JP3442462B2 - 合成樹脂製引き出しの取っ手部材取付構造 - Google Patents

合成樹脂製引き出しの取っ手部材取付構造

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JP3442462B2 JP06767294A JP6767294A JP3442462B2 JP 3442462 B2 JP3442462 B2 JP 3442462B2 JP 06767294 A JP06767294 A JP 06767294A JP 6767294 A JP6767294 A JP 6767294A JP 3442462 B2 JP3442462 B2 JP 3442462B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、収納ケース本体に出し
入れ自在に収容される引き出しの取っ手部材取付構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、収納ケースにおいては、収納ケー
ス本体に合成樹脂製の引き出しが出し入れ自在に収容さ
れた引き出し式のものが一般に知られている。かかる収
納ケースの引き出しに取っ手を設ける方法としては、引
き出しの前面に取っ手を一体成形する方法や、引き出し
の前面に別途、取っ手を形成する取っ手部材を装着する
方法がある。
【0003】一方、引き出しの前面に、引き出しの色と
異なる色を有する取っ手を設けて、引き出しにデザイン
的なアクセントを設けたり、取っ手の色だけを変えて引
き出しの多品種化を図る場合には、主に前述した後者の
方法が採られる。さらに、取り付けた取っ手部材と引き
出しとに一体感を確保しようとする場合には、引き出し
の前面に、相対向する取付片を予め突設しておき、一対
の取付片にそれを隠蔽するように取っ手を外嵌させ、か
つ一対の取付片に取っ手部材を係合する構造が考えられ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記構
造において、取り付け後の取っ手部材のガタツキを防止
するには、取り付けた取っ手部材の内周面に密接するよ
うに、一対の取付片の間隔を予め離しておく必要がある
が、そうした場合には、必然的に一対の取付片に取っ手
部材を外嵌させにくくなり、その結果、取っ手部材の取
付作業性が阻害されるという問題が予想されていた。
【0005】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、引き出しの前面に突出する取付片
に取っ手部材を外嵌しかつ係合させる構成において、取
付後におけるガタツキを防止しつつ取付作業性を向上さ
せることができる合成樹脂製引き出しの取っ手部材取付
構造の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にあっては、合成樹脂製の引き出しの前面に、
相対向して延在する一対の取付片を設け、該一対の取付
片の一方側の延在方向両端に、他方側に向かって屈曲又
は折曲するガイド片を一体形成し、前記一対の取付片の
双方に第1の係合部を設ける一方、前記一対の取付片に
密接して外嵌するとともに取っ手を形成する一面開口状
の取っ手部材の内部に、前記第1の係合部に係合し取っ
手部材の抜け方向の移動を規制する第2の係合部を設け
たことを要旨としている。
【0007】
【作用】前記構成において、一対の取付片に外嵌した一
面開口状の取っ手部材は、一対の取付片からの抜け方向
の移動を規制されると同時に、一対の取付片に密接する
ことによりガタツキを防止されている。一方、取っ手部
材を一対の取付片に取り付けるには、まず取っ手部材の
開口部に一対の取付片の他方側を入れ、次に一対の取付
片の一方側をその開口部に入れ、しかる後取っ手部材を
押し込んで一対の取付片に外嵌させる。かかる作業時に
は、一対の取付片の一方側の延在方向両端にはガイド片
が一体形成されており、そのガイド片に案内されること
により、一方側の延在方向両端にその開口縁を引っ掛け
ることなく取っ手部材を外嵌させることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図にしたがって説
明する。すなわち図4及び図5は、本発明にかかる構造
を備えた多段式の引き出し式収納ケース1を示す図であ
って、引き出し収納ケース1は、それぞれが合成樹脂に
より形成されたケース本体2と、それに出し入れ自在に
収容された3つの引き出し3A,3B,3Cとから構成
されており、最下段の引き出し3Cが他の2つよりも内
容積を大きく設定されている。
【0009】一方、各々の引き出し3A,3B,3C
は、図1〜図3に示すように、引き出し本体4と、該引
き出し本体4に装着され取っ手を形成する取っ手部材5
とから構成されている。引き出し本体4は、底部6、相
対向する側壁7,7、前壁8、後壁9、前壁8と双方の
側壁7,7との間に連続形成された一対の角壁10,1
0を有している。
【0010】角壁10は、側壁7と前壁8とを交差させ
た部位を中心として外側に向かい扇状に湾出する形状で
あり、前壁8の表面8aつまり引き出し本体4の前面よ
り引き出し方向に突出するとともに、前壁8の両側に、
引き出し本体4の内部に連続する内側補強空間Dを形成
している(図2参照)。
【0011】また、引き出し本体4の前面側には、前壁
8の表面8aに対向するとともに前記双方の角壁10,
10に連続して補強壁11が形成されており、さらに補
強壁11の上縁全域と、前壁8の表面8aの上下方向中
程との間には、下方側に向かってなだらかに湾曲した天
井部12が連続形成されている。そして、引き出し本体
4の前部には、前壁8、角壁10,10、補強壁11、
天井部12によって下方開口状の補強空間Eが形成され
ている(図2参照)。
【0012】また、前壁8の表面8aには、前壁8の上
縁に沿って前記取っ手部材5を取り付けるための取付部
15が形成されている(以下、図1参照)。取付部15
は、本発明の一対取付片をそれぞれ構成している、前記
角壁10,10に間に延在して突出する下側取付片16
と、該下側取付片16の延在方向両端側において各々が
下側取付片16に対向する第1の上側取付片17および
第2の上側取付片18とを備えている。前記下側取付片
16の延在方向両端は前記角壁10,10とやや離間し
ている。
【0013】前記第1及び第2の取付片17,18の並
び方向両端には、下側取付片16に向かって折曲するガ
イド片19・・・がそれぞれ一体形成されている。第1
及び第2の上側取付片17,18とは、前述した各ガイ
ド片19・・・の基端部分の内側に連続する一対の連結
片20,20を介して、それぞれが下側取付片16に連
結されている。また、前記表面8aには、第1及び第2
の取付片17,18の間に位置して、下側取付片16に
連続する一対の変形防止片21,21が設けられてお
り、一対の変形防止片21,21は、その周縁21a,
21aが前記表面8aに連続する上側から前側にかけて
湾曲した形状となっている。
【0014】さらに、下方側取付片16には一対の変形
防止片21,21の間に、第1及び第2の上側取付片1
7,18には前記一対の連結片20,20の間に、それ
ぞれ第1の係合部である係合穴22,22,22が前記
表面8aに接して開口されている。
【0015】一方、前述した取付部15に取り付けられ
た前記取っ手部材5は、前記一対の角壁10,10の一
方側から他方側に亙って延在している。取っ手部材5は
一面開口状に形成された断面略コ字状の部材であり、そ
の略矩形状の両側面5a,5aが一対の角壁10,10
に密接している。また、取っ手部材5は、その相対向す
る内周面5bの上側と下側とが長手方向の中程で内側へ
向かって僅かに湾曲するよう予め形成されており、これ
により前記第1及び第2の上側取付片17,18と前記
下側取付片16とに密接した状態で取付部15に外嵌し
ている。同時に、取っ手部材5の前記内周面5bの上側
には、前記一対の変形防止片21,21の周縁21a,
21aの上側が当接している。
【0016】さらに、取っ手部材5の内周面5bには、
取付部15の前記係合穴22に対応する位置に第2の係
合部である係合爪23が形成されており、係合爪23が
前記係合穴22に係合されることによって、取っ手部材
5が取付部15に対する抜け方向の移動を規制されてい
る。
【0017】以上の構成からなる本実施例において、取
付状態にある取っ手部材5は、取付部15からの抜け方
向の移動を規制されると同時に、前記第1及び第2の上
側取付片17,18と前記下側取付片16とに密接する
ことによりガタツキを防止されている。
【0018】一方、取っ手部材5を取付部15に取り付
けるには、先ず取っ手部材5の開口部に下側取付片16
を入れ、次に第1及び第2の上側取付片17,18をそ
の開口部に入れ、しかる後取っ手部材5を前壁8に向け
て押し込んで取付部15に外嵌させる。かかる作業時に
は、第1及び第2の上側取付片17,18の各々の並び
方向両端にはガイド片19・・・が一体形成されてお
り、そのガイド片19・・・に案内されることにより、
取っ手部材5を、第1及び第2の上側取付片17,18
のの各々の並び方向両端にその開口縁を引っ掛けること
なく外嵌させることができる。よって、取っ手部材5の
取付後におけるガタツキを防止しつつ取付作業性を向上
させることが可能となる。
【0019】また、本実施例においては、第1及び第2
の上側取付片17,18が所定の間隔をおいて分割され
ていることから、取っ手部材5を取付部15へ外嵌する
際の摺動抵抗を小さくできる。よって、取っ手部材5の
取付作業性をより楽に行うことができる。
【0020】なお、第1及び第2の上側取付片17,1
8、つまり本発明における一対の取付片の一方側を2分
割したものを示したが、それ以上の数に分割したり、両
者を連続的に形成するようにしたりしてもよい。その場
合でも、取っ手部材5の取付後におけるガタツキを防止
しつつ取付作業性を向上させることが可能である。な
お、前記取っ手部材5が比較的長いものにおいては、多
数に分割することにより、より顕著に効果を得ることが
できる。また、前記下側取付片16を、第1及び第2の
上側取付片17,18側と互い違いをなすように分割す
るようにしても構わない。
【0021】また、本実施例においては、第1及び第2
の上側取付片17,18の間に、取っ手部材5の前記内
周面5bの上縁にその周縁21a,21aが当接する一
対の変形防止片21,21が設けられているため、その
変形防止片21,21により、前記内周面5bの上側が
内側に変形することを防止できる。
【0022】さらに、本実施例においては、取付部材5
が、引き出し本体4の前面より引き出し方向に突出する
一対の角壁10,10の一方側から他方側に亙って延在
し、かつ両端が角壁10に密接した構成であるため、取
付状態にある取っ手部材5が左右への移動を規制されて
いる。これによっても、取っ手部材5の取付後における
ガタツキが防止されるとともに、より強い取付強度を確
保できる。しかも、取っ手部材5によって引き出し本体
4の前壁8の上縁部を補強できるとともに、一対の角壁
10,10と相俟って引き出し本体4の前部をも補強す
ることができる。
【0023】また、本実施例においては、取っ手部材5
が引き出し3A,3B,3Cの取っ手のみを形成するも
のを示したが、これに限らず、例えば取っ手部材5が引
き出し3A,3B,3Cの前面を装飾するもの等を同時
に形成するものでもよく、さらには、取っ手部材5の形
状が本実施例に示した以外の形状であっても構わない。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、取
付状態にある取っ手部材は、抜け方向の移動を規制され
ると同時に、一対の取付片に密接することによってガタ
ツキを防止され、かつ取っ手部材を一対の取付片に外嵌
させる際には、取っ手部材が一対の取付片に引っ掛かる
こともない。よって、引き出しの前面に突出する取付片
に取っ手部材を外嵌しかつ係合させる構成において、取
っ手部材の取付後におけるガタツキを防止しつつ取付作
業性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】同実施例を示す外観斜視図である。
【図3】図4のF−F断面図である。
【図4】同実施例を示す引き出し式収納ケースの正面図
である。
【図5】同実施例を示す引き出し式収納ケースの側面図
である。
【符号の説明】
3A,3B,3C 引き出し 4 引き出し本体 5 取っ手部材 5a (取っ手部材の)側面 5b (取っ手部材の)内周面 8a 前壁の表面(引き出し本体の前面) 15 取付部 16 下側取付片(一対の取付片) 17 第1の上側取付片(一対の取付片) 18 第2の上側取付片(一対の取付片) 19 ガイド片 21 変形防止片 22 係合穴(第1の係合部) 23 係合爪(第2の係合部)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製の引き出しの前面に、相対向
    して延在する一対の取付片を設け、該一対の取付片の一
    方側の延在方向両端に、他方側に向かって屈曲又は折曲
    するガイド片を一体形成し、前記一対の取付片の双方に
    第1の係合部を設ける一方、前記一対の取付片に密接し
    て外嵌するとともに取っ手を形成する一面開口状の取っ
    手部材の内部に、前記第1の係合部に係合し取っ手部材
    の抜け方向の移動を規制する第2の係合部を設けたこと
    を特徴とする合成樹脂製引き出しの取っ手部材取付構
    造。
  2. 【請求項2】 前記一対の取付片の一方側を所定の間隔
    をおいて分割し、分割した各々の取付片の並び方向両端
    に、前記一対の取付片の他方側に向かって屈曲又は折曲
    するガイド片を一体形成するとともに、前記各々の取付
    片に前記第1の係合部を設けたことを特徴とする請求項
    1記載の合成樹脂製引き出しの取っ手部材取付構造。
  3. 【請求項3】 前記引き出しの前面に、該前面に連続す
    る周縁が前記取っ手部材の内周面に当接する変形防止片
    を、前記各々の取付片の間に位置して設けたことを特徴
    とする請求項2記載の合成樹脂製引き出しの取っ手部材
    取付構造。
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