JPH09167434A - 再生装置 - Google Patents

再生装置

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JPH09167434A
JPH09167434A JP8270302A JP27030296A JPH09167434A JP H09167434 A JPH09167434 A JP H09167434A JP 8270302 A JP8270302 A JP 8270302A JP 27030296 A JP27030296 A JP 27030296A JP H09167434 A JPH09167434 A JP H09167434A
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JP
Japan
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signal
analog
digital
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read
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Application number
JP8270302A
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English (en)
Inventor
Yoshifumi Yanagawa
良文 柳川
Tadashi Kunihira
宰司 國平
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 再生時にディジタル/アナログ/未記録のモ
ード判定を正確かつ迅速に行う再生装置を提供する。 【解決手段】 記録媒体に記録されたディジタル信号お
よびアナログ信号を含む信号を読み出す信号読み出し部
と、前記記録媒体に記録され、前記記録媒体の走行速度
を表す時間モードを示す情報を含む制御信号を読み出す
制御信号読み出し部と、前記制御信号読み出し部からの
出力に基づいて前記時間モードを判定する第1判定部
と、前記第1判定部によって時間モードが判定された後
に、前記信号読み出し部によって読み出された前記信号
がディジタル信号であるか、アナログ信号であるかを判
定する第2判定部とを備える、再生装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は再生装置、特にディ
ジタル信号またはアナログ信号を再生するVTRに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、アナログ信号の再生を行うVTR
(VHS−VTR、8mm−VTR)が製品化されてお
り、また、ディジタル信号を再生するVTRも開発され
てきている。以下に、上記した従来の再生装置の一例に
ついて説明する。
【0003】従来のアナログ信号を再生する再生装置に
おいて、磁気テープに記録されているFM輝度信号と低
域変換搬送色信号との周波数多重映像信号は、磁気ヘッ
ドにより再生され、映像プリアンプで増幅される。映像
プリアンプの出力は高域フィルタ及び低域フィルタによ
り、FM輝度信号及び低域変換搬送色信号に分離され
る。再生輝度処理回路はFM輝度信号に対し、リミッタ
処理、ドロップアウト補正、FM復調処理、デエンファ
シス、デビエーション調整、低域フィルタリング、ノイ
ズキャンセル処理を行い、再生輝度信号を得る。一方、
再生クロマ処理回路は低域変換色信号に対し、AGC処
理、バーストデエンファシス、周波数高域変換、カラー
キラー処理を行い、再生搬送色信号に戻す。そして、加
算器で再生輝度信号と再生搬送色信号を加算合成し、再
生映像信号として出力端子に出力する。
【0004】また、磁気テープに深層記録方式で記録さ
れているFM音声信号は磁気ヘッドにより再生され、音
声プリアンプで増幅され、帯域通過フィルタにより、左
FM音声信号と右FM音声信号とに分離される。さら
に、これらの信号は再生FM音声処理回路により、復調
処理、ドロップアウト補正、低域フィルタリング、ノイ
ズリダクション処理され、再生音声信号として出力端子
に出力される。
【0005】以上のようにして、アナログ映像及び音声
信号の再生を行うことができる。
【0006】次に、従来のディジタル信号再生装置で
は、磁気テープに記録されている信号は磁気ヘッドによ
り再生され、再生アンプで増幅された後、再生ディジタ
ル信号処理回路へ入力される。再生ディジタル信号処理
回路では、再生イコライズ、AGC処理、チャンネルデ
コーディング、誤り訂正符号の復号および誤り訂正処理
が行われ、出力端子に再生ディジタル信号が出力され
る。ここで、再生ディジタル信号は例えば、映像及び音
声をMPEG(Moving Picture Experts Group)規格に
基づいて圧縮したMPEG信号であり、この信号をMP
EGデコーダで処理することにより、映像及び音声出力
信号を得ることができる。
【0007】以上のようにして、ディジタル信号の再生
を行うことが可能である。
【0008】現在、家庭用VTRではVHS方式のよう
なアナログ信号の記録再生が主流であるが、ディジタル
放送等が開始されると、ディジタル信号を記録できるV
TRが必要になる。そこで、アナログ信号及びディジタ
ル信号をひとつのVTRで再生するには、上記アナログ
信号処理回路及びディジタル信号処理回路を備えること
により可能となる。さらに、機構部品の簡略化や利便性
の向上のため、ディジタル信号を記録するカセットテー
プとアナログ信号を記録するカセットテープの形状を略
同一とすることにより、ひとつのカセットテープからア
ナログ信号及びディジタル信号を再生することができ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の再生装置では、同一もしくは同種類のカセッ
トテープにディジタル信号とアナログ信号を混在させて
記録再生するので、再生時にディジタル信号/アナログ
信号のどちらの信号が記録されているのか判別できなく
なり、再生装置のディジタル信号処理系/アナログ信号
処理系のどちらを動作させればよいのかわからないとい
う問題点を有していた。
【0010】本発明は、上記問題点に鑑み、再生時にデ
ィジタル信号或いはアナログ信号のいずれが磁気テープ
上に記録されているかまたは未記録なのかを正確かつ迅
速に判定可能な再生装置を提供することを目的とするも
のである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の再生装置は、記
録媒体に記録されたディジタル信号およびアナログ信号
を含む信号を読み出す信号読み出し部と、前記記録媒体
に記録され、前記記録媒体の走行速度を表す時間モード
を示す情報を含む制御信号を読み出す制御信号読み出し
部と、前記制御信号読み出し部からの出力に基づいて前
記時間モードを判定する第1判定部と、前記第1判定部
によって時間モードが判定された後に、前記信号読み出
し部によって読み出された前記信号がディジタル信号で
あるか、アナログ信号であるかを判定する第2判定部と
を備えており、そのことにより上記目的を達成すること
ができる。
【0012】ある実施形態では、前記制御信号読み出し
部からの出力に基づいて前記記録媒体に前記信号が記録
されているか否かを判定する未記録判定部をさらに備え
ている。
【0013】ある実施形態では、前記第2判定部が、前
記信号読み出し部によって読み出された前記信号がディ
ジタル信号であることを検出しディジタル信号検出信号
を出力するディジタル信号検出部を含んでいる。
【0014】ある実施形態では、前記ディジタル信号検
出部は、前記信号読み出し部が読み出している前記信号
がディジタル信号であるかアナログ信号であるかにかか
わらず常時動作する。
【0015】ある実施形態では、前記第2判定部は、前
記信号読み出し部によって読み出された前記信号がアナ
ログ信号であることを検出しアナログ信号検出信号を出
力するアナログ信号検出部を含んでいる。
【0016】ある実施形態では、前記アナログ信号検出
部は、前記信号読み出し部が読み出している前記信号が
ディジタル信号であるかアナログ信号であるかにかかわ
らず常時動作する。
【0017】ある実施形態では、前記第2判定部は、前
記信号読み出し部によって読み出された前記信号がディ
ジタル信号であることを検出しディジタル信号検出信号
を出力するディジタル信号検出部と、前記信号読み出し
部によって読み出された前記信号がアナログ信号である
ことを検出しアナログ信号検出信号を出力するアナログ
信号検出部とを含んでいる。
【0018】ある実施形態では、前記記録媒体は、前記
ディジタル信号が記録されたディジタル信号記録領域
と、前記アナログ信号が記録されたアナログ信号記録領
域と前記信号が記録されていない未記録領域のうち少な
くとも一方の領域とを有し、前記制御信号は、前記ディ
ジタル信号に対して単一の時間モードを示す情報を含
み、前記第2判定部は、前記制御信号読み出し部が読み
出す領域が第1の領域である前記ディジタル信号記録領
域から前記第1の領域とは異なる第2の領域に移行した
場合に、前記第2の領域において読み出された前記制御
信号に基づいて前記信号読み出し部によって読み出され
た前記信号がアナログ信号であるか否かの判定を行う。
【0019】ある実施形態では、前記記録媒体は、前記
ディジタル信号が記録されたディジタル信号記録領域
と、前記アナログ信号が記録されたアナログ信号記録領
域と前記信号が記録されていない未記録領域のうち少な
くとも一方の領域とを有し、前記制御信号は、前記アナ
ログ信号に対して単一の時間モードを示す情報を含み、
前記第2判定部は、前記制御信号読み出し部が読み出す
領域が第1の領域である前記アナログ信号記録領域から
前記第1の領域とは異なる第2の領域に移行した場合
に、前記第2の領域において読み出された前記制御信号
に基づいて前記信号読み出し部によって読み出された前
記信号がディジタル信号であるか否かの判定を行う。
【0020】ある実施形態では、前記制御信号は、前記
ディジタル信号または前記アナログ信号のいずれか一方
を再生する時間モードを示す確定時間モード情報を含
み、前記第1判定部は、前記時間モード情報を前記第2
判定部に出力し、前記第2判定部は、前記第1判定部か
ら入力された前記時間モード情報が前記確定時間モード
情報であった場合、前記確定時間モード情報に基づいて
前記信号読み出し部によって読み出された前記信号がデ
ィジタル信号であるか、アナログ信号であるかを判定す
る。
【0021】ある実施形態では、前記ディジタル信号検
出部は、前記信号読み出し部によって読み出された前記
信号の誤り訂正符号の復号を行い、読み出し誤りを示す
エラーフラグを出力する誤り訂正符号復号部と、前記エ
ラーフラグに基づいて前記読み出された信号がディジタ
ル信号であることを検出し前記ディジタル信号検出信号
を出力するエラーフラグ検出部とを含んでいる。
【0022】ある実施形態では、前記ディジタル信号検
出部は、前記信号読み出し部によって読み出された前記
信号を復号し復号化信号を出力するチャネル復号部と、
前記復号化信号に含まれる同期信号の検出に基づいて前
記読み出された信号がディジタル信号であることを検出
し前記ディジタル信号検出信号を出力する同期信号検出
部とを含んでいる。
【0023】ある実施形態では、前記アナログ信号検出
部は、前記信号読み出し部によって読み出された前記信
号の再生エンベロープのレベルを検出することにより前
記アナログ信号検出信号を出力する。
【0024】ある実施形態では、前記アナログ信号検出
部は、前記信号読み出し部によって読み出された前記信
号がアナログ映像信号であることを検出し前記アナログ
信号検出信号を出力するアナログ映像信号検出部を含ん
でいる。
【0025】ある実施形態では、前記アナログ映像信号
検出部は、前記信号読み出し部によって読み出された前
記信号が前記アナログ映像信号である場合のエンベロー
プのレベルを検出することにより前記アナログ信号検出
信号を出力する。
【0026】ある実施形態では、前記アナログ信号検出
部は、前記信号読み出し部によって読み出された前記信
号がアナログ音声信号であることを検出し前記アナログ
信号検出信号を出力するアナログ音声信号検出部を含ん
でいる。
【0027】ある実施形態では、前記アナログ音声信号
検出部は、前記信号読み出し部によって読み出された前
記信号が前記アナログ音声信号である場合のエンベロー
プのレベルを検出することにより前記アナログ信号検出
信号を出力する。
【0028】ある実施形態では、前記アナログ信号は、
アナログ映像信号とアナログ音声信号を含み、前記信号
読み出し部は、前記アナログ映像信号を読み出す第1の
磁気ヘッドと、前記アナログ音声信号を読み出す第2の
磁気ヘッドと、前記ディジタル信号を読み出す第3の磁
気ヘッドとを含み、第2の磁気ヘッドと第3の磁気ヘッ
ドは同一の磁気ヘッドである。
【0029】ある実施形態では、前記信号読み出し部
は、複数の前記時間モードそれぞれに対応して磁気テー
プに記録された前記信号を読み出すためのギャップ幅が
それぞれ異なる複数の磁気ヘッドを含み、前記第2判定
部は、ギャップ幅の最も広い前記磁気ヘッドにより読み
出された信号に基づいて前記信号読み出し部によって読
み出された前記信号がディジタル信号であるか、アナロ
グ信号であるかを判定する。
【0030】ある実施形態では、前記記録媒体は前記信
号が記録された第1の信号記録領域と、前記第1の信号
記録領域に隣接し前記信号が記録されていない未記録領
域と、前記未記録領域に隣接した第2の信号記録領域を
有しており、前記信号読み出し部によって読み出された
前記信号がディジタル信号であるかアナログ信号である
かについての前記第2判定部における再生モード判定結
果を記憶する再生モード記憶部を備え、前記未記録判定
部は、判定結果を前記第2判定部に出力し、前記第2判
定部は、前記信号読み出し部が前記第1の信号記録領域
上で前記信号の読み出しを行い、前記未記録判定部から
未記録でないとの判定結果を受けた場合、前記再生モー
ド判定結果を前記再生モード記憶部に記憶し、また、前
記第2判定部は、前記信号読み出し部が読み出す領域が
前記第1の信号記録領域から前記未記録領域に移行し、
前記未記録判定部から未記録であるとの判定結果を受け
た場合、前記再生モード記憶部の内容を更新せずに前の
内容を保持し、さらに、前記第2判定部は、前記信号読
み出し部が読み出す領域が前記未記録領域から前記第2
の信号記録領域に移行し、前記信号読み出し部は前記第
2の信号記録領域上で前記信号の読み出しを行い、前記
未記録判定部から未記録でないとの判定結果を受けた場
合、前記第2の信号記録領域から読み出された前記信号
が前記再生モード記憶部に記憶された前記再生モード判
定結果と同じ再生モードかどうかを判定する。
【0031】ある実施形態では、前記記録媒体は前記信
号が記録された第1の信号記録領域と、前記第1の信号
記録領域に隣接し前記信号が記録されていない未記録領
域と、前記未記録領域に隣接した第2の信号記録領域を
有しており、前記第1判定部によって判定された時間モ
ード判定結果を記憶する時間モード記憶部を備え、前記
未記録判定部は、判定結果を前記第1判定部に出力し、
前記第1判定部は、前記信号読み出し部が前記第1の信
号記録領域上で前記信号の読み出しを行い、前記未記録
判定部から未記録でないとの判定結果を受けた場合、前
記時間モード判定結果を前記時間モード記憶部に記憶
し、また、前記第1判定部は、前記信号読み出し部が読
み出す領域が前記第1の信号記録領域から前記未記録領
域に移行し、前記未記録判定部から未記録であるとの判
定結果を受けた場合、前記時間モード記憶部の内容を更
新せずに前の内容を保持し、さらに、前記第1判定部
は、前記信号読み出し部が読み出す領域が前記未記録領
域から前記第2の信号記録領域に移行し、前記信号読み
出し部は前記第2の信号記録領域上で前記信号の読み出
しを行い、前記未記録判定部から未記録でないとの判定
結果を受けた場合、前記第2の信号記録領域から読み出
された前記信号が前記時間モード記憶部に記憶された前
記時間モード判定結果と同じ時間モードかどうかを判定
する。
【0032】本発明の再生装置は、磁気テープ上に形成
されたトラックに記録されたディジタル信号およびアナ
ログ信号を含む信号を読み出す信号読み出し部と、前記
磁気テープに記録され、前記信号の読み出しと同時に、
前記磁気テープの走行速度を表す時間モードを示す情報
を含む制御信号を読み出す制御信号読み出し部と、前記
制御信号読み出し部からの出力に基づいて前記磁気テー
プに前記信号が記録されているか否かを判定する未記録
判定部と、前記制御信号読み出し部からの出力に基づい
て前記時間モードを判定する第1判定部と、前記第1判
定部によって時間モードが判定された後に、前記信号読
み出し部によって読み出された前記信号がディジタル信
号であるか、アナログ信号であるかを判定する第2判定
部と、前記信号がディジタル信号である場合は、前記信
号と前記制御信号とは第1の位相関係を保ち、前記信号
がアナログ信号である場合は、前記信号と前記制御信号
とは前記第1の位相関係とは異なる第2の位相関係を保
ち、前記信号読み出し部によって読み出された前記信号
がディジタル信号であるかどうかの判定を前記第2判定
部が行う前に前記第1の位相関係となるようにテープの
走行を制御し、前記信号読み出し部によって読み出され
た前記信号アナログ信号であるかどうかの判定を前記第
2判定部が行う前に前記第2の位相関係となるようテー
プの走行を制御を行う位相制御部を備えており、そのこ
とにより上記目的を達成することができる。
【0033】本発明の再生装置は、磁気テープ上に斜め
に形成されたトラックをスキャンすることによって、前
記磁気テープ上に記録されたディジタル信号およびアナ
ログ信号を含む信号を読み出す磁気ヘッドを搭載した回
転シリンダを含む信号読み出し部と、前記磁気テープの
走行速度を制御するテープ走行速度制御部と、前記ディ
ジタル信号を読み出す所定のテープ走行速度とは異なる
テープ走行速度でテープを走行させる指示を前記テープ
走行速度制御部に出力し、前記信号読み出し部によって
読み出された前記信号がディジタル信号であるか、アナ
ログ信号であるかを判定する再生モード判定部とを備え
ており、そのことにより上記目的を達成することができ
る。
【0034】ある実施形態では、前記再生モード判定部
が前記テープ走行速度制御部に出力する前記テープ走行
速度指示は、前記ディジタル信号を読み出す所定のテー
プ走行速度の中で最も速い速度の2倍である。
【0035】本発明の再生装置は、磁気テープ上に斜め
に形成されたトラックをスキャンすることによって、前
記磁気テープ上に記録されたディジタル信号およびアナ
ログ信号を含む信号を読み出す磁気ヘッドを搭載した回
転シリンダを含む信号読み出し部と、前記磁気テープの
走行、停止を制御するテープ走行制御部と、前記テープ
走行制御部にテープ走行停止指示を出力し、前記信号読
み出し部によって読み出された信号に基づき、記録され
ている信号がディジタル信号であるか、アナログ信号で
あるかを判定する再生モード判定部とを備えており、そ
のことにより上記目的を達成することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。
【0037】図1は本発明の第1の実施形態における再
生装置のブロック図を示すものである。図1において、
1は磁気テープ、2は回転シリンダ、3はRアジマス角
を有する第1の磁気ヘッド、4はLアジマス角を有する
第1の磁気ヘッド、5はRアジマス角を有する第2の磁
気ヘッド、6はLアジマス角を有する第2の磁気ヘッ
ド、7はコントロールヘッド、8はキャプスタンモー
タ、9はピンチローラ、10は第1のポスト、11は第
2のポスト、12は時間モード/未記録判定部、13は
テープ走行制御部、14は第1のスイッチ、15はアナ
ログ映像の処理と検出を行うアナログ映像信号処理ブロ
ック、16はアナログ音声の処理と検出を行うFM音声
信号処理ブロック、17はディジタル信号の処理と検出
を行うディジタル信号処理ブロック、18はディジタル
/アナログ検出部、19は第2のスイッチ、20は第3
のスイッチ、21は第4のスイッチ、22は映像信号出
力端子、23は音声信号出力端子、24はディジタル信
号出力端子である。ディジタル/アナログ判定部29
は、アナログ映像信号処理ブロック15、FM音声信号
処理ブロック16、ディジタル信号処理ブロック17、
ディジタル/アナログ検出部18を含んでいる。
【0038】ここで、第1の磁気ヘッド3及び4はアナ
ログ映像信号用のヘッド(例えば、アジマス角±6度)
であり、第2の磁気ヘッド5及び6はFM音声信号及び
ディジタル信号用のヘッド(例えば、アジマス角±30
度)である。各々の磁気ヘッドは回転シリンダ2上に取
り付けられており、回転シリンダ2には磁気テープ1が
第1のポスト10と第2のポスト11により斜めに巻回
されており、磁気テープ1に斜めに形成されたトラック
をスキャンして記録された信号を読み出す。ここで、第
2の磁気ヘッド5、6はディジタル信号/FM音声信号
共用ヘッドとしたが、各々に個別のヘッドを設けても良
い。
【0039】また、磁気テープ1上にテープ走行方向と
平行に形成されたリニア記録領域に記録されたコントロ
ール信号は磁気テープ1のテープパス上に固定されたコ
ントロールヘッド7(固定ヘッド)で再生され、再生コ
ントロール信号として、時間モード/未記録判定部12
およびテープ走行制御部13に入力される。時間モード
/未記録判定部12は再生コントロール信号の有無によ
り、未記録か否かを判定し、未記録でないときには、再
生コントロール信号の周期により磁気テープ1を記録し
たときのテープ走行速度を示す時間モードを判定する。
(時間モード/未記録の判定方法の詳細は後述) そして、テープ走行制御部13は、時間モード/未記録
判定部12より時間モードの情報を得て、キャプスタン
モータ8のFG信号及びコントロールヘッド7の再生コ
ントロール信号を用いてキャプスタンモータ8を制御
し、磁気テープ1を記録時と略等しい速度・位相で走行
させる。ここで、オートトラッキング等により磁気テー
プ1の位相を調整しても良い。
【0040】よって、キャプスタンモータ8とピンチロ
ーラ9により磁気テープ1が所望の速度・位相で走行
し、さらに回転シリンダが所定の回転速度で回転するこ
とによって、各々の磁気ヘッドは磁気テープ1上をヘリ
カルスキャンする。ここで、本実施形態ではディジタル
信号再生時とアナログ信号再生時で回転シリンダ2の回
転数は同一として説明する。もちろん、ディジタル信号
再生時とアナログ信号再生時で回転シリンダ2の回転数
は異なっていても良く、磁気テープ1の走行速度に対し
て1対1に回転シリンダ2の回転数が決まっているとき
には、後述する時間モード/未記録判定処理中で磁気テ
ープ1の走行速度を指令すると同時にシリンダ2の回転
数を設定すればよいし、同一の磁気テープ走行速度で回
転数が異なっているときには第3の実施形態で述べる方
法により設定すればよい。
【0041】図14(a)はFM音声信号記録時のトラ
ックパターン、(b)は本実施形態におけるディジタル
信号記録時のトラックパターンである。実際にはヘリカ
ルスキャンされるトラック51は磁気テープ1上に斜め
に形成されているが、ここでは簡略化して表している。
図14(a)、(b)において、磁気テープ1上のリニ
ア記録領域50にはコントロール信号が記録されてお
り、コントロール信号とRまたはLアジマス角のトラッ
ク51との位相は、FM音声信号記録時とディジタル信
号記録時で同一である。よって、アナログ信号再生時及
びディジタル信号再生時において、テープ走行制御部1
3により磁気テープ1の位相を変えることなく、第2の
磁気ヘッド5、6は正確に記録トラック上をトレースし
記録信号を再生できる。
【0042】次に、アナログ信号を再生する場合の信号
処理について述べる。
【0043】磁気テープ1上に記録されたアナログ映像
信号は、第1の磁気ヘッド3及び4により再生され、ア
ナログ映像信号処理ブロック15により復調され、再生
映像信号を得る。また、ディジタル/アナログ検出部1
8はアナログ信号であることを検出し(検出方法は後
述)、第1のスイッチ14を切り換え、第2の磁気ヘッ
ド5及び6の出力をFM音声信号処理ブロック16へ送
る。よって、磁気テープ1上に深層記録されたFM音声
信号は、FM音声信号処理ブロック16で復調され再生
音声信号を得る。そして、ディジタル/アナログ検出部
18の出力により、第2のスイッチ19及び第3のスイ
ッチ20が切り換えられ、再生映像信号及び再生音声信
号が各々映像信号出力端子22及び音声信号出力端子2
3に出力される。ここで、アナログ信号を記録再生する
複数の時間モード(例えば、SP、LP、EPモード)
を有する場合には各々の時間モードに対して専用の磁気
ヘッドを用いても良いし、いくつかの磁気ヘッドで兼用
しても良い。
【0044】また、ディジタル信号を再生する場合に
は、ディジタル/アナログ検出部18により第1のスイ
ッチ14が切り換えられ、第2の磁気ヘッド5及び6の
出力がディジタル信号処理ブロック17へ送られ、復調
されて再生ディジタル信号を得る。さらに、ディジタル
/アナログ検出部18により第4のスイッチ21が切り
換えられ、ディジタル信号出力端子24に再生ディジタ
ル信号を出力する。
【0045】ここで、第1のスイッチ14を切り換え
て、第2の磁気ヘッド5及び6の出力をFM音声信号処
理ブロック16またはディジタル信号処理ブロック17
へ入力するとしたが、FM音声信号再生時とディジタル
信号再生時で信号処理回路の一部(例えば、プリアンプ
等)を共用し、各々別の処理を行う手前にスイッチを設
け信号を切り換えても良い。さらに、第1のスイッチ1
4を用いず、第2の磁気ヘッド5及び6の出力をFM音
声信号処理ブロック16及びディジタル信号処理ブロッ
ク17の両方へ入力することも可能であり、ディジタル
/アナログ判定時等でのスイッチの切り換えを省くこと
ができる。
【0046】次に、時間モード/未記録判定の処理につ
いて図2を用いて説明する。
【0047】図2は時間モード/未記録判定部12にお
ける時間モード/未記録判定処理の一例を説明する処理
フローである。ここでは、3種類のテープ速度で記録再
生が可能であり、この各々に対応して時間モードも、S
P(Standard Play)、EP(Extended Play)、LP(Long
Play)の3種類存在し、SP、EPモードではアナログ
信号の記録再生のみが、LPモードではディジタル信号
とアナログ信号の記録再生が可能であるとする。
【0048】まず、カセットテープをVTRに挿入し、
使用者が再生を指示した場合を例にとり説明する。ま
ず、VTR全体の制御部(図示せず)からテープ再生の
指示を受けた時間モード/未記録判定部12は、ステッ
プ30で磁気テープ1を走行させるため、テープ走行制
御部13に対し、例えば、SPモードでのテープ走行指
令を出す。時間モード/未記録判定部12は、磁気テー
プ1の走行が安定したときに、ステップ31でコントロ
ール信号の有無を検出し、単なるコントロール信号の一
時的な抜けでなく、磁気テープ1上にコントロール信号
が記録されていないことを検出した場合には、磁気テー
プ1は未記録(未記録モード)であると判定し、ステッ
プ38でテープ走行制御部13及びディジタル/アナロ
グ検出部18に通知する。コントロール信号が記録され
ている場合には、時間モード/未記録判定部12は、ス
テップ32、34、36で再生されたコントロール信号
の周期を検出して時間モードを判定し、どの時間モード
でもないときには、異常モードであると判定し、ステッ
プ39で異常モードであることをテープ走行制御部13
及びディジタル/アナログ検出部18に通知する。ここ
で、SP、EP、LPモードの判定順序は任意であり、
例えば、ディジタル信号の再生を迅速に行いたい場合に
はLPモードから判定すればよい。そして、時間モード
が判定された場合には、ステップ33、35、37でテ
ープ走行制御部13に対し、判定された時間モードで磁
気テープ1を走行させるようにテープ走行制御部13に
対し指令を出す。次に、ディジタル信号及びアナログ信
号の記録再生が可能な時間モード(本実施形態ではLP
モード)ではディジタル/アナログ検出部18に対し、
ステップ40で再生信号がディジタル/アナログのいず
れであるかの検出を指示する。ここでは、ディジタル及
びアナログ信号を記録可能な時間モードはLPモードの
みとしたが、複数の時間モードでディジタル及びアナロ
グ記録再生可能な場合でも同様にして時間モード判定及
び処理を行う。
【0049】また、他の時間モード(SP、EPモー
ド)ではディジタル信号の記録再生が行われないので、
時間モード/未記録判定部12は、ステップ41でディ
ジタル/アナログ検出部18に対しアナログ信号の再生
処理(アナログモード)を指示する。図2には示してい
ないが、ディジタル信号の記録再生のみを行う時間モー
ドを有し、この時間モードであると判定されたときに
は、ディジタル/アナログ検出部18に対し、ディジタ
ル信号の再生処理(ディジタルモード)を指示すればよ
い。
【0050】このように、アナログ信号またはディジタ
ル信号のいずれかのみを記録再生する時間モード(本実
施形態ではSP、EPモード)では、コントロール信号
を用いて磁気テープに記録された信号がディジタル信号
かアナログ信号かを判定することにより、ディジタル/
アナログ判定を迅速に行うことができる。
【0051】次に、ディジタル/アナログ検出処理につ
いて説明する。
【0052】図3は、ディジタル/アナログ検出部18
における処理フローの一例を示したものである。ディジ
タル/アナログ検出部18は時間モード/未記録判定部
12の出力より、磁気テープ1の状態が未記録である
か、ディジタル信号が記録されているか、アナログ信号
が記録されているか、ディジタル信号またはアナログ信
号のいずれかが記録されているか、或いは異常モードで
あるかを知ることができる。よって、ディジタル/アナ
ログ検出部18は図3に示すように、ステップ61、6
3、65、68において、時間モード/未記録判定部1
2からの情報に基づいて判断する。ディジタルモードの
指示があれば(ステップ61)、ディジタル/アナログ
検出部18はスイッチ14を切り換えて第2の磁気ヘッ
ド5、6の出力をディジタル信号処理ブロック17に入
力し、ステップ62でディジタル信号が正常に再生でき
ているかどうかをディジタル信号処理ブロック17の出
力するディジタル信号検出信号または再生ディジタル信
号に基づいて確認し、正常に再生できていればステップ
69でディジタルモード処理を行う。ディジタルモード
処理では、ディジタル/アナログ検出部18は、第4の
スイッチ21を切り換え、ディジタル信号処理ブロック
17の出力(再生されたディジタル信号)がディジタル
信号出力端子24に出力される。
【0053】また、アナログモードの指示があるときに
は、ディジタル/アナログ検出部18は、まず、スイッ
チ14を切り換えて第2の磁気ヘッド5、6の出力をF
M音声信号処理ブロック16に入力する。そして、ステ
ップ64においてアナログ映像信号処理ブロック15の
出力するアナログ映像信号検出信号、再生映像信号、F
M音声信号処理ブロック16が出力するアナログ音声信
号検出信号、再生音声信号等を用いて、アナログ信号が
正常に再生できているかを確認し、再生できていればス
テップ70にてアナログモード処理を行う。このアナロ
グモード処理では、ディジタル/アナログ検出部18
は、スイッチ19、スイッチ14及びスイッチ20を切
り換え、映像及び音声の再生されたアナログ信号がそれ
ぞれ映像信号出力端子22及び音声信号出力端子23へ
出力される。
【0054】次に、ステップ65にて時間モード/未記
録判定部12より、ディジタル/アナログ検出の指示が
あると判断されたときには、ディジタル/アナログ検出
部18は、第2の磁気ヘッド5、6の出力がディジタル
信号処理ブロック17へ入力されるようにスイッチ14
を切り換え、ステップ66でディジタル信号処理ブロッ
ク17の出力するディジタル信号検出信号によりディジ
タル信号が磁気テープ1に記録されているかを判定し、
ディジタル信号であると判定した場合は、ステップ62
で再生された信号がディジタル信号であることを確認
し、ステップ69でディジタルモードの信号処理を行
う。
【0055】また、ディジタル/アナログ検出部18
は、ステップ66でディジタル信号ではないと判定した
ときには、スイッチ14を切り換えて第2の磁気ヘッド
5、6の出力をFM音声信号処理ブロック16に入力
し、ステップ67でアナログ信号検出信号(アナログ映
像信号検出信号及びアナログ音声信号検出信号)により
アナログ信号が磁気テープ1に記録されているかを判定
し、アナログ信号と判定した場合には、ステップ64で
アナログ信号が再生されていることを確認した後、ステ
ップ70でアナログモード処理を行う。ここで、アナロ
グ信号かどうかの判定を行ってからディジタル信号かど
うかの判定を行っても良い。
【0056】一方、ディジタルモードの指示があるのに
ディジタル再生信号がない場合、アナログモードの指示
があるのにアナログ信号を再生できない場合、ディジタ
ル/アナログ検出の指示があるのにいずれの信号も再生
できない場合、さらに、時間モード/未記録判定部12
から指示がないときには、ディジタル/アナログ検出部
18は、ステップ71で異常モードであることを時間モ
ード/未記録判定部12に通知し異常モード処理を行
う。異常モード処理ではスイッチ19、20、21をO
FFに切り換え、各信号処理ブロック15、16、17
の出力を各出力端子22、23、24に出力させない。
また、時間モード/未記録判定部12から未記録または
異常モードの通知がある時(ステップ68)にもステッ
プ72でスイッチ19、20、21を切り換え、各信号
処理ブロック15、16、17の出力を各出力端子2
2、23、24に出力させない。
【0057】ここで、ディジタル/アナログ検出部18
が時間モード/未記録判定部12に異常モードであるこ
とを通知したとき、時間モード/未記録判定部12はも
う一度時間モード/未記録の判定を行っても良いし、異
常モードを認識し、例えば直前の時間モードを保持して
磁気テープ1を走行させても良い。
【0058】なお、ディジタル信号及びアナログ信号の
確認は必須のものではなく、ステップ62、64はなく
ても良い。
【0059】以上のように、ディジタル信号検出信号に
より磁気テープに記録された信号がディジタル信号か否
かを判定し、アナログ信号検出信号により磁気テープに
記録された信号がアナログ信号か否かを判定することに
より、ディジタル/アナログの判定を確実にできる。
【0060】また、FM音声信号の再生とディジタル信
号の再生を同一の磁気ヘッドで行い、コントロール信号
に基づき時間モード及び未記録を判定し、安定した走行
状態になった後、磁気テープに記録された信号がディジ
タル信号かアナログ信号かを判定することにより、簡単
な構成でディジタル信号及びアナログ信号が記録された
磁気テープを再生できる。
【0061】そして、アナログ映像信号検出信号のみを
アナログ信号検出信号とする構成も可能である。この場
合、アナログ信号検出信号生成用にアナログ映像用ヘッ
ド(第1の磁気ヘッド)を、ディジタル信号検出信号生
成用にディジタル/FM音声共用ヘッド(第2の磁気ヘ
ッド)を専用化でき、FM音声信号処理系を動作させる
必要がなくなるので、ノイズの混入を少なくでき、ディ
ジタル/アナログ判定をより正確にできる。また、ディ
ジタル/アナログ検出時に第1のスイッチ14を切り換
える必要がなくなり、ディジタル検出とアナログ検出を
略同時に行うことが可能になる。
【0062】さらに、アナログ音声信号検出信号のみを
アナログ信号検出信号とする構成も可能である。この場
合、再生されたFM音声信号とディジタル信号でディジ
タル/アナログ判定を行い、ディジタル信号/FM音声
信号共用ヘッドのみでディジタル/アナログ判定が可能
となり、アナログ映像信号処理系を動作させる必要がな
くなり、判定時のノイズの混入防止や省電力化の効果が
ある。
【0063】なお、本実施形態ではアナログモードを検
出する信号として、アナログ映像信号検出信号及びアナ
ログ音声信号検出信号を用いたが、どちらか一方のみを
用いることも可能である。例えば、FM音声信号が記録
されていない可能性のある場合やディジタル記録されて
いる信号によりFM音声信号検出が不正確になる場合等
ではアナログ映像信号検出信号のみをアナログ信号検出
信号として用いることにより検出精度を向上することが
可能である。
【0064】また、ディジタル/アナログ検出指示があ
るときは、ディジタル及びアナログ信号検出信号により
検出し各々判定されたモードの処理を行うとしたが、デ
ィジタル/アナログ検出はディジタルまたはアナログ信
号の再生エンベロープのレベル検出等で行い、ディジタ
ル/アナログ判定後、再生されたディジタル信号または
アナログ信号を用いてより厳密に確認を行うことも可能
であり、判定後に確認処理が必要にはなるが迅速かつ正
確な判定が可能となる。
【0065】さらに、アナログ/ディジタル判定時及び
確認時にトラッキング調整を行うことも可能であり、オ
ートトラッキング等によりトラッキングを調整した後判
定及び確認をしても良いし、判定後にディジタル/アナ
ログの確認が必要にはなるが、判定時にはオートトラッ
キングを行わず確認時にオートトラッキングをすること
によりディジタル/アナログ判定を高速化しても良い。
【0066】また、再生音声信号はFM音声信号を再生
したものであるとしたが、リニアトラックに記録される
リニア音声信号等他の音声信号の再生が可能なときに
は、その信号を再生音声信号として出力しても良く、こ
の時ディジタル/アナログ検出でアナログ信号検出信号
として、この音声信号のレベルを検出したもの等を使用
しても良い。
【0067】そして、第1のスイッチ14を用いず、第
2の磁気ヘッド5及び6の出力をFM音声信号処理ブロ
ック16及びディジタル信号処理ブロック17の両方へ
入力することも可能であり、これによって構成を簡単に
できる。
【0068】次に、ディジタル信号検出信号を生成する
処理の例を図4、図5を用いて説明する。
【0069】図4はディジタル信号処理ブロック17の
処理の一例を示すブロック図である。第2の磁気ヘッド
5、6の出力は、第1のスイッチ14を経てディジタル
信号処理ブロック17に入力され、再生アンプ101に
より増幅され、再生イコライズ及びAGC処理回路10
2、チャンネルデコーディング回路103により信号処
理された後、誤り訂正復号器104によって復号が行わ
れ、再生信号の誤りが訂正される。また、誤り訂正復号
器104は、復号されたディジタル信号を第4のスイッ
チ21に出力し、エラーフラグ検出器105に対して再
生信号の誤りを示すエラーフラグを出力し、エラーフラ
グ検出器105はエラーフラグの入力状況に基づいて再
生状態を検出して(例えば、単位時間当たりのエラーフ
ラグの数を計測して所定の数より少なければ正常である
と判定する)正常にディジタル信号が再生できていると
きにはディジタル信号検出信号をディジタル/アナログ
検出部18へ出力する。このとき、ディジタル信号検出
信号生成部は再生アンプ101、再生イコライズ及びA
GC処理回路102、チャンネルデコーディング回路1
03、誤り訂正復号器104及びエラーフラグ検出器1
05で構成される。
【0070】また、図5に示すように、チャンネルデコ
ーディング回路103から信号を取り出し、シンク検出
回路106でディジタル信号の同期信号を検出し同期信
号の周期をチェックして正しく同期信号が再生できてい
るかを判定し、この結果をディジタル信号検出信号とし
て出力することも可能である。このとき、ディジタル信
号検出信号生成部は再生アンプ101、再生イコライズ
及びAGC処理回路102、チャンネルデコーディング
回路103及びシンク検出回路106で構成される。
【0071】さらに、再生アンプ101の出力信号のエ
ンベロープレベルを検出することによりディジタル信号
検出信号を生成しても良い。
【0072】なお、誤り訂正復号器104の後にディジ
タル信号デコーダ回路を設け、アナログ映像信号および
音声信号に変換して第4のスイッチ21に出力するよう
に構成しても良い。
【0073】次に、アナログ信号検出信号について説明
する。アナログ信号検出信号はアナログ映像信号検出信
号とアナログ音声信号検出信号の2つからなり、磁気テ
ープ1に記録されているアナログ信号が正常に再生でき
ているかをどちらか一方または両方の信号によりディジ
タル/アナログ検出部18で検出する。図6はアナログ
映像信号検出信号の生成処理を示すアナログ映像信号処
理ブロック15の構成の一例である。第1の磁気ヘッド
3、4の出力はプリアンプ111で増幅され、高域フィ
ルタ112で再生輝度信号が、低域フィルタ113で再
生クロマ信号が分離され、各々、再生輝度信号処理回路
114及び再生クロマ信号処理回路115で復調され、
加算器117で加算合成され、第2のスイッチ19に出
力される。ここで、映像エンベロープ検出器116は、
低域フィルタ113の出力エンベロープレベルを検出
し、アナログ映像信号が正常に再生できているときには
アナログ映像信号検出信号を出力する。このとき、アナ
ログ信号検出信号生成部はプリアンプ111、低域フィ
ルタ113及び映像エンベロープ検出器116である。
もちろん、検出するエンベロープはプリアンプ111等
の出力でも良いし、再生輝度信号処理回路114でVシ
ンク信号又はHシンク信号が正常に再生できたかを検出
しアナログ映像信号検出信号を生成しても良い。
【0074】図7はアナログ音声信号検出信号を生成す
る処理を示すFM音声信号処理ブロック16の処理の一
例である。第2の磁気ヘッド5、6の出力はプリアンプ
121で増幅され、帯域通過フィルタ122で右FM音
声信号と左FM音声信号とに分けられ、再生FM音声処
理回路123により復調されて第3のスイッチ20へ出
力される。エンベロープレベル検出器124は、帯域通
過フィルタ122の出力のエンベロープレベルを検出
し、正常にアナログ音声信号が再生されているときに
は、アナログ音声信号検出信号を出力する。このとき、
アナログ信号検出信号生成部はプリアンプ121、帯域
通過フィルタ122及びエンベロープレベル検出器12
4である。
【0075】ここで、エンベロープレベルの検出は右F
M音声信号または左FM音声信号のどちらか一方で行っ
ても良いし、両方を用いても良い。さらには、プリアン
プ121の出力をエンベロープレベル検出し、アナログ
音声信号検出信号を生成することも可能である。また、
再生FM音声処理回路123中で再生音声信号が正常に
復調できたかを検出しアナログ音声信号検出信号を生成
しても良い。
【0076】次に、一つのカセットテープにディジタル
信号とアナログ信号とが混在している場合や途中に未記
録部分がある場合のモード検出処理について説明する。
【0077】図8は第1の実施形態のモード検出の一例
を示した状態遷移図である。本実施形態では図2、図3
を用いて説明したように磁気テープ1が未記録であるこ
とを示す未記録モード90、ディジタル信号が記録され
ていることを示すディジタルモード91、アナログ信号
が記録されていることを示すアナログモード92、何ら
かの異常がある異常モード93の4つのモードを有す
る。
【0078】まず、磁気テープ1の未記録領域を磁気ヘ
ッドが走査しているとき、VTRの使用者が再生を指示
すると、時間モード/未記録判定部12はコントロール
信号が検出されないことにより未記録であることを判定
し、テープ走行制御部13は、例えばSPモードで磁気
テープ1を走行させ、コントロール信号が再生されるま
で、この未記録モードを保持する。磁気テープ1の未記
録領域が終わりコントロール信号が再生され始めると状
態94に移行し、時間モード/未記録判定部12は時間
モードを判定し、テープ走行制御部13は判定された時
間モードの速度・位相で磁気テープ1を走行させる。こ
のようにして時間モードが決定された後、状態95でデ
ィジタル/アナログ検出部18により磁気テープ1に記
録されている信号がディジタル信号かアナログ信号かを
判定し、状態96または97でディジタル信号またはア
ナログ信号を確認し各々のモード状態91、92に移行
する。これらの検出処理の詳細は図2及び図3を用いて
説明したのと同様であり、状態95、96、97は図3
を用いて説明したディジタル/アナログ検出処理に相当
する。ここで、状態91及び92中では各々再生したデ
ィジタル信号及びアナログ信号の有無を監視しているの
で、状態96、97はなくても良い。
【0079】また、磁気テープ1に記録されたディジタ
ル信号が正常に再生されているディジタルモードから他
のモードへ移行するときには、ディジタル信号検出信号
が無くなることにより磁気テープ1上のディジタル信号
が記録されていたディジタル信号記録領域が終わったこ
とをディジタル/アナログ検出部18は、認識する。デ
ィジタル信号記録領域の終端を認識することにより、デ
ィジタルモードから状態94へ移行し、時間モード/未
記録判定部12は、時間モード/未記録の判定を行う。
ディジタル信号記録領域後の領域で、コントロール信号
が再生できないときには未記録モードへ移行し、時間モ
ードが判定されたときにはディジタル/アナログ判定を
行う状態95へ移行する。同様にして、アナログ信号記
録領域の終端はアナログ信号検出信号が無いことで判定
し、アナログモードから状態94へ移行する。
【0080】また、異常モードへの遷移は図2、図3を
用いて説明した条件のもとで行い、状態95、96、9
7から移行する。ここで、異常モードの処理は任意であ
り、未記録モードの処理と同じとしてもよいし、時間モ
ード(磁気テープ1の走行速度・位相)は直前のモード
を保持してもよい。
【0081】このように、コントロール信号により時間
モード/未記録を判定した後、再生されたディジタル信
号またはアナログ信号によりディジタル/アナログ判定
を行うことにより、磁気テープにディジタル信号及びア
ナログ信号が混在している場合や途中に未記録領域があ
る場合でもディジタル/アナログのモード判定を確実に
行うことができる。
【0082】なお、ディジタル信号記録領域およびアナ
ログ信号記録領域中では、時間モードが同一で各々ディ
ジタルまたはアナログ信号が記録されていれば複数のプ
ログラムが連続またはつなぎ撮り記録されていてもかま
わない。また、つなぎ撮り記録等でトラッキングがずれ
る場合にはディジタルまたはアナログモード内で信号レ
ベルの悪化を検出しオートトラッキング等により磁気テ
ープ1の位相を調整し直しても良い。
【0083】そして、ディジタル信号記録領域/アナロ
グ信号記録領域後の領域が未記録や直前の領域と異なる
時間モードである時には、ディジタル信号記録領域/ア
ナログ信号記録領域の終端をコントロール信号で判定す
ることも可能であり、再生信号と併用することにより確
実性を高めることができる。
【0084】また、図9にディジタル信号を再生する時
間モードが一つしかない場合の状態遷移図を示す。ディ
ジタル/アナログ検出部18は、ディジタル信号記録領
域の終端をディジタル信号検出信号で判定し、ディジタ
ル信号記録領域後の領域において、状態98でコントロ
ール信号によりディジタルモードを含まない時間モード
が決定できたときには磁気テープ1にアナログ信号が記
録されていると判定することが可能である。また、ここ
でコントロール信号が再生できないときは未記録と判定
できる。よって、状態98でコントロール信号により磁
気テープ1にアナログ信号が記録されているか否かを検
出することにより、ディジタルモードからアナログモー
ドへの遷移を迅速に行うことができる。また、同様にし
て、アナログ信号を再生する時間モードがひとつしかな
い場合には、アナログモードからディジタルモードへの
遷移を高速化することも可能である。
【0085】このように、ディジタル信号またはアナロ
グ信号が記録されているモードがひとつしかない場合に
はコントロール信号のみでディジタル信号またはアナロ
グ信号記録領域後の領域に記録されている信号がアナロ
グ信号かまたはディジタル信号かを迅速に判定できる。
【0086】以上のように、コントロール信号により時
間モード/未記録を判定した後、再生されたディジタル
信号またはアナログ信号によりディジタル/アナログ検
出を行うことにより、ディジタル/アナログのモード判
定を常に正確に行うことができる。
【0087】以下本発明の第2の実施形態について図面
を参照しながら説明する。ここでは、ディジタル/アナ
ログ検出部18がディジタル信号検出信号又はアナログ
信号検出信号のどちらか一方で判定する場合について述
べる。
【0088】図10、図11はディジタル信号検出信号
のみで検出を行う場合の例である。図10において、第
2の磁気ヘッド5、6の出力はFM音声信号処理ブロッ
ク16及びディジタル信号処理ブロック17に送られ
る。この信号からディジタル信号処理ブロック17内の
ディジタル信号検出信号生成部でディジタル信号検出信
号を生成し(生成処理は第1の実施形態と同様)、この
信号によりディジタル/アナログ検出部18は再生信号
がディジタル信号かアナログ信号かを判定する。ここ
で、ディジタル信号処理ブロック17内のディジタル信
号検出信号生成部は、アナログ信号再生中も常に動作
し、磁気テープ1に記録された信号がアナログ信号から
ディジタル信号に変化した場合でも迅速にディジタル/
アナログ判定を行うことが可能である。
【0089】図11はディジタル/アナログ判定時の動
作を示すフローチャートである。なお、時間モード/未
記録判定処理は、図2と同じである。ステップ81でデ
ィジタル/アナログ検出指示の有無を判定し検出指示が
有る場合には、ステップ82でディジタル信号検出信号
を用いて磁気テープ1上にディジタル信号またはアナロ
グ信号のいずれが記録されているかを検出する。ここ
で、ディジタル信号検出信号によりディジタル信号が記
録されていると検出した場合には、ステップ84でディ
ジタル信号を確認した後、処理69でディジタルモード
の処理を行い、ステップ82でディジタル信号検出信号
がないときには、アナログ信号であると判断しステップ
86でアナログ信号が正常に再生されているかを確認す
る。アナログ信号が確認できたときにはステップ70で
アナログモード処理を行い、ステップ86でアナログ信
号が確認できないとき及びステップ84でディジタル信
号が確認できないときにはステップ71で異常モードの
通知及び処理を行う。
【0090】また、ディジタルモードやアナログモード
の指示、未記録または異常モードの指示があるときはス
テップ83、85、87で図3で述べたのと同様に処理
される。ここで、ステップ84、86でのディジタル信
号又はアナログ信号が正常に再生できているかの確認方
法は任意であり、映像出力信号や音声出力信号で確認す
ればよいし、さらには、確認をしなくても良い。
【0091】また、アナログ信号検出信号のみを用いて
も同様にして検出可能である。図12はアナログ信号検
出信号のみを用いて、磁気テープ1に記録されている信
号がディジタル信号かアナログ信号かの判定を行う場合
の一例である。ここでは、FM音声信号の有無によりデ
ィジタル/アナログ判定を行う場合を示す。
【0092】図12において、第2の磁気ヘッド5、6
の出力はFM音声信号処理ブロック16及びディジタル
信号処理ブロック17に送られる。この信号からFM音
声信号処理ブロック16内のアナログ信号検出信号生成
部は、アナログ信号検出信号を生成し(生成方法は第1
の実施形態と同様)、この信号によりディジタル/アナ
ログ検出部18は再生信号がディジタル信号かアナログ
信号かを判定する。ここで、FM音声信号処理ブロック
16内のアナログ信号検出信号生成部は、ディジタル信
号再生中も常に動作し、磁気テープ1に記録された信号
がディジタル信号からアナログ信号に変化した場合でも
迅速にディジタル/アナログ判定を行うことが可能であ
る。また、ディジタル/アナログ検出時の動作は図11
と同様であるので説明を省略する。もちろん、FM音声
信号処理ブロック16内のアナログ信号検出信号生成部
の代わりにアナログ映像信号処理ブロック15内のアナ
ログ信号検出信号生成部を用いても良い。
【0093】図13はアナログ映像信号用に複数の磁気
ヘッドを搭載する場合の例である。ここで、25、26
は長時間モード用磁気ヘッドであり、第1の磁気ヘッド
3、4よりもギャップ幅が狭く、狭トラック(LPモー
ド、EPモード)でも隣接クロストークの少ない再生が
可能である。長時間モード用磁気ヘッド25、26の出
力と第1の磁気ヘッド3、4の出力は第5のスイッチ2
8により切り換えられ、アナログ映像信号処理ブロック
15に送られる。また、第1の磁気ヘッド3、4の出力
はアナログ信号検出信号生成部27にも出力され、アナ
ログ信号検出信号生成部27が生成するアナログ信号検
出信号を用いて、ディジタル/アナログ検出部18は磁
気テープ1に記録されている信号がディジタル信号かア
ナログ信号かの判定を行う。ここで、アナログ信号検出
信号生成部27は図6を用いて説明したアナログ信号検
出信号生成部と同様のものである(例えば、アナログ再
生信号中のHシンクを検出する)。このアナログ信号検
出信号生成部27はディジタルモードやアナログ信号を
再生する狭トラックの時間モード(LP,EPモード)
でも常に動作し、磁気テープ1に記録されている信号が
ディジタル信号かアナログ信号かを常に監視する。この
ようにギャップ幅の広い磁気ヘッドを用いることで、狭
トラックの時間モードでもオントラックする確率が大き
くなり、正確なトラッキングをしなくてもアナログ信号
か否かの検出を正確に行うことが可能になる。
【0094】以上のように、再生されたディジタル信号
またはアナログ信号のどちらか一方で、磁気テープに記
録された信号がディジタル信号かアナログ信号かを判定
することも可能であり、1回の検出でディジタル/アナ
ログの判定を行え、検出が容易になるとともに、構成を
簡略化できる。さらに、検出時には検出に使用しない信
号処理系を停止させることで、ノイズの混入を減少で
き、正確なディジタル/アナログ判定が可能となる。
【0095】以下本発明の第3の実施形態について図面
を参照しながら説明する。ここで、本実施形態における
再生装置のブロック図、時間モード/未記録の判定処理
及び状態遷移は第1の実施形態と同様であるので説明を
省略する。図14(c)は本実施形態のディジタル信号
記録時のトラックパターンであり、リニア領域50に記
録されているコントロール信号の位相は図14(a)に
示すFM音声信号記録時のトラックパターンと異なり、
位相が180度ずれている。図14(d)は本実施形態
のヘッドスイッチ信号(HSW)と再生コントロール信
号(CTL)の関係を表すタイミング図である。ここ
で、第1の磁気ヘッド用HSW、第2の磁気ヘッド用H
SW及びアナログ再生時のCTLは第1の実施形態でも
同じであるが、第1の実施形態では、図14(d)に示
す第3の実施形態とは異なり、ディジタル再生時のCT
Lとアナログ再生時のCTLは同様のものとなる。ま
た、HSWは回転シリンダ2の回転に同期した信号であ
り、周波数はシリンダの回転数と同一である。さらに、
回転シリンダ上の第1の磁気ヘッドと第2の磁気ヘッド
の取付け位置の角度分だけ、第1の磁気ヘッド用HSW
と第2の磁気ヘッド用HSWの位相は異なる。そして、
CTLは磁気テープ1を走行させ、磁気テープ1のリニ
ア記録領域50に記録されたコントロール信号を固定ヘ
ッド7により再生した再生波形である。ここで、磁気テ
ープ1の走行速度はディジタル信号記録時再生とアナロ
グ信号再生時で同一であるとして説明する。
【0096】まず、アナログ信号が記録された図14
(a)に示すラックパターンの磁気テープ1を、図14
(d)に示すアナログ再生時のCTLの位相で走行させ
ると、Rアジマス角の第2の磁気ヘッド5は磁気テープ
1上のRアジマス角のトラック上を、Lアジマス角の第
2の磁気ヘッド6はLアジマス角のトラックを走査し、
トラックに記録されたFM音声信号を再生する。この
時、第1の磁気ヘッドも同様にして、各磁気ヘッドが各
々同じアジマス角のトラック上を走査し、アナログ映像
信号を再生する。これは第1の実施形態でも同様であ
る。
【0097】次に、本実施形態において、ディジタル信
号が記録された図14(c)に示すトラックパターンの
磁気テープ1を、第1の実施形態と同様に、図14
(d)に示す第2の磁気ヘッド用HSWとアナログ再生
時のCTLとの関係を保つ位相で走行させる場合を考え
ると、Rアジマス角の第2の磁気ヘッド5は磁気テープ
1上のLアジマス角のトラック上を、Lアジマス角の第
2の磁気ヘッド6はRアジマス角のトラックを走査し、
アジマス損失によってトラックに記録された信号を再生
できない。(一方、第1の実施形態では、ディジタル信
号再生時のCTLとアナログ信号再生時のCTLとが同
一であるので、信号は再生されてしまう。) このように、FM音声信号記録時とディジタル信号記録
時でコントロール信号の位相を異ならせることにより、
ディジタル信号の再生ができない再生装置にディジタル
記録した磁気テープをかけたときに不快な雑音(ビート
音等)が再生されるのを防ぐことが可能である。
【0098】よって、ディジタル信号が記録された図1
4(c)に示すトラックパターンの磁気テープ1を再生
するときには、まずVTR全体の制御部からディジタル
モードで磁気テープ1を走行させるようにテープ走行制
御部13へ指令が送られる。テープ走行制御部13が磁
気テープ1の走行時の位相を図14(d)に示すディジ
タル再生時のCTLと同一の位相に設定(位相基準を設
定)し、磁気テープ1を所望の位相・速度で走行させ
る。よって、各磁気ヘッド5、6は各々同じアジマス角
のトラック上を走査し、記録されたディジタル信号を再
生できる。
【0099】図15は本発明の第3の実施形態のディジ
タル/アナログ判定の処理を示した処理フローであり、
図3と同一の処理には同一の符号を付し説明を省略す
る。ここで、時間モード/未記録判定部12よりディジ
タル/アナログ検出指示が有ることをステップ65で認
識すると、ステップ73において、ディジタル/アナロ
グ検出部18は磁気テープ1の位相をディジタルモード
に変更するようにテープ走行制御部13に対して指令を
出す。この指令により、テープ走行制御部13は図14
(c)に示したRアジマス角のトラック上をRアジマス
角の第2の磁気ヘッド5が、Lアジマス角のトラック上
をLアジマス角の第2の磁気ヘッド6が各々走査するよ
うに磁気テープ1の位相基準を変更する。
【0100】ここで、時間モード/未記録判定部12に
おいて時間モードを判定した後、ディジタル/アナログ
検出指示を出すと共に、磁気テープ1がディジタルモー
ドの速度・位相で走行するように指令を出せばステップ
73は無くても良い。
【0101】次に、ステップ66でディジタル信号検出
信号の有無を検出し、ディジタル信号検出信号があると
きには、ステップ62でディジタル信号を確認し、ディ
ジタル信号が正常に再生されている場合には処理69で
ディジタルモードの処理を行う。そして、ステップ66
でディジタル信号検出信号がないときには、テープ走行
制御部13に対して指令を出しステップ74で磁気テー
プ1の位相基準をアナログモードに変更して、ステップ
67でアナログ信号検出信号の有無によりアナログ信号
が記録されているかを検出し、アナログ信号検出信号が
あるときにはステップ64でアナログ信号を確認してス
テップ70でアナログモード処理を行う。また、ステッ
プ62でディジタル信号が確認できなかったとき、ステ
ップ67でアナログ信号検出信号がないとき及びステッ
プ64でアナログ信号が確認できなかったときにはステ
ップ71で異常モードの通知及び処理を行う。
【0102】ここで、ディジタル信号/アナログ信号の
確認は必須のものではなく、ステップ62及びステップ
64はなくても良い。
【0103】以上のように、コントロール信号により時
間モード/未記録を判定した後、ディジタル/アナログ
検出部において磁気テープの位相を調整し、ディジタル
信号検出信号またはアナログ信号検出信号によりディジ
タル/アナログ判定を行うことにより、ディジタル信号
記録時とアナログ信号記録時でコントロール信号の位相
が異なっている場合でもディジタル/アナログのモード
判定を確実に行うことができる。
【0104】なお、位相基準を変更してディジタルまた
はアナログ信号検出信号を検出する際に、オートトラッ
キングを行い最適なトラッキング位置に磁気テープ1の
位相を固定した後にディジタル信号またはアナログ信号
を検出しても良いし、位相基準を変更せずオートトラッ
キングを行い、最適なトラッキング点を検出して磁気テ
ープ1の位相を決定した後検出を行っても良い。
【0105】また、本実施形態ではディジタル信号検出
信号及びアナログ信号検出信号を用いたが、第2の実施
形態で述べたようにどちらか一方のみでもディジタル/
アナログ判定が可能である。
【0106】また、図13で説明したように、トラック
ピッチよりも幅広なギャップ幅を有する磁気ヘッド(例
えば、トラックピッチの2倍以上のギャップ幅を有する
磁気ヘッド)を用いれば、本実施形態で述べたような位
相基準の変更なしにアナログ信号検出信号を生成可能で
あり、位相基準の変更が不要になり、ディジタル/アナ
ログ判定を高速化できる。
【0107】さらに、本実施形態ではディジタル信号記
録時とアナログ信号記録時でコントロール信号の位相が
異なっている場合について述べたが、ディジタル信号記
録時とアナログ信号記録時で回転シリンダの回転数が異
なる場合等でもステップ73、74で回転シリンダの回
転数を変更することにより、正確なディジタル/アナロ
グ判定が行える。
【0108】以下本発明の第4の実施形態について図面
を参照しながら説明する。
【0109】第3の実施形態のように、ディジタル信号
の記録時とFM音声信号記録時でコントロール信号の位
相が異なっていると、ディジタル/アナログ検出時に磁
気テープの位相基準を変更する必要があり、検出に時間
がかることがある。一般に、カセットテープを管理する
場合、ひとつのカセットテープ中にディジタル及びアナ
ログ信号の記録を混在させることは少ないので、磁気テ
ープ1中に未記録領域がある場合には未記録領域直前の
再生モードを優先してディジタル/アナログの検出を行
うことにより判定時間の短縮が可能である。ここで、再
生モードは磁気テープ1に記録されている信号がディジ
タル信号かアナログ信号かを示すものであり、ディジタ
ルモードとアナログモードの2種類が存在する。
【0110】また、ひとつのカセットテープ中に複数の
時間モードでの記録を混在させることも少ないので、磁
気テープ1中に未記録領域がある場合には未記録領域直
前の時間モードを優先して検出を行うことにより判定時
間を短縮することも可能である。
【0111】図16に磁気テープ中に信号が記録された
領域と未記録領域とが混在している例を示す。磁気テー
プ1上にディジタル信号が記録されているディジタル信
号記録領域151の後に未記録領域152が、未記録領
域152の後にディジタル信号記録領域153が存在す
る。図17は本実施形態における再生装置のブロック図
である。図1と同一のブロックについては同一の符号を
付し説明を省略する。ここで、時間モード記憶部171
は時間モード/未記録判定部12で判定された結果を蓄
え、再生モード記憶部172はディジタル/アナログ検
出部18での判定結果を蓄える。
【0112】図18および図19は、それぞれ本実施形
態における時間モード/未記録判定処理およびディジタ
ル/アナログ判定処理のフローチャートである。図18
に示す時間モード/未記録判定処理は第1の実施形態の
図2と同様であるが、異なる点は図18においてステッ
プ32、34、36にて時間モード検出後ステップ18
1、182、183にてそれぞれの時間モード情報を時
間モード/未記録判定部12が出力し時間モード記憶部
171に記憶する点である。その他の処理は図2を用い
て説明した内容と同様であるので省略する。
【0113】また、図19に示すディジタル/アナログ
判定処理は図15を用いて説明した内容と同様である
が、異なる点はステップ62にてディジタル信号確認後
ステップ191にてディジタル/アナログ検出部から出
力された再生モード情報(ディジタルモード)を再生モ
ード記憶部172が蓄える点、およびステップ64にて
アナログ信号確認後ステップ192にてディジタル/ア
ナログ検出部から出力された再生モード情報(アナログ
モード)を再生モード記憶部172が蓄える点である。
これにより、例えばディジタル信号記録領域151を走
査しているときには、時間モード記憶部には「LPモー
ド」という情報が、再生モード記憶部には「ディジタル
モード」という情報が記憶される。次に未記録領域に進
んだ時には、未記録状態であると判定され未記録モード
処理がなされる。時間モード記憶部171および再生モ
ード記憶部172に蓄えられた情報は、その前の情報
「LPモード」、「ディジタルモード」が保持される。
【0114】次に、ディジタル信号記録領域153に入
った場合の処理について図20および図21を用いて説
明する。ディジタル信号記録領域153に入ると、時間
モード/未記録検出部12は未記録領域が終了したこと
をコントロール信号により検出した後、時間モード記憶
部171に記憶してある時間モードを優先して検出す
る。例えば、記憶されていた内容が「LPモード」であ
れば、ステップ201、ステップ202を通過した後、
ステップ203からステップ237に進む。未記録領域
を走行中の速度はLPモードの速度であるとは限らない
ため、ステップ237にて時間モード/未記録判定部1
2はテープ走行制御部13に対して、磁気テープ1をL
Pモードの速度で走行させる指示を出力する。次にステ
ップ206に進み、LPモードであるか否かの検出が行
われる。LPモードであることが検出されたなら、ステ
ップ209に進み図18においてLPモードが検出され
た場合と同じ処理を行う。ステップ206にてLPモー
ドでなかった場合は、ステップ210に進み従来と同様
の時間モード検出処理を行う。ただし、時間モード記憶
部171に記憶されている時間モード(この場合はLP
モード)であるかどうかの判定は行わなくてもよい。
【0115】検出結果がディジタル及びアナログ記録再
生可能な時間モードであれば、ディジタル/アナログ検
出部18に対しディジタル/アナログ検出指示を出力す
る。ディジタル/アナログ検出部18は再生モード記憶
部172に記憶してある再生モードを優先して検出す
る。例えば、記憶されていた内容が「ディジタルモー
ド」であれば、ステップ211からステップ213に進
み磁気テープの位相をディジタルとし、ステップ214
にてディジタルモードであるか否かの検出が行われる。
もちろん、時間モード記憶部171に記憶された時間モ
ードでテープを走行させる際に、再生モード記憶部17
2に記憶された再生モードの位相で磁気テープ1を走行
させてもよい。ディジタルモードであることが検出され
たなら、ステップ217に進み図19のディジタルモー
ド処理を行う。ステップ214にてディジタルモードで
ないと検出された場合は、ステップ219に進み従来と
同様の再生モード検出処理を行う。
【0116】時間モード記憶部171の内容がSPモー
ドおよびEPモードの場合や再生モード記憶部172の
内容がアナログモードの場合も上記と同様の処理がなさ
れ、記憶されたモードについて優先して検出処理がなさ
れる。
【0117】このように、未記録領域直前の時間モード
及び再生モードを記憶し、未記録領域後の信号記録領域
で記憶した時間モード及び再生モードを優先して検出す
ることにより、モード判定に要する時間を少なくでき
る。また、アナログ信号記録領域、未記録領域、アナロ
グ信号記録領域と磁気テープ1上に記録されている場合
にも未記録領域直前の時間モード及び再生モードを優先
して検出することにより判定を高速化できる。
【0118】もちろん、再生モードまたは時間モードの
いずれかのみを優先して検出するとしても良い。例え
ば、ディジタル信号を記録再生する時間モードが複数有
る場合には、未記録領域後の信号記録領域の時間モード
がディジタル及びアナログ記録可能な時間モードで有れ
ば、たとえ未記録領域直前の時間モードと異なっていて
も、未記録領域直前の再生モード(ディジタルモード)
を優先して検出することにより、記録されている可能性
の高い再生モードを迅速に検出できる。
【0119】なお、未記録領域中でも未記録領域直前の
再生モード(磁気テープ1の位相)を保持することによ
り、未記録領域の前後で再生モードが不変であれば、磁
気テープ1の位相を変える必要が無くなり、未記録領域
後の信号記録領域での検出をさらに高速化できる。ま
た、時間モードに対しても同様で有り、検出時間を短縮
できる。
【0120】そして、未記録領域中では直前の再生モー
ドにかかわらず、磁気テープを存在する時間モード中で
最高速のモードで走行させることにより未記録領域のス
キップを高速化できる。もちろん、2倍速、3倍速等高
速で磁気テープを走行させても良い。
【0121】また、本実施形態では、未記録領域152
からディジタル信号記録領域153に入った場合、各時
間モードを検出するステップ204、205、206の
前にステップ233、235、237において時間モー
ド/未記録判定部12はテープ走行制御部13に対し
て、時間モード記憶部171に記憶された時間モードの
速度で磁気テープ1を走行させる指示を出力するとした
が、未記録領域152での走行速度を保持したままで最
初にそれぞれの時間モードを検出し、記憶された時間モ
ードと同じ時間モードが検出された後で磁気テープ1を
それぞれの時間モードの速度で走行させる指示を発行し
てもよい。
【0122】さらに、ここで述べた未記録領域直前の再
生モードや時間モードを優先してディジタル/アナログ
の判定や未記録及び時間モードの判定を行う方法は第
1、第2および第3の実施形態にも適用可能である。
【0123】以上のように、未記録領域直前の再生モー
ドを記憶し未記録領域後の信号記録領域で記憶した再生
モードを優先して検出することにより、モード判定を迅
速に行うことが可能となる。
【0124】以下本発明の第5の実施形態について図面
を参照しながら説明する。
【0125】図22は、本実施形態における再生装置の
ブロック図である。本実施形態では、第1の実施形態に
ある時間モード/未記録判定部12を含んでいない。そ
の他の点は第1の実施形態と同様であるので説明を省略
する。本実施形態では、ディジタル信号を記録する時間
モード以外のモードの速度で磁気テープを走行させ、デ
ィジタル/アナログ判定を行う例について説明する。
【0126】図23(a)は、ディジタル/アナログ検
出時に磁気テープ1をディジタル信号を記録する時間モ
ードの2倍の速度で走行させる場合の例である。ディジ
タル/アナログ判定部18は、テープ走行制御部13に
指令を出し、ディジタル信号を記録する走行速度の2倍
の速度で強制的に磁気テープ1を走行させる。もちろ
ん、ここではオートトラッキングを行わない。そして、
キャプスタンモータ8とピンチローラ9により磁気テー
プ1が所望の速度で走行し、一方、回転シリンダは所定
の回転速度で回転しており、各々の磁気ヘッドは磁気テ
ープ1上を図23(a)に矢印で示すように走査する。
このとき、各磁気ヘッドは1回の走査でRアジマス角の
トラックとLアジマス角のトラックを各々略半分ずつ走
査し、磁気ヘッドのアジマス角と同一のトラックからは
再生出力を得ることができる。
【0127】ディジタル信号が記録された1本のトラッ
クは、いくつかのデータをまとめて同期信号を付加した
シンクブロックを複数含んでおり、トラックの一部を磁
気ヘッドが走査した場合でも、シンクブロック単位で読
み出すことができるので、ここで得られた再生出力をデ
ィジタル信号処理ブロック17内のディジタル信号検出
信号生成部に入力することにより、ディジタル信号検出
信号を得ることができる。すなわち、ディジタル信号検
出信号生成部は、1回の走査の内の略半分の区間で安定
して周期的な同期信号が検出できた場合には、磁気テー
プ1にディジタル信号が記録されていると判定し、検出
できなかった時にはアナログ信号が記録されていると判
定し、ディジタル信号検出信号をディジタル/アナログ
検出部18に出力する。このようにディジタル信号を記
録する走行速度の略2倍の走行速度で磁気テープ1を走
行させることにより、磁気テープ1の位相を制御する必
要なしに、1回の走査でディジタル/アナログの検出が
可能になり、迅速な検出ができる。
【0128】なお、本実施形態ではディジタル信号を記
録する時間モードがひとつしかないとしたが、複数ある
場合でも、最も磁気テープ1の走行速度が速い時間モー
ドの略2倍の速度でディジタル/アナログの判定を行う
ことで同様の効果が得られる。
【0129】さらに、本実施形態ではディジタル信号を
記録する時間モードの略2倍の速度で磁気テープを走行
させるとしたが、ディジタル信号を記録する時間モード
以外の速度で走行させても良く、逆アジマス角のトラッ
クを走査する可能性が増える分だけ多少検出に時間はか
かるが、磁気テープ1の位相を制御する必要なしに、デ
ィジタル/アナログの判定を行うことができる。
【0130】図23(b)はディジタル/アナログ検出
時に磁気テープ1を停止させる場合の例である。ディジ
タル/アナログ判定部18は、テープ走行制御部13に
指令を出し、磁気テープ1の走行を停止させる。このと
き、磁気ヘッドの走査軌跡は図23(b)に示す矢印の
ようになり、Rアジマスの磁気ヘッドもLアジマスの磁
気ヘッドも同一の走査軌跡上を走査する。この場合に
も、各磁気ヘッドは1回の走査でRアジマス角のトラッ
クとLアジマス角のトラックを各々略半分づつ走査し、
磁気ヘッドのアジマス角と同一のトラックからは再生出
力を得ることができる。ここで得られた再生出力をディ
ジタル信号処理ブロック17内のディジタル信号検出信
号生成部に入力することにより、ディジタル信号検出信
号を得ることができる。よって、磁気テープ1にディジ
タル信号が記録されているときには、各磁気ヘッドの1
回の走査の内略半分程度の区間において、周期的な同期
信号を取得でき、磁気テープ1に記録されている信号が
ディジタル信号であると判定可能である。
【0131】このように磁気テープ1を停止させること
により、磁気テープ1の位相を制御する必要なしに、1
回の走査でディジタル/アナログの検出が可能になり、
迅速な判定ができるとともに、検出時に磁気テープの移
動量がなく、使用者が意図したところから再生を開始可
能である。また、特に再生装置にテープ挿入時などで
は、未記録/時間モードの検出の前に、磁気テープ停止
状態でディジタル/アナログの判定が可能であり、実際
に出画するまでの時間を短縮可能である。
【0132】なお、本実施形態ではディジタル信号検出
信号により、磁気テープに記録された信号がディジタル
信号かアナログ信号かの判定を行ったが、例えばアナロ
グ信号中のHシンクを検出してアナログ信号検出信号を
生成するように構成し、このアナログ信号検出信号を用
いてディジタル/アナログ判定を行っても同様の効果が
得られる。さらに、ディジタル信号検出信号とアナログ
信号検出信号の両方を用いても同様の効果が得られる。
【0133】また、本実施形態では各磁気ヘッドの1回
の走査の内略半分程度の区間において、周期的な同期信
号を取得できるか否かで、ディジタル信号検出信号を生
成するとしたが、トラックピッチよりも広いギャップ幅
を有するヘッドを用いれば、各磁気ヘッドの1回の走査
の半分よりも長い区間で周期的な同期信号を再生可能で
あるし、ギャップ幅の半分よりも多くオントラックして
いなければ安定した同期信号が再生できないときには各
磁気ヘッドの1回の走査の半分より短い区間でしか周期
的な同期信号が再生できない。つまり、どれくらいの区
間で周期的な同期信号が再生できたときにディジタル信
号検出信号を有効にするかは、磁気テープ、磁気ヘッ
ド、再生アンプ等の性能により決定すればよい。これは
アナログ信号検出信号を用いる場合も同様である。
【0134】もちろん、本実施形態で説明した方法は第
1、第2、第3および第4の実施形態と組み合わせて適
用可能であり、特に第3の実施形態で述べたようにリニ
ア領域50に記録されているコントロール信号の位相が
FM音声信号記録時とディジタル信号記録時で180度
ずれている場合でも、ディジタル/アナログ検出時にコ
ントロール信号の位相基準を変更する必要がなくなり、
迅速なディジタル/アナログ判定が可能となる。
【0135】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、コントロ
ール信号により時間モード/未記録を判定し、安定した
走行状態になった後、再生されたディジタル信号または
アナログ信号によりディジタル/アナログ判定を行うこ
とにより、再生時にディジタル/アナログ/未記録のモ
ード判定を正確かつ迅速に行うことができる。
【0136】さらに、磁気テープにディジタル信号及び
アナログ信号が混在している場合や途中に未記録領域が
ある場合でもディジタル/アナログのモード判定を確実
に行うことができる。
【0137】また、再生されたディジタル信号またはア
ナログ信号のどちらか一方で、磁気テープに記録された
信号がディジタル信号かアナログ信号かを判定する構成
とすれば、1回の検出でディジタル/アナログの判定を
行え、検出が容易になるとともに、構成を簡略化でき
る。さらに、検出時には検出に使用しない信号処理系を
停止させることで、判定時のノイズの混入を減少でき、
省電力化の効果がある。
【0138】さらには、ギャップ幅の広い磁気ヘッドを
用いることで、狭トラックの時間モードでもオントラッ
クする確率が大きくなり、厳密なトラッキング制御や位
相基準の変更が不要になるので、ディジタル/アナログ
判定を高速化できる。
【0139】また、未記録領域に入る直前の信号記録領
域における時間モード及び再生モードを記憶しておき、
未記録領域後の信号記録領域に入った時、記録されてい
る可能性の高いモードすなわち記憶しておいた時間モー
ド及び再生モードと同じであるか否かを優先して検出す
ることにより、モード判定に要する時間を短縮できる。
【0140】さらに本発明によれば、コントロール信号
により時間モード/未記録を判定した後、磁気テープの
位相を調整した上で、ディジタル/アナログ判定を行う
ことにより、ディジタル信号記録時とアナログ信号記録
時でコントロール信号の位相が異なっている場合でもデ
ィジタル/アナログのモード判定を確実に行うことがで
きる。
【0141】また本発明によれば、ディジタル/アナロ
グ判定時に、ディジタル信号を記録する走行速度とは異
なる走行速度で磁気テープを走行させることにより、磁
気テープの位相を制御する必要なしに、確実で迅速なデ
ィジタル/アナログ判定が可能となる。
【0142】さらには、磁気テープの走行を停止させた
状態で磁気テープに記録された信号のディジタル/アナ
ログ判定を行うことにより、磁気テープの位相を制御す
る必要なしに、1回の走査でディジタル/アナログの検
出が可能になり、迅速な判定ができるとともに、検出時
に磁気テープの移動量がなく、使用者が意図したところ
から再生を開始可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における再生装置のブ
ロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態における未記録/時間
モード判定処理フロー図である。
【図3】本発明の第1の実施形態におけるディジタル及
びアナログ信号検出信号を用いた場合のディジタル/ア
ナログ判定処理フロー図である。
【図4】本発明の第1の実施形態におけるディジタル信
号処理ブロックの一例のブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施形態におけるディジタル信
号処理ブロックの別の例のブロック図である。
【図6】本発明の第1の実施形態におけるアナログ映像
信号処理ブロックのブロック図である。
【図7】本発明の第1の実施形態におけるFM音声信号
処理ブロックのブロック図である。
【図8】本発明の第1の実施形態における状態遷移図で
ある。
【図9】本発明の第1の実施形態におけるディジタル信
号を再生する時間モードがひとつのみである場合の状態
遷移図である。
【図10】本発明の第2の実施形態における再生装置の
ブロック図である。
【図11】本発明の第2の実施形態におけるディジタル
信号検出信号のみを用いた場合のディジタル/アナログ
判定処理フロー図である。
【図12】本発明の第2の実施形態における再生装置の
アナログ信号検出信号のみを用いた場合のブロック図で
ある。
【図13】本発明の第2の実施形態における再生装置の
複数のアナログ用磁気ヘッドを用いた場合のブロック図
である。
【図14】(a)は本発明のFM音声信号記録時のトラ
ックパターンを示す図、(b)は本発明の第1の実施形
態におけるディジタル信号記録時のトラックパターンを
示す図、(c)は本発明の第3の実施形態におけるディ
ジタル信号記録時のトラックパターンを示す図、(d)
は本発明の第3の実施形態におけるヘッドスイッチ信号
と再生コントロール信号の関係を表すタイミング図であ
る。
【図15】本発明の第3の実施形態におけるディジタル
/アナログ判定処理フロー図である。
【図16】本発明の第4の実施形態における磁気テープ
中に未記録領域がある場合のトラックパターンを示す図
である。
【図17】本発明の第4の実施形態における再生装置の
ブロック図である。
【図18】本発明の第4の実施形態における未記録/時
間モード判定処理フロー図である。
【図19】本発明の第4の実施形態におけるディジタル
/アナログ判定処理フロー図である。
【図20】本発明の第4の実施形態における記憶された
時間モード情報に基づいて優先的に時間モードを判定す
る処理フロー図である。
【図21】本発明の第4の実施形態における記憶された
再生モード情報に基づいて優先的に再生モードを判定す
る処理フロー図である。
【図22】本発明の第5の実施形態における再生装置の
ブロック図である。
【図23】(a)および(b)は本発明の第5の実施形
態における磁気ヘッドの走査軌跡を示す図である。
【符号の説明】
1 磁気テープ 2 回転シリンダ 3 第1の磁気ヘッド 4 第1の磁気ヘッド 5 第2の磁気ヘッド 6 第2の磁気ヘッド 7 コントロールヘッド 12 時間モード/未記録判定部 13 テープ走行制御部 15 アナログ映像信号処理ブロック 16 FM音声信号処理ブロック 17 ディジタル信号処理ブロック 18 ディジタル/アナログ検出部 25 長時間モード用磁気ヘッド 26 長時間モード用磁気ヘッド 29 ディジタル/アナログ判定部 171 時間モード記憶部 172 再生モード記憶部

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に記録されたディジタル信号お
    よびアナログ信号を含む信号を読み出す信号読み出し部
    と、 前記記録媒体に記録され、前記記録媒体の走行速度を表
    す時間モードを示す情報を含む制御信号を読み出す制御
    信号読み出し部と、 前記制御信号読み出し部からの出力に基づいて前記時間
    モードを判定する第1判定部と、 前記第1判定部によって時間モードが判定された後に、
    前記信号読み出し部によって読み出された前記信号がデ
    ィジタル信号であるか、アナログ信号であるかを判定す
    る第2判定部とを備えている、再生装置。
  2. 【請求項2】 前記制御信号読み出し部からの出力に基
    づいて前記記録媒体に前記信号が記録されているか否か
    を判定する未記録判定部をさらに備えている、請求項1
    記載の再生装置。
  3. 【請求項3】 前記第2判定部は、 前記信号読み出し部によって読み出された前記信号がデ
    ィジタル信号であることを検出しディジタル信号検出信
    号を出力するディジタル信号検出部を含む、請求項1に
    記載の再生装置。
  4. 【請求項4】 前記ディジタル信号検出部は、 前記信号読み出し部が読み出している前記信号がディジ
    タル信号であるかアナログ信号であるかにかかわらず常
    時動作する、請求項3に記載の再生装置。
  5. 【請求項5】 前記第2判定部は、 前記信号読み出し部によって読み出された前記信号がア
    ナログ信号であることを検出しアナログ信号検出信号を
    出力するアナログ信号検出部を含む、請求項1に記載の
    再生装置。
  6. 【請求項6】 前記アナログ信号検出部は、 前記信号読み出し部が読み出している前記信号がディジ
    タル信号であるかアナログ信号であるかにかかわらず常
    時動作する、請求項5に記載の再生装置。
  7. 【請求項7】 前記第2判定部は、 前記信号読み出し部によって読み出された前記信号がデ
    ィジタル信号であることを検出しディジタル信号検出信
    号を出力するディジタル信号検出部と、 前記信号読み出し部によって読み出された前記信号がア
    ナログ信号であることを検出しアナログ信号検出信号を
    出力するアナログ信号検出部とを含む、請求項1に記載
    の再生装置。
  8. 【請求項8】 前記記録媒体は、前記ディジタル信号が
    記録されたディジタル信号記録領域と、前記アナログ信
    号が記録されたアナログ信号記録領域と前記信号が記録
    されていない未記録領域のうち少なくとも一方の領域と
    を有し、 前記制御信号は、前記ディジタル信号に対して単一の時
    間モードを示す情報を含み、 前記第2判定部は、前記制御信号読み出し部が読み出す
    領域が第1の領域である前記ディジタル信号記録領域か
    ら前記第1の領域とは異なる第2の領域に移行した場合
    に、前記第2の領域において読み出された前記制御信号
    に基づいて前記信号読み出し部によって読み出された前
    記信号がアナログ信号であるか否かの判定を行う、請求
    項2に記載の再生装置。
  9. 【請求項9】 前記記録媒体は、前記ディジタル信号が
    記録されたディジタル信号記録領域と、前記アナログ信
    号が記録されたアナログ信号記録領域と前記信号が記録
    されていない未記録領域のうち少なくとも一方の領域と
    を有し、 前記制御信号は、前記アナログ信号に対して単一の時間
    モードを示す情報を含み、 前記第2判定部は、前記制御信号読み出し部が読み出す
    領域が第1の領域である前記アナログ信号記録領域から
    前記第1の領域とは異なる第2の領域に移行した場合
    に、前記第2の領域において読み出された前記制御信号
    に基づいて前記信号読み出し部によって読み出された前
    記信号がディジタル信号であるか否かの判定を行う、請
    求項2に記載の再生装置。
  10. 【請求項10】 前記制御信号は、前記ディジタル信号
    または前記アナログ信号のいずれか一方を再生する時間
    モードを示す確定時間モード情報を含み、 前記第1判定部は、前記時間モード情報を前記第2判定
    部に出力し、 前記第2判定部は、前記第1判定部から入力された前記
    時間モード情報が前記確定時間モード情報であった場
    合、前記確定時間モード情報に基づいて前記信号読み出
    し部によって読み出された前記信号がディジタル信号で
    あるか、アナログ信号であるかを判定する、請求項1に
    記載の再生装置。
  11. 【請求項11】 前記ディジタル信号検出部は、 前記信号読み出し部によって読み出された前記信号の誤
    り訂正符号の復号を行い、読み出し誤りを示すエラーフ
    ラグを出力する誤り訂正符号復号部と、 前記エラーフラグに基づいて前記読み出された信号がデ
    ィジタル信号であることを検出し前記ディジタル信号検
    出信号を出力するエラーフラグ検出部とを含む、請求項
    7に記載の再生装置。
  12. 【請求項12】 前記ディジタル信号検出部は、 前記信号読み出し部によって読み出された前記信号を復
    号し復号化信号を出力するチャネル復号部と、 前記復号化信号に含まれる同期信号の検出に基づいて前
    記読み出された信号がディジタル信号であることを検出
    し前記ディジタル信号検出信号を出力する同期信号検出
    部とを含む、請求項7に記載の再生装置。
  13. 【請求項13】 前記アナログ信号検出部は、 前記信号読み出し部によって読み出された前記信号の再
    生エンベロープのレベルを検出することにより前記アナ
    ログ信号検出信号を出力する、請求項7に記載の再生装
    置。
  14. 【請求項14】 前記アナログ信号検出部は、 前記信号読み出し部によって読み出された前記信号がア
    ナログ映像信号であることを検出し前記アナログ信号検
    出信号を出力するアナログ映像信号検出部を含む、請求
    項7に記載の再生装置。
  15. 【請求項15】 前記アナログ映像信号検出部は、 前記信号読み出し部によって読み出された前記信号が前
    記アナログ映像信号である場合のエンベロープのレベル
    を検出することにより前記アナログ信号検出信号を出力
    する、請求項14に記載の再生装置。
  16. 【請求項16】 前記アナログ信号検出部は、 前記信号読み出し部によって読み出された前記信号がア
    ナログ音声信号であることを検出し前記アナログ信号検
    出信号を出力するアナログ音声信号検出部を含む、請求
    項7に記載の再生装置。
  17. 【請求項17】 前記アナログ音声信号検出部は、 前記信号読み出し部によって読み出された前記信号が前
    記アナログ音声信号である場合のエンベロープのレベル
    を検出することにより前記アナログ信号検出信号を出力
    する、請求項16に記載の再生装置。
  18. 【請求項18】 前記アナログ信号は、アナログ映像信
    号とアナログ音声信号を含み、 前記信号読み出し部は、前記アナログ映像信号を読み出
    す第1の磁気ヘッドと、 前記アナログ音声信号を読み出す第2の磁気ヘッドと、
    前記ディジタル信号を読み出す第3の磁気ヘッドとを含
    み、 第2の磁気ヘッドと第3の磁気ヘッドは同一の磁気ヘッ
    ドである、請求項7に記載の再生装置。
  19. 【請求項19】 前記信号読み出し部は、複数の前記時
    間モードそれぞれに対応して磁気テープに記録された前
    記信号を読み出すためのギャップ幅がそれぞれ異なる複
    数の磁気ヘッドを含み、 前記第2判定部は、ギャップ幅の最も広い前記磁気ヘッ
    ドにより読み出された信号に基づいて前記信号読み出し
    部によって読み出された前記信号がディジタル信号であ
    るか、アナログ信号であるかを判定する、請求項1に記
    載の再生装置。
  20. 【請求項20】 前記記録媒体は前記信号が記録された
    第1の信号記録領域と、前記第1の信号記録領域に隣接
    し前記信号が記録されていない未記録領域と、前記未記
    録領域に隣接した第2の信号記録領域を有しており、 前記信号読み出し部によって読み出された前記信号がデ
    ィジタル信号であるかアナログ信号であるかについての
    前記第2判定部における再生モード判定結果を記憶する
    再生モード記憶部を備え、 前記未記録判定部は、判定結果を前記第2判定部に出力
    し、 前記第2判定部は、 前記信号読み出し部が前記第1の信号記録領域上で前記
    信号の読み出しを行い、前記未記録判定部から未記録で
    ないとの判定結果を受けた場合、前記再生モード判定結
    果を前記再生モード記憶部に記憶し、 また、前記第2判定部は、 前記信号読み出し部が読み出す領域が前記第1の信号記
    録領域から前記未記録領域に移行し、前記未記録判定部
    から未記録であるとの判定結果を受けた場合、前記再生
    モード記憶部の内容を更新せずに前の内容を保持し、 さらに、前記第2判定部は、 前記信号読み出し部が読み出す領域が前記未記録領域か
    ら前記第2の信号記録領域に移行し、前記信号読み出し
    部は前記第2の信号記録領域上で前記信号の読み出しを
    行い、前記未記録判定部から未記録でないとの判定結果
    を受けた場合、前記第2の信号記録領域から読み出され
    た前記信号が前記再生モード記憶部に記憶された前記再
    生モード判定結果と同じ再生モードかどうかを判定す
    る、請求項2に記載の再生装置。
  21. 【請求項21】 前記記録媒体は前記信号が記録された
    第1の信号記録領域と、前記第1の信号記録領域に隣接
    し前記信号が記録されていない未記録領域と、前記未記
    録領域に隣接した第2の信号記録領域を有しており、 前記第1判定部によって判定された時間モード判定結果
    を記憶する時間モード記憶部を備え、 前記未記録判定部は、判定結果を前記第1判定部に出力
    し、 前記第1判定部は、 前記信号読み出し部が前記第1の信号記録領域上で前記
    信号の読み出しを行い、前記未記録判定部から未記録で
    ないとの判定結果を受けた場合、前記時間モード判定結
    果を前記時間モード記憶部に記憶し、 また、前記第1判定部は、 前記信号読み出し部が読み出す領域が前記第1の信号記
    録領域から前記未記録領域に移行し、前記未記録判定部
    から未記録であるとの判定結果を受けた場合、前記時間
    モード記憶部の内容を更新せずに前の内容を保持し、 さらに、前記第1判定部は、 前記信号読み出し部が読み出す領域が前記未記録領域か
    ら前記第2の信号記録領域に移行し、前記信号読み出し
    部は前記第2の信号記録領域上で前記信号の読み出しを
    行い、前記未記録判定部から未記録でないとの判定結果
    を受けた場合、前記第2の信号記録領域から読み出され
    た前記信号が前記時間モード記憶部に記憶された前記時
    間モード判定結果と同じ時間モードかどうかを判定す
    る、請求項2に記載の再生装置。
  22. 【請求項22】 磁気テープ上に形成されたトラックに
    記録されたディジタル信号およびアナログ信号を含む信
    号を読み出す信号読み出し部と、 前記磁気テープに記録され、前記信号の読み出しと同時
    に、前記磁気テープの走行速度を表す時間モードを示す
    情報を含む制御信号を読み出す制御信号読み出し部と、 前記制御信号読み出し部からの出力に基づいて前記磁気
    テープに前記信号が記録されているか否かを判定する未
    記録判定部と、 前記制御信号読み出し部からの出力に基づいて前記時間
    モードを判定する第1判定部と、 前記第1判定部によって時間モードが判定された後に、
    前記信号読み出し部によって読み出された前記信号がデ
    ィジタル信号であるか、アナログ信号であるかを判定す
    る第2判定部と、 前記信号がディジタル信号である場合は、前記信号と前
    記制御信号とは第1の位相関係を保ち、前記信号がアナ
    ログ信号である場合は、前記信号と前記制御信号とは前
    記第1の位相関係とは異なる第2の位相関係を保ち、前
    記信号読み出し部によって読み出された前記信号がディ
    ジタル信号であるかどうかの判定を前記第2判定部が行
    う前に前記第1の位相関係となるようにテープの走行を
    制御し、前記信号読み出し部によって読み出された前記
    信号アナログ信号であるかどうかの判定を前記第2判定
    部が行う前に前記第2の位相関係となるようテープの走
    行を制御を行う位相制御部を備える、再生装置。
  23. 【請求項23】 磁気テープ上に斜めに形成されたトラ
    ックをスキャンすることによって、前記磁気テープ上に
    記録されたディジタル信号およびアナログ信号を含む信
    号を読み出す磁気ヘッドを搭載した回転シリンダを含む
    信号読み出し部と、 前記磁気テープの走行速度を制御するテープ走行速度制
    御部と、 前記ディジタル信号を読み出す所定のテープ走行速度と
    は異なるテープ走行速度でテープを走行させる指示を前
    記テープ走行速度制御部に出力し、前記信号読み出し部
    によって読み出された前記信号がディジタル信号である
    か、アナログ信号であるかを判定する再生モード判定部
    とを備える、再生装置。
  24. 【請求項24】 前記再生モード判定部が前記テープ走
    行速度制御部に出力する前記テープ走行速度指示は、前
    記ディジタル信号を読み出す所定のテープ走行速度の中
    で最も速い速度の2倍である、請求項23に記載の再生
    装置。
  25. 【請求項25】 磁気テープ上に斜めに形成されたトラ
    ックをスキャンすることによって、前記磁気テープ上に
    記録されたディジタル信号およびアナログ信号を含む信
    号を読み出す磁気ヘッドを搭載した回転シリンダを含む
    信号読み出し部と、 前記磁気テープの走行、停止を制御するテープ走行制御
    部と、 前記テープ走行制御部にテープ走行停止指示を出力し、
    前記信号読み出し部によって読み出された信号に基づ
    き、記録されている信号がディジタル信号であるか、ア
    ナログ信号であるかを判定する再生モード判定部とを備
    える、再生装置。
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