JPH09168209A - 電気自動車 - Google Patents

電気自動車

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Publication number
JPH09168209A
JPH09168209A JP7346664A JP34666495A JPH09168209A JP H09168209 A JPH09168209 A JP H09168209A JP 7346664 A JP7346664 A JP 7346664A JP 34666495 A JP34666495 A JP 34666495A JP H09168209 A JPH09168209 A JP H09168209A
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JP
Japan
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turned
key switch
signal
drive motor
accelerator
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Pending
Application number
JP7346664A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshibumi Koshizawa
俊文 越沢
Hiroki Takizawa
裕樹 滝沢
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Publication date
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Priority to JP7346664A priority Critical patent/JPH09168209A/ja
Publication of JPH09168209A publication Critical patent/JPH09168209A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility

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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Stopping Of Electric Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気自動車において、メインリレー2に大電
流が流れている時(例、発進加速時)に誤ってキースイ
ッチ6をオフすると、流れている電流が容易には遮断出
来ず、メインリレー接点2−2を損傷してしまうという
問題があった。 【解決手段】 キースイッチ6をオフした時には、アク
セルペダル信号キャンセル回路10が実線の位置に切り
換わり、アクセルペダルがどの位置にあろうと、アクセ
ルアイドルに相当するアクセル信号を、駆動用モータ制
御装置3に供給する。他方、キースイッチ6のオフ時に
はオフ遅延回路9が動作して、メインリレー2を直ちに
はオフとせず、所定時間だけはオンに保つ。その所定時
間の間、駆動用モータ制御装置3は、車両駆動用モータ
5をアイドル運転となるよう制御するので、メインリレ
ー2がオフされる時点には、メインリレー2に流れる電
流は小とされ、遮断しても接点は損傷されない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キースイッチによ
り制御されるスイッチ手段を経て、車両駆動用モータを
制御する駆動用モータ制御装置や他の負荷(補機系機
器)に給電する電気自動車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気自動車においては、主電源として、
車両駆動用モータを駆動するに足る高電圧,大容量を有
するバッテリが搭載されており、これが、キースイッチ
により制御されるスイッチ手段を介して、投入されたり
遮断されたりしている。そして、他の負荷である補機系
機器の要求する電圧に従い、主電源から直接給電された
り、電圧コンバータにより適合する電圧に変換した上
で、給電されたりしている。
【0003】図2は、そのような従来の電気自動車を示
す図である。図2において、1は主電源、2はメインリ
レー、2−1はメインリレーコイル、2−2はメインリ
レー接点、3は駆動用モータ制御装置、4は補機系機
器、5は車両駆動用モータ、6はキースイッチ、7は低
電圧電源、8はアクセルペダルセンサ、8−1はアクセ
ル信号出力端子、a,b,cは配線である。
【0004】主電源1は、車両駆動用モータ5を駆動す
るに足る高電圧(例、300V),大容量を有する電源
である。メインリレー2は、主電源1から駆動用モータ
制御装置3や補機系機器4へ給電するためのスイッチ手
段である。駆動用モータ制御装置3の出力は車両駆動用
モータ5に供給され、その出力の制御は、アクセルペダ
ルセンサ8から送られて来るアクセル信号に従って行わ
れる。
【0005】アクセルペダルセンサ8は、アクセルペダ
ルのストローク位置を検出するセンサであり、例えば図
2に示すようにポテンショメータで構成される。ポテン
ショメータで構成されたアクセルペダルセンサ8の両端
には、駆動用モータ制御装置3からの配線a,bによ
り、電圧(例、数V程度)が印加される。図2では、配
線bの側はアースされており、配線aの側から正電圧が
供給されている。
【0006】アクセル信号出力端子8−1からは、アク
セルペダルのストローク位置に応じた電圧信号が出力さ
れる。即ち、アクセルペダルがアイドル位置にあると配
線bの電圧(アース電圧)が出力され、フル位置にされ
ると配線aの電圧が出力される。それらの途中の位置に
されると、配線bと配線aとの間の電圧が出力される。
アクセル信号出力端子8−1の出力は、配線cを通って
駆動用モータ制御装置3に入力される。
【0007】低電圧電源7は、車両駆動用モータ5以外
の通常の車載電気負荷を動作させたり、制御回路を動作
させたりするための低電圧(例、12V)のバッテリで
ある。図2では、キースイッチ6を介してメインリレー
コイル2−1に接続され、メインリレー2をオンする電
源として用いられている。
【0008】次に、動作を説明する。キースイッチ6を
オンすると、低電圧電源7→キースイッチ6→メインリ
レーコイル2−1という経路で電流が流れ、メインリレ
ー接点2−2がオンする。すると、主電源1からメイン
リレー接点2−2を経て、駆動用モータ制御装置3,補
機系機器4への給電が開始される。車両駆動用モータ5
の回転は、アクセルペダルセンサ8からの信号に応じて
制御される。キースイッチ6をオフすると、メインリレ
ーコイル2−1への通電が停止され、メインリレー接点
2−2はオフとなる。すると、駆動用モータ制御装置
3,補機系機器4への給電は停止される(従って、車両
駆動用モータ5も停止する)。
【0009】なお、このような電気自動車に関する従来
の文献としては、例えば、特開昭60−91801 号公報があ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
(問題点)前記した従来の電気自動車では、メインリレ
ー2に大電流が流れている時に誤ってキースイッチ6を
オフすると、メインリレー接点2−2を損傷してしまう
という問題点があった。
【0011】(問題点の説明)メインリレー接点2−2
には、駆動用モータ制御装置3への電流と補機系機器4
への電流の合計の電流が流れる。補機系機器4に流れる
最大電流は、せいぜい数十Aであるが、車両駆動用モー
タ5に流れる最大電流は数百Aにも達することがある。
【0012】図3は、アクセルストロークとモータ電力
との関係を示す図であり、横軸はアクセルストローク、
縦軸はモータ電力である。曲線イ〜ホは、それぞれシフ
トレバーのレンジを「1」,「2」,「D」,「R」,
「PまたはN」にした場合の特性曲線である。尚、シフ
トレバーは、駆動用モータ制御装置3にレンジ信号を出
力するが、図2には図示していない。アクセルストロー
クが大になればなるほど、必要とするモータ電力は大に
なり、モータ電力が大になれば、当然、流れる電流も大
になる。特に、発進加速時には、大電流が流れる。
【0013】キースイッチ6がオフされると、メインリ
レー接点2−2もオフされるが、その時に大電流が流れ
ていると、メインリレー接点2−2は開いているにもか
かわらず、電流は速やかには遮断されず、該接点を損傷
することがある。メインリレー2の仕様が、もし前記し
たような最大電流が流れていても、速やかに遮断できる
ようなものにしてあれば、接点の損傷などということは
起こらない。しかし、メインリレー2は、次のような理
由から、そのような仕様にはしてない。
【0014】第1の理由は、電気自動車においては、前
記したような数百Aといった大電流が流れるのは、発進
加速時等のように運転上重要な時であり、そのような時
に突如としてキースイッチ6をオフにするなどというこ
とは、想定されていないからである。
【0015】第2の理由は、メインリレー2のコストが
高くなるからである。一般に、電力を供給するためのパ
ワー用リレーに於いては、オンしている接点をオフにし
て遮断する際には、負荷のインダクタンス成分により逆
起電圧,逆起電流が発生するため、接点がオンした状態
で通電している電圧,電流よりも、はるかに大きい電
圧,電流を遮断できる能力が必要となる。
【0016】遮断可能電流の値を、前記した最大電流で
ある数百Aにしようとすると、リレーは大型となってし
まい、コストが著しく高くなる。そのようなリレーは、
現実問題として電気自動車に搭載することは出来ない。
そのため、接点がオンした状態で通電し続けれる電流
が、前記した最大電流である数百Aより大であるという
条件の方を満たす仕様のもので、満足せざるを得ないの
が実情である。
【0017】しかしながら、大電流が流れている時に誤
ってキースイッチ6をオフしてしまうことは起こり得る
ことであり、そのような時には電流が速やかには遮断さ
れず、接点を損傷したり、最悪の場合には接点が溶着し
てしまったりすることもあった。本発明は、以上のよう
な問題点を解決することを課題とするものである。
【0018】なお、電気自動車にではなく鉄道の電気車
に用いられている技術であるが、駆動モータへの電流遮
断に関する技術が特開平2−250601号公報に示されてい
るので、それについて説明しておく。図6は、鉄道の電
気車における従来の制御装置を示す図である。図6にお
いて、11は架線、12は集電器、13は断流器、14
はチョッパ回路、15はモータ、16は励磁接点、17
はコイル、18は補助接点、19はゲート回路、S1
2 は信号、Gはゲート信号である。架線11から集電
器12により取り入れた電流を、断流器13,チョッパ
回路14を経てモータ15に供給し、鉄道車両を走行さ
せる。
【0019】励磁接点16は、コイル17への電流を遮
断して断流器13をオフする。補助接点18は、断流器
13と連動する接点である。信号S1 は補助接点18の
動作に応じて出される信号であり、補助接点18がオン
の時の信号S1 によりゲート回路19は動作を開始し、
オフの時の信号S1 により動作を停止する。信号S2
励磁接点16の動作に応じて出される信号であり、励磁
接点16がオフされた時の信号S2 により、ゲート回路
19は動作を停止され、ゲート信号Gが出されなくな
る。
【0020】運転を停止するとの指令(図示せず)が出
されると、ゲート回路19からは、チョッパ回路14の
通流率を順次減少するようなゲート信号Gが出される。
そして、運転停止指令時点より一定時間T経過した後、
励磁接点16がオフとされるが、その時の信号S2 によ
り、ゲート信号Gが出されなくなり、チョッパ回路14
の電流はゼロとなる。
【0021】断流器13が現実にオフとされるのは、励
磁接点16がオフされた時点から100ms程度の時間
がかかるので、そのオフはチョッパ回路14の電流がゼ
ロとされた後に行われる。電流ゼロの状態で断流器13
はオフとされるから、接点の荒れが防止される。なお、
それ以前の制御装置では、信号S2 が無く、ゲート回路
19は信号S1によって動作を停止されていたわけであ
るが、その停止時点は、断流器13のオフに連動して補
助接点18がオフした時であった。そのため、断流器1
3がオフする時点ではチョッパ回路14の電流はまだゼ
ロとなってはおらず、それを断流器13は遮断していた
ので、接点荒れが生じていた。
【0022】この技術は、信号S2 を新たに発生させ、
励磁接点16がオフされた時点でゲート信号Gを停止
し、断流器13が実際にオフ動作をする前に電流をゼロ
としてしまうわけであるから、これを実現するには、ゲ
ート回路19に新たに信号S2を入力する端子を増設す
る必要がある。
【0023】ところが、チョッパ回路14とゲート回路
19とは一体となってモータ制御装置という1つの完成
した製品として作られている場合が多く、そのような製
品に新たに信号S2 用の入力端子を増設することは、事
実上困難であった。増設したものを実現するには、別途
新しい完成品を製作する必要があったが、そうすると、
コストが高くなるという難点があった。
【0024】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の電気自動車では、電源と、アクセルペダル
の踏み込み量を検出してアクセル信号を出力するアクセ
ルペダルセンサと、車両駆動用モータと、前記アクセル
信号に応じて前記車両駆動用モータを制御する駆動用モ
ータ制御装置と、前記電源と前記駆動用モータ制御装置
との間に接続されたスイッチ手段と、キースイッチがオ
フからオンにされた時には該スイッチ手段を直ちにオン
し、キースイッチがオンからオフにされた時には該スイ
ッチ手段を所定時間後にオフするオフ遅延回路と、キー
スイッチがオフされた時には、前記アクセルペダルセン
サから出力される前記アクセル信号にかかわらず、アク
セルアイドルに相当するアクセル信号を前記駆動用モー
タ制御装置に供給するアクセルペダル信号キャンセル回
路とを具えることとした。
【0025】(解決する動作の概要)キースイッチをオ
フした時には、アクセルペダル信号キャンセル回路が動
作して、アクセルペダルセンサからのアクセル信号に代
わってアクセルアイドルに相当する信号を、駆動用モー
タ制御装置に供給する。他方、オフ遅延回路が動作し
て、主電源と駆動用モータ制御装置との間のスイッチ手
段を、直ちにはオフとせず、所定時間だけはオンに保
つ。
【0026】その所定時間の間は、駆動用モータ制御装
置は、車両駆動用モータをアイドル運転となるよう制御
する。該所定時間が経過してスイッチ手段がオフされる
時には、スイッチ手段に流れる電流は小とされているの
で、スイッチ手段をオフしても、その接点が損傷される
ことがない。なお、オフ遅延回路もアクセルペダル信号
キャンセル回路も、従来の電気自動車の回路に外付け的
に付設するものであるので、駆動用モータ制御装置に対
して入力端子を増設する等の改造を必要とはしない。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の電気自動車の第1
の実施形態を示す図である。符号は図2のものに対応
し、9はオフ遅延回路、10はアクセルペダル信号キャ
ンセル回路、10−1はリレーコイル、10−2はリレ
ー接点である。図2と同じ符号のものは、同じ構成を有
し、同様に動作するので、それらの説明は省略する。
【0028】構成上、図2の従来の電気自動車と相違す
る第1の点は、キースイッチ6とメインリレー2との間
にオフ遅延回路9を接続した点である。オフ遅延回路9
の動作電圧は、低電圧電源7から供給される。オフ遅延
回路9は、キースイッチ6がオフされた時に、そのオフ
されたことを所定時間だけ遅延させてメインリレー2に
伝える回路である。この所定時間が経過するまでは、メ
インリレーコイル2−1には電流が供給され続ける(詳
細は、図7で説明する)。このようなオフ遅延回路9
は、キースイッチ6を通って入力されて来る電圧の立ち
下がりを、トリガー信号として動作する遅延回路として
構成することが出来る。なお、キースイッチ6がオンさ
れた時(つまり、入力されて来る電圧が立ち上がった
時)には、遅延動作はしない。
【0029】構成上の第2の相違点は、アクセルペダル
センサ8と駆動用モータ制御装置3との間に、アクセル
ペダル信号キャンセル回路10を接続した点である。こ
のアクセルペダル信号キャンセル回路10は、キースイ
ッチ6がオフされた時には、アクセルペダルセンサ8で
検出した信号を無視して、アクセルペダルをアイドル位
置にした場合に相当する信号(アクセルアイドルに相当
するアクセル信号)を、駆動用モータ制御装置3に入力
するようにした回路である。
【0030】この回路は、例えば、キースイッチ6のオ
ン,オフによって切り換えられるリレー手段によって構
成することが出来る。図1の第1の実施形態の場合、配
線bに接続された接点と、アクセル信号出力端子8−1
に接続された接点との間を切り換えるリレーを用い、切
り換えによって得られた出力を配線cに送り出してい
る。リレーコイル10−1は、キースイッチ6とアース
との間に接続されている。
【0031】図7に、オフ遅延回路9の一例を示す。符
号は図1のものに対応し、9−1はトランジスタ、9−
2は抵抗、9−3,9−4はダイオード、9−5は抵
抗、9−6はコンデンサである。トランジスタ9−1の
コレクタはメインリレーコイル2−1に接続され、エミ
ッタはアースに接続されている。ベースは、抵抗9−
2,ダイオード9−3を経てキースイッチ6に接続され
る。抵抗9−2とダイオード9−3との接続点は、ダイ
オード9−4と抵抗9−5との並列回路およびコンデン
サ9−6を経て、アースに接続されている。ダイオード
9−3,9−4の向きは、それらのカソードが抵抗9−
2に接続される向きとされる。
【0032】次に、オフ遅延回路9の動作を説明する。 (1)キースイッチ6をオンした時 低電圧電源7→キースイッチ6→ダイオード9−3
→抵抗9−2→トランジスタ9−1のベース→エミッタ
→アースという経路で電流が流れるので、トランジスタ
9−1はオンする。すると、低電圧電源7→メインリレ
ーコイル2−1→トランジスタ9−1→アースという経
路で電流が流れ、メインリレー接点2−2はオンする。
【0033】ダイオード9−3および抵抗9−2を通る
経路には、何ら時間遅れを生じる回路素子は含まれてい
ないから、トランジスタ9−1のオンは、キースイッチ
6がオンされるや否や行われる。従って、キースイッチ
6をオンすると、直ちにキースイッチ2はオンされる。 低電圧電源7→キースイッチ6→ダイオード9−3
→抵抗9−5→コンデンサ9−6→アースという経路で
も電流が流れ、コンデンサ9−6を充電する。この充電
の電荷は、次に述べるように、キースイッチ6をオフし
た時に、暫くの間キースイッチ2をオンに保つ作用をす
る。
【0034】(2)キースイッチ6をオフした時 キースイッチ6を経て供給されていたトランジスタ9−
1のベース電流が断たれようとするが、その瞬間、コン
デンサ9−6の充電電荷が、コンデンサ9−6→ダイオ
ード9−4→抵抗9−2→トランジスタ9−1のベース
→エミッタ→アースという経路で放電を開始するから、
今度はこの経路を通ってベース電流が供給される。従っ
て、キースイッチ6はオフされたにもかかわらず、トラ
ンジスタ9−1はオフとはならず、メインリレー2はオ
ンを持続する。
【0035】放電が進行し、トランジスタ9−1をオン
に保つことが出来ない程にベース電流が小になった時点
で、トランジスタ9−1はオフとなり、同時にメインリ
レー2もオフとなる。即ち、メインリレー2は、キース
イッチ6がオフされてから暫くしてオフとされる。キー
スイッチ6がオフされてからトランジスタ9−1がオフ
するまでの時間(オフ遅延時間)は、前記の放電経路の
時定数で決定される。
【0036】オフ遅延時間の長さは、駆動用モータ制御
装置3の制御速度等を考慮して定められる。その定めら
れた時間の設定は、具体的には、前記の放電経路の時定
数回路を構成しているコンデンサ9−6および抵抗9−
2の値を設定することにより行う。
【0037】なお、ダイオード9−3は、コンデンサ9
−6に充電された電荷が、アクセルペダル信号キャンセ
ル回路10等の他の回路へ逆流して放電しないようにす
るために接続されている。また、ダイオード9−4は、
コンデンサ9−6への充電経路と放電経路とを別にする
ために接続されたものである。充電時は、充電電流が突
入電流とならないように抵抗9−5の経路を通らせ、放
電時は、抵抗9−5でのエネルギーロスを避けるため、
ダイオード9−4を通らせている。
【0038】次に、図1の電気自動車の動作を説明す
る。 (1)キースイッチ6をオンした時 この時には、次のような動作が行われる。 メインリレーコイル2−1に通電され、メインリレー
接点2−2がオンし、主電源1から駆動用モータ制御装
置3および補機系機器4への給電が開始される。 リレーコイル10−1に通電され、リレー接点10−
2が点線位置とされ、アクセル信号出力端子8−1から
の出力が、駆動用モータ制御装置3に供給される。 従って、車両駆動用モータ5は、アクセル信号出力端子
8−1からのアクセル信号に従って制御され、発進加速
等も可能となる。
【0039】(2)キースイッチ6をオフした時 この時には、次のような動作が行われる。 キースイッチ6がオフされると、オフ遅延回路9が動
作を開始し、オフされてから所定時間はメインリレーコ
イル2−1に電流を流し続け、メインリレー接点2−2
をオンに保つ。従って、主電源1から駆動用モータ制御
装置3および補機系機器4への給電も、キースイッチ6
をオフしてから前記所定時間だけは継続される。
【0040】キースイッチ6のオフにより、リレーコ
イル10−1への通電は停止され、リレー接点10−2
は実線位置となり、配線bの電圧(アクセルアイドルに
相当する信号)がアクセル信号として駆動用モータ制御
装置3に供給される。そのアクセル信号を受けた駆動用
モータ制御装置3は、車両駆動用モータ5をアイドル運
転となるよう制御する。アイドル運転に必要とされる電
流は少ないので、メインリレー接点2−2を通って供給
される電流も小さくなる。
【0041】たとえ、キースイッチ6のオフが、発進加
速をして大電流が流れている時に誤ってなされたとして
も、上記のような制御はなされるので、そのような場合
でもメインリレー接点2−2を通る電流は小さくされ
る。
【0042】やがてオフ遅延回路9で定められている
所定時間が経過すると、メインリレーコイル2−1への
通電は停止されるが、その時点にメインリレー接点2−
2を流れている電流は小さくなっているので、メインリ
レー接点2−2をオフしても、容易に遮断することが出
来、接点が損傷されることもない。
【0043】(第2の実施形態)図4は、本発明の第2
の実施形態を示す図である。符号は図1のものに対応し
ている。図1の第1の実施形態と相違する点は、アクセ
ルペダル信号キャンセル回路10の接続構成である。第
2の実施形態では、配線cの途中に、配線cをオン,オ
フするリレー手段を設け、これをアクセルペダル信号キ
ャンセル回路10とした。
【0044】キースイッチ6がオンされた時にはリレー
コイル10−1に通電され、リレー接点10−2を点線
位置にし、配線cをオンする。この時には、アクセル信
号出力端子8−1の出力が配線cを通って駆動用モータ
制御装置3へ供給される。キースイッチ6がオフされた
時にはリレーコイル10−1への通電が停止されるの
で、リレー接点10−2は実線位置となり、配線cはオ
フされる。オフされた箇所には無限大の抵抗が挿入され
たのと同様であるから、配線cにより駆動用モータ制御
装置3へ供給されるアクセル信号は、アクセルペダルが
どの位置にあろうと、アクセルアイドルに相当する信号
となる。キースイッチ6がオンされたり、オフされたり
した時のその他の動作は、第1の実施形態の場合と同様
である。
【0045】(第3の実施形態)図5は、本発明の第3
の実施形態を示す図である。符号は図4のものに対応し
ている。図4の第2の実施形態と相違する点は、アクセ
ルペダル信号キャンセル回路10の配設位置である。第
2の実施形態では、配線cをオン,オフする位置に配設
したが、第3の実施形態では、アクセルペダルセンサ8
に正電圧を供給している配線aを、オン,オフする位置
に配設した。
【0046】キースイッチ6がオンされた時にはリレー
コイル10−1に通電され、リレー接点10−2をオン
し、配線aをオンする。この時に配線cを通って駆動用
モータ制御装置3へ供給されるアクセル信号は、アクセ
ルペダル位置に対応した信号である。
【0047】キースイッチ6がオフされた時にはリレー
コイル10−1への通電が停止されるので、リレー接点
10−2はオフとなる。オフされた箇所には無限大の抵
抗が挿入されたのと同様であるから、配線cを通って駆
動用モータ制御装置3へ供給されるアクセル信号は、ア
クセルペダルがどの位置にあろうと、アクセルアイドル
に相当する信号となる。キースイッチ6がオンされた
り、オフされたりした時のその他の動作は、第1の実施
形態の場合と同様である。
【0048】以上の各実施形態におけるアクセルペダル
信号キャンセル回路10の役割は、要するに、キースイ
ッチ6がオフされた時には、アクセルペダルセンサ8か
ら駆動用モータ制御装置3へ入力されるアクセル信号
を、アクセルペダルがどの位置にあろうと、アクセルア
イドルに相当する信号とすることにある。従って、その
ような回路であれば、どのようなものであってもよい。
【0049】前記した各実施形態では、アクセルペダル
センサ8と駆動用モータ制御装置3との間の配線の途中
にリレー手段を設けたが、例えば、アクセルアイドル信
号を発生する装置を別途設けておき、キースイッチ6が
オフされた時には、アクセルペダルセンサ8からのアク
セル信号に代わって、該発生装置からの信号を駆動用モ
ータ制御装置3に供給するようにしてもよい。
【0050】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の電気自動車に
よれば、キースイッチをオフした時には、主電源と駆動
用モータ制御装置との間の電源供給用のスイッチ手段を
所定時間はオンに保ち、その間に車両駆動用モータをア
イドル運転にしてしまうので、スイッチ手段がオフされ
る時点では、そこに流れている電流は小となる。従っ
て、たとえ発進加速時等のような大電流が流れている時
に、誤ってキースイッチをオフしたとしても、電源供給
用のスイッチ手段の接点が損傷されることはない。
【0051】また、本発明で新設されるオフ遅延回路も
アクセルペダル信号キャンセル回路も、従来の電気自動
車の回路に外付け的に付設するものであるので、駆動用
モータ制御装置に対して入力端子を増設する等の改造を
必要とはしない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態を示す図
【図2】 従来の電気自動車を示す図
【図3】 アクセルストロークとモータ電力との関係を
示す図
【図4】 本発明の第2の実施形態を示す図
【図5】 本発明の第3の実施形態を示す図
【図6】 鉄道の電気車における従来の制御装置を示す
【図7】 オフ遅延回路の1例を示す図
【符号の説明】
1…主電源、2…メインリレー、2−1…メインリレー
コイル、2−2…メインリレー接点、3…駆動用モータ
制御装置、4…補機系機器、5…車両駆動用モータ、6
…キースイッチ、7…低電圧電源、8…アクセルペダル
センサ、8−1…アクセル信号出力端子、9…オフ遅延
回路、9−1…トランジスタ、9−2…抵抗、9−3,
9−4…ダイオード、9−5…抵抗、9−6…コンデン
サ、10…アクセルペダル信号キャンセル回路、10−
1…リレーコイル、10−2…リレー接点、11…架
線、12…集電器、13…断流器、14…チョッパ回
路、15…モータ、16…励磁接点、17…コイル、1
8…補助接点、19…ゲート回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源と、アクセルペダルの踏み込み量を
    検出してアクセル信号を出力するアクセルペダルセンサ
    と、車両駆動用モータと、前記アクセル信号に応じて前
    記車両駆動用モータを制御する駆動用モータ制御装置
    と、前記電源と前記駆動用モータ制御装置との間に接続
    されたスイッチ手段と、キースイッチがオフからオンに
    された時には該スイッチ手段を直ちにオンし、キースイ
    ッチがオンからオフにされた時には該スイッチ手段を所
    定時間後にオフするオフ遅延回路と、キースイッチがオ
    フされた時には、前記アクセルペダルセンサから出力さ
    れる前記アクセル信号にかかわらず、アクセルアイドル
    に相当するアクセル信号を前記駆動用モータ制御装置に
    供給するアクセルペダル信号キャンセル回路とを具えた
    ことを特徴とする電気自動車。
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