JP3338210B2 - 磁気記録装置及び磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録装置及び磁気記録再生装置

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JP3338210B2
JP3338210B2 JP27809794A JP27809794A JP3338210B2 JP 3338210 B2 JP3338210 B2 JP 3338210B2 JP 27809794 A JP27809794 A JP 27809794A JP 27809794 A JP27809794 A JP 27809794A JP 3338210 B2 JP3338210 B2 JP 3338210B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【産業上の利用分野】本発明は、複数のデータレートの
信号の記録及び再生を可能にした磁気記録再生装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、現行NTSC方式のテレビジョン
放送よりも高精細のHDTV方式が研究されており、H
DTV対応のVCR(磁気記録再生装置)も開発されて
いる。現行NTSC信号とHDTV信号とは情報量(デ
ータレート)が異なり、同一のVCRによってこれらの
信号を記録・再生することはできない。
【0003】この問題を解決するものとして、特開平6
−44505号公報において、信号レートが異なる第1
情報と第2情報とを記録すると共に再生することが可能
な磁気記録再生装置が開示されている。
【0004】この提案における従来の磁気記録再生装置
は、ヘッド回転数及びテープ速度を可変にする機構を有
している。ヘッド回転数及びテープ速度を第1情報の信
号レートに基づく値に設定することにより、第1情報の
記録及び再生を可能にしている。また、ヘッド回転数及
びテープ速度を第2情報の信号レートに基づく値に変更
することにより、第2情報の記録及び再生を可能にして
いる。即ち、第2情報を記録・再生する場合には、第1
情報の信号レートに基づくヘッド回転数及びテープ速度
を第2情報の信号レートに応じて変化させる。例えば、
第2情報の信号レートが第1情報の信号レートの1/r
である場合には、ヘッド回転数及びテープ速度も1/r
に設定する。
【0005】これにより、記録する信号のレートに拘ら
ず、同一の記録パターンを形成することができる。ま
た、第2情報を記録する場合には、同一の記録容量に対
して第1情報を記録する場合のr倍の記録時間が得られ
る長時間記録が可能となる。なお、この提案では、第1
情報を1/r倍速再生又は1/(2・r)倍速再生する
場合において、ヘッド回転数及びテープ速度を、第1情
報の記録時又は通常再生時に比して1/rに設定するこ
とにより、ノイズを除去した表示を可能にしている。
【0006】ところで、近年、MPEG(Moving Pictu
re Experts Group)2等の画像圧縮技術の確立によっ
て、画像のディジタル化が進んでいる。テレビジョン放
送においても、MPEG2方式を採用したディジタル放
送が検討され始めている。また、音声及び映像を統合的
に扱い、ユーザーの要求に応じて各種の情報サービスを
画像によっても提供することができるマルチメディアサ
ービスも発展しようとしている。
【0007】MPEG2は、放送のマルチチャンネル化
及び通信又は蓄積メディアにおけるマルチメディア化に
対応した方式を有する。即ち、MPEG2は、複数の画
像、音声及びデータ等の時分割多重を容易にするため
に、パケット単位で伝送データを伝送するようになって
いる。1パケットは同一種類のデータによって構成し、
各パケットにデータの種類を示す識別信号を付加する。
MPEG2デコーダは、順次入力されるパケットから識
別信号(PID)を参照して、同一PIDのパケットを
抽出する機能を有しており、これにより、伝送データか
ら所望のプログラムのみを復号化することができる。例
えば、複数の画像A,B,C,…の符号化データを含む
マルチチャンネルデータストリームが入力された場合で
も、MPEG2規格に対応したテレビジョン受像機で
は、所望の1画像のみを映出することが可能となる。
【0008】ところで、このようなマルチチャンネルデ
ータストリームをVCR(ビデオテープレコーダ)によ
って記録することが考えられる。この場合において、伝
送レートに対応した一般的なVCRによって、伝送デー
タのうちの例えば1種類のデータのみを記録すると、全
伝送データを記録する場合と同一の記録時間しか得られ
ない。これに対し、上述したVCRを用いると、伝送デ
ータから選択した1又は複数種類のデータのみを各デー
タの信号レートに基づくレートで記録することができる
ので、全伝送データを記録する場合に比して長い記録時
間を得ることができる。例えば、選択した1種類のデー
タのデータレートが伝送データの伝送レートの1/3で
ある場合には、通常再生時に指定するヘッド回転数及び
テープ速度を1/3に設定して記録及び再生を行って、
3倍の記録時間を得ることができる。
【0009】しかしながら、テープとヘッドとの相対速
度はヘッド速度(ヘッド回転数)が支配的であることか
ら、上述した方法では、テープとヘッドとの相対速度も
略々1/3になってしまう。そうすると、記録可能な信
号帯域も1/3となり、記録しようとする信号を正確に
再現することができるとは限らない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従来の磁気記録再生装置においては、長時間記録を可能
にするためにヘッド回転数及びテープ速度をデータレー
トに基づいて変化させると、記録可能な信号帯域も変化
してしまい、正確な再生信号を得ることができないこと
があるという問題点があった。
【0011】本発明は、異なるデータレートで記録を行
った場合でも記録可能な信号帯域が変化してしまうこと
を防止することにより、正確な長時間記録を可能にする
ことができる磁気記録再生装置を提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
磁気記録装置は、記録しようとするデータのデータレー
トを検出するデータレート検出手段と、回転シリンダの
標準回転数及び磁気テープの標準速度に対応した所定の
標準レートと前記データレートとに基づいて前記磁気テ
ープの走行速度を決定する走行速度決定手段と、前記回
転シリンダが前記標準レートと前記データレートとに基
づく回数だけ回転する毎に前記回転シリンダに設けられ
た磁気ヘッドによって前記磁気テープをトレースさせて
記録データを記録する記録手段と、前記記録しようとす
るデータを記憶して前記記録手段の記録タイミングに対
応させて出力して前記記録手段に与える記憶手段とを具
備したものであり、本発明の請求項8に係る磁気記録再
生装置は、記録時において、記録しようとするデータの
データレートを検出するデータレート検出手段と、回転
シリンダの標準回転数及び磁気テープの標準速度に対応
した所定の標準レートと前記データレートとに基づいて
前記磁気テープの走行速度を決定すると共に、前記回転
シリンダが前記標準レートと前記データレートとに基づ
く回数だけ回転する毎に前記回転シリンダに設けられた
磁気ヘッドによって前記磁気テープをトレースさせて記
録データを記録する記録モード設定手段と、前記記録し
ようとするデータを記憶して前記記録手段の記録タイミ
ングに対応させて出力して前記記録手段に与える記憶手
段とを備え、再生時において、前記記録時のモードを判
別するモード判別手段と、このモード判別手段によって
判別された記録モードに基づいて前記磁気テープの走行
速度を決定すると共に、前記記録時のモードに基づく回
数だけシリンダが回転する毎に前記シリンダに設けられ
た磁気ヘッドによって前記磁気テープをトレースさせて
記録されているデータを再生する再生手段とを具備した
ものである。
【0013】
【作用】本発明の請求項1において、データレート検出
手段は記録しようとするデータのデータレートを検出す
る。このデータレートと標準レートとに基づいて走行速
度決定手段は磁気テープの走行速度を決定する。これに
より、データレートに基づいた記録時間が得られる。記
録手段は、標準レートとデータレートとに基づく回数だ
け回転シリンダが回転する毎に磁気ヘッドのトレースに
よって磁気テープ上に記録データを記録する。また、記
憶手段は記録しようとするデータを記憶して磁気ヘッド
の記録タイミングに対応させて記録データとして出力す
る。これにより、標準レートとデータレートとに基づく
回数だけ回転シリンダが回転する期間には磁気テープに
は記録を行わず、磁気テープが標準レート時において形
成される記録トラックと同一のトラックピッチだけ走行
した後に次の記録を行う。即ち、記録可能な信号帯域を
変化させることなく通常の記録時と同一のトラック幅及
びトラックピッチでトラックパターンを形成している。
【0014】本発明の請求項9において、再生走行速度
決定手段は、記録時のモードに基づく走行速度で磁気テ
ープを走行させる。また、再生手段は、記録時のモード
に基づく回転数だけシリンダが回転する毎に磁気ヘッド
によるトレースで再生信号を得る。これにより、記録ト
ラックを正確にトレースして再生信号を得ることができ
る。
【0015】本発明の請求項11において、再生走行速
度決定手段及び再生手段は、記録されているモード識別
信号に基づいて動作する。
【0016】本発明の請求項14において、再生手段の
出力は出力手段に供給し、出力手段は、疑似データを除
いて所定の出力タイミングで再生データを出力する。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明に係る磁気記録再生装置の一
実施例を示すブロック図である。
【0018】入力端子1にはマルチチャンネルデータス
トリームを入力する。マルチチャンネルデータストリー
ムは複数種類のデータを例えばパケット単位で時分割多
重したものであり、各データはその種類を示す識別信号
を含んでいる。マルチチャンネルデータストリームは入
力メモリ2及びデータレート検出回路3に供給する。デ
ータレート検出3は、入力されたデータのうちの記録し
ようとするデータのデータレートを検出し、検出したデ
ータレートに対して十分で且つヘッド構成等の要因に対
応した設定可能な記録データレートを選定する。データ
レート検出回路3は選定した記録データレートの情報を
モード識別回路4に供給する。
【0019】モード識別回路4には端子16を介してモー
ド外部信号が与えられており、モード識別回路4は、入
力された記録データレートの情報及びモード外部信号に
基づいてモードを決定し、モード信号をタイミング回路
5、モード識別信号付加回路6及びテープ駆動回路7に
出力する。タイミング回路5はモード信号に基づいて入
力メモリ2、出力メモリ15及びスイッチ10,13を制御す
る。入力メモリ2は入力されたマルチチャンネルデータ
ストリームから記録するデータを選択的に記憶し、タイ
ミング回路5に制御されて、記憶したデータを記録動作
時間に記録可能なデータ量だけ出力する。ところで、デ
ータレート検出回路3は、ヘッド構成等によっては、検
出したデータレートよりも高いレートの記録データレー
トを選定することがある。この場合には、入力メモリ2
は記録するデータに疑似データを付加して出力すること
により記録データの不足を補うようになっている。ま
た、モード識別回路4からのモード信号は出力端子18を
介して出力することができるようになっている。出力端
子18からのモード信号を図示しない表示部に供給するこ
とにより、表示部の表示画面上においてモード信号に基
づくモード表示を表示することができるようになってい
る。
【0020】入力メモリ2の出力は混合器8に供給す
る。モード識別信号付加回路6はモード信号が与えられ
てモードを識別するためのモード識別信号を作成して所
定のタイミングで混合器8に出力する。混合器8は入力
メモリ2からの記録データとモード識別信号とを混合し
て記録回路9に出力する。記録回路9は、図示しない誤
り訂正符号付加回路、変調回路及び記録波形等化回路等
を有しており、混合器8の出力を誤り訂正符号化し、記
録に適した変調を行い、波形等化した後スイッチ10の端
子aに供給する。スイッチ10の端子bは基準電位点に接
続しており、スイッチ10は、タイミング回路5に制御さ
れて、記録回路9からの記録データを図示しないロータ
リトランスを介してヘッドに供給するか又は基準電位を
ヘッドに印加する。即ち、スイッチ10は、端子bを選択
することにより、ヘッドによる信号の記録を停止させる
非記録状態を設定することができるようになっている。
【0021】磁気テープ11は図示しない回転シリンダに
巻き付けられており、回転シリンダの回転に伴うヘッド
のトレースによって、記録信号に基づく記録トラックが
形成されるようになっている。キャプスタン12はテープ
駆動回路7に制御されて回転して、磁気テープ11を走行
させるようになっている。テープ駆動回路7はモード信
号に基づくテープ速度で磁気テープ11を走行させるため
の制御信号をキャプスタン12に供給するようになってい
る。これにより、記録するデータのデータレートに対応
したテープ送り速度が設定されるようになっている。
【0022】本実施例においては、回転シリンダの回転
速度(回転数)は制御せず、テープ走行速度のみを制御
するようになっている。また、回転シリンダを所定の標
準回転数で回転させると共に、磁気テープを所定の標準
速度で走行させることにより、通所記録及び通常再生が
可能であるものとし、また、通常記録時には、入力され
るマルチチャンネルデータストリームの伝送レートに対
応した記録レート(以下、標準記録レートという)で記
録を行うことができるようになっている。
【0023】図2は本実施例において採用される回転シ
リンダを示す説明図である。図2(a)は1チャンネル
×2ヘッド(以下、1ch×2という)の回転シリンダ
を示し、図(b)は2ch×1の回転シリンダを示
し、図2(c)は2ch×2の回転シリンダを示してい
る。なお、図2中の記号+,−はヘッドのアジマス方向
を示している。
【0024】図2(a)に示す1ch×2の回転シリン
ダ21においてはシングルアジマス180度対向ヘッドを
有している。即ち、回転シリンダ21は回転シリンダ22の
円周上に、180度の間隔で相互にアジマスが相違する
一対のヘッドA1 ,B1 を配設している。また、図2
(b)に示す2ch×1の回転シリンダ25においてはW
アジマスヘッドを有している。即ち、回転シリンダ25は
回転シリンダ26の円周上に相互にアジマスが相違する1
対のヘッドA1 ,A2 を隣接させて配設している。ま
た、図2(c)に示す2ch×2の回転シリンダ29にお
いては、回転シリンダ30の円周上に相互にアジマスが相
違する一対のヘッドA1 ,A2 を隣接させて配設してお
り、また、これらのヘッドA1 ,A2 から180度離れ
た位置に相互にアジマスが相違する一対のヘッドB1 ,
B2 を配設している。
【0025】一方、再生系においては、ヘッドからの再
生信号を図示しないロータリトランス及びプリアンプを
介してスイッチ13の端子aに与える。スイッチ13の端子
aは再生回路14及びモード識別回路4に接続し、端子b
は開放端である。スイッチ13は、タイミング回路5に制
御されて端子a,bを選択する。即ち、スイッチ13が端
子bを選択することにより再生動作は停止し、スイッチ
13が端子aを選択することにより、ヘッドからの再生信
号が再生回路14及びモード識別回路4に供給されるよう
になっている。再生回路14は、図示しない再生波形等化
回路、復調回路及び誤り訂正回路等を有しており、スイ
ッチ13からの再生信号を波形等化して復調し、誤り訂正
した後出力メモリ15及びモード識別回路4に供給する。
【0026】モード識別回路4は、スイッチ13からの再
生信号から再生モードを識別する。例えば、モード識別
回路4は、本件出願人が先に出願した特願平3−132
997号明細書にて記載した方法を用いることにより、
記録トラックの傾斜角を検出して、記録モードを識別し
て再生モードを決定する。モード識別回路4は識別結果
に基づくモード信号をタイミング回路5及びテープ駆動
回路7に供給するようになっている。また、モード識別
回路4には再生回路14からの再生データも入力されてお
り、モード識別回路4は、再生信号中に含まれるモード
識別信号を抽出して、スイッチ13の出力に基づいて決定
した再生モードが正しいか否かを確認するようになって
いる。
【0027】出力メモリ15は、識別信号等の出力に不要
なデータを除き、再生回路14からの再生データを記憶す
ると共に、タイミング回路5に制御されて、出力データ
の出力タイミングの変換処理を行って、再生出力として
出力端子17を介して出力するようになっている。
【0028】次に、このように構成された実施例の動作
について説明する。先ず、図3乃至図5の説明図を参照
して記録時の動作について説明する。図3(a1)乃至
(a3)は入力されるマルチチャンネルデータストリー
ムの全てを記録する場合の記録動作を示し、図3(b
1)乃至(b6)は入力されるマルチチャンネルデータ
ストリームのうち標準記録レートの略々1/3のデータ
レートのデータのみを記録する場合の記録動作を示し、
図3(c1)乃至(c3)は入力されるマルチチャンネ
ルデータストリームのうち標準記録レートの略々1/2
のデータレートのデータのみを記録する場合の記録動作
を示している。なお、図3は図2の1ch×2の回転シ
リンダ21を採用した場合の例を示している。また、図3
(b2),(b3)の斜線部は非記録領域を示し、図3
(c2),(c3)のハッチング部は疑似データ記録領
域を示している。
【0029】入力端子1に図3(a1)に示すマルチチ
ャンネルデータストリームを入力するものとする。この
データストリームは1種類のデータA1 ,A2 ,…のみ
によって構成されており、標準記録レートに適した伝送
レートで伝送されているものとする。また、入力端子16
を介して通常記録を指定するモード外部信号が入力され
るものとする。
【0030】入力端子1を介して入力されたデータをデ
ータレート検出回路3に与えてデータレートを検出して
モード識別回路4に供給する。モード識別回路4は、検
出されたデータレートが標準記録レートに適したもので
あることを検出すると、通常記録を行うためのモード信
号をタイミング回路5、モード識別信号付加回路6及び
テープ駆動回路7に出力する。テープ駆動回路7は、こ
のモード信号に基づいて、磁気テープ11の走行速度(テ
ープ送り速度)を標準速度に設定するための制御信号を
キャプスタン12に与えて、磁気テープ11を標準速度で走
行させる。
【0031】入力端子1を介して入力されたデータは入
力メモリ2に与える。この場合には、タイミング回路5
は、入力メモリ2に記憶されたデータを順次出力させて
混合器8に与える。モード識別信号付加回路6は通常記
録モードであることを示すモード識別信号を混合器8に
与える。混合器8は入力メモリ2の出力にモード識別信
号を混合して記録回路9に出力する。記録回路9によっ
て混合器8の出力に誤り訂正処理、変調処理及び記録波
形等化処理を行って、記録データとしてスイッチ10の端
子aに供給する。通常記録モード時には、タイミング回
路5はスイッチ10に常時端子aを選択させており、記録
回路9からの全記録データが図示しないロータリトラン
スによって、回転シリンダ21のヘッドA1 +,B1 −に
供給される。
【0032】1ch×2の回転シリンダ21の1回転時間
にA1 +ヘッドとB1 −ヘッドとによって各1回ずつの
トレースを行う。そして、図3(a2),(a3)に示
すように、A1 +ヘッドによってデータA1 .A3 ,…
を記録し、B1 −ヘッドによってデータA2 ,A4 ,…
を記録する。こうして、データA1 ,A2 ,…を磁気テ
ープ11上に通常記録する。
【0033】次に、図3(b1)に示すマルチチャンネ
ルデータストリームを入力するものとする。この入力デ
ータは3種類のデータA1 ,A2 ,…,B1 ,B2 ,
…,C1 ,C2 ,…を時分割多重したものであり、伝送
レートは図3(a1)の入力データと同一であるものと
する。また、データA1 ,A2 ,…のデータレートは伝
送レートの略々1/3のレートであるものとする。ま
た、端子16を介して入力されるモード外部信号によっ
て、データA1 ,A2 ,…のみを記録するモードが指定
されるものとする。
【0034】入力端子1からの入力データはデータレー
ト検出回路3に与えてデータA1 ,A2 ,…のデータレ
ートを検出する。モード識別回路4は検出したデータレ
ート及びモード外部信号に基づいて、1/3倍速記録モ
ードを設定するためのモード信号を発生する。このモー
ド信号によって、テープ駆動回路7は磁気テープ11の走
行速度を標準速度の1/3に設定するための制御信号を
キャプスタン12に供給する。
【0035】入力メモリ2は入力データストリームから
データA1 ,A2 ,…のみを抽出して記憶する。この場
合には、タイミング回路5は、モード信号に基づいて、
ヘッドA1 +,B1 −による3回のトレース毎の1トレ
ース期間に対応する期間だけ、標準記録レートの1/3
のデータレートで記憶したデータA1 ,A2 ,…を出力
する。
【0036】この場合にも、混合器8において入力メモ
リ2からのデータにモード識別信号を混合し、記録回路
9において所定の記録処理を行った後に記録データをス
イッチ10の端子aに供給する。スイッチ10は入力メモリ
2からデータA1 ,A2 ,…が出力される期間に対応す
る1トレース期間において端子aを選択し、他の2トレ
ース期間において端子bを選択する。即ち、例えば、図
3(b2)に示すように、プラスアジマスのヘッドA1
+が磁気テープ11をトレースする期間にスイッチ10から
ヘッドA1 +にデータA1 を供給するものとすると、シ
リンダ21回転の次の半周期においてヘッドB1 −が磁気
テープ11をトレースする期間にはスイッチ10は端子bを
選択するので(図3(b4))、図3(b3)の斜線部
の非記録領域に示すように、磁気テープ11には記録が行
われない。更に、シリンダ21回転の次の半周期において
ヘッドA1 +が磁気テープ11をトレースする期間にもス
イッチ10は端子bを選択する(図3(b4),(b
2))。そして、シリンダ21回転の次の半周期において
ヘッドB1 −が磁気テープ11をトレースする期間に、ス
イッチ10の端子aを介してヘッドB1 −に記録データA
2 が供給されて記録が行われる(図3(b3))。こう
して、図3(b2),(b3)に示すように、データA
1 ,A2 ,…の記録を行う。
【0037】1/3倍速記録モード時に1回のトレース
によって形成される記録トラックは通常記録モード時に
1回のトレースによって形成される記録トラックと傾斜
が若干異なるがトラック幅は同一である。磁気テープ11
の走行速度が標準速度の1/3であるので、2回目のト
レース軌跡は1回目のトレース軌跡と重なり、3回目の
トレース軌跡は2回目のトレース軌跡と重なる。しか
し、本実施例においては、スイッチ10が端子bを選択す
ることにより、3トレースのうち2回は非記録状態とな
っており、1回目のトレースによる記録トラックが2回
目及び3回目のトレースによって上書きされることはな
い。また、図3(b),(b)に示すように、隣接トラ
ック同士は異なるアジマスで形成される。即ち、本実施
例においては、磁気テープを1/3倍速で走行させ、3
トレース毎に1トレースだけ記録データを記録する構成
となっているので、通常記録モード時と同一のトラック
幅及びトラックピッチで記録トラックを形成することが
できると共に、通常記録モード時よりも3倍の記録時間
を得ることができる。しかも、回転シリンダの回転数は
標準回転数に設定しているので、記録可能な信号帯域が
変化することはない。なお、回転シリンダの回転数及び
磁気テープ11の走行速度が一定である場合であっても、
記録トラックの傾斜角に応じてトラック幅(トラックピ
ッチ)は若干変化する。従って、実際には、トラック幅
及びトラックピッチを一定に保つために、1/3倍速再
生モードであっても、正確に標準速度の1/3倍に設定
している訳ではなく、若干の修正を加えている。以下、
説明の簡略化のために、この修正については説明を省略
する。
【0038】次に、図3(c1)に示すマルチチャンネ
ルデータストリームを入力するものとする。この入力デ
ータは2種類のデータA1 ,A2 ,…,B1 ,B2 ,…
を時分割多重したものであり、伝送レートは図3(a
1)の入力データと同一であるものとする。また、デー
タA1 ,A2 ,…のデータレートは伝送レートの略々1
/2のレートであるものとする。また、端子16を介して
入力されるモード外部信号によって、データA1 ,A2
,…のみを記録するモードが指定されるものとする。
【0039】ところで、隣接トラック同士を異なるアジ
マスで形成する必要があることから、図2(a)に示す
シングルアジマス180度対向ヘッド構成の回転シリン
ダ21を用いた場合には、標準記録レートの1倍,1/3
倍,1/5倍,…の記録レートを選択可能である。即
ち、1/2倍速記録モードを設定することはできない。
また、記録しようとするデータが標準記録レートの略々
1/2のデータレートである場合には、1/3倍速記録
モードでは記録しようとするデータの全てを記録するこ
とができない。従って、図3(c1)の入力データのう
ちデータA1 ,A2 ,…を記録する場合であっても、モ
ード識別回路4は磁気テープ11を標準速度で走行させる
疑似標準記録モードを選択する。
【0040】即ち、テープ駆動回路7はキャプスタン12
を制御して磁気テープ11を標準速度で走行させる。入力
メモリ2は入力データからデータA1 ,A2 ,…を記憶
する。この場合には、タイミング回路5は、図3(c
2)に示すように、プラスアジマスのヘッドA1 +のト
レース期間に対応するタイミングで、入力メモリ2から
データA1 ,A2 ,…を出力させ、マイナスアジマスの
ヘッドB1 −のトレース期間に対応するタイミングでは
入力メモリ2から疑似データを出力させる(図3(c
3))。また、この場合には、スイッチ10は常時端子a
を選択する。こうして、疑似標準記録モード時において
は、図3(c2),(c3)に示すように、ヘッドA1
+のみによってデータA1 ,A2 ,…の記録トラックを
形成し、ヘッドB1 −は疑似データを記録する。なお、
この場合には、記録可能な時間を標準記録モード時より
も長くすることはできない。
【0041】次に、図2(b)に示すダブルアジマスヘ
ッド構成のシリンダ25を採用した場合の記録動作につい
て図4を参照して説明する。図4(a1)乃至(a3)
は入力されるマルチチャンネルデータストリームの全て
を記録する場合の記録動作を示し、図4(b1)乃至
(b3)は入力されるマルチチャンネルデータストリー
ムのうち標準記録レートの略々1/2のデータレートの
データのみを記録する場合の記録動作を示し、図4(c
1)乃至(c3)は入力されるマルチチャンネルデータ
ストリームのうち標準記録レートの略々1/3のデータ
レートのデータのみを記録する場合の記録動作を示して
いる。また、図4(b2),(b3),(c2),(c
3)の斜線部は非記録領域を示している。
【0042】入力端子1に図4(a1)に示すマルチチ
ャンネルデータストリームを入力するものとする。この
データストリームは図3(a1)に示すデータと同一デ
ータである。即ち、このデータストリームは1種類のデ
ータA1 ,A2 ,…のみによって構成されており、標準
記録レートに適した伝送レートで伝送されているものと
する。
【0043】データレート検出回路3は伝送レートを検
出してモード識別回路4に与える。モード識別回路4
は、モード外部信号によって通常記録モードが指定され
ると、通常記録モードを設定するためのモード信号を出
力する。テープ駆動回路7は磁気テープ11を標準速度で
走行させる。この場合には、タイミング回路5は入力メ
モリ1を制御して、データA1 ,A3 ,…をシリンダ25
回転の半周期だけ遅延させてデータA2 ,A4 ,…と同
時に出力させる。スイッチ10は常時端子aを選択してい
る。こうして、データA1 ,A3 ,…はプラスアジマス
のヘッドA1 +に与え、データA2 ,A4 ,…はマイナ
スアジマスのヘッドA1 −に与える。ヘッドA1 +,A
1 −はシリンダ25回転の半周期において磁気テープ11を
トレースして2記録トラックを形成する。これにより、
図4(a2),(a3)に示すように、データA1 ,A
2 ,…の通常記録が行われる。
【0044】次に、図4(b1)に示すマルチチャンネ
ルデータストリームを入力するものとする。この入力デ
ータは2種類のデータA1 ,A2 ,…,B1 ,B2 ,…
を時分割多重したものであり、伝送レートは図4(a
1)の入力データと同一であるものとする。また、デー
タA1 ,A2 ,…のデータレートは伝送レートの略々1
/2のレートであるものとする。また、端子16を介して
入力されるモード外部信号によって、データA1 ,A2
,…のみを記録するモードが指定されるものとする。
【0045】この場合には、モード識別回路4は、検出
したデータレート及びモード外部信号に基づいて、1/
2倍速記録モードを設定するためのモード信号を発生す
る。このモード信号によって、テープ駆動回路7は磁気
テープ11を標準速度の1/2倍の速度で走行させる。
【0046】入力メモリ2は入力データストリームから
データA1 ,A2 ,…のみを抽出して記憶する。この場
合には、タイミング回路5は、各ヘッドA1 +,A1 −
による2回のトレース毎の1トレース期間に対応する期
間だけ、入力メモリ2からデータA1 ,A2 ,データA
3 ,A4 ,…を出力させる。また、スイッチ10は入力メ
モリ2からのデータの出力タイミングで端子aを選択
し、非出力タイミングで端子bを選択する。
【0047】こうして、図4(b2),(b3)に示す
ように、シリンダ25の所定の1回転によるヘッドA1
+,A1 −のトレースタイミングでデータA1 ,A2 を
ヘッドA1 +,A1 −に供給すると、シリンダ25の次の
1回転期間にはスイッチ10が端子bを選択することによ
る非記録期間とする。
【0048】磁気テープ11は1/2倍速で走行し、ヘッ
ドA1 +,A1 −はシリンダ25の2回転で1トレース期
間だけ記録を行っており、図3(b1)乃至(b6)の
場合と同様に、トラック幅及びトラックピッチを通常記
録モード時と一致させることができる。この場合におい
ても、記録可能な信号帯域は通常記録モード時と同一で
ある。
【0049】次に、図4(c1)に示すマルチチャンネ
ルデータストリームを入力するものとする。この入力デ
ータは3種類のデータA1 ,A2 ,…,B1 ,B2 ,
…,C1 ,C2 ,…を時分割多重したものであり、伝送
レートは図4(a1)の入力データと同一であるものと
する。また、データA1 ,A2 ,…のデータレートは伝
送レートの略々1/3のレートであるものとする。ま
た、端子16を介して入力されるモード外部信号によっ
て、データA1 ,A2 ,…のみを記録するモードが指定
されるものとする。
【0050】この場合には、モード識別回路4は、検出
したデータレート及びモード外部信号に基づいて、1/
3倍速記録モードを設定するためのモード信号を発生す
る。このモード信号によって、テープ駆動回路7は磁気
テープ11を標準速度の1/3倍の速度で走行させる。
【0051】入力メモリ2は入力データストリームから
データA1 ,A2 ,…のみを抽出して記憶する。この場
合には、タイミング回路5は、各ヘッドA1 +,A1 −
による3回のトレース毎の1トレース期間に対応する期
間だけ、入力メモリ2からデータA1 ,A2 ,データA
3 ,A4 ,…を出力させる。また、スイッチ10は入力メ
モリ2からのデータの出力タイミングで端子aを選択
し、非出力タイミングで端子bを選択する。
【0052】こうして、図4(c2),(c3)に示す
ように、シリンダ25の所定の1回転によるヘッドA1
+,A1 −のトレースタイミングでデータA1 ,A2 を
ヘッドA1 +,A1 −に供給すると、シリンダ25の次の
2回転期間にはスイッチ10が端子bを選択することによ
る非記録期間とする。磁気テープ11は1/3倍速で走行
し、ヘッドA1 +,A1 −はシリンダ25の3回転で1ト
レース期間だけ記録を行っているので、この場合にも、
トラック幅及びトラックピッチを通常記録モード時と一
致させることができることは明らかである。また同様
に、この場合においても、記録可能な信号帯域は通常記
録モード時と同一である。
【0053】次に、図2(c)に示すダブルアジマスヘ
ッド×2構成のシリンダ29を採用した場合の記録動作に
ついて図5を参照して説明する。図5(a1)乃至(a
5)は入力されるマルチチャンネルデータストリームの
全てを記録する場合の記録動作を示し、図5(b1)乃
至(b5)は入力されるマルチチャンネルデータストリ
ームのうち標準記録レートの略々1/2のデータレート
のデータのみを記録する場合の記録動作を示し、図5
(c1)乃至(c5)は入力されるマルチチャンネルデ
ータストリームのうち標準記録レートの略々1/3のデ
ータレートのデータのみを記録する場合の記録動作を示
している。また、図5(b4),(b5),(c2)乃
至(c5)の斜線部は非記録領域を示している。
【0054】入力端子1に図4(a1)に示すマルチチ
ャンネルデータストリームを入力するものとする。この
データストリームは1種類のデータA1 ,A2 ,…のみ
によって構成されており、2ch×2の回転シリンダ29
を採用した場合における標準記録レートに適した伝送レ
ートで伝送されているものとする。
【0055】モード識別回路4は、モード外部信号によ
って通常記録モードが指定されると、通常記録モードを
設定するためのモード信号を出力する。これにより、テ
ープ駆動回路7は磁気テープ11を標準速度で走行させ
る。この場合には、タイミング回路5は入力メモリ1を
制御して、データA3 ,A4 ,A7 ,A8 ,…をシリン
ダ29回転の半周期だけ遅延させてデータA1 ,A2 ,A
5 ,A6 ,…と同時に出力させる。スイッチ10は常時端
子aを選択している。こうして、データA1 ,A5 ,…
とデータA2 ,A6 ,…とを夫々同時に磁気テープ11を
トレースするヘッドA1 +,A2 −に与え、データA3
,A7 ,…とデータA4 ,A8 ,…とを夫々同時に磁
気テープ11をトレースするヘッドB1 +,B2 −に与え
る。ヘッドA1 +,A2 −はシリンダ29回転の半周期に
同時に磁気テープ11をトレースして2トラックを形成し
て、図5(a2),(a3)に示す記録を行う。また、
ヘッドB1 +,B2 −はシリンダ29回転の次の半周期に
同時に磁気テープ11をトレースして2トラックを形成し
て、図5(a4),(a5)に示す記録を行う。こうし
て、データA1 ,A2 ,…の通常記録が行われる。
【0056】次に、図5(b1)に示すマルチチャンネ
ルデータストリームを入力するものとする。この入力デ
ータは2種類のデータA1 ,A2 ,…,B1 ,B2 ,…
を時分割多重したものであり、伝送レートは図5(a
1)の入力データと同一であるものとする。また、デー
タA1 ,A2 ,…のデータレートは伝送レートの略々1
/2のレートであるものとする。また、端子16を介して
入力されるモード外部信号によって、データA1 ,A2
,…のみを記録するモードが指定されるものとする。
【0057】この場合には、モード識別回路4は、検出
したデータレート及びモード外部信号に基づいて、1/
2倍速記録モードを設定するためのモード信号を発生す
る。このモード信号によって、テープ駆動回路7は磁気
テープ11を標準速度の1/2倍の速度で走行させる。入
力メモリ2は入力データストリームからデータA1 ,A
2 ,…のみを抽出して記憶する。この場合には、タイミ
ング回路5は、各ヘッドA1 +,A2 −による2回のト
レース毎の1トレース期間に対応する期間だけ、入力メ
モリ2からデータA1 ,A2 ,データA3 ,A4 ,…を
出力させる。また、スイッチ10は入力メモリ2からのデ
ータの出力タイミングで端子aを選択し、非出力タイミ
ング、即ち、ヘッドB1 +,B2 −が磁気テープ11をト
レースする期間に端子bを選択する。
【0058】こうして、図5(b2),(b3)に示す
ように、シリンダ29の所定の1回転によるヘッドA1
+,A2 −のトレースタイミングでデータA1 ,A2 を
ヘッドA1 +,A2 −に供給し、シリンダ29の次の1回
転期間、即ち、ヘッドB1 +,B2 −のトレース期間に
はスイッチ10が端子bを選択することによる非記録期間
とする。
【0059】磁気テープ11は1/2倍速で走行し、ヘッ
ドA1 +,A2 −はシリンダ29の2回転で1トレース期
間だけ記録を行っており、図4(b1)乃至(b3)の
場合と同様に、トラック幅及びトラックピッチを通常記
録モード時と一致させることができる。この場合におい
ても、記録可能な信号帯域は通常記録モード時と同一で
ある。
【0060】次に、図5(c1)に示すマルチチャンネ
ルデータストリームを入力するものとする。この入力デ
ータは3種類のデータA1 ,A2 ,…,B1 ,B2 ,
…,C1 ,C2 ,…を時分割多重したものであり、伝送
レートは図5(a1)の入力データと同一であるものと
する。また、データA1 ,A2 ,…のデータレートは伝
送レートの略々1/3のレートであるものとする。ま
た、端子16を介して入力されるモード外部信号によっ
て、データA1 ,A2 ,…のみを記録するモードが指定
されるものとする。
【0061】この場合には、モード識別回路4は、検出
したデータレート及びモード外部信号に基づいて、1/
3倍速記録モードを設定するためのモード信号を発生す
る。このモード信号によって、テープ駆動回路7は磁気
テープ11を標準速度の1/3倍の速度で走行させる。入
力メモリ2は入力データストリームからデータA1 ,A
2 ,…のみを抽出して記憶する。この場合には、タイミ
ング回路5は、各ヘッドA1 +,A2 −又はヘッドB1
+,B1 −による3回のトレース毎の1トレース期間に
対応する期間だけ、入力メモリ2からデータA1 ,A2
,データA3 ,A4 ,…を出力させる。また、スイッ
チ10は入力メモリ2からのデータの出力タイミングで端
子aを選択し、非出力タイミングで端子bを選択する。
【0062】こうして、図5(c2)乃至(c5)に示
すように、シリンダ29の所定の1回転によるヘッドA1
+,A2 −のトレースタイミングでデータA1 ,A2 を
ヘッドA1 +,A2 −に供給すると、シリンダ29の次の
2回転期間にはスイッチ10が端子bを選択することによ
る非記録期間とする。そして、シリンダ29の次の1回転
によるヘッドB1 +,B2 −のトレースタイミングでデ
ータA3 ,A4 をヘッドB1 +,B2 −に供給する。こ
うして、図5(c2)乃至(c5)に示す記録トラック
を得ることができる。
【0063】磁気テープ11は1/3倍速で走行し、ヘッ
ドA1 +,A2 −,B1 +,B2 −はシリンダ29の3回
転で1トレース期間だけ記録を行っているので、この場
合にも、トラック幅及びトラックピッチを通常記録モー
ド時と一致させることができることは明らかである。ま
た同様に、この場合においても、記録可能な信号帯域は
通常記録モード時と同一である。
【0064】なお、上記各記録モードを選択する場合に
は、隣接するトラック相互間のアジマスを異なるものに
する必要がある。上記各記録モードの説明においては、
このような記録ヘッドの選択も考慮されている。
【0065】次に、このように構成された実施例の再生
動作について図6及び図7を参照して説明する。図6は
モード識別回路4のモード識別動作を説明するための説
明図であり、図6(a)はヘッドトレースを示し、図6
(b)は再生信号のエンベロープを示している。
【0066】いま、磁気テープ11は図2(a)に示す1
ch×2の回転シリンダ21によってトレースされて再生
が行われるものとする。再生開示時点においては、いず
れのモードで記録が行われているかが明らかではないの
で、モード識別回路4は、先ず、通常再生モードを指定
する。即ち、テープ駆動回路7は磁気テープを標準速度
で走行させる。
【0067】磁気テープ11が通常記録モードで記録され
たものである場合には、トラッキングがとれていれば、
回転シリンダ21のヘッドA1 +,A1 −のトレース軌跡
は記録トラックと一致する。これにより、記録トラック
のトレースによって再生信号が得られる。ヘッドからの
再生信号は再生回路14及びモード識別回路4に供給す
る。再生回路14は再生信号に波形等化処理、復調処理及
び誤り訂正処理等を施して、再生データを出力メモリ15
に出力する。出力メモリ15は、タイミング回路5に制御
されて、入力されたデータを順次出力する。こうして、
出力端子17から再生信号が得られる。
【0068】いま、記録時において磁気テープ11に1/
3倍速記録モードで記録が行われているものとする。こ
の場合でも、磁気テープ11に形成された記録トラックの
トラック幅及びトラックピッチは通常記録モード時と略
同一であるが、記録トラックの傾斜は若干異なる。この
ため、ヘッドA1 +,A1 −によるトレースは1トラッ
ク間隔で行われるが、ヘッドA1 +,A1 −によるトレ
ース軌跡の傾斜と記録トラックの傾斜とは異なり、プラ
スアジマスのヘッドA1 +によるトレース軌跡T1 は例
えば図6(a)に示すものとなる。図6(a)の+,−
は記録トラックのアジマス方向を示しており、ヘッドA
1 +のアジマスと記録トラックのアジマスとが一致する
記録トラックの上側及び下側において再生信号のエンベ
ロープは大きくなる(図6(b))。
【0069】記録モードに応じて記録トラックの傾斜角
が変化し、記録トラックの傾斜角によって所定のトラッ
キング位相時に1トレースで横切るトラック数が決定す
る。モード識別回路4は、再生信号のエンベロープの変
化から磁気テープがいずれの記録モードで記録されてい
るかを検出して、再生モードを決定する。
【0070】モード識別回路4は、1/3倍速記録モー
ドによって記録が行われていることを識別すると、1/
3倍速再生モードを設定する。これにより、テープ駆動
回路7は磁気テープ11を1/3倍速で走行させる。ま
た、タイミング回路5は、スイッチ13を制御して、3ト
レース毎に1回のトレース期間において端子aを選択さ
せ、3トレースのうちの残りの2トレースの期間に端子
bを選択させる。これにより、ヘッドA1 +,A1 −に
よって記録が行われている記録トラックを夫々ヘッドA
1 +,A1 −によってトレースさせて再生を行う。こう
して、記録時と同様に、3トレースで1記録トラックか
らの再生信号が得られる。
【0071】また、モード識別回路4は図示しないトラ
ッキング制御回路を制御して、混合器8がモード識別信
号を挿入したタイミングに対応するタイミングにトラッ
キングパイロット信号のサンプルタイミングを一致させ
る。これにより、モード識別回路4は、他の信号に優先
させて先ずモード識別信号の再生を行って、再生エンベ
ロープに基づくモード選択の可否を確認するようになっ
ている。
【0072】図7はモード識別信号の伝送例及び検出方
法を説明するための説明図である。図7(a)は1トラ
ックの記録フォーマットを示し、図7(b)はヘッドト
レースを示し、図7(c)はトラッキングパイロットサ
ンプリングパルスを示している。
【0073】図7(a)は民生用HDディジタルVTR
規格に対応した1トラックの記録フォーマットを示して
いる。このフォーマットにおいては、トラックの下端か
らITI領域、オーディオ領域、ビデオ補助領域、ビデ
オ領域及びサブコード領域を設けるようになっている。
ITI領域にはヘッダ等を記録し、オーディオ領域には
オーディオデータを記録し、ビデオ領域にはビデオデー
タを記録し、サブコード領域にはサブコードを記録する
ようになっている。斜線部で示すビデオ補助領域は空き
領域となっている。本実施例においては、例えば、記録
系の混合器8によってビデオ補助領域に対応する期間に
おいてモード識別信号を挿入するようになっている。
【0074】各領域のビット長は固定されたものであ
り、図7(b)に示すように、各領域と各トラック上の
位置とは一対一に対応する。従って、トラッキングパイ
ロットサンプリングタイミングをビデオ補助領域に対応
するタイミングで発生させることができる。即ち、モー
ド識別回路4は、混合器8がモード識別信号を混合する
タイミングに対応するタイミングで図7(c)に示すト
ラッキングパイロットを発生させてトラッキングを制御
する。これにより、ビデオ補助領域に記録したモード識
別信号を確実に再生して検出することができる。次に、
モード識別回路4は、パイロット信号のサンプルタイミ
ングをトラック全域に広げてトラッキングをとる。
【0075】磁気テープ11の走行速度が標準速度の1/
3であるので、3回のトレースで通常再生時の1トラッ
ク分だけ再生トレース位置が変化する。即ち、再生回路
14には記録レートと同一の再生レートで再生信号が入力
される。再生回路14は再生信号に所定の信号処理を施し
て、図3(b5)に示す再生データを出力メモリ15に出
力する。タイミング回路5は、出力メモリ15を制御し
て、図3(b6)に示すように、データA1 ,A2 ,…
を入力データと同一の時間間隔で出力する。
【0076】このように、本実施例においては、回転シ
リンダの回転数を変更することなく、記録するデータの
データレートと標準データレートとのレート比に基づい
て磁気テープの走行速度を制御すると共に、このレート
比に基づくトレース回数ごとの1トレース期間にのみ記
録データを記録するようにしているから、異なる記録レ
ートで記録を行う場合でも、記録トラックパターンを通
常記録時と同一のトラック幅及びトラックピッチに設定
することができると共に、信号の記録帯域を変化させる
ことなく記録時間を記録レートに応じて変化させること
ができる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、異
なるデータレートで記録を行った場合でも記録可能な信
号帯域が変化してしまうことを防止することにより、正
確な長時間記録を可能にすることができるという効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気記録再生装置の一実施例を示
すブロック図。
【図2】実施例において採用される回転シリンダの例を
示す説明図。
【図3】実施例の動作を説明するための説明図。
【図4】実施例の動作を説明するための説明図。
【図5】実施例の動作を説明するための説明図。
【図6】再生モードを決定する方法を説明するための説
明図。
【図7】モード識別信号の伝送方法及び検出を説明する
ための説明図。
【符号の説明】
2…入力メモリ、3…データレート検出回路、4…モー
ド識別回路、5…タイミング回路、6…モード識別信号
付加回路、7…テープ駆動回路、8…混合器、10,13…
スイッチ、15…出力メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−247801(JP,A) 特開 昭63−306504(JP,A) 特開 平8−111002(JP,A) 特開 平7−334809(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/09

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録しようとするデータのデータレート
    を検出するデータレート検出手段と、 回転シリンダの標準回転数及び磁気テープの標準速度に
    対応した所定の標準レートと前記データレートとに基づ
    いて前記磁気テープの走行速度を決定する走行速度決定
    手段と、 前記回転シリンダが前記標準レートと前記データレート
    とに基づく回数だけ回転する毎に前記回転シリンダに設
    けられた磁気ヘッドによって前記磁気テープをトレース
    させて記録データを記録する記録手段と、 前記記録しようとするデータを記憶して前記記録手段の
    記録タイミングに対応させて出力して前記記録手段に与
    える記憶手段とを具備したことを特徴とする磁気記録装
    置。
  2. 【請求項2】 前記走行速度決定手段は、前記標準レー
    トと前記データレートとのレート比に基づいて前記磁気
    テープの走行速度を決定し、 前記記録手段は、前記回転シリンダが前記レート比に基
    づく回数だけ回転する毎に前記回転シリンダに設けられ
    た磁気ヘッドによって前記磁気テープをトレースさせて
    記録データを記録することを特徴とする請求項1に記載
    の磁気記録装置。
  3. 【請求項3】 前記磁気テープの走行速度及び前記標準
    レートと前記データレートとに基づく回数を示す情報を
    モード識別信号として前記記録しようとするデータと共
    に前記記録手段に与えて記録させる混合手段を付加した
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録手段は、相互にアジマスが相違
    する1又は複数対のヘッドを前記回転シリンダの円周面
    上に180度離して配置したヘッド構成を有し、 前記走行速度決定手段は、前記データレートが前記標準
    レートと同一又はその1/2であるときに前記磁気テー
    プの走行速度を前記標準速度とし、前記データレートが
    前記標準レートの1/(2n−1)(nは2以上の整
    数)であるときに前記磁気テープの走行速度を前記標準
    速度の1/(2n−1)(nは2以上の整数)倍にする
    ことを特徴とする請求項1又は2のいずれか一方に記載
    の磁気記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録手段は、相互にアジマスが相違
    する1又は複数対のヘッドを前記回転シリンダの円周面
    上に配置したヘッド構成を有し、 前記走行速度決定手段は、前記データレートが前記標準
    レートの1/n(nは自然数)であるときに前記磁気テ
    ープの走行速度を前記標準速度の1/n(nは自然数)
    倍にすることを特徴とする請求項1又は2のいずれか一
    方に記載の磁気記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録手段は、2つの連続した前記記
    録タイミングにおいて相互にアジマスが異なる磁気ヘッ
    ドによって記録トラックを形成することを特徴とする請
    求項1に記載の磁気記録装置。
  7. 【請求項7】 記録しようとするデータのデータレート
    と前記標準レートとに基づいて前記磁気テープの走行速
    度を制御することにより前記記録しようとするデータの
    データレートよりも高いレートの高記録レートを設定す
    る高レート設定手段と、 前記走行速度決定手段に代えて前記高レート設定手段に
    よって前記磁気テープの走行速度を制御した場合には、
    前記記録しようとするデータレートと前記高記録レート
    との差に基づくデータ量の擬似データを前記記録しよう
    とするデータと共に前記記録手段に与える擬似データ挿
    入手段とを付加したことを特徴とする請求項1に記載の
    磁気記録装置。
  8. 【請求項8】 記録時において、記録しようとするデー
    タのデータレートを検出するデータレート検出手段と、
    回転シリンダの標準回転数及び磁気テープの標準速度に
    対応した所定の標準レートと前記データレートとに基づ
    いて前記磁気テープの走行速度を決定すると共に、前記
    回転シリンダが前記標準レートと前記データレートとに
    基づく回数だけ回転する毎に前記回転シリンダに設けら
    れた磁気ヘッドによって前記磁気テープをトレースさせ
    て記録データを記録する記録モード設定手段と、前記記
    録しようとするデータを記憶して前記記録手段の記録タ
    イミングに対応させて出力して前記記録手段に与える記
    憶手段とを備え、 再生時において、前記記録時のモードを判別するモード
    判別手段と、このモード判別手段によって判別された記
    録モードに基づいて前記磁気テープの走行速度を決定す
    ると共に、前記記録時のモードに基づく回数だけシリン
    ダが回転する毎に前記シリンダに設けられた磁気ヘッド
    によって前記磁気テープをトレースさせて記録されてい
    るデータを再生する再生手段とを具備したことを特徴と
    する磁気記録再生装置。
  9. 【請求項9】 前記走行速度決定手段及び前記記録手段
    は、前記標準レート及び前記データレートの外に所定の
    モード外部信号に基づいて動作することを特徴とする請
    求項1に記載の磁気記録装置。
  10. 【請求項10】 テープ駆動手段によって標準速度で走
    行駆動される磁気テープに、所定の回転速度で回転する
    回転シリンダに設けられた磁気ヘッド手段によって標準
    レートのデータを所定のトラックピッチで記録する第1
    の記録モードと、記録しようとするデータのレートとモードを指定する外
    部入力とに基づいて前記第1の記録モードとの一方が指
    定される第2の記録モードであって、該第2の記録モー
    ドは、 前記標準レートよりデータレートの低いデータを
    記録し、前記標準レートと記録しようとするデータレー
    トとに基づいて前記テープ駆動手段を制御して前記磁気
    テープの走行速度を決定するテープ走行速度決定手段
    と、前記回転シリンダが前記標準レートと前記記録しよ
    うとするデータレートに基づく回数だけ回転する毎に前
    記磁気ヘッドによって前記磁気テープをトレースさせて
    記録データを記録する記録手段と、前記記録しようとす
    るデータを記憶して前記記録手段の記録タイミングに対
    応させて出力して前記記録手段に与える記憶手段とを備
    えることにより、前記データを前記第1の記録モードと
    実質的に同一ピッチのトラックを形成するように記録す
    るものであることを特徴とする磁気記録装置。
  11. 【請求項11】 第1の速度で走行する磁気テープに、
    所定の回転速度で回転する回転体に設けられた磁気ヘッ
    ド手段によって、第1のデータレートのデータを、所定
    のトラックピッチでトラックを形成するように記録する
    第1の記録モードと、記録しようとするデータのレートとモードを指定する外
    部入力とに基づいて前記第1の記録モードとの一方が指
    定される第2の記録モードであって、 前記第1のデータのデータレートよりレートの低いデー
    タを、前記第1の速度の1/2の速度で走行する磁気テ
    ープに、前記第1の記録モードと同じ回転速度で回転す
    る前記磁気ヘッド手段によって、当該磁気ヘッド手段で
    の非記録期間を設けることにより、前記トラックピッチ
    と実質的に同一のトラックピッチで記録する第2の記録
    モードを有することを特徴とする磁気記録装置。
  12. 【請求項12】 第1の速度で走行する磁気テープに、
    所定の回転速度で回転する回転体に設けられた磁気ヘッ
    ド手段によって、第1のデータレートのデータを、所定
    のトラックピッチでトラックを形成するように記録する
    第1の記録モードと、記録しようとするデータのレートとモードを指定する外
    部入力とに基づいて前記第1の記録モードとの一方が指
    定される第2の記録モードであって、 前記第1のデータのデータレートよりレートの低いデー
    タを、前記第1の速度の1/(2n−1)(nは2以上
    の整数)の速度で走行する磁気テープに、前記第1の記
    録モードと同じ回転速度で回転する前記磁気ヘッド手段
    によって、当該磁気ヘッド手段での非記録期間を設ける
    ことにより、前記トラックピッチと実質的に同一のトラ
    ックピッチで記録する第2の記録モードを有することを
    特徴とする磁気記録装置。
  13. 【請求項13】 所定の回転数で回転する回転体に略1
    80°対向配置された第1及び第2の磁気ヘッド手段
    と、 磁気テープを走行駆動する駆動手段と、 入力データを蓄積するメモリ手段と、 前記入力データを前記メモリ手段から読出して前記磁気
    ヘッド手段に供給するタイミングを決定するタイミング
    手段と、 前記駆動手段及びタイミング手段を制御する制御手段を
    有し、前記駆動手段によって前記磁気テープを第1の速
    度で走行駆動させると共に第1のレートのデータを前記
    メモリから所定のタイミングで読出して、前記磁気ヘッ
    ド手段によって所定のトラックピッチで記録する第1の
    記録モードと、前記駆動手段によって前記磁気テープを
    前記第1の速度の1/(2n−1)(nは2以上の整
    数)の速度で走行させると共に、前記第1のレートより
    低いデータレートを有するデータを前記メモリ手段か
    ら、前記磁気ヘッド手段による非記録期間が生ずるタイ
    ミングで読出し、前記磁気ヘッド手段によって前記第1
    の記録モードと実質的に同一のトラックピッチで記録す
    る第2の記録モードとを前記記録しようとするデータの
    レートとモードを指定する外部入力とに基づいて設定可
    能なモード設定手段とを具備したことを特徴とする磁気
    記録装置。
  14. 【請求項14】 所定の回転数で回転する回転体に配置
    され、異なるアジマスを有する磁気ヘッド手段と、 磁気テープを走行駆動する駆動手段と、 入力データを蓄積するメモリ手段と、 前記入力データを前記メモリ手段から読出して前記磁気
    ヘッド手段に供給するタイミングを決定するタイミング
    手段と、 前記駆動手段及びタイミング手段を制御する制御手段を
    有し、前記駆動手段によって前記磁気テープを第1の速
    度で走行駆動させると共に第1のレートのデータを前記
    メモリから所定のタイミングで読出して、前記磁気ヘッ
    ド手段によって2トラックずつ所定のトラックピッチで
    記録する第1の記録モードと、前記駆動手段によって前
    記磁気テープを前記第1の速度の1/n(nは2以上の
    整数)の速度で走行させると共に、前記第1のレートよ
    り低いデータレートを有するデータを前記メモリ手段か
    ら、前記磁気ヘッド手段による非記録期間が生ずるタイ
    ミングで読出し、2トラックづつ前記第1の記録モード
    と実質的に同一のトラックピッチで記録する第2の記録
    モードとを前記記録しようとするデータのレートとモー
    ドを指定する外部入力とに基づいて設定可能なモード設
    定手段とを具備したことを特徴とする磁気記録装置。
  15. 【請求項15】 所定の回転数で回転する回転体に略1
    80°対向配置されそれぞれアジマスの異なるヘッド対
    でなる第1及び第2の磁気ヘッド手段と、 磁気テープを走行駆動する駆動手段と、 入力データを蓄積するメモリ手段と、 前記入力データを前記メモリ手段から読出して前記磁気
    ヘッド手段に供給するタイミングを決定するタイミング
    手段と、 前記駆動手段及びタイミング手段を制御する制御手段を
    有し、前記駆動手段によって前記磁気テープを第1の速
    度で走行駆動させると共に第1のレートのデータを前記
    メモリから所定のタイミングで読出して、前記磁気ヘッ
    ド手段の各ヘッド対によって2トラックずつ所定のトラ
    ックピッチで記録する第1の記録モードと、前記駆動手
    段によって前記磁気テープを前記第1の速度の1/2n
    (nは自然数)の速度で走行させると共に、前記第1の
    レートより低いデータレートを有するデータを前記メモ
    リ手段から、前記磁気ヘッド手段による非記録期間が生
    ずるタイミングで読出し、前記一方のヘッド対のみによ
    って2トラックづつ前記第1の記録モードと実質的に同
    一のトラックピッチで記録する第2の記録モードとを前
    記記録しようとするデータのレートとモードを指定する
    外部入力とに基づいて設定可能なモード設定手段とを具
    備したことを特徴とする磁気記録装置。
  16. 【請求項16】 所定の回転数で回転する回転体に略1
    80°対向配置され、それぞれアジマスの異なるヘッド
    対でなる第1及び第2の磁気ヘッド手段と、 磁気テープを走行駆動する駆動手段と、 入力データを蓄積するメモリ手段と、 前記入力データを前記メモリ手段から読出して前記磁気
    ヘッド手段に供給するタイミングを決定するタイミング
    手段と、 前記駆動手段及びタイミング手段を制御する制御手段を
    有し、前記駆動手段によって前記磁気テープを第1の速
    度で走行駆動させると共に第1のレートのデータを前記
    メモリから所定のタイミングで読出して、前記磁気ヘッ
    ド手段の各ヘッド対によって2トラックずつ所定のトラ
    ックピッチで記録する第1の記録モードと、前記駆動手
    段によって前記磁気テープを前記第1の速度の1/(2
    n−1)(nは2以上の整数)の速度で走行させると共
    に、前記第1のレートより低いデータレートを有するデ
    ータを前記メモリ手段から、前記磁気ヘッド手段による
    非記録期間が生ずるタイミングで読出し、当該ヘッド対
    によって2トラックづつ前記第1の記録モードと実質的
    に同一のトラックピッチで記録する第2の記録モード
    を前記記録しようとするデータのレートとモードを指定
    する外部入力とに基づいて設定可能なモード設定手段と
    を具備したことを特徴とする磁気記録装置。
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