JPH09168434A - 組立式整理ケースの補強構造 - Google Patents
組立式整理ケースの補強構造Info
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- JPH09168434A JPH09168434A JP34908395A JP34908395A JPH09168434A JP H09168434 A JPH09168434 A JP H09168434A JP 34908395 A JP34908395 A JP 34908395A JP 34908395 A JP34908395 A JP 34908395A JP H09168434 A JPH09168434 A JP H09168434A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 単位枠体、天板および引き出しからなる組立
式整理ケースにおいて、天板等に掛かる荷重によって天
板や枠体が変形することを防止して、引き出しの挿脱お
よび開閉が確実に行えるようにした補強構造を提供す
る。 【解決手段】 単位枠体の各垂直枠上端の嵌合凸部に垂
直方向に縦長の取付溝を設け、互いに対向する該取付溝
間に垂直方向に所定の幅を有する剛質板からなる補強板
を架設した組立式整理ケースの補強構造で、特に垂直方
向の荷重に対する補強板自体の変形を防止して、長期に
渡って天板等の変形を生じないようにしたものである。
また、補強板を引き出し用開口部の上辺に架設して、引
き出しの挿脱および開閉が確実に行えるようにした。更
に、単位枠体および天板の裏面に設けた互いに対向する
嵌入凹部間に上記補強板を挟持するガイドリブを垂設し
て、或いは該嵌入凹部間の少なくとも１ヵ所に補強板を
挟持する保持片を設けて、補強板が横方向に捩れて変形
することを防止した。
式整理ケースにおいて、天板等に掛かる荷重によって天
板や枠体が変形することを防止して、引き出しの挿脱お
よび開閉が確実に行えるようにした補強構造を提供す
る。 【解決手段】 単位枠体の各垂直枠上端の嵌合凸部に垂
直方向に縦長の取付溝を設け、互いに対向する該取付溝
間に垂直方向に所定の幅を有する剛質板からなる補強板
を架設した組立式整理ケースの補強構造で、特に垂直方
向の荷重に対する補強板自体の変形を防止して、長期に
渡って天板等の変形を生じないようにしたものである。
また、補強板を引き出し用開口部の上辺に架設して、引
き出しの挿脱および開閉が確実に行えるようにした。更
に、単位枠体および天板の裏面に設けた互いに対向する
嵌入凹部間に上記補強板を挟持するガイドリブを垂設し
て、或いは該嵌入凹部間の少なくとも１ヵ所に補強板を
挟持する保持片を設けて、補強板が横方向に捩れて変形
することを防止した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、合成樹脂材で成
型した枠体や引き出し等から成る組立式整理ケースにお
ける補強構造に関するもので、垂直枠間に平板状の補強
板を架設するようにして天板等に荷重が掛かったときの
該天板等の撓みを防止するようにしたものである。
型した枠体や引き出し等から成る組立式整理ケースにお
ける補強構造に関するもので、垂直枠間に平板状の補強
板を架設するようにして天板等に荷重が掛かったときの
該天板等の撓みを防止するようにしたものである。
【０００２】
【従来の技術】従来からある組立式整理ケースは一般
に、引き出しが挿脱可能な形状の単位枠体を任意の数だ
け互いに嵌合して積み重ね、最上段には天板を覆設する
と共に最下段の四隅には必要に応じて移動用キャスター
を取り付けた構造で、その引き出しの形状としては横幅
方向に長いものと、奥行き方向に長いものとがある。
に、引き出しが挿脱可能な形状の単位枠体を任意の数だ
け互いに嵌合して積み重ね、最上段には天板を覆設する
と共に最下段の四隅には必要に応じて移動用キャスター
を取り付けた構造で、その引き出しの形状としては横幅
方向に長いものと、奥行き方向に長いものとがある。
【０００３】そして、上記単位枠体は、例えば断面形状
が下方に開放する逆Ｕ字状のフレームを方形に構成して
水平枠とすると共に、その四隅に、上端に嵌合凸部を有
する垂直枠を一体または嵌着により立設してこの水平枠
上面を上記引き出しが摺動可能とし、水平枠裏面の四隅
に下段の単位枠体の嵌合凸部が嵌入可能な形状の嵌入凹
部を設けた構成である。
が下方に開放する逆Ｕ字状のフレームを方形に構成して
水平枠とすると共に、その四隅に、上端に嵌合凸部を有
する垂直枠を一体または嵌着により立設してこの水平枠
上面を上記引き出しが摺動可能とし、水平枠裏面の四隅
に下段の単位枠体の嵌合凸部が嵌入可能な形状の嵌入凹
部を設けた構成である。
【０００４】また、天板は上面を平板として種々の物品
を載置可能とすると共に、その裏面四隅に、上記単位枠
体の裏面と同様に、上記単位枠体の垂直枠上端の嵌合凸
部が嵌入可能な形状の嵌入凹部を設けている。
を載置可能とすると共に、その裏面四隅に、上記単位枠
体の裏面と同様に、上記単位枠体の垂直枠上端の嵌合凸
部が嵌入可能な形状の嵌入凹部を設けている。
【０００５】このような基本的構成を有する一般的な組
立式整理ケースは、その天板が四隅に嵌合する垂直枠に
よって支承されているだけであるから、引き出しの形状
により、特に横幅方向または奥行き方向の何れかの長手
方向において天板の支えが不十分となって、天板上面に
重量物を載置した場合にその重圧で該天板が変形して下
方に撓み、上記引き出しの挿脱および開閉に障害となる
場合があった。
立式整理ケースは、その天板が四隅に嵌合する垂直枠に
よって支承されているだけであるから、引き出しの形状
により、特に横幅方向または奥行き方向の何れかの長手
方向において天板の支えが不十分となって、天板上面に
重量物を載置した場合にその重圧で該天板が変形して下
方に撓み、上記引き出しの挿脱および開閉に障害となる
場合があった。
【０００６】そのため、例えば実公平６−４７４２号公
報に開示されているように、函本体の開口部に嵌着する
枠体にパイプ状の補強部材を内嵌収容して、枠体を補強
するようにしたものが提案されている。
報に開示されているように、函本体の開口部に嵌着する
枠体にパイプ状の補強部材を内嵌収容して、枠体を補強
するようにしたものが提案されている。
【０００７】また、例えば実用新案登録第３０１０９２
３号および第３０１２５５４号においては、支柱部材間
にパイプ状または矩形断面（逆Ｕ字形）形状の補強棒を
掛け渡して天板の変形を防止するようにした整理ケース
が提案されている。
３号および第３０１２５５４号においては、支柱部材間
にパイプ状または矩形断面（逆Ｕ字形）形状の補強棒を
掛け渡して天板の変形を防止するようにした整理ケース
が提案されている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
補強手段は、パイプ状の補強部材を開口部の枠体に嵌合
するように折曲加工したり、金属板を断面逆Ｕ字状に折
曲加工する必要があるため、補強部材自体が高価であっ
たり、またその加工コストも多大なものとなっていた
他、該補強部材の係止構造が比較的複雑となるものであ
った。
補強手段は、パイプ状の補強部材を開口部の枠体に嵌合
するように折曲加工したり、金属板を断面逆Ｕ字状に折
曲加工する必要があるため、補強部材自体が高価であっ
たり、またその加工コストも多大なものとなっていた
他、該補強部材の係止構造が比較的複雑となるものであ
った。
【０００９】また、上記各補強部材は、その構造上、長
尺の中央部分に支えがまったく無いので、天板（イ）に
長期間に渡って継続的に荷重が掛かった場合、該補強部
材（ロ）自体が経年変化で次第に変形して中央部に撓み
が生じ、該撓みによって引き出しの挿脱および開閉に支
障を生じる虞があり、上記問題の根本的解決には至って
いなかった（図６（ａ），（ｂ）参照）。
尺の中央部分に支えがまったく無いので、天板（イ）に
長期間に渡って継続的に荷重が掛かった場合、該補強部
材（ロ）自体が経年変化で次第に変形して中央部に撓み
が生じ、該撓みによって引き出しの挿脱および開閉に支
障を生じる虞があり、上記問題の根本的解決には至って
いなかった（図６（ａ），（ｂ）参照）。
【００１０】本発明は、荷重によって天板や枠体が変形
することを防止して、引き出しの挿脱および開閉が確実
に行えるようにした組立式整理ケースの補強構造を提供
することを目的とするものである。
することを防止して、引き出しの挿脱および開閉が確実
に行えるようにした組立式整理ケースの補強構造を提供
することを目的とするものである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記各課題を解決するた
め本発明は、単位枠体、天板および引き出しからなる組
立式整理ケースにおいて、単位枠体の各垂直枠上端の嵌
合凸部に垂直方向に縦長の取付溝を設け、互いに対向す
る該取付溝間に垂直方向に所定の幅を有する剛質板から
なる補強板を架設したことを特徴とする組立式整理ケー
スの補強構造を提案するものである。
め本発明は、単位枠体、天板および引き出しからなる組
立式整理ケースにおいて、単位枠体の各垂直枠上端の嵌
合凸部に垂直方向に縦長の取付溝を設け、互いに対向す
る該取付溝間に垂直方向に所定の幅を有する剛質板から
なる補強板を架設したことを特徴とする組立式整理ケー
スの補強構造を提案するものである。
【００１２】即ち、補強板を所望の垂直枠間に架設する
ことで天板等に掛かる荷重を受け止めて該部の天板等の
変形を防止するものであり、特に垂直方向に所定の幅を
有する剛質の補強板としたことで、垂直方向の荷重に対
する補強板自体の変形を防止して、長期に渡って変形を
生じないようにしたものである。
ことで天板等に掛かる荷重を受け止めて該部の天板等の
変形を防止するものであり、特に垂直方向に所定の幅を
有する剛質の補強板としたことで、垂直方向の荷重に対
する補強板自体の変形を防止して、長期に渡って変形を
生じないようにしたものである。
【００１３】又、特に上記補強板を引き出し用開口部の
上辺に架設するようにして上記変形を防止し、引き出し
の挿脱及び開閉が確実に行えるようにしたものである。
上辺に架設するようにして上記変形を防止し、引き出し
の挿脱及び開閉が確実に行えるようにしたものである。
【００１４】更に、単位枠体および天板の裏面に設けた
互いに対向する嵌入凹部間に上記補強板を挟持するガイ
ドリブを垂設するという手段により、補強板が横方向に
捩れて変形することを防止するようにしたものである。
互いに対向する嵌入凹部間に上記補強板を挟持するガイ
ドリブを垂設するという手段により、補強板が横方向に
捩れて変形することを防止するようにしたものである。
【００１５】または、上記ガイドリブに替えて単位枠体
および天板の裏面に設けた互いに対向する嵌入凹部間の
少なくとも１ヵ所に補強板を挟持する保持片を設けると
いう手段によって、上記補強板の捩れによる変形を防止
するものである。
および天板の裏面に設けた互いに対向する嵌入凹部間の
少なくとも１ヵ所に補強板を挟持する保持片を設けると
いう手段によって、上記補強板の捩れによる変形を防止
するものである。
【００１６】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る組立式整理ケ
ースの補強構造についての実施の形態の一例を図面に従
って説明する。図１および図２において、１は整理ケー
スの単位枠体、２は該単位枠体１に挿脱可能な引き出
し、３は最上段に設置する単位枠体１の上端に覆設する
天板であるが、いずれも適宜な合成樹脂材により一体に
成型したものである。ここで、単位枠体とは、この種の
組立式整理ケースにおいて枠体構造の基本となるもので
あって、下述するように所望の段数に組み立てる際にこ
の単位枠体で各段を構成し得るように規格化したものを
いうものとする。
ースの補強構造についての実施の形態の一例を図面に従
って説明する。図１および図２において、１は整理ケー
スの単位枠体、２は該単位枠体１に挿脱可能な引き出
し、３は最上段に設置する単位枠体１の上端に覆設する
天板であるが、いずれも適宜な合成樹脂材により一体に
成型したものである。ここで、単位枠体とは、この種の
組立式整理ケースにおいて枠体構造の基本となるもので
あって、下述するように所望の段数に組み立てる際にこ
の単位枠体で各段を構成し得るように規格化したものを
いうものとする。
【００１７】また８は補強板であって、下述するように
例えば整理ケースの前面に位置する２つの垂直枠５、５
間に架設するものであるが、少なくとも垂直方向に所定
の幅を有する薄板から成り、その材質としては剛性の金
属または合成樹脂等からなる剛質板で形成したものであ
る。
例えば整理ケースの前面に位置する２つの垂直枠５、５
間に架設するものであるが、少なくとも垂直方向に所定
の幅を有する薄板から成り、その材質としては剛性の金
属または合成樹脂等からなる剛質板で形成したものであ
る。
【００１８】そして、上記単位枠体１は、断面形状が下
方に開放した逆Ｕ字形状のフレームを長方形状に構成し
て上面を引き出し２が摺動可能な水平枠４とし、該水平
枠４の四隅に各上端に嵌合凸部６を設けた垂直枠５、５
・・をそれぞれ立設する一方、水平枠４の該垂直枠５と
対応する裏面四隅には下段の単位枠体１の嵌合凸部６が
嵌入可能な形状の嵌入凹部７、７・・をそれぞれ設けて
いる。
方に開放した逆Ｕ字形状のフレームを長方形状に構成し
て上面を引き出し２が摺動可能な水平枠４とし、該水平
枠４の四隅に各上端に嵌合凸部６を設けた垂直枠５、５
・・をそれぞれ立設する一方、水平枠４の該垂直枠５と
対応する裏面四隅には下段の単位枠体１の嵌合凸部６が
嵌入可能な形状の嵌入凹部７、７・・をそれぞれ設けて
いる。
【００１９】また、引き出し２は、上記単位枠体１の水
平枠４上を摺動可能な上面開放の箱体２ａで構成し、前
面板２ｂには適宜形状の引き手２ｃを設けている。更
に、天板３は上面を平板として種々の物品を載置可能と
すると共に、上記単位枠体１の水平枠４の裏面と同様
に、裏面四隅に最上段の各垂直枠５の上端の嵌合凸部６
が嵌入可能な形状の嵌入凹部７、７・・をそれぞれ設け
ている。
平枠４上を摺動可能な上面開放の箱体２ａで構成し、前
面板２ｂには適宜形状の引き手２ｃを設けている。更
に、天板３は上面を平板として種々の物品を載置可能と
すると共に、上記単位枠体１の水平枠４の裏面と同様
に、裏面四隅に最上段の各垂直枠５の上端の嵌合凸部６
が嵌入可能な形状の嵌入凹部７、７・・をそれぞれ設け
ている。
【００２０】また、最下段の単位枠体１の裏面に適宜キ
ャスター等（図示せず）を取り付けて移動可能とする。
ャスター等（図示せず）を取り付けて移動可能とする。
【００２１】上述の構成は、補強板８を除いて、従来か
らあるこの種の整理箱にほぼ共通する基本的構成であ
り、所要の数の単位枠体１を、それぞれ相対する嵌合凸
部６及び嵌入凹部７を互いに嵌合させて積み重ね、最上
段には同様に天板３を嵌合覆設し、各段に引き出し２を
挿入すれば整理ケースが完成する。
らあるこの種の整理箱にほぼ共通する基本的構成であ
り、所要の数の単位枠体１を、それぞれ相対する嵌合凸
部６及び嵌入凹部７を互いに嵌合させて積み重ね、最上
段には同様に天板３を嵌合覆設し、各段に引き出し２を
挿入すれば整理ケースが完成する。
【００２２】次に、ケース前面、即ち引き出し用開口部
に並立して設けた垂直枠５、５の上記嵌合凸部６におい
て、９は上記補強板８が嵌入する取付溝であって各嵌合
凸部６の互いに対向する位置に垂直方向縦長に設けたも
のであるが、該取付溝９の縦方向の長さは補強板８の垂
直方向の高さと同じとすると共に、下端部分は上記補強
板８の厚みとほぼ同等の幅とし、上端方向に向かって僅
かに幅広として補強板８の挿入が容易となるようにして
いる。尚、１０は下述する天板３裏面の嵌入凹部７に設
ける連結孔に嵌着する連結突起である。
に並立して設けた垂直枠５、５の上記嵌合凸部６におい
て、９は上記補強板８が嵌入する取付溝であって各嵌合
凸部６の互いに対向する位置に垂直方向縦長に設けたも
のであるが、該取付溝９の縦方向の長さは補強板８の垂
直方向の高さと同じとすると共に、下端部分は上記補強
板８の厚みとほぼ同等の幅とし、上端方向に向かって僅
かに幅広として補強板８の挿入が容易となるようにして
いる。尚、１０は下述する天板３裏面の嵌入凹部７に設
ける連結孔に嵌着する連結突起である。
【００２３】一方、天板３の裏面の嵌入凹部７におい
て、該凹部の側壁の上記取付溝９と対応する位置に嵌入
切欠１１を設けると共に、前記嵌合凸部６の連結突起１
０と互いに係合する連結孔１２を穿設する。尚、上記嵌
入切欠１１も、その上端部分は上記補強板８の厚みとほ
ぼ同じ幅とし、下方に向かって僅かに幅広としている
（図２参照）。而して、嵌合時に上記取付溝９と嵌入切
欠１１によって補強板８を確実に保持するものである。
て、該凹部の側壁の上記取付溝９と対応する位置に嵌入
切欠１１を設けると共に、前記嵌合凸部６の連結突起１
０と互いに係合する連結孔１２を穿設する。尚、上記嵌
入切欠１１も、その上端部分は上記補強板８の厚みとほ
ぼ同じ幅とし、下方に向かって僅かに幅広としている
（図２参照）。而して、嵌合時に上記取付溝９と嵌入切
欠１１によって補強板８を確実に保持するものである。
【００２４】更に、１３は補強板８のガイドリブであっ
て、上記天板裏面の各嵌入切欠１１間に平行に垂設して
上記補強板８を挟持し、斜め方向からの力に対して補強
板８が捩れて変形（図５参照）するのを防止するもので
ある。
て、上記天板裏面の各嵌入切欠１１間に平行に垂設して
上記補強板８を挟持し、斜め方向からの力に対して補強
板８が捩れて変形（図５参照）するのを防止するもので
ある。
【００２５】従って、斯かる変形防止の目的が達成でき
るものであれば、その全長に渡ってリブを設ける必要は
なく、例えば図４（ｂ）に示すように、少なくとも両嵌
入凹部７間のほぼ中央部分に、補強板８を挟持するよう
に突出する一対の保持片１３ａを設けてもよく、また、
その数は、両者間の距離に応じて適宜選択できるもので
ある。尚、本例のように全長に渡ってリブを設けたもの
にあっては、上記補強板８を該部に装着しない場合であ
っても、従来の補強用リブと同等の機能を果たすもので
ある。
るものであれば、その全長に渡ってリブを設ける必要は
なく、例えば図４（ｂ）に示すように、少なくとも両嵌
入凹部７間のほぼ中央部分に、補強板８を挟持するよう
に突出する一対の保持片１３ａを設けてもよく、また、
その数は、両者間の距離に応じて適宜選択できるもので
ある。尚、本例のように全長に渡ってリブを設けたもの
にあっては、上記補強板８を該部に装着しない場合であ
っても、従来の補強用リブと同等の機能を果たすもので
ある。
【００２６】而して、この整理ケースを組み立てる際
は、特に補強を必要とする部位については上記補強板８
を上記取付溝９を利用して垂直枠５間に架設した上でそ
の上方から天板３を覆設することで、図３に示すように
上方からの荷重に対して、天板３が変形することを確実
に防止できるものである。また、その際、補強板が従来
のパイプ状部材等と異なり平板で構成されているから、
長期に渡る荷重に対しても経年変化による変形等の虞が
生じないものである。
は、特に補強を必要とする部位については上記補強板８
を上記取付溝９を利用して垂直枠５間に架設した上でそ
の上方から天板３を覆設することで、図３に示すように
上方からの荷重に対して、天板３が変形することを確実
に防止できるものである。また、その際、補強板が従来
のパイプ状部材等と異なり平板で構成されているから、
長期に渡る荷重に対しても経年変化による変形等の虞が
生じないものである。
【００２７】尚、上記実施形態においては最上段の天板
３の前面部分、即ち引き出し用開口部の上辺の変形の防
止について説明したが、前述したように、単位枠体１同
士の嵌合部分においても取付溝９等は設けられているの
で、該嵌合部においてもこの補強構造は適用され、中段
以下の水平枠の変形を防止して、下段の引き出しの挿脱
および開閉における障害も排除できることは勿論、取付
溝９を奥行き方向に対向して設けることで、側面部分に
ついても同様に補強できるものである。
３の前面部分、即ち引き出し用開口部の上辺の変形の防
止について説明したが、前述したように、単位枠体１同
士の嵌合部分においても取付溝９等は設けられているの
で、該嵌合部においてもこの補強構造は適用され、中段
以下の水平枠の変形を防止して、下段の引き出しの挿脱
および開閉における障害も排除できることは勿論、取付
溝９を奥行き方向に対向して設けることで、側面部分に
ついても同様に補強できるものである。
【００２８】また、上記補強板８は、天板３と単位枠体
１の間、または上下の単位枠体１間の嵌合部分に該嵌合
凸部６および嵌入凹部７の嵌合高さを利用して架設装着
するものであるから、天板３または水平枠４の裏面内部
に完全に包含されて外部からはまったく見えないため、
整理ケースの美感を損なうことはない。
１の間、または上下の単位枠体１間の嵌合部分に該嵌合
凸部６および嵌入凹部７の嵌合高さを利用して架設装着
するものであるから、天板３または水平枠４の裏面内部
に完全に包含されて外部からはまったく見えないため、
整理ケースの美感を損なうことはない。
【００２９】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る組立式
整理ケースの補強構造は、天板と単位枠体等の間に平板
状の補強板を垂直に立てて架設装着するものであるか
ら、天板等に多大な荷重が掛かっても、天板および単位
枠体が変形する虞がまったく無く、引き出しの挿脱およ
び開閉が極めてスムーズに行えるものである。また、特
に平板状としたことで、長期に渡って上記変形を防止で
きるものである。
整理ケースの補強構造は、天板と単位枠体等の間に平板
状の補強板を垂直に立てて架設装着するものであるか
ら、天板等に多大な荷重が掛かっても、天板および単位
枠体が変形する虞がまったく無く、引き出しの挿脱およ
び開閉が極めてスムーズに行えるものである。また、特
に平板状としたことで、長期に渡って上記変形を防止で
きるものである。
【００３０】更に、補強板の取付部分の構造が簡単で、
平板からなる補強板を上方から挿入するだけで装着でき
るものであるから、極めて簡単に任意のフレームを補強
することができると共に、その製造コストも安価に提供
できるものである。
平板からなる補強板を上方から挿入するだけで装着でき
るものであるから、極めて簡単に任意のフレームを補強
することができると共に、その製造コストも安価に提供
できるものである。
【図１】本発明に係る補強構造の一例を示す部分斜視図
である。
である。
【図２】補強板の装着を説明する部分拡大斜視図であ
る。
る。
【図３】補強板が装着された状態の部分断面図である。
【図４】（ａ）はガイドリブの一例を示す部分斜視図、
（ｂ）は保持片の一例を示す部分斜視図である。
（ｂ）は保持片の一例を示す部分斜視図である。
【図５】ガイドリブが無い場合の補強板の変形を示す部
分斜視図である。
分斜視図である。
【図６】従来の補強棒の一例を示す部分断面図である。
１ 単位枠体 ２ 引き出し ３ 天板 ４ 水平枠 ５ 垂直枠 ６ 嵌合凸部 ７ 嵌入凹部 ８ 補強板 ９ 取付溝 １３ ガイドリブ １３ａ 保持片
Claims (4)
- 【請求項１】単位枠体、天板および引き出しからなる組
立式整理ケースにおいて、単位枠体の各垂直枠上端の嵌
合凸部に垂直方向に縦長の取付溝を設け、互いに対向す
る該取付溝間に垂直方向に所定の幅を有する剛質板から
なる補強板を架設するようにしたことを特徴とする組立
式整理ケースの補強構造。 - 【請求項２】補強板を引き出し用開口部の上辺に架設し
た請求項１記載の組立式整理ケースの補強構造。 - 【請求項３】単位枠体および天板の裏面に設けた互いに
対向する嵌入凹部間に補強板を挟持するガイドリブを垂
設した請求項１または請求項２のいずれか１項記載の組
立式整理ケースの補強構造。 - 【請求項４】単位枠体および天板の裏面に設けた互いに
対向する嵌入凹部間の少なくとも１ヵ所に補強板を挟持
する保持片を設けた請求項１または請求項２のいずれか
１項記載の組立式整理ケースの補強構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7349083A JP3059095B2 (ja) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | 組立式整理ケースの補強構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7349083A JP3059095B2 (ja) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | 組立式整理ケースの補強構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09168434A true JPH09168434A (ja) | 1997-06-30 |
| JP3059095B2 JP3059095B2 (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=18401381
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7349083A Expired - Fee Related JP3059095B2 (ja) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | 組立式整理ケースの補強構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3059095B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002337861A (ja) * | 2001-05-11 | 2002-11-27 | Gifu Plast Ind Co Ltd | 収納ケース |
| CN104770986A (zh) * | 2015-04-01 | 2015-07-15 | 潘建杰 | 一种置物架 |
-
1995
- 1995-12-19 JP JP7349083A patent/JP3059095B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002337861A (ja) * | 2001-05-11 | 2002-11-27 | Gifu Plast Ind Co Ltd | 収納ケース |
| CN104770986A (zh) * | 2015-04-01 | 2015-07-15 | 潘建杰 | 一种置物架 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3059095B2 (ja) | 2000-07-04 |
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