JPH06256960A - 銅被覆アラミド基板の製造方法 - Google Patents

銅被覆アラミド基板の製造方法

Info

Publication number
JPH06256960A
JPH06256960A JP5057696A JP5769693A JPH06256960A JP H06256960 A JPH06256960 A JP H06256960A JP 5057696 A JP5057696 A JP 5057696A JP 5769693 A JP5769693 A JP 5769693A JP H06256960 A JPH06256960 A JP H06256960A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copper
film
aramid
substrate
treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5057696A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihiro Tamiya
幸広 田宮
Mikimata Takenaka
幹又 竹中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Mining Co Ltd filed Critical Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority to JP5057696A priority Critical patent/JPH06256960A/ja
Publication of JPH06256960A publication Critical patent/JPH06256960A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、アラミド樹脂フィルムの少なくと
も一面に銅被覆層を形成した銅被覆アラミド基板を得る
に際して、容易且つ密着性よく薄膜の銅被覆を形成した
銅被覆アラミド基板を製造する方法を提供することを目
的とする。 【構成】 アラミド樹脂フィルムの少なくとも一面に銅
被覆層を形成し銅被覆アラミド基板を製造するに際し、
アラミド樹脂フィルムの少なくとも一面をヒドラジンと
アルカリ金属水酸化物を含有する水溶液によってエッチ
ング処理し、次いで無電解めっきのための触媒付与処理
を行った後、該面に導電性金属の無電解めっき処理を施
し、さらに必要に応じその上に銅被覆処理を行うことを
特徴とする銅被覆アラミド基板の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフレキシブルプリント基
板(FPC)、テープ自動ボンディング(TAB)テー
プなどの素材となる銅被覆アラミド基板の製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年になって電子機器の小型化、高速化
によりFPCやTABテープにおいても高配線密度化、
高機能化が要求されている。現在この要求に対して耐熱
性の良好なポリイミド樹脂フィルムを絶縁基板材料とし
て用い、その表面に銅被覆を形成した銅被覆ポリイミド
基板がFPC、TABテープ用の基板として使用されて
いる。しかしながら、ポリイミド樹脂は極めて高価な材
料であるために、その使用は高付加価値配線板用の用途
に限定せざるを得なかった。
【0003】そこで最近ではこのポリイミド樹脂基板に
代わる安価な基板材料としてアラミド樹脂基板が開発さ
れた。アラミド樹脂は耐熱性では、ポリイミド樹脂に比
較して若干劣るものの、引っ張り弾性率がポリイミド樹
脂の3〜4倍と優れており、フィルム基板として用いる
場合にポリイミド樹脂フィルムと同程度の引っ張り弾性
率を得るために必要なフィルム厚さは1/3から1/4
と小さくできるなどの特徴を持っており、基板薄肉化の
要求に応え得る材料として注目されている。
【0004】アラミド樹脂フィルムをFPC、TABテ
ープ用基板の素材として利用する場合その表面に銅を被
覆する必要があり、従来はアラミド樹脂フィルムと銅箔
を接着剤により貼り合せるラミネート法が採られてい
た。
【0005】しかしながら、上記したようなラミネート
法によって得られた金属被覆アラミド樹脂基板は、基板
作成時に使用する接着剤の耐薬品性が十分でないために
銅箔をエッチング加工するに際して接着剤の膨潤や不純
物イオンの吸着を招き、特に形成された回路の間隔が狭
小である場合に回路の絶縁不良を起こす恐れがある。ま
た接着剤層の耐熱性がアラミド樹脂の耐熱性よりも低い
ので、基板使用時においてはんだ付け等による高熱によ
って銅層の密着強度が低下してしまうので、アラミド樹
脂の優れた耐熱性を生かすことができなかった。更に、
ラミネート法では銅被覆として銅箔を使用するためにそ
の厚さが限定され、特に厚さ15μm以下となると取り
扱いが困難となるために、このような薄肉の銅箔を貼り
合せた銅被覆アラミド基板の製造は困難であった。
【0006】一方において、FPC、TABテープなど
では、高配線密度化、高機能化が求められており、その
ためには銅被覆層の厚みを小さくする傾向にあり、ラミ
ネート法では厚みの低下に限界があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この問題を解決する方
法として、銅層をアラミド樹脂フィルムに接着剤を用い
ることなく直接形成する方法が考えられる。この種の樹
脂フィルム上に直接金属層を形成する方法としては、ス
パッタ法、蒸着法、無電解めっき法等があるが、これら
のうち蒸着法、スパッタ法などは真空設備を使用するな
ど設備的にコストが掛かりすぎ、無電解めっき法による
方法が最も経済的に有利な方法であると考えられる。し
かしながら、現在では未だアラミド樹脂に対する無電解
めっき膜の形成技術は確立しておらず、従ってこのよう
に接着剤を使用せずに無電解めっき法を用いて銅被覆層
を形成した銅被覆アラミド基板は得られていない。
【0008】本発明は、アラミド樹脂フィルムの全面ま
たは一面に銅被覆層を形成した銅被覆アラミド基板を得
るに際しての上記の問題点を解決し、容易且つ密着性よ
く薄膜の銅被覆を形成した銅被覆アラミド基板を製造す
る方法を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明は、アラミド樹脂フィルムの少なくとも一面
に銅被覆層を形成し銅被覆アラミド基板を製造するに際
し、アラミド樹脂フィルムの少なくとも一面をヒドラジ
ンとアルカリ金属水酸化物を含有する水溶液によってエ
ッチング処理をした後、無電解めっきのための触媒付与
処理を行い、次いで該面に導電性金属の無電解めっき処
理を施し、さらに必要に応じその上に銅被覆処理を行う
ことを特徴とする銅被覆アラミド基板の製造方法であ
る。
【0010】即ち、アラミド樹脂フィルムに無電解めっ
きによる導電性金属膜を形成するためには、その表面に
無電解めっきが円滑に行われるように触媒付与を行うこ
とが不可欠であるが、そのためにはアラミド樹脂面を親
水性化して触媒付与を容易に行い得るようにする必要が
ある。本発明においてはその触媒付与を確実に行い得る
ようなアラミド樹脂面の新しい親水性化エッチング処理
法を開発し得たものであり、これによって確実な触媒付
与を行い、密着性の優れた無電解めっき膜を形成させる
ことに成功したものである。
【0011】本発明において、アラミド樹脂フィルム面
のエッチング処理を行うに際して用いられるエッチング
用水溶液としては、抱水ヒドラジンを1〜15モル/
l、アルカリ金属水酸化物を0.5〜5モル/lの割合
で含む水溶液が好ましく、且つエッチング処理に際して
の該水溶液の液温は10〜50℃の範囲であることが望
ましい。またエッチング処理後に行われる触媒付与処理
において付与される触媒金属は、パラジウム、銀、銅、
ニッケル、コバルトおよび金のうちの何れか1種である
ことが望ましい。
【0012】次の無電解めっき処理により該触媒付与面
に形成する導電性金属膜としては、銅膜のほか、ニッケ
ル、コバルトまたはこれらの合金膜が挙げられる。そし
て、該導電性金属膜と必要に応じてその後に行われる銅
被覆処理によって形成される銅被覆との合計の厚みは
0.2〜15μmの範囲とするのが望ましく、また導電
性金属膜をニッケル、コバルトまたはそれらの合金によ
って形成した場合は、導電性金属膜の膜厚を0.2〜
0.02μm程度とするのが望ましく、また、該膜中に
含まれる不純物の量は7重量%以下とすることが好まし
い。
【0013】
【作用】次に本発明についてその詳細および作用につい
て説明する。
【0014】本発明の銅被覆アラミド基板の製造方法に
おいて、エッチング処理でアラミド樹脂フィルムのエッ
チング液として抱水ヒドラジンとアルカリ金属水酸化物
の混合水溶液を使用するのは、アルカリ金属水酸化物に
よるアラミド樹脂の加水分解および抱水ヒドラジンによ
るアミド結合の切断作用が行われることによってアラミ
ド樹脂フィルム面が親水性化され、その結果、その後に
行われる無電解めっきのための触媒付与処理に際して、
触媒核となる金属をアラミド樹脂フィルム面へ容易に吸
着させることができるからである。
【0015】アルカリ金属水酸化物としては特に限定さ
れるものでないが、価格や入手の容易性から水酸化ナト
リウムまたは水酸化カリウムが好ましい。液中のアルカ
リ金属水酸化物の濃度が0.5モル/lよりも小さい場
合には加水分解が必ずしも十分に行われず、また5モル
/lよりも大きい場合には、水溶液の粘性が高くなって
アラミド樹脂表面における処理むらが発生する恐れがあ
るばかりでなく、無電解めっき被膜による金属層の密着
強度が低下してしまう。従ってアルカリ金属水酸化物の
濃度は、0.5〜5モル/lの範囲とすることが望まし
い。
【0016】また水溶液中の抱水ヒドラジンの濃度が1
モル/lよりも小さい場合にはアミド結合の切断が十分
に行われず、また15モル/lよりも大きい場合にはエ
ッチングが過度に行われ、例えば15μm以下の厚さの
アラミド樹脂フィルム使用の場合ではエッチング後のフ
ィルム強度が基板として使用するに耐えられなくなる上
に、ヒドラジンのミストが多量に発生するために作業環
境を悪化する。従ってヒドラジンの濃度は1〜15モル
/lの範囲とすることが望ましい。
【0017】エッチング処理に際しての処理温度や時間
は求められるエッチングの程度や、水溶液中のアルカリ
金属水酸化物とヒドラジンとの含有割合や、それぞれの
濃度などに依存するので一概に定めることはできない
が、一般的には処理温度10〜50℃の範囲で処理時間
を0.5〜5分とすればよい。エッチング処理後に行う
触媒付与処理および無電解めっき処理においては、それ
ぞれ従来から行われる一般的な処理方法を採用すること
ができるが、触媒付与処理後の乾燥温度が10℃以下で
あると乾燥に時間が掛かりすぎ、また90℃以上となる
と触媒の活性が低下してしまう恐れがあるので、その乾
燥温度を10〜90℃の範囲に定めることが望ましい。
【0018】触媒付与処理において、アラミド樹脂フィ
ルム面に付与される触媒金属は、パラジウム、金、銀、
銅、ニッケル、コバルトのうちから無電解めっきによっ
て析出される導電性金属の種類に応じて選択される。因
に銅膜やニッケル膜を形成する場合には、触媒はパラジ
ウム系の金属が好ましい。
【0019】また、無電解めっき処理において、アラミ
ド樹脂フィルムの表面に形成する導電性金属としては、
銅、ニッケル、コバルトまたはこれらの金属の合金のう
ちから選択される。このうち、ニッケル、コバルトおよ
びそれらの合金は、銅に比べてアラミド樹脂に対する密
着性が高く、またその後に行われる銅被覆との密着性も
高いので結果的に銅被覆層の密着性を高めることになる
と共に該導電性金属膜を含めた銅被覆層の合計の厚みを
薄くすることができるので効果的である。
【0020】また、無電解めっきによって形成するこれ
ら導電性金属膜がニッケル膜、コバルト膜、またはこれ
らの金属の合金膜である場合には、その膜厚は0.02
〜0. 2μm程度とすることが好ましく、また、該膜中
に含まれる燐などの不純物の量を7重量%以下に抑える
ことが望ましい。これは不純物量が7重量%よりも大き
く、また膜厚が0.02μm以下であると、薄すぎて上
記した密着性改善効果が十分に発揮されない。一方膜厚
が0.2μm以上であると、その後に行われる銅被覆処
理工程によって銅被覆を形成して得られた銅被覆アラミ
ド基板をこの種の配線基板上に回路形成するために常用
されるサブトラクティブ法やセミアディティブ法によっ
て硫酸−硫酸第二鉄溶液などを用いた基板面における不
要部分の銅被覆層の溶解除去処理を施すに際して、回路
間にこれらの導電性金属膜が残留して回路の短絡を生ず
る恐れがあるからである。
【0021】また無電解めっきによって銅膜を形成する
場合には、その後行われる銅被覆処理工程を省略するこ
ともできる。銅被覆処理を省略するような場合には、こ
の無電解めっき処理のみにて0.2〜15μmの範囲と
すればよく、また無電解めっき後その上にさらに銅被覆
処理を行う場合には、これらの処理によって形成される
金属層はいずれも銅であり同種の金属であるために無電
解めっき処理による銅膜の厚みの制限はなく、無電解め
っきにより形成し得る範囲で任意の厚さにすればよい。
しかしながら銅被覆処理を電気めっき法により行う場合
を考慮すると、この無電解めっき膜が0.2μm以下で
あるときは銅膜が薄すぎて被膜抵抗が大きくなって導電
性が不良となり良好な電気めっきが行われなくなるので
0.2μm以上にすることが望まれる。
【0022】これら、無電解めっきによる導電性金属膜
形成後、その上に必要に応じて無電解めっき法または電
気めっき法による銅被覆層の形成を行うが、銅被覆層の
厚みは無電解めっき膜部分を含めた合計で0.2〜15
μmの範囲とすることが望ましい。これは得られた銅被
覆アラミド基板を使用して、FPCやTABテープ等の
配線板を作成するに際して、上記銅被覆層の厚さが0.
2μm未満であると、基板上に配線部形成のための電気
銅めっきを行う場合に上記したような理由により良好な
電気めっきが行われ難く、一方15μmより大きくなる
とサブトラクティブ法を採用して銅被覆層をエッチング
して配線部を形成する場合に、エッチング時間が長くな
るために形成される銅配線部におけるサイドエッチング
の幅が大きくなり、配線幅および配線ピッチを小さくと
ることができなくなり、配線の高密度化を果たすことが
できなくなるからである。
【0023】なお、本発明において行われる導電性金属
膜の形成のための無電解めっき処理工程および銅被覆処
理工程において行われる無電解銅めっき処理または電気
銅めっき処理における処理手順は、従来採用される手順
と何等変わることがないのでその詳細な説明は省略す
る。
【0024】
【実施例】次に本発明の実施例について述べる。 実施例1 試料基板材料として30cm×30cmで厚さ50μm
の旭化成工業社製「アラミカ50R型」アラミド樹脂フ
ィルムを用い、該試料基板を5モル/lの抱水ヒドラジ
ンと3モル/lの水酸化カリウムを含有する水溶液中に
25℃で60秒間浸漬してその表面を親水性にした後十
分に水洗した。その後、片面をマスキングして触媒金属
としてパラジウムと錫を付着させるために、コロイド系
触媒付与剤である奥野製薬社製「OPC−80キャタリ
ストM」を使用して25℃で5分間の触媒付与処理を施
し、水洗をした後触媒活性化剤として奥野製薬社製「O
PC−555アクセレーター」を用いて25℃で7分間
の促進処理を施し、さらに十分な水洗を行った後30℃
の冷風で乾燥した。この基板について表面に付着した触
媒金属層を調べたところ、明らかにパラジウムおよび錫
が検出された。
【0025】次にこの基板表面に表1に示す条件で銅の
無電解めっきを行った。
【0026】
【表1】 (無電解銅めっき液組成) CuSO・5HO : 10g/l EDTA・2Na : 30g/l 37%HCHO : 5g/l ジピリジル : 20mg/l PEG#1000 : 0.5g/l (無電解めっき条件) 温 度 : 65℃ 撹 拌 : 空気撹拌 時 間 : 10分間 その結果、基板表面に厚さ0.4μmの厚さの銅層を有
する銅被覆アラミド基板を得ることができた。
【0027】次にこの銅被覆アラミド基板における銅層
とアラミド樹脂フィルムとの間の密着強度の測定を行っ
た。測定の手順は次の通りである。
【0028】銅被覆アラミド基板の銅層面に表2に示す
条件で電気めっきを行い、全体として厚みが35μmの
銅層を形成した。
【0029】
【表2】 (電気銅めっき液組成) CuSO・5HO : 120g/l HSO : 150g/l (電解条件) 温 度 : 25℃ 陰極電流密度 : 2A/dm 撹 拌 : 空気撹拌 時 間 : 90分間 次に、該銅層表面にレジストとして花見化学工業社製
「ANOTECH」を、スクリーン印刷により塗布し、
乾燥後塩化第二鉄350/l溶液中で不要部分の銅層を
溶解除去し、幅1mm、長さ100mmの帯状パターン
を形成した。その後該基板を水平な場所に設置固定し、
銅層の一端を基板に対して直角方向に引き上げ、引き剥
すことによって密着強度の測定を行った。その結果、得
られた密着強度は750g/cmであった。
【0030】以上の結果より、本発明の方法により得ら
れた銅被覆アラミド基板における銅層とアラミド樹脂フ
ィルムとの間の密着強度は良好であり、FPC、TAB
テープ等の配線基板材料として十分使用可能であること
が判かる。 実施例2 試料基板として実施例1と同様のアラミド樹脂フィルム
を用いて、実施例1と同様の手順でアラミド樹脂フィル
ム表面のエッチング処理を行った後、触媒金属としてパ
ラジウムを付与するために、アルカリイオン系触媒であ
る奥野製薬社製「OPC−50インデューサー」を使用
して40℃で6分間の処理を行った後、水洗を行い、次
いで奥野製薬社製「OPC−150クリスター」を使用
して25℃で5分間の促進処理を行い、水洗後80℃の
温風で乾燥した。この基板について表面に付着した触媒
金属を調べたところ、明らかにパラジウムが検出され
た。
【0031】この基板について実施例1と同様の手順で
0.4μmの銅層を有する銅被覆アラミド基板を得るこ
とができた。次いで、実施例1と同様の手順でこの銅被
覆アラミド基板における銅層とアラミド樹脂フィルム間
の密着強度の測定を行ったところ、密着強度は720g
/cmであった。
【0032】以上の結果より、本発明の方法により得ら
れた銅被覆アラミド基板における銅層とアラミド樹脂フ
ィルムとの間の密着強度は良好であり、FPC、TAB
テープ等の配線基板材料として使用するに耐える十分な
ものであることが判かる。 実施例3 試料基板として実施例1と同様のアラミド樹脂フィルム
を用い、無電解めっきによる銅膜の形成までの工程まで
を実施例1と同様の手順で行い、さらにこの上に実施例
1における表2に示す条件のうち、めっき時間のみを3
0分に換えて電気めっきによる銅被覆処理を行った。こ
の結果アラミド樹脂フィルム上に12μmの厚みの銅層
を有する銅被覆アラミド基板が得られた。
【0033】次いで、該銅被覆アラミド基板における銅
層とアラミド樹脂フィルム間の密着強度を測定するため
に、銅層上に上記のめっき条件でさらに60分の電気め
っきを行い合計の厚みが35μmの銅層を形成し、その
後は実施例1と同様の手順で密着強度の測定を行った。
得られた密着強度は750g/cmであった。
【0034】以上の結果より、本発明の方法により得ら
れた銅被覆アラミド基板における銅層とアラミド樹脂フ
ィルムとの間の密着強度は良好であり、該基板は、FP
C、TABテープ等の配線基板材料として十分に使用可
能であることが判かる。 実施例4 アラミド樹脂フィルム表面のエッチング処理液として、
10モル/lの抱水ヒドラジンと5モル/lの水酸化ナ
トリウムを含有する25℃の水溶液を使用し、30秒間
のエッチング処理を行った以外は実施例1と同様の手順
で0.4μmの銅層を有する銅被覆アラミド基板を作成
した。
【0035】次いで、該銅被覆アラミド基板の銅層とア
ラミド樹脂フィルムとの間の密着強度を実施例1と同様
の手順で測定した結果、密着強度は800g/cmであ
った。
【0036】以上の結果より、本発明の方法により得ら
れた銅被覆アラミド基板における銅層とアラミド樹脂フ
ィルムとの間の密着強度は良好であり、該基板はFP
C、TABテープ等の配線基板材料として十分に使用可
能であることが判かる。 比較例1 アラミド樹脂フィルム表面のエッチング処理液として、
0.5モル/lの抱水ヒドラジンと0.5モル/lの水
酸化ナトリウムを含有する50℃の水溶液を使用し、5
分間のエッチング処理を行った以外は実施例1と同様の
手順で銅被覆アラミド基板を作成したところ、無電解め
っきによってアラミド樹脂フィルム上に銅層を形成する
ことができるものの、銅層とアラミド樹脂フィルムの界
面で膨れが多く発生し、満足な銅被覆アラミド基板を得
ることができなかった。
【0037】以上の結果より、アラミド樹脂フィルム表
面のエッチング処理を本発明の好ましい範囲を逸脱した
条件でエッチング処理した場合には、FPC、TABテ
ープ作成用材料として満足し得る性能の銅被覆アラミド
基板を得られないことがあることが判かる。 比較例2 アラミド樹脂フィルム表面のエッチング処理液として、
0.18モル/lの抱水ヒドラジンと7モル/lの水酸
化ナトリウムを含有する25℃の水溶液を使用し、1分
間のエッチング処理を行った以外は実施例1と同様の手
順で銅被覆アラミド基板を作成し、次いで、実施例1と
同様の手順でこの銅被覆アラミド基板における銅層とア
ラミド樹脂フィルム間の密着強度の測定を行ったとこ
ろ、密着強度は0.6kg/cmときわめて低い値を示
した。
【0038】以上の結果より、アラミド樹脂フィルム表
面のエッチング処理を、本発明の好ましい範囲より高い
含有量で抱水ヒドラジンおよび水酸化アルカリを含むエ
ッチング処理液を使用して行った場合には密着強度が1
kg/l以下となり、FPC、TABテープ等の配線基
板作成用材料として満足し得る性能の銅被覆アラミド基
板を得られないことが判かる。 実施例5 試料基板材料として実施例1と同様のアラミド樹脂フィ
ルムを用い、パラジウムおよび錫による触媒付与および
活性化処理までを実施例1と同様の手順で行った。次
に、この基板について、表3に示す条件でニッケルの無
電解めっきを行ったところ、基板表面に厚さ0.05μ
mの無電解ニッケルめっき被膜を形成することができ
た。また、このニッケル被膜には7重量%の燐が不純物
として含有されていた。
【0039】
【表3】 (無電解ニッケルめっき液組成) NiCl・6HO : 0.1モル/l NaHPO・HO : 0.1モル/l クエン酸ナトリウム : 0.2モル/l pH : 9 (無電解めっき条件) 温 度 : 60℃ 時 間 : 30秒間 次いで、さらにこの基板に実施例1の表1に示したと同
様の条件で銅の無電解めっき処理を行い厚さ0.4μm
の銅層を形成した。次いで、この基板について、銅層と
アラミド樹脂間の密着強度および配線形成後の基板にお
けるニッケル膜の残留状況を調べるために、該基板上に
実施例1の表2で示したと同様の条件で銅の電気めっき
処理を行い全体として35μmの厚さの銅層を形成し
た。
【0040】その後、この銅被覆アラミド基板の銅被覆
上にアクリル樹脂系のフォトレジストを10μmの厚さ
に塗布し、70℃で30分間焼成した後、配線幅が20
0μmになるように基板上にマスキングを施し、該フォ
トレジスト層に300mj/cmの紫外線を照射して
露光を行った後現像を行って帯状の回路パターンを形成
した。その後、パターン形成により露出した銅面を表4
に示す条件でエッチング処理を行うことにより配線回路
を形成した。
【0041】
【表4】 (エッチング液組成) H : 100g/l HSO : 150g/l (処理条件) 温 度 : 25℃ 時 間 : 4分間 撹 拌 : 揺動撹拌 次いで、4wt%の水酸化ナトリウム水溶液を用いて6
0℃で1分間処理して残留レジスト層の剥離除去を行
い、顕微鏡により配線間の観察を行ったところ、配線間
にはニッケル層の残留は認められなかった。また銅被覆
とアラミド樹脂フィルムとの密着強度を測定したとこ
ろ、1100g/cmと良好な値を示した。
【0042】これらの結果より、本発明によりアラミド
樹脂フィルムの一面に無電解めっきによって厚さ0.0
5μmで、不純物の燐の含有量が7%である無電解ニッ
ケル膜を形成した後、その上に銅被覆を形成した銅被覆
アラミド樹脂基板は、その後に形成された配線回路間に
ニッケル層の残留を生ずることなく、また銅被覆は高い
密着強度を有するのでFPC、TABテープ作成用材料
として十分に使用可能であることが判かる。 実施例6 試料基板として実施例1と同様のアラミド樹脂フィルム
を用い、無電解めっきのための触媒付与および活性化処
理工程までを実施例1と同様の手順で行った後、さらに
表5に示す条件でコバルトの無電解めっきを行った。
【0043】
【表5】 (無電解コバルトめっき液組成) CoSo・7HO : 0.05モル/l NaHPO・HO : 0.2モル/l クエン酸ナトリウム : 0.2モル/l pH : 10 (無電解めっき条件) 温 度 : 60℃ 時 間 : 2分間 その結果、アラミド樹脂フィルム上に厚さ0.03μm
の無電解コバルトめっき膜を形成することができた。ま
たこのコバルト被膜には3重量%の燐が不純物として含
有されていた。以後は実施例1と同様の手順で銅層を被
覆し、無電解コバルトめっき層を有する銅被覆アラミド
樹脂基板を作成し、配線回路の形成を行った。
【0044】次に、この基板について実施例5と同様に
して、顕微鏡により配線間の観察を行ったところ、配線
間にはニッケル層の残留は認められなかった。また銅被
覆とアラミド樹脂フィルムとの密着強度を測定したとこ
ろ、1000g/cmと良好な値を示した。 実施例7 アラミド樹脂フィルムの両面にニッケルの無電解めっき
を施した以外は、実施例5と同様の手順でアラミド樹脂
基板を作成し、配線回路を形成した。
【0045】次にこの基板の両面について実施例1と同
様にして、顕微鏡により配線間の観察を行ったところ、
配線間にはニッケル層の残留は認められなかった。また
両面における銅被覆とアラミド樹脂フィルムとの密着強
度を測定したところ、それぞれ1050g/cmと95
0g/cmと良好な値を示した。
【0046】これらの結果より、本発明によりアラミド
樹脂フィルムの両面に無電解めっきによって厚さ0.0
5μmで、不純物の燐の含有量が7%の無電解ニッケル
被膜を形成した銅被覆アラミド樹脂基板は、形成された
配線回路間にニッケル層の残留を生ずることなく、また
銅被覆は高い密着強度を有するのでFPC、TABテー
プ用基板として高い信頼性を有するものであることが判
かる。 比較例3 触媒付与および活性化処理までを実施例5と同様の手順
で行った基板について、表6に示す条件でニッケルの無
電解めっきを行った。得られた無電解めっき被膜の厚さ
は、0.03μmであった。またこのニッケル被膜には
12重量%の燐が不純物として含まれていた。
【0047】
【表6】 (無電解ニッケルめっき液組成) NiCl・6HO : 0.1モル/l NaHPO・HO : 0.1モル/l クエン酸ナトリウム : 0.1モル/l pH : 5.6 (無電解めっき条件) 温 度 : 60℃ 時 間 : 1分間 以後の配線回路の形成までの処理を実施例5と同様の手
順で行い、顕微鏡により配線間の観察を行ったところ、
配線間にはニッケルの残留が認められた。
【0048】以上の結果より、アラミド樹脂フィルム表
面に形成した無電解ニッケル膜の膜厚が0.1μm以下
で、不純物含有量が10%以上のニッケル合金層を有す
る場合には、銅被覆アラミド基板は、銅のエッチング工
程においてニッケル層が残留するので、絶縁抵抗が低下
し、配線基板材料として著しく信頼性に欠けるものとな
ることが判かった。 実施例8(TABテープの作成試験) 試料基板として実施例1と同様のアラミド樹脂フィルム
を用い、無電解めっきによる銅膜の形成処理までを実施
例5と同様の手順で行った後、該無電解銅めっき膜上に
実施例1に示された表2の条件のうち、めっき時間のみ
を60分から30分に換えて電気銅めっきを行った。
【0049】以上の処理により、アラミド樹脂フィルム
の一面に0.05μmの無電解ニッケルめっき膜を有
し、その上に無電解めっき膜と電気銅めっき膜との合計
で12μmの銅被覆を有する銅被覆アラミド樹脂基板が
得られた。
【0050】次いで、この銅被覆アラミド樹脂基板の銅
被覆上にアクリル樹脂系のフォトレジストを10μmの
厚さに塗布し、70℃で30分間焼成した後、最小配線
幅が60μmのTABパターン用マスクを基板上にマス
キングし、フォトレジスト層に300mj/cmの紫
外線を照射して露光を行った後現像を行った。その後、
パターン形成により露出した銅面を表7に示す条件でエ
ッチング処理を行った。
【0051】
【表7】 (エッチング液組成) H : 100g/l HSO : 150g/l (処理条件) 温 度 : 30℃ 時 間 : 1分間 撹 拌 : 揺動撹拌 次いで、4wt%の水酸化ナトリウム水溶液を用いて6
0℃で1分間処理して残留レジスト層の剥離除去を行っ
た。その結果、最小配線幅が60μmのTABパターン
を基板上に形成することができ、配線間にはニッケルの
残留は認められなかった。また配線回路を形成する銅層
の密着強度も1000g/cmと十分に高いものであっ
た。
【0052】その後、この基板の両面にゴム系のフォト
レジストを塗布し、120℃で30分間乾燥し、銅の配
線を形成している側に30μm、アラミド樹脂フィルム
側に10μmのレジスト層を形成した後、アラミド樹脂
フィルム側のみに配線先端部に位置するアラミド樹脂フ
ィルムが8mm×13mmの範囲で開孔するようなパタ
ーンが得られるマスクでマスキングを施し、フォトレジ
スト層に400mj/cmの紫外線を照射して露光し
た後現像をしてパターン形成を行った。次いでこのパタ
ーン形成により露出したアラミド樹脂フィルムの露出部
分を有効塩素12%の次亜塩素酸ナトリウムを使用して
80℃で90分間処理して溶解した。
【0053】その結果、最小配線幅が60μmの配線回
路を有するTAB用リードを形成した基板を作成するこ
とができた。
【0054】以上の結果は、本発明により作成した銅被
覆アラミド樹脂基板は高配線密度TABテープ作成用の
基板として十分使用することができることを示してい
る。
【0055】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によるとき
は、アラミド樹脂フィルム上に接着剤を使用することな
く、容易に無電解めっきによる銅、ニッケル、コバルト
などの導電性金属膜を形成することができ、これによっ
て密着強度が高い薄膜の銅被覆層を形成した銅被覆アラ
ミド樹脂基板を得ることができるので、高配線密度のF
PCやTABテープ作成用の材料としてきわめて有用で
ある。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アラミド樹脂フィルムの少なくとも一面
    に銅被覆層を形成して銅被覆アラミド基板を製造するに
    際して、アラミド樹脂フィルムの少なくとも一面をヒド
    ラジンとアルカリ金属水酸化物を含有する水溶液によっ
    てエッチング処理した後、該エッチング面に無電解めっ
    きのための触媒付与処理を行い、次いで該面に導電性金
    属の無電解めっき処理を施し、さらにその上に必要に応
    じ銅被覆処理を施すことを特徴とする銅被覆アラミド基
    板の製造方法。
  2. 【請求項2】 エッチング処理に際して用いる水溶液
    は、抱水ヒドラジンを1〜15モル/l、アルカリ金属
    水酸化物を0.5〜5モル/lの割合で含むものであ
    り、且つ該水溶液の液温は10〜50℃である請求項1
    記載の銅被覆アラミド基板の製造方法。
  3. 【請求項3】 触媒付与処理において施される触媒金属
    は、パラジウム、銀、銅、ニッケル、コバルトおよび金
    のうちの何れか1種である請求項1記載の金属被覆アラ
    ミド基板の製造方法。
  4. 【請求項4】 無電解めっき処理によって形成する導電
    性金属膜が銅膜であり、該銅膜と、必要に応じその後に
    行う銅被覆処理により形成される銅被覆との厚さの合計
    が0.2〜15μmである請求項1記載の銅被覆アラミ
    ド基板の製造方法。
  5. 【請求項5】 無電解めっき処理によって形成する導電
    性金属膜がニッケル、コバルトまたはそれらの合金で、
    その膜厚は0.02〜0.2μmであり、該導電性金属
    膜とその後に行われる銅被覆処理により形成される銅被
    膜との合計の厚さが0.2〜15μmである請求項1記
    載の銅被覆アラミド基板の製造方法。
  6. 【請求項6】 銅被覆処理における銅被覆の形成は、無
    電解めっき法または電気めっき法によって行われる請求
    項1記載の銅被覆アラミド基板の製造方法。
  7. 【請求項7】 ニッケル、コバルトまたはそれらの合金
    膜の不純物含有が7重量%以下である請求項5記載の銅
    被覆アラミド基板の製造方法。
JP5057696A 1993-01-05 1993-02-23 銅被覆アラミド基板の製造方法 Pending JPH06256960A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5057696A JPH06256960A (ja) 1993-01-05 1993-02-23 銅被覆アラミド基板の製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1597593 1993-01-05
JP5-15975 1993-01-05
JP5057696A JPH06256960A (ja) 1993-01-05 1993-02-23 銅被覆アラミド基板の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06256960A true JPH06256960A (ja) 1994-09-13

Family

ID=26352210

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5057696A Pending JPH06256960A (ja) 1993-01-05 1993-02-23 銅被覆アラミド基板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06256960A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6720084B2 (en) 2000-06-05 2004-04-13 Fuji Xerox Co., Ltd. Process for producing heat-resistant resin film having metallic thin film, process for producing endless belt, endless belt, and apparatus for forming image
US6893681B2 (en) 2001-09-27 2005-05-17 Fujitsu Limited Surface conductive resin, a coaxial cable, a wiring board, and process for manufacturing the same
US7022412B2 (en) 1999-11-26 2006-04-04 Hitachi, Ltd. Member having metallic layer, its manufacturing method and its application
US7054589B2 (en) 2002-08-09 2006-05-30 Fuji Xerox Co., Ltd. Fixing belt having a protective layer between a metal heating layer and a releasing layer, manufacturing method thereof, and electromagnetic induction heat-fixing device using the fixing belt
US7060349B2 (en) 2002-09-24 2006-06-13 Fuji Xerox Co., Ltd. Resin composition, process for producing the same and electrophotographic fixing member
US7431816B2 (en) 2000-12-20 2008-10-07 Fuji Xerox Co., Ltd. Method of manufacturing heat resistant resin film with metal thin film

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7022412B2 (en) 1999-11-26 2006-04-04 Hitachi, Ltd. Member having metallic layer, its manufacturing method and its application
US6720084B2 (en) 2000-06-05 2004-04-13 Fuji Xerox Co., Ltd. Process for producing heat-resistant resin film having metallic thin film, process for producing endless belt, endless belt, and apparatus for forming image
US7431816B2 (en) 2000-12-20 2008-10-07 Fuji Xerox Co., Ltd. Method of manufacturing heat resistant resin film with metal thin film
US7510744B2 (en) 2001-09-18 2009-03-31 Fuji Xerox Co., Ltd. Process for producing a resin composition and electrophotographic fixing member
US6893681B2 (en) 2001-09-27 2005-05-17 Fujitsu Limited Surface conductive resin, a coaxial cable, a wiring board, and process for manufacturing the same
US7054589B2 (en) 2002-08-09 2006-05-30 Fuji Xerox Co., Ltd. Fixing belt having a protective layer between a metal heating layer and a releasing layer, manufacturing method thereof, and electromagnetic induction heat-fixing device using the fixing belt
US7060349B2 (en) 2002-09-24 2006-06-13 Fuji Xerox Co., Ltd. Resin composition, process for producing the same and electrophotographic fixing member

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10021789B2 (en) Metal-laminated polyimide substrate, and method for production thereof
US5235139A (en) Method for fabricating printed circuits
EP1006763A2 (en) Copper foil for printed wiring board having excellent chemical resistance and heat resistance
JP2000353874A (ja) 多層プリント配線板およびその製造方法
JP3101197B2 (ja) 多層プリント配線板およびその製造方法
US6762921B1 (en) Multilayer printed-circuit board and method of manufacture
JP3615033B2 (ja) 2層フレキシブル基板の製造方法
JPH10193505A (ja) 2層フレキシブル基板の製造方法
US5770032A (en) Metallizing process
JPH06256960A (ja) 銅被覆アラミド基板の製造方法
JP2622016B2 (ja) 銅ポリイミド基板およびこれを用いたプリント配線板の製造方法
JP3166868B2 (ja) 銅ポリイミド基板の製造方法
US4976808A (en) Process for removing a polyimide resin by dissolution
US4968398A (en) Process for the electrolytic removal of polyimide resins
JPH0621157A (ja) 銅 ポ リ イ ミ ド 基 板 の 製 造 方 法
JP2001110939A (ja) 半導体パッケージ用基板とその製造方法
EP0298422B1 (en) Wiring method
US6579568B2 (en) Copper foil for printed wiring board having excellent chemical resistance and heat resistance
JPH05259611A (ja) プリント配線板の製造法
JPH07216553A (ja) 銅被覆ポリイミド基板の製造方法
JP2005023301A (ja) 接着層形成液、その液を用いた銅と樹脂の接着層の製造方法及びその積層体
JP2000151096A (ja) プリント配線板の製造方法
JPH06316768A (ja) フッ素を含有するポリイミド樹脂の無電解めっき方法
US5254156A (en) Aqueous solution for activation accelerating treatment
JPH05345637A (ja) ガラス表面へのめっきにおける前処理用エッチング液、めっき方法及びガラス基板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20040430

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040507

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20040806

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20040811

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041102

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20051115

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051214

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees