JPH09169546A - 酸化物皮膜形成用塗布液、酸化物皮膜形成方法および多層膜 - Google Patents

酸化物皮膜形成用塗布液、酸化物皮膜形成方法および多層膜

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JPH09169546A JP8428896A JP8428896A JPH09169546A JP H09169546 A JPH09169546 A JP H09169546A JP 8428896 A JP8428896 A JP 8428896A JP 8428896 A JP8428896 A JP 8428896A JP H09169546 A JPH09169546 A JP H09169546A
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
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    • C03C17/006Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with materials of composite character
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高耐久性遷移金属酸化物皮膜を安価に形成させ
るための塗布液、酸化物皮膜の形成方法、および、該方
法により得られる金属酸化物皮膜を有する多層膜の提
供。 【解決手段】Co、Cr、Mn、Fe、Ni、Cu、Z
n、およびランタノイドのうちから選ばれる1種以上の
金属の塩とエチレングリコールオリゴマーのうち1種以
上とを含む酸化物皮膜形成用塗布液と酸化物皮膜形成方
法および多層膜。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は酸化物皮膜形成用塗
布液、酸化物皮膜形成方法および多層膜に関する。
【0002】
【従来の技術】これまで、基体上にさまざまな機能を付
与させるために、金属酸化物皮膜を形成させる手法が数
多く提案されている。現在、多用されている皮膜形成方
法としては、真空蒸着やスパッタリング、CVD等の乾
式法や、ゾルゲル法、スプレー熱分解等の湿式法などが
ある。このうち、湿式法による金属酸化物の成膜は、安
価に成膜できる点で工業生産上有利である。
【0003】湿式法による金属酸化物成膜の代表例にゾ
ルゲル法と呼ばれる方法がある。これは、対応する金属
のアルコキシドを加水分解させ、溶液中でメタロキサン
結合(M−O−M)を形成させてゾル化し、塗布、加熱
を行うことにより成膜する方法で、低反射干渉膜や絶縁
膜などの実績がある。このゾルゲル法は、加水分解条件
等を適切に制御することにより均質な皮膜を形成させら
れるので、金属酸化物皮膜を湿式で形成させる際に最も
よく用いられる方法である。
【0004】遷移金属酸化物をガラス表面に薄膜化して
緻密にコーティングすると、そのイオン吸収により、ガ
ラスは様々な着色を見せ、透過率が大きく低下した低透
過率性着色ガラスとなる。また緻密で均質な皮膜を形成
すれば、吸収性酸化物の特性として、反射率が高まりハ
ーフミラー状を呈することも多い。このような低透過率
性着色ガラスは、日射を効果的に遮れるために内部環境
の保護につながり、また室内、車内のプライバシー保護
にも役立つ。
【0005】そこで、前述のゾルゲル法によって遷移金
属酸化物の皮膜を形成させようとすると、遷移金属アル
コキシドはあまり一般的でなく、またきわめて高価な材
料であるために、安価な成膜を考える際には問題となっ
ていた。
【0006】一方、より安価な金属源である硝酸塩や塩
化物、硫酸塩は、入手もしやすいが、これらの金属塩の
みではゾルゲル法のような均質で緻密な皮膜が得られな
いので、耐摩耗性や耐薬品性が乏しく、高耐久の皮膜が
得られなかった。
【0007】そこで耐久性改善のために、これら金属塩
とシリコンアルコキシド等を混合後、ゾルゲル法により
成膜する方法が提案されている(たとえば、J. Non-Cry
stalline Solids 82(1986) 378-390)。
【0008】しかし、これらの方法では、着色成分以外
のシリコンアルコキシド等が、皮膜が充分な耐久性を有
するほどに添加されると、吸光度が低下し、必要な透過
率低下を得るために厚膜化する必要があるという問題が
あった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記問題点
に鑑み、高耐久性遷移金属酸化物皮膜を安価に形成させ
るための塗布液、該塗布液を使用した金属酸化物皮膜の
形成方法、および、該方法により得られる金属酸化物皮
膜を有する多層膜の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、Co、Cr、
Mn、Fe、Ni、Cu、Zn、およびランタノイド
(La〜Lu)からなる群から選ばれる1種以上の金属
の塩と、化学式HO(CH2 CH2 O)n H(ただしn
は2〜8の整数)で表されるエチレングリコールオリゴ
マーのうち1種以上と、を含むことを特徴とする酸化物
皮膜形成用塗布液を提供する。
【0011】また、本発明は、Co、Cr、Mn、F
e、Ni、Cu、Zn、およびランタノイド(La〜L
u)からなる群から選ばれる2種以上の金属の塩と、化
学式HO(CH2 CH2 O)n H(ただしnは2〜8の
整数)で表されるエチレングリコールオリゴマーのうち
1種以上と、を含み、該金属の塩にはCo、Cu、およ
びMnからなる群から選ばれる1種以上の金属の塩を含
むことを特徴とする酸化物皮膜形成用塗布液を提供す
る。
【0012】また、本発明は、前記塗布液を基体上に塗
布し、300℃以上の温度で焼成することにより、酸化
物皮膜を得ることを特徴とする酸化物皮膜形成方法を提
供する。
【0013】また、本発明は、基体上に形成されてなる
多層膜において、該多層膜のうち1層以上が前記皮膜形
成方法によって形成されてなることを特徴とする多層膜
を提供する。
【0014】本発明の塗布液によれば、均質で緻密な遷
移金属酸化物皮膜を形成でき、その緻密さと屈折率の高
さより、反射率の高い皮膜が得られる。
【0015】本発明におけるエチレングリコールオリゴ
マーの働きについてはよくわかっていないが、分子内に
エーテル性酸素、末端には水酸基を有するために、それ
らの酸素を介して金属イオンに配位をしていることが考
えられ、それにより金属塩の熱分解挙動が変化したので
はないかと思われる。
【0016】本発明におけるエチレングリコールオリゴ
マー(以下、単にオリゴマーともいう)は、2量体(す
なわち上述の化学式におけるn=2)から8量体(n=
8)といった形に重合していることが重要である。
【0017】単量体(n=1)、すなわちエチレングリ
コールでは上記のような均質で緻密な皮膜形成への寄与
が小さく、添加の効果が小さい。9量体(n=9)以上
の高分子では、金属への配位がうまくいかないためか、
効果が得られにくい。
【0018】これらオリゴマーは、単独で用いてもよ
く、2種以上の混合物でもよい。また、同じように重合
しているよく似た構造のプロピレングリコールの重合体
では添加の効果が薄く(緻密な膜ができず剥離等が起こ
ったり、屈折率の高い皮膜が得られない)、これは立体
的な構造の違いによる金属配位状態の違いが原因である
と考えられる。
【0019】使用できるオリゴマーの具体例としては、
ジエチレングリコール(n=2)、トリエチレングリコ
ール(n=3)、テトラエチレングリコール(n=
4)、ペンタエチレングリコール(n=5)、ヘキサエ
チレングリコール(n=6)、ヘプタエチレングリコー
ル(n=7)、オクタエチレングリコール(n=8)、
などの単成分のものや、これらを主成分として含み2種
以上のオリゴマーの混合物として市販されているポリエ
チレングリコール#200(平均分子量200)、ポリ
エチレングリコール#300(平均分子量300)など
が挙げられる。
【0020】これらオリゴマーのうち、形成された皮膜
の緻密さ、均質性、または入手のしやすさ等を考慮する
と、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール#
200(2量体から8量体までの重合体の混合物であ
り、トリエチレングリコールとテトラエチレングリコー
ルが主成分として含まれているもの)が特に好ましい。
【0021】オリゴマーの添加量としては、特に限定さ
れないが、効果を明確にするためには、金属塩に対し
て、モル比率でオリゴマー/金属=0.1〜3.0とす
ることが好ましく、特にオリゴマー/金属=0.3〜
1.0の範囲が膜の緻密さ、密着性の向上の効果が高
い。オリゴマーが少なすぎれば効果が小さく、多すぎれ
ば金属との配位に関与しないオリゴマーが増えるため
か、焼成後の皮膜の硬度が低下する。
【0022】本発明においては、原料として、Co、C
r、Mn、Fe、Ni、Cu、Zn、およびランタノイ
ド(La〜Lu)のうちから選ばれる1種以上の金属の
塩を用いる。
【0023】原料となる金属塩は、塗布液とする溶媒に
溶解させられるものであれば特に限定されないが、オリ
ゴマーも溶解させることを考慮すると、水または低級ア
ルコール等の親水性有機溶剤に溶解させやすい硝酸塩が
好適である。また、金属塩は1種類の金属の塩でもよ
く、数種類の金属塩を混合し、焼成後複合酸化物化をね
らってもよい。
【0024】特に、前述のようなガラスへの遮光性、意
匠性の付与を目的とする場合には、上述の金属元素のう
ちでも、特にCo、Cu、Mnが吸光係数が高いため好
適である。
【0025】また、Co、Cr、Mn、Fe、Ni、C
u、Zn、およびランタノイド(La〜Lu)から選ば
れる2種以上の金属の塩を含み、該金属の塩にはCo、
Cu、およびMnから選ばれる1種以上の金属の塩を含
むことが好ましい。たとえばNi、Mn、Fe、Nd、
Pr等をCoやCuに対して10〜50モル%程度添加
することにより、さらに吸光係数を高められるためによ
り好適である。
【0026】また、皮膜の吸光度を増すために、塩化ル
テニウム、塩化金酸、塩化白金酸といった貴金属化合物
を添加できる。
【0027】実用上は、ある程度の可視光透過能が要求
されることが多く、遮光性を緩和する場合がある。この
遮光性の緩和のため、または、皮膜の耐摩耗性や耐薬品
性をさらに向上させるためには、Si、TiおよびZr
から選ばれる1種以上の金属の、アルコキシドまたはキ
レートの添加が好ましい。
【0028】屈折率が大きいTiの酸化物やZrの酸化
物となる、アルコキシドまたはキレートを添加すると、
高反射率を維持したまま、遮光性を緩和できる。
【0029】また、Zrの酸化物となる、アルコキシド
またはキレートを添加すると、酸やアルカリに対する耐
薬品性を著しく向上させうる。
【0030】また、Siの酸化物となる、アルコキシド
またはキレートを添加すると、皮膜の耐摩耗性や耐薬品
性を著しく向上させうる。この場合、Siの酸化物の屈
折率が小さいため、反射率は低下し、高反射率が適当で
ない用途に好適である。
【0031】これら成分を含む塗布液の溶媒としては、
前述のように金属塩とオリゴマーとを同時に溶解させ、
かつ金属塩とオリゴマーとの反応生成物(錯体)を溶解
させうる溶媒が用いられる。
【0032】溶媒として使用されるものの具体例を挙げ
れば、水、メタノール、エタノール、プロパノール等の
低級アルコール、エチレングリコール、プロピレングリ
コール、へキシレングリコール等の水溶性ジオール、セ
ロソルブ類、カルビトール類といったエーテルアルコー
ル系溶剤が挙げられる。
【0033】また、オリゴマーをそのまま溶媒として用
い、直接金属塩をオリゴマー中に溶解させてもよい。こ
の際、金属塩とオリゴマーとの反応によってできる錯体
が析出しないことを確認する必要がある。
【0034】このような方法で得られた塗布液は、基体
上に塗布され、300℃以上の温度に加熱されることに
よって金属酸化物の皮膜となる。300℃未満の温度で
は分解が進まず、金属酸化物の皮膜とならないので不適
当である。温度の上限は特になく、基体の耐熱温度ま
で、たとえば通常のソーダライムガラスであれば650
〜700℃程度まで加熱ができ、当然温度が高くなるほ
ど皮膜は緻密化する。
【0035】また、基体上に、本発明の塗布液を塗布、
加熱して形成された金属酸化物皮膜上に、さらに本発明
の塗布液を塗布することにより、下層膜の細孔中に塗布
液が浸透し、300℃以上の温度に加熱することによ
り、さらに緻密で高耐久の多層の金属酸化物皮膜が得ら
れる。
【0036】この多層の金属酸化物皮膜は同じ組成の塗
布液を用いて多層膜としてもよく、異なる組成の塗布液
を用いて多層膜としてもよい。
【0037】ガラスへの遮光性付与を目的とする場合、
1層で目標の値まで透過率を下げるのに比べ、2層に分
けた方がより薄い膜厚で加熱、熱分解できるため、より
緻密な膜が得られる。しかも、1層目の熱分解で生じた
多孔質膜の細孔中に塗布液が浸透し、さらに緻密で高耐
久の膜が得られる。
【0038】塗布液の基体への塗布方法は特に限定され
ず、公知の方法、すなわちスピンコート、ディップコー
ト、スプレーコート、メニスカスコート、フローコー
ト、転写印刷、スクリーン印刷等などから選択して使用
できる。
【0039】基体としては300℃以上の耐熱性があれ
ば特に限定されず、通常はガラス、セラミックス等が用
いられる。
【0040】
【実施例】以下に本発明の詳細を実施例(例1〜31)
および比較例(例32〜35)を挙げて示すが、本発明
はこれらに限定されない。
【0041】以下の例に用いた基体としてのガラスはす
べてフロート法により製造された4mm厚のブロンズ色
熱線吸収ガラス(可視光透過率79%、可視光反射率8
%)である。
【0042】表1、2に示す割合で原料(金属源の種類
と量(単位:g)、オリゴマーの種類と量(単位:g)
および溶媒)を混合し、50℃で2時間撹拌したものを
塗布液とした。なお、表1および2で用いた略称は表5
に示す。SiOR、TiOR、ZrOR以外の金属源は
硝酸塩である。オリゴマー/金属モル比(EG/M)も
表1、2に示す。
【0043】例1〜24、例32〜35においては、上
記基板にスピンコータを用いて塗布後、500℃で5分
間焼成して試料を得た。膜厚はいずれも約80nmであ
った。例25〜31においては、例1〜24と同様に、
上記基板にスピンコータを用いて塗布後、500℃で5
分間焼成して膜厚約50nmの下層を形成した後、次
に、同様に、スピンコータを用いて塗布後、500℃で
5分間焼成して膜厚約30nmの上層を形成し、膜厚計
が約80nmの試料を得た。
【0044】得られた試料の外観、可視光透過率、可視
光反射率(それぞれJIS−R3106による)、ヘイ
ズ、皮膜の基板への密着性を表3、4に示す。密着性
は、乾式ネル布トラバース試験(荷重500g/cm2
で1000往復)の結果を、◎:傷なし、○:細かい傷
がごくわずかにあり、×:膜が剥離、で示した。
【0045】また、得られた試料の耐薬品性を表3、4
のA欄、B欄に示す。耐薬品性は、1Nの硫酸、1Nの
水酸化ナトリウム水溶液にそれぞれ24時間浸漬後の結
果を、◎:透過率変化±1%で外観変化なし、○:透過
率変化±5%、×:膜が剥離、で示した。A欄は硫酸の
場合、B欄は水酸化ナトリウム水溶液の場合である。
【0046】表3、4から明らかなように、エチレング
リコールオリゴマーを用いなかった場合(例32、3
3)、プロピレングリコールの重合体を用いた場合(例
34)、エチレングリコールの9量体以上の重合体を主
成分として含む混合物を用いた場合(例35)において
は、膜の剥離が生じている。
【0047】また、意匠性および遮光性の合格基準を、
『可視光透過率40%未満(これは基板の透過率が79
%の場合の数値であり、膜のみの透過率は約50%未満
ということになる)』とした。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】
【表3】
【0051】
【表4】
【0052】
【表5】
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、金属塩を
原料として、均質で、かつ緻密な高耐久性遷移金属酸化
物皮膜の形成が容易に実現でき、意匠性の高いガラス
を、生産性良く、低コストで生産できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平塚 和也 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社中央研究所内 (72)発明者 森本 剛 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社中央研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Co、Cr、Mn、Fe、Ni、Cu、Z
    n、およびランタノイド(La〜Lu)からなる群から
    選ばれる1種以上の金属の塩と、 化学式HO(CH2 CH2 O)n H(ただしnは2〜8
    の整数)で表されるエチレングリコールオリゴマーのう
    ち1種以上と、を含むことを特徴とする酸化物皮膜形成
    用塗布液。
  2. 【請求項2】Co、Cr、Mn、Fe、Ni、Cu、Z
    n、およびランタノイド(La〜Lu)からなる群から
    選ばれる2種以上の金属の塩と、 化学式HO(CH2 CH2 O)n H(ただしnは2〜8
    の整数)で表されるエチレングリコールオリゴマーのう
    ち1種以上と、を含み、 該金属の塩にはCo、Cu、およびMnからなる群から
    選ばれる1種以上の金属の塩を含むことを特徴とする酸
    化物皮膜形成用塗布液。
  3. 【請求項3】さらに、Si、Ti、およびZrからなる
    群から選ばれる1種以上の金属の、アルコキシドまたは
    キレートを含む請求項1または2の塗布液。
  4. 【請求項4】液中におけるエチレングリコールオリゴマ
    ーと金属塩の金属の存在比がオリゴマー/金属=0.1
    〜3.0(モル比)である請求項1、2または3の塗布
    液。
  5. 【請求項5】金属の塩が硝酸塩である請求項1、2、3
    または4の塗布液。
  6. 【請求項6】エチレングリコールオリゴマーとして、ジ
    エチレングリコール、トリエチレングリコールまたはテ
    トラエチレングリコールを含む請求項1、2、3、4ま
    たは5の塗布液。
  7. 【請求項7】請求項1、2、3、4、5または6の塗布
    液を基体上に塗布し、300℃以上の温度で焼成するこ
    とにより、酸化物皮膜を得ることを特徴とする酸化物皮
    膜形成方法。
  8. 【請求項8】基体がガラスである請求項7の酸化物皮膜
    形成方法。
  9. 【請求項9】基体上に形成されてなる多層膜において、
    該多層膜のうち1層以上が請求項7の酸化物皮膜形成方
    法によって形成されてなることを特徴とする多層膜。
  10. 【請求項10】基体上に形成されてなる多層膜におい
    て、該多層膜のすべての層が請求項7の酸化物皮膜形成
    方法によって形成されてなることを特徴とする多層膜。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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