JP2000333352A - 配線ボックスにおける引込ケーブル用栓装置 - Google Patents

配線ボックスにおける引込ケーブル用栓装置

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JP2000333352A
JP2000333352A JP11142973A JP14297399A JP2000333352A JP 2000333352 A JP2000333352 A JP 2000333352A JP 11142973 A JP11142973 A JP 11142973A JP 14297399 A JP14297399 A JP 14297399A JP 2000333352 A JP2000333352 A JP 2000333352A
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plug body
wiring box
outer plug
plug
wiring
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JP11142973A
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English (en)
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Katsuji Kitagawa
勝治 北川
Takeo Shinohara
建夫 篠原
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DOI SEISAKUSHO KK
Doi Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
DOI SEISAKUSHO KK
Doi Seisakusho Co Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L5/00Devices for use where pipes, cables or protective tubing pass through walls or partitions
    • F16L5/02Sealing
    • F16L5/10Sealing by using sealing rings or sleeves only

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)
  • Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線ボックスから需要家毎に分岐配線すると
き、配線ボックスの引込口に挿通する防護管を水密的に
配装固定し、挿通使用前等では盲状に閉塞維持して必要
な挿通時では簡単に開口できるようにする。 【解決手段】 配線ボックスBの引込口Hの開口位置
で、予め埋め込み状に配装あるいは強制的に打ち込み配
装する筒状の弾性素材製の外栓体1内に中栓体10を抜
脱可能に強制的に挿入する。外栓体1の外周面には水膨
脹性のシール材5を装着し、また外栓体1の外周側面に
は断面で凹凸状の粗雑面部2を、内周側面には断面で三
角山状の突部を連続した挿入案内部面3を夫々形成す
る。中栓体10の一端には、外栓体1の開口端に形成し
た段状の係止段部7に係止する係止フランジ11を形成
し、外栓体1における引込口H内への挿入側、中栓体1
0における外栓体1内への挿入側夫々の端部縁に先窄ま
り状の挿入案内端面9,12を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば道路情報その
他の情報伝達用の通信ケーブル、電力用の動力ケーブル
その他の各種のケーブル類を道路に沿って配線するに際
し、地中に埋設される情報ボックスと称される配線ボッ
クスに引込用の光ケーブルの如き各種ケーブルを収納通
線する防護管を挿通させるときの引込口となり、また挿
通使用前等では盲状に閉塞維持できるようにした配線ボ
ックスにおける引込ケーブル用栓装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、地上における架空配線の地中埋設
化、更には例えば道路交通管制等のために路側帯等に沿
って配線される各種通信用ケーブルの地中埋設化等が実
施されている。そのための各種のケーブル類は所定間隔
毎に埋設されているいわゆるCC(Community
・Communication・Compact、Ca
ble)ボックスと称される情報ボックスである配線ボ
ックスを中継することで配管される保護管内に収納通線
される。すなわちこれらの各種ケーブルは配線ボックス
相互間に配管される大容量のダクト管内に複数本で纏め
られた状態で収納配管されている保護管内夫々で各別に
収納通線される。
【0003】またこれらの主要な配線経路とは別に、需
要家毎にその配線ボックスから例えば各種ケーブルが引
込み用のものとして個別に分岐配線されており、その引
込ケーブルは配線ボックス内で分岐配線し、配線ボック
スの側壁に開口された引込口を挿通させた防護管内で保
護された状態で引き出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】こうした例えば需要家
毎の引込ケーブルは配線を必要とする需要家に対応して
分岐配線されるから、配線ボックスの埋設時にそれが予
め判明している場合であればその製作時に配線ボックス
の側壁に引込口を開口形成しておくことが可能である。
しかしながら配線ボックスの埋設後で新たに引込口が必
要になった場合には埋設現場で配線ボックスの側壁に別
途にその開口加工処理を施さなければならず、面倒なも
のである。ただこのように製作時に予め開口形成する
も、埋設現場で開口処理するも、いずれの場合であって
も引込口に挿通させる防護管は配線ボックス自体が埋設
されている関係上、その引込口の周囲で防水処理が施さ
れる必要がある。また防護管の挿通、引込ケーブルの配
線収納等が行なわれていない使用前あるいは不使用時等
では配線ボックス内への塵埃、土砂、水分等の侵入を阻
止して閉塞されてはいても、必要時では簡単に開口され
る必要がある。
【0005】かかる点から従来では、配線ボックスの側
壁における開口位置にノックアウトと称される打抜き可
能な薄肉部分を予め形成しておき、現場で開口処理を行
なうものとしている。こうしたノックアウト方式は、例
えばその第1のものは側壁の内外両側面から丸、角ある
いは台形状に窪ませてその部分を薄く形成し、例えばハ
ンマー等で強制的に打撃開口した後にモルタル材によっ
て仕上げを行なう。第2のものは打抜き部分に相当する
部位に開口した開口部に肉薄状の合成樹脂板を予め埋め
込み状に嵌め入れておき、その合成樹脂板を打撃、破壊
した後に化粧仕上げを行なう。また更にこのノックアウ
トとは別に、周囲が波形状になっている筒材内に防水栓
を挿入して成るベルマウスと称される埋込栓体を埋め込
んでおき、防水栓を抜き出した後の筒材の内部に挿通し
たケーブル類の周囲で防水処理のための防水仕上げを行
なうものがある。
【0006】ところがこうしたノックアウト方式による
と、その第1のものにあってはモルタル材による仕上げ
を必要とするから時間が掛かるばかりでなく、水漏れの
虞があり、第2のものにあっては価格が高く、仕上げ処
理を必要とする面倒な手間が掛かる。そしてまた埋込栓
体によるものにあっては防水材等の充填による仕上げを
必要とするのであり、こうした従来のものはいずれも取
り扱いが面倒で、作業者の慣れ、巧拙その他によっては
充分な防水処理が施されないこともある等の現場におけ
る作業能率の向上は全く期待できないものであった。
【0007】そこで本発明は叙上のような従来存した諸
事情に鑑み創出されたもので、配線ボックスの製作時で
はその内部配筋の補強鉄筋に関連支持することで配装固
定でき、また埋設現場では引込口の開口処理後で強制的
にでも挿入することで簡単に配装固定できるものとし、
しかも防護管の挿通使用前等では盲状に閉塞維持してい
ても、分岐配線の引込み等の必要な防護管の挿通時では
簡単に開口でき、更に防護管の挿通後の防水・化粧処理
も特に必要としない等の現場における作業能率を大きく
向上できるようにした配線ボックスにおける引込ケーブ
ル用栓装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明にあっては、配線ボックスBの側壁におけ
る引込口Hの開口位置で、予め埋め込み状に配装あるい
は強制的に打ち込み配装される筒状の弾性素材製の外栓
体1と、この外栓体1内に抜脱可能に強制的に挿入され
る中栓体10とから成る。外栓体1は、その外周側面に
は断面で凹凸状の粗雑面部2を、同じく内周側面には断
面で三角山状の突部を連続した挿入案内部面3を夫々形
成し、また挿入案内部面3の突部は外栓体1自体の一方
開口端側から他方開口端側に至るに伴ない外栓体1の内
径自体を次第に小径にするような緩やかな傾斜角度の挿
入傾斜面3Aと、この挿入傾斜面3Aの頂部端からは他
方開口端側に至るに伴ない外栓体1の内径自体を次第に
大径にするような急な傾斜角度の抜脱抵抗傾斜面3Bと
から断面でほぼ不等辺三角形状を呈するものとでき、そ
の連続配置形態は外栓体1の中央部に対して前後で対称
形となるように配列形成できる。更に外栓体1の外周面
には水膨脹性のシール材5を装着できる。また外栓体1
の一方開口端に、配線ボックスBの側壁に開口した引込
口Hの開口周縁に当接するストッパー8をフランジ状に
一体形成できる。中栓体10の一端には、外栓体1の開
口端内側に形成した段状の係止段部7に係止する係止フ
ランジ11を形成でき、外栓体1における引込口H内へ
の挿入側、中栓体10における外栓体1内への挿入側夫
々の端部縁に、先窄まり状の挿入案内端面9,12を形
成できる。
【0009】以上のように構成された本発明に係る配線
ボックスにおける引込ケーブル用栓装置にあって、配線
ボックスBの側壁に開口された引込口Hに配装固定の外
栓体1は防護管Pを水密状に挿通させ、配線ボックスB
から分岐配線される引込ケーブルを防護管P内で保護収
納する。また外栓体1内に挿入された中栓体10は防護
管Pの使用挿通前では外栓体1ひいては引込口Hを閉塞
維持させ、開口処理の必要時では強制的な打ち抜き、抜
去で外栓体1(引込口H)を開口させる。外栓体1の外
周面の粗雑面部2は配線ボックスBの製作時における予
めの位置決め配装時にそのコンクリート材と一体化さ
せ、埋設時の開口処理に際しては適当な潤滑剤、接着剤
等との併用で引込口H内への挿入円滑性、固定安定性を
図らせる。また外栓体1の内周面の挿入案内部面3は、
その不等辺三角形状の連続した突部の前後対称性の配置
で、挿通させる防護管Pを外栓体1のいずれの開口側か
らでも容易に挿通させ、外栓体1外周に配置のシール材
5と相俟ち挿通後も水密性を確保させる。中栓体10の
外栓体1内への挿入に際し、中栓体10の挿入案内端面
12は外栓体1内への挿入を容易にさせ、また係止フラ
ンジ11は係止段部7に係止して中栓体10を外栓体1
内の所定位置で位置決めさせる。外栓体1の引込口H内
への挿入に際し、外栓体1の挿入案内端面9は引込口H
内への挿入を容易にさせ、引込口Hの開口周縁部に当接
するストッパー8は中栓体10と共に外栓体1をも位置
決めさせる。外栓体1の引込口H内への挿入方向に反対
する方向からの打撃等によって外栓体1から中栓体10
のみを打ち抜き、抜去させる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の一実
施の形態を説明すると、図において示される符号1は開
口面を地上に露出させて地中に埋設される情報ボックス
と称される配線ボックスBの側壁に開口された引込口H
に挿入される筒状の外栓体である。この外栓体1は引込
口Hが開口されている配線ボックスBの側壁厚さにほぼ
対応した長さで、例えばクロロプレンゴムの如き(軟)
弾性素材のゴム素材によってほぼ筒状に形成され、外周
側面には引込口H内周面との摩擦が大きくなるようにし
た断面で凹凸状の粗雑面部2を、内周側面には挿通させ
る例えばボリエチレン管である防護管Pの挿通容易性、
その抜脱防止性等を考慮して防護管Pの外周面に当接す
る断面で三角山状の突部を連続した挿入案内部面3を夫
々形成する。
【0011】粗雑面部2は、外栓体1における長さ方向
に対してほぼ直交するように、すなわち外栓体1の周方
向に沿って例えば断面でコ字形を呈する溝部を複数で連
続配列することで形成する。その連続配列によって外栓
体1の外周面は凹凸波形状を呈し、配線ボックスBの製
作時におけるコンクリート材との一体化、配線ボックス
Bに開口される引込口H内への挿入時における取付安定
性を図る。
【0012】挿入案内部面3は外栓体1内部に予め挿入
される後述の中栓体10、更にはこの中栓体10の抜去
後に挿通される防護管P外周面に当接密着するも、防護
管P自体の挿入の円滑性、挿入固定後の抜脱防止による
取付安定性等を考慮して断面で三角山状を呈する突部を
連続させて形成する。すなわち図2に示すようにこの挿
入案内部面3自体は、防護管Pの挿入側である外栓体1
自体の一方開口端側から他方開口端側に至るに伴ない外
栓体1の内径自体を次第に小径にするような緩やかな傾
斜角度の挿入傾斜面3Aと、この挿入傾斜面3Aの頂部
端からは他方開口端側に至るに伴ない外栓体1の内径自
体を次第に大径にするような急な傾斜角度の抜脱抵抗傾
斜面3Bとから断面でほぼ不等辺三角形状を呈する突部
を波形状に連続して形成する。
【0013】図示にあっての挿入案内部面3は、外栓体
1内にそのいずれの開口端側からでも防護管Pを挿入可
能とさせるために外栓体1の中央部に対して前後で対称
形となるように配列形成する。ただいずれか一方側の開
口端のみからの防護管Pの挿入作業のみとする場合に
は、図示例のように前後での対称形とされずに挿入傾斜
面3A、抜脱抵抗傾斜面3B夫々は一方向に沿って配列
形成する。
【0014】また外栓体1の外周面には、例えばその中
央位置で水膨脹性のシール材5が外栓体1の外周面に凹
設した装着溝6内に挿入嵌め合わせられることで装着さ
れている。このシール材5自体は水分の吸収によって膨
脹し、引込口H内においての内外の湿気分の流通を遮断
して配線ボックスB内をドライ状態に維持するのに役立
てる。
【0015】以上のように形成される外栓体1にあっ
て、図1乃至図4に示される例は配線ボックスBの製作
時に引込口Hを必要とする所定の側壁位置に対応して予
め固定配置される場合に好適なものとしてある。すなわ
ち側壁構成用の内外の型枠F相互間に配置されて型枠F
内側面夫々に、中栓体10が挿入固定された外栓体1の
両端開口面が当接するのであり、型枠F相互間の幅員に
外栓体1自体の長さがほぼ対応し、両端開口部における
肉厚はその中央部における肉厚とほぼ同様にしてある。
この場合、必要があれば開口部端に型枠F内側面に当接
する肉厚となるフランジを形成して、型枠Fとの接合性
を向上させることもできる。
【0016】また図5、図6に示される例は配線ボック
スBの埋設時にその側壁等に引込口Hを開口した後に挿
入配置される場合に好適なものとしてある。すなわちド
リル等によって側壁に開口された引込口H内にその一方
の開口端側から強制的に挿入するときのストッパー8を
外栓体1の一方開口端にフランジ状に一体形成すると共
に、他方開口端にはその外周面を先細にやや窄めること
で挿入案内端面9を形成する。こうすることで挿入案内
端面9を引込口Hの開口端にあてがった後のストッパー
8側からの打ち込み等によって外栓体1を引込口H内に
挿入でき、またストッパー8の引込口Hの周縁部である
側壁面に対する当接により所定位置で外栓体1自体を停
止装着させる。
【0017】外栓体1内に予め挿入配置される中栓体1
0は、外栓体1内に挿通される防護管Pの外径にほぼ対
応する外栓体1の内周径にほぼ対応した外径を有する中
実な棒状、ピン体状に、場合によっては筒構造、中空構
造等に例えば硬質合成樹脂材にて形成する。この中栓体
10は予め外栓体1内に挿入配置されているときの外栓
体1との位置ずれその他を防止する等のため、外栓体1
内で噛み合うように例えば外栓体1の開口端に形成した
段状の係止段部7に係止する係止フランジ11を一端に
形成する。また中栓体10自体の外栓体1内への挿入を
容易にするために他端にはその外周面を先細にやや窄め
ることで挿入案内端面12を形成する。なお図示例のよ
うに特に図5、図6に示される強制挿入タイプのものに
あっては、外栓体1自体を引込口H内に打ち込むための
打撃面となるストッパー8側と反対する側に係止段部7
を形成し、その開口側から中栓体10を強制的に打ち込
み挿入することで、中栓体10が一体状に予め挿入され
ている外栓体1を引込口H内に強制的に打ち込み装着す
るとき、中栓体10のみの抜脱を阻止できる(図5参
照)。
【0018】次に、以上に説明した実施の形態における
使用の一例を説明するに、図1乃至図4に示される配線
ボックスBの製作時にその側壁内に予め配置される場合
には、型枠Fの構枠に際し例えばそれらの内部に配筋さ
れる補強鉄筋S等によって、内部に中栓体10を一体状
に挿入固定した外栓体1を引込口H位置に対応して位置
決め固定しておく。そしてコンクリート材を充填し、そ
の養生凝固によって構成された配線ボックスBを埋設現
場で設置するとき、内部の中栓体10をハンマー等によ
って強制的に打撃して中栓体10を打ち抜き取り外し、
その後に防護管Pを挿通させて各種ケーブル等を引込通
線する。
【0019】また図5、図6に示される後付けにて配置
される場合には、配線ボックスBの埋設時等にその側壁
にドリル等によって引込口Hを開口し、係止フランジ1
1にて位置決めさせることで中栓体10を内部に一体状
に挿入固定した外栓体1を、例えばその外周面に石鹸水
等の潤滑剤あるいは接着剤を塗布して引込口Hにハンマ
ー等によって強制的にでも打ち込み挿入する。次いでそ
の打ちこみ挿入方向とは反対側から中栓体10のみをハ
ンマー等によって強制的に打撃して中栓体10を打ち抜
き取り外し、その後に防護管Pを挿通させて各種ケーブ
ル等を引込通線する。
【0020】なお配線ボックスBは、車道に埋設される
場合、歩道に埋設される場合のいずれを問わず、また配
線ボックスB相互間では主要配線路を構成するよう、配
線ボックスBの側壁に水密的に連結されるダクト31に
リブパイプ32を接続すると共に、そのリブパイプ32
内にケーブルを保護収納するさや管と称されるポリエチ
レン管33を挿通し、防水機構34によって水密的に処
理してある。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているた
めに、配線ボックスBの製作時ではその内部配筋の補強
鉄筋S等に関連支持することで予め配装固定でき、また
埋設現場では引込口Hの開口処理後で強制的にでも挿入
することで簡単に配装固定できる。そして例えば需要家
毎に引き込ませる各種ケーブルの分岐配線前等の防護管
Pを挿通使用する前等では中栓体10自体によって盲状
に閉塞維持でき、更に防護管Pを挿通させるときには外
栓体1内の中栓体10を強制的に抜去することで簡単、
容易に開口できる。しかも従来のようにモルタル材等の
充填、仕上げ等の面倒な作業が不要で、中栓体10の抜
去後の防護管Pを挿入するだけのワンタッチ式で、外栓
体1自体が弾性素材製であることと相俟ち防水処理が施
された状態で作業が終了し、また作業者の慣れ、巧拙そ
の他の影響を受けずに遂行できる利点がある。
【0022】すなわちこれは本発明において、配線ボッ
クスBの引込口Hの開口位置で、予め埋め込み状に配装
あるいは強制的に打ち込み配装される弾性素材製の外栓
体1内に抜脱可能に中栓体10を強制的に挿入したから
であり、これによって、引込口Hの開口処理、防護管P
の挿通、また挿通使用前の閉塞維持等の一連の処理を迅
速に遂行できる。
【0023】また外栓体1は、その外周側面に断面で凹
凸状の粗雑面部2を形成してあるから、配線ボックスB
の製作時において例えば補強鉄筋Sに関連付けての予め
の位置決め配装後にコンクリート材が打設されるとき、
そのコンクリート材との強固な一体化を図ることができ
る。一方、配線ボックスBの埋設時に引込口Hを開口形
成した後に挿入配装するに際し、例えば適当な潤滑剤、
接着剤等との併用で引込口H内への挿入円滑性、固定安
定性を図ることができ、このとき先窄まり状の挿入案内
端面9によって外栓体1自体の引込口H内への挿入作業
を一層円滑に行なうことができる。
【0024】外栓体1の内周面に形成した挿入案内部面
3は、緩やかな傾斜角度で形成した挿入傾斜面3Aと、
この挿入傾斜面3Aの頂部端から連続させて急な傾斜角
度で形成した抜脱抵抗傾斜面3Bとから断面でほぼ不等
辺三角形状を呈する突部を連続して成り、またその連続
配置形態は外栓体1の中央部に対して前後で対称形とな
るように配列してあるから、外栓体1内に防護管Pを挿
通させるに際し、いずれの開口側からも同様に行なうこ
とができる。しかもその三角形状の突部の連続配置は防
護管P周面にしっくりと当接するから、その水密性を確
保でき、外栓体1の外周面に装着した水膨脹性のシール
材5と相俟ち、配線ボックスB内への浸水等を確実に阻
止できる。
【0025】更に外栓体1の一方開口端には、配線ボッ
クスBの側壁に開口した引込口Hの開口周縁に当接する
ストッパー8をフランジ状に一体形成してあるから、配
線ボックスBを埋設するときの、あるいはその後に別
途、引込口Hを開口するときには、中栓体10と一体状
の外栓体1を側壁等の所定位置に確実に係止、位置決め
でき、その後の中栓体10の打ち抜き、抜去によって防
護管Pを簡単に挿通できる。
【0026】しかも外栓体1の引込口H内への強制挿入
による位置決め配置、外栓体1内への中栓体10の一体
状の挿入組合せ等に際し、夫々の挿入側の端部縁に先窄
まり状の挿入案内端面9,12を形成してあるから、そ
れらの挿入作業は簡単、迅速に行なうことができる。ま
た中栓体10の一端には、外栓体1の開口端に形成した
段状の係止段部7に係止する係止フランジ11を形成し
てあるから、外栓体1と一体的に組合せるための外栓体
1に対する中栓体10の挿入時に中栓体10を外栓体1
内の所定位置で位置決め配置できる。しかもこうした外
栓体1と中栓体10との一体的な組合せ状態では、外栓
体1のみを打ち込むことで引込口H内に両者を共に挿入
配置でき、その後は例えば逆方向からの中栓体10のみ
に対する打ち込みによって外栓体1から中栓体10のみ
を打ち抜き、除去でき、防護管Pの挿通空隙の開口処理
を行なうことができる。
【0027】また中栓体10を抜去した後に開口される
外栓体1内に防護管Pを挿入するのみで配線ボックスB
の側壁に防護管Pを挿通配置でき、外栓体1自体が弾性
素材製であることと相俟ち、強制的にでも挿通させるの
みで防護管Pの周囲は防水されたものとなるから、従来
のようにモルタル材等の充填、それによる化粧仕上げ等
の特別、面倒な後処理も必要なくなり、誰でも簡単に能
率的に作業を遂行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す分解斜視図であ
る。
【図2】同じく配線ボックスの側壁に予め埋め込み配置
するときの断面図である。
【図3】同じくそのときの補強鉄筋によって位置決め固
定するときの正面図である。
【図4】同じく埋設固定後の中栓体の抜脱時の断面図で
ある。
【図5】同じく他の実施の形態における概略断面図であ
る。
【図6】同じく配線ボックスにおける配線、配管の挿通
状態を示す概略図である。
【符号の説明】
B…配線ボックス C…ケーブル類 F…型枠 H…引込口 S…補強鉄筋 1…外栓体 2…粗雑面部 3…挿入案内部面 3A…挿入傾斜
面 3B…抜脱抵抗傾斜面 5…シール材 6…装着溝 7…係止段部 8…ストッパー 9…挿入案内端
面 10…中栓体 11…係止フラ
ンジ 12…挿入案内端面 31…ダクト 32…リブパイ
プ 33…ポリエチレン管 34…防水機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E084 AA39 AB10 BA02 CA01 CC03 DA01 DC03 EA02 EA04 EB03 EC03 EC10 FA09 GA08 GB12 GB19 5G369 AA05 BA04 DC15 DD02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線ボックスの側壁における引込口の開
    口位置で、予め埋め込み状に配装あるいは強制的に打ち
    込み配装される筒状の弾性素材製の外栓体と、この外栓
    体内に抜脱可能に強制的に挿入される中栓体とから成る
    ことを特徴とする配線ボックスにおける引込ケーブル用
    栓装置。
  2. 【請求項2】 外栓体は、その外周側面には断面で凹凸
    状の粗雑面部を、同じく内周側面には断面で三角山状の
    突部を連続した挿入案内部面を夫々形成してある請求項
    1記載の配線ボックスにおける引込ケーブル用栓装置。
  3. 【請求項3】 挿入案内部面の突部は、外栓体自体の一
    方開口端側から他方開口端側に至るに伴ない外栓体の内
    径自体を次第に小径にするような緩やかな傾斜角度の挿
    入傾斜面と、この挿入傾斜面の頂部端からは他方開口端
    側に至るに伴ない外栓体の内径自体を次第に大径にする
    ような急な傾斜角度の抜脱抵抗傾斜面とから断面でほぼ
    不等辺三角形状を呈している請求項2記載の配線ボック
    スにおける引込ケーブル用栓装置。
  4. 【請求項4】 挿入案内部面の突部の連続配置形態は、
    外栓体の中央部に対して前後で対称形となるように配列
    形成してある請求項3記載の配線ボックスにおける引込
    ケーブル用栓装置。
  5. 【請求項5】 外栓体の外周面には水膨脹性のシール材
    を装着してある請求項1乃至4のいずれか記載の配線ボ
    ックスにおける引込ケーブル用栓装置。
  6. 【請求項6】 外栓体の一方開口端に、配線ボックスの
    側壁に開口した引込口の開口周縁に当接するストッパー
    をフランジ状に一体形成した請求項1乃至5のいずれか
    記載の配線ボックスにおける引込ケーブル用栓装置。
  7. 【請求項7】 中栓体の一端には、外栓体の開口端内側
    に形成した段状の係止段部に係止する係止フランジを形
    成してある請求項1乃至6のいずれか記載の配線ボック
    スにおける引込ケーブル用栓装置。
  8. 【請求項8】 外栓体における引込口内への挿入側、中
    栓体における外栓体内への挿入側夫々の端部縁に、先窄
    まり状の挿入案内端面を夫々形成した請求項1乃至7の
    いずれか記載の配線ボックスにおける引込ケーブル用栓
    装置。
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