JPH05311000A - 低泡性樹脂エマルション組成物 - Google Patents

低泡性樹脂エマルション組成物

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JPH05311000A
JPH05311000A JP4135597A JP13559792A JPH05311000A JP H05311000 A JPH05311000 A JP H05311000A JP 4135597 A JP4135597 A JP 4135597A JP 13559792 A JP13559792 A JP 13559792A JP H05311000 A JPH05311000 A JP H05311000A
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resin emulsion
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啓 湯屋
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 乳化剤成分として、 乳化剤A)1種又は2種以上のスルホン酸塩型アニオン
性界面活性剤、 乳化剤B)1種又は2種以上のアマイド型ノニオン性界
面活性剤と、1種又は2種以上のアミン型ノニオン性界
面活性剤との混合物、これら乳化剤A、乳化剤B及び樹
脂を含有することを特徴とする樹脂エマルション組成
物。 【効果】 低泡性で、静置安定性及び機械安定性に優れ
ているため、使用方法、使用機器等の制約が少なく産業
上の用途拡大が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乳化剤としてスルホン
酸塩型アニオン性界面活性剤、とアマイド・アミン型ノ
ニオン性界面活性剤を使用することにより低泡性であ
り、かつ静置安定性及び機械安定性の優れた樹脂エマル
ション組成物に関するものである。この樹脂エマルショ
ンは、粘着剤、接着剤、シーラント、塗料、インキ、ゴ
ム、プラスチック等の配合剤として広く利用される。
【0002】
【従来の技術】最近、安全上、作業環境の改善などの見
地から、樹脂の利用法として溶融系、溶剤系での利用か
ら、エマルション系での利用に移り変わりつつある。
【0003】乳化剤として、一般に多く用いられている
スルホン酸塩型アニオン性界面活性剤は静置安定性・機
械安定性を満足するものであるが、反面、泡の多い問題
もある。つまりスルホン酸塩型アニオン性界面活性剤は
界面活性能が高く乳化状態が良いため静置安定性・機械
安定性は優れているが、泡立ちが多くなってしまう。
【0004】そこで泡立ちを抑えるためにシリコン系や
ポリアルキレングリコール系、アルコール系、鉱物油
系、動植物油系等の消泡剤を添加して対応している。し
かしながら消泡剤の添加は、多くの場合乳化状態の悪化
を招き、静置安定性や機械安定性が悪くなってしまい、
またエマルションの利用上での後工程に対して悪影響を
及ぼす恐れもあるので、消泡剤などの添加は好ましくな
い。
【0005】つぎに低泡性の乳化剤の利用が上げられる
が、一般に低泡性ということは界面活性能が低いという
ことであり、従って乳化状態も悪くなってしまい泡立ち
は少ないものの、静置安定性・機械安定性が悪いものに
なってしまう。
【0006】樹脂エマルションの性質を表すものとして
以下のようなものがある。 (1)固形分 (2)pH (3)粘度 (4)平均粒子径 (5)泡立ち (6)静置安定性 (7)機械安定性
【0007】(1)の固形分は樹脂エマルション中に含
まれている樹脂の量のことであり、製造時の樹脂の量と
水の量のバランスで調節できる。固形分は用途によって
最適量が異なるが、最終的には水は蒸発して除去される
ため、一般的には水が少なく固形分が多いものの方が好
まれる。しかしながら固形分が70重量%以上になると
多くの場合、粘度が急上昇し、実際には使用不可能なも
のになってしまうので70重量%以下の最適な値に調製
される。
【0008】(2)のpHは一般に乳化剤の種類によっ
て決定される。しかしながら多くの場合、樹脂エマルシ
ョンは他のエマルションや水溶液等と混合して使用され
るため、混合する対象のpHによって最適なpHは違っ
てくる。そのため最適なpHにするため、乳化剤の選定
によって調整したり、pH調整剤の添加によって調整し
ている。
【0009】(3)の粘度は取り扱いのし易い粘度とし
て500cP以下が望ましいが、用途によって最適粘度
は異なる。又粘度は乳化剤の種類と量や、固形分の種類
と量に係わりが深いため、これらの種類と量の組み合わ
せを変化させることにより調節する。また増粘剤や減粘
剤も使用される。
【0010】(4)の平均粒子径については、他のエマ
ルションと混合した場合、平均粒子径の細かいほうが、
混合性、相溶性が良くなるため、一般的には粒子径の細
かいほうが好まれている。平均粒子径は乳化剤の種類と
エマルションの製造法によって決定される。
【0011】以上の(1)〜(4)の性質は樹脂エマル
ションの用途によって求められる最適な性質が違い、又
これらは乳化剤、乳化法や乳化条件の変更によって対応
が可能である。以下に述べる(5)〜(7)の性質は実
際の樹脂エマルションの使用上問題となってくる重要な
要素であり、用途にかかわらず優れた性質が求められ
る。
【0012】(5)の泡立ちは攪拌、混合、移送等の操
作中に泡がどれくらいできるかということである。泡の
多いものは操作中の泡によって取扱いが困難になるだけ
ではなく、泡が次の工程にとって障害となってしまう。
泡立ちには起泡性と消泡性の2つの性質を含む。起泡性
とは泡のできやすさであり、消泡性とはできた泡の消え
やすさである。泡立ちにおいて求められている性質とし
ては、まず泡ができないこと、すなわち起泡性が低いこ
とである。この場合はもともと泡が少ないため消泡性も
良いといえる。次にたとえ泡ができたとしても早く消え
ること、つまり消泡性の良いことである。いずれにおい
ても、泡は常に少ないほうが好ましい。これらを評価す
る具体的な方法として、10倍に水で希釈したエマルシ
ョンを共栓付きメスシリンダーに入れ、1回/秒の速さ
で縦に10回振とうさせて、直後の泡の量を起泡性、5
秒後・30秒後の泡の量を消泡性として評価している。
【0013】(6)の静置安定性は長期保存中の樹脂エ
マルションの安定性である。静置安定性の悪いものは変
質・分離してしまい使用できなくなる。長期間安定なも
のが好ましい。
【0014】(7)の機械安定性は樹脂エマルションを
攪拌・混合・ポンプ輸送などの装置で取り扱う場合の機
械的操作に対する安定性である。機械安定性の悪いもの
は機械的操作によって樹脂エマルションが凝固してしま
う。この凝固物は装置での取扱い上好ましくなく、凝固
物が多いとその装置での使用が不可能となる。機械安定
性はこの凝固物の多少によって判断され、実際にはJI
SK−6392に準じてマロン式安定度試験機にて処理
し、樹脂エマルションの固形分の重量に対する凝固物の
重量の百分率、凝固率を求めこれを機械安定性の目安と
している。要求される凝固率は使用する装置や使用方法
によって値は違ってくるが、いずれの場合においても低
いほうが好ましい。
【0015】以上のようにこれら(5)〜(7)の性質
が悪いものは、(1)〜(4)の性質が優れたものであ
っても、実際に使用するときに、必要以上に泡が立ち、
分離し、凝固して、実用上使用不可能または用途、使用
装置が限定されてしまう。従って要求される性質として
は、泡立ちは少なく、静置安定性は長期間安定であり、
機械安定性から見ると凝固率の低いものとなる。そし
て、これらの性質は乳化剤によって大きく左右され,乳
化剤の選択が重要な問題となってくる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】このように泡立ちと静
置安定性・機械安定性とは多くの場合、相反する性質を
持っており、泡立ちを少なくすると静置安定性・機械安
定性が悪化する。そのため両者の性質の優れた樹脂エマ
ルションを得ることは非常に難しい。本発明はこの相反
する性質を両立させ、静置安定性・機械安定性に優れ、
しかも泡立ちが少ない樹脂エマルションを提供するため
のものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、低泡性で
ありかつ静置安定性・機械安定性に優れる樹脂エマルシ
ョンを得るために鋭意研究を重ねた結果、スルホン酸塩
型アニオン性界面活性剤とアマイド・アミン型ノニオン
性界面活性剤を組み合わせ、乳化剤として用いることに
より係る課題を解決し本発明をなすに至った。
【0018】即ち本発明は、乳化剤成分として、 乳化剤A)1種又は2種以上のスルホン酸塩型アニオン
性界面活性剤、 乳化剤B)次に示す構造式で表される(a)に属するも
のの中から選ばれた1種又は2種以上の界面活性剤と、
(b)に属するものの中から選ばれた1種又は2種以上
の界面活性剤、の混合物からなるアマイド・アミン型ノ
ニオン性界面活性剤、
【0019】(a)アマイド型
【0020】
【化2】
【0021】(式中のR1 は炭素数5〜9のアルキル
基、R2 ・R3 は炭素数2〜3のアルキロール基であ
る)
【0022】(b)アミン型
【0023】N−(R)3
【0024】(式中のRは水素又は炭素数2〜3のアル
キロ−ル基であり、少なくとも1つのアルキロール基を
有する)
【0025】これら乳化剤A,乳化剤B及び樹脂を含有
することを特徴とする樹脂エマルション組成物に関する
ものである。
【0026】本発明において使用される樹脂としては、
溶融系、溶剤系、及びエマルション系で使用されている
疎水性の樹脂ならいずれでもよく、具体的には、石油樹
脂、ロジンエステル樹脂、テルペン樹脂、エポキシ樹脂
等がある。
【0027】次に本発明で用いられる乳化剤のうち乳化
剤Aのスルホン酸塩型アニオン性界面活性剤としては、
一般に乳化剤として用いられているものでよいが、静置
安定性・機械安定性の優れた乳化剤が好ましく、具体的
にはアルキルベンゼンスルホン酸塩、アルファオレフィ
ンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、アルキ
ルエーテルスルホン酸塩等があり、例えば、アルキルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム、アルファオレフィンスル
ホン酸ナトリウム、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウ
ム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルスル
ホン酸ナトリウム、アルキルジフェニルエーテルスルホ
ン酸ナトリウム等がある。これらのスルホン酸塩型アニ
オン性界面活性剤から1種又は2種以上を任意の割合で
混合したものを乳化剤Aとする。
【0028】乳化剤Bの(a)の一般式で表されるアマ
イド型としては、R1 は炭素数5〜9のアルキル基であ
り、R2 ・R3 は炭素数2〜3のアルキロール基であ
り、アルキロール基としてはエタノール基、ノルマルプ
ロパノール基、イソプロパノール基があり、具体的には
脂肪酸エタノールアマイド、脂肪酸ジエタノールアマイ
ド、脂肪酸ノルマルプロパノールアマイド、脂肪酸ジノ
ルマルプロパノールアマイド、脂肪酸イソプロパノール
アマイド、脂肪酸ジイソプロパノールアマイドがある。
また乳化剤Bの(b)に一般式で表されるアミン型とし
ては、Rは水素又は炭素数2〜3のアルキロール基であ
り、少なくとも1つはアルキロール基を有する。具体的
にはエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタ
ノールアミン、ノルマルプロパノールアミン、ジノルマ
ルプロパノールアミン、トリノルマルプロパノールアミ
ン、イソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミ
ン、トリイソプロパノールアミンがある。この(a)の
アマイド型に属するもののうちから1種又は2種以上と
(b)のアミン型に属するもののうちから1種又は2種
以上とを混合したものが良い。好ましくは、(a)と
(b)の混合重量比が1:5〜5:1の範囲の割合で混
合したものを乳化剤Bとする。
【0029】本発明における樹脂エマルション組成物中
の樹脂固形分量は、通常多用される量で良い。一般的に
は30〜70重量%であるが、好ましくは50〜60重
量%が良い。樹脂固形分が低すぎると静置安定性が悪化
し、高すぎると粘度が大きくなり過ぎて取り扱いにくく
なる。
【0030】乳化剤使用量として、乳化剤Aについて
は、量が少な過ぎると乳化状態が悪化し、静置安定性・
機械安定性も悪化する。逆に多すぎると泡の発生が増大
し、かつ粘度が上昇してしまうので、樹脂エマルション
全体に対して0.1〜5.0重量%用いることが好まし
いが、さらには、0.5〜3.0重量%用いるのがより
好ましい。乳化剤Bについては、樹脂エマルション全体
に対して0.1〜5.0重量%用いることが好ましい
が、乳化剤Aによる乳化力を妨げず、又本発明の優れた
性能をより発揮するため、乳化剤Aと同等かもしくはそ
れ以下の量を用いるのが好ましく、さらには乳化剤Aの
量の50重量%を用いるのがより好ましい。
【0031】本発明における乳化剤Aと乳化剤Bの組み
合わせを用いることで、十分な低泡性と優れた静置安定
性・機械安定性の樹脂エマルションが得られるが、使用
条件に応じて、さらに増粘剤、減粘剤、pH調整剤等の
添加剤を使用しても良い。
【0032】本発明における乳化法としては、高温にて
樹脂の粘度を下げて乳化を行う高温高圧乳化法、溶剤に
樹脂を溶解して乳化を行う溶剤乳化法、またW/O型エ
マルションをO/W型に転相させる転相乳化法、さらに
高剪断力を掛けての2次処理を行って微粒化処理する方
法もある。いずれしてもこれらに限定されるものではな
い。
【0033】
【作用】先ず、乳化剤のうち、乳化剤Aについて見る
と、乳化剤Aのスルホン酸塩型アニオン性界面活性剤の
みで乳化した樹脂エマルションは、泡立ちは多いが静置
安定性・機械安定性の優れたものとなる。これは乳化剤
Aのタイプは非常に界面活性能が高く、乳化状態が良い
ため静置安定性・機械安定性の優れたものとなる。この
乳化剤Aによる泡の多さは、乳化剤Aによって強固で安
定な泡膜が形成され、泡が容易には破壊できないためだ
と考えられる。
【0034】一方、乳化剤Bについて見ると乳化剤Bの
アマイド・アミン型ノニオン系界面活性剤のみで乳化す
ると、一応乳化はするが乳化状態が悪く静置安定性の非
常に悪いものとなってしまう。ここで重要なことは乳化
剤Bは乳化力が全く無いわけではなく少しはあるという
事である。
【0035】そして、これら乳化剤Aと乳化剤Bを組み
合わせて乳化すると、乳化剤Aによって強力に乳化が行
われ、乳化剤Bはそれ自体は乳化力は弱いが乳化剤Aの
強力な乳化力を妨げることがないため、このエマルショ
ンは静置安定性・機械安定性の優れたものとなる。これ
は、乳化剤Aによる強固で安定な泡膜内部に乳化剤Bが
入っていくことにより泡膜が不安定な状態となり、泡膜
が破壊され、結果として低泡性を示すものと考えられ
る。この様に泡膜を不安定にする物質は、消泡剤をはじ
めとして数多く存在するが、一般的には泡膜だけでなく
乳化状態をも不安定にしてしまい、静置安定性・機械安
定性の悪化を招く。しかしながら本発明に示す乳化剤A
と乳化剤Bを組み合わせて用いると、これらの乳化剤の
相乗作用により乳化状態を悪化させずに低泡性を示し、
かつ静置安定性・機械安定性に優れた樹脂エマルション
を得ることができる。
【0036】
【発明の効果】従来の乳化剤では、乳化剤の特性から適
度な泡立ちと優れた静置安定性・機械安定性を満足させ
ることは困難であったが、本発明の異なるタイプの乳化
剤を組み合わせて乳化することにより解決することがで
きる。本発明の樹脂エマルションは泡立ちと静置安定性
・機械安定性が優れているので実機での取扱いで問題が
少なくなり、従来限定されていた用途、使用方法、使用
機器等を拡大することができる。
【0037】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに詳細に説明
するが、これは一例であり、本発明はこれに限定される
ものではない。また、製造されたエマルションの諸物性
は次の方法により評価した。
【0038】(1)泡立ち 100mlの共栓つきメスシリンダーにエマルション3
g,水道水27gを入れ、1回/秒の速さで縦に10回
振とうして泡立ちを評価した。さらに振とう直後の泡の
量で起泡性を、5秒後および30秒後の泡の量で消泡性
を評価した。
【0039】(2)静置安定性 100mlのコレクションバイアルにエマルションを1
0cmの高さに入れて密封しておき、室温で2週間放置
後の樹脂の沈降の様子を調べ次の基準で判定した。
【0040】○:沈降なし ×:沈降あり
【0041】(3)機械安定性(JIS K−6392
記載の機械的安定度試験による) あらかじめ45μm金網で濾過したエマルション150
gをマロン式安定度試験機の容器に計り取り、荷重15
kgf,回転数1000rpm,で30分間機械力を加
えて、その後45μm金網で生成凝固物を濾別し、乾燥
器中で恒量になるまで乾燥して凝固物の量を測定し次式
によって凝固率を求める。
【0042】
【数1】
【0043】CR 凝固率(%) WC 乾燥凝固物の質量(g) W 試料の質量(g) TSC 全固形分(%)
【0044】
【実施例1】乳化剤Aとしてアルキルベンゼンスルホン
酸ナトリウム、乳化剤Bとして脂肪酸ジエタノールアマ
イドとジエタノールアミンの重量比1:1混合物を用い
た。本発明の実施例において用いた脂肪酸ジエタノール
アマイドとは、乳化剤Bの(a)アマイド型の一般式で
表わされるR1 が、炭素数5〜9の範囲のアルキル基を
有したものであって、これら炭素数の異なる脂肪酸ジエ
タノールアマイドからなる混合物である。
【0045】樹脂固形分として軟化点95℃の芳香族系
石油樹脂(商品名:オリゴテック1300 三菱石油
(株)製)600gを160℃で溶解し樹脂エマルショ
ン製造装置に入れて、160℃、17kgf/cm
2 (ゲ−ジ圧)にてポンプ撹拌する。393gの水(水
道水)に乳化剤Aを5g(対樹脂エマルション0.5重
量%)と、乳化剤Bを2g(対樹脂エマルション0.2
重量%)とを溶解しておき、この乳化剤水溶液を樹脂を
撹拌している樹脂エマルション製造装置の中に20ml
/minの速度で注入した。注入終了後冷却タンクに移
送し、0℃の水を循環させて17kgf/cm2 (ゲ−
ジ圧)の加圧下で20℃まで冷却し、樹脂エマルション
組成物を得た。前記の方法に従って諸物性を測定し、表
1に示すとおり起泡性が低く、静置安定性・機械安定性
の良いものであった。
【0046】
【実施例2】実施例1と同様に、乳化剤Aとしてアルキ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム、乳化剤Bとして脂肪
酸ジエタノールアマイドとジエタノールアミンの1:1
混合物を、樹脂固形分として実施例1と同様の樹脂60
0gを用いて、387gの水に乳化剤Aを10g(対樹
脂エマルション1重量%)と、乳化剤Bを3g(対樹脂
エマルション0.3重量%)とを溶解した後、実施例1
に記載の方法で乳化した。物性は表1に示すとおり、起
泡性が低く、静置安定性・機械安定性の良いものであっ
た。
【0047】
【実施例3】実施例1と同様に、乳化剤Aとしてアルキ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム、乳化剤Bとして脂肪
酸ジエタノールアマイドとジエタノールアミンの1:1
混合物を、樹脂固形分として実施例1と同様の樹脂60
0gを用いて、385gの水に乳化剤Aを10g(対樹
脂エマルション1重量%)と、乳化剤Bを5g(対樹脂
エマルション0.5重量%)とを溶解した後、実施例1
に記載の方法で乳化した。物性は表1に示すとおり、起
泡性が低く、静置安定性・機械安定性の良いものであっ
た。
【0048】
【実施例4】実施例1と同様に、乳化剤Aとしてアルキ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム、乳化剤Bとして脂肪
酸ジエタノールアマイドとジエタノールアミンの1:1
混合物を、樹脂固形分として実施例1と同様の樹脂60
0gを用いて、382gの水に乳化剤Aを10g(対樹
脂エマルション1重量%)と、乳化剤Bを8g(対樹脂
エマルション0.8重量%)とを溶解した後、実施例1
に記載の方法で乳化した。物性は表1に示すとおり、起
泡性が低く、静置安定性・機械安定性の良いものであっ
た。
【0049】
【実施例5】実施例1と同様に、乳化剤Aとしてアルキ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム、乳化剤Bとして脂肪
酸ジエタノールアマイドとジエタノールアミンの1:1
混合物を、樹脂固形分として実施例1と同様の樹脂60
0gを用いて、370gの水に乳化剤Aを20g(対樹
脂エマルション2重量%)と、乳化剤Bを10g(対樹
脂エマルション1重量%)とを溶解した後、実施例1に
記載の方法で乳化した。物性は表1に示すとおり、起泡
性が低く、静置安定性・機械安定性の良いものであっ
た。
【0050】
【実施例6】実施例1と同様に、乳化剤Aとしてアルキ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム、乳化剤Bとして脂肪
酸ジエタノールアマイドとジエタノールアミンの1:1
混合物を、樹脂固形分として実施例1と同様の樹脂60
0gを用いて、355gの水に乳化剤Aを30g(対樹
脂エマルション3重量%)と、乳化剤Bを15g(対樹
脂エマルション1.5重量%)とを溶解した後、実施例
1に記載の方法で乳化した。物性は表1に示すとおり、
起泡性が低く、静置安定性・機械安定性の良いものであ
った。
【0051】
【実施例7】乳化剤Aとしてアルキルベンゼンスルホン
酸ナトリウム、乳化剤Bとして脂肪酸ジエタノールアマ
イドとジエタノールアミンの1:1混合物を、樹脂固形
分として実施例1と同様の樹脂を500g用いて、48
5gの水に乳化剤Aを10g(対樹脂エマルション1重
量%)と、乳化剤Bを5g(対樹脂エマルション0.5
重量%)とを溶解した後、実施例1に記載の方法で乳化
した。物性は表2に示すとおり、起泡性が低く、静置安
定性・機械安定性の良いものであった。
【0052】
【実施例8】乳化剤Aとしてアルキルベンゼンスルホン
酸ナトリウム、乳化剤Bとして脂肪酸ジエタノールアマ
イドとジエタノールアミンの1:1混合物を、樹脂固形
分として実施例1と同様の樹脂を300g用いて、68
5gの水に乳化剤Aを10g(対樹脂エマルション1重
量%)と、乳化剤Bを5g(対樹脂エマルション0.5
重量%)とを溶解した後、実施例1に記載の方法で乳化
した。物性は表2に示すとおり、起泡性が低く、静置安
定性・機械安定性の良いものであった。
【0053】
【実施例9】実施例1と同様に、乳化剤Aとしてアルキ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム、乳化剤Bとして脂肪
酸ジエタノールアマイドとジエタノールアミンの1:1
混合物を、樹脂固形分として実施例1と同様の樹脂を6
50g用いて、335gの水に乳化剤Aを10g(対樹
脂エマルション1重量%)と、乳化剤Bを5g(対樹脂
エマルション0.5重量%)とを溶解した後、実施例1
に記載の方法で乳化した。物性は表2に示すとおり、起
泡性が低く、静置安定性・機械安定性の良いものであっ
た。
【0054】
【比較例1】乳化剤Bを含まず、乳化剤Aとしてアルキ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウムのみを、樹脂固形分と
して実施例1と同様の樹脂を600g用い、390gの
水に乳化剤Aを10g(対樹脂エマルション1重量%)
溶解した後、実施例1に記載の方法で乳化した。物性は
表3に示すとおり機械安定性、静置安定性は良いもの
の、起泡性が高く、消泡性も悪いものとなった。
【0055】
【比較例2】乳化剤Aを含まず、乳化剤Bとして脂肪酸
ジエタノールアマイドとジエタノールアミンの1:1混
合物のみを、樹脂固形分として実施例1と同様の樹脂を
600g用い、390gの水に乳化剤Bを10g(対樹
脂エマルション1重量%)溶解した後、実施例1に記載
の方法で乳化した。製造した樹脂エマルションは粗粒が
非常に多く、1時間程度で分離・沈降を起こす静置安定
性の悪いものであり、そのため他の物性は測定できなか
った。
【0056】
【比較例3】乳化剤Aとしてアルキルベンゼンスルホン
酸ナトリウム、乳化剤Bとして脂肪酸ジエタノールアマ
イドとジエタノールアミンの1:1混合物を用い、樹脂
固形分として実施例1と同様の樹脂を600g用いて、
385gの水に乳化剤Aを5g(対樹脂エマルション
0.5重量%)と、乳化剤Bを10g(対樹脂エマルシ
ョン1重量%)とを溶解した後、実施例1に記載の方法
で乳化した。表3に示すとおり物性は乳化剤Bの量が乳
化剤Aの量よりも多くなっているため静置安定性・機械
安定性の悪いものとなった。
【0057】
【比較例4】乳化剤Aとしてアルキルベンゼンスルホン
酸ナトリウム、乳化剤Bとして脂肪酸ジエタノールアマ
イドとジエタノールアミンの1:1混合物を用い、樹脂
固形分として実施例1と同様の樹脂を600g用いて、
375gの水に乳化剤Aを10g(対樹脂エマルション
1重量%)と、乳化剤Bを15g(対樹脂エマルション
1.5重量%)とを溶解した後、実施例1に記載の方法
で乳化した。表3に示すとおり物性は乳化剤Bの量が乳
化剤Aの量よりも多くなっているため静置安定性・機械
安定性の悪いものとなった。
【0058】
【実施例10】乳化剤Aとしてアルファオレフィンスル
ホン酸ナトリウム、乳化剤Bとして脂肪酸ジエタノール
アマイドとジエタノールアミンの1:1混合物を用い
(表4に示す)、樹脂固形分として実施例1と同様の樹
脂を600g用いて、385gの水に乳化剤Aを10g
(対樹脂エマルション1重量%)と、乳化剤Bを5g
(対樹脂エマルション0.5重量%)とを溶解した後、
実施例1に記載の方法で乳化した。物性は表6に示すと
おり、起泡性は低く、静置安定性・機械安定性の良いも
のであった。
【0059】
【比較例5】乳化剤Bを含まず、乳化剤Aとしてアルフ
ァオレフィンスルホン酸ナトリウムのみを(表4に示
す)、樹脂固形分として実施例10と同様の樹脂を同量
用い、390gの水に乳化剤Aを10g(対樹脂エマル
ション1重量%)溶解した後、実施例1に記載の方法で
乳化した。物性は表6に示すとおり起泡性が高く、消泡
性も悪いものとなった。
【0060】
【実施例11】乳化剤Aとしてジアルキルスルホコハク
酸ナトリウム、乳化剤Bとして脂肪酸ジエタノールアマ
イドとジエタノールアミンの1:1混合物を用い(表4
に示す)、樹脂固形分として実施例10と同様の樹脂を
同量用いて、385gの水に乳化剤Aを10g(対樹脂
エマルション1重量%)と、乳化剤Bを5g(対樹脂エ
マルション0.5重量%)とを溶解した後、実施例1に
記載の方法で乳化した。物性は表6に示すとおり、起泡
性が低く、静置安定性・機械安定性の良いものであっ
た。
【0061】
【比較例6】乳化剤Bを含まず、乳化剤Aとしてジアル
キルスルホコハク酸ナトリウムのみを(表4に示す)、
樹脂固形分として実施例10と同様の樹脂を同量用い、
390gの水に乳化剤Aを10g(対樹脂エマルション
1重量%)溶解した後、実施例1に記載の方法で乳化し
た。物性は表6に示すとおり起泡性が高く、消泡性も悪
いものとなった。
【0062】
【実施例12】乳化剤Aとしてポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテルスルホン酸ナトリウム、乳化剤B
として脂肪酸ジエタノールアマイドとジエタノールアミ
ンの1:1混合物を用い(表4に示す)、樹脂固形分と
して実施例10と同様の樹脂を同量用いて、385gの
水に乳化剤Aを10g(対樹脂エマルション1重量%)
と、乳化剤Bを5g(対樹脂エマルション0.5重量
%)とを溶解した後、実施例1に記載の方法で乳化し
た。物性は表6に示すとおり、起泡性が低く、静置安定
性・機械安定性の良いものであった。
【0063】
【比較例7】乳化剤Bを含まず、乳化剤Aとしてポリオ
キシエチレンアルキルフェニルエーテルスルホン酸ナト
リウムのみを(表4に示す)、樹脂固形分として実施例
10と同様の樹脂を同量用い、390gの水に乳化剤A
を10g(対樹脂エマルション1重量%)溶解した後、
実施例1に記載の方法で乳化した。物性は表6に示すと
おり起泡性が高く、消泡性も悪いものとなった。
【0064】
【実施例13】乳化剤Aとしてアルキルジフェニルエー
テルジスルホン酸ナトリウム、乳化剤Bとして脂肪酸ジ
エタノールアマイドとジエタノールアミンの1:1混合
物を用い(表4に示す)、樹脂固形分として実施例10
と同様の樹脂を同量用いて、385gの水に乳化剤Aを
10g(対樹脂エマルション1重量%)と、乳化剤Bを
5g(対樹脂エマルション0.5重量%)とを溶解した
後、実施例1に記載の方法で乳化した。物性は表6に示
すとおり、起泡性が低く、静置安定性・機械安定性の良
いものであった。
【0065】
【比較例8】乳化剤Bを含まず、乳化剤Aとしてアルキ
ルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウムのみを
(表4に示す)、樹脂固形分として実施例10と同様の
樹脂を同量用い、390gの水に乳化剤Aを10g(対
樹脂エマルション1重量%)溶解した後、実施例1に記
載の方法で乳化した。物性は表6に示すとおり起泡性が
低く、消泡性が悪いものとなった。
【0066】
【実施例14】乳化剤Aとしてアルキルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウムとアルファオレフィンスルホン酸ナトリ
ウムの1:1混合物、乳化剤Bとして脂肪酸ジエタノー
ルアマイドとジエタノールアミンの1:1混合物を用い
(表5に示す)、樹脂固形分として実施例10と同様の
樹脂を同量用いて、385gの水に乳化剤Aを10g
(対樹脂エマルション1重量%)と、乳化剤Bを5g
(対樹脂エマルション0.5重量%)とを溶解した後、
実施例1に記載の方法で乳化した。物性は表6に示すと
おり、起泡性が低く、静置安定性・機械安定性の良いも
のであった。
【0067】
【実施例15】乳化剤Aとしてアルキルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウムとジアルキルスルホコハク酸ナトリウム
の1:1混合物、乳化剤Bとして脂肪酸ジエタノールア
マイドとジエタノールアミンの1:1混合物を用い(表
5に示す)、樹脂固形分として実施例10と同様の樹脂
を同量用いて、385gの水に乳化剤Aを10g(対樹
脂エマルション1重量%)と、乳化剤Bを5g(対樹脂
エマルション0.5重量%)とを溶解した後、実施例1
に記載の方法で乳化した。物性は表6に示すとおり、起
泡性が低く、静置安定性・機械安定性の良いものであっ
た。
【0068】
【実施例16】乳化剤Aとしてアルキルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム、乳化剤Bとして脂肪酸ジエタノールア
マイドとジエタノールアミンの1:2混合物を用い(表
5に示す)、樹脂固形分として実施例10と同様の樹脂
を同量用いて、385gの水に乳化剤Aを10g(対樹
脂エマルション1重量%)と、乳化剤Bを5g(対樹脂
エマルション0.5重量%)とを溶解した後、実施例1
に記載の方法で乳化した。物性は表6に示すとおり、起
泡性が低く、静置安定性・機械安定性の良いものであっ
た。
【0069】
【実施例17】乳化剤Aとしてジアルキルスルホコハク
酸ナトリウム、乳化剤Bとして脂肪酸ジエタノールアマ
イドとジエタノールアミンの1:2混合物を用い(表5
に示す)、樹脂固形分として実施例10と同様の樹脂を
同量用いて、385gの水に乳化剤Aを10g(対樹脂
エマルション1重量%)と、乳化剤Bを5g(対樹脂エ
マルション0.5重量%)とを溶解した後、実施例1に
記載の方法で乳化した。物性は表6に示すとおり、起泡
性が低く、静置安定性・機械安定性の良いものであっ
た。
【0070】
【実施例18】乳化剤Aとしてアルキルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム、乳化剤Bとして脂肪酸ジエタノールア
マイド、ジエタノールアミン及びトリエタノールアミン
の1:1:1混合物を用い(表5に示す)、樹脂固形分
として実施例10と同様の樹脂を同量用いて、385g
の水に乳化剤Aを10g(対樹脂エマルション1重量
%)と、乳化剤Bを5g(対樹脂エマルション0.5重
量%)とを溶解した後、実施例1に記載の方法で乳化し
た。物性は表6に示すとおり、起泡性が低く、静置安定
性・機械安定性の良いものであった。
【0071】
【表1】
【0072】
【表2】
【0073】
【表3】
【0074】
【表4】
【0075】
【表5】
【0076】
【表6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08J 3/05 9268−4F C08K 5/17 KAY 7242−4J 5/20 KBA 7242−4J C08L 101/00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乳化剤成分として、 乳化剤A)1種又は2種以上のスルホン酸塩型アニオン
    性界面活性剤、 乳化剤B)次に示す構造式で表される(a)に属するも
    のの中から選ばれた1種又は2種以上の界面活性剤と、
    (b)に属するものの中から選ばれた1種又は2種以上
    の界面活性剤、の混合物からなるアマイド・アミン型ノ
    ニオン性界面活性剤、 (a)アマイド型 【化1】 (式中のR1 は炭素数5〜9のアルキル基、R2 ・R3
    は炭素数2〜3のアルキロール基である) (b)アミン型 N−(R)3 (式中のRは水素又は炭素数2〜3のアルキロール基で
    あり、少なくとも1つはアルキロ−ル基を有する)これ
    ら乳化剤A、乳化剤B及び樹脂を含有することを特徴と
    する樹脂エマルション組成物。
  2. 【請求項2】乳化剤Aの含有量がエマルション全量部に
    対して0.1〜5.0重量%、乳化剤Bの含有量がエマ
    ルション全量部に対して乳化剤Aの含有量と同等もしく
    は、それ以下であり、かつ(a)アマイド型ノニオン性
    界面活性剤と(b)アミン型ノニオン性界面活性剤の混
    合重量比が1:5〜5:1の範囲であることを特徴とす
    る請求項1記載の樹脂エマルション組成物。
  3. 【請求項3】乳化剤成分として、乳化剤A)の界面活性
    剤が、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルファオレフ
    ィンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、アル
    キルエーテルスルホン酸塩、のうち1種又は2種以上で
    あり、かつ含有量がエマルション全量部に対して0.5
    〜3.0重量%、 乳化剤B)の(a)アマイド型ノニオン性界面活性剤
    が、脂肪酸エタノールアマイド、脂肪酸ジエタノールア
    マイド、脂肪酸ノルマルプロパノールアマイド、脂肪酸
    ジノルマルプロパノールアマイド、脂肪酸イソプロパノ
    ールアマイド、脂肪酸ジイソプロパノールアマイド、の
    うち1種又は2種以上と、(b)アミン型ノニオン性界
    面活性剤が、エタノールアミン、ジエタノールアミン、
    トリエタノールアミン、ノルマルプロパノールアミン、
    ジノルマルプロパノールアミン、トリノルマルプロパノ
    ールアミン、イソプロパノールアミン、ジイソプロパノ
    ールアミン、トリイソプロパノールアミンのうち1種又
    は2種以上の混合物からなり、(a)と(b)の混合重
    量比が1:1〜1:2であり、かつ乳化剤Bの含有量と
    しては乳化剤Aの50重量%である、これら乳化剤A、
    乳化剤B及び樹脂を含有することを特徴とする樹脂エマ
    ルション組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011006662A (ja) * 2009-05-22 2011-01-13 Arakawa Chem Ind Co Ltd 粘着付与樹脂エマルジョンおよびその製造方法並びに水系粘・接着剤組成物
WO2015154157A1 (pt) * 2014-04-08 2015-10-15 Oxiteno S.A. Indústria E Comércio Composição de emulsão de resina, e, processo de obtenção da mesma

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