JPH09167887A - プリント配線板の製造方法 - Google Patents

プリント配線板の製造方法

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JPH09167887A
JPH09167887A JP34699495A JP34699495A JPH09167887A JP H09167887 A JPH09167887 A JP H09167887A JP 34699495 A JP34699495 A JP 34699495A JP 34699495 A JP34699495 A JP 34699495A JP H09167887 A JPH09167887 A JP H09167887A
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JP
Japan
Prior art keywords
plating
copper plating
electroless copper
hole
wiring board
Prior art date
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Pending
Application number
JP34699495A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Zama
努 座間
Kuniaki Sekiguchi
邦明 関口
Yasuhiro Iwasaki
康弘 岩崎
Hiroyoshi Yokoyama
博義 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lincstech Circuit Co Ltd
Original Assignee
Hitachi AIC Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 均一な回路やスルーホールめっきを形成で
き、めっきレジスト層等の不必要な部分の表面にめっき
が析出する不良を防止でき、信頼性の高いプリント配線
板の製造方法を提供すること。 【解決手段】 絶縁基板に無電解銅めっき処理を2工程
以上行って処理導体を形成するプリント配線板の製造方
法において、銅濃度が0.002〜0.005mol/l、
pH12.5〜13.0の無電解銅めっき液により最初
の無電解銅めっき処理を行なうことを特徴とするプリン
ト配線板の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフルアディティブ法によ
るプリント配線板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フルアディティブ法によりプリン
ト配線板を製造する場合、めっき触媒入りの接着剤を塗
布しためっき触媒入りの絶縁板を用いている。そしてこ
の絶縁板に穴をあけ、スクリーン印刷法や写真焼付法に
より、表面に任意のパターンのめっきレジスト層を形成
する。次に、この後に形成する導体との密着性を良くす
るために接着剤を粗化する。粗化後、無電解銅めっき処
理を2工程以上行って、絶縁板の表面に回路としての導
体を形成するとともに、穴の内壁にスルーホールめっき
としての導体を形成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、粗化処理をす
ると、粗化液の種類によっては、穴の内壁表面の触媒の
半分以上が溶けてしまう。そのため、従来の無電解銅め
っき処理では、ピンホールやボイド等のスルーホールめ
っきが部分的に析出しない箇所が生じる欠点がある。
【0004】この欠点を改良する手段として、無電解銅
めっき処理の際に、活性度の高い無電解銅めっき液を用
いて、できるだけ短時間でスルーホールめっきを形成す
る方法がある。この方法により、比較的に均一なスルー
ホールめっきを形成できる。しかし、この場合にも、接
着剤の表面に析出する銅めっきにムラができたり、めっ
きレジスト層の表面にまで銅めっきが析出する欠点があ
る。
【0005】本発明は、以上の欠点を改良し、均一な回
路やスルーホールめっきを形成でき、めっきレジスト層
等の不必要な部分の表面にめっきが析出する不良を防止
でき、信頼性の高いプリント配線板の製造方法を提供す
ることを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、絶縁基板に無
電解銅めっき処理を2工程以上行って回路等の導体を形
成してプリント配線板を製造する場合において、銅濃度
が0.002〜0.005mol/l、pH12.5〜1
3.0の無電解銅めっき液により最初の無電解銅めっき
処理を行ないプリント配線板を製造するものである。
【0007】本発明では、無電解銅めっき処理を2工程
以上行って回路等を形成する際に、最初の無電解銅めっ
き処理を、銅濃度が0.002〜0.005mol/l、p
H12.5〜13.0の無電解銅めっき液を用いて行っ
ている。そのため、この最初の工程において、微細な結
晶を有し、ピンホールやボイド等の少ない均一な銅めっ
きを析出できる。また、めっきレジスト層表面等の不必
要な部分に銅めっきが析出し難くなる。従って、次の無
電解銅めっき処理工程において、活性度の高い無電解銅
めっき液を用いて、前記銅めっきの表面にさらに銅めっ
きを析出して所定の厚さの導体を形成しても、ピンホー
ルやボイド等が生じるのを減少できる。また、めっきレ
ジスト層表面等にも、核となる銅めっきが少ないため、
さらに銅めっきが析出して大きくなるのを減少できる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の絶縁基板としては、表面
にめっき触媒入りの接着剤を塗布した、紙−エポキシ樹
脂や紙−フェノール樹脂、ガラス−エポキシ樹脂等から
なるめっき触媒入りの積層板を用いる。そしてこの絶縁
基板の任意の位置に、数値制御装置を用いてドリルやパ
ンチで穴をあける。穴あけ後、ネガパターンでスクリー
ン印刷するか、感光剤で不必要部分をマスクして、めっ
きレジスト層を形成する。めっきレジスト層を形成後、
クロム酸や硫酸等の粗化液中に絶縁基板を数分〜10数
分間浸漬して、接着剤の表面を粗化する。
【0009】粗化処理後無電解銅めっき処理を行なう。
この無電解銅めっき処理は、2段階に分けて行なう。す
なわち、先ず、最初の工程では、硫酸銅、EDTA、ホ
ルマリン、苛性ソーダ及びパナジウム化合物、リン酸エ
ステル系界面活性剤からなり、特に、硫酸銅が0.00
2〜0.005mol/l、好ましくは0.004mol/l
で、pH12.5〜13.0、好ましくはpH12.8
の無電解銅めっき液を用いる。そしてこの無電解銅めっ
き液中に絶縁基板を数時間浸漬して、めっきレジスト層
から露出している接着剤の表面及び穴の内壁に、微細で
緻密な銅めっきを析出する。
【0010】この場合、銅濃度が0.002mol/l未満
では、銅めっきの析出が均一でなくなり、ピンホールや
ボイドを生じ易くなる。そして銅濃度が0.005mol
/lより多いと、銅めっきが析出し易くなり、めきレジ
スト層の表面にも析出してしまう。また、この無電解銅
めっき液のpHが12.5未満では、ピンホールやボイ
ドが生じ易くなる。そしてpHが13.0より大きくな
ると、通常、液中に還元剤として溶解しているホルマリ
ンの自己分解反応が促進され、液中に補充するホルマリ
ンや苛性ソーダ等の薬品量が増大する。また、銅めっき
が異常に析出するのを抑制し難くなり、めっきレジスト
層表面に銅めっきを析出し易くなる。さらに、無電解銅
めっき液の寿命短くなる。
【0011】次に、硫酸銅、EDTA、ホルマリン、苛
性ソーダ、α、α’−ジピリジル、エチレングリコール
誘導体等からなり、硫酸銅が0.01〜0.03mol/
l、好ましくは0.02mol/lで、pH11.8〜1
2.5、好ましくはpH12.3の無電解銅めっき液を
用いて無電解銅めっき処理をする。すなわち、この無電
解銅めっき液中に、絶縁基板を数時間浸漬し、先に形成
した銅めっきの表面にさらに銅めっきを析出して、物性
の良好な銅めっきを形成する。
【0012】
【実施例】以上、本発明を実施例に基づいて説明する。
絶縁基板は、めっき触媒入りの接着剤を塗布しためっき
触媒入りの積層板であるACL−147F(日立化成工
業株式会社製商品名)を用いる。そしてこの絶縁基板に
穴をあけた後、めっきレジストインクRX−F(ソマー
ル株式会社製商品名)を印刷してめっきレジスト層を形
成する。めっきレジスト層を形成後、温度36℃のフッ
化ナトリウム−クロム酸溶液中に絶縁基板を12分間浸
漬して、接着剤を粗化する。粗化処理後、先ず、表1に
示した温度70℃、比重9ボーメ度、pH12.8(温
度25℃)の無電解銅めっき液A中に絶縁基板を5時間
浸漬して下地の銅めっきを形成する。次に、表1に示し
た温度70℃、比重9ボーメ度、pH12.3(温度2
5℃)の無電解銅めっき液B中に絶縁基板を数時間浸漬
して、全体の厚さ25〜35μmの銅めっきを形成し
た。 以下余白。
【0013】
【表1】
【0014】次に、上記実施例と比較例について、めっ
きレジスト層表面に析出する銅めっき量、半田揚げ試験
による半田の飛散の状況、ホットオイル試験によるスル
ーホール接続信頼性、ピール強度の測定を行った。
【0015】なお、比較例は次の通りの条件とする。 比較例1:実施例において、無電解銅めっき液A中のC
uSO4・5H2Oを0.02mol/lとした無電解銅めっ
き液Cを用いる以外は、同一の条件で製造する。
【0016】比較例2:実施例において、無電解銅めっ
き液A中の苛性ソーダを液のpHが12.3となるよう
な量とした無電解銅めっき液Dを用いる以外は、同一の
条件で製造する。
【0017】比較例3 実施例において、無電解銅めっき液Bのみで同等の厚さ
の銅めっきを析出して製造する。
【0018】また、めっきレジスト層表面に析出した銅
めっきは銅粒子の数を目視により判定する。そして半田
の飛散は無電解銅めっき処理後のプリント配線板を温度
250℃の半田槽中に5秒間フローした後、半田揚り性
を目視で判定する。ホットオイル試験はプリント配線板
を温度260℃のオイル槽に5秒間浸漬した後、水中に
10秒間浸漬するサイクルを繰り返し、スルーホールめ
っきの抵抗値が初期値に対し10%上昇する迄のサイク
ル数を判定する。さらに、ピール強度は、幅1.5mmの
回路の導体を90度方向に引き剥すときの引き剥し強さ
をばねばかりで測定した。測定結果は表2に示した。
【0019】
【表2】
【0020】表2から明らかな通り、実施例によれば、
めっきレジスト層表面上への銅めっきの析出や半田飛散
が少なく、スルーホールめっきの信頼性が高く、ピール
強度に優れている。
【0021】
【発明の効果】以上の通り、本発明の製造方法によれ
ば、無電解銅めっき処理を2工程以上行なう場合、最初
の工程において、銅濃度が0.002〜0.005mol
/lで、pHが12.5〜13.0の無電解銅めっき液
を用いているため、めっきレジスト層表面に銅めっきが
異常に析出するのを減少でき、ピンホールやボイドが少
なく、スルーホールめっきの接続信頼性が高く、接着強
度が高い導体を有するプリント配線板が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 博義 栃木県芳賀郡二宮町大字久下田413番地 日立エーアイシー株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板に無電解銅めっき処理を2工程
    以上行って導体を形成するプリント配線板の製造方法に
    おいて、銅濃度が0.002〜0.005mol/l、pH
    12.5〜13.0の無電解銅めっき液により最初の無
    電解銅めっき処理を行なうことを特徴とするプリント配
    線板の製造方法。
JP34699495A 1995-12-14 1995-12-14 プリント配線板の製造方法 Pending JPH09167887A (ja)

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