JPH09169474A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH09169474A
JPH09169474A JP7333453A JP33345395A JPH09169474A JP H09169474 A JPH09169474 A JP H09169474A JP 7333453 A JP7333453 A JP 7333453A JP 33345395 A JP33345395 A JP 33345395A JP H09169474 A JPH09169474 A JP H09169474A
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JP7333453A
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English (en)
Inventor
Minoru Isobe
稔 磯部
Yukio Ota
幸雄 太田
Noboru Otaki
登 大▲瀧▼
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シリアルタイプの記録手段及びラインタイプの
記録手段を同時に駆動して印刷を行う場合に、スループ
ットが低下することがないようにする。 【解決手段】印刷用紙18を給紙する給紙手段と、第1
のタイプの記録手段と、第2のタイプの記録手段と、印
刷用紙18を第1のタイプの記録手段に搬送するための
第1の用紙搬送経路32と、該第1の用紙搬送経路32
の上流側から分岐して下流側に合流する第2の用紙搬送
経路と、該第2の用紙搬送経路の下流側から更に分岐
し、第2の用紙搬送経路の上流側に合流し、周回経路を
形成する第3の用紙搬送経路とを有する。第2のタイプ
の記録手段によって印刷が行われた印刷用紙18を周回
経路において周回させた後に、第1のタイプの記録手段
によって印刷を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリアルタイプの
記録手段及びラインタイプの記録手段を備えた記録装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、一つの文書内においてブ
ラックの印刷とカラーの印刷とを併せて行う場合等、二
つの記録手段を使用することがあるが、ブラックの印刷
とカラーの印刷とをいずれもシリアルタイプの記録手段
によって行うと、記録速度が低くなってしまい、ブラッ
クの印刷とカラーの印刷とをいずれもラインタイプの記
録手段によって行うと、記録速度は高くなるが、消費エ
ネルギーが多くなってしまう。
【0003】そこで、シリアルタイプの記録手段及びラ
インタイプの記録手段を備えた記録装置が提供されてい
る。この場合、シリアルタイプの記録手段においては、
間欠的に用紙送りを行う必要があるのに対して、ライン
タイプの記録手段においては、連続的に用紙送りを行う
必要があるので、各記録手段の記録速度が互いに異な
り、用紙送りの駆動源同士が干渉してしまう。そこで、
印刷用紙の搬送方向における上流側の記録手段と下流側
の記録手段との間に一時停止ロールを配設し、該一時停
止ロールによって印刷用紙にループを形成し、上流側の
記録手段によって印刷が行われている間は、印刷用紙が
下流側の記録手段に搬送されないようにしている(特公
平6−47302号公報参照)。
【0004】また、上流側の記録手段の搬送路に対して
迂(う)回路を形成し、該迂回路に下流側の記録手段を
配設するようにした記録装置も提供されている(特願平
7−73252号参照)。ところが、前記一時停止ロー
ルが配設された記録装置においては、例えば、事務用の
文書の場合、ブラックだけで印刷を行うことが多いにも
かかわらず、印刷用紙を前記二つの記録手段を通過させ
なければならない。したがって、記録装置内の作動させ
る必要がない部分をも作動させることになり、スループ
ットが低下してしまう。
【0005】また、印刷用紙が腰の強い厚紙である場
合、ループを形成することができないので、印刷用紙が
折れ曲がったり、ジャムが発生したりすることがある。
一方、上流側の記録手段の搬送路における迂回路に下流
側の記録手段が配設された記録装置においては、上流側
の記録手段と下流側の記録手段とを離して配設すると、
記録装置が大型化してしまう。
【0006】そこで、印刷用紙の搬送方向における上流
側の記録手段より下流側に、下流側の記録手段と並列に
案内通路を形成し、上流側の記録手段によって印刷が行
われている間は前記案内通路に印刷用紙を逃がし、印刷
が終了した後、前記印刷用紙を下流側の記録手段の手前
まで戻し、下流側の記録手段によって印刷を行うように
した記録装置が提供されている(特願平7−68342
号参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の記録装置においては、下流側の記録手段の手前まで
印刷用紙を戻すために、用紙搬送機構を制御して正転さ
せたり逆転させたりする必要があるだけでなく、印刷用
紙の戻し量を制御する必要もあり、制御が複雑になって
しまう。
【0008】本発明は、前記従来の記録装置の問題点を
解決して、シリアルタイプの記録手段及びラインタイプ
の記録手段を同時に駆動して印刷を行う場合に、スルー
プットが低下することがなく、記録装置が大型化するこ
とがなく、しかも、制御を簡素化することができる記録
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の記
録装置においては、印刷用紙を給紙する給紙手段と、第
1のタイプの記録手段と、第2のタイプの記録手段と、
前記給紙手段によって給紙された印刷用紙を第1のタイ
プの記録手段に搬送するための第1の用紙搬送経路と、
該第1の用紙搬送経路の上流側から分岐して下流側に合
流する第2の用紙搬送経路と、該第2の用紙搬送経路の
下流側から更に分岐し、第2の用紙搬送経路の上流側に
合流し、第2の用紙搬送経路と共に周回経路を形成する
第3の用紙搬送経路とを有する。
【0010】そして、前記周回経路の全長は、印刷可能
な最大の印刷用紙の長さより長く設定され、前記周回経
路に前記第2のタイプの記録手段が配設される。本発明
の他の記録装置においては、複数の駆動源と、該各駆動
源とそれぞれ連結され、回転を伝達するギヤ列と、それ
ぞれ対応するワンウェイギヤを介して各ギヤ列と連結さ
れた共通のフィードローラとを有する。
【0011】そして、前記各ワンウェイギヤは、各ギヤ
列から回転が伝達されるときに係合させられる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
第1の実施の形態における記録装置の概略図、図2は本
発明の第1の実施の形態における記録装置の部分拡大
図、図3は本発明の第1の実施の形態における記録装置
の動力系を示すブロック図である。
【0013】図において、11は記録装置、12は第1
のタイプの記録手段としての、例えば、ブラックの単色
印刷を行うラインタイプの電子写真印刷装置部、13は
第2のタイプの記録手段としての、例えば、カラー印刷
を行うシリアルタイプのカラー印刷装置部である。次
に、電子写真印刷装置部12及びその給紙機構について
説明する。
【0014】図において、14は感光体ドラム15を内
蔵した現像ユニット、16はLEDヘッド、17は給紙
トレイ、18は該給紙トレイ17に堆(たい)積させて
収納された印刷用紙、19は該印刷用紙18を1枚ずつ
分離させて給紙する給紙手段としてのホッピングロー
ラ、20、21は第1のレジストローラである。また、
22は前記感光体ドラム15に形成されたトナー像を印
刷用紙18に転写する転写ローラ、23は前記印刷用紙
18に転写されたトナー像を加熱して定着するヒートロ
ーラ、24は該ヒートローラ23と対向させて配設され
たバックアップローラ、25、26は第1の排紙ロー
ラ、27、28は第2の排紙ローラ、29は前記印刷用
紙18の搬送方向におけるホッピングローラ19より下
流側で第1のレジストローラ20、21より上流側に配
設され、印刷用紙18の有無を検出する第1の用紙検出
センサ、30は印刷用紙18の搬送方向における第1の
レジストローラ20、21より下流側で感光体ドラム1
5及び転写ローラ22より上流側に配設され、印刷用紙
18の有無を検出する第2の用紙検出センサ、31は印
刷用紙18の搬送方向におけるヒートローラ23及びバ
ックアップローラ24より下流側で第1の排紙ローラ2
5、26より上流側に配設され、印刷用紙18の有無を
検出する第3の用紙検出センサである。
【0015】前記給紙トレイ17を始点として、ホッピ
ングローラ19、第1のレジストローラ20、21間、
感光体ドラム15と転写ローラ22との間及びヒートロ
ーラ23とバックアップローラ24との間を経て、第1
の排紙ローラ25、26を終点とする第1の用紙搬送経
路32が形成される。また、該第1の用紙搬送経路32
は、前記第1の排紙ローラ25、26より下流側におい
てフェイスアップ経路33とフェイスダウン経路34と
の二つの排紙経路に分岐させられる。そして、前記フェ
イスアップ経路33とフェイスダウン経路34との分岐
点には排紙ブレード35が配設され、該排紙ブレード3
5を切り換えることによって、前記フェイスアップ経路
33及びフェイスダウン経路34のどちらか一方を選択
することができるようになっている。
【0016】なお、36は印刷面を上にして排紙された
印刷用紙18を蓄えるフェイスアップスタッカ、37は
印刷面を下にして排紙された印刷用紙18を蓄えるフェ
イスダウンスタッカである。また、図において、61は
第1の切換ブレード、64は制御基板、65は電源トラ
ンス、66はファンである。
【0017】次に、前記カラー印刷装置部13及びその
給紙機構について説明する。前記第1の用紙搬送経路3
2に接続させて第2の用紙搬送経路38が形成される。
該第2の用紙搬送経路38は、第1の用紙搬送経路32
におけるホッピングローラ19の下流側の近傍から分岐
して「U」字状に延び、第1の用紙搬送経路32におけ
る第1のレジストローラ20、21より上流側の近傍に
合流する。
【0018】そして、前記第2の用紙搬送経路38は、
上方の水平部分38a及び下方の水平部分38bから成
り、該水平部分38bにおける上流側に第1のフィード
ローラ39、40が、下流側に第2のフィードローラ4
1、42が配設され、上方の水平部分38aのほぼ中央
に、カラー印刷を行うためのインクジェット記録ヘッド
45が、該インクジェット記録ヘッド45より上流側に
第2のレジストローラ46、47が、下流側に第3のフ
ィードローラ48、49が配設される。
【0019】また、前記インクジェット記録ヘッド45
に対して直角の方向(図における表裏方向)にメインガ
イドシャフト43とガイドレール44とが互いに平行に
配設され、前記インクジェット記録ヘッド45は両者に
よって摺(しゅう)動自在に支持される。さらに、前記
第2の用紙搬送経路38における第3のフィードローラ
48、49より下流側において第3の用紙搬送経路50
が分岐し、第2の用紙搬送経路38における第1のフィ
ードローラ39、40より上流側の近傍に合流する。し
たがって、前記第2の用紙搬送経路38の一部及び第3
の用紙搬送経路50によってループの、かつ、楕(だ)
円形の周回経路101が形成される。なお、該周回経路
101の全長は、記録装置11によって印刷を行うこと
ができる最大の印刷用紙18の長さよりわずかに長く設
定される。
【0020】そして、前記第2の用紙搬送経路38にお
ける第2のフィードローラ41、42より下流側の近傍
から排紙経路51が分岐させられ、該排紙経路51に第
3の排紙ローラ52、53が配設される。また、第1の
手差し経路54が、ほぼ水平に配設され、前記第2の用
紙搬送経路38における第2のレジストローラ46、4
7より上流側の近傍に合流させられる。
【0021】さらに、第2の手差し経路55が、電子写
真印刷装置部12とカラー印刷装置部13との間に傾斜
させて配設され、第1の用紙搬送経路32における第1
のレジストローラ20、21より上流側の近傍に合流さ
せられる。そして、前記第2の用紙搬送経路38におけ
る第2のレジストローラ46、47より上流側に第4の
用紙検出センサ56が、第2のレジストローラ46、4
7より下流側で第3のフィードローラ48、49より上
流側に第5の用紙検出センサ57が、第2の用紙搬送経
路38と第3の用紙搬送経路50とが分岐する分岐点よ
り下流側の近傍に第6の用紙検出センサ58が、第2の
用紙搬送経路38における第1のフィードローラ39、
40より下流側で第2のフィードローラ41、42より
上流側に第7の用紙検出センサ59が、前記排紙経路5
1における第3の排紙ローラ52、53より上流側の近
傍に第8の用紙検出センサ60が配設される。
【0022】また、第1の用紙搬送経路32と第2の用
紙搬送経路38とが分岐する分岐点に第1の切換ブレー
ド61が、第2の用紙搬送経路38と第3の用紙搬送経
路50とが分岐する分岐点に第2の切換ブレード62
が、第2の用紙搬送経路38と排紙経路51とが分岐す
る分岐点には第3の切換ブレード63が配設される。次
に、前記構成の記録装置11の動力系について説明す
る。
【0023】まず、第1の給紙モータ70を正方向に駆
動すると、ホッピングローラ19が矢印A方向に回転さ
せられ、その後、前記第1の給紙モータ70を逆方向に
駆動すると、ホッピングローラ19は停止した状態で、
第1のレジストローラ20、21がそれぞれ矢印B、
B′方向に回転させられる。そして、メインモータ71
を駆動することによって、感光体ドラム15、転写ロー
ラ22、ヒートローラ23、バックアップローラ24、
第1の排紙ローラ25、26及び第2の排紙ローラ2
7、28が、それぞれ矢印C、C′方向に回転させられ
る。
【0024】また、第2の給紙モータ72を駆動するこ
とによって、第1のフィードローラ39、40、第2の
フィードローラ41、42及び第3の排紙ローラ52、
53が、それぞれ矢印D、D′方向に回転させられる。
そして、第3の給紙モータ73を駆動することによっ
て、第2のレジストローラ46、47及び第3のフィー
ドローラ48、49が、それぞれ矢印E、E′方向に回
転させられ、キャリッジモータ74を駆動することによ
ってインクジェット記録ヘッド45がメインガイドシャ
フト43及びガイドレール44に沿って走行させられ
る。
【0025】また、排紙ブレード35及び第1〜第3の
切換ブレード61〜63は、それぞれプランジャマグネ
ット75〜78によって切り換えられる。なお、79は
交流電源(AC)に接続された電源回路、80はインタ
フェース(I/F)に接続された制御部である。次に、
前記構成の記録装置11の動作について説明する。
【0026】図4は本発明の第1の実施の形態における
排紙ブレードの状態を示す図、図5は本発明の第1の実
施の形態における第1の切換ブレードの状態を示す図、
図6は本発明の第1の実施の形態における第2の切換ブ
レードの状態を示す図、図7は本発明の第1の実施の形
態における第3の切換ブレードの状態を示す図である。
【0027】まず、ブラックの単色印刷を行う場合、メ
インモータ71(図3)を駆動して現像ユニット14、
ヒートローラ23等のウォームアップを行った後、第1
の切換ブレード61を図5の破線で示す位置61bに置
き、第1の給紙モータ70を正方向に駆動してホッピン
グローラ19(図1)を矢印A方向に回転させ、印刷用
紙18を給紙して第1の用紙搬送経路32に送る。
【0028】そして、印刷用紙18の先端が第1の用紙
検出センサ29によって検出された時点から設定時間が
経過すると、第1の給紙モータ70を停止させる。この
とき、前記印刷用紙18の先端は第1のレジストローラ
20、21のニップ部に当接させられる。次に、第1の
給紙モータ70を逆方向に駆動して第1のレジストロー
ラ20、21を矢印B、B′方向に回転させ、印刷用紙
18を更に搬送する。そして、印刷用紙18の先端が第
2の用紙検出センサ30によって検出されると、印刷用
紙18の頭出しが行われる。
【0029】続いて、印刷用紙18の頭出しが行われた
時点を基準にして、感光体ドラム15にトナー像を形成
した後、感光体ドラム15と転写ローラ22との間に搬
送された印刷用紙18に、転写ローラ22によってトナ
ー像を転写し、ヒートローラ23及びバックアップロー
ラ24によって定着を行う。そして、排紙ブレード35
を、図4の実線で示す位置35aに置いて、印刷用紙1
8をフェイスダウンスタッカ37に排出するか、又は、
図4において破線で示す位置35bに置いて、印刷用紙
18をフェイスアップスタッカ36に排出して、印刷を
完了する。
【0030】次に、カラー印刷及びブラックの単色印刷
を行う場合、第1の切換ブレード61を図5の実線で示
す位置61aに、第2の切換ブレード62を図6の実線
で示す位置62aに、第3の切換ブレード63を図7の
破線で示す位置63bにそれぞれ置く。そして、第1の
給紙モータ70を正方向に駆動してホッピングローラ1
9を回転させ、印刷用紙18の給紙を行うのと同時に、
第2の給紙モータ72を駆動して第1のフィードローラ
39(図2)、40、第2のフィードローラ41、42
及び第3の排紙ローラ52、53をそれぞれ矢印D、
D′方向に回転させ、印刷用紙18を第2の用紙搬送経
路38に導入し、搬送する。
【0031】次に、前記印刷用紙18の先端が第7の用
紙検出センサ59によって検出された時点で、第1の給
紙モータ70を停止させ、第2の給紙モータ72の駆動
によって印刷用紙18は搬送される。続いて、前記印刷
用紙18の先端が第4の用紙検出センサ56によって検
出されると、検出された時点から設定時間が経過するま
で印刷用紙18を搬送し、前記設定時間が経過したとき
に第2の給紙モータ72を停止させる。
【0032】次に、第3の給紙モータ73を駆動して第
2のレジストローラ46、47及び第3のフィードロー
ラ48、49を矢印E、E′方向にそれぞれ回転させて
印刷用紙18を搬送し、該印刷用紙18の先端が第5の
用紙検出センサ57によって検出されると、印刷用紙1
8の頭出しが行われる。続いて、印刷用紙18の頭出し
が行われた時点を基準にして、印刷用紙18を行送りし
ながら、キャリッジモータ74を駆動してインクジェッ
ト記録ヘッド45を走行させ、カラー印刷を行う。
【0033】次に、カラー印刷が行われた印刷用紙18
は第3の用紙搬送経路50に導入され、印刷用紙18の
先端が第6の用紙検出センサ58によって検出された時
点で、第2の給紙モータ72を駆動して第1のフィード
ローラ39、40、第2のフィードローラ41、42及
び第3の排紙ローラ52、53をそれぞれ矢印D、D′
方向に回転させ、周回経路101において印刷用紙18
を周回させる。
【0034】その後、印刷用紙18の後端が第6の用紙
検出センサ58によって検出された時点で、第2の切換
ブレード62を図6の破線で示す位置62bに切り換
え、周回した印刷用紙18を電子写真印刷装置部12に
給紙する。そして、印刷用紙18の先端が第1の用紙検
出センサ29によって検出された後、設定時間が経過す
るまで印刷用紙18を搬送し、設定時間が経過すると、
第2の給紙モータ72及び第3の給紙モータ73を停止
させる。その後、電子写真印刷装置部12において、ブ
ラックの単色印刷を行う。
【0035】次に、カラー印刷だけを行う場合について
説明する。まず、第1の切換ブレード61を図5の実線
で示す位置61aに、第2の切換ブレード62を図6の
実線で示す位置62aに、第3の切換ブレード63を図
7の破線で示す位置63bにそれぞれ置く。そして、第
1の給紙モータ70を正方向に駆動してホッピングロー
ラ19を矢印A方向に回転させ、印刷用紙18の給紙を
行うのと同時に、第2の給紙モータ72を駆動して第1
のフィードローラ39、40、第2のフィードローラ4
1、42及び第3の排紙ローラ52、53をそれぞれ矢
印D、D′方向に回転させて印刷用紙18を第2の用紙
搬送経路38に導入し、搬送する。
【0036】次に、前記印刷用紙18の先端が第7の用
紙検出センサ59によって検出された時点で、第1の給
紙モータ70を停止させ、第2の給紙モータ72の駆動
によって印刷用紙18は搬送される。続いて、前記印刷
用紙18の先端が第4の用紙検出センサ56によって検
出されると、検出された時点から設定時間が経過するま
で印刷用紙18を搬送し、前記設定時間が経過したとき
に第2の給紙モータ72を停止させる。
【0037】そして、第3の給紙モータ73を駆動して
第2のレジストローラ46、47及び第3のフィードロ
ーラ48、49を矢印E、E′方向にそれぞれ回転させ
て印刷用紙18を搬送し、該印刷用紙18の先端が第5
の用紙検出センサ57によって検出されると、印刷用紙
18の頭出しが行われる。続いて、印刷用紙18の頭出
しが行われた時点を基準にして、印刷用紙18を行送り
しながら、キャリッジモータ74を駆動してインクジェ
ット記録ヘッド45を走行させ、カラー印刷を行う。
【0038】次に、カラー印刷が行われた印刷用紙18
は第3の用紙搬送経路50に導入され、印刷用紙18の
先端が第6の用紙検出センサ58によって検出された時
点で、第2の給紙モータ72を駆動して第1のフィード
ローラ39、40、第2のフィードローラ41、42及
び第3の排紙ローラ52、53をそれぞれ矢印D、D′
方向に回転させ、周回経路101において印刷用紙18
を周回させる。
【0039】その後、印刷用紙18の先端が第7の用紙
検出センサ59によって検出された時点で、第3の切換
ブレード63を図7の実線で示す位置63aに切り換
え、周回した印刷用紙18を排紙経路51に導入し、排
紙する。次に、第1の手差し経路54及び第2の手差し
経路55から給紙された印刷用紙18に対して印刷を行
う場合について説明する。
【0040】この場合、第1の給紙モータ70及び第2
の給紙モータ72を回転させることなく、印刷用紙18
を第1の手差し経路54を介して手差しすると、印刷用
紙18の先端が第4の用紙検出センサ56によって検出
される。したがって、制御部80は、第1の手差し経路
54を介して印刷用紙18が手差しされたと判断し、第
3の給紙モータ73を駆動して印刷を開始する。
【0041】また、第1の給紙モータ70、第2の給紙
モータ72及び第3の給紙モータ73を回転させること
なく、印刷用紙18を第2の手差し経路55を介して手
差しすると、印刷用紙18の先端が第1の用紙検出セン
サ29によって検出される。したがって、制御部80
は、第2の手差し経路55を介して印刷用紙18が手差
しされたと判断し、第1の給紙モータ70を逆方向に駆
動し、メインモータ71を回転させて印刷を開始する。
【0042】このように、本実施の形態においては、シ
リアルタイプのカラー印刷装置部13によって印刷が行
われた印刷用紙18を周回経路101において周回させ
た後に、第1の用紙搬送経路32に送り、ラインタイプ
の電子写真印刷装置部12によって印刷を行うようにな
っているので、カラー印刷装置部13においては間欠的
に、電子写真印刷装置部12においては連続的に用紙送
りを行っても、電子写真印刷装置部12の用紙送りを行
う第1の給紙モータ70とカラー印刷装置部13の用紙
送りを行う第3の給紙モータ73とが干渉することはな
い。
【0043】また、ブラックの単色印刷を行う場合、印
刷用紙18を電子写真印刷装置部12に給紙するだけで
よいので、スループットを向上させることができる。さ
らに、印刷用紙18にループを形成する必要がないの
で、前記印刷用紙18として腰の強い厚紙を使用した場
合でも、印刷用紙18が折れ曲がったり、ジャムが発生
したりすることがなくなる。
【0044】また、前記周回経路101は電子写真印刷
装置部12と独立させて配設され、しかも、全長を記録
装置11によって印刷を行うことができる最大の印刷用
紙18の長さよりわずかに長くするだけでよいので、記
録装置11を小型化することができる。さらに、シリア
ルタイプのカラー印刷装置部13とラインタイプの電子
写真印刷装置部12とを離して配設しても、記録装置1
1が大型化することがない。
【0045】そして、シリアルタイプのカラー印刷装置
部13とラインタイプの電子写真印刷装置部12との間
において印刷用紙18を戻す必要がないだけでなく、印
刷用紙18の戻し量を制御する必要もないので、制御を
簡素化することができる。なお、本実施の形態において
は、シリアルタイプのカラー印刷装置部13を周回経路
101に、ラインタイプの電子写真印刷装置部12を第
1の用紙搬送経路32に配設するようにしているが、ラ
インタイプの電子写真印刷装置部12を周回経路101
に、シリアルタイプのカラー印刷装置部13を第1の用
紙搬送経路32に配設することもできる。
【0046】ところで、本実施の形態においては、第1
の給紙モータ70を駆動することによってホッピングロ
ーラ19及び第1のレジストローラ20、21を、第2
の給紙モータ72を駆動することによって第1のフィー
ドローラ39、40、第2のフィードローラ41、42
及び第3の排紙ローラ52、53を、第3の給紙モータ
73を駆動することによって第2のレジストローラ4
6、47及び第3のフィードローラ48、49をそれぞ
れ回転させるようになっているので、給紙モータの数が
多く、駆動装置の構造が複雑になってしまう。
【0047】そこで、給紙モータの数を少なくして構造
を簡素化することができるようにした第2の実施の形態
について説明する。次に、本発明の第2の実施の形態に
ついて説明する。図8は本発明の第2の実施の形態にお
ける記録装置の概略図、図9は本発明の第2の実施の形
態における記録装置の部分拡大図である。なお、第1の
実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符
号を付与することによってその説明を省略する。
【0048】この場合、第2の用紙搬送経路38におい
て第1のフィードローラ39、40より上流側の近傍に
第9の用紙検出センサ100が配設される。次に、前記
構成の記録装置11(図3)の動力系について説明す
る。図10は本発明の第2の実施の形態における記録装
置の動力系を示すブロック図、図11は本発明の第2の
実施の形態における記録装置の動力系を示す概略図、図
12は本発明の第2の実施の形態における第1のフィー
ドローラの動力系を示す斜視図である。
【0049】まず、前記電子写真印刷装置部12の動力
系について説明する。図において、70は第1の給紙モ
ータであり、モータ軸に固着されたモータギヤ70aは
第1のワンウェイギヤ81と噛(し)合する。該第1の
ワンウェイギヤ81は、第1のレジストローラ20の軸
20aと一方向にだけロックされ、図11における時計
回りに回転させられると、軸20aとロックして第1の
レジストローラ20に動力を伝達し、反時計回りに回転
させられると、軸20aに対して空転する。
【0050】そして、前記第1のワンウェイギヤ81
は、第2のワンウェイギヤ82と噛合する。該第2のワ
ンウェイギヤ82は、ホッピングローラ19の軸19a
と一方向にだけロックされ、図11における時計回りに
回転させられると、軸19aとロックしてホッピングロ
ーラ19に動力を伝達し、反時計回りに回転させられる
と、軸19aに対して空転する。
【0051】また、71はメインモータであり、該メイ
ンモータ71のモータ軸に固定されたモータギヤ71a
と二段アイドルギヤ83とが噛合させられ、さらに、該
二段アイドルギヤ83と転写ローラ22のギヤ22aと
が、該ギヤ22aと感光体ドラム15のギヤ15aとが
順に噛合させられる。そして、前記モータギヤ71aと
アイドルギヤ84とが、該アイドルギヤ84とアイドル
ギヤ85とが、該アイドルギヤ85とヒートローラ23
のギヤ23aとが順に噛合させられるとともに、該ギヤ
23aとバックアップローラ24のギヤ24a及びアイ
ドルギヤ86とが噛合させられる。また、該アイドルギ
ヤ86と第1の排紙ローラ25のギヤ25aとが、該ギ
ヤ25aとアイドルギヤ87とが、該アイドルギヤ87
と第2の排紙ローラ27のギヤ27aとが順に噛合させ
られる。
【0052】次に、前記カラー印刷装置部13の動力系
について説明する。図12に示すように、第1のフィー
ドローラ40の軸40aにギヤ40bが固定され、第3
のワンウェイギヤ88及び第4のワンウェイギヤ89が
前記軸40aと一方向にだけロックされ、図における時
計回りに回転させられると、係合させられ、反時計回り
に回転させられると空転する。
【0053】また、72は第2の給紙モータであり、該
第2の給紙モータ72のモータ軸に固定されたモータギ
ヤ72aとアイドルギヤ90、91とが噛合させられる
とともに、アイドルギヤ90と前記第4のワンウェイギ
ヤ89とが、前記アイドルギヤ91と前記第3のフィー
ドローラ48のギヤ48aとが噛合させられる。さら
に、該ギヤ48aとアイドルギヤ92とが、該アイドル
ギヤ92と第2のレジストローラ46のギヤ46aとが
順に噛合させられる。
【0054】また、第3のワンウェイギヤ88とアイド
ルギヤ94とが、該アイドルギヤ94とアイドルギヤ9
3とが、該アイドルギヤ93と前記第2のワンウェイギ
ヤ82とが順に噛合させられるとともに、第1のフィー
ドローラ40のギヤ40bとアイドルギヤ95とが、該
アイドルギヤ95とアイドルギヤ96とが、該アイドル
ギヤ96とアイドルギヤ97とが、該アイドルギヤ97
と第2のフィードローラ42のギヤ42aとが、該ギヤ
42aとアイドルギヤ90とが、該アイドルギヤ90と
第3の排紙ローラ53のギヤ53aとが順に噛合する。
【0055】次に、カラー印刷とブラックの単色印刷と
を行う場合の、前記構成の記録装置11の動作について
説明する。この場合、排紙ブレード35(図8)、第1
の切換ブレード61、第2の切換ブレード62(図9)
及び第3の切換ブレード63は、第1の実施の形態と同
様に作動させられるので、図4〜7を援用して説明す
る。
【0056】まず、メインモータ71を正方向、すなわ
ち、図11における時計回りに駆動し、現像ユニット1
4、ヒートローラ23等のウォームアップを行った後、
前記メインモータ71を停止させるとともに、第1の切
換ブレード61を図5の実線で示す位置61aに、第2
の切換ブレード62を図6の実線で示す位置62aに、
第3の切換ブレード63を図7の破線で示す位置63b
にそれぞれ置く。
【0057】次に、第1の給紙モータ70を時計回りに
駆動すると、第1のレジストローラ20、21が停止さ
せられた状態で、第2のワンウェイギヤ82が時計回り
に回転させられ、ホッピングローラ19に時計回りの回
転が伝達される。したがって、ホッピングローラ19は
矢印A方向に回転し、印刷用紙18を1枚ずつ分離して
給紙する。このとき、第3のワンウェイギヤ88はアイ
ドルギヤ93、94を介して反時計回りに回転させられ
るので、第1のフィードローラ39、40は停止したま
まである。
【0058】そして、給紙された印刷用紙18が第2の
用紙搬送経路38に導入され、前記印刷用紙18の先端
が第9の用紙検出センサ100によって検出された時点
から設定時間が経過するまで印刷用紙18を搬送し、前
記設定時間が経過したときに第1の給紙モータ70を停
止させる。このとき、前記印刷用紙18の先端は第1の
フィードローラ39、40のニップ部に当接させられ
る。
【0059】次に、第1の給紙モータ70を逆方向、す
なわち、反時計回りに駆動すると、第1のフィードロー
ラ39、40は矢印D、D′方向に、第1のレジストロ
ーラ20、21は矢印B、B′方向にそれぞれ回転させ
られ、印刷用紙18を搬送する。このとき、第2の給紙
モータ72は停止させられているが、第4のワンウェイ
ギヤ89が空転するので、第1の給紙モータ70の回転
を妨げることはない。また、ホッピングローラ19は停
止させられているが、搬送される印刷用紙18との間に
生じる摩擦力によって時計回りに回転させられる。この
場合、ホッピングローラ19の軸19a及び第2のワン
ウェイギヤ82は空転するので、印刷用紙18の搬送に
大きな負荷を与えることはない。
【0060】その後、第1の給紙モータ70は、反時計
回りの回転を継続して印刷用紙18を搬送し続け、該印
刷用紙18の先端が第4の用紙検出センサ56によって
検出されると、検出された時点から設定時間が経過する
まで印刷用紙18を搬送し、前記設定時間が経過したと
きに第1の給紙モータ70を停止させる。このとき、印
刷用紙18の先端は第2のレジストローラ46、47の
ニップ部に当接させられる。
【0061】次に、第2の給紙モータ72を時計回りに
回転させると、第2のレジストローラ46、47及び第
3のフィードローラ48、49が矢印E、E′方向に、
第1のフィードローラ39、40、第2のフィードロー
ラ41、42及び第3の排紙ローラ52、53が矢印
D、D′方向にそれぞれ回転させられ、第2のレジスト
ローラ46、47が前記印刷用紙18を搬送する。そし
て、該印刷用紙18の先端が第5の用紙検出センサ57
によって検出されると、印刷用紙18の頭出しが行われ
る。
【0062】続いて、印刷用紙18の頭出しが行われた
時点を基準にして、印刷用紙18を行送りしながら、キ
ャリッジモータ74を駆動してインクジェット記録ヘッ
ド45を走行させ、カラー印刷を行う。次に、カラー印
刷が行われた印刷用紙18は、第3の用紙搬送経路50
に導入され、前記周回経路101を周回させられる。そ
して、印刷用紙18の後端が第6の用紙検出センサ58
によって検出された時点で、第2の切換ブレード62を
図6の破線で示す位置62bに切り換え、周回した印刷
用紙18を電子写真印刷装置部12に給紙する。
【0063】そして、印刷用紙18の先端が第1の用紙
検出センサ29によって検出された後、設定時間が経過
するまで印刷用紙18を搬送し、設定時間が経過する
と、第2の給紙モータ72を停止させる。このとき、印
刷用紙18の先端は第1のレジストローラ20、21の
ニップ部に当接させられる。次に、第1の給紙モータ7
0を反時計回りに駆動すると、第1のレジストローラ2
0、21は矢印B、B′方向に回転させられ、印刷用紙
18の搬送を開始する。そして、わずかに遅れて第2の
給紙モータ72を駆動し、印刷用紙18を周回経路10
1から送り出すのとほぼ同時に、メインモータ71を時
計回りに駆動する。このとき、第1のフィードローラ4
0の軸40aには第1の給紙モータ70及び第2の給紙
モータ72から動力が伝達されることになるが、給紙動
作に支障はない。
【0064】次に、印刷用紙18の先端が第2の用紙検
出センサ30によって検出され、印刷用紙18の頭出し
が行われた後、ブラックの単色印刷が行われる。そし
て、カラー印刷及びブラックの単色印刷が行われた後の
印刷用紙18は、フェイスアップスタッカ36又はフェ
イスダウンスタッカ37に排出される。なお、電子写真
印刷装置部12における印刷に影響を与えることがない
ように、第2の給紙モータ72を第1の給紙モータ70
よりわずかに速く回転させることによって、印刷用紙1
8を周回経路101から送り出す排出速度を、電子写真
印刷装置部12における印刷速度よりわずかに高くする
こともできる。
【0065】このように、本実施の形態においては、第
1の給紙モータ70を駆動することによってホッピング
ローラ19、第1のレジストローラ20、21、第1の
フィードローラ39、40、第2のフィードローラ4
1、42及び第3の排紙ローラ52、53を、第2の給
紙モータ72を駆動することによって第1のフィードロ
ーラ39、40、第2のフィードローラ41、42、第
3の排紙ローラ52、53、第2のレジストローラ4
6、47及び第3のフィードローラ48、49をそれぞ
れ回転させるようになっているので、給紙モータの数を
少なくすることができる。したがって、駆動装置の構造
を簡素化することができる。
【0066】また、動力系のギヤ列を切断したり接続し
たりする必要がないので、記録装置11の信頼性を高く
することができる。なお、本発明は前記実施の形態に限
定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変
形させることが可能であり、これらを本発明の範囲から
排除するものではない。
【0067】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、記録装置においては、印刷用紙を給紙する給紙手
段と、第1のタイプの記録手段と、第2のタイプの記録
手段と、前記給紙手段によって給紙された印刷用紙を第
1のタイプの記録手段に搬送するための第1の用紙搬送
経路と、該第1の用紙搬送経路の上流側から分岐して下
流側に合流する第2の用紙搬送経路と、該第2の用紙搬
送経路の下流側から更に分岐し、第2の用紙搬送経路の
上流側に合流し、第2の用紙搬送経路と共に周回経路を
形成する第3の用紙搬送経路とを有する。
【0068】そして、前記周回経路の全長は、印刷可能
な最大の印刷用紙の長さより長く設定され、前記周回経
路に前記第2のタイプの記録手段が配設される。この場
合、第2のタイプの記録手段によって印刷が行われた印
刷用紙を周回経路において周回させた後に、第1のタイ
プの記録手段によって印刷を行うようになっているの
で、第2のタイプの記録手段においては間欠的に、第1
のタイプの記録手段においては連続的に用紙送りを行っ
ても、各駆動源同士が干渉することはない。
【0069】また、ブラックの単色印刷を行う場合、印
刷用紙を一方の記録手段に供給するだけでよいので、ス
ループットを向上させることができる。さらに、印刷用
紙にループを形成する必要がないので、印刷用紙として
腰の強い厚紙を使用した場合でも、印刷用紙が折れ曲が
ったり、ジャムが発生したりすることがなくなる。
【0070】また、前記周回経路は第1のタイプの記録
手段と独立させて配設され、しかも、全長を記録装置に
よって印刷を行うことができる最大の印刷用紙の長さよ
りわずかに長くするだけでよいので、記録装置を小型化
することができる。さらに、第1のタイプの記録手段と
第2のタイプの記録手段とを離して配設しても、記録装
置が大型化することがない。
【0071】そして、第1のタイプの記録手段と第2の
タイプの記録手段との間において印刷用紙を戻す必要が
ないだけでなく、印刷用紙の戻し量を制御する必要もな
いので、制御を簡素化することができる。本発明の他の
記録装置においては、複数の駆動源と、該各駆動源とそ
れぞれ連結され、回転を伝達するギヤ列と、それぞれ対
応するワンウェイギヤを介して各ギヤ列と連結された共
通のフィードローラとを有する。
【0072】そして、前記各ワンウェイギヤは、各ギヤ
列から回転が伝達されるときに係合させられる。この場
合、各駆動源において発生させられた回転を各ギヤ列を
介して共通のフィードローラに伝達することができるの
で、駆動源の数を少なくすることができる。したがっ
て、駆動装置の構造を簡素化することができる。
【0073】また、動力系のギヤ列を切断したり接続し
たりする必要がないので、記録装置の信頼性を高くする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における記録装置の
概略図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における記録装置の
部分拡大図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における記録装置の
動力系を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における排紙ブレー
ドの状態を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における第1の切換
ブレードの状態を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態における第2の切換
ブレードの状態を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態における第3の切換
ブレードの状態を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態における記録装置の
概略図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態における記録装置の
部分拡大図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態における記録装置
の動力系を示すブロック図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態における記録装置
の動力系を示す概略図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態における第1のフ
ィードローラの動力系を示す斜視図である。
【符号の説明】
12 電子写真印刷装置部 13 カラー印刷装置部 18 印刷用紙 19 ホッピングローラ 32 第1の用紙搬送経路 38 第2の用紙搬送経路 39、40 第1のフィードローラ 40b ギヤ 41、42 第2のフィードローラ 48、49 第3のフィードローラ 50 第3の用紙搬送経路 70 第1の給紙モータ 70a、72a モータギヤ 71 メインモータ 72 第2の給紙モータ 74 キャリッジモータ 81 第1のワンウェイギヤ 82 第2のワンウェイギヤ 88 第3のワンウェイギヤ 89 第4のワンウェイギヤ 90、93、94 アイドルギヤ 101 周回経路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 3/58

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)印刷用紙を給紙する給紙手段と、
    (b)第1のタイプの記録手段と、(c)第2のタイプ
    の記録手段と、(d)前記給紙手段によって給紙された
    印刷用紙を第1のタイプの記録手段に搬送するための第
    1の用紙搬送経路と、(e)該第1の用紙搬送経路の上
    流側から分岐して下流側に合流する第2の用紙搬送経路
    と、(f)該第2の用紙搬送経路の下流側から更に分岐
    し、第2の用紙搬送経路の上流側に合流し、第2の用紙
    搬送経路と共に周回経路を形成する第3の用紙搬送経路
    とを有するとともに、(g)前記周回経路の全長は、印
    刷可能な最大の印刷用紙の長さより長く設定され、
    (h)前記周回経路に前記第2のタイプの記録手段が配
    設されることを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 (a)複数の駆動源と、(b)該各駆動
    源とそれぞれ連結され、回転を伝達するギヤ列と、
    (c)それぞれ対応するワンウェイギヤを介して各ギヤ
    列と連結された共通のフィードローラとを有するととも
    に、(d)前記各ワンウェイギヤは、各ギヤ列から回転
    が伝達されるときに係合させられることを特徴とする記
    録装置。
JP7333453A 1995-12-21 1995-12-21 記録装置 Withdrawn JPH09169474A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004074588A (ja) * 2002-08-19 2004-03-11 Oki Data Corp 印刷装置
US7050725B2 (en) 2003-03-03 2006-05-23 Oki Data Corporation Image forming apparatus employing two printing methods
JP2007223811A (ja) * 2007-05-21 2007-09-06 Oki Data Corp 印刷装置

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