JPH09167359A - トラッキングおよびトラックジャンプ制御装置 - Google Patents
トラッキングおよびトラックジャンプ制御装置Info
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- JPH09167359A JPH09167359A JP7325394A JP32539495A JPH09167359A JP H09167359 A JPH09167359 A JP H09167359A JP 7325394 A JP7325394 A JP 7325394A JP 32539495 A JP32539495 A JP 32539495A JP H09167359 A JPH09167359 A JP H09167359A
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- light beam
- jump
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ランド(トラック)とグルーブ(溝)の両方に
データを記録再生するような光ディスクにおいて、光ビ
ームをランドおよびグルーブに追従可能とし、更にラン
ドからグルーブへあるいはグルーブからランドへ光ビー
ムをトラックジャンプにより移動可能とする。 【解決手段】トラッキング誤差信号aを微分することに
よりピーク点を検出し、検出されたピーク検出信号に基
づいて光ビームがランド上に位置するか、グルーブ上に
位置するかに対応した切換え信号fを生成する。光ビー
ムがグルーブ上を通過していることが検出された場合に
は、例えばトラッキング誤差信号aの位相を反転させ
て、トラッキング制御信号hとする。また、トラックジ
ャンプ時にはトラッキング誤差信号aから得られた加速
タイミング信号eとランド/グルーブ検出信号から得ら
れた減速タイミング信号iで光ビームの移動速度と距離
を制御することにより、光ビームを所望のランドあるい
はグルーブに移動させ、追従させる。
データを記録再生するような光ディスクにおいて、光ビ
ームをランドおよびグルーブに追従可能とし、更にラン
ドからグルーブへあるいはグルーブからランドへ光ビー
ムをトラックジャンプにより移動可能とする。 【解決手段】トラッキング誤差信号aを微分することに
よりピーク点を検出し、検出されたピーク検出信号に基
づいて光ビームがランド上に位置するか、グルーブ上に
位置するかに対応した切換え信号fを生成する。光ビー
ムがグルーブ上を通過していることが検出された場合に
は、例えばトラッキング誤差信号aの位相を反転させ
て、トラッキング制御信号hとする。また、トラックジ
ャンプ時にはトラッキング誤差信号aから得られた加速
タイミング信号eとランド/グルーブ検出信号から得ら
れた減速タイミング信号iで光ビームの移動速度と距離
を制御することにより、光ビームを所望のランドあるい
はグルーブに移動させ、追従させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば記録可能な
光ディスクや光磁気ディスクに、ディジタルデータを記
録再生する光ディスク記録再生装置に係り、より詳細に
は、光ディスクや光磁気ディスクのランドおよびグルー
ブ(溝部)にデータを記録再生する際に、光ビームを目
標のランドおよびグルーブ上に位置決めするためのトラ
ッキング制御装置におけるトラックジャンプ制御装置に
関するものである。
光ディスクや光磁気ディスクに、ディジタルデータを記
録再生する光ディスク記録再生装置に係り、より詳細に
は、光ディスクや光磁気ディスクのランドおよびグルー
ブ(溝部)にデータを記録再生する際に、光ビームを目
標のランドおよびグルーブ上に位置決めするためのトラ
ッキング制御装置におけるトラックジャンプ制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置としては、コンパクトデ
ィスクやCD−ROM等の再生専用装置が知られてお
り、CD−ROM等は計算機やゲーム機器等の民生用記
録媒体として広く用いられているが、最近では、CD−
ROMの約4倍から8倍に記録容量を上げた光ディスク
が提案されており、CD−ROMに替わる大容量記録媒
体として普及していくものと期待されている。また、大
容量化を狙った記録可能な光ディスクとして、追記型や
書換え可能型の光ディスク装置も開発されている。これ
らの装置では、光ビームをトラックに追従させるあるい
は、所望のトラックに光ビームを移動させるトラックジ
ャンプ動作を行うのために、同心円状あるいは渦巻き状
のトラックに対して略直行する方向に光ピックアップを
駆動するトラッキングアクチュエータと、トラッキング
アクチュエータを制御するトラッキング制御装置を有し
ている。トラック追従動作では、光ピックアップから得
られるトラッキング誤差信号のレベルと極性に応じてト
ラッキングアクチュエータを駆動し、光ビームが常にト
ラック中心を追従するように制御を行っている。一方、
トラックジャンプ動作では、一般にトラッキング制御ル
ープを一旦開とし、トラッキングアクチュエータに、正
負のパルス電流を加えることにより光ピックアップを1
トラックだけ移動させ、光ビームが目標トラックの中心
位置に達した時に再びトラッキング制御ループを閉とし
て、所望のトラックに対して光ビームが追従するように
トラック追従動作を行わせるようにしている。
ィスクやCD−ROM等の再生専用装置が知られてお
り、CD−ROM等は計算機やゲーム機器等の民生用記
録媒体として広く用いられているが、最近では、CD−
ROMの約4倍から8倍に記録容量を上げた光ディスク
が提案されており、CD−ROMに替わる大容量記録媒
体として普及していくものと期待されている。また、大
容量化を狙った記録可能な光ディスクとして、追記型や
書換え可能型の光ディスク装置も開発されている。これ
らの装置では、光ビームをトラックに追従させるあるい
は、所望のトラックに光ビームを移動させるトラックジ
ャンプ動作を行うのために、同心円状あるいは渦巻き状
のトラックに対して略直行する方向に光ピックアップを
駆動するトラッキングアクチュエータと、トラッキング
アクチュエータを制御するトラッキング制御装置を有し
ている。トラック追従動作では、光ピックアップから得
られるトラッキング誤差信号のレベルと極性に応じてト
ラッキングアクチュエータを駆動し、光ビームが常にト
ラック中心を追従するように制御を行っている。一方、
トラックジャンプ動作では、一般にトラッキング制御ル
ープを一旦開とし、トラッキングアクチュエータに、正
負のパルス電流を加えることにより光ピックアップを1
トラックだけ移動させ、光ビームが目標トラックの中心
位置に達した時に再びトラッキング制御ループを閉とし
て、所望のトラックに対して光ビームが追従するように
トラック追従動作を行わせるようにしている。
【0003】図12は、従来のトラッキング制御装置の
一例を示すブロック図である。図12に示すようにトラ
ッキング制御装置は、相変化記録膜、有機色素膜あるい
は磁性薄膜記録媒体で形成された、反射率変化あるいは
ピット形状として情報が記録されている光ディスク1、
光ディスク1に記録されているデータを取り出すための
光ピックアップ2、光ピックアップ2を光ディスク1の
半径方向に移動させるためのトラッキングアクチュエー
タ3、光ピックアップ2から取り出された信号を電気信
号に変換する光電変換器4、光電変換器4により与えら
れた電気信号に基づいてトラッキング誤差信号を生成す
るトラッキング誤差信号検出回路5、制御系の安定性あ
るいは速応性を改善するための位相補償回路6、トラッ
キング誤差信号検出回路5の出力信号に基づいてトラッ
ク中心に対応した信号を生成するための波形整形回路
7、トラックジャンプ時にトラッキングアクチュエータ
3を駆動するためのジャンプ信号を、波形整形回路7の
出力信号に基づいて発生するためのジャンプ信号発生回
路8、光ビームの動作を制御するためのドライブマイコ
ン9、ドライブマイコン9の出力信号により光ビームを
トラックに追従させるかトラックジャンプさせるかを切
換えるためのモード切換えスイッチ10およびトラッキ
ングアクチュエータを駆動するための駆動回路11を備
えている。
一例を示すブロック図である。図12に示すようにトラ
ッキング制御装置は、相変化記録膜、有機色素膜あるい
は磁性薄膜記録媒体で形成された、反射率変化あるいは
ピット形状として情報が記録されている光ディスク1、
光ディスク1に記録されているデータを取り出すための
光ピックアップ2、光ピックアップ2を光ディスク1の
半径方向に移動させるためのトラッキングアクチュエー
タ3、光ピックアップ2から取り出された信号を電気信
号に変換する光電変換器4、光電変換器4により与えら
れた電気信号に基づいてトラッキング誤差信号を生成す
るトラッキング誤差信号検出回路5、制御系の安定性あ
るいは速応性を改善するための位相補償回路6、トラッ
キング誤差信号検出回路5の出力信号に基づいてトラッ
ク中心に対応した信号を生成するための波形整形回路
7、トラックジャンプ時にトラッキングアクチュエータ
3を駆動するためのジャンプ信号を、波形整形回路7の
出力信号に基づいて発生するためのジャンプ信号発生回
路8、光ビームの動作を制御するためのドライブマイコ
ン9、ドライブマイコン9の出力信号により光ビームを
トラックに追従させるかトラックジャンプさせるかを切
換えるためのモード切換えスイッチ10およびトラッキ
ングアクチュエータを駆動するための駆動回路11を備
えている。
【0004】このように構成された従来のトラッキング
制御装置のトラック追従動作およびトラックジャンプ動
作について、簡単に説明する。光ピックアップ2から得
られた光信号は光電変換器4で電気信号に変換された
後、トラッキング誤差信号検出回路5で、光ビームとト
ラック中心とのずれ量および方向に対応した略正弦波状
のトラッキング誤差信号aが生成される。トラッキング
誤差信号aは、位相補償回路6を介して制御ループスイ
ッチSW1に入力される。また、波形整形回路7にも入
力されており、パルス状の波形であるゼロクロス信号b
に整形された後、ジャンプ信号発生回路8およびドライ
ブマイコン9に入力される。光ビームをトラックに追従
させるトラック追従動作では、ドライブマイコン9の出
力であるモード切換え信号dにより制御ループスイッチ
SW1を閉、ジャンプスイッチSW2を開として、位相
補償回路6の出力信号を駆動回路11を介してトラッキ
ングアクチュエータ3に与えることにより、光ビームが
トラックを追従するようにトラッキングアクチュエータ
3を駆動する。一方、トラックジャンプ動作では、モー
ド切換え信号dにより制御ループスイッチSW1を開、
ジャンプスイッチSW2を閉とすると共に、ジャンプ信
号発生回路8から光ビームを目標トラック方向へ移動さ
せるための加速/減速信号cを発生し、駆動回路11を
介してトラッキングアクチュエータ3に与える。以下
に、図13のトラックジャンプ時の各部の動作波形図を
用いて説明する。ドライブマイコン9によりモード切換
え信号dを例えばHレベルとしてジャンプモードに切換
えると、光ビームをトラックAからトラックBの方向へ
移動させる場合には、ジャンプ信号発生回路8はモード
切換え信号dの立上がりのタイミングで、例えば加速/
減速信号cとして正の加速パルスを発生する。このと
き、制御ループスイッチSW1は開、ジャンプスイッチ
SW2は閉となっているので、光ビームはトラックBの
方向(図面右方向)に移動することになり、図13のよ
うなトラッキング誤差信号aが検出される。光ビームが
溝Aの中心まで移動するとトラッキング誤差信号aはゼ
ロクロスするため、トラッキング誤差信号aのパルス信
号であるゼロクロス信号bは溝の中心でLレベルとな
り、このゼロクロス信号bの立下がりエッジが検出され
ると、ジャンプ信号発生回路8は、例えば加速/減速信
号cとして負の加速パルスを発生して、トラッキングア
クチュエータ3にトラックA側への加速度を加えること
により、光ビームの移動速度を減速させる。更に、光ビ
ームが移動してトラックBの中心に到達すると、トラッ
キング誤差信号aは再びゼロクロスしてゼロクロス信号
bはHレベルとなる。このゼロクロス信号bの立上がり
エッジが検出されると、ドライブマイコン9はモード切
換え信号dを例えばLレベルとして追従モードに切換え
て、このモード切換え信号dにより制御ループスイッチ
SW1を閉、ジャンプスイッチSW2を開とすることに
より、トラックBを追従するように光ビームが制御され
る。
制御装置のトラック追従動作およびトラックジャンプ動
作について、簡単に説明する。光ピックアップ2から得
られた光信号は光電変換器4で電気信号に変換された
後、トラッキング誤差信号検出回路5で、光ビームとト
ラック中心とのずれ量および方向に対応した略正弦波状
のトラッキング誤差信号aが生成される。トラッキング
誤差信号aは、位相補償回路6を介して制御ループスイ
ッチSW1に入力される。また、波形整形回路7にも入
力されており、パルス状の波形であるゼロクロス信号b
に整形された後、ジャンプ信号発生回路8およびドライ
ブマイコン9に入力される。光ビームをトラックに追従
させるトラック追従動作では、ドライブマイコン9の出
力であるモード切換え信号dにより制御ループスイッチ
SW1を閉、ジャンプスイッチSW2を開として、位相
補償回路6の出力信号を駆動回路11を介してトラッキ
ングアクチュエータ3に与えることにより、光ビームが
トラックを追従するようにトラッキングアクチュエータ
3を駆動する。一方、トラックジャンプ動作では、モー
ド切換え信号dにより制御ループスイッチSW1を開、
ジャンプスイッチSW2を閉とすると共に、ジャンプ信
号発生回路8から光ビームを目標トラック方向へ移動さ
せるための加速/減速信号cを発生し、駆動回路11を
介してトラッキングアクチュエータ3に与える。以下
に、図13のトラックジャンプ時の各部の動作波形図を
用いて説明する。ドライブマイコン9によりモード切換
え信号dを例えばHレベルとしてジャンプモードに切換
えると、光ビームをトラックAからトラックBの方向へ
移動させる場合には、ジャンプ信号発生回路8はモード
切換え信号dの立上がりのタイミングで、例えば加速/
減速信号cとして正の加速パルスを発生する。このと
き、制御ループスイッチSW1は開、ジャンプスイッチ
SW2は閉となっているので、光ビームはトラックBの
方向(図面右方向)に移動することになり、図13のよ
うなトラッキング誤差信号aが検出される。光ビームが
溝Aの中心まで移動するとトラッキング誤差信号aはゼ
ロクロスするため、トラッキング誤差信号aのパルス信
号であるゼロクロス信号bは溝の中心でLレベルとな
り、このゼロクロス信号bの立下がりエッジが検出され
ると、ジャンプ信号発生回路8は、例えば加速/減速信
号cとして負の加速パルスを発生して、トラッキングア
クチュエータ3にトラックA側への加速度を加えること
により、光ビームの移動速度を減速させる。更に、光ビ
ームが移動してトラックBの中心に到達すると、トラッ
キング誤差信号aは再びゼロクロスしてゼロクロス信号
bはHレベルとなる。このゼロクロス信号bの立上がり
エッジが検出されると、ドライブマイコン9はモード切
換え信号dを例えばLレベルとして追従モードに切換え
て、このモード切換え信号dにより制御ループスイッチ
SW1を閉、ジャンプスイッチSW2を開とすることに
より、トラックBを追従するように光ビームが制御され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来のトラッキング制御装置のトラックジャンプ動作に
おいては、先ず光ビームを加速させ、光ビームが溝中心
を通過してからは減速させることにより、目標トラック
への移動を迅速にし、かつ目標トラックに光ビームを安
定に引き込むようにしているが、加速減速を切換えるタ
イミングはトラッキング誤差信号に基づいて行ってお
り、トラッキングアクチュエータを駆動する加速減速信
号の極性を切換えることにより光ビームの移動速度を制
御している。このため、例えばトラックだけにデータが
記録されており、溝はトラッキング制御時の案内や隣接
トラックからのクロストークを軽減するために設けられ
た光ディスクに対しては対応可能であるが、ランド(ト
ラック)とグルーブ(溝)の両方にデータを記録再生す
るような光ディスクの場合には、ランドからグルーブへ
あるいはグルーブからランドへ光ビームをトラックジャ
ンプにより移動させる時の加速減速を切換えるタイミン
グとして、トラッキング誤差信号だけでは対応できな
い。また、図14に示すのように光ビームがグルーブ上
に位置している時、つまりトラッキング誤差信号の斜線
部分でトラッキング制御ループを閉にしても、制御系に
正帰還がかかり非常に不安定となるため、光ビームはグ
ルーブ上には引き込まれない。このため、光ビームがグ
ルーブ上に位置している時には、トラッキング誤差信号
の位相を反転する必要がある。
従来のトラッキング制御装置のトラックジャンプ動作に
おいては、先ず光ビームを加速させ、光ビームが溝中心
を通過してからは減速させることにより、目標トラック
への移動を迅速にし、かつ目標トラックに光ビームを安
定に引き込むようにしているが、加速減速を切換えるタ
イミングはトラッキング誤差信号に基づいて行ってお
り、トラッキングアクチュエータを駆動する加速減速信
号の極性を切換えることにより光ビームの移動速度を制
御している。このため、例えばトラックだけにデータが
記録されており、溝はトラッキング制御時の案内や隣接
トラックからのクロストークを軽減するために設けられ
た光ディスクに対しては対応可能であるが、ランド(ト
ラック)とグルーブ(溝)の両方にデータを記録再生す
るような光ディスクの場合には、ランドからグルーブへ
あるいはグルーブからランドへ光ビームをトラックジャ
ンプにより移動させる時の加速減速を切換えるタイミン
グとして、トラッキング誤差信号だけでは対応できな
い。また、図14に示すのように光ビームがグルーブ上
に位置している時、つまりトラッキング誤差信号の斜線
部分でトラッキング制御ループを閉にしても、制御系に
正帰還がかかり非常に不安定となるため、光ビームはグ
ルーブ上には引き込まれない。このため、光ビームがグ
ルーブ上に位置している時には、トラッキング誤差信号
の位相を反転する必要がある。
【0006】本発明は、以上の点を考慮してなされたも
ので、ランドおよびグルーブ上にデータを記録再生する
ような光ディスクにおいて、光ビームがランド上に位置
する時とグルーブ上に位置する時でトラッキング誤差信
号の位相を反転することにより、光ビームをランドおよ
びグルーブに追従可能とし、更に光ビームをランドから
グルーブあるいはグルーブからランドへトラックジャン
プ可能とするトラッキングおよびトラックジャンプ制御
装置を提供することにある。
ので、ランドおよびグルーブ上にデータを記録再生する
ような光ディスクにおいて、光ビームがランド上に位置
する時とグルーブ上に位置する時でトラッキング誤差信
号の位相を反転することにより、光ビームをランドおよ
びグルーブに追従可能とし、更に光ビームをランドから
グルーブあるいはグルーブからランドへトラックジャン
プ可能とするトラッキングおよびトラックジャンプ制御
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的は、トラッ
キング誤差信号を微分することによりピーク点を検出
し、このピーク点から光ビームがランド上に位置してい
るか、グルーブ上に位置しているかを検出する第1の光
ビーム位置検出手段と、前記第1の光ビーム位置検出手
段の出力に基づいて、光ビームが光ディスクのランド上
に位置している時と、グルーブ上に位置している時でト
ラッキング誤差信号の位相を反転する手段と、トラッキ
ング誤差信号から光ビームがランドおよびグルーブ中心
に位置していることを検出する第2の光ビーム位置検出
手段と、トラックジャンプ時に光ビームのジャンプ方向
を設定する手段と、前記第1の光ビーム位置検出手段の
出力、前記第2の光ビーム位置検出手段の出力および前
記ジャンプ方向設定信号に基づいて、トラックジャンプ
時に光ビームの加速減速を切換える手段とを備えたトラ
ックジャンプ制御装置により達成される。
キング誤差信号を微分することによりピーク点を検出
し、このピーク点から光ビームがランド上に位置してい
るか、グルーブ上に位置しているかを検出する第1の光
ビーム位置検出手段と、前記第1の光ビーム位置検出手
段の出力に基づいて、光ビームが光ディスクのランド上
に位置している時と、グルーブ上に位置している時でト
ラッキング誤差信号の位相を反転する手段と、トラッキ
ング誤差信号から光ビームがランドおよびグルーブ中心
に位置していることを検出する第2の光ビーム位置検出
手段と、トラックジャンプ時に光ビームのジャンプ方向
を設定する手段と、前記第1の光ビーム位置検出手段の
出力、前記第2の光ビーム位置検出手段の出力および前
記ジャンプ方向設定信号に基づいて、トラックジャンプ
時に光ビームの加速減速を切換える手段とを備えたトラ
ックジャンプ制御装置により達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施例につき詳細に説明する。図1は、本発明の実
施例において、トラッキング制御装置の構成を示すブロ
ック図である。図1において、図12に示した従来のト
ラッキング制御装置の構成部分と同一の機能を有するも
のには同一の番号を付している。
明の実施例につき詳細に説明する。図1は、本発明の実
施例において、トラッキング制御装置の構成を示すブロ
ック図である。図1において、図12に示した従来のト
ラッキング制御装置の構成部分と同一の機能を有するも
のには同一の番号を付している。
【0009】図1に示すように、本実施例におけるトラ
ッキング制御装置は、光ディスク1、光ピックアップ
2、トラッキングアクチュエータ3、トラッキング制御
信号検出回路5、波形整形回路7、ジャンプ信号生成回
路8、ドライブマイコン9、モード切換えスイッチ1
0、光ビームが光ディスク1のランド上あるいはグルー
ブ上に位置しているかにより、トラッキング制御信号の
極性を切換えるための極性切換え回路12および、光ビ
ームを所望のランドあるいはグルーブにジャンプさせる
ための制御信号を生成するジャンプ制御信号生成回路1
3を備えている。
ッキング制御装置は、光ディスク1、光ピックアップ
2、トラッキングアクチュエータ3、トラッキング制御
信号検出回路5、波形整形回路7、ジャンプ信号生成回
路8、ドライブマイコン9、モード切換えスイッチ1
0、光ビームが光ディスク1のランド上あるいはグルー
ブ上に位置しているかにより、トラッキング制御信号の
極性を切換えるための極性切換え回路12および、光ビ
ームを所望のランドあるいはグルーブにジャンプさせる
ための制御信号を生成するジャンプ制御信号生成回路1
3を備えている。
【0010】光ディスク1面上には、相変化記録膜、有
機色素膜あるいは磁性薄膜記録媒体で形成された、反射
率変化あるいはピット形状として情報が記録されてい
る。光ピックアップ2は、光ディスク1面に向けて光ビ
ームを発光するための発光素子(図示せず)と、発光素
子により発せられた光ビームを透過させ、光ディスク1
からの反射光を屈折させるための光学部材(図示せず)
および光学部材を介して反射光を受光するための受光素
子を有している。
機色素膜あるいは磁性薄膜記録媒体で形成された、反射
率変化あるいはピット形状として情報が記録されてい
る。光ピックアップ2は、光ディスク1面に向けて光ビ
ームを発光するための発光素子(図示せず)と、発光素
子により発せられた光ビームを透過させ、光ディスク1
からの反射光を屈折させるための光学部材(図示せず)
および光学部材を介して反射光を受光するための受光素
子を有している。
【0011】光ピックアップ2の受光素子(図示せず)
から得られた光信号は光電変換器4で電気信号に変換さ
れた後、トラッキング誤差信号検出回路5で、光ビーム
とトラック中心とのずれ量および方向に対応した略正弦
波状のトラッキング誤差信号aが生成される。トラッキ
ング誤差信号aは、極性切換え回路12、波形整形回路
7およびジャンプ制御信号生成回路13に入力される。
極性切換え回路12からは、ジャンプ制御信号生成回路
13の出力である極性切換え信号fにより、光ビームが
ランド上を通過していることが検出された場合には、例
えばトラッキング誤差信号aがそのままトラッキング制
御信号hとして出力され、光ビームがグルーブ上を通過
していることが検出された場合には、例えばトラッキン
グ誤差信号aの位相を反転させて、トラッキング制御信
号hとして出力される。トラッキング制御信号hは、位
相補償回路6を介して制御ループスイッチSW1に入力
される。波形整形回路7では、トラッキング誤差信号a
からパルス状のゼロクロス信号bが生成されジャンプ制
御信号生成回路13に入力される。ジャンプ制御信号生
成回路13には、ドライブマイコン9からモード切換え
信号dとジャンプ方向設定信号gが入力されている。ジ
ャンプ制御信号生成回路13は、ゼロクロス信号bの立
上がりエッジおよび立下がりエッジを検出して両エッジ
信号の論理積である信号eをドライブマイコン9に出力
する。また、トラッキング誤差信号aから光ビームが光
ディスク1面上のランド上を通過しているのか、グルー
ブ上を通過しているのかを検出し、極性切換え信号fと
して極性切換え回路12に出力する。更に、上記信号e
はトラックジャンプ時に光ビームを加速させる時の加速
タイミング信号eとしてジャンプ信号発生回路8に出力
する。また、トラッキング誤差信号aから光ビームが光
ディスク1面上のランドとグルーブの間に位置したこと
を検出し、トラックジャンプ時に光ビームを減速させる
時の減速タイミング信号iとしてジャンプ信号発生回路
8に出力する。ジャンプ信号発生回路8にはドライブマ
イコン9からジャンプ方向設定信号g およびモード切
換え信号dが入力されており、トラックジャンプ時に
は、加速タイミング信号e、減速タイミング信号i、ジ
ャンプ方向設定信号gおよびモード切換え信号dに基づ
いて、加速/減速信号cをジャンプスイッチSW2に出
力する。
から得られた光信号は光電変換器4で電気信号に変換さ
れた後、トラッキング誤差信号検出回路5で、光ビーム
とトラック中心とのずれ量および方向に対応した略正弦
波状のトラッキング誤差信号aが生成される。トラッキ
ング誤差信号aは、極性切換え回路12、波形整形回路
7およびジャンプ制御信号生成回路13に入力される。
極性切換え回路12からは、ジャンプ制御信号生成回路
13の出力である極性切換え信号fにより、光ビームが
ランド上を通過していることが検出された場合には、例
えばトラッキング誤差信号aがそのままトラッキング制
御信号hとして出力され、光ビームがグルーブ上を通過
していることが検出された場合には、例えばトラッキン
グ誤差信号aの位相を反転させて、トラッキング制御信
号hとして出力される。トラッキング制御信号hは、位
相補償回路6を介して制御ループスイッチSW1に入力
される。波形整形回路7では、トラッキング誤差信号a
からパルス状のゼロクロス信号bが生成されジャンプ制
御信号生成回路13に入力される。ジャンプ制御信号生
成回路13には、ドライブマイコン9からモード切換え
信号dとジャンプ方向設定信号gが入力されている。ジ
ャンプ制御信号生成回路13は、ゼロクロス信号bの立
上がりエッジおよび立下がりエッジを検出して両エッジ
信号の論理積である信号eをドライブマイコン9に出力
する。また、トラッキング誤差信号aから光ビームが光
ディスク1面上のランド上を通過しているのか、グルー
ブ上を通過しているのかを検出し、極性切換え信号fと
して極性切換え回路12に出力する。更に、上記信号e
はトラックジャンプ時に光ビームを加速させる時の加速
タイミング信号eとしてジャンプ信号発生回路8に出力
する。また、トラッキング誤差信号aから光ビームが光
ディスク1面上のランドとグルーブの間に位置したこと
を検出し、トラックジャンプ時に光ビームを減速させる
時の減速タイミング信号iとしてジャンプ信号発生回路
8に出力する。ジャンプ信号発生回路8にはドライブマ
イコン9からジャンプ方向設定信号g およびモード切
換え信号dが入力されており、トラックジャンプ時に
は、加速タイミング信号e、減速タイミング信号i、ジ
ャンプ方向設定信号gおよびモード切換え信号dに基づ
いて、加速/減速信号cをジャンプスイッチSW2に出
力する。
【0012】トラックジャンプ動作では、モード切換え
信号dにより制御ループスイッチSW1を開、ジャンプ
スイッチSW2を閉とすると共に、ジャンプ信号発生回
路8から光ビームを目標のランドあるいはグルーブ方向
へ移動させるための加速/減速信号cが駆動回路11を
介してトラッキングアクチュエータ3に与えられる。
信号dにより制御ループスイッチSW1を開、ジャンプ
スイッチSW2を閉とすると共に、ジャンプ信号発生回
路8から光ビームを目標のランドあるいはグルーブ方向
へ移動させるための加速/減速信号cが駆動回路11を
介してトラッキングアクチュエータ3に与えられる。
【0013】光ビームが目標のランドあるいはグルーブ
上に到達するとモード切換え信号dにより、制御ループ
スイッチSW1が閉、ジャンプスイッチSW2が開とな
り、光ビームは所望のランドあるいはグルーブを追従す
るように制御される。ここで、例えば光ビームがグルー
ブ上を追従する場合には、トラッキング誤差信号aの位
相を反転させたトラッキング制御信号hでトラッキング
アクチュエータ3は駆動される。
上に到達するとモード切換え信号dにより、制御ループ
スイッチSW1が閉、ジャンプスイッチSW2が開とな
り、光ビームは所望のランドあるいはグルーブを追従す
るように制御される。ここで、例えば光ビームがグルー
ブ上を追従する場合には、トラッキング誤差信号aの位
相を反転させたトラッキング制御信号hでトラッキング
アクチュエータ3は駆動される。
【0014】以下に、ジャンプ制御信号生成回路13の
構成例について説明する。図2は、ジャンプ制御信号生
成回路13の具体的な構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、ジャンプ制御信号生成回路13は、
微分回路14、波形整形回路15、位相反転回路16、
第1の立上がりエッジ検出回路17、第1の立下がりエ
ッジ検出回路18、切換えスイッチ19、サンプルホー
ルド回路20、第1のAND回路21、第2の立上がり
エッジ検出回路22、第2の立下がりエッジ検出回路2
3および第2のAND回路24で構成されている。
構成例について説明する。図2は、ジャンプ制御信号生
成回路13の具体的な構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、ジャンプ制御信号生成回路13は、
微分回路14、波形整形回路15、位相反転回路16、
第1の立上がりエッジ検出回路17、第1の立下がりエ
ッジ検出回路18、切換えスイッチ19、サンプルホー
ルド回路20、第1のAND回路21、第2の立上がり
エッジ検出回路22、第2の立下がりエッジ検出回路2
3および第2のAND回路24で構成されている。
【0015】トラッキング誤差信号aを微分回路14で
微分することにより、ピーク点でゼロクロスするピーク
検出信号kが生成される。ピーク検出信号kは波形整形
回路15でパルス状の波形に変換され、光ビームがラン
ド上に位置するか、グルーブ上に位置するかによりHレ
ベル又はLレベルとなるランド/グルーブ検出信号mが
生成される。ランド/グルーブ検出信号mは、切換えス
イッチ19、位相反転回路16、第1の立上がりエッジ
検出回路17および第1の立下がりエッジ検出回路18
に入力される。位相反転回路16はランド/グルーブ検
出信号mの位相を反転させた信号nを切換えスイッチ1
9のもう一方の端子に入力し、切換えスイッチ19によ
りジャンプ方向設定信号gに基づいて、光ビームをジャ
ンプさせる方向に応じてランド/グルーブ検出信号mと
位相を反転させた信号nのどちらかが選択されサンプル
ホールド回路20に入力される。サンプルホールド回路
20では、モード切換え信号dによりトラックジャンプ
時のランド/グルーブ検出信号mあるいは位相を反転さ
せた信号nがサンプルホールドされ極性切換え信号fと
して極性切換え回路12に出力される。また、ランド/
グルーブ検出信号mは第1の立上がりエッジ検出回路1
7と第1の立下がりエッジ検出回路18で立上がりエッ
ジ信号pおよび立下がりエッジ信号qが生成され、第1
のAND回路21で論理積が求められた後、トラックジ
ャンプ時に光ビームの移動速度を減速させるタイミング
信号iとしてジャンプ信号発生回路8に出力される。ゼ
ロクロス信号bは、第2の立上がりエッジ検出回路22
および第2の立下がりエッジ検出回路23に入力されて
立上がりエッジ信号rおよび立下がりエッジ信号sが生
成され、第2のAND回路24で論理積が求められた
後、トラックジャンプ時に光ビームの移動速度を加速さ
せるタイミング信号eとしてジャンプ信号発生回路8に
出力され、また光ビームの移動距離を検出するカウント
信号としてドライブマイコン9に出力される。
微分することにより、ピーク点でゼロクロスするピーク
検出信号kが生成される。ピーク検出信号kは波形整形
回路15でパルス状の波形に変換され、光ビームがラン
ド上に位置するか、グルーブ上に位置するかによりHレ
ベル又はLレベルとなるランド/グルーブ検出信号mが
生成される。ランド/グルーブ検出信号mは、切換えス
イッチ19、位相反転回路16、第1の立上がりエッジ
検出回路17および第1の立下がりエッジ検出回路18
に入力される。位相反転回路16はランド/グルーブ検
出信号mの位相を反転させた信号nを切換えスイッチ1
9のもう一方の端子に入力し、切換えスイッチ19によ
りジャンプ方向設定信号gに基づいて、光ビームをジャ
ンプさせる方向に応じてランド/グルーブ検出信号mと
位相を反転させた信号nのどちらかが選択されサンプル
ホールド回路20に入力される。サンプルホールド回路
20では、モード切換え信号dによりトラックジャンプ
時のランド/グルーブ検出信号mあるいは位相を反転さ
せた信号nがサンプルホールドされ極性切換え信号fと
して極性切換え回路12に出力される。また、ランド/
グルーブ検出信号mは第1の立上がりエッジ検出回路1
7と第1の立下がりエッジ検出回路18で立上がりエッ
ジ信号pおよび立下がりエッジ信号qが生成され、第1
のAND回路21で論理積が求められた後、トラックジ
ャンプ時に光ビームの移動速度を減速させるタイミング
信号iとしてジャンプ信号発生回路8に出力される。ゼ
ロクロス信号bは、第2の立上がりエッジ検出回路22
および第2の立下がりエッジ検出回路23に入力されて
立上がりエッジ信号rおよび立下がりエッジ信号sが生
成され、第2のAND回路24で論理積が求められた
後、トラックジャンプ時に光ビームの移動速度を加速さ
せるタイミング信号eとしてジャンプ信号発生回路8に
出力され、また光ビームの移動距離を検出するカウント
信号としてドライブマイコン9に出力される。
【0016】次に、光ビームを光ディスクの半径方向に
移動させた場合の光ビームの位置検出方法と、検出され
た位置検出信号により光ビームを移動させる方法につい
て図3を用いて説明する。図3は光ビームをディスク1
の半径方向に移動させた場合の、トラッキングおよびト
ラックジャンプ制御回路の各部の動作波形図を示したも
のである。光ビームが内周方向(図面左方向矢印)に移
動した場合には、光ビームがランドおよびグルーブ上を
通過すると図3の左側に示すような略正弦波状のトラッ
キング誤差信号aが検出される。トラッキング誤差信号
aをパルス状の信号に変換したゼロクロス信号bの立上
がりおよび立下がりの両エッジから、光ビームがランド
中心に位置するかグルーブ中心に位置するかが検出でき
る。この検出信号はトラックジャンプ時の加速タイミン
グ信号eとして用いられ、加速タイミング信号eに基づ
いてジャンプ信号発生回路8から光ビームを目標のラン
ドあるいはグルーブ方向へ加速させるための信号が出力
される。また、トラッキング誤差信号aを微分すること
により、ランドとグルーブの境目でゼロクロスするピー
ク検出信号kが生成される。このピーク検出信号kをパ
ルス状の波形に変換したランド/グルーブ検出信号m
は、光ビームがランド上を通過したときにはLレベル、
グルーブ上を通過したときにはHレベルとなる信号であ
り、光ビームがランドとグルーブの境目を通過したとき
に立上がるあるいは立下がる信号である。この立上がり
および立下がりの両エッジを検出した信号は、トラック
ジャンプ時の減速タイミング信号iとして用いられ、減
速タイミング信号iに基づいてジャンプ信号発生回路8
から光ビームを目標のランドあるいはグルーブ方向とは
逆向きに加速させるための信号(減速信号)が出力され
る。また、ランド/グルーブ検出信号mから光ビームの
位置が検出できるので、光ビームを内周方向に移動させ
る場合には、極性切換え信号fとしてランド/グルーブ
検出信号mを位相反転した信号nをジャンプ方向設定信
号g(例えば、Hレベル)により選択し、光ビームがグ
ルーブ上に移動した時(極性切換え信号fがLレベル)
にはトラッキング誤差信号aを位相反転してトラッキン
グ制御信号hとする。
移動させた場合の光ビームの位置検出方法と、検出され
た位置検出信号により光ビームを移動させる方法につい
て図3を用いて説明する。図3は光ビームをディスク1
の半径方向に移動させた場合の、トラッキングおよびト
ラックジャンプ制御回路の各部の動作波形図を示したも
のである。光ビームが内周方向(図面左方向矢印)に移
動した場合には、光ビームがランドおよびグルーブ上を
通過すると図3の左側に示すような略正弦波状のトラッ
キング誤差信号aが検出される。トラッキング誤差信号
aをパルス状の信号に変換したゼロクロス信号bの立上
がりおよび立下がりの両エッジから、光ビームがランド
中心に位置するかグルーブ中心に位置するかが検出でき
る。この検出信号はトラックジャンプ時の加速タイミン
グ信号eとして用いられ、加速タイミング信号eに基づ
いてジャンプ信号発生回路8から光ビームを目標のラン
ドあるいはグルーブ方向へ加速させるための信号が出力
される。また、トラッキング誤差信号aを微分すること
により、ランドとグルーブの境目でゼロクロスするピー
ク検出信号kが生成される。このピーク検出信号kをパ
ルス状の波形に変換したランド/グルーブ検出信号m
は、光ビームがランド上を通過したときにはLレベル、
グルーブ上を通過したときにはHレベルとなる信号であ
り、光ビームがランドとグルーブの境目を通過したとき
に立上がるあるいは立下がる信号である。この立上がり
および立下がりの両エッジを検出した信号は、トラック
ジャンプ時の減速タイミング信号iとして用いられ、減
速タイミング信号iに基づいてジャンプ信号発生回路8
から光ビームを目標のランドあるいはグルーブ方向とは
逆向きに加速させるための信号(減速信号)が出力され
る。また、ランド/グルーブ検出信号mから光ビームの
位置が検出できるので、光ビームを内周方向に移動させ
る場合には、極性切換え信号fとしてランド/グルーブ
検出信号mを位相反転した信号nをジャンプ方向設定信
号g(例えば、Hレベル)により選択し、光ビームがグ
ルーブ上に移動した時(極性切換え信号fがLレベル)
にはトラッキング誤差信号aを位相反転してトラッキン
グ制御信号hとする。
【0017】逆に、光ビームが外周方向(図面右方向矢
印)に移動した場合には、光ビームがランドおよびグル
ーブ上を通過すると図3の右側に示すような略正弦波状
のトラッキング誤差信号aが検出される。ゼロクロス信
号bの両エッジは、光ビームがランド中心に位置するか
グルーブ中心に位置するかを示しており、トラックジャ
ンプ時の加速タイミング信号eとして用いられる。ま
た、トラッキング誤差信号aを微分することにより、ラ
ンドとグルーブの境目でゼロクロスするピーク検出信号
kが生成され、このピーク検出信号kをパルス状の波形
に変換したランド/グルーブ検出信号mは、光ビームが
ランド上を通過したときにはHレベル、グルーブ上を通
過したときにはLレベルとなる信号であり、光ビームが
ランドとグルーブの境目を通過したときに立上がるある
いは立下がる信号である。ランド/グルーブ検出信号m
の立上がりおよび立下がりの両エッジを検出した信号
は、トラックジャンプ時の減速タイミング信号iとして
用いられる。また、光ビームを外周方向に移動させる場
合には、極性切換え信号fとしてランド/グルーブ検出
信号mをジャンプ方向設定信号g(例えば、Lレベル)
により選択し、光ビームがグルーブ上に移動した時(極
性切換え信号fがLレベル)にはトラッキング誤差信号
aを位相反転してトラッキング制御信号hとする。
印)に移動した場合には、光ビームがランドおよびグル
ーブ上を通過すると図3の右側に示すような略正弦波状
のトラッキング誤差信号aが検出される。ゼロクロス信
号bの両エッジは、光ビームがランド中心に位置するか
グルーブ中心に位置するかを示しており、トラックジャ
ンプ時の加速タイミング信号eとして用いられる。ま
た、トラッキング誤差信号aを微分することにより、ラ
ンドとグルーブの境目でゼロクロスするピーク検出信号
kが生成され、このピーク検出信号kをパルス状の波形
に変換したランド/グルーブ検出信号mは、光ビームが
ランド上を通過したときにはHレベル、グルーブ上を通
過したときにはLレベルとなる信号であり、光ビームが
ランドとグルーブの境目を通過したときに立上がるある
いは立下がる信号である。ランド/グルーブ検出信号m
の立上がりおよび立下がりの両エッジを検出した信号
は、トラックジャンプ時の減速タイミング信号iとして
用いられる。また、光ビームを外周方向に移動させる場
合には、極性切換え信号fとしてランド/グルーブ検出
信号mをジャンプ方向設定信号g(例えば、Lレベル)
により選択し、光ビームがグルーブ上に移動した時(極
性切換え信号fがLレベル)にはトラッキング誤差信号
aを位相反転してトラッキング制御信号hとする。
【0018】以下に、光ビームを目標のランドあるいは
グルーブ上へトラックジャンプさせる場合の動作につい
て説明する。
グルーブ上へトラックジャンプさせる場合の動作につい
て説明する。
【0019】先ず、光ビームがランド上を追従している
時に、隣接するグルーブ上にトラックジャンプにより光
ビームを移動させる場合について説明する。図4は光デ
ィスク1の外周側(図面右側)に隣接するグルーブにト
ラックジャンプさせる場合のトラッキングおよびトラッ
クジャンプ制御装置の各部の動作波形図である。斜線部
分がグルーブで、ランドAからグルーブBへ光ビームを
トラックジャンプさせる場合である。この場合、光ビー
ムの移動方向は外周方向なので、ジャンプ方向設定信号
gは、例えばLレベル(ここでは、図示しない)に設定
されており、極性切換え信号fはランド/グルーブ検出
信号mが選択されている。ドライブマイコン9からモー
ド切換え信号dとしてジャンプ期間を示す例えばHレベ
ル信号が出力されると、ジャンプ信号発生回路8からは
モード切換え信号dの立上がりのタイミングで加速/減
速信号cとして例えば正の加速パルスが出力され、この
加速パルスによりトラッキングアクチュエータ3にグル
ーブB側への加速度が加えられる。このとき、制御ルー
プスイッチSW1は開、ジャンプスイッチSW2は閉と
なっているので、光ビームはグルーブBの方向(図面右
方向)に移動して図4に示すようなトラッキング誤差信
号aが検出される。光ビームがランドAとグルーブBの
境目まで移動するとピーク検出信号kはゼロクロスする
ため、ランド/グルーブ検出信号mはランドAとグルー
ブBの境目でLレベルとなり、減速タイミング信号iが
検出されるのでジャンプ信号発生回路8は、加速/減速
信号cとして負の加速パルスを発生してトラッキングア
クチュエータ3にランドA側への加速度を加えることに
より、光ビームの移動速度を減速させる。これと同時
に、極性切換え信号fがLレベルとなるので、トラッキ
ング誤差信号aの位相が反転されてトラッキング制御信
号hとなる。ドライブマイコン9は、ジャンプ期間中
(モード切換え信号dがHレベル)の加速タイミング信
号eをカウントしており、カウント値が予めジャンプ目
標位置に対応して設定されている値に一致した時に、モ
ード切換え信号dを例えばLレベルとして追従モードに
切換えて、制御ループスイッチSW1を閉、ジャンプス
イッチSW2を開とすることにより、トラッキング制御
信号hによりグルーブBを追従するように光ビームが制
御される。ここで、ジャンプ目標位置に対応して設定さ
れるカウント値Kは、ランドとグルーブを各々1トラッ
クとして、光ビームがランドおよびグルーブを通過する
毎にカウントしていくとすると、ジャンプ目標位置まで
の移動トラック数をnとするとカウント値K=n+1で
求められる。従って、隣接する外周方向のグルーブへ光
ビームをジャンプさせる場合には、移動トラック数n=
1であるのでカウント値K=2が設定される。尚、ここ
では図示しなかったが、ジャンプ信号発生回路8はジャ
ンプ開始直後に検出される加速タイミング信号eおよび
減速タイミング信号iにより加速/減速信号cのレベル
を変えないような構成となっている。
時に、隣接するグルーブ上にトラックジャンプにより光
ビームを移動させる場合について説明する。図4は光デ
ィスク1の外周側(図面右側)に隣接するグルーブにト
ラックジャンプさせる場合のトラッキングおよびトラッ
クジャンプ制御装置の各部の動作波形図である。斜線部
分がグルーブで、ランドAからグルーブBへ光ビームを
トラックジャンプさせる場合である。この場合、光ビー
ムの移動方向は外周方向なので、ジャンプ方向設定信号
gは、例えばLレベル(ここでは、図示しない)に設定
されており、極性切換え信号fはランド/グルーブ検出
信号mが選択されている。ドライブマイコン9からモー
ド切換え信号dとしてジャンプ期間を示す例えばHレベ
ル信号が出力されると、ジャンプ信号発生回路8からは
モード切換え信号dの立上がりのタイミングで加速/減
速信号cとして例えば正の加速パルスが出力され、この
加速パルスによりトラッキングアクチュエータ3にグル
ーブB側への加速度が加えられる。このとき、制御ルー
プスイッチSW1は開、ジャンプスイッチSW2は閉と
なっているので、光ビームはグルーブBの方向(図面右
方向)に移動して図4に示すようなトラッキング誤差信
号aが検出される。光ビームがランドAとグルーブBの
境目まで移動するとピーク検出信号kはゼロクロスする
ため、ランド/グルーブ検出信号mはランドAとグルー
ブBの境目でLレベルとなり、減速タイミング信号iが
検出されるのでジャンプ信号発生回路8は、加速/減速
信号cとして負の加速パルスを発生してトラッキングア
クチュエータ3にランドA側への加速度を加えることに
より、光ビームの移動速度を減速させる。これと同時
に、極性切換え信号fがLレベルとなるので、トラッキ
ング誤差信号aの位相が反転されてトラッキング制御信
号hとなる。ドライブマイコン9は、ジャンプ期間中
(モード切換え信号dがHレベル)の加速タイミング信
号eをカウントしており、カウント値が予めジャンプ目
標位置に対応して設定されている値に一致した時に、モ
ード切換え信号dを例えばLレベルとして追従モードに
切換えて、制御ループスイッチSW1を閉、ジャンプス
イッチSW2を開とすることにより、トラッキング制御
信号hによりグルーブBを追従するように光ビームが制
御される。ここで、ジャンプ目標位置に対応して設定さ
れるカウント値Kは、ランドとグルーブを各々1トラッ
クとして、光ビームがランドおよびグルーブを通過する
毎にカウントしていくとすると、ジャンプ目標位置まで
の移動トラック数をnとするとカウント値K=n+1で
求められる。従って、隣接する外周方向のグルーブへ光
ビームをジャンプさせる場合には、移動トラック数n=
1であるのでカウント値K=2が設定される。尚、ここ
では図示しなかったが、ジャンプ信号発生回路8はジャ
ンプ開始直後に検出される加速タイミング信号eおよび
減速タイミング信号iにより加速/減速信号cのレベル
を変えないような構成となっている。
【0020】更に、内周側に隣接するグルーブに光ビー
ムをトラックジャンプさせる場合について説明する。
ムをトラックジャンプさせる場合について説明する。
【0021】図5は光ディスク1の内周側(図面左側)
に隣接するグルーブにトラックジャンプさせる場合のト
ラッキングおよびトラックジャンプ制御装置の各部の動
作波形図である。斜線部分がグルーブで、ランドBから
グルーブBへ光ビームをトラックジャンプさせる場合で
ある。この場合、光ビームの移動方向は内周方向なの
で、ジャンプ方向設定信号gは、例えばHレベル(ここ
では、図示しない)に設定されており、極性切換え信号
fはランド/グルーブ検出信号mを位相反転した信号n
が選択されている。ドライブマイコン9からモード切換
え信号dとしてジャンプ期間を示す例えばHレベル信号
が出力されると、ジャンプ信号発生回路8からはモード
切換え信号dの立上がりのタイミングで加速/減速信号
cとして例えば負の加速パルスが出力され、この加速パ
ルスによりトラッキングアクチュエータ3にグルーブB
側への加速度が加えられる。このとき、制御ループスイ
ッチSW1は開、ジャンプスイッチSW2は閉となって
いるので、光ビームはグルーブBの方向(図面左方向)
に移動して図5に示すようなトラッキング誤差信号aが
検出される。光ビームがランドBとグルーブBの境目ま
で移動するとピーク検出信号kはゼロクロスするため、
ランド/グルーブ検出信号mはランドBとグルーブBの
境目でHレベルとなり、減速タイミング信号iが検出さ
れるのでジャンプ信号発生回路8は、加速/減速信号c
として正の加速パルスを発生してトラッキングアクチュ
エータ3にランドB側への加速度を加えることにより、
光ビームの移動速度を減速させる。これと同時に、極性
切換え信号fがLレベルとなるので、トラッキング誤差
信号aの位相が反転されてトラッキング制御信号hとな
る。ドライブマイコン9は、ジャンプ期間中(モード切
換え信号dがHレベル)の加速タイミング信号eをカウ
ントしており、カウント値が予めジャンプ目標位置に対
応して設定されている値に一致した時に、モード切換え
信号dを例えばLレベルとして追従モードに切換えて、
制御ループスイッチSW1を閉、ジャンプスイッチSW
2を開とすることにより、トラッキング制御信号hによ
りグルーブBを追従するように光ビームが制御される。
ここで、ジャンプ目標位置に対応して設定されるカウン
ト値Kは、ランドとグルーブを各々1トラックとして、
光ビームがランドおよびグルーブを通過する毎にカウン
トしていくとすると、ジャンプ目標位置までの移動トラ
ック数をnとするとカウント値K=nで求められる。従
って、隣接する内周方向のグルーブへ光ビームをジャン
プさせる場合には、移動トラック数n=1であるのでカ
ウント値K=1が設定される。
に隣接するグルーブにトラックジャンプさせる場合のト
ラッキングおよびトラックジャンプ制御装置の各部の動
作波形図である。斜線部分がグルーブで、ランドBから
グルーブBへ光ビームをトラックジャンプさせる場合で
ある。この場合、光ビームの移動方向は内周方向なの
で、ジャンプ方向設定信号gは、例えばHレベル(ここ
では、図示しない)に設定されており、極性切換え信号
fはランド/グルーブ検出信号mを位相反転した信号n
が選択されている。ドライブマイコン9からモード切換
え信号dとしてジャンプ期間を示す例えばHレベル信号
が出力されると、ジャンプ信号発生回路8からはモード
切換え信号dの立上がりのタイミングで加速/減速信号
cとして例えば負の加速パルスが出力され、この加速パ
ルスによりトラッキングアクチュエータ3にグルーブB
側への加速度が加えられる。このとき、制御ループスイ
ッチSW1は開、ジャンプスイッチSW2は閉となって
いるので、光ビームはグルーブBの方向(図面左方向)
に移動して図5に示すようなトラッキング誤差信号aが
検出される。光ビームがランドBとグルーブBの境目ま
で移動するとピーク検出信号kはゼロクロスするため、
ランド/グルーブ検出信号mはランドBとグルーブBの
境目でHレベルとなり、減速タイミング信号iが検出さ
れるのでジャンプ信号発生回路8は、加速/減速信号c
として正の加速パルスを発生してトラッキングアクチュ
エータ3にランドB側への加速度を加えることにより、
光ビームの移動速度を減速させる。これと同時に、極性
切換え信号fがLレベルとなるので、トラッキング誤差
信号aの位相が反転されてトラッキング制御信号hとな
る。ドライブマイコン9は、ジャンプ期間中(モード切
換え信号dがHレベル)の加速タイミング信号eをカウ
ントしており、カウント値が予めジャンプ目標位置に対
応して設定されている値に一致した時に、モード切換え
信号dを例えばLレベルとして追従モードに切換えて、
制御ループスイッチSW1を閉、ジャンプスイッチSW
2を開とすることにより、トラッキング制御信号hによ
りグルーブBを追従するように光ビームが制御される。
ここで、ジャンプ目標位置に対応して設定されるカウン
ト値Kは、ランドとグルーブを各々1トラックとして、
光ビームがランドおよびグルーブを通過する毎にカウン
トしていくとすると、ジャンプ目標位置までの移動トラ
ック数をnとするとカウント値K=nで求められる。従
って、隣接する内周方向のグルーブへ光ビームをジャン
プさせる場合には、移動トラック数n=1であるのでカ
ウント値K=1が設定される。
【0022】次に、光ビームがランド上を追従している
時に、2トラック以上離れたグルーブ上にトラックジャ
ンプにより光ビームを移動させる場合について説明す
る。図6は光ディスク1の外周側のグルーブにトラック
ジャンプさせる場合のトラッキングおよびトラックジャ
ンプ制御装置の各部の動作波形図である。斜線部分がグ
ルーブで、ランドAからグルーブCへ光ビームをトラッ
クジャンプさせる場合である。この場合、光ビームの移
動方向は外周方向なので、ジャンプ方向設定信号gは、
例えばLレベル(ここでは、図示しない)に設定されて
おり、極性切換え信号fはランド/グルーブ検出信号m
が選択されている。ドライブマイコン9からモード切換
え信号dとしてジャンプ期間を示す例えばHレベル信号
が出力されると、ジャンプ信号発生回路8からはモード
切換え信号dの立上がりのタイミングで加速/減速信号
cとして例えば正の加速パルスが出力され、この加速パ
ルスによりトラッキングアクチュエータ3にグルーブC
側への加速度が加えられる。このとき、制御ループスイ
ッチSW1は開、ジャンプスイッチSW2は閉となって
いるので、光ビームはグルーブCの方向(図面右方向)
に移動して図6に示すようなトラッキング誤差信号aが
検出される。光ビームがランドおよびグルーブの中心を
通過する毎にトラッキング誤差信号aはゼロクロスする
ため、ゼロクロス信号bは各ランドおよびグルーブの中
心でLレベルあるいはHレベルとなり、ジャンプ信号発
生回路8は、加速タイミング信号eが検出される毎に加
速/減速信号cとして正の加速パルスを発生してトラッ
キングアクチュエータ3にグルーブC側への加速度を加
えることにより、光ビームの移動速度を加速させる。ま
た、光ビームがランドとグルーブの境目を通過する毎に
ピーク検出信号kはゼロクロスするため、ランド/グル
ーブ検出信号mは各ランドとグルーブの境目でLレベル
あるいはHレベルとなり、ジャンプ信号発生回路8は、
減速タイミング信号iが検出される毎に加速/減速信号
cとして負の加速パルスを発生してトラッキングアクチ
ュエータ3にランドA側への加速度を加えることによ
り、光ビームの移動速度を減速させる。これと同時に、
極性切換え信号fがLレベルとなる毎に、トラッキング
誤差信号aの位相が反転されてトラッキング制御信号h
となる。ドライブマイコン9は、ジャンプ期間中(モー
ド切換え信号dがHレベル)の加速タイミング信号eを
カウントしており、カウント値が予めジャンプ目標位置
に対応して設定されている値に一致した時に、モード切
換え信号dを例えばLレベルとして追従モードに切換え
て、制御ループスイッチSW1を閉、ジャンプスイッチ
SW2を開とすることにより、トラッキング制御信号h
によりグルーブCを追従するように光ビームが制御され
る。ここで、ジャンプ目標位置に対応して設定されるカ
ウント値Kは、外周方向のグルーブへ光ビームを3トラ
ックジャンプさせる場合であるので、カウント値K=4
が設定される。
時に、2トラック以上離れたグルーブ上にトラックジャ
ンプにより光ビームを移動させる場合について説明す
る。図6は光ディスク1の外周側のグルーブにトラック
ジャンプさせる場合のトラッキングおよびトラックジャ
ンプ制御装置の各部の動作波形図である。斜線部分がグ
ルーブで、ランドAからグルーブCへ光ビームをトラッ
クジャンプさせる場合である。この場合、光ビームの移
動方向は外周方向なので、ジャンプ方向設定信号gは、
例えばLレベル(ここでは、図示しない)に設定されて
おり、極性切換え信号fはランド/グルーブ検出信号m
が選択されている。ドライブマイコン9からモード切換
え信号dとしてジャンプ期間を示す例えばHレベル信号
が出力されると、ジャンプ信号発生回路8からはモード
切換え信号dの立上がりのタイミングで加速/減速信号
cとして例えば正の加速パルスが出力され、この加速パ
ルスによりトラッキングアクチュエータ3にグルーブC
側への加速度が加えられる。このとき、制御ループスイ
ッチSW1は開、ジャンプスイッチSW2は閉となって
いるので、光ビームはグルーブCの方向(図面右方向)
に移動して図6に示すようなトラッキング誤差信号aが
検出される。光ビームがランドおよびグルーブの中心を
通過する毎にトラッキング誤差信号aはゼロクロスする
ため、ゼロクロス信号bは各ランドおよびグルーブの中
心でLレベルあるいはHレベルとなり、ジャンプ信号発
生回路8は、加速タイミング信号eが検出される毎に加
速/減速信号cとして正の加速パルスを発生してトラッ
キングアクチュエータ3にグルーブC側への加速度を加
えることにより、光ビームの移動速度を加速させる。ま
た、光ビームがランドとグルーブの境目を通過する毎に
ピーク検出信号kはゼロクロスするため、ランド/グル
ーブ検出信号mは各ランドとグルーブの境目でLレベル
あるいはHレベルとなり、ジャンプ信号発生回路8は、
減速タイミング信号iが検出される毎に加速/減速信号
cとして負の加速パルスを発生してトラッキングアクチ
ュエータ3にランドA側への加速度を加えることによ
り、光ビームの移動速度を減速させる。これと同時に、
極性切換え信号fがLレベルとなる毎に、トラッキング
誤差信号aの位相が反転されてトラッキング制御信号h
となる。ドライブマイコン9は、ジャンプ期間中(モー
ド切換え信号dがHレベル)の加速タイミング信号eを
カウントしており、カウント値が予めジャンプ目標位置
に対応して設定されている値に一致した時に、モード切
換え信号dを例えばLレベルとして追従モードに切換え
て、制御ループスイッチSW1を閉、ジャンプスイッチ
SW2を開とすることにより、トラッキング制御信号h
によりグルーブCを追従するように光ビームが制御され
る。ここで、ジャンプ目標位置に対応して設定されるカ
ウント値Kは、外周方向のグルーブへ光ビームを3トラ
ックジャンプさせる場合であるので、カウント値K=4
が設定される。
【0023】更に、内周側に2トラック以上離れたグル
ーブ上に光ビームをトラックジャンプさせる場合につい
て説明する。図7は光ディスク1の内周側のグルーブに
トラックジャンプさせる場合のトラッキングおよびトラ
ックジャンプ制御装置の各部の動作波形図である。斜線
部分がグルーブで、ランドCからグルーブBへ光ビーム
をトラックジャンプさせる場合である。この場合、光ビ
ームの移動方向は内周方向なので、ジャンプ方向設定信
号gは、例えばHレベル(ここでは、図示しない)に設
定されており、極性切換え信号fはランド/グルーブ検
出信号mを位相反転した信号nが選択されている。ドラ
イブマイコン9からモード切換え信号dとしてジャンプ
期間を示す例えばHレベル信号が出力されると、ジャン
プ信号発生回路8からはモード切換え信号dの立上がり
のタイミングで加速/減速信号cとして例えば負の加速
パルスが出力され、この加速パルスによりトラッキング
アクチュエータ3にグルーブB側への加速度が加えられ
る。このとき、制御ループスイッチSW1は開、ジャン
プスイッチSW2は閉となっているので、光ビームはグ
ルーブBの方向(図面左方向)に移動して図7に示すよ
うなトラッキング誤差信号aが検出される。ゼロクロス
信号bは各ランドおよびグルーブの中心でLレベルある
いはHレベルとなるので、ジャンプ信号発生回路8は、
加速タイミング信号eが検出される毎に加速/減速信号
cとして負の加速パルスを発生してトラッキングアクチ
ュエータ3にグルーブB側への加速度を加えることによ
り、光ビームの移動速度を加速させる。また、ランド/
グルーブ検出信号mは各ランドとグルーブの境目でLレ
ベルあるいはHレベルとなるので、ジャンプ信号発生回
路8は、減速タイミング信号iが検出される毎に加速/
減速信号cとして正の加速パルスを発生してトラッキン
グアクチュエータ3にランドC側への加速度を加えるこ
とにより、光ビームの移動速度を減速させる。これと同
時に、極性切換え信号fがLレベルとなる毎に、トラッ
キング誤差信号aの位相が反転されてトラッキング制御
信号hとなる。ドライブマイコン9は、ジャンプ期間中
(モード切換え信号dがHレベル)の加速タイミング信
号eをカウントしており、カウント値が予めジャンプ目
標位置に対応して設定されている値に一致した時に、モ
ード切換え信号dを例えばLレベルとして追従モードに
切換えて、制御ループスイッチSW1を閉、ジャンプス
イッチSW2を開とすることにより、トラッキング制御
信号hによりグルーブBを追従するように光ビームが制
御される。ここで、ジャンプ目標位置に対応して設定さ
れるカウント値Kは、内周方向のグルーブへ光ビームを
3トラックジャンプさせる場合であるので、カウント値
K=3が設定される。
ーブ上に光ビームをトラックジャンプさせる場合につい
て説明する。図7は光ディスク1の内周側のグルーブに
トラックジャンプさせる場合のトラッキングおよびトラ
ックジャンプ制御装置の各部の動作波形図である。斜線
部分がグルーブで、ランドCからグルーブBへ光ビーム
をトラックジャンプさせる場合である。この場合、光ビ
ームの移動方向は内周方向なので、ジャンプ方向設定信
号gは、例えばHレベル(ここでは、図示しない)に設
定されており、極性切換え信号fはランド/グルーブ検
出信号mを位相反転した信号nが選択されている。ドラ
イブマイコン9からモード切換え信号dとしてジャンプ
期間を示す例えばHレベル信号が出力されると、ジャン
プ信号発生回路8からはモード切換え信号dの立上がり
のタイミングで加速/減速信号cとして例えば負の加速
パルスが出力され、この加速パルスによりトラッキング
アクチュエータ3にグルーブB側への加速度が加えられ
る。このとき、制御ループスイッチSW1は開、ジャン
プスイッチSW2は閉となっているので、光ビームはグ
ルーブBの方向(図面左方向)に移動して図7に示すよ
うなトラッキング誤差信号aが検出される。ゼロクロス
信号bは各ランドおよびグルーブの中心でLレベルある
いはHレベルとなるので、ジャンプ信号発生回路8は、
加速タイミング信号eが検出される毎に加速/減速信号
cとして負の加速パルスを発生してトラッキングアクチ
ュエータ3にグルーブB側への加速度を加えることによ
り、光ビームの移動速度を加速させる。また、ランド/
グルーブ検出信号mは各ランドとグルーブの境目でLレ
ベルあるいはHレベルとなるので、ジャンプ信号発生回
路8は、減速タイミング信号iが検出される毎に加速/
減速信号cとして正の加速パルスを発生してトラッキン
グアクチュエータ3にランドC側への加速度を加えるこ
とにより、光ビームの移動速度を減速させる。これと同
時に、極性切換え信号fがLレベルとなる毎に、トラッ
キング誤差信号aの位相が反転されてトラッキング制御
信号hとなる。ドライブマイコン9は、ジャンプ期間中
(モード切換え信号dがHレベル)の加速タイミング信
号eをカウントしており、カウント値が予めジャンプ目
標位置に対応して設定されている値に一致した時に、モ
ード切換え信号dを例えばLレベルとして追従モードに
切換えて、制御ループスイッチSW1を閉、ジャンプス
イッチSW2を開とすることにより、トラッキング制御
信号hによりグルーブBを追従するように光ビームが制
御される。ここで、ジャンプ目標位置に対応して設定さ
れるカウント値Kは、内周方向のグルーブへ光ビームを
3トラックジャンプさせる場合であるので、カウント値
K=3が設定される。
【0024】尚、上記実施例ではトラックジャンプ時の
加速および減速の切換えを、加速タイミング信号および
減速タイミング信号が検出される毎に行ったが、例え
ば、加速および減速タイミング信号が各々2回検出され
る毎に光ビームを加速および減速させる、あるいはジャ
ンプ開始後は加速タイミング信号により光ビームを加速
だけさせて、光ビームが目標位置付近に到達したら加速
および減速タイミング信号により光ビームを速度制御す
る等、検出された各タイミング信号を選択して加速およ
び減速の制御を行ってもよい。
加速および減速の切換えを、加速タイミング信号および
減速タイミング信号が検出される毎に行ったが、例え
ば、加速および減速タイミング信号が各々2回検出され
る毎に光ビームを加速および減速させる、あるいはジャ
ンプ開始後は加速タイミング信号により光ビームを加速
だけさせて、光ビームが目標位置付近に到達したら加速
および減速タイミング信号により光ビームを速度制御す
る等、検出された各タイミング信号を選択して加速およ
び減速の制御を行ってもよい。
【0025】また、上記実施例ではランドからグルーブ
へのトラックジャンプについて説明したがグルーブから
ランドへトラックジャンプさせる場合、ランドからラン
ドあるいはグルーブからグルーブへトラックジャンプさ
せる場合も同様であり、外周方向へジャンプさせる場合
にはジャンプ方向設定信号gを例えばLレベルに設定
し、極性切換え信号fにはランド/グルーブ検出信号m
を選択し、逆に、内周方向へジャンプさせる場合には、
ジャンプ方向設定信号gを例えばHレベルに設定し、極
性切換え信号fとしてランド/グルーブ検出信号mを位
相反転した信号nを選択すればよく、加速タイミング信
号eと減速タイミング信号iで光ビームの移動速度と距
離を制御して、極性切換え信号fがLレベルのときにト
ラッキング誤差信号aの位相を反転してトラッキング制
御信号hとすることにより、光ビームを所望のランドあ
るいはグルーブ上に移動し、追従させることが可能とな
る。尚、トラックジャンプ目標ランドおよびグルーブに
対応して設定されるカウント値Kは、移動トラック数n
に対して図8に示すように、光ビーム移動方向と光ビー
ムがジャンプ前にランド上にいるかグルーブ上にいるか
により、算出方法を変えればよい。
へのトラックジャンプについて説明したがグルーブから
ランドへトラックジャンプさせる場合、ランドからラン
ドあるいはグルーブからグルーブへトラックジャンプさ
せる場合も同様であり、外周方向へジャンプさせる場合
にはジャンプ方向設定信号gを例えばLレベルに設定
し、極性切換え信号fにはランド/グルーブ検出信号m
を選択し、逆に、内周方向へジャンプさせる場合には、
ジャンプ方向設定信号gを例えばHレベルに設定し、極
性切換え信号fとしてランド/グルーブ検出信号mを位
相反転した信号nを選択すればよく、加速タイミング信
号eと減速タイミング信号iで光ビームの移動速度と距
離を制御して、極性切換え信号fがLレベルのときにト
ラッキング誤差信号aの位相を反転してトラッキング制
御信号hとすることにより、光ビームを所望のランドあ
るいはグルーブ上に移動し、追従させることが可能とな
る。尚、トラックジャンプ目標ランドおよびグルーブに
対応して設定されるカウント値Kは、移動トラック数n
に対して図8に示すように、光ビーム移動方向と光ビー
ムがジャンプ前にランド上にいるかグルーブ上にいるか
により、算出方法を変えればよい。
【0026】次にジャンプ目標ランドあるいはグルーブ
までのトラックカウント数に対して、ジャンプ開始から
1/2トラックカウント数までの間は加速し、残りの1
/2トラックカウント数の間は減速する様に構成された
トラッキング制御装置について説明する。
までのトラックカウント数に対して、ジャンプ開始から
1/2トラックカウント数までの間は加速し、残りの1
/2トラックカウント数の間は減速する様に構成された
トラッキング制御装置について説明する。
【0027】図9は、本発明の第2の実施例において、
トラッキング制御装置の構成を示すブロック図である。
図9において、図1に示した実施例のトラッキング制御
装置の構成部分と同一の機能を有するものには同一の番
号を付し、その説明は特に必要のない限り省略する。
トラッキング制御装置の構成を示すブロック図である。
図9において、図1に示した実施例のトラッキング制御
装置の構成部分と同一の機能を有するものには同一の番
号を付し、その説明は特に必要のない限り省略する。
【0028】図9に示すように、本実施例におけるトラ
ッキング制御装置は、光ディスク1、光ピックアップ
2、トラッキングアクチュエータ3、トラッキング制御
信号検出回路5、波形整形回路7、ジャンプ信号生成回
路8、ドライブマイコン9、モード切換えスイッチ1
0、極性切換え回路12およびジャンプ制御信号生成回
路13を備えている。
ッキング制御装置は、光ディスク1、光ピックアップ
2、トラッキングアクチュエータ3、トラッキング制御
信号検出回路5、波形整形回路7、ジャンプ信号生成回
路8、ドライブマイコン9、モード切換えスイッチ1
0、極性切換え回路12およびジャンプ制御信号生成回
路13を備えている。
【0029】トラッキング誤差信号検出回路5で生成さ
れたトラッキング誤差信号aは、極性切換え回路12、
波形整形回路7およびジャンプ制御信号生成回路13に
入力される。極性切換え回路12からは、ジャンプ制御
信号生成回路13の出力である極性切換え信号fによ
り、光ビームがランド上を通過していることが検出され
た場合には、例えばトラッキング誤差信号aがそのまま
トラッキング制御信号hとして出力され、光ビームがグ
ルーブ上を通過していることが検出された場合には、例
えばトラッキング誤差信号aの位相を反転させて、トラ
ッキング制御信号hとして出力される。波形整形回路7
ではトラッキング誤差信号aからパルス状のゼロクロス
信号bが生成され、ジャンプ制御信号生成回路13に入
力される。ジャンプ制御信号生成回路13には、ドライ
ブマイコン9からモード切換え信号d、ジャンプ方向設
定信号gおよびカウント設定値が入力されている。ジャ
ンプ制御信号生成回路13は、トラッキング誤差信号a
から光ビームが光ディスク1面上のランド上を通過して
いるのか、グルーブ上を通過しているのかを検出(ラン
ド/グルーブ検出信号)し、極性切換え信号fとして極
性切換え回路12に出力する。また、上記ランド/グル
ーブ検出信号の両エッジ信号とゼロクロス信号bの両エ
ッジ信号を計数して、この計数値がドライブマイコン9
から入力されるカウント設定値と一致した時に、減速タ
イミング信号uをジャンプ信号発生回路8に出力する。
更に、上記ランド/グルーブ検出信号の両エッジ信号と
ゼロクロス信号bの両エッジ信号はトラックカウント信
号tとしてドライブマイコン9に出力される。ジャンプ
信号発生回路8にはドライブマイコン9からジャンプ方
向設定信号g およびモード切換え信号dも入力されて
おり、トラックジャンプ時には、減速タイミング信号
u、ジャンプ方向設定信号gおよびモード切換え信号d
に基づいて、加速/減速信号cをジャンプスイッチSW
2に出力する。
れたトラッキング誤差信号aは、極性切換え回路12、
波形整形回路7およびジャンプ制御信号生成回路13に
入力される。極性切換え回路12からは、ジャンプ制御
信号生成回路13の出力である極性切換え信号fによ
り、光ビームがランド上を通過していることが検出され
た場合には、例えばトラッキング誤差信号aがそのまま
トラッキング制御信号hとして出力され、光ビームがグ
ルーブ上を通過していることが検出された場合には、例
えばトラッキング誤差信号aの位相を反転させて、トラ
ッキング制御信号hとして出力される。波形整形回路7
ではトラッキング誤差信号aからパルス状のゼロクロス
信号bが生成され、ジャンプ制御信号生成回路13に入
力される。ジャンプ制御信号生成回路13には、ドライ
ブマイコン9からモード切換え信号d、ジャンプ方向設
定信号gおよびカウント設定値が入力されている。ジャ
ンプ制御信号生成回路13は、トラッキング誤差信号a
から光ビームが光ディスク1面上のランド上を通過して
いるのか、グルーブ上を通過しているのかを検出(ラン
ド/グルーブ検出信号)し、極性切換え信号fとして極
性切換え回路12に出力する。また、上記ランド/グル
ーブ検出信号の両エッジ信号とゼロクロス信号bの両エ
ッジ信号を計数して、この計数値がドライブマイコン9
から入力されるカウント設定値と一致した時に、減速タ
イミング信号uをジャンプ信号発生回路8に出力する。
更に、上記ランド/グルーブ検出信号の両エッジ信号と
ゼロクロス信号bの両エッジ信号はトラックカウント信
号tとしてドライブマイコン9に出力される。ジャンプ
信号発生回路8にはドライブマイコン9からジャンプ方
向設定信号g およびモード切換え信号dも入力されて
おり、トラックジャンプ時には、減速タイミング信号
u、ジャンプ方向設定信号gおよびモード切換え信号d
に基づいて、加速/減速信号cをジャンプスイッチSW
2に出力する。
【0030】トラックジャンプ動作では、モード切換え
信号dにより制御ループスイッチSW1を開、ジャンプ
スイッチSW2を閉とすると共に、ジャンプ信号発生回
路8から光ビームを目標のランドあるいはグルーブ方向
へ移動させるための加速/減速信号cが駆動回路11を
介してトラッキングアクチュエータ3に与えられる。光
ビームが目標のランドあるいはグルーブ上に到達すると
モード切換え信号dにより、制御ループスイッチSW1
が閉、ジャンプスイッチSW2が開となり、光ビームは
所望のランドあるいはグルーブを追従するように制御さ
れる。ここで、例えば光ビームがグルーブ上を追従する
場合には、トラッキング誤差信号aの位相を反転させた
トラッキング制御信号hでトラッキングアクチュエータ
3は駆動される。
信号dにより制御ループスイッチSW1を開、ジャンプ
スイッチSW2を閉とすると共に、ジャンプ信号発生回
路8から光ビームを目標のランドあるいはグルーブ方向
へ移動させるための加速/減速信号cが駆動回路11を
介してトラッキングアクチュエータ3に与えられる。光
ビームが目標のランドあるいはグルーブ上に到達すると
モード切換え信号dにより、制御ループスイッチSW1
が閉、ジャンプスイッチSW2が開となり、光ビームは
所望のランドあるいはグルーブを追従するように制御さ
れる。ここで、例えば光ビームがグルーブ上を追従する
場合には、トラッキング誤差信号aの位相を反転させた
トラッキング制御信号hでトラッキングアクチュエータ
3は駆動される。
【0031】更に、図9に示すトラッキング制御装置に
おけるジャンプ制御信号生成回路13について説明す
る。図10は、ジャンプ制御信号生成回路13の具体的
な構成例を示すブロック図である。図10において、図
2に示した構成例と同一の機能を有するものには同一の
番号を付し、その説明は特に必要のない限り省略する。
図10に示すように、ジャンプ制御信号生成回路13
は、微分回路14、波形整形回路15、位相反転回路1
6、第1の立上がりエッジ検出回路17、第1の立下が
りエッジ検出回路18、切換えスイッチ19、サンプル
ホールド回路20、第1のAND回路21、第2の立上
がりエッジ検出回路22、第2の立下がりエッジ検出回
路23、第2のAND回路24と、第1のAND回路2
1と第2のAND回路24の出力信号との排他的論理和
を求めるEOR回路25およびカウンタ26で構成され
ている。
おけるジャンプ制御信号生成回路13について説明す
る。図10は、ジャンプ制御信号生成回路13の具体的
な構成例を示すブロック図である。図10において、図
2に示した構成例と同一の機能を有するものには同一の
番号を付し、その説明は特に必要のない限り省略する。
図10に示すように、ジャンプ制御信号生成回路13
は、微分回路14、波形整形回路15、位相反転回路1
6、第1の立上がりエッジ検出回路17、第1の立下が
りエッジ検出回路18、切換えスイッチ19、サンプル
ホールド回路20、第1のAND回路21、第2の立上
がりエッジ検出回路22、第2の立下がりエッジ検出回
路23、第2のAND回路24と、第1のAND回路2
1と第2のAND回路24の出力信号との排他的論理和
を求めるEOR回路25およびカウンタ26で構成され
ている。
【0032】ピーク検出信号kから生成されたランド/
グルーブ検出信号mの立上がりエッジ信号pおよび立下
がりエッジ信号qの論理積を求めた信号iと、トラッキ
ング誤差信号aから生成されたゼロクロス信号bの立上
がりエッジ信号rおよび立下がりエッジ信号sの論理積
を求めた信号eは、EOR回路25で排他的論理和が求
められカウンタ26に入力される。また、カウンタ26
にはドライブマイコン9からモード切換え信号dおよび
カウント設定値が入力されており、モード切換え信号d
によりカウンタ26のセット/リセットが制御され、ジ
ャンプ期間中のEOR回路25の出力信号であるトラッ
クカウント信号tが計数され、計数した値がカウント設
定値と一致した場合には、減速タイミング信号uをジャ
ンプ信号発生回路8に出力する。
グルーブ検出信号mの立上がりエッジ信号pおよび立下
がりエッジ信号qの論理積を求めた信号iと、トラッキ
ング誤差信号aから生成されたゼロクロス信号bの立上
がりエッジ信号rおよび立下がりエッジ信号sの論理積
を求めた信号eは、EOR回路25で排他的論理和が求
められカウンタ26に入力される。また、カウンタ26
にはドライブマイコン9からモード切換え信号dおよび
カウント設定値が入力されており、モード切換え信号d
によりカウンタ26のセット/リセットが制御され、ジ
ャンプ期間中のEOR回路25の出力信号であるトラッ
クカウント信号tが計数され、計数した値がカウント設
定値と一致した場合には、減速タイミング信号uをジャ
ンプ信号発生回路8に出力する。
【0033】次に、第2の実施例において、光ビームが
ランド上を追従している時に、2トラック以上離れたグ
ルーブ上にトラックジャンプにより光ビームを移動させ
る場合について説明する。図11は光ディスク1の外周
側のグルーブにトラックジャンプさせる場合のトラッキ
ングおよびトラックジャンプ制御装置の各部の動作波形
図である。斜線部分がグルーブで、ランドAからグルー
ブCへ光ビームをトラックジャンプさせる場合である。
この場合、光ビームの移動方向は外周方向なので、ジャ
ンプ方向設定信号gは、例えばLレベル(ここでは、図
示しない)に設定されており、極性切換え信号fはラン
ド/グルーブ検出信号mが選択されている。ドライブマ
イコン9からモード切換え信号dとしてジャンプ期間を
示す例えばHレベル信号が出力されると、ジャンプ信号
発生回路8からはモード切換え信号dの立上がりのタイ
ミングで加速/減速信号cとして例えば正の加速パルス
が出力され、この加速パルスによりトラッキングアクチ
ュエータ3にグルーブC側への加速度が加えられる。こ
のとき、制御ループスイッチSW1は開、ジャンプスイ
ッチSW2は閉となっているので、光ビームはグルーブ
Cの方向(図面右方向)に移動して図11に示すような
トラッキング誤差信号aが検出される。光ビームがラン
ドおよびグルーブの中心を通過する毎にトラッキング誤
差信号aはゼロクロスするため、ゼロクロス信号bは各
ランドおよびグルーブの中心でLレベルあるいはHレベ
ルとなる。また、光ビームがランドとグルーブの境目を
通過する毎にピーク検出信号kはゼロクロスするため、
ランド/グルーブ検出信号mは各ランドとグルーブの境
目でLレベルあるいはHレベルとなる。このゼロクロス
信号bの両エッジ信号(ここでは図示しない)とランド
/グルーブ検出信号mの両エッジ信号(ここでは図示し
ない)の排他的論理和であるトラックカウント信号tを
計数して、光ビームがランドAからグルーブCまで移動
する間にカウントされる値Kに対して、上記計数値が
(1/2)×Kになった時に減速タイミング信号uが生
成される。ジャンプ信号発生回路8は、減速タイミング
信号uに基づいて加速/減速信号cとして負の加速パル
スを発生してトラッキングアクチュエータ3にランドA
側への加速度を加えることにより、光ビームの移動速度
を減速させる。ドライブマイコン9は、ジャンプ期間中
(モード切換え信号dがHレベル)のトラックカウント
信号tをカウントしており、カウント値が予めジャンプ
目標位置に対応して設定されている値に一致した時に、
モード切換え信号dを例えばLレベルとして追従モード
に切換えて、制御ループスイッチSW1を閉、ジャンプ
スイッチSW2を開とすることにより、トラッキング制
御信号hによりグルーブCを追従するように光ビームが
制御される。尚、トラッキング制御信号hは極性切換え
信号fによりトラッキング誤差信号aの位相が反転され
た信号である。ここで、ジャンプ目標位置に対応して設
定されるカウント値Kは、ランドとグルーブを各々1ト
ラックとして、光ビームがランドおよびグルーブを通過
する毎にカウントしていくとすると、ジャンプ目標位置
までの移動トラック数をnとするとカウント値K=2×
nで求められる。従って、ジャンプ目標位置に対応して
設定されるカウント値Kは、外周方向のグルーブへ光ビ
ームを3トラックジャンプさせる場合であるので、カウ
ント値K=6が設定され,カウンタ26に入力されるカ
ウント設定値L=3が設定される。
ランド上を追従している時に、2トラック以上離れたグ
ルーブ上にトラックジャンプにより光ビームを移動させ
る場合について説明する。図11は光ディスク1の外周
側のグルーブにトラックジャンプさせる場合のトラッキ
ングおよびトラックジャンプ制御装置の各部の動作波形
図である。斜線部分がグルーブで、ランドAからグルー
ブCへ光ビームをトラックジャンプさせる場合である。
この場合、光ビームの移動方向は外周方向なので、ジャ
ンプ方向設定信号gは、例えばLレベル(ここでは、図
示しない)に設定されており、極性切換え信号fはラン
ド/グルーブ検出信号mが選択されている。ドライブマ
イコン9からモード切換え信号dとしてジャンプ期間を
示す例えばHレベル信号が出力されると、ジャンプ信号
発生回路8からはモード切換え信号dの立上がりのタイ
ミングで加速/減速信号cとして例えば正の加速パルス
が出力され、この加速パルスによりトラッキングアクチ
ュエータ3にグルーブC側への加速度が加えられる。こ
のとき、制御ループスイッチSW1は開、ジャンプスイ
ッチSW2は閉となっているので、光ビームはグルーブ
Cの方向(図面右方向)に移動して図11に示すような
トラッキング誤差信号aが検出される。光ビームがラン
ドおよびグルーブの中心を通過する毎にトラッキング誤
差信号aはゼロクロスするため、ゼロクロス信号bは各
ランドおよびグルーブの中心でLレベルあるいはHレベ
ルとなる。また、光ビームがランドとグルーブの境目を
通過する毎にピーク検出信号kはゼロクロスするため、
ランド/グルーブ検出信号mは各ランドとグルーブの境
目でLレベルあるいはHレベルとなる。このゼロクロス
信号bの両エッジ信号(ここでは図示しない)とランド
/グルーブ検出信号mの両エッジ信号(ここでは図示し
ない)の排他的論理和であるトラックカウント信号tを
計数して、光ビームがランドAからグルーブCまで移動
する間にカウントされる値Kに対して、上記計数値が
(1/2)×Kになった時に減速タイミング信号uが生
成される。ジャンプ信号発生回路8は、減速タイミング
信号uに基づいて加速/減速信号cとして負の加速パル
スを発生してトラッキングアクチュエータ3にランドA
側への加速度を加えることにより、光ビームの移動速度
を減速させる。ドライブマイコン9は、ジャンプ期間中
(モード切換え信号dがHレベル)のトラックカウント
信号tをカウントしており、カウント値が予めジャンプ
目標位置に対応して設定されている値に一致した時に、
モード切換え信号dを例えばLレベルとして追従モード
に切換えて、制御ループスイッチSW1を閉、ジャンプ
スイッチSW2を開とすることにより、トラッキング制
御信号hによりグルーブCを追従するように光ビームが
制御される。尚、トラッキング制御信号hは極性切換え
信号fによりトラッキング誤差信号aの位相が反転され
た信号である。ここで、ジャンプ目標位置に対応して設
定されるカウント値Kは、ランドとグルーブを各々1ト
ラックとして、光ビームがランドおよびグルーブを通過
する毎にカウントしていくとすると、ジャンプ目標位置
までの移動トラック数をnとするとカウント値K=2×
nで求められる。従って、ジャンプ目標位置に対応して
設定されるカウント値Kは、外周方向のグルーブへ光ビ
ームを3トラックジャンプさせる場合であるので、カウ
ント値K=6が設定され,カウンタ26に入力されるカ
ウント設定値L=3が設定される。
【0034】尚、上記実施例ではランドからグルーブへ
のトラックジャンプについて説明したが、グルーブから
ランドへトラックジャンプさせる場合、ランドからラン
ドあるいはグルーブからグルーブへトラックジャンプさ
せる場合も同様であり、外周方向へジャンプさせる場合
にはジャンプ方向設定信号gを例えばLレベルに設定
し、極性切換え信号fにはランド/グルーブ検出信号m
を選択し、逆に、内周方向へジャンプさせる場合には、
ジャンプ方向設定信号gを例えばHレベルに設定し、極
性切換え信号fとしてランド/グルーブ検出信号mを位
相反転した信号nを選択すればよく、減速タイミング信
号uが検出された場合には光ビームを減速するように制
御して、極性切換え信号fがLレベルのときにトラッキ
ング誤差信号aの位相を反転してトラッキング制御信号
hとすることにより、光ビームを所望のランドあるいは
グルーブ上に移動し、追従させることが可能となる。
尚、トラックジャンプ目標ランドおよびグルーブに対応
して設定される各カウント値は、移動トラック数nに対
してK=2×n、L=nで算出すればよい。
のトラックジャンプについて説明したが、グルーブから
ランドへトラックジャンプさせる場合、ランドからラン
ドあるいはグルーブからグルーブへトラックジャンプさ
せる場合も同様であり、外周方向へジャンプさせる場合
にはジャンプ方向設定信号gを例えばLレベルに設定
し、極性切換え信号fにはランド/グルーブ検出信号m
を選択し、逆に、内周方向へジャンプさせる場合には、
ジャンプ方向設定信号gを例えばHレベルに設定し、極
性切換え信号fとしてランド/グルーブ検出信号mを位
相反転した信号nを選択すればよく、減速タイミング信
号uが検出された場合には光ビームを減速するように制
御して、極性切換え信号fがLレベルのときにトラッキ
ング誤差信号aの位相を反転してトラッキング制御信号
hとすることにより、光ビームを所望のランドあるいは
グルーブ上に移動し、追従させることが可能となる。
尚、トラックジャンプ目標ランドおよびグルーブに対応
して設定される各カウント値は、移動トラック数nに対
してK=2×n、L=nで算出すればよい。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、ランド(トラック)と
グルーブ(溝)の両方にデータを記録再生するような光
ディスクにおいて、光ビームをランドおよびグルーブに
追従可能とし、更にランドからグルーブへあるいはグル
ーブからランドへ光ビームをトラックジャンプにより移
動させることができるので、目標のランドおよびグルー
ブへの移動を迅速にし、かつ目標のランドおよびグルー
ブに光ビームを安定に引き込むことが可能となる。
グルーブ(溝)の両方にデータを記録再生するような光
ディスクにおいて、光ビームをランドおよびグルーブに
追従可能とし、更にランドからグルーブへあるいはグル
ーブからランドへ光ビームをトラックジャンプにより移
動させることができるので、目標のランドおよびグルー
ブへの移動を迅速にし、かつ目標のランドおよびグルー
ブに光ビームを安定に引き込むことが可能となる。
【図1】本発明の第1の実施例にかかるトラッキングお
よびトラックジャンプ制御装置の構成を示すブロック図
である。
よびトラックジャンプ制御装置の構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明の第1の実施例にかかるジャンプ制御信
号生成回路の構成を示すブロック図である。
号生成回路の構成を示すブロック図である。
【図3】光ビームが光ディスク上を半径方向に移動した
場合の、第1の実施例にかかるトラッキングおよびトラ
ックジャンプ制御装置の各部の動作波形図である。
場合の、第1の実施例にかかるトラッキングおよびトラ
ックジャンプ制御装置の各部の動作波形図である。
【図4】光ビームをランドから外周側に隣接するグルー
ブへトラックジャンプさせた場合の、第1の実施例にか
かるトラッキングおよびトラックジャンプ制御装置の各
部の動作波形図である。
ブへトラックジャンプさせた場合の、第1の実施例にか
かるトラッキングおよびトラックジャンプ制御装置の各
部の動作波形図である。
【図5】光ビームをランドから内周側に隣接するグルー
ブへトラックジャンプさせた場合の、第1の実施例にか
かるトラッキングおよびトラックジャンプ制御装置の各
部の動作波形図である。
ブへトラックジャンプさせた場合の、第1の実施例にか
かるトラッキングおよびトラックジャンプ制御装置の各
部の動作波形図である。
【図6】光ビームをランドから外周側に2トラック以上
離れたグルーブへトラックジャンプさせた場合の、第1
の実施例にかかるトラッキングおよびトラックジャンプ
制御装置の各部の動作波形図である。
離れたグルーブへトラックジャンプさせた場合の、第1
の実施例にかかるトラッキングおよびトラックジャンプ
制御装置の各部の動作波形図である。
【図7】光ビームをランドから内周側に2トラック以上
離れたグルーブへトラックジャンプさせた場合の、第1
の実施例にかかるトラッキングおよびトラックジャンプ
制御装置の各部の動作波形図である。
離れたグルーブへトラックジャンプさせた場合の、第1
の実施例にかかるトラッキングおよびトラックジャンプ
制御装置の各部の動作波形図である。
【図8】第1の実施例にかかるトラッキングおよびトラ
ックジャンプ制御装置において、ジャンプ目標位置に対
応して設定されるカウント値の設定方法を示す図であ
る。
ックジャンプ制御装置において、ジャンプ目標位置に対
応して設定されるカウント値の設定方法を示す図であ
る。
【図9】本発明の第2の実施例にかかるトラッキングお
よびトラックジャンプ制御装置の構成を示すブロック図
である。
よびトラックジャンプ制御装置の構成を示すブロック図
である。
【図10】本発明の第2の実施例にかかるジャンプ制御
信号生成回路の構成を示すブロック図である。
信号生成回路の構成を示すブロック図である。
【図11】光ビームをランドから外周側に2トラック以
上離れたグルーブへトラックジャンプさせた場合の、第
2の実施例におけるトラッキングおよびトラックジャン
プ制御装置の各部の動作波形図である。
上離れたグルーブへトラックジャンプさせた場合の、第
2の実施例におけるトラッキングおよびトラックジャン
プ制御装置の各部の動作波形図である。
【図12】従来のトラッキング制御装置の一例を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図13】光ビームを外周側に隣接するトラックにトラ
ックジャンプさせた場合の、従来のトラッキング制御装
置の各部の動作波形図である。
ックジャンプさせた場合の、従来のトラッキング制御装
置の各部の動作波形図である。
【図14】ランドおよびグルーブと光ビームが移動した
ときに検出されるトラッキング誤差信号を示す図であ
る。
ときに検出されるトラッキング誤差信号を示す図であ
る。
1…光ディスク、 2…光ピックアップ、 3…トラッキングアクチュエータ、 5…トラッキング制御信号検出回路、 7…波形整形回路、 8…ジャンプ信号生成回路、 9…ドライブマイコン、 10…モード切換えスイッチ、 12…極性切換え回路、 13…ジャンプ制御信号生成回路、 14…微分回路、 15…波形整形回路、 16…位相反転回路、 17…第1の立上がりエッジ検出回路、 18…第1の立下がりエッジ検出回路、 19…切換えスイッチ、 20…サンプルホールド回路、 21…第1のAND回路、 22…第2の立上がりエッジ検出回路、 23…第2の立下がりエッジ検出回路、 24…第2のAND回路、 25…EOR回路、 26…カウンタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 基之 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マルチメディアシステム開 発本部内 (72)発明者 石井 純一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マルチメディアシステム開 発本部内 (72)発明者 鈴木 芳夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マルチメディアシステム開 発本部内
Claims (8)
- 【請求項1】情報を記録あるいは再生するためのランド
およびグルーブ(溝)を有する光ディスクと、前記光デ
ィスクに光ビームを発光するとともに、前記光ディスク
により反射された前記光ビームを受光する光ピックアッ
プと、前記光ピックアップを前記光ディスクの前記ラン
ドおよびグルーブと略直交する方向に駆動するトラッキ
ング手段と、前記光ビームと前記ランドおよびグルーブ
との変位誤差を検出するトラッキング誤差検出手段と、
前記トラッキング誤差検出手段の出力信号をパルス状の
波形に変換する第1の波形整形手段と、前記トラッキン
グ誤差検出手段の出力に基づいて前記光ビームが、前記
ランドおよびグルーブを追従するように前記トラッキン
グ手段を駆動するトラッキング制御手段と、前記光ビー
ムをトラックジャンプさせるために前記トラッキング手
段に加速減速信号を与えるジャンプ信号生成手段とを有
するトラッキング制御装置において、前記トラッキング
誤差検出手段の出力信号を微分することによりピーク点
を検出して、前記ピーク検出信号に基づいて、前記光ビ
ームが前記ランド上に位置するか前記グルーブ上に位置
するかを検出する位置検出手段を設けたことを特徴とす
るトラッキングおよびトラックジャンプ制御装置。 - 【請求項2】前記位置検出手段が、前記トラッキング誤
差検出手段の出力信号を微分する微分手段と、前記微分
手段の出力信号をパルス状の波形に変換する第2の波形
整形手段と、前記第2の波形整形手段の出力信号である
前記パルス状の信号の立上がりエッジを検出する第1の
立上がりエッジ検出手段と、前記パルス状の信号の立下
がりエッジを検出する第1の立下がりエッジ検出手段
と、前記パルス状の信号を位相反転する位相反転手段
と、前記パルス状の信号と前記位相反転手段の出力信号
のどちらかを、前記光ビームをジャンプさせる方向によ
り選択するパルス信号選択手段と、前記パルス信号選択
手段の出力信号をジャンプ期間にサンプルし、ジャンプ
終了時にホールドするサンプルホールド手段と、前記第
1の立上がりエッジ検出手段の出力信号と前記第1の立
下がりエッジ検出手段の出力信号との論理積を生成する
手段と、前記第1の波形整形手段の出力信号の立上がり
エッジを検出する第2の立上がりエッジ検出手段と、前
記第1の波形整形手段の出力信号の立下がりエッジを検
出する第2の立下がりエッジ検出手段と、前記第2の立
上がりエッジ検出手段の出力信号と前記第2の立下がり
エッジ検出手段の出力信号の論理積を生成する手段で構
成されたこを特徴とする請求項1に記載のトラックジャ
ンプ制御装置。 - 【請求項3】前記光ビームを前記光ディスクの外周方向
に移動させる場合には、前記ジャンプ信号生成手段の出
力信号を、例えば正の信号として前記トラッキング手段
に外周方向の加速度を与え、前記光ビームを前記光ディ
スクの内周方向に移動させる場合には、前記ジャンプ信
号生成手段の出力信号を、例えば負の信号として前記ト
ラッキング手段に内周方向の加速度を与えるようにし
て、前記第2の立上がりエッジ検出手段の出力信号と前
記第2の立下がりエッジ検出手段の出力信号の前記論理
積の信号が検出された場合には、前記ジャンプ信号生成
手段の出力信号を前記光ビームを目標ジャンプ方向に加
速する信号とし、前記第1の立上がりエッジ検出手段の
出力信号と前記第1の立下がりエッジ検出手段の出力信
号との論理積の信号が検出された場合には、前記ジャン
プ信号生成手段の出力信号を前記光ビームを目標ジャン
プ方向とは逆向きに加速する信号とすることを特徴とす
る請求項1記載のトラックジャンプ制御装置。 - 【請求項4】前記第1の立上がりエッジ検出手段の出力
信号と前記第1の立下がりエッジ検出手段の出力信号の
前記論理積の信号と、前記第2の立上がりエッジ検出手
段の出力信号と前記第2の立下がりエッジ検出手段の出
力信号の論理積の信号を、前記光ビームの移動距離によ
り選択して、前記光ビームを加速あるいは減速すること
により速度制御することを特徴とする請求項1記載のト
ラックジャンプ制御装置。 - 【請求項5】前記光ビームを前記光ディスクの半径方向
にトラックジャンプさせる場合に、前記第2の立上がり
エッジ検出手段の出力信号と前記第2の立下がりエッジ
検出手段の出力信号との前記論理積の信号を計数するこ
とにより、前記光ビームの移動距離を検出することを特
徴とする請求項1記載のトラックジャンプ制御装置。 - 【請求項6】前記光ビームが、例えば前記グルーブ上に
位置していることが検出された場合には、前記光ビーム
が前記ランド上に位置している時に検出される前記トラ
ッキング誤差検出手段の出力信号の位相を反転するトラ
ッキング誤差信号反転手段を設け、前記光ビームを前記
光ディスクの外周方向にトラックジャンプさせる場合に
は、例えば前記第2の波形整形手段の出力信号を選択
し、前記光ビームを前記光ディスクの内周方向にトラッ
クジャンプさせる場合には、例えば前記第2の波形整形
手段の出力信号を位相反転する前記位相反転手段の出力
信号を選択して、これらの出力信号に基づいて前記トラ
ッキング誤差信号反転手段を制御することを特徴とする
請求項1記載のトラッキングおよびトラックジャンプ制
御装置。 - 【請求項7】前記位置検出手段に、前記第1の立上がり
エッジ検出手段の出力信号と前記第1の立下がりエッジ
検出手段の出力信号の前記論理積の信号と、前記第2の
立上がりエッジ検出手段の出力信号と前記第2の立下が
りエッジ検出手段の出力信号の前記論理積の信号との排
他的論理和を生成する手段と、前記排他的論理和の信号
を計数する計数手段を設け、前記計数手段の出力信号が
検出された場合には、前記ジャンプ信号生成手段の出力
信号を前記光ビームを目標ジャンプ方向とは逆向きに加
速する信号とすることを特徴とする請求項1記載のトラ
ックジャンプ制御装置。 - 【請求項8】前記光ビームを前記光ディスクの半径方向
にトラックジャンプさせる場合に、前記第1の立上がり
エッジ検出手段の出力信号と前記第1の立下がりエッジ
検出手段の出力信号の前記論理積の信号と、前記第2の
立上がりエッジ検出手段の出力信号と前記第2の立下が
りエッジ検出手段の出力信号の前記論理積の信号との前
記排他的論理和の信号を計数することにより、前記光ビ
ームの移動距離を検出することを特徴とする請求項1記
載のトラックジャンプ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7325394A JPH09167359A (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | トラッキングおよびトラックジャンプ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7325394A JPH09167359A (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | トラッキングおよびトラックジャンプ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09167359A true JPH09167359A (ja) | 1997-06-24 |
Family
ID=18176355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7325394A Pending JPH09167359A (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | トラッキングおよびトラックジャンプ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09167359A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999017282A1 (en) * | 1997-09-26 | 1999-04-08 | Daewoo Electronics Co., Ltd. | Method and apparatus for controlling a track search of an optical disc system |
WO2003105142A1 (de) * | 2002-06-07 | 2003-12-18 | Thomson Licensing S.A. | Verfahren zum optimierten spurführen |
US6975565B1 (en) | 1999-09-03 | 2005-12-13 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Disk apparatus |
-
1995
- 1995-12-14 JP JP7325394A patent/JPH09167359A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999017282A1 (en) * | 1997-09-26 | 1999-04-08 | Daewoo Electronics Co., Ltd. | Method and apparatus for controlling a track search of an optical disc system |
US6975565B1 (en) | 1999-09-03 | 2005-12-13 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Disk apparatus |
WO2003105142A1 (de) * | 2002-06-07 | 2003-12-18 | Thomson Licensing S.A. | Verfahren zum optimierten spurführen |
US7468935B2 (en) | 2002-06-07 | 2008-12-23 | Thomson Licensing | Optimized tracking method |
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Legal Events
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