JPH09169730A - エチルアミノカルバゾールメラトニン作動性薬 - Google Patents

エチルアミノカルバゾールメラトニン作動性薬

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JPH09169730A
JPH09169730A JP8289439A JP28943996A JPH09169730A JP H09169730 A JPH09169730 A JP H09169730A JP 8289439 A JP8289439 A JP 8289439A JP 28943996 A JP28943996 A JP 28943996A JP H09169730 A JPH09169730 A JP H09169730A
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dimethoxy
carbazol
ethyl
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JP8289439A
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Katherine S Takaki
エス タカキ カサリーン
Marc A Bruce
エイ ブルース マーク
Graham S Poindexter
エス ポインデクスター グレイアム
Brett T Watson
ティー ワトソン ブレット
Joseph P Yevich
ピー イェーヴィック ジョセフ
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Bristol Myers Squibb Co
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Bristol Myers Squibb Co
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D209/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings, condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
    • C07D209/56Ring systems containing three or more rings
    • C07D209/80[b, c]- or [b, d]-condensed
    • C07D209/82Carbazoles; Hydrogenated carbazoles
    • C07D209/88Carbazoles; Hydrogenated carbazoles with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to carbon atoms of the ring system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/20Hypnotics; Sedatives
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00

Abstract

(57)【要約】 【課題】 睡眠障害治療剤である新規なメラトニン作動
性薬の製造。 【解決手段】 下記式Iを有する化合物又はその薬学的
に許容しうる塩を含む睡眠障害治療剤を製造する。 【化1】 (式中、R1 はC(O)R3 、C(S)R3 またはSO
2 4 ;R2 はHまたはC1-6 アルコキシ;R3 はC
1-6 アルキル、(CH2 n SR4 、(CH2 n OR
4 、(CH2n SO2 4 またはNHR4 ;R4 はC
1-4 アルキル;及びmは1または2;及びnは1から
4;を表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アミノエチル置換
基を有する新規なカルバゾール化合物に関する。本発明
は、また、これらの化合物の製法、剤形及び使用方法に
関する。これらの化合物はメラトニン作動性を有し、従
って睡眠障害を治療するのに有効であると考えられる。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】メラト
ニン(N−アセチル−5−メトキシトリプタミン)は、
松果体によって合成及び分泌されるホルモンである。メ
ラトニンレベルは周期的なサーカディアンパターンを示
し、最高レベルはサーカディアン明暗周期の暗期中に生
じる。メラトニンは、光周性情報の変換に関係し、光周
性哺乳動物の生殖、体重及び代謝の調節、サーカディア
ンリズムの制御及びレチナール生理学のモジュレーショ
ンを含む、脊椎動物における種々の神経及び内分泌作用
をモジュレートすると考えられている。最近では、メラ
トニンが特定の受容体を介してその生物学的作用を及ぼ
すことが証明されている。生物活性な放射能標識した作
動薬[125I]−2−ヨードメラトニンを使用することによ
り、様々な種の中枢神経系において高親和性メラトニン
受容体が同定された。その高親和性メラトニン受容体の
配列がカエル皮膚黒色素胞からクローン化され、報告さ
れた(Ebisawaら, Proc. Natl. Acad. Sci. 91:6133-613
7, 1994)。哺乳動物の脳におけるオートラジオグラフ研
究は、メラトニン受容体のいくつかの特定構造への分布
を明らかにした。例え密接に関係した種間であってもメ
ラトニン受容体分布に顕著な差があるが、一般に、最高
結合部位密度は視床下部の分離している核に存在する。
ヒトでは、視床下部内の[125I]−2−ヨードメラトニン
特異結合は視交差上核に完全に局在化し、メラトニン受
容体がヒト体内時計の中に位置することを強く示唆して
いる。
【0003】外因性メラトニン投与が、ラットにおいて
サーカディアンリズムに同調することが判明した(Casso
neら, J. Biol. Rhythms, 1:219-229, 1986)。ヒトで
は、メラトニン投与はサーカディアンリズムの非同調に
起因すると考えられた時差ぼけ関連の睡眠障害を治療す
るために用いられた (Arendtら, Br. Med. J. 292: 117
0, 1986)。更に、ヒトにおいて睡眠を誘導するためにメ
ラトニンの1回の服用量の使用が、 Wurtmanの国際出願
第94/07487号で特許請求された。メラトニン結合部位
は、体のいくつかの種類の組織、即ち、網膜、視交差上
核、脾等に見られた。即ち、メラトニンは、複数の生理
作用を与え、高度に選択的でなく、副作用を生じる可能
性がかなりある。メラトニン作動薬は、メラトニンより
選択的でかつ副作用が少なくなければならない。更に、
メラトニン代謝プロファイルは、化合物が生体内で急速
に分解すると共にその経口バイオアベイラビリティがし
ばしば低くかつ可変である点で問題となることがある。
適切なメラトニン作動薬は、これらの欠点を克服するこ
とができ、活性が予想できる生成物をもたらすものであ
る。即ち、メラトニン作動薬は睡眠障害及び他の時間生
物学的障害の治療に特に有効でなければならない。メラ
トニン作動薬は、また、メラトニン受容体相互作用の研
究及びメラトニン活性によって罹患した症状、例えば、
うつ病、時差ぼけ、交替勤務症候群、睡眠障害、緑内
障、生殖現象、がん、免疫障害及び神経内分泌障害の治
療に有効である。McAfeeの米国特許第 5,206,377号に
は、下記式1で表されるメラトニン拮抗薬活性を有する
化合物が開示されている。
【0004】
【化2】
【0005】(式中、R1 はC1-6 アルカノイルであ
り;R1"は水素、C1-6 アルキル又は最適に置換された
フェニルであり;R2 は水素又はフェニル置換C1-6
ルキレンであり;R3 、R4 、R5 及びR6 はC1-6
ルキル、C1-6 アルコキシ又は任意に置換されていても
よいフェノキシである。) このMcAfeeの化合物は、目
的の作動薬ではなく、N−アミドエチル置換基を含んで
いない。Stammら, Chem. Ber.,111: p.2665-6 (1978)
には、フルオレンをN−アシルアジリジンでアミドエチ
ル化して下記式2を有する化合物を生成することが示さ
れている。
【0006】
【化3】
【0007】(式中、Zはカーバメート、ウレアまたは
アミド基の一部だある。)
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記式Iを有
する置換カルバゾール化合物、その塩及びそれを使用す
る組成物及び方法に関する。式Iは、下記式で表され、
【0009】
【化4】
【0010】式中、R1 はC(O)R3 、C(S)R3
またはSO2 4 ;R2 はHまたはC1-6 アルコキシ;
3 はC1-6 アルキル、(CH2 n SR4 、(C
2 n OR4 、(CH2n SO2 4 またはNHR
4 ;R4 はC1-6 アルキル;並びにmは1または2;及
びnは1から4;を表す。本発明のメラトニン作動薬
は、類似の薬剤よりいくつかの利点を有する。ヒトML
1 、即ちML1aまたはML1b受容体結合を証明する試験
において活性である。化合物の多くは、メラトニン結合
に対するIC50値500nM以下を有する。さらに、本化
合物は、ある細胞において環状AMPのホルスコリン刺
激蓄積のメラトニン様阻止能によって求められた作動薬
である。また、選択された化合物は試験され、“クロッ
クインザディッシュ(clock inthe dish) "試験に活性
であることが見いだされ、これは、哺乳動物のサーカデ
ィアンリズムの緩和における該化合物の効力を示すもの
である。これらの及び他の利点は、説明及び特許請求の
範囲を考慮した後に更に明らかになるであろう。
【0011】
【発明の実施の形態】本明細書に記載される新規なメラ
トニン作動薬は下記式Iで表される。
【0012】
【化5】
【0013】式中、R1 はC(O)R3 、C(S)R3
またはSO2 4 ;R2 はHまたはC1-6 アルコキシ;
3 はC1-6 アルキル、(CH2 n SR4 、(C
2 n OR4 、(CH2n SO2 4 またはNHR
4 ;R4 はC1-4 アルキル;及びmは1または2;及び
nは1から4;を表す。『アルキル』は、所定の炭素数
を有する分枝鎖、直鎖または環状アルカニル基を表す。
シクロアルキル基は3〜6炭素原子を含む。『アルコキ
シ』は、分枝鎖又は直鎖を有するアルカニルオキシ基を
表す。R2は1〜6炭素原子を含む。mは1または2で
あってもよい。nは1から4であり、1が好ましい。
【0014】好ましい式Iの化合物群としては、R2
水素またはメトキシ基であり、mが1であり及びnが1
であるが挙げられる。この群において、R1 がC(O)
アルキル、C(O)シクロアルキル、C(S)NHアル
キル、C(O)(CH2 nSアルキル、またはC
(O)NHアルキル基が非常に好ましい。第一の好まし
い化合物群を以下に挙げる。N−〔2−(2−メトキシ
−9H−カルバゾール−9−イル)エチル〕ブタンアミ
ド;N−〔2−(2−メトキシ−9H−カルバゾール−
9−イル)エチル〕シクロプロパンカルボキサミド;N
−〔2−(2,7−ジメトキシ−9H−カルバゾール−9
−イル)エチル〕ブタンアミド;N−〔2−(2,7−ジ
メトキシ−9H−カルバゾール−9−イル)エチル〕−
2−メチルプロパンアミド;N−〔2−(2,7−ジメト
キシ−9H−カルバゾール−9−イル)エチル〕シクロ
プロパンカルボキサミド;N−〔2−(2,7−ジメトキ
シ−9H−カルバゾール−9−イル)エチル〕メチルチ
オアセトアミド;N−〔2−(2,7−ジメトキシ−9H
−カルバゾール−9−イル)エチル〕−N’−メチルウ
レア;及びN−エチル−N’−〔2−(2,7−ジメトキ
シ−9H−カルバゾール−9−イル)エチル〕ウレア。
【0015】他の好ましい化合物群としては、R2 がメ
トキシであり、mが2であり、及びnが1である化合物
が挙げられる。これらの中では、R1 がC(O)アルキ
ルまたはC(O)シクロアルキルであるものが非常に好
ましい。第二の好ましい化合物群を以下に挙げる。N−
〔3−(2,7−ジメトキシ−9H−カルバゾール−9−
イル)プロピル〕アセトアミド;N−〔3−(2,7−ジ
メトキシ−9H−カルバゾール−9−イル)プロピル〕
プロパンアミド;N−〔3−(2,7−ジメトキシ−9H
−カルバゾール−9−イル)プロピル〕ブタンアミド;
N−〔3−(2,7−ジメトキシ−9H−カルバゾール−
9−イル)プロピル〕−2−メチルプロパンアミド;及
びN−〔3−(2,7−ジメトキシ−9H−カルバゾール
−9−イル)プロピル〕シクロプロパンカルボキサミ
ド。
【0016】ヒトML1a結合試験における、好ましい化
合物のIC50は250 nM以下である。式Iの化合物はま
た、その溶媒和物を全て、特に水和物を包含する。一般
に、非毒性である薬学的に許容される式Iの化合物の溶
媒和物を、メラトニン様作用を得るのに適する量におい
て使用することができる。本発明は、また、構造上の非
対称の結果として生じる幾何及び光学異性体を包含す
る。個々の異性体の分離は、当業者に既知の種々の方法
を適用することにより達成される。合成経路及び方法 本発明の化合物は下記のスキーム及び方法を用いて製造
することができる。
【0017】
【化6】
【0018】中間体9H−カルバゾール−9−アルキル
アミン類3及び4(スキーム1)両原料であるビフェニ
ル誘導体1a及び1bをスズキのカップリング法により
合成した[Martin, et al, Acta Chem. Scand. 47, 221-
230(1993);及びMiyaura, et al, Syn. Commun., 11, 51
3(1981)]。グリニヤール試薬を、4−ブロモアニソール
から、これとホウ酸トリメチルとをTHF中で反応させ
ることにより合成した。生成物をH2 SO4 水溶液中に
おいて加水分解物を行い、4−メトキシフェニルホウ酸
を得た。これを、次に1−ブロモ−2−ニトロベンゼン
または4−ブロモ−3−ニトロアニソールと、(Ph3
P)4 Pd、水性Na2 CO3 、EtOH及びベンゼン
の混合物中でカップリングし、1aまたは1bを、それ
ぞれ合成した。ビフェニル類1a及び1bを、次にホス
ホン酸トリエチル中で加熱還流し、カルバゾール類2a
及び2bを得た。これらを次にNaH/DMF中でブロ
モアセトニトリルによりアルキル化し、相当するカルバ
ゾール−9−アセトニトリルを得た。ニトリルの還元
を、2−メトキシエタノール中でラネーニッケル及びア
ンモニア水により行い、9H−カルバゾール−9−エタ
ンアミン類3a及び3bを得た。NaH/DMF中に
て、アクリロニトリルへの2bの共役付加を行い、プロ
パンアミン4を得、さらに、Ac2 O中でラネーニッケ
ルにより得られたプロピオニトリルの還元を行うことに
より、プロピルアセトアミドを得た。続いて、20%N
aOH及びEtOH中において加水分解を行い9H−カ
ルバゾール−9−プロパンアミン4を得た。
【0019】
【化7】
【0020】アセトアミド5a(スキーム2);上記の
化合物4の合成で述べたように、2bをDMF中にてア
クリロニトリル及びNaHによる処理を行い、続いてA
2O中H2 及びラネーニッケルにて還元を行うことに
より、アセトアミド5aを得た。
【0021】
【化8】
【0022】アミド誘導体5、6、7及び8(スキーム
3);化合物4をEt3 N及びCH 2 Cl2 存在下にお
いて、適当な酸クロライドによりアシル化することによ
りアミド5b−eを合成した(方法A)。化合物7e及
び8をアミン3bから同様の方法にて合成した。 アミド5b−e、7e及び8の一般的合成方法: 方法A 適するアミン塩酸塩をCH2 Cl2 中に加え、飽和Na
2 CO3 により塩基性にした。有機抽出層を乾燥し(N
2 SO4 )、溶媒を減圧下除去し、遊離の塩基を得
た。遊離塩基(0.75 mmol)、適する酸クロライド(1.0 m
mol)及びEt3 N(0.14 ml 、1.0 mmol) のCH2 Cl
2 (10 ml)溶液を2時間攪拌し、次にバリアンSCX収
着剤カートリッジを用いて濾過し、CH2 Cl2 〜CH
2 Cl2:MeOH (98:2) で流出した。溶媒を減圧下除
去し、残渣をエーテル中で固化し、濾過して目的の生成
物を得た。アミド6及び7a−dを、適するアミンとカ
ルボン酸とをCH2 Cl2 中エチル3−(N,N−ジメ
チルアミノ)プロピルカルボジイミド(EDC)存在下
にてカップリングすることによる、別法にて合成した
(方法B)。
【0023】アミド6及び7a−dの一般的合成方法: 方法B 適するアミン塩酸塩(3aまたは3b)をCH2 Cl2
中に加え、飽和Na2CO3 により塩基性にした。有機
抽出層を乾燥し(Na2 SO4 )、溶媒を減圧下除去
し、遊離の塩基を無色油状物質として得た。遊離塩基
(0.50 mmol)、適するカルボン酸(0.80 mmol) 及びエチ
ル3−(N,N−ジメチルアミノ)プロピルカルボジイ
ミド(EDC、115 mg、0.6 mmol) のCH2 Cl2 (10
ml)溶液を3時間攪拌した。粗反応混合物をバリアンS
CX陽イオン交換収着剤(2.0 g)をさらに含むバリア
ンSAX陰イオン交換吸着剤カートリッジ(SAX収着
剤2.0g)を用いて濾過した。目的の生成物をCH2
2 :MeOH(98:2)で流出し、溶媒を減圧下除去
し、残渣をアプデルハルデンピストル中82℃で一晩乾燥
した。
【0024】
【化9】
【0025】アミド7f(スキーム4):メチルチオア
セトアミド7dをDMF/H2 O中でオキソンにより酸
化することにより、メタンスルホニルアセトアミド誘導
体7fを合成した。
【0026】
【化10】
【0027】ウレア9、10、11及び12(スキーム
5):ウレア類9a−bをアミン4及び適するイソシア
ネートからCH2 Cl2 中で合成した。同様にして、ウ
レア類10及び11a−hを適するイソシアネート及び
アミン類3a及び3bからそれぞれ合成した。さらに、
チオウレア12を3b及びエチルイソチオシアネートか
ら合成した。ウレア9、10、11及びチオウレア1
2:適する遊離塩基(0.75 mmol)及び適するイソシアネ
ートまたはイソチオシアネート(1.5 mmol)のCH2
2 溶液(10 ml)を2時間攪拌した。次に溶媒をN2
流下還元し、少量のエーテルを加えた。得られた沈殿を
濾過により集め目的の生成物を得た。
【0028】投与 本発明の化合物は、メラトニン作動性治療を必要として
いる患者、即ち、睡眠障害等に罹患している患者に種々
の方法で投与される。即ち、経口、経皮、皮下、静脈
内、筋肉内、直腸内、バッカル、鼻内及び眼経路を用い
ることができる。本発明の化合物の1種以上を薬学的に
許容しうる量の慣用的な医薬賦形剤の1種以上と混合し
て所望の経路によって投与される剤形を生成する。通
常、そのような剤形は1種或いは数種の担体又は希釈剤
を含む。有効な担体としては、固体、半固体及び液体が
含まれ、これらは活性剤と混和性さもなければ適合性を
有するので患者又は宿主に送達することができる。
【0029】適切な担体としては、ラクトース、デキス
トロース、スクロース、ソルビトール、マンニトール、
デンプン、アラビアゴム、リン酸カルシウム、アルギン
酸塩、トラガント、ゼラチン、ケイ酸カルシウム、ミク
ロクリスタリンセルロース、ポリビニルピロリドン、セ
ルロース、水、シロップ、メチルセルロース、メチル及
びプロピルヒドロキシベンゾエート、タルク、ステアリ
ン酸マグネシウム、鉱油等が挙げられ、混合物も使用可
能である。他の有効な賦形剤としては、滑沢剤、湿潤
剤、ゲル化剤、乳化剤、防腐剤、着色剤、香料、香気増
進剤、乾燥剤等が挙げられ、混合物を使用することがで
きる。通常は、本発明の化合物を含む組成物は、活性化
合物を約0.10〜約10%含み、及び賦形剤を99.9〜
90%又は他の適切な量含有する。用量レベルは、患者
が必要とする量及び治療する医師の診療判断によって指
示される。しかしながら、通常は睡眠又はサーカディア
ンリズム障害を治療するためには、1日につき約0.1〜
約10mg、好ましくは約1〜2 mg の用量が有効であ
る。本発明の化合物は、ヒト患者が最も好ましいが、他
の被検者、即ち、動物、好ましくは哺乳動物を治療する
ために用いてもよい。
【0030】個々の実施態様 本発明を構成する化合物、その調製方法及びその生物作
用は、具体的に説明するためだけに示されかつ本発明を
その範囲に限定するものとして解釈されるべきでない下
記実施例を考慮することから更に完全に理解される。下
記実施例は、前述の合成法を具体的に説明するために用
いられるが、温度は℃で表され、融点は補正されていな
い。スペクトル特性である核磁気共鳴(NMR)は、比
較基準としてテトラメチルシラン(TMS)に対するケ
ミカルシフト(δ)で表され、ケミカルシフトは百万分
の1(ppm) で表される。 1H NMRスペクトルデータに
おいて種々のシフトに対して報告された相対面積は、分
子内の特定の官能基の水素原子数に対応する。多重性に
関してのシフトの種類は、幅広い一重線(bs)、一重
線(s)、多重線(m)、二重線(d)又は三重線
(t)として報告されている。使用略語は、DMSO−
6(重水素化ジメチルスルホキシド)、CDCl 3(重水
素化クロロホルム) 及び他の慣用的なものを用いてい
る。赤外線(IR)スペクトルの記述は、官能基同定値
を有する吸収波数 (cm-1) のみ含む。IRは、化合物ニ
ートを薄膜として測定するか、又は希釈剤として臭化カ
リウム(KBr)を用いて測定した。元素分析は、重量
%で報告される。特にことわらない限り、本明細書に示
される%は全て全組成物重量に基づく重量%である。下
記の実施例は、式Iの化合物の調製を詳細に記載するも
のである。材料及び方法の両方を変更することにより、
本明細書に開示された他の化合物の調製が可能になるこ
とは当業者に明らかであろう。前述の説明及び下記の実
施例から、当業者は本発明を完全に用いることができる
と考えられる。
【0031】
【実施例】実施例1〜7は、式Iの種々の化合物の製造
に必要な中間体の製造を述べている。実施例8〜34
は、式Iの種々の化合物の個々の実施例を述べている。
実施例35は、活性試験に使用されたヒトML1a結合ア
ッセイについて述べている。実施例1 :4−メトキシ−2’−ニトロ−1,1’−ビフ
ェニル 窒素雰囲気下、無水THF(200 ml)を火炎乾燥したマ
グネシウムの削り屑(9.72 g、400 mg・原子)が入った
1.0 Lの三つ口フラスコへ加え、続いて少量のI2 を加
えた。4−ブロモアニソール(25.0 ml 、200 mmol)を
無水THF(100 ml)に加えた溶液を、徐々に65℃に加
熱しながら滴下し、得られた混合物を65℃で2時間攪拌
した。混合物を次に冷却し、上澄み液を流出した。残差
をTHFで洗浄し、上澄み液及び洗浄液を添加管中で混
合した。この溶液を、窒素雰囲気下、無水THF中(15
0 ml)ホウ酸トリメチル(23.0 ml 、200 mmol)溶液へ
滴下した。攪拌を1時間行い、5%H2 SO4 (200 m
l)を加え、混合物をさらに30分間攪拌した。得られた
懸濁液をEt2 Oで抽出し、有機抽出層を食塩水で洗浄
し、乾燥し(Na2 SO4 )、溶媒を減圧下除去した。
白色の沈殿物を濾過により集め(4−メトキシフェニル
ホウ酸、22.5 g、収率74 %)、さらにこれを同定せずに
反応を行った。
【0032】95%EtOH(100 ml)中の4−メトキシ
フェニルホウ酸(11.0 g、72 mmol)溶液を、(Ph
3 P)4 Pd(2.25 g、2.0 mmol)及び1−ブロモ−2
−ニトロベンゼン(13.0 g、65mmol)のベンゼン(300
ml)溶液へ添加した。Na2 CO 3 溶液(2 M 、150 m
l、300 mmol) を加え、得られた混合物を激しく攪拌し
ながら、一晩加熱還流を行った。反応混合物を次に冷却
し、30%H2 2 (20 ml)を加え、1時間攪拌を行っ
た。得られた混合物をEt2 Oで抽出し、有機抽出層を
食塩水で洗浄し、乾燥し(Na2 SO4 )、溶媒を減圧
下除去した。残渣をCH 2 Cl2 :ヘキサン(1:3)にて
抽出し、シリカゲル濾過し、ビフェニルをCH2
2 :ヘキサン(1:1)で流出した。溶媒を減圧下流去
し、黄色固体を得た(15.5 g、理論収率)。mp 48-50
℃;[Jones, B.; Chapman, F., J. Chem. Soc., 1829-18
32(1952)]; 1H NMR (CDCl3) δ7.78 (d, 1H, J=8.4 H
z), 7.57 (t, 1H, J=7.8 Hz), 7.42 (m, 2H), 7.24 (d,
2H, J=9.0 Hz), 6.94 (d, 2H, J=9.0 Hz), 3.83 (s, 3
H); 13C NMR (CDCl3) δ159.70, 149.42, 135.85, 132.
13, 131.92, 129.49, 129.12, 127.72, 123.99, 114.2
2, 55.31; 元素分析 計算値 C13H11NO3:C, 68.11; H,
4.84; N, 6.11, 実測値: C, 68.42; H, 4.79; N, 5.83
【0033】実施例2: 4,4’−ジメトキシ−2−
ニトロ−1,1’−ビフェニル 4−メトキシフェニルホウ酸を4−ブロモ−3−ニトロ
アニソールとを、1aと同様に反応を行い、黄色の固体
を得た(収率90 %) 。mp 122-124℃;[Lund, H.et al, A
cta. Chem. Scand., 20, 1631-1644(1966)]; 1H NMR (C
DCl3)δ7.30 (m, 2H), 7.18 (d, 2H, J=9.0 Hz), 7.10
(d, 1H, J=8.4 Hz), 6.92 (d, 2H, J=9.0 Hz), 3.87
(s, 3H), 3.82 (s, 3H)。13C NMR (CDCl3) δ159.37, 1
58.80, 149.69, 132.76, 129.43, 129.19, 128.21, 11
8.60, 114.12, 108.90, 55.89, 55.28. 元素分析 計
算値 C14H13NO4 :C, 64.86; H, 5.05; N, 5.40, 実測
値: C,64.77; H, 4.96; N, 5.24
【0034】実施例3: 2−メトキシ−9H−カルバ
ゾール 化合物1a(14.7 g, 64.1 mmol) のホスホン酸トリエチ
ル(50 ml)溶液を4時間加熱還流し、室温に冷却した。
得られた沈殿を濾過により集め、Et2 Oで洗浄を行っ
た。濾液を1N塩酸(2×250 ml)で洗浄し、有機抽出
液中に生じた沈殿を濾過により集め、既に得られている
沈殿と混合し、白色の固体を得た(9.0g、収率71 %)
。mp 223-225 ℃;[Cummins, J.A.; Tomlinson, M.L.,
J. Chem.Soc., 3475-7(1955)]; 1H NMR (DMSO-d6)δ1
1.11 (s, 1H), 7.97 (d, 1H, J=8.4 Hz), 7.95 (d, 1H,
J=8.4 Hz), 7.42 (d, 1H, J=7.8 Hz), 7.27 (t, 1H, J
=8.1 Hz), 7.09 (t, 1H, J=7.8 Hz), 6.95 (s, 1H), 6.
75 (d, 1H, J=8.4 Hz), 3.82 (s, 3H); 13C NMR (DMSO-
d6)δ158.49, 141.10, 139.72, 124.11, 122.66, 120.8
9, 119.24, 118.53, 116.17, 110.60, 107.69, 94.43,
55.24; 元素分析計算値 C13H11NO ・0.1H2O :C, 78.4
5; H, 5.67; N, 7.04, 実測値: C, 78.54;H, 5.87; N,
6.77
【0035】実施例4: 2,7−ジメトキシ−9H−カ
ルバゾール 本化合物は、1bから、2aと同様の方法により合成を
行い、白色の固体を得た(収率78 %) 。mp 272-275℃;
[Raj, K. et al, Indian J. Chem., Sect. B, 14B, 371
-3(1976)]; 1H NMR (DMSO-d6)δ10.97 (s, 1H), 7.82
(d, 2H, J=8.4 Hz), 6.92 (s, 2H), 6.71 (d, 2H, J=8.
4 Hz), 3.80 (s, 6H) 。13C NMR (DMSO-d6) δ157.55,
141.03, 119.93, 116.46, 107.32, 94.65, 55.22. 元
素分析 計算値 C14H13NO2・0.1H2O :C, 73.99; H, 5.7
7; N, 6.16, 実測値: C, 73.91; H,5.70; N, 6.14
【0036】実施例5: 2−メトキシ−9H−カルバ
ゾール−9−エタンアミン塩酸塩 NaH(60 %鉱油懸濁、750 mg, 19 mmol)及び2a(3.8
g、19 mmol)の無水DMF(50 ml)溶液を30分間窒素
雰囲気下にて攪拌した。臭化アセトニトリル(1.5 ml、
19 mmol)を次に加え、攪拌をさらに30分間続けた。反
応を飽和NH4Clで停止し、全ての固体を溶解するの
に十分な水を加え、及び混合物をEtOAcで抽出し
た。有機抽出液を水及び食塩水で洗浄し、乾燥した(N
2 SO4)。溶媒を減圧下濃縮し、2a及び9−シア
ノメチル生成物(60:40 、 1H−NMR分析)の混合物
を得た。混合物を次にさらに精製及び構造決定を行うこ
となく、還元した。。
【0037】2a及び9−シアノメチル生成物を、30%
NH3 水溶液(45 ml)及びラネーニッケル(アルドリッ
チ、ラネー28またはW−2類似物)を含む2−メトキ
シエタノール(250 ml)に加え、パール還元装置で50ps
i で1時間、水素添加を行った。触媒をセライト濾過を
行って除去し、及び濾液をH2 O(500 ml)及びCH 2
Cl2 (2×100 ml)に分配した。有機抽出液を混合
し、乾燥して(Na2 SO4 )、溶媒を減圧下濃縮し、
少量の2−メトキシエタノール中に溶解した2a及び3
aの溶液を得た。この溶液をEt2 O(100 ml)に加
え、得られた沈殿物(2a)を濾過により除去した。濾
液をHCl(1,4−ジオキサン中の4N溶液、2.0 m
l、8.0 mmol)により酸性にした。得られた沈殿を濾過
により集め、白色の固体を得た(1.54 g、収率29%)。
mp 270-272℃;1H NMR (DMSO-d6)δ8.40(s, 3H), 8.02
(d, 1H, J=8.1 Hz), 7.99 (d, 1H, J=8.7 Hz), 7.64
(d, 1H, J=8.1 Hz), 7.35 (m, 2H), 7.17 (t, 1H, J=7.
2 Hz), 6.81 (d, 1H, J=8.4 Hz),4.66 (t, 2H, J=6.9 H
z), 3.90 (s, 3H), 3.18 (m, 2H)。13C NMR (DMSO-d6)
δ159.05, 141.55, 139.98, 124.44, 122.76, 121.10,
119.43, 119.28, 115.98,108.89, 108.19, 93.50, 55.7
4, 39.91, 37.41. 元素分析 計算値 C15H16N2O・HCl
:C, 65.10; H, 6.19; N, 10.12, 実測値: C, 65.02;
H, 6.08; N, 9.93
【0038】実施例6: 2,7−ジメトキシ−9H−カ
ルバゾール−9−エタンアミン塩酸塩 本化合物は、2bから、3aと同様の方法により合成を
行い、白色の固体を得た(収率35 %) 。mp 273-275℃;
1H NMR (DMSO-d6)δ8.40 (s, 3H), 7.86 (d, 2H, J=8.4
Hz), 7.27 (s, 2H), 6.76 (d, 2H, J=8.7 Hz), 4.62
(t, 2H, J=6.9 Hz), 3.85 (s, 6H), 3.16 (m, 2H)。13C
NMR (DMSO-d6) δ158.03, 141.44, 120.12, 116.33, 1
07.80, 93.69, 55.68, 39.80, 37.38;元素分析 計算
値 C16H18N 2O2 ・HCl :C, 62.64; H, 6.24; N, 9.13,実
測値: C, 62.39; H, 6.33; N, 9.04
【0039】実施例7: 2,7−ジメトキシ−9H−カ
ルバゾール−9−プロパンアミン塩酸塩 2b(8.0 g, 35 mmol) の無水DMF(200 ml)溶液をN
aH(60 %鉱油懸濁、1.4 g, 35 mmol) で処理した。得
られた混合物を窒素雰囲気下2時間攪拌し、アクリロニ
トリル(43 ml, 700 mmol)を滴下した。反応混合物をさ
らに3時間攪拌し、飽和NH4 Clで停止した。H2
(400 ml)及びEtOAc(400 ml)を加え、混合物を
震盪し、セライト濾過を行い、分配した。有機抽出液を
水(3×200 ml)及び食塩水(200 ml)で洗浄し、乾燥
した(Na2 SO4 )。溶媒を減圧下除去し、残渣をC
2 Cl2 に加え、濾過し、濾液をシリカゲル充填物
(plug) に積載し、CH2 Cl2 で流出した。溶媒を減
圧下除去し、残渣をEtOAcから再結晶し、白色の固
体を得た(3.9 g,2,7−ジメトキシ−9H−カルバゾー
ル−9−プロパンニトリル、 1H−NMR分析により純
度約95%、残りは2b)。プロパンニトリルは精製及び
構造決定を行わなかった。これを、ラネーニッケル(ア
ルドリッチ、ラネー28またはW−2の類似品)を含む
Ac2 O(150ml)に加え、パール還元装置で50psi で
2時間、水素添加を行った。触媒をセライト濾過を行っ
て除去し、濾液を注意して、10%NaOH(300 ml)に
加えた。得られた混合物を1時間加熱還流し、冷却し、
及び得られたアセトアミドを濾過により集めた。これを
次に、20%NaOH(150 ml)及びEtOH(150 ml)
の混合液中で一晩加熱還流した。得られた溶液を冷却し
CH2 Cl2 (200 ml)で抽出した。有機抽出液を減圧
下除去し、エタノール性懸濁液(約50 ml)として、濾過
した。溶媒を濾液から減圧下除去し、残渣をCH2 Cl
2 に加え、得られた混合物を濾過した。残渣を1NHC
l−エーテル溶液(11.0 ml 、11.0 mmol)により酸性に
した。得られた沈殿物を濾過により集め、白色の固体を
得た(2.40 g、3工程の収率21%)。mp 232-235℃;1H
NMR (DMSO-d6)δ8.20 (br s, 3H), 7.86 (d, 2H, J=8.
4 Hz), 7.20 (s, 2H), 6.75 (d, 1H, J=8.4 Hz), 4.45
(t, 2H, J=6.6 Hz), 3.86 (s, 6H), 2.83 (m, 2H), 2.0
5 (q, 2H, J=6.6 Hz) ;13C NMR (DMSO-d6) δ157.94,
141.33, 120.09, 116.13, 107.34, 93.84, 55.63, 39.5
1, 36.61, 26.41 ;元素分析 計算値 C17H20N2O2 ・HC
l :C, 63.65; H, 6.60;N, 8.73,実測値: C, 63.31; H,
6.58; N, 8.50
【0040】実施例8: N−〔3−(2,7−ジメトキ
シ−9H−カルバゾール−9−イル)プロピル〕アセト
アミド 本化合物は、化合物4の合成における中間体として単離
された。白色固体(2bから2工程の収率31 %)。mp 1
20-122℃;1H NMR (DMSO-d6)δ8.01 (m, 1H),7.86 (d,
2H, J=8.4 Hz), 7.07 (s, 2H), 6.74 (d, 2H, J=8.4 H
z), 4.32 (t, 2H, J=6.9 Hz), 3.84 (s, 6H), 3.07 (q,
2H, J=5.7 Hz), 1.87 (m, 2H), 1.81 (s, 3H)。13C NM
R (DMSO-d6) δ169.19, 157.84, 141.38, 120.05, 116.
11, 107.19, 93.59, 55.45, 39.91, 36.46, 28.26, 22.
60;元素分析 計算値 C19H22N2O 3 ・0.7H2O :C, 67.3
1; H, 6.96; N, 8.26, 実測値: C, 67.25; H, 6.57; N,
8.09
【0041】実施例9:N−〔3−(2,7−ジメトキシ
−9H−カルバゾール−9−イル) プロピル〕プロパン
アミド 本化合物を白色の固体として得た(収率95%)。mp 150
-152℃;1H NMR (DMSO-d6)δ7.86 (m, 3H), 7.06 (s, 2
H), 6.75 (d, 2H, J=8.4 Hz), 4.31 (t, 2H, J=6.6 H
z), 3.84 (s, 6H), 3.08 (q, 2H, J=6.3 Hz), 2.07 (q,
2H, J=7.8 Hz),1.87 (q, 2H, J=6.9 Hz), 0.98 (t, 3
H, J=7.5 Hz)。13C NMR (DMSO-d6) δ172.88, 157.85,
141.38, 120.06, 116.12, 107.16, 93.59, 55.43, 39.9
1, 36.39,28.55, 28.33, 9.99;元素分析 計算値 C20H
24N2O3 :C, 70.57; H, 7.11; N,8.23, 実測値: C, 70.
52; H, 6.98; N, 8.12
【0042】実施例10:N−〔3−(2,7−ジメトキ
シ−9H−カルバゾール−9−イル)プロピル〕ブタン
アミド 本化合物を白色の固体として得た(収率86%)。mp 146
-147℃;1H NMR (DMSO-d6)δ7.86 (m, 3H), 7.06 (s, 2
H), 6.75 (d, 2H, J=8.4 Hz), 4.31 (t, 2H, J=6.9 H
z), 3.84 (s, 6H), 3.10 (q, 2H, J=6.0 Hz), 2.04 (t,
2H, J=7.2 Hz),1.87 (q, 2H, J=7.5 Hz), 1.51 (m, 2
H), 0.84 (t, 3H, J=7.3 Hz)。13C NMR (DMSO-d6) δ17
1.99, 157.86, 141.37, 120.06, 116.13, 107.15, 93.6
0, 55.44,39.96, 37.41, 36.35, 28.39, 18.72, 13.6
7;元素分析 計算値 C21H26N2O3 ・0.2H2O : C, 70.4
5; H, 7.43; N, 7.82,実測値: C, 70.41; H, 7.34; N,
7.73
【0043】実施例11:N−〔3−(2,7−ジメトキ
シ−9H−カルバゾール−9−イル)プロピル〕−2−
メチルプロパンアミド 本化合物を白色の固体として得た(収率80%)。mp 145
-146℃;1H NMR (DMSO-d6)δ7.86 (d, 2H, J=8.7 Hz),
7.83 (m, 1H), 7.05 (s, 2H), 6.74 (d, 2H, J=8.7 H
z), 4.30 (t, 2H, J=6.9 Hz), 3.84 (s, 6H), 3.09 (q,
2H, J=6.0 Hz),2.34 (m, 1H), 1.86 (m, 2H), 0.98
(d, 6H, J=6.3 Hz)。13C NMR (DMSO-d6) δ176.09, 15
7.85, 141.36, 120.07, 116.13, 107.14, 93.60, 55.4
5, 39.95, 36.33, 34.06, 28.37, 19.61 ;元素分析
計算値 C21H26N2O3 ・0.1H2O : C, 70.80; H, 7.41; N,
7.86,実測値: C, 70.71; H, 7.53; N, 7.89
【0044】実施例12:N−〔3−(2,7−ジメトキ
シ−9H−カルバゾール−9−イル)プロピル〕シクロ
プロパンカルボキサミド 本化合物を白色の固体として得た(収率70%)。mp 153
-155℃;1H NMR (DMSO-d6)δ8.16 (m, 1H), 7.87 (d, 2
H, J=8.4 Hz), 7.06 (s, 2H), 6.75 (d, 2H, J=8.4 H
z), 4.32 (t, 2H, J=6.9 Hz), 3.84 (s, 6H), 3.10 (q,
2H, J=6.0 Hz),1.89 (q, 2H, J=5.4 Hz), 1.53 (m, 1
H), 0.61 (m, 4H)。13C NMR (DMSO-d6) δ172.53, 157.
85, 141.38, 120.06, 116.10, 107.21, 93.53, 55.43,
40.08, 36.60, 28.41, 13.59, 6.09;元素分析 計算値
C21H24N2O3 : C, 71.57; H, 6.86; N, 7.95,実測値:
C, 71.26; H, 6.88; N, 7.79
【0045】実施例13:N−〔2−(2,7−ジメトキ
シ−9H−カルバゾール−9−イル)エチル〕メトキシ
アセトアミド 本化合物を白色の固体として得た(収率100 %)。mp 1
36-138℃;1H NMR (DMSO-d6)δ7.99 (t, 1H, J=6.0 H
z), 7.85 (d, 2H, J=8.4 Hz), 7.10 (s, 2H), 6.74 (d,
2H, J=8.4 Hz), 4.37 (t, 2H, J=5.4 Hz), 3.84 (s, 6
H), 3.66 (s, 2H), 3.48 (q, 2H, J=6.0 Hz), 3.16 (s,
3H)。13C NMR (DMSO-d6) δ169.52, 157.83, 141.57,
120.04, 116.13, 107.32, 93.43, 71.46, 58.53, 55.3
8, 41.31, 37.10;元素分析 計算値 C19H22N2O4 : C,
66.65; H, 6.48; N, 8.18,実測値:C, 65.68; H, 6.44;
N, 8.02
【0046】実施例14:N−〔2−(2,7−ジメトキ
シ−9H−カルバゾール−9−イル)エチル〕メタンス
ルホンアミド 本化合物を白色の固体として得た(収率88%)。mp 163
-165℃;1H NMR (DMSO-d6)δ7.86 (d, 2H, J=8.4 Hz),
7.28 (t, 1H, J=6.0 Hz), 7.13 (s, 2H), 6.76(d, 2H,
J=8.4 Hz), 4.39 (t, 2H, J=6.0 Hz), 3.85 (s, 6H),
3.33 (q, 2H, J=6.0 Hz), 2.73 (s, 3H)。13C NMR (DMS
O-d6) δ157.86, 141.53, 120.04, 116.17, 107.41, 9
3.78, 55.42, 42.84, 41.23, 37.13 ;元素分析 計算
値 C17H20N 2O4S・0.3H2O: C, 57.71; H, 5.87; N, 7.9
2,実測値: C, 57.85; H, 5.80; N,7.72
【0047】実施例15:N−〔2−(2−メトキシ−
9H−カルバゾール−9−イル) エチル〕ブタンアミド 本化合物を白色の固体として得た(収率88%)。mp 140
-142℃;1H NMR (DMSO-d6)δ7.95 (m, 3H), 7.49 (d, 1
H, J=8.1 Hz), 7.33 (t, 1H, J=8.1 Hz), 7.14(t, 1H,
J=7.2 Hz), 7.11 (s, 1H), 6.78 (d, 1H, J=8.4 Hz),
4.39 (t, 2H, J=6.3 Hz), 3.86 (s, 3H), 3.43 (q, 2H,
J=6.0 Hz), 1.90 (t, 2H, J=7.5 Hz),1.41(m, 2H), 0.
73 (t, 3H, J=7.5 Hz) 。13C NMR (DMSO-d6) δ172.54,
158.78, 141.62, 140.24, 124.20, 122.43, 120.98, 1
19.32, 118.83, 115.84, 108.79, 107.65, 93.25, 55.4
1, 41.59, 37.72, 37.32, 18.33, 13.61 ;元素分析
計算値 C19H22N2O2 : C, 73.52; H, 7.14; N, 9.03,実
測値: C, 73.35; H, 7.05;N, 8.83
【0048】実施例16 :N−〔2−(2−メトキシ−
9H−カルバゾール−9−イル) エチル〕−2−メチル
プロパンアミド 本化合物を白色の固体として得た(収率62%)。mp 152
-154℃;1H NMR (DMSO-d6)δ7.99 (m, 2H), 7.86 (t, 1
H, J=5.4 Hz), 7.48 (d, 1H, J=8.1 Hz), 7.32(t, 1H,
J=8.1 Hz), 7.14 (t, 1H, J=7.2 Hz), 7.10 (s, 1H),
6.79 (d, 1H, J=8.7 Hz), 4.39 (t, 2H, J=6.3 Hz), 3.
86 (s, 3H), 3.44 (q, 2H, J=6.0 Hz),2.16(m, 1H), 0.
85 (d, 6H, J=6.9 Hz) 。13C NMR (DMSO-d6) δ176.53,
158.74, 141.64, 140.25, 124.17, 122.42, 120.97, 1
19.30, 118.82, 115.86, 108.89, 107.56, 93.40, 55.4
4, 41.55, 37.74, 34.04, 19.30;元素分析 計算値 C
19H22N2O2 : C, 73.52; H, 7.14; N, 9.03,実測値: C,
73.36; H, 7.06; N, 8.79
【0049】実施例17:N−〔2−(2−メトキシ−
9H−カルバゾール−9−イル) エチル〕シクロプロパ
ンカルボキサミド 本化合物を白色の固体として得た(収率85%)。mp 135
-140℃;1H NMR (DMSO-d6)δ8.22 (t, 1H, J=5.4 Hz),
8.00 (d, 1H, J=6.9 Hz), 7.98 (d, 1H, J=8.4Hz), 7.4
7 (d, 1H, J=8.1 Hz), 7.33 (t, 1H, J=7.2 Hz), 7.14
(t, 1H, J=7.2Hz), 7.08 (s, 1H), 6.79 (d, 1H, J=8.7
Hz), 4.39 (t, 2H, J=6.0 Hz), 3.86(s, 3H), 3.44
(q, 2H, J=6.0 Hz), 1.38(m, 1H), 0.64(m, 1H), 0.58
(m, 2H)。13C NMR (DMSO-d6) δ173.28, 158.80, 141.6
4, 140.25, 124.23, 122.42, 120.97, 119.30, 118.86,
115.85, 108.84, 107.70, 93.25, 55.41, 41.61, 38.1
3, 13.61, 6.14 ;元素分析 計算値 C19H22N2O2 : C,
74.00; H, 6.54; N, 9.08,実測値: C, 73.79; H, 6.5
3; N, 8.78
【0050】実施例18:N−〔2−(2,7−ジメトキ
シ−9H−カルバゾール−9−イル)エチル〕ブタンア
ミド 本化合物を白色の固体として得た(収率88%)。mp 140
-142℃;1H NMR (DMSO-d6)δ7.94 (t, 1H, J=5.7 Hz),
7.85 (d, 1H, J=8.4 Hz), 7.06 (s, 2H), 6.74(d, 1H,
J=8.4 Hz), 4.34 (t, 2H, J=6.0 Hz), 3.84 (s, 6H),
3.42 (q, 2H, J=6.0 Hz), 1.91 (t, 2H, J=7.5 Hz), 1.
39(m, 1H), 0.73(t, 3H, J=7.2 Hz)。13C NMR (DMSO-
d6) δ172.49, 157.76, 141.57, 119.94, 116.61, 107.
21, 93.46,55.34, 41.48, 37.53, 37.32, 18.28, 13.54
;元素分析 計算値 C20H24N2O3: C, 70.57; H, 7.1
1; N, 8.23,実測値: C, 70.30; H, 7.11; N, 7.99
【0051】実施例19:N−〔2−(2,7−ジメトキ
シ−9H−カルバゾール−9−イル)エチル〕−2−メ
チルプロパンアミド 本化合物を白色の固体として得た(収率62%)。mp 152
-154℃;1H NMR (DMSO-d6)δ7.85 (m, 3H), 7.05 (s, 2
H), 6.74 (d, 2H, J=8.4 Hz), 4.35 (t, 2H, J=6.0 H
z), 3.84 (s, 6H), 3.43 (q, 2H, J=6.0 Hz), 2.17 (m,
1H), 0.85 (d, 6H, J=6.6 Hz)。13C NMR (DMSO-d6) δ
176.51, 157.79, 141.66, 119.98, 116.19, 107.17, 9
3.68, 55.43, 41.52, 37.58, 34.07, 19.28;元素分析
計算値 C20H24N2O3 ・0.2 H2O : C, 69.83; H, 7.15;
N, 8.14,実測値: C, 69.93; H, 7.04; N, 7.97
【0052】実施例20:N−〔2−(2,7−ジメトキ
シ−9H−カルバゾール−9−イル)エチル〕シクロプ
ロパンカルボキサミド 本化合物を白色の固体として得た(収率99%)。mp 170
-172℃;1H NMR (DMSO-d6)δ8.28 (t, 1H, J=5.7 Hz),
7.85 (d, 2H, J=8.4 Hz), 7.04 (s, 2H), 6.74(d, 2H,
J=8.4 Hz), 4.35 (t, 2H, J=6.0 Hz), 3.84 (s, 6H),
3.43 (q, 2H, J=6.0 Hz), 1.40 (m, 1H), 0.63 (m, 2
H), 0.56 (m, 2H); 13C NMR (DMSO-d6)δ173.24, 157.
84, 141.64, 119.98, 116.16, 107.33, 93.52, 55.41,
41.66, 38.04, 13.62, 6.13 ;高分解能マススペクトル
(MH+ ) C20H23N2O3 :計算値 339.1709;実測値: 339.
1702; 偏差2.1ppm.
【0053】実施例21:N−〔2−(2,7−ジメトキ
シ−9H−カルバゾール−9−イル)エチル〕メチルチ
オアセトアミド 本化合物を白色の固体として得た(収率72%)。mp 128
-130℃;1H NMR (DMSO-d6)δ8.16 (t, 1H, J=5.7 Hz),
7.85 (d, 2H, J=8.4 Hz), 7.10 (s, 2H), 6.75(d, 2H,
J=8.4 Hz), 4.37 (d, 2H, J=6.0 Hz), 3.85 (s, 6H),
3.47 (q, 2H, J=6.0 Hz), 2.97 (s, 2H), 1.89 (s, 3
H)。13C NMR (DMSO-d6) δ169.30, 157.87, 141.60, 12
0.06, 116.17, 107.40, 93.50, 55.44, 41.41, 37.89,
36.63, 15.36;元素分析 計算値 C19H22N2O3S: C, 6
3.66; H, 6.19; N, 7.82,実測値: C,63.62; H, 6.14;
N, 7.63
【0054】実施例22:N−〔2−(2,7−ジメトキ
シ−9H−カルバゾール−9−イル)エチル〕−2−
(メタンスルホニル)アセトアミド 7d(200 mg、0.55 mmol)のDMF溶液(20 ml)を、オ
キソン(Oxone)(アルドリッチ、600 mg、1.0 mmol)の水
溶液(5 ml)と混合し、得られた混合物を48時間攪拌し
た。次に水を加え、得られた沈殿物を濾過して集め、水
で洗浄を行った。固体を最小限のCH2 Cl2 に溶解
し、容積を小さくし、エーテルを加えた。得られた沈殿
物を濾過により集め、薄い灰色の固体を得た(140 mg、
収率65%)。mp 175-177℃;1H NMR (DMSO-d6)δ8.57
(t, 1H, J=5.7 Hz), 7.86 (d, 2H, J=8.4 Hz), 7.10
(s, 2H), 6.76 (d, 2H, J=8.4 Hz), 4.35 (t, 2H, J=6.
3 Hz),3.99 (s, 2H), 3.85 (s, 6H), 3.51 (q, 2H, J=
6.0 Hz), 3.07 (s, 3H)。13C NMR (DMSO-d6) δ162.69,
157.89, 141.47, 120.07, 116.18, 107.50, 93.47, 5
9.37, 55.43, 41.49, 41.42, 37.35;元素分析 計算値
C19H22N2O5S: C, 58.45;H, 5.68; N, 7.17,実測値:
C, 58.30; H, 5.72; N, 7.13
【0055】実施例23:N−〔3−(2,7−ジメトキ
シ−9H−カルバゾール−9−イル)プロピル〕−N’
−メチルウレア 本化合物を白色の固体として得た(収率78%)。mp 272
-274℃;1H NMR (DMSO-d6)δ7.86 (d, 2H, J=8.4 Hz),
7.04 (s, 2H), 6.74 (d, 2H, J=8.4 Hz), 6.07(t, 1H,
J=5.4 Hz), 5.76 (s, 1H), 4.29 (t, 2H, J=6.9 Hz),
3.84 (s, 6H),3.02 (q, 2H, J=6.0 Hz), 2.52 (d, 3H,
J=3.6 Hz), 1.84 (q, 2H, J=6.9 Hz)。 13C NMR (DMSO-d
6) δ158.89, 157.91, 141.46, 120.12, 116.16, 107.2
7, 93.55, 55.47, 39.38, 37.33, 29.22, 26.49;元素
分析 計算値 C19H23N3O3 ・0.3H 2O; C, 65.80; H, 6.8
6; N, 12.12 実測値: C, 65.78; H, 6.62; N, 11.97
【0056】実施例24:N−エチル−N’−〔3−
(2,7−ジメトキシ−9H−カルバゾール−9−イル)
プロピル〕ウレア 本化合物を白色の固体として得た(収率65%)。mp 268
-270℃;1H NMR (DMSO-d6)δ7.86 (d, 2H, J=8.4 Hz),
7.04 (s, 2H), 6.74 (d, 2H, J=8.4 Hz), 6.02(t, 1H,
J=5.4 Hz), 5.84 (t, 1H, J=5.4 Hz), 4.29 (t, 2H, J=
7.2 Hz), 3.84(s, 6H), 3.01 (m, 4H), 1.84 (q, 2H, J
=6.9 Hz), 0.96 (t, 3H, J=6.9 Hz)。 13C NMR (DMSO-
d6) δ158.13, 157.84, 141.38, 120.04, 116.10 107.1
9, 93.50, 55.41, 39.80, 37.16, 34.10, 29.18, 15.7
1;元素分析 計算値 C20H25N3O3・0.5H2O; C, 65.91;
H, 7.19; N, 11.53 実測値: C, 65.95; H, 6.89; N, 1
1.46
【0057】実施例25:N−エチル−N’−〔2−
(2−メトキシ−9H−カルバゾール−9−イル) エチ
ル〕ウレア 本化合物を白色の固体として得た(収率76%)。mp 170
-172℃;1H NMR (DMSO-d6)δ8.00 (d, 1H, J=7.2 Hz),
7.97 (d, 1H, J=8.4 Hz), 7.52 (d, 1H, J=8.4Hz), 7.3
2 (t, 1H, J=6.9 Hz), 7.13 (m, 2H), 6.78 (d, 1H, J=
8.4 Hz), 5.89(m, 2H), 4.35 (d, 2H, J=6.6 Hz), 3.86
(s, 3H), 3.36 (m, 2H), 3.10 (q, 2H, J=6.9 Hz), 0.
95 (t, 3H, J=7.2 Hz)。13C NMR (DMSO-d6) δ158.78,
158.17, 141.71, 140.26, 124.22, 122.37, 120.92, 11
9.27 118.78, 115.75, 108.89,107.65, 93.29, 55.35,
42.47, 38.50, 34.07, 15.68 ;元素分析 計算値 C18H
21N3O2; C, 69.43; H, 6.80; N, 13.49, 実測値: C, 6
9.20; H, 6.80; N, 13.26
【0058】実施例26:N−〔2−(2,7−ジメトキ
シ−9H−カルバゾール−9−イル)エチル〕−N’−
メチルウレア 本化合物を白色の固体として得た(収率76%)。mp 205
-206℃;1H NMR (DMSO-d6)δ7.85 (d, 2H, J=8.1 Hz),
7.08 (s, 2H), 6.74 (d, 2H, J=8.4 Hz), 6.00(t, 1H,
J=5.7 Hz), 5.83 (q, 1H, J=4.5 Hz), 4.32 (t, 2H, J=
6.3 Hz), 3.84(s, 6H), 3.34 (t, 2H, J=6.0 Hz), 2.54
(d, 3H, J=4.8 Hz)。13C NMR (DMSO-d6) δ158.91, 15
7.81, 141.68, 119.95, 116.05, 107.35, 93.43, 55.3
2, 42.38, 38.55, 26.37 ;元素分析 計算値 C18H21N3
O3; C, 66.04; H, 6.47; N, 12.84, 実測値: C, 65.87;
H, 6.47; N, 12.88
【0059】実施例27:N−エチル−N’−〔2−
(2,7−ジメトキシ−9H−カルバゾール−9−イル)
エチル〕ウレア 本化合物を白色の固体として得た(収率99%)。mp 198
-202℃;1H NMR (DMSO-d6)δ7.85 (d, 2H, J=8.7 Hz),
7.07 (s, 2H), 6.74 (d, 2H, J=8.4 Hz), 5.90(m, 2H),
4.31 (t, 2H, J=6.0 Hz), 3.84 (s, 6H), 3.35 (m, 2
H), 3.00 (q, 2H, J=6.9 Hz), 0.94 (t, 3H, J=7.2 H
z)。13C NMR (DMSO-d6) δ158.20, 157.83, 141.70, 11
9.94, 116.09, 107.28, 93.53, 55.34, 42.45, 38.48,
34.08, 15.62 ;元素分析 計算値 C19H23N3O3 ・0.5H
2O; C, 65.13; H, 6.90; N, 11.99,実測値: C, 65.46;
H, 6.64; N, 11.76
【0060】実施例28:N−〔2−(2,7−ジメトキ
シ−9H−カルバゾール−9−イル)エチル〕−N’−
プロピルウレア 本化合物を白色の固体として得た(収率90%)。mp 214
-215℃;1H NMR (DMSO-d6)δ7.85 (d, 2H, J=8.4 Hz),
7.08 (s, 2H), 6.74 (d, 2H, J=8.4 Hz), 5.90(m, 2H),
4.31 (t, 2H, J=5.7 Hz), 3.84 (s, 6H), 3.36 (m, 2
H), 2.93 (q, 2H, J=6.6 Hz), 1.32 (m, 2H), 0.79 (t,
3H, J=7.5 Hz)。13C NMR (DMSO-d6) δ158.29, 157.8
2, 141.69, 119.93, 116.08, 107.24, 93.54, 55.33, 4
2.46, 41.14, 38.45, 23.17, 11.35 ;元素分析 計
算値 C20H25N3O3 ・0.2H2O; C, 66.91; H, 7.13; N, 1
1.70,実測値: C, 67.08; H, 6.93; N, 11.37
【0061】実施例29:N−〔2−(2,7−ジメトキ
シ−9H−カルバゾール−9−イル)エチル〕−N’−
(メチルエチル)ウレア 本化合物を白色の固体として得た(収率75%)。mp 232
-233℃;1H NMR (DMSO-d6)δ7.85 (d, 2H, J=8.4 Hz),
7.08 (s, 2H), 6.74 (d, 2H, J=8.4 Hz), 5.78(m, 2H),
4.31 (t, 2H, J=6.3 Hz), 3.84 (s, 6H), 3.67 (m, 1
H), 3.36 (m, 2H), 0.98 (d, 6H, J=6.6 Hz)。13C NMR
(DMSO-d6) δ157.82, 157.62, 141.69,119.93, 116.10,
107.19, 93.61, 55.35, 42.50, 48.40, 40.88, 23.23
;元素分析 計算値 C20H25N3O3; C, 67.58; H, 7.09;
N, 11.82, 実測値: C, 67.46;H, 7.13; N, 11.94
【0062】実施例30:N−シクロプロピル−N’−
〔2−(2,7−ジメトキシ−9H−カルバゾール−9−
イル) エチル〕ウレア(11e、BMS−199453) シクロプロピルイソシアネートのo−ジクロロベンゼン
溶液を、ピルグラム〔Pilgram, K.H., U.S.Patent 4,29
9,788(1981)〕の方法に従い合成した。目的の化合物を
ウレア誘導体の一般的手法に従い合成し、白色固体を得
た(収率49%)。mp 182-184℃;1H NMR (DMSO-d6)δ7.
85 (d, 2H, J=8.4 Hz), 7.09 (s, 2H),6.74 (d, 2H, J=
8.4 Hz), 6.29 (s, 1H), 6.04 (m, 1H), 4.34 (t, 2H,
J=6.0 Hz), 3.84 (s, 6H), 3.37 (q, 2H, J=6.0 Hz),
2.28 (m, 1H), 0.47 (m, 2H), 0.20 (m, 2H)。13C NMR
(DMSO-d6) δ158.98, 157.81, 141.70, 119.96, 116.0
7,107.28, 93.53, 55.37, 42.21, 38.46, 22.21, 6.50
;元素分析 計算値 C20H2 3N3O3 ・0.7H2O; C, 65.63;
H, 6.72; N, 11.48,実測値: C, 65.49; H, 6.33; N, 1
1.35
【0063】実施例31:N−〔2−(2,7−ジメトキ
シ−9H−カルバゾール−9−イル)エチル〕−N’−
(1,1−ジメチルエチル)ウレア 本化合物を白色固体として得た(収率67%)。mp 239-2
40℃;1H NMR (DMSO-d 6)δ7.85 (d, 2H, J=8.4 Hz), 7.
08 (s, 2H), 6.75 (d, 2H, J=8.4 Hz), 5.71 (m, 2H),
4.28 (t, 2H, J=6.0 Hz), 3.85 (s, 6H), 3.34 (m, 2
H), 1.20 (s, 9H)。13C NMR (DMSO-d6) δ157.84, 157.
57, 141.69, 119.92, 116.15, 107.12, 93.81, 55.40,
49.04, 42.85, 38.17, 29.30;元素分析 計算値 C21H
27N3O3 ・0.1H2O; C, 67.94; H, 7.39; N, 11.32,実測
値: C, 67.98; H, 7.34; N, 10.93
【0064】実施例32:N−〔2−(2,7−ジメトキ
シ−9H−カルバゾール−9−イル)エチル〕−N’−
フェニルウレア 本化合物を白色固体として得た(収率92%)。mp 214-2
15℃;1H NMR (DMSO-d 6)δ8.52 (s, 1H), 7.86 (d, 2H,
J=8.4 Hz), 7.39 (d, 2H, J=8.4 Hz), 7.22 (t, 2H, J
=8.1 Hz), 7.10 (s, 2H), 6.90 (t, 1H, J=7.2 Hz), 6.
74 (d, 2H, J=8.4 Hz), 6.19 (t, 1H, J=6.0 Hz), 4.41
(t, 2H, J=6.0 Hz), 3.76 (s, 6H), 3.47 (m, 2H)。13
C NMR (DMSO-d6) δ157.84, 155.62, 141.68, 140.35,
128.65,121.20, 120.00, 117.80, 116.10, 107.47, 93.
41, 55.24, 42.12, 38.46;元素分析 計算値 C23H23N3
O3 ・0.4H2O; C, 69.65; H, 6.05; N, 10.59,実測値:
C,69.72; H, 5.93; N, 10.61
【0065】実施例33:N−〔2−(2,7−ジメトキ
シ−9H−カルバゾール−9−イル)エチル〕−N’−
(フェニルメチル)ウレア 本化合物を白色固体として得た(収率84%)。mp 208-2
10℃;1H NMR (DMSO-d 6)δ7.87 (d, 2H, J=8.4 Hz), 7.
27 (m, 2H), 7.20 (m, 3H), 7.11 (s, 2H), 6.76 (d, 2
H, J=8.4 Hz), 6.44 (t, 1H, J=6.0 Hz), 6.06 (t, 1H,
J=5.7 Hz), 4.34 (t, 2H, J=6.0 Hz), 4.22 (d, 2H, J
=5.7 Hz), 3.83 (s, 6H), 3.41 (q, 2H,J=5.7 Hz)。13C
NMR (DMSO-d6) δ158.26, 157.84, 141.70, 140.73, 1
28.20,127.00, 126.54, 119.96, 116.11, 107.27, 93.5
6, 55.35, 42.91, 42.53, 38.52 ;元素分析 計算値 C
24H25N3O3; C, 71.44; H, 6.25; N, 10.41, 実測値: C,
71.20; H, 6.20; N, 10.19
【0066】実施例34:N−エチル−N’−〔2−
(2,7−ジメトキシ−9H−カルバゾール−9−イル)
エチル〕チオウレア 本化合物を白色固体として得た(収率82%)。mp 187-1
89℃;1H NMR (DMSO-d 6)δ7.77 (d, 2H, J=8.4 Hz), 6.
91 (s, 2H), 6.78 (d, 2H, J=8.4 Hz), 5.72 (br m, 1
H), 5.27 (br m, 1H), 4.52 (t, 2H, J=5.4 Hz), 3.96
(q, 2H, J=5.4 Hz), 3.88 (s, 6H), 2.84 (br m, 2H),
0.95 (t, 3H, J=7.2 Hz) 。13C NMR (CDCl3) δ158.35,
141.82, 120.19, 116.76, 107.84, 93.15, 55.74, 43.
45, 41.58, 13.66 ;元素分析 計算値 C19H23N3O2S;
C, 63.84; H, 6.48; N, 11.75,実測値: C, 63.69; H,
6.42; N, 11.53 下記の表に、上述した方法により合成した化合物を挙げ
た。また、これらの化合物の融点も記載した。
【0067】 表I:選択化合物の融点 実施例 化合物 融点(℃) 8 N− [3−(2,7−ジメトキシ−9H−カルバゾール 120-122 −9−イル)プロピル] アセトアミド 9 N− [3−(2,7−ジメトキシ−9H−カルバゾール 150-152 −9−イル)プロピル] プロパンアミド 10 N− [3−(2,7−ジメトキシ−9H−カルバゾール 146-147 −9−イル)プロピル] ブタンアミド 11 N− [3−(2,7−ジメトキシ−9H−カルバゾール 145-146 −9−イル)プロピル] −2−メチルプロパンアミド 12 N− [3−(2,7−ジメトキシ−9H−カルバゾール 153-155 −9−イル)プロピル] シクロプロパンカルボキサミド
【0068】 13 N− [2−(2,7−ジメトキシ−9H−カルバゾール 136-138 −9−イル)エチル] メトキシアセトアミド 14 N− [2−(2,7−ジメトキシ−9H−カルバゾール 163-165 −9−イル)エチル] メタンスルホンアミド 15 N− [2−(2−メトキシ−9H−カルバゾール 140-142 −9−イル)エチル] ブタンアミド 16 N− [2−(2−メトキシ−9H−カルバゾール 152-154 −9−イル)エチル] −2−メチルプロパンアミド 17 N− [2−(2−メトキシ−9H−カルバゾール 135-140 −9−イル)エチル] シクロプロパンカルボキサミド 18 N− [2−(2,7−ジメトキシ−9H−カルバゾール 140-142 −9−イル)エチル] ブタンアミド 19 N− [2−(2,7−ジメトキシ−9H−カルバゾール 152-154 −9−イル)エチル] −2−メチルプロパンアミド
【0069】 20 N− [2−(2,7−ジメトキシ−9H−カルバゾール 170-172 −9−イル)エチル] シクロプロパンカルボキサミド 21 N− [2−(2,7−ジメトキシ−9H−カルバゾール 128-130 −9−イル)エチル] メチルチオアセトアミド 22 N− [2−(2,7−ジメトキシ−9H−カルバゾール 175-177 −9−イル)エチル] −2−(メタンスルホニル)アセトアミド 23 N− [3−(2,7−ジメトキシ−9H−カルバゾール 272-274 −9−イル)プロピル] −N’−メチルウレア 24 N−エチル−N’− [3−(2,7−ジメトキシ−9H 268-270 −カルバゾール−9−イル)プロピル] ウレア 25 N−エチル−N’− [2−(2−メトキシ−9H 170-172 −カルバゾール−9−イル)エチル] ウレア
【0070】 26 N− [2−(2,7−ジメトキシ−9H−カルバゾール 205-206 −9−イル)エチル] −N’−メチルウレア 27 N−エチル−N’− [2−(2,7−ジメトキシ−9H 198-202 −カルバゾール−9−イル)エチル] ウレア 28 N− [2−(2,7−ジメトキシ−9H−カルバゾール 214-215 −9−イル)エチル] −N’−プロピルウレア 29 N− [2−(2,7−ジメトキシ−9H−カルバゾール 232-233 −9−イル)エチル] −N’−(メチルエチル)ウレア 30 N−シクロプロピル−N’− [2−(2,7−ジメトキシ 182-184 −9H−カルバゾール−9−イル)エチル] ウレア 31 N− [2−(2,7−ジメトキシ−9H−カルバゾール 239-240 −9−イル)エチル] −N’−(1,1−ジメチルエチル)ウレア 32 N− [2−(2,7−ジメトキシ−9H−カルバゾール 214-215 −9−イル)エチル] −N’−フェニルウレア 33 N− [2−(2,7−ジメトキシ−9H−カルバゾール 208-210 −9−イル)エチル] −N’−(フェニルメチル)ウレア 34 N−エチル−N’− [2−(2,7−ジメトキシ−9H 187-189 −カルバゾール−9−イル)エチル] チオウレア
【0071】実施例35: メラトニン作動性結合の測
定 1.試薬 (a)12.5mMMgCl2 及び2mMEDTAを含有する
50mMトリスバッファー(37℃でpH7.4)。 (b)洗浄バッファー:2mMMgCl2 を含有する20
mMトリスベース(室温でpH7.4)。 (c)6−クロロメラトニン(最終濃度10-5M)。 (d)2−[125I]−ヨードメラトニン(最終濃度100
pM) 。 販売元:NEN
【0072】2.膜調製: 受容体のcDNA(ヒトM
1A) をDEAE−デキストラン法によりCOS−1細
胞に導入した。3日後、媒体を除き、プレートをリン酸
バッファー食塩水で洗浄し、細胞をハンク調整塩溶液を
使用して除き、ペレット化した。上澄み液を捨て、ペレ
ットを凍結した。膜ホモジェネートを調製するために、
ペレットを氷上で解凍し、アプロチニン、ロイペプチン
及びフェニルメチルスルホニルフルオリドで補足しTM
Eバッファー、トリスベース、MgCl2 、EDTA
(37℃でpH7.4)に再懸濁した。次に、細胞をドゥ
ーンスホモジェナイザーを用いてホモジェナイズし、遠
心した。得られたペレットをドゥーンスホモジェナイザ
ーでTMEに再懸濁し、凍結した。分析の日に、小分割
量を氷上で解凍し、TMEバッファーに再懸濁した。 3.インキュベーション: 37℃で1時間。反応をろ
過により終結する。 4.活性: IC50値が500nMより低い化合物を、活
性化合物とした。手順は、Reppert, S.M., Weaver, D.
R. & Ebisawa, R. (1994), Neuron, 13,1177-1185 (199
4)に開示されたものに基づいて行った。 下記の表は、式Iの使用した化合物及びその有用性を示
すIC50(nM)活性を示す。
【0073】 表II:選択化合物の結合データ 実施例 ML1a結合* ────────────────────────── 8 +++ 9 +++ 10 +++ 11 ++ 15 +++ 17 ++ 18 ++ 19 ++ 20 +++ 21 +++ 22 + 26 +++ 27 +++ ──────────────────────────────────── * ML1aヒト結合 +++ =0-100 nM;++=100-250 nM; +=250 nM
【0074】かなりの変更、例えば、当業者に考えられ
るようなものは、本発明の範囲を逸脱することなく行う
ことができる。
フロントページの続き (72)発明者 マーク エイ ブルース アメリカ合衆国 コネチカット州 06492 ウォーリングフォード タンクウッド ロード 76 (72)発明者 グレイアム エス ポインデクスター アメリカ合衆国 コネチカット州 06475 オールド サイブルック フォックス ハロウ ロード 15 (72)発明者 ブレット ティー ワトソン デンマーク デーコー2920 シャルロッテ ンリュンド オルドリュープヴェイ 102 (72)発明者 ジョセフ ピー イェーヴィック アメリカ合衆国 コネチカット州 06489 サウジングトン クレスト ロード 115

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式Iを有する化合物又はその薬学的
    に許容しうる塩。 【化1】 (式中、R1 はC(O)R3 、C(S)R3 またはSO
    2 4 ;R2 はHまたはC1-6 アルコキシ;R3 はC
    1-6 アルキル、(CH2 n SR4 、(CH2 n OR
    4 、(CH2n SO2 4 またはNHR4 ;R4 はC
    1-4 アルキル;及びmは1または2;及びnは1から
    4;を表す。)
  2. 【請求項2】 R1 がC(O)アルキル、C(O)シク
    ロアルキル、C(S)NHアルキル、C(O)CH2
    アルキル、C(O)CH2 OアルキルまたはC(O)N
    Hアルキルであり;R2 が水素またはメトキシ基であ
    り;mが1であり;及びnが1である、請求項1記載の
    化合物。
  3. 【請求項3】 下記の化合物からなる群より選ばれる、
    請求項2記載の化合物。N−〔2−(2−メトキシ−9
    H−カルバゾール−9−イル)エチル〕ブタンアミド;
    N−〔2−(2−メトキシ−9H−カルバゾール−9−
    イル)エチル〕シクロプロパンカルボキサミド;N−
    〔2−(2,7−ジメトキシ−9H−カルバゾール−9−
    イル)エチル〕ブタンアミド;N−〔2−(2,7−ジメ
    トキシ−9H−カルバゾール−9−イル)エチル〕−2
    −メチルプロパンアミド;N−〔2−(2,7−ジメトキ
    シ−9H−カルバゾール−9−イル)エチル〕シクロプ
    ロパンカルボキサミド;N−〔2−(2,7−ジメトキシ
    −9H−カルバゾール−9−イル)エチル〕メチルチオ
    アセトアミド;N−〔2−(2,7−ジメトキシ−9H−
    カルバゾール−9−イル)エチル〕メトキシアセトアミ
    ド;N−〔2−(2,7−ジメトキシ−9H−カルバゾー
    ル−9−イル)エチル〕−N’−メチルウレア;及びN
    −エチル−N’−〔2−(2,7−ジメトキシ−9H−カ
    ルバゾール−9−イル)エチル〕ウレア。
  4. 【請求項4】 N−〔2−(2,7−ジメトキシ−9H−
    カルバゾール−9−イル)エチル〕メチルチオアセトア
    ミド。
  5. 【請求項5】 N−エチル−N’−〔2−(2,7−ジメ
    トキシ−9H−カルバゾール−9−イル)エチル〕ウレ
    ア。
  6. 【請求項6】 R1 がC(O)アルキルまたはC(O)
    シクロアルキルであり;R2 がメトキシ基であり;mが
    2であり;及びnが1である、請求項1記載の化合物。
  7. 【請求項7】 下記の化合物からなる群より選ばれる、
    請求項6記載の化合物。N−〔3−(2,7−ジメトキシ
    −9H−カルバゾール−9−イル)プロピル〕アセトア
    ミド;N−〔3−(2,7−ジメトキシ−9H−カルバゾ
    ール−9−イル)プロピル〕プロパンアミド;N−〔3
    −(2,7−ジメトキシ−9H−カルバゾール−9−イ
    ル)プロピル〕ブタンアミド;N−〔3−(2,7−ジメ
    トキシ−9H−カルバゾール−9−イル)プロピル〕−
    2−メチルプロパンアミド;及びN−〔3−(2,7−ジ
    メトキシ−9H−カルバゾール−9−イル)プロピル〕
    シクロプロパンカルボキサミド。
  8. 【請求項8】 N−〔3−(2,7−ジメトキシ−9H−
    カルバゾール−9−イル)プロピル〕ブタンアミド。
  9. 【請求項9】 治療を必要としている哺乳動物における
    睡眠障害の治療方法であって、請求項1記載の化合物の
    有効量を前記哺乳動物に投与することを特徴とする方
    法。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の化合物の有効量及び薬
    学的に許容しうる担体の適量を含む睡眠障害を治療する
    ための医薬組成物。
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