JPH09170160A - 縫製データ処理装置 - Google Patents
縫製データ処理装置Info
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- JPH09170160A JPH09170160A JP33374895A JP33374895A JPH09170160A JP H09170160 A JPH09170160 A JP H09170160A JP 33374895 A JP33374895 A JP 33374895A JP 33374895 A JP33374895 A JP 33374895A JP H09170160 A JPH09170160 A JP H09170160A
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- Japan
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- sewing
- pattern
- data
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- sewing pattern
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、刺繍模様の左右反転に対応させ
て、刺繍模様の各部分領域の表示状態を変更可能な縫製
データ処理装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明による縫製データ処理装置では、
刺繍模様の形状に対応する刺繍模様データに基づき、選
択可能に刺繍模様を表示し(ステップS8)、選択され
た刺繍模様を左右反転することができ、選択された刺繍
模様の色毎の部分領域を刺繍模様データに基づきそれぞ
れ表示する(ステップS12)。選択された刺繍模様が
左右反転されると、その変更に対応して、前記部分領域
毎の刺繍模様データを変更し、前記部分領域毎の刺繍模
様の表示状態を変更する(ステップS20,YES及び
S22)。また、刺繍模様全体の表示状態も、部分領域
の表示状態と同様に変更する。
て、刺繍模様の各部分領域の表示状態を変更可能な縫製
データ処理装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明による縫製データ処理装置では、
刺繍模様の形状に対応する刺繍模様データに基づき、選
択可能に刺繍模様を表示し(ステップS8)、選択され
た刺繍模様を左右反転することができ、選択された刺繍
模様の色毎の部分領域を刺繍模様データに基づきそれぞ
れ表示する(ステップS12)。選択された刺繍模様が
左右反転されると、その変更に対応して、前記部分領域
毎の刺繍模様データを変更し、前記部分領域毎の刺繍模
様の表示状態を変更する(ステップS20,YES及び
S22)。また、刺繍模様全体の表示状態も、部分領域
の表示状態と同様に変更する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭用ミシンや工
業用ミシンにおいて、刺繍を形成するための縫製模様デ
ータを処理する縫製データ処理装置の分野に属する。
業用ミシンにおいて、刺繍を形成するための縫製模様デ
ータを処理する縫製データ処理装置の分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来より、縫製データ処理装置には、選
択された縫製模様を画面に表示し、表示された選択縫製
模様を編集(例えば、左右反転、拡大縮小または回転な
ど)する機能が設けられている。また、一般に、縫製模
様は複数の部分領域から構成され、当該部分領域毎に異
なる色の糸が用いられる。そして、縫製模様と、その各
部分領域とが画面上に表示され、視覚的に確認できるよ
うに構成されている。特に、モノトーンの液晶画面では
3色以上の画像を表現できないため(濃度を多段に変化
させる方法では、画像の形象が把握しづらい)、このよ
うな色別の確認が必要である。
択された縫製模様を画面に表示し、表示された選択縫製
模様を編集(例えば、左右反転、拡大縮小または回転な
ど)する機能が設けられている。また、一般に、縫製模
様は複数の部分領域から構成され、当該部分領域毎に異
なる色の糸が用いられる。そして、縫製模様と、その各
部分領域とが画面上に表示され、視覚的に確認できるよ
うに構成されている。特に、モノトーンの液晶画面では
3色以上の画像を表現できないため(濃度を多段に変化
させる方法では、画像の形象が把握しづらい)、このよ
うな色別の確認が必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
縫製データ処理装置では、たとえ縫製模様に編集を施し
たとしても、画面に表示される縫製模様の各部分領域
は、編集前の表示状態のままであった。このため、編集
の前後における縫製模様の状態が異なる場合、部分領域
が実際とは異なる状態で表示されてしまい、縫製過程及
び縫製時の仕上がり状態の想定が困難であると共に、選
択縫製模様の向きを正しく編集しているか否かを把握す
ることも困難であった。
縫製データ処理装置では、たとえ縫製模様に編集を施し
たとしても、画面に表示される縫製模様の各部分領域
は、編集前の表示状態のままであった。このため、編集
の前後における縫製模様の状態が異なる場合、部分領域
が実際とは異なる状態で表示されてしまい、縫製過程及
び縫製時の仕上がり状態の想定が困難であると共に、選
択縫製模様の向きを正しく編集しているか否かを把握す
ることも困難であった。
【0004】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、縫製模様の編集状態に対応させて、縫製模様の
各部分領域の表示状態を変更可能な縫製データ処理装置
を提供することを課題とする。
であり、縫製模様の編集状態に対応させて、縫製模様の
各部分領域の表示状態を変更可能な縫製データ処理装置
を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、縫製データ処理装置におい
て、縫製模様の形状に対応する縫製模様データに基づ
き、縫製模様を表示する第1表示手段と、前記縫製模様
データを変更し、前記縫製模様の表示状態を変更する第
1変更手段と、前記縫製模様を構成する部分領域毎の縫
製模様データに基づき、前記部分領域をそれぞれ表示す
る第2表示手段と、前記第1変更手段による縫製模様デ
ータの変更に対応させて、前記部分領域毎の縫製模様デ
ータを変更し、前記第2表示手段における前記部分領域
毎の縫製模様の表示状態を変更する第2変更手段と、を
備えているように構成する。
に、請求項1記載の発明は、縫製データ処理装置におい
て、縫製模様の形状に対応する縫製模様データに基づ
き、縫製模様を表示する第1表示手段と、前記縫製模様
データを変更し、前記縫製模様の表示状態を変更する第
1変更手段と、前記縫製模様を構成する部分領域毎の縫
製模様データに基づき、前記部分領域をそれぞれ表示す
る第2表示手段と、前記第1変更手段による縫製模様デ
ータの変更に対応させて、前記部分領域毎の縫製模様デ
ータを変更し、前記第2表示手段における前記部分領域
毎の縫製模様の表示状態を変更する第2変更手段と、を
備えているように構成する。
【0006】上記のように構成された縫製データ処理装
置によれば、第1表示手段によって、縫製模様の形状に
対応する縫製模様データに基づき、縫製模様が表示され
る。一方、第1変更手段によって、前記縫製模様データ
が変更され、前記縫製模様の表示状態が変更され、第2
表示手段によって、前記縫製模様を構成する部分領域毎
の縫製模様データに基づき、前記部分領域がそれぞれ表
示される。さらに、第2変更手段によって、前記第1変
更手段による縫製模様データの変更に対応させて、前記
部分領域毎の縫製模様データが変更され、前記第2表示
手段における前記部分領域毎の縫製模様の表示状態が変
更される。ここで、縫製模様とは、ボタンホール模様、
ポケット縫い付けパターン等を含む広い概念である。
置によれば、第1表示手段によって、縫製模様の形状に
対応する縫製模様データに基づき、縫製模様が表示され
る。一方、第1変更手段によって、前記縫製模様データ
が変更され、前記縫製模様の表示状態が変更され、第2
表示手段によって、前記縫製模様を構成する部分領域毎
の縫製模様データに基づき、前記部分領域がそれぞれ表
示される。さらに、第2変更手段によって、前記第1変
更手段による縫製模様データの変更に対応させて、前記
部分領域毎の縫製模様データが変更され、前記第2表示
手段における前記部分領域毎の縫製模様の表示状態が変
更される。ここで、縫製模様とは、ボタンホール模様、
ポケット縫い付けパターン等を含む広い概念である。
【0007】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の縫製データ処理装置において、基本的な縫製模様を
示す縫製模様データを記憶するための手段を更に備え、
前記第1表示手段が前記記憶された縫製模様データに基
づき縫製模様を表示するように構成する。
載の縫製データ処理装置において、基本的な縫製模様を
示す縫製模様データを記憶するための手段を更に備え、
前記第1表示手段が前記記憶された縫製模様データに基
づき縫製模様を表示するように構成する。
【0008】上記のように構成された縫製データ処理装
置によれば、基本的な縫製模様を示す縫製模様データが
記憶され、前記第1表示手段が前記記憶された縫製模様
データに基づき縫製模様を表示する。
置によれば、基本的な縫製模様を示す縫製模様データが
記憶され、前記第1表示手段が前記記憶された縫製模様
データに基づき縫製模様を表示する。
【0009】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは2記載の縫製データ処理装置において、前記第2変
更手段によって変更された前記部分領域毎の縫製模様デ
ータを記憶するための手段を更に備えているように構成
する。
たは2記載の縫製データ処理装置において、前記第2変
更手段によって変更された前記部分領域毎の縫製模様デ
ータを記憶するための手段を更に備えているように構成
する。
【0010】上記のように構成された縫製データ処理装
置によれば、前記第2変更手段によって変更された前記
部分領域毎の縫製模様データが記憶される。また、請求
項4記載の発明は、請求項1乃至3のいづれか一項に記
載の縫製データ処理装置において、前記第1表示手段及
び前記第2表示手段が2値のモノトーン画面で縫製模様
を表示するように構成する。
置によれば、前記第2変更手段によって変更された前記
部分領域毎の縫製模様データが記憶される。また、請求
項4記載の発明は、請求項1乃至3のいづれか一項に記
載の縫製データ処理装置において、前記第1表示手段及
び前記第2表示手段が2値のモノトーン画面で縫製模様
を表示するように構成する。
【0011】上記のように構成された縫製データ処理装
置によれば、前記第1表示手段及び前記第2表示手段が
2値のモノトーン画面で縫製模様を表示する。
置によれば、前記第1表示手段及び前記第2表示手段が
2値のモノトーン画面で縫製模様を表示する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施の形
態を図面を参照して説明する。なお、以下の説明は、本
発明を家庭用刺繍ミシンに適用した場合について行な
う。
態を図面を参照して説明する。なお、以下の説明は、本
発明を家庭用刺繍ミシンに適用した場合について行な
う。
【0013】まず、刺繍を行なうためのシステム全体に
ついて説明する。実際の刺繍作業は、まず刺繍データ処
理回路により刺繍データを作成し、次にその刺繍データ
に基づき刺繍ミシンが希望の図柄の刺繍を行うという手
順で行なわれる。
ついて説明する。実際の刺繍作業は、まず刺繍データ処
理回路により刺繍データを作成し、次にその刺繍データ
に基づき刺繍ミシンが希望の図柄の刺繍を行うという手
順で行なわれる。
【0014】図1に、家庭用刺繍ミシンの外形を示す。
刺繍ミシン20は、ミシンベッド上に配置され、加工布
22を保持する刺繍枠21を水平移動機構により装置固
有のX−Y座標系で示される所定位置に移動させつつ、
縫い針23による縫い動作を行なうことにより、加工布
22上に所定の図柄の刺繍を施す。刺繍ミシン20は、
外部記憶メモリを読み出すための装置であるフラッシュ
メモリ装置と、タッチパネル付き液晶画面25と、刺繍
データ処理回路と、制御装置とを備えて構成されてい
る。作業者が刺繍データを記憶した外部記憶メモリとし
てのフラッシュメモリ10をフラッシュメモリ挿入口2
4に挿入すると、記憶された刺繍データが読みだされ
る。刺繍データは通常、上記X−Y座標系における針落
ち点の位置を示す座標データを含んでいる。また、作業
者は、タッチパネルを用いて刺繍データの編集を行い、
編集された刺繍データが、2値のモノトーンとして、液
晶画面上に表示される。マイクロコンピュータ等から構
成される制御装置は、刺繍データ処理回路によって編集
された刺繍データに基づいて刺繍枠21の水平移動機構
等を制御し、加工布22上に刺繍を施す。ここでは、縫
製用のデータに基づき、表示を行うミシンについて説明
しているが、表示用のデータ及び刺繍用のデータ(針落
ち位置を示すデータ)の2種類のデータが予めミシン内
部のROMまたは外部ROMカードに記憶されているミ
シン、表示用のデータから刺繍位置データを作成するタ
イプのミシン、共通したデータから表示用データ及び刺
繍用データを作成するミシンについても以下で説明する
本発明の刺繍データ処理回路を適用できる。
刺繍ミシン20は、ミシンベッド上に配置され、加工布
22を保持する刺繍枠21を水平移動機構により装置固
有のX−Y座標系で示される所定位置に移動させつつ、
縫い針23による縫い動作を行なうことにより、加工布
22上に所定の図柄の刺繍を施す。刺繍ミシン20は、
外部記憶メモリを読み出すための装置であるフラッシュ
メモリ装置と、タッチパネル付き液晶画面25と、刺繍
データ処理回路と、制御装置とを備えて構成されてい
る。作業者が刺繍データを記憶した外部記憶メモリとし
てのフラッシュメモリ10をフラッシュメモリ挿入口2
4に挿入すると、記憶された刺繍データが読みだされ
る。刺繍データは通常、上記X−Y座標系における針落
ち点の位置を示す座標データを含んでいる。また、作業
者は、タッチパネルを用いて刺繍データの編集を行い、
編集された刺繍データが、2値のモノトーンとして、液
晶画面上に表示される。マイクロコンピュータ等から構
成される制御装置は、刺繍データ処理回路によって編集
された刺繍データに基づいて刺繍枠21の水平移動機構
等を制御し、加工布22上に刺繍を施す。ここでは、縫
製用のデータに基づき、表示を行うミシンについて説明
しているが、表示用のデータ及び刺繍用のデータ(針落
ち位置を示すデータ)の2種類のデータが予めミシン内
部のROMまたは外部ROMカードに記憶されているミ
シン、表示用のデータから刺繍位置データを作成するタ
イプのミシン、共通したデータから表示用データ及び刺
繍用データを作成するミシンについても以下で説明する
本発明の刺繍データ処理回路を適用できる。
【0015】次に、刺繍データ処理回路の構成につい
て、図2を参照して説明する。刺繍データ処理回路は、
刺繍データ処理における種々の処理を行なうためのCP
U2、種々の処理プログラムやデータを記憶するROM
3、及び、刺繍模様及び刺繍枠を構成する図形の画像デ
ータ等の種々のデータを記憶するRAM4を有してい
る。後述する刺繍データ作成処理は、ROM3または外
部の記録媒体に記憶されたプログラムをCPU2が実行
することにより行なわれる。
て、図2を参照して説明する。刺繍データ処理回路は、
刺繍データ処理における種々の処理を行なうためのCP
U2、種々の処理プログラムやデータを記憶するROM
3、及び、刺繍模様及び刺繍枠を構成する図形の画像デ
ータ等の種々のデータを記憶するRAM4を有してい
る。後述する刺繍データ作成処理は、ROM3または外
部の記録媒体に記憶されたプログラムをCPU2が実行
することにより行なわれる。
【0016】さらに、刺繍データ処理回路は、フラッシ
ュメモリ装置5、インターフェイス6、及び入力部11
を有している。フラッシュメモリ10は、フラッシュメ
モリ装置5内に挿入され、作成された刺繍データがフラ
ッシュメモリ10内に記憶される。入力部11は、刺繍
ミシン20に配設された液晶画面上のタッチパネルによ
って構成され、後述する模様の選択及び編集の指示など
の入力に用いられる。タッチパネルから入力された指示
情報は、インターフェイス6を介してCPU2及びRA
M4に供給される。
ュメモリ装置5、インターフェイス6、及び入力部11
を有している。フラッシュメモリ10は、フラッシュメ
モリ装置5内に挿入され、作成された刺繍データがフラ
ッシュメモリ10内に記憶される。入力部11は、刺繍
ミシン20に配設された液晶画面上のタッチパネルによ
って構成され、後述する模様の選択及び編集の指示など
の入力に用いられる。タッチパネルから入力された指示
情報は、インターフェイス6を介してCPU2及びRA
M4に供給される。
【0017】さらに、刺繍データ処理回路は、刺繍図柄
の画像データや刺繍領域等を画面25に表示するための
液晶画面(LCD)7、及び、液晶画面7を制御するた
めの表示制御装置(LCDC)8、を備えている。ま
た、表示制御装置8には、画像記憶装置(VRAM)9
が接続され、モノクロのビットマップグラフィックス表
示が可能なように構成されている。
の画像データや刺繍領域等を画面25に表示するための
液晶画面(LCD)7、及び、液晶画面7を制御するた
めの表示制御装置(LCDC)8、を備えている。ま
た、表示制御装置8には、画像記憶装置(VRAM)9
が接続され、モノクロのビットマップグラフィックス表
示が可能なように構成されている。
【0018】なお、上記の構成において、液晶画面7及
び表示制御装置8が第1及び第2表示手段に対応し、C
PU2、ROM3、RAM4が第1及び第2変更手段に
対応し、RAM4が記録手段に対応する。また、図3の
フローチャートで、ステップS12で第1及び第2表示
手段が機能し、ステップS22で第1及び第2変更手段
が機能する。
び表示制御装置8が第1及び第2表示手段に対応し、C
PU2、ROM3、RAM4が第1及び第2変更手段に
対応し、RAM4が記録手段に対応する。また、図3の
フローチャートで、ステップS12で第1及び第2表示
手段が機能し、ステップS22で第1及び第2変更手段
が機能する。
【0019】次に、図3乃至図7を参照して、本発明に
よる刺繍データ作成処理について縫製データ処理回路の
動作を説明する。図3は、刺繍データの作成処理を示す
フローチャートである。なお、以下の処理では、図4乃
至図7に示す画面表示を例にとって説明する。ここで、
図4は液晶画面に表示された模様種類選択画面の一例で
あり、図5は液晶画面に表示された模様選択画面の一例
であり、図6及び図7は選択された模様を示す画面(模
様表示画面)の一例である。
よる刺繍データ作成処理について縫製データ処理回路の
動作を説明する。図3は、刺繍データの作成処理を示す
フローチャートである。なお、以下の処理では、図4乃
至図7に示す画面表示を例にとって説明する。ここで、
図4は液晶画面に表示された模様種類選択画面の一例で
あり、図5は液晶画面に表示された模様選択画面の一例
であり、図6及び図7は選択された模様を示す画面(模
様表示画面)の一例である。
【0020】まず、刺繍ミシン20の電源がオンされる
と(ステップS2)、図4に示す模様種類選択画面が液
晶画面25に表示される(ステップS4)。次に、刺繍
データ処理回路は、表示された模様種類選択画面の中か
ら1つの模様種類が選択されるまで待機状態となる(ス
テップS6)。ここでは、図4の模様種類101が選択
されたものとする。図4の模様種類101が選択される
と(ステップS6,YES)、図5に示す模様選択画面
が液晶画面25に表示される(ステップS8)。
と(ステップS2)、図4に示す模様種類選択画面が液
晶画面25に表示される(ステップS4)。次に、刺繍
データ処理回路は、表示された模様種類選択画面の中か
ら1つの模様種類が選択されるまで待機状態となる(ス
テップS6)。ここでは、図4の模様種類101が選択
されたものとする。図4の模様種類101が選択される
と(ステップS6,YES)、図5に示す模様選択画面
が液晶画面25に表示される(ステップS8)。
【0021】この時、「戻る」(戻るキー)が押される
と(ステップS9,YES)、模様種類選択画面(図
4)に再び戻り、上記ステップS4〜S9が繰り返され
る。一方、模様選択画面(図5)が表示されている時
に、表示された模様の中から刺繍模様を選択することが
できる(ステップS10)。ここでは、図5の刺繍模様
102が選択されたものとする。図5の刺繍模様102
が選択されると(ステップS10,YES)、図6に示
すように、選択された刺繍模様の全体103、及び選択
された刺繍模様の各部分領域104,105,106が
液晶画面25上にそれぞれイメージ表示される(ステッ
プS12)。当該実施の形態では、エメラルドグリーン
の糸で縫製される部分領域104、うす紫の糸で縫製さ
れる部分領域105、うす赤紫の糸で縫製される部分領
域106がそれぞれ液晶画面25上に表示されるものと
する。
と(ステップS9,YES)、模様種類選択画面(図
4)に再び戻り、上記ステップS4〜S9が繰り返され
る。一方、模様選択画面(図5)が表示されている時
に、表示された模様の中から刺繍模様を選択することが
できる(ステップS10)。ここでは、図5の刺繍模様
102が選択されたものとする。図5の刺繍模様102
が選択されると(ステップS10,YES)、図6に示
すように、選択された刺繍模様の全体103、及び選択
された刺繍模様の各部分領域104,105,106が
液晶画面25上にそれぞれイメージ表示される(ステッ
プS12)。当該実施の形態では、エメラルドグリーン
の糸で縫製される部分領域104、うす紫の糸で縫製さ
れる部分領域105、うす赤紫の糸で縫製される部分領
域106がそれぞれ液晶画面25上に表示されるものと
する。
【0022】この時、「戻る」が押されると(ステップ
S14,YES)、模様選択画面(図5)に再び戻り、
上記ステップS8〜S14が繰り返され、複数の模様を
選択することができる。
S14,YES)、模様選択画面(図5)に再び戻り、
上記ステップS8〜S14が繰り返され、複数の模様を
選択することができる。
【0023】なお、図6に示されているキー配置は、単
なる一例であって、例えば、選択された刺繍模様を回転
させるための回転キー、刺繍模様を変形(例えば、ブリ
ッジ化)させるためのキーを設け、縫製模様を編集する
こともできる。
なる一例であって、例えば、選択された刺繍模様を回転
させるための回転キー、刺繍模様を変形(例えば、ブリ
ッジ化)させるためのキーを設け、縫製模様を編集する
こともできる。
【0024】次に、CPU2は、図6の「左右反転」
(左右反転キー)が押されたか否かを判断する(ステッ
プS20)。左右反転キーが押された場合(ステップS
20,YES)には、刺繍模様全体103及び各部分領
域104,105,106のそれぞれの模様の左右が反
転するように、刺繍模様全体の刺繍データ及び各部分領
域のそれぞれの刺繍データが処理される(左右反転処
理)(ステップS22)。当該左右反転処理は、刺繍模
様全体103、及び部分領域104,105,106に
おける刺繍データのX−Y座標系について、それぞれの
模様の中心を原点(0,0)とし、水平方向をX軸、垂
直方向をY軸として定義した場合、刺繍模様全体の刺繍
データ及び各部分領域のそれぞれの刺繍データをそれぞ
れY軸対称にすることによって行われる。
(左右反転キー)が押されたか否かを判断する(ステッ
プS20)。左右反転キーが押された場合(ステップS
20,YES)には、刺繍模様全体103及び各部分領
域104,105,106のそれぞれの模様の左右が反
転するように、刺繍模様全体の刺繍データ及び各部分領
域のそれぞれの刺繍データが処理される(左右反転処
理)(ステップS22)。当該左右反転処理は、刺繍模
様全体103、及び部分領域104,105,106に
おける刺繍データのX−Y座標系について、それぞれの
模様の中心を原点(0,0)とし、水平方向をX軸、垂
直方向をY軸として定義した場合、刺繍模様全体の刺繍
データ及び各部分領域のそれぞれの刺繍データをそれぞ
れY軸対称にすることによって行われる。
【0025】なお、刺繍模様の表示は、基本的な編集作
業に対応して予め記憶されたデータによって直ちに表示
できるように構成すること、またはより多様な編集に対
応できるように編集後の落ち点に基づいて表示データを
作成するように構成することができる。更に、これらの
2つの方法を併用することもできる。
業に対応して予め記憶されたデータによって直ちに表示
できるように構成すること、またはより多様な編集に対
応できるように編集後の落ち点に基づいて表示データを
作成するように構成することができる。更に、これらの
2つの方法を併用することもできる。
【0026】図6に示す刺繍模様の全体及び各部分領域
のそれぞれの模様を左右反転させた状態を図7に示す。
このように、刺繍模様の全体を左右反転させた場合に、
これに対応して、各部分領域におけるそれぞれの模様を
左右反転させることによって、縫製過程及び縫製時の仕
上がり状態を容易に想定できると共に、選択縫製模様の
向きを正しく編集しているか否かを容易に把握すること
もできる。
のそれぞれの模様を左右反転させた状態を図7に示す。
このように、刺繍模様の全体を左右反転させた場合に、
これに対応して、各部分領域におけるそれぞれの模様を
左右反転させることによって、縫製過程及び縫製時の仕
上がり状態を容易に想定できると共に、選択縫製模様の
向きを正しく編集しているか否かを容易に把握すること
もできる。
【0027】なお、ここでは一例として、左右反転処理
に関して説明したが、回転キーによって刺繍模様全体を
回転させた場合に、これに対応して、各部分領域のそれ
ぞれの模様を回転させるように、刺繍模様全体の刺繍デ
ータ及び各部分領域のそれぞれの刺繍データを処理する
ことができる。また、刺繍模様を変形(例えば、ブリッ
ジ化)させるためのキーによって刺繍模様全体を変形さ
せた場合に、これに対応して、各部分領域のそれぞれの
模様を変形させるように、刺繍模様全体の刺繍データ及
び各部分領域のそれぞれの刺繍データが処理される。
に関して説明したが、回転キーによって刺繍模様全体を
回転させた場合に、これに対応して、各部分領域のそれ
ぞれの模様を回転させるように、刺繍模様全体の刺繍デ
ータ及び各部分領域のそれぞれの刺繍データを処理する
ことができる。また、刺繍模様を変形(例えば、ブリッ
ジ化)させるためのキーによって刺繍模様全体を変形さ
せた場合に、これに対応して、各部分領域のそれぞれの
模様を変形させるように、刺繍模様全体の刺繍データ及
び各部分領域のそれぞれの刺繍データが処理される。
【0028】また、ここでは、1つの刺繍模様が複数の
糸で縫われる場合について説明したが、刺繍模様毎に色
が異なる場合に、1つの縫製を1つの刺繍模様とみなし
且つ各刺繍模様を部分領域(または部分領域の一部)と
みなして、色毎の確認をする事もできる。
糸で縫われる場合について説明したが、刺繍模様毎に色
が異なる場合に、1つの縫製を1つの刺繍模様とみなし
且つ各刺繍模様を部分領域(または部分領域の一部)と
みなして、色毎の確認をする事もできる。
【0029】一方、左右反転キーが押されない場合(ス
テップS20,NO)には、その他の処理を指示するキ
ー(例えば、刺繍模様を拡大縮小させるためのキー)が
押されたか否かが判断され(ステップS24)、その他
の処理を指示するキーが押された場合には、その他の処
理が実行される(ステップ26)。このようにして作成
された刺繍データは、フラッシュメモリ10に記憶され
る。
テップS20,NO)には、その他の処理を指示するキ
ー(例えば、刺繍模様を拡大縮小させるためのキー)が
押されたか否かが判断され(ステップS24)、その他
の処理を指示するキーが押された場合には、その他の処
理が実行される(ステップ26)。このようにして作成
された刺繍データは、フラッシュメモリ10に記憶され
る。
【0030】図6に示す模様表示画面上では、刺繍ミシ
ン本体に設けられた縫製開始キー26(図1)が押され
るまで、上記ステップS14,S20,S22,S2
4,S26が繰り返される。縫製開始キー26が押され
ると(ステップS16,YES)選択された刺繍模様の
編集状態に基づき刺繍データが作成され、制御部の制御
の下で縫製が開始される(ステップS18)。
ン本体に設けられた縫製開始キー26(図1)が押され
るまで、上記ステップS14,S20,S22,S2
4,S26が繰り返される。縫製開始キー26が押され
ると(ステップS16,YES)選択された刺繍模様の
編集状態に基づき刺繍データが作成され、制御部の制御
の下で縫製が開始される(ステップS18)。
【0031】なお、模様種類選択画面(図4)、模様選
択画面(図5)、模様表示画面(図7及び図8)のそれ
ぞれのデータは、2値のビットマップデータとして、刺
繍ミシン20内のROM3またはフロッピーディスク、
フラッシュメモリ等の外部の記録媒体に記録されてい
る。これらのデータは、CPU2からの命令に従って必
要に応じて読み出され、液晶画面25上に表示される。
択画面(図5)、模様表示画面(図7及び図8)のそれ
ぞれのデータは、2値のビットマップデータとして、刺
繍ミシン20内のROM3またはフロッピーディスク、
フラッシュメモリ等の外部の記録媒体に記録されてい
る。これらのデータは、CPU2からの命令に従って必
要に応じて読み出され、液晶画面25上に表示される。
【0032】本実施の形態は、縫製機構を有するミシン
を例にとって説明したが、縫製機構を有していないデー
タ作成装置に本発明を適用できることは勿論のことであ
る。
を例にとって説明したが、縫製機構を有していないデー
タ作成装置に本発明を適用できることは勿論のことであ
る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の縫
製データ処理装置によれば、縫製模様データの変更に対
応させて、部分領域毎の縫製模様データを変更し、部分
領域毎の縫製模様の表示状態を変更しているので、作業
者は、刺繍の形成過程及び仕上がり状態を正確に把握す
ることができる。
製データ処理装置によれば、縫製模様データの変更に対
応させて、部分領域毎の縫製模様データを変更し、部分
領域毎の縫製模様の表示状態を変更しているので、作業
者は、刺繍の形成過程及び仕上がり状態を正確に把握す
ることができる。
【0034】また、請求項2記載の縫製データ処理装置
によれば、記憶された基本的な縫製模様を示す縫製模様
データに基づき、縫製模様を表示しているので迅速且つ
容易に選択すべき縫製模様を表示させることができる。
によれば、記憶された基本的な縫製模様を示す縫製模様
データに基づき、縫製模様を表示しているので迅速且つ
容易に選択すべき縫製模様を表示させることができる。
【0035】また、請求項3記載の縫製データ処理装置
によれば、変更された部分領域毎の縫製模様データを記
憶するための手段を更に備えているので、変更後の縫製
模様を再度読みだし、再現することができる。作業者は
再度同じ変更作業を行う必要なく、変更に対応する表示
を即座に行うことができる。
によれば、変更された部分領域毎の縫製模様データを記
憶するための手段を更に備えているので、変更後の縫製
模様を再度読みだし、再現することができる。作業者は
再度同じ変更作業を行う必要なく、変更に対応する表示
を即座に行うことができる。
【0036】また、請求項4に記載の縫製データ処理装
置によれば、安価な表示手段を用いて多彩な縫製模様の
部分領域を編集後の状態で正確に認識することができ
る。
置によれば、安価な表示手段を用いて多彩な縫製模様の
部分領域を編集後の状態で正確に認識することができ
る。
【図1】家庭用刺繍ミシンの外観を示す斜視図である。
【図2】刺繍データ処理回路の内部構成を示すブロック
図である。
図である。
【図3】刺繍データの作成処理を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図4】液晶画面に表示された模様種類選択画面の一例
である。
である。
【図5】液晶画面に表示された模様選択画面の一例であ
る。
る。
【図6】液晶画面に表示された選択された模様を示す画
面の一例である。
面の一例である。
【図7】液晶画面に表示された選択された模様を示す画
面の一例である。
面の一例である。
2…CPU 3…ROM 4…RAM 5…フラッシュメモリ装置 7…液晶ディスプレー 10…フラッシュメモリ 20…家庭用ミシン
Claims (4)
- 【請求項1】 縫製模様の形状に対応する縫製模様デー
タに基づき、縫製模様を表示する第1表示手段と、 前記縫製模様データを変更し、前記縫製模様の表示状態
を変更する第1変更手段と、 前記縫製模様を構成する部分領域毎の縫製模様データに
基づき、前記部分領域をそれぞれ表示する第2表示手段
と、 前記第1変更手段による縫製模様データの変更に対応さ
せて、前記部分領域毎の縫製模様データを変更し、前記
第2表示手段における前記部分領域毎の縫製模様の表示
状態を変更する第2変更手段と、 を備えていることを特徴とする縫製データ処理装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の縫製データ処理装置に
おいて、基本的な縫製模様を示す縫製模様データを記憶
するための手段を更に備え、前記第1表示手段が前記記
憶された縫製模様データに基づき縫製模様を表示するこ
とを特徴とする縫製データ処理装置。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の縫製データ処
理装置において、前記第2変更手段によって変更された
前記部分領域毎の縫製模様データを記憶するための手段
を更に備えていることを特徴とする縫製データ処理装
置。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいづれか一項に記載の
縫製データ処理装置において、前記第1表示手段及び前
記第2表示手段が2値のモノトーン画面で縫製模様を表
示することを特徴とする縫製データ処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33374895A JPH09170160A (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | 縫製データ処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33374895A JPH09170160A (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | 縫製データ処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09170160A true JPH09170160A (ja) | 1997-06-30 |
Family
ID=18269524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33374895A Pending JPH09170160A (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | 縫製データ処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09170160A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003053072A (ja) * | 2001-08-08 | 2003-02-25 | Brother Ind Ltd | 縫製装置 |
-
1995
- 1995-12-21 JP JP33374895A patent/JPH09170160A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003053072A (ja) * | 2001-08-08 | 2003-02-25 | Brother Ind Ltd | 縫製装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20041026 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20041210 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20051025 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060404 |