JPH09170260A - コンクリート製地中配線溝又は同排水溝 - Google Patents
コンクリート製地中配線溝又は同排水溝Info
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- JPH09170260A JPH09170260A JP34985195A JP34985195A JPH09170260A JP H09170260 A JPH09170260 A JP H09170260A JP 34985195 A JP34985195 A JP 34985195A JP 34985195 A JP34985195 A JP 34985195A JP H09170260 A JPH09170260 A JP H09170260A
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Abstract
性と絶縁性に優れている利点を有し多用されているが、
コンクリート製であるため内周コンクリート面が湿潤し
汚損する問題点を有することに加え、鼠の恰好な通路と
なり、ケーブルのかじり被害やこれによる保守点検の困
難性と火災の懸念が指摘されており、これを解決する防
鼠対策が課題となっている。又排水中の硫化水素が内周
面に付着したバクテリアと反応して硫酸となりコンクリ
ート劣化を促進する問題を有している。この発明は上記
課題を有効に解決するものである。 【解決手段】配線腔又は排水腔3を画成する左右内側コ
ンクリート面と内底コンクリート面に滑性な表面を有す
る合成樹脂シート5を連続して貼付したコンクリート製
地中配線溝又は同排水溝
Description
TV、放送、道路管理用等のケーブルを収容するために
道路下に敷設されるコンクリート製地中配線溝又は同排
水溝に関する。
突き合せるように地中に多数埋設して配線腔又は排水腔
を連通させることによりケーブル配線路又は排水路を形
成し、上記ケーブルは上記配線溝の左右内側コンクリー
ト面に設けた棚、又はハンガー等により支持し配線路内
へ通挿している。
ート製配線溝又は排水溝は安価で耐候性と絶縁性に優れ
ている利点を有し多用されているが、コンクリート製で
あるため内周コンクリート面が湿潤し汚損する問題点を
有することに加え、鼠の恰好な通路となり、ケーブルの
かじり被害やこれによる保守点検の困難性と火災の懸念
が指摘されており、これを解決する防鼠対策が課題とな
っている。
クテリアと反応して硫酸となりコンクリート劣化を促進
する問題を有している。
ト製地中配線溝又は排水溝が持つ問題点を適切に解決せ
んとするものであって、その手段として上記コンクリー
ト製地中配線溝又は排水溝の左右内側コンクリート面と
内底コンクリート面に滑性な表面を有する合成樹脂シー
トを連続して貼付した配線腔又は排水腔を画成する構成
とした。
部開口部に嵌脱されるコンクリート製蓋体とから成るコ
ンクリート製地中配線溝又は同排水溝において、上記コ
ンクリート製U字溝の左右内側コンクリート面と内底コ
ンクリート面とに滑性な表面を有する合成樹脂シートを
連続して貼付して配線腔又は排水腔を画成するように構
成した。
成樹脂シートを貼付し、該合成樹脂シートの左右端縁を
上記コンクリート製U字溝とコンクリート製蓋体の閉合
面に介在せしめる構成とした。
脂シートを貼付し、該合成樹脂シートの左右端縁と上記
U字溝に貼付した合成樹脂シートの左右上端縁とを上記
U字溝と蓋体の閉合面において重合せしめる構成とし
た。
き合せながら多数埋設することによって配線路又は排水
路を形成した時、上記滑性な表面を有する合成樹脂シー
トは互いに連続し、上記配線路又は排水路を画成し、そ
の内壁面に滑沢な表面を付与する。
の活動を制約して良好な防鼠効果を与えケーブルがかじ
られる被害やこれによる火災対策に資する。
題を改善し、バクテリアの繁殖を抑制し、バクテリアが
排水中の硫化水素と反応してコンクリートの劣化を来す
問題を改善できる。
ト製地中配線溝又は同排水溝はコンクリート製のU字溝
1と、該U字溝1の上部開口を閉塞する嵌脱自在なコン
クリート製蓋体2とから成り、蓋体2の嵌合によって前
後に貫通せる配線腔又は排水腔3を形成し、これを図8
A,Bに示すように、相互に突き合せながら道路下に多
数埋設して配線路又は排水路3′を形成している。
この外表面を路面舗装と同様に舗装4し、地上より蓋体
を開閉してケーブル配線又は保守点検が行えるようにな
っている。
ト製U字溝1の左右内側コンクリート面と内底コンクリ
ート面とに滑性な表面を有する合成樹脂シート5を連続
して貼付する。好ましくは上記合成樹脂シート5は図
2,図3,図4に示すように上記コンクリート製蓋体2
の内天コンクリート面にも貼付する。
なっており、この嵌め合い構造としてU字溝1の左右側
壁の上端内側に長手に亘る段部6を形成し、この段部6
に上記蓋体2を落し込み内嵌めする構造が採られてい
る。
ート面に貼付した合成樹脂シート5は図3に示すよう
に、その左右端縁が上記コンクリート製U字溝1とコン
クリート製蓋体2の閉合面(段部6の上面)に介在せし
める。
コンクリート面と左右内側コンクリート面に貼付した滑
性合成樹脂シート5の左右上端を上記段部6の内側コン
クリート面(閉合面)に亘って貼付し、U字溝1の全内
壁コンクリート面を一枚の滑性合成樹脂シート5で覆う
と共に、上記コンクリート製蓋体2の内天コンクリート
面に別の滑性合成樹脂シート5を貼付し、この蓋体2内
面を覆う合成樹脂シート5の左右端縁とU字溝1の内面
を覆う合成樹脂シート5の左右上端縁とを上記両者の閉
合面(段部6の内面)にて重ね合わせ状態にする。
ト製蓋体2の閉合面に介在された合成樹脂シート5はそ
の閉合面における両者1,2の密着製を確保し、ガタを
抑制する。又その弾性により蓋体2開閉時の衝撃を緩和
する。
形にて形成し、その裏面に規則的に配列された多数の突
起7を、同内面に突起7に対応した多数の有底孔8を形
成する。
空成形することによって同時に反対側の裏面に突起7を
真空成形する。この突起7は図4,図7に示すようにコ
ンクリート製U字溝1又は同蓋体2の表層部に喰込み、
シート5と両者1,2の結合を強化する。又配線腔又は
排水腔3を画成する内壁面に多数の有底孔8を形成す
る。
を取付けるアンカー打設孔として使用することができ、
又ケーブル配線位置を示す指針ともなる。又上記有底孔
8内に防鼠剤や抗菌剤等を充填することができる。
脂シート5に抗菌剤を内填又は塗布する場合を含む。上
記抗菌剤としてはフェノール系、ハロゲン化ビスフェノ
ール系が存在する。又最近注目されているのは、溶解製
ガラスの粉末であり、これを陶器(食器)の上塗りや眼
鏡のフレーム、その他の部品に塗布するとカビ等の雑菌
発生を抑制する効果が顕著であることが認められてお
り、これを利用しこのガラス粉末等の抗菌剤を上記滑性
合成樹脂シートの表面にポリウレタン樹脂塗料等の樹脂
塗料に混練して塗布し、抗菌層を形成するか、シート母
材に内填して抗菌効果を付与する。
線溝又は排水溝について説明したが、本発明は蓋体2を
有さず、全体が角筒形等に一体コンクリート成形された
排水溝又は配線溝において、以上説明した構成を以って
滑性合成樹脂シート5を貼付した場合を包含する。
溝又は排水溝を多数突き合せるように埋設して地中配線
路又は地中排水路を形成した時に、この配線路又は排水
路の全長が上記滑性合成樹脂シートによって画成され、
その内壁面に滑沢な表面を付与し、防鼠効果と抗菌効果
を与え、ケーブルが鼠にかじられたり、これが火災発生
を招く等の問題を改善できる。
い欠点を改善し、又バクテリア等の菌によるコンクリー
ト等の劣化を有効に防止し、コンクリート製配線溝又は
排水溝を健全に保つことができる。
面図、Bは同縦断面図。
Claims (4)
- 【請求項1】配線腔又は排水腔を画成する左右内側コン
クリート面と内底コンクリート面に滑性な表面を有する
合成樹脂シートを連続して貼付したことを特徴とするコ
ンクリート製地中配線溝又は同排水溝。 - 【請求項2】コンクリート製U字溝と、該U字溝の上部
開口部に嵌脱されるコンクリート製蓋体とから成るコン
クリート製地中配線溝又は同排水溝において、上記コン
クリート製U字溝の左右内側コンクリート面と内底コン
クリート面とに滑性な表面を有する合成樹脂シートを連
続して貼付したことを特徴とするコンクリート製地中配
線溝又は同排水溝。 - 【請求項3】上記蓋体の内天コンクリート面に上記合成
樹脂シートを貼付し、該合成樹脂シートの左右端縁が上
記コンクリート製U字溝とコンクリート製蓋体の閉合面
に介在していることを特徴とする請求項2記載のコンク
リート製配線溝又は同排水溝。 - 【請求項4】上記蓋体の内天コンクリート面に合成樹脂
シートを貼付し、該合成樹脂シートの左右端縁と上記U
字溝に貼付した合成樹脂シートの左右上端縁とを上記U
字溝と蓋体の閉合面において重合する構成としたことを
特徴とする請求項2記載のコンクリート製地中配線溝又
は同排水溝。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34985195A JP2914906B2 (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | コンクリート製地中配線溝又は同排水溝 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34985195A JP2914906B2 (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | コンクリート製地中配線溝又は同排水溝 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09170260A true JPH09170260A (ja) | 1997-06-30 |
JP2914906B2 JP2914906B2 (ja) | 1999-07-05 |
Family
ID=18406555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34985195A Expired - Lifetime JP2914906B2 (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | コンクリート製地中配線溝又は同排水溝 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2914906B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009013673A (ja) * | 2007-07-05 | 2009-01-22 | Tomokazu Okuda | 水路ブロック、水路構造体及び水路ブロックの製造方法 |
JP2010090700A (ja) * | 2009-12-09 | 2010-04-22 | Yukio Hayashi | 路上排水溝装置 |
JP2013091952A (ja) * | 2011-10-25 | 2013-05-16 | Maxstone Kk | 構造物表面に貼付される合成樹脂シート |
CN110593049A (zh) * | 2019-09-16 | 2019-12-20 | 中冶天工集团有限公司 | 一种临时道路快速穿线管路及穿线方法 |
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---|---|---|---|---|
JP2014052015A (ja) * | 2012-09-06 | 2014-03-20 | Mitsui Kagaku Sanshi Kk | 排水管 |
-
1995
- 1995-12-21 JP JP34985195A patent/JP2914906B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2914906B2 (ja) | 1999-07-05 |
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