この分散処理液
を、ホモゲナイザーのシリンダーブロック部にリサイク
ルして再分散を繰り返し、微細粒子が安定に分散した分
散液となる。又、このホモゲナイザーは、混合液を加熱
することにより、1万センチポイズ以下の粘度を示す状
態で分散化を行うことができ、血液分離剤はこの粘度の
低いまま、ドラム缶容器に充填し、発送することができ
る。又、有機ゲル化剤を用いた場合には、均質な血液分
離剤が製造される。
分子化合物を主成分とし、(b)無機微粒子や有機ゲル
化剤のチキソトロピー性付与剤よりなる。 (2)分離層形成高分子化合物(a):分離層形成高分
子化合物は、その比重が血清部分と血餅部分、あるいは
血漿部分と血球部分との中間領域にあるものであれば、
低粘度の各種有機溶剤や可塑剤から高粘度の高分子油状
物まで使用することかできる。実用上、安定で適度な流
動性及びゲル化性を与える点で、温度25℃での粘度が
2万〜60万センチポイズ(cps)、好ましくは3万
〜10万cpsの範囲の高分子油状物が適している。
れるように、例えば、シリコーン、塩素化ポリブテン、
塩素化ポリブタジエン、ポリ(メタ)アクリル酸エステ
ル、ポリイソブテン、α−オレフィンの重合体、ポリス
チレン、α−オレフィンまたはスチレンとマレイン酸ジ
アルキルエステルとの共重合体などが挙げられる。これ
らは単独で、又は二種以上混合して用いてもよい。これ
らの中でも特に好ましいものは、炭素数が6〜20、好
ましくは8〜14のα−オレフィン1モルに対し、マレ
イン酸ジアルキルエステル(アルキル基の炭素数は1〜
4、好ましくは1)1〜1.4モルとの共重合体であ
り、25℃における粘度が4〜10万センチポイズの範
囲のものがよい。
キソトロピー性付与剤としては、前述の特許公報群に記
載の無機微粒子、有機ゲル化剤などが使用できる。具体
的には、疎水性シリカ(コロイダルシリカが特に好まし
い)、スメクタイト粘土の脂肪族アミン誘導体等の無機
微粒子;グルタミン酸アミド、硬化ヒマシ油、ジベンジ
リデンソルビトール等の有機ゲル化剤などが挙げられ
る。これらは、単独で、又は、二種以上併用してもよ
い。このチキソトロピー性付与剤(b)は、(a)分離
層形成高分子化合物100重量部に対し、無機微粒子と
して0.5〜5重量部、有機ゲル化剤として0.1〜1
重量部の割合で配合される。
成分の他に酸化チタン、アルミナ、ポリエチレン粒子、
ポリスチレン粒子等を(a)成分100重量部に対し、
0〜20重量部配合することができる。 (5)混合液の調製 分離層形成高分子化合物(a)とチキソトロピー性付与
剤(b)との混合は、図1、2に示すようにパドル状攪
拌翼、プロペラ攪拌翼、馬蹄型攪拌翼、リボン攪拌翼、
格子型攪拌翼、マックスブレント翼、フルゾーン翼等の
攪拌翼を用いた攪拌機(A)内で両者を攪拌、混合す
る。
℃、好ましくは60〜160℃に加熱され、それにより
攪拌を容易とする。攪拌は、0.1〜2時間行われる。
ここで分散粒子径が0.01〜8μmの分散液か、均一
な溶液(有機ゲル化剤使用)となる。この混合液の調製
は、2種以上の攪拌機を併用してもよい。例えば、格子
型攪拌翼を備える縦型攪拌機とホモミキサーとを併用し
てもよいし、プロペラ攪拌翼を備える縦型攪拌器とパド
ル翼とスクリュー部を有する二軸押出機とを併用しても
よい。ここで調製された混合液は、ポンプを用い、ホモ
ゲナイザー(1)の貯蔵タンク(14)に送られる。
なプランジャーを具備するシリンダーブロック部と、こ
れに連設するホモバルブとバルブシートとインパクトリ
ングを具備するバルブボディー部を有するホモゲナイザ
ーである。
て説明する。図1はホモゲナイザーの正面図、図2は一
部を切り欠いた正面図、図3は側面図、図4はシリンダ
ーブロック部及びバルブボディー部を水平にカットした
拡大図で一部を更に拡大した図である。図1〜4におい
て、ホモゲナイザー(1)は、ポンプボールバルブ
(3)、ポンプバルブシート(4)、プランジャー
(5)、シリンダーブロック部(2)に接続したバルブ
ボディ(7)、分散処理するためのバルブシート
(8)、ホモバルブ(9)、インパクトリング(16)
と、負荷圧力を設定すためのバルブロッド(11)、ホ
モバルブスプリング(12)、ハンドル(13)、混合
液の貯蔵タンク(14)、導管(15)、シリンダーブ
ロック部に備えられたアッパーキャッププラグ(1
6)、このプラグを押さえるアッパーキャップ(1
7)、シリンダーブロック内の液圧を測定する圧力計
(18)、プランジャーの前進、後退を可能にするプラ
ンジャー駆動部(19)、バルブボディに接続する切替
コック(20)、リサイクル管(21)、排出管(2
2)を具備する。Sはバルブシートとホモバルブとの間
に設けられた微間隙である。
ィ部を備えたプランジャーはAPVゴーリン社より、ホ
モゲナイザー“M−シリーズ”、“MS−シリーズ”、
“MC−シリーズ”の名で、又、(株)イズミフードマ
シーナリーよりHU−A、HU−C、HU−Hとして販
売されている。これらホモゲナイザーは、シリンダーブ
ロック部、バルブボディ部等の加熱機構を有していない
ので、図1、図3で破線で示すようにこれら部分にスチ
ームを導く銅管を巻きつけ、加熱機構(23)とする。
この加熱機構は、電気ヒーターや、スチームジャケット
で行ってもよい。
4)に所定量供給された混合液は、プランジャー(5)
の後退により、導入管(15)を経てシリンダーブロッ
ク部(2)のポンプバルブシート(4)の中央通路を通
り、シリンダー(6)内に導かれる。
縮されて高圧となった混合液は、バルブロッド(11)
のホモバルブスプリング(12)をハンドル(13)で
締め込んで所定負荷圧力にセットされたホモバルブ
(9)とバルブシート(8)の微間隙(S)に押し込ま
れ、高速で低圧部(C)に噴出される。この過程で、キ
ャビテーションによる粒子同士の剪断が行われ、インパ
クトリング(10)内壁に激突して衝撃による粉砕作用
が加えられ、粒径が0.01〜8μmの分散液又は均質
なゲル化液となる。この際、混合液の粘度を加熱して1
万センチポイズ以下にすることにより、ポンプボールバ
ルブ(3)が正常に作動し、安定に運転することができ
る。よって、シリンダーブロック部(2)及び付帯部分
をヒーター、スチームジャケット又はスチームトレース
で、60〜150℃、好ましくは80〜140℃に加熱
する。バルブボディ(7)の低圧部(C)から出た処理
液は、切り替えコック(20)を通り、リサイクル管
(21)を経てタンク(14)に戻り、再びホモゲナイ
ザーのシリンダーブロック部に戻され、処理される。こ
の混合液のリサイクル分散処理により、安定した分散液
になる。処理液のリサイクル数が所定回数相当になった
ならば、ホモバルブ(9)を無負荷にして一度運転を停
止し、切り替えコック(20)を切り替えてから、再度
無負荷運転して排出管(22)から容器に充填される。
より粘度は高くなり、25℃で20〜80万センチポイ
ズを示す。この血液分離剤は、血清成分と血餅部分ある
いは、血漿部分と血球部分の中間の比重を有することが
必要であり、従って25℃に於ける比重は1.028〜
1.060の範囲であるのが好ましい。例えば血液分離
剤を底部に収容した血液分離管の場合、血餅成分あるい
は血球成分と血液分離剤の比重差が大きいほど遠心分離
の際の分離剤の浮上性が大きく好ましい。しかし比重が
1.028より小さいと、遠心分離後に、血清あるいは
血漿成分中に比重の小さい分離剤の一部が分離すること
もあり好ましくない。
あって、とくに血液に対して不活性である。即ち、血液
の吸着、溶出等の現象を生じさせる恐れがなく、揮発分
を含まず、経時的に安定である。また、極性が低いた
め、血清中に含有される薬物に対する吸着、溶解性が低
く、薬物の測定値に悪影響を与えず、より正確な検査値
が得られる。本発明の血液分離剤を使用するには、真空
タイプあるいは、非真空タイプの採血管の底部に予め収
容して使用するのが一般的である。
マレイン酸ジメチル1.3モルとの共重合体(三菱化学
社製、25℃の粘度は約6万センチポイズ、比重1.0
33)100重量部を攪拌槽内に入れ、通常の攪拌機を
使用して700rpmで攪拌しながらオイルバスにて1
00℃に加熱した。次いで、その中にスメクタイトクレ
イの脂肪族アミン誘導体(NLインダストリー社製、商
品名「ベントン38」)2重量部とコロイダルシリカ
(日本アエロジル社製、商品名「アエロジルR97
2」)1重量部を加え、同温度で約1時間、攪拌して均
一な混合液を得た。
合液0.6リットルをポンプを用い、図1〜図4に示す
APV株式会社製のAPVゴーリン ラボラトリー ホ
モゲナイザー(型式;15MR−8TA、幅;920m
m、奥行;640mm、高さ;540mm、処理能力;
57L/時間、モーター;2.2KW200V)のタン
クに供給した。ホモゲナイザーのシリンダーブロック部
及び付帯部分の温度は、スチームトレース加熱により1
00〜105℃に保持した。ホモバルブを無負荷状態と
し、切り替えコックをリサイクル管側にセットして、ホ
モゲナイザーを運転し、タンク内の混合液を循環させ
た。
負荷圧力を上昇させ、圧力300Kg/cm2 Gに設定
し、この状態で7分間(サイクル数=11回相当)運転
した。その後、ホモバルブを無負荷にして運転を停止
し、切り替えコックを排出管側にセットして、再び無負
荷運転し、分散処理した混合液(血液分離剤)を容器に
回収した。この血液分離剤の25℃における粘度は約4
0万センチポイズであった。
ィンとマレイン酸ジメチルの共重合体、及び血液分離剤
の粘度と温度の相関を示す。この血液分離剤(比重1.
045)の室温及び50℃における転倒ゲル流れの長さ
(10本の平均値)を1日目及び1週間経過後に次の方
法で測定した。結果を表1に示す。
製「VP−P100」“ベノジェクト真空採血管”(商
品名)〕に管の内壁に付着しないように注意しながら分
注する。次いで遠心分離器により1600Gで10分間
遠心処理を行う。25℃で1日立位保存後、試験管の
横置きを行い、25℃及び50℃で保存し、横置きから
1日後及び1週間後のゲルの流れをその流れの長さで測
定する。測定方法を図6に示す。
トル(25℃)を、ビューラー社製 3本ロールミル
(型式;SDH−300/150、幅1130mm、奥
行:620mm、高さ:1050mm、ロール寸法=直
径:150mm、長さ:300mm、モーター:2.2
KW200V)を使用して、2パスの分散処理し、血液
分離剤を製造した。この場合、2パス処理の合計運転所
要時間は1時間であった。この血液分離剤の転倒ゲル流
れの長さを表1に示す。
ィン・マレイン酸ジメチル共重合体100重量部に、有
機ゲル化剤のジベンジリデンソルビトール0.25重量
部を加え、140℃で1時間加熱攪拌したのち、放冷す
ることにより、混合液を得た。この混合液0.6リット
ルを、温度条件80℃で、実施例1で用いたホモゲナイ
ザーに供給し、負荷圧力300Kg/cm2 Gで7分間
処理し、均質な血液分離剤(比重1.045)を得た。
この血液分離剤の転倒ゲル流れの長さを表1に示す。
実施例2で製造した各血液分離剤約1.5gを10cc
の採血管の底部に収容し、採血した全血試料を入れ、放
置した。血液凝固が進行し、血清と血餅とに分離した
後、3000rpmで10分間遠心分離したところ、い
ずれの血液分離剤についても、血清と血餅の中間に血液
分離剤のゲルが形成された。血清はデカンテーションに
より容易に採血管から取り出すことができた。
等の性能を示す血液分離剤が、ほこりや塵の混入の心配
もなく従来法の8倍以上の単位時間当たりの生産量が確
保できる。従って、血液分離剤のコストを下げることが
可能である。
に用いる装置の概略図である。
ルブボディー部を水平にカットした拡大図で一部を更に
拡大した図である。
度の相関図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 (a)主成分としての分離層形成高分子
化合物と、(b)無機微粒子、有機ゲル化剤より選ばれ
たチキソトロピー性付与剤とを含有する混合液を、前
進、後退運動可能なプランジャーを具備するシリンダー
ブロック部と、これに連設するホモバルブとバルブシー
トとインパクトリングを具備するバルブボディー部を有
するホモゲナイザーのシリンダーブロック部に供給し、
該ホモゲナイザー内における混合液の粘度が1×104
センチポイズ以下なる温度下で圧縮、剪断応力をかけ
て、分散液、もしくは均質なゲル化物よりなる血液分離
剤を得ることを特徴とする血液分離剤の製造方法。 - 【請求項2】 ホモゲナイザーにおける混合物の圧縮、
剪断が60〜160℃で行われることを特徴とする請求
項1記載の血液分離剤の製造方法。 - 【請求項3】 ホモゲナイザーに供給される混合液の温
度が60〜160℃であることを特徴とする請求項2記
載の血液分離剤の製造方法。 - 【請求項4】 (a)分離層形成高分子化合物が、炭素
数6〜20のα−オレフィンとマレイン酸ジアルキルエ
ステル(アルキル基の炭素数は1〜4)との共重合体で
あり、(b)チキソトロピー性付加剤が、コロイダルシ
リカ、クレイより選ばれたものである請求項1記載の血
液分離剤の製造方法。
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