JPH09167322A - 磁気ヘッド装置のヘッド端子とサスペンション端子の接続方法 - Google Patents

磁気ヘッド装置のヘッド端子とサスペンション端子の接続方法

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JPH09167322A
JPH09167322A JP34865295A JP34865295A JPH09167322A JP H09167322 A JPH09167322 A JP H09167322A JP 34865295 A JP34865295 A JP 34865295A JP 34865295 A JP34865295 A JP 34865295A JP H09167322 A JPH09167322 A JP H09167322A
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JP
Japan
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suspension
terminal
slider
terminals
head
Prior art date
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Pending
Application number
JP34865295A
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English (en)
Inventor
Atsushi Toyoda
篤志 豊田
Yoshiki Kasahara
芳樹 笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気ヘッドの端子とサスペンションに配線さ
れたリード線との接続を容易化する。 【解決手段】 スライダ62の端面72に固定形成され
たヘッド端子90,92,94,96に短くカットされ
た金ワイヤ114,116,118,120をボンディ
ングする。この状態でスライダ62をサスペンション7
8の所定位置に接着する。そして、金ワイヤ114,1
16,118,120の先端部をサスペンション78に
配線されたリード線98,100,102,104の先
端のサスペンション端子106,108,110,11
2にボンディングして接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、磁気ヘッド素子
を搭載したスライダをサスペンションに支持する構造を
有する磁気ヘッド装置において、磁気ヘッド素子の端子
とサスペンションに配線されたリード線の端子とを電気
的に接続するための方法に関し、従来の方法に比べて接
続を容易化したものである。
【0002】
【従来の技術】ハードディスク装置等のディスク状磁気
記録媒体記録・再生装置における磁気ヘッド装置は、磁
気ヘッド素子を搭載したスライダをサスペンションで支
持した構造を有し、サスペンションを駆動機構で移動さ
せることにより、磁気ヘッド素子をディスク状磁気記録
媒体上の任意の位置に位置決めして、情報の記録あるい
は再生を行なう。
【0003】磁気ヘッド装置においては、磁気ヘッド素
子から引き出されたリード線の端子(ヘッド端子)がス
ライダの端面に固定形成され、サスペンションに配線さ
れたリード線をヘッド端子に接続することにより、サス
ペンションに配線されたリード線を通して磁気ヘッド素
子に記録信号を供給し、あるいは磁気ヘッド素子で検出
された再生信号をサスペンションに配線されたリード線
を通して外部に取り出す。
【0004】従来におけるヘッド端子とサスペンション
に配線されたリード線を接続する構造の一例を図7に示
す。図7(1)は接続前の状態で、スライダ10の端面
12には、MR(磁気抵抗)型・誘導型複合薄膜磁気ヘ
ッド等の磁気ヘッド素子14が配設されている。磁気ヘ
ッド素子14の先端部14aはスライダ10の記録媒体
対向面の左右一方のレール面16に臨んでいる。磁気ヘ
ッド素子14からは薄膜で形成されたリード線20,2
2,24,26(MR型ヘッドおよび誘導型ヘッドから
2本ずつ)が引き出されている。リード線20,22,
24,26の端部はスライダ端面12の記録媒体対向面
と反対側のエッジ28に沿って直線状に並べられ、これ
により外部に露出したヘッド端子30,32,34,3
6を固定形成している。
【0005】サスペンション18の表面18aには絶縁
膜が被覆され、その上にリード線38,40,42,4
4がプリント配線されている。リード線38,40,4
2,44の一端部はサスペンション18の先端部近傍の
スライダ取付位置の近くでヘッド端子30,32,3
4,36と対面する位置に沿って一直線上に並べられ、
これにより外部に露出したサスペンション端子46,4
8,50,52を固定形成している。リード線38,4
0,42,44の上面は、先端のサスペンション端子4
6,48,50,52の部分を除き保護用の絶縁膜で被
覆されている。リード線38,40,42,44の他端
部は、サスペンション18に沿ってその基端(サスペン
ション18の付け根)近くまで導かれ、そこで他端部の
端子を形成し、この端子に別のリード線が接続されて、
回路部に接続される。
【0006】サスペンション18にスライダ10を取付
ける手順は、まずスライダ10のヘッド端子30,3
2,34,36とサスペンション端子46,48,5
0,52とがそれぞれ直角に突き合わさるようにサスペ
ンション18上にスライダ10を正確に位置決めし、そ
の状態を保持して接着剤を用いてサスペンション18に
スライダを接着する。次いで、図7(2)のようにヘッ
ド端子30,32,34,36とサスペンション端子4
6,48,50,52との突き合わせ隅部に金ボール5
4,56,58,60をそれぞれ溶着して両端子間を電
気的に接続して取付けを完了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記図7のヘッド端子
とサスペンション側リード線との接続構造によれば、次
のような不都合があった。 (a) ヘッド端子30,32,34,36とサスペン
ション端子46,48,50,52とを正確に突き合わ
せた状態でスライダ10をサスペンション18に接着す
る必要があり、スライダ10の接着に非常に高精度を要
求される。
【0008】(b) 金ボール54,56,58,60
が大きくなると、隣りどうしが接触する不具合が生じる
ので、金ボール54,56,58,60の大きさを正確
にコントロールする必要がある。
【0009】(c) ヘッド端子30,32,34,3
6、サスペンション端子46,48,50,52とも一
直線上に配置する必要があり、端子間距離が詰まってき
た時等に端子を上下あるいは前後にずらして千鳥配置す
る等の不整列な配置をすることができない。
【0010】この発明は、前記従来の技術における問題
点を解決して、ヘッド端子とサスペンション端子の位置
に多少のずれが生じていても両者間を接続でき、したが
って、サスペンションに対するスライダの取付精度を比
較的ラフにでき、また金ボールを不要にして端子どうし
の接触を回避でき、さらには端子を千鳥配置等不整列
(非直線)に配置することを可能にして端子間距離が詰
まった状態でも容易に端子配置ができるようにした磁気
ヘッド装置のヘッド端子とサスペンション端子の接続方
法を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、磁気ヘッド
素子を搭載したスライダの端面に当該磁気ヘッド素子か
ら引き出されたリード線の端子をヘッド端子として形成
し、サスペンションのスライダ取付位置の近くに当該サ
スペンションに配線したリード線の端子をサスペンショ
ン端子として形成し、スライダのヘッド端子にワイヤの
一端部をボンディングし、当該ワイヤが接続されたスラ
イダをサスペンションの所定位置に取付け、その後前記
ワイヤの他端部を前記サスペンション端子にボンディン
グしてなるものである。
【0012】これによれば、ワイヤを介してヘッド端子
とサスペンション端子を接続するようにしたので、サス
ペンションとスライダの位置が多少ずれていてもヘッド
端子とサスペンション端子を接続することができ、サス
ペンションに対するスライダの取付精度を比較的ラフに
できる。また、金ボールを使用しないので、端子どうし
の接触を回避することができる。また、従来方法のよう
にヘッド端子とサスペンション端子を突き合わせる必要
がないので、一直線上に配列する必要がなく、千鳥配置
等の不整列配置も可能であり、端子間距離が詰まってき
た時の端子の配置が容易である。
【0014】また、予めワイヤが接続されていない状態
でスライダをサスペンションに取付けた後にワイヤの両
端部をヘッド端子とサスペンション端子にそれぞれボン
ディングする場合には、サスペンションの面とスライダ
端面とが略々直角に交叉する狭い空間内でヘッド端子に
ワイヤの一端部をボンディングしなければならないの
で、ボンディング作業が難しくなる。これに対し、この
発明ではスライダをサスペンションに取付ける前のスラ
イダ単体の状態でワイヤの一端部をヘッド端子にボンデ
ィングするので、ヘッド端子に対するワイヤのボンディ
ング作業を容易に行なうことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図1〜図
3に(1)〜(5)で示す工程図を参照して説明する。
これは、磁気ヘッド素子を搭載したスライダの端面に当
該磁気ヘッド素子から引き出された複数本のリード線の
端子をヘッド端子として固定形成し、サスペンションの
スライダ取付位置の近くに当該サスペンションに配線し
た複数本のリード線の端子をサスペンション端子として
固定形成し、スライダをサスペンションに取り付ける前
に、予めスライダの各ヘッド端子に短くカットされたワ
イヤの一端部をそれぞれボンディングし、当該短いワイ
ヤが接続されたスライダをサスペンションの所定位置に
取付固定し、その後前記各ワイヤの他端部を各対応する
サスペンション端子にボンディングしたものである。こ
こでは、ハードディスク用磁気ヘッド装置についてヘッ
ド端子を千鳥配置した場合について示している。
【0015】(1) スライダおよびサスペンションを
構成 アルチック等のセラミックス等で構成されたスライダ6
2の端面72には、MR型・誘導型複合薄膜磁気ヘッド
等の磁気ヘッド素子74が配設されている。磁気ヘッド
素子74の先端部74aはスライダ62の記録媒体対向
面の左右一方のレール面76に臨んでいる。磁気ヘッド
素子74からは薄膜で形成されたリード線80,82,
84,86(MR型ヘッドおよび誘導型ヘッドから2本
ずつ)が引き出されている。リード線80,82,8
4,86の端部はスライダ端面72に上下方向に交互に
位置をずらして千鳥配置されて、外部に露出したヘッド
端子90,92,94,96を固定形成している。
【0016】金属等の薄板で構成されたサスペンション
78の表面78aには絶縁膜が被覆され、その上にリー
ド線98,100,102,104がプリント配線され
ている。リード線98,100,102,104の一端
部はサスペンション78の先端部近傍のスライダ取付位
置の近くでその幅方向に並べられ、これにより外部に露
出したサスペンション端子106,108,110,1
12を固定形成している。リード線98,100,10
2,104の上面は、先端のサスペンション端子10
6,108,110,112の部分を除き保護用の絶縁
膜で被覆されている。リード線98,100,102,
104の他端部は、サスペンション78に沿ってその基
端(サスペンション78の付け根)近くまで導かれ、そ
こで他端部の端子を形成し、この端子に別のリード線が
接続されて、回路部に接続される。
【0017】(2) ヘッド端子にワイヤボンディング スライダ62のヘッド端子90にワイヤリールから繰り
出された金ワイヤ(金の裸線)の先端部を位置決めして
ボールボンディング(金ワイヤの先端部に電子スパーク
等でボールを形成してボンディングを行なう通常のボン
ディング方法)で接続し、規定の長さにて切断し、短く
カットされたワイヤ114を形成する。同様にヘッド端
子92,94,96についても順次ワイヤボンディング
し、短くカットされたワイヤ116,118,120を
形成する。
【0018】(3) スライダ取付 短いワイヤ114,116,118,120が接続され
たスライダ62の磁気記録媒体対向面と反対側の面をサ
スペンション78の面78aに対面させかつレール面7
6,77の延在方向をサスペンション78の長手方向に
一致させた姿勢で、スライダ62をサスペンション78
の先端部近くの所定位置に位置決めして、接着剤で接着
する。このとき、スライダ62の端面72は、サスペン
ション78の面78aと直角の角度をなす。
【0019】(4) ワイヤフォーミング ワイヤ114,116,118,120の先端部がサス
ペンション端子106,108,110,112に接近
しまたは接触した状態となるようにワイヤ114,11
6,118,120をフォーミング(引き回し)形成す
る。
【0020】(5) サスペンション端子にワイヤボン
ディング ワイヤ114,116,118,120の先端部をサス
ペンション端子106,108,110,112にボー
ルボンディングで接続して磁気ヘッド装置122が完成
する。
【0021】
【他の実施の形態】前記実施の形態では、ヘッド端子9
0,92,94,96を交互に上下にずらして千鳥配置
したが、図4に示すようにヘッド端子90,92の組
と、ヘッド端子94,96の組を上下にずらして配置し
たり、図5に示すようにヘッド端子90,92,94,
96を一直線上に配置する等様々な配置パターンが可能
である。また、前記実施例ではサスペンション端子10
6,108,110,112をサスペンション78の幅
方向に一直線上に配置したが、図6に示すように前後方
向に交互にずらして千鳥配置する等様々な配置パターン
が可能である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、スライダとサスペンションの取付精度を比較的ラフ
にでき、接続作業を容易化することができる。また、金
ボールを使用しないので、端子どうしの接触を回避する
ことができる。また、ヘッド端子、サスペンション端子
を千鳥配置等の不整列配置にすることができ、端子間距
離が詰まってきた時の端子配置が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態を示す工程図である。
【図2】 図1の続きを示す工程図である。
【図3】 図2の続きを示す工程図である。
【図4】 ヘッド端子配置の他の実施の形態を示す図で
ある。
【図5】 ヘッド端子配置のさらに別の実施の形態を示
す図である。
【図6】 サスペンション端子配置の他の実施の形態を
示す図である。
【図7】 従来方法を示す工程図である。
【符号の説明】
62 スライダ 72 スライダの端面 74 磁気ヘッド素子 78 サスペンション 80,82,84,86 磁気ヘッド素子から引き出さ
れたリード線 90,92,94,96 ヘッド端子 98,100,102,104 サスペンションに配線
されたリード線 106,108,110,112 サスペンション端子 114,116,118,120 ワイヤ(金ワイヤ) 122 磁気ヘッド装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気ヘッド素子を搭載したスライダの端面
    に当該磁気ヘッド素子から引き出されたリード線の端子
    をヘッド端子として形成し、 サスペンションのスライダ取付位置の近くに当該サスペ
    ンションに配線したリード線の端子をサスペンション端
    子として形成し、 スライダのヘッド端子にワイヤの一端部をボンディング
    し、 当該ワイヤが接続されたスライダをサスペンションの所
    定位置に取付け、 その後前記ワイヤの他端部を前記サスペンション端子に
    ボンディングしてなる磁気ヘッド装置のヘッド端子とサ
    スペンション端子の接続方法。
JP34865295A 1995-12-19 1995-12-19 磁気ヘッド装置のヘッド端子とサスペンション端子の接続方法 Pending JPH09167322A (ja)

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