JPH09166890A - 非磁性一成分現像剤および画像形成方法 - Google Patents

非磁性一成分現像剤および画像形成方法

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JPH09166890A
JPH09166890A JP32691595A JP32691595A JPH09166890A JP H09166890 A JPH09166890 A JP H09166890A JP 32691595 A JP32691595 A JP 32691595A JP 32691595 A JP32691595 A JP 32691595A JP H09166890 A JPH09166890 A JP H09166890A
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JP32691595A
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Hiroyoshi Okuno
広良 奥野
Toyofumi Inoue
豊文 井上
Satoru Torigoe
哲 鳥越
Hiroe Okuyama
浩江 奥山
Kotaro Yoshihara
宏太郎 吉原
Masahiro Uchida
正博 内田
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期にわたりトナー帯電、搬送を安定化し、
カブリや濃度むらのない安定した画像濃度が得られ、か
つ、長期にわたりダートや混色等の問題を生じにくい非
磁性一成分現像剤、およびそれを用いる画像形成方法を
提供する。 【解決手段】 結着樹脂、カーボンブラック、帯電制御
剤を含有する非磁性一成分現像剤であって、該カーボン
ブラックが平均一次粒子径20〜50nm、pH2〜5
であり、帯電制御剤が下記式で示される化合物を含有す
ることを特徴とする。 【化1】 (式中、Mは亜鉛、鉄、ニッケルおよびコバルトから選
択された金属原子を表し、R1 およびR2 はそれぞれ水
素原子または炭素数1〜6のアルキル基を表す。)この
一成分現像剤は、カラー画像形成におけるブラックトナ
ーとして使用するのに適している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、負帯電性非磁性一成分
現像剤およびそれを用いる画像形成方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】現在、実用化されている種々の静電複写
方式における乾式現像法としては、トナーおよび鉄粉等
のキャリアを用いる二成分現像方式とキャリアを用いな
い一成分トナー現像方式が知られている。二成分現像方
式においては、トナー粒子がキャリア表面に付着するこ
とにより現像剤が劣化し、また、トナーのみが消費され
るため、現像剤中のトナーの濃度割合が低下するので、
キャリアとの混合割合を一定に保たなければならず、そ
のため、現像装置が大型化するという欠点があるが、一
成分現像方式では、この欠点がなく、装置の小型化等の
利点を有し、現像方式の主流になりつつある。
【0003】一成分現像方式は、磁性トナーを用いる磁
性一成分現像方式と、非磁性トナーを用いる非磁性一成
分現像方式とに分類される。磁性一成分現像方式は、内
部にマグネット等の磁界発生手段を設けた現像剤担持体
を用いて磁性トナーを保持し、現像するもので、近年小
型プリンター等で数多く実用化されている。しかしなが
ら、用いられる磁性トナーはその内部にマグネタイト等
の黒色の磁性体を含むため、カラー化ができないという
欠点がある。
【0004】一方、非磁性一成分現像方式は、トナーに
磁性体を用いないため、カラー化が可能であり、また、
現像剤担持体にマグネットを用いないため、より軽量、
低コスト化が可能となり、近年小型フルカラープリンタ
ー等で実用化され始めている。
【0005】しかしながら、例えば二成分現像方式で
は、キャリアという安定した帯電・搬送部材があり、磁
性一成分現像方式では、マグネットロールの磁気力とい
う安定した搬送・層形成手段があるが、非磁性一成分現
像方式は、その様な安定した帯電、搬送手段がなく、ト
ナーを主に静電気力で現像剤担持体上に保持させる必要
があるため、トナーに対してはより高帯電で安定した帯
電特性が要求される。特にシアン、マゼンタ、イエロ
ー、ブラックの4色トナーを用いる非磁性一成分フルカ
ラー現像装置においては、比較的電気抵抗の低いカーボ
ンブラックを着色剤として用いるブラックトナーが他の
3色に比べ、帯電が低く不安定となりやすいため、非画
像部のカブリやダートによる機内汚れや混色の問題が生
じやすく、したがって、より一層安定化されるような設
計が必要とされている。
【0006】従来より、トナーの帯電を安定化させるた
めに、トナー内部に帯電制御剤を含有させることが行わ
れている。代表的な黒トナー用の負帯電性帯電制御剤と
しては、含クロムアゾ染料、クロム、鉄、亜鉛等の含金
属サリチル酸化合物等があげられる。これらの帯電制御
剤の中で、含クロムアゾ染料は比較的迅速で高い帯電量
が得られるものの、帯電維持性が劣るため、非磁性一成
分現像用として用いた場合、長期使用による帯電量低下
に起因するカブリやダートの問題が生じやすい。一方、
含金属サリチル酸化合物は、含クロムアゾ染料に比べ、
帯電維持性がよく、中でも含クロムサリチル酸化合物は
帯電立ち上がりが早く、高帯電であるため、最も一般的
に用いられている。しかしながら、非磁性一成分現像用
として用いた場合は、帯電分布が広く電荷交換性が悪い
ため、長期使用によりトナー劣化が生じた場合、逆極性
トナーの増加によるカブリや低画像濃度の問題が生じや
すいという欠点を有している。したがって、非磁性一成
分現像における帯電、トナー層形成の安定化のためには
未だ課題が残されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の実情
に鑑み、その問題点を解決することを目的としてなされ
たものである。すなわち、本発明の第1の目的は、長期
にわたりトナー帯電、搬送を安定化し、カブリや濃度む
らのない安定した画像濃度が得られる非磁性一成分現像
剤を提供することにある。また、本発明の第2の目的
は、長期にわたりダートや混色等の問題を生じにくい非
磁性一成分現像剤を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の問
題を解決すべく種々検討を重ねた結果、少なくとも結着
樹脂、カーボンブラック、帯電制御剤からなる非磁性一
成分現像剤において、特定の帯電制御剤を用い、カーボ
ンブラックの特性値をある特定の範囲とすることによっ
て、上記目的が達成できることを見出した。
【0009】すなわち、本発明の非磁性一成分現像剤
は、結着樹脂、カーボンブラック、帯電制御剤を含有す
るものであって、該カーボンブラックが平均一次粒子径
20〜50nm、pH2〜5であり、帯電制御剤が下記
一般式で示される化合物を含有することを特徴とする。
【0010】
【化2】 (式中、Mは亜鉛、鉄、ニッケルおよびコバルトから選
択された金属原子を表し、R1 およびR2 はそれぞれ水
素原子または炭素数1〜6のアルキル基を表す。) 本発明の画像形成方法は、潜像保持体上に潜像を形成す
る潜像形成工程、該潜像を現像剤担持体上の現像剤を用
いて現像する現像工程、現像されたトナー像を転写体上
に転写する転写工程、転写体上のトナー像を加熱定着す
る定着工程を有するものであって、現像剤として、上記
の負帯電性非磁性一成分現像剤を用いることを特徴とす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。本発明の負帯電性非磁性一成分現像
剤に含有させる帯電制御剤は、上記一般式で示される含
金属サリチル酸化合物である。上記一般式において、M
は亜鉛、鉄、ニッケル、コバルトの中のいずれかの金属
を示すが、中でも亜鉛が最も好ましい。また、R1 およ
びR2 はそれぞれ水素原子または炭素数1〜6のアルキ
ル基を表すが、結着樹脂への分散性および定着性から、
水素原子または炭素数4以下のアルキル基がより好まし
い。この帯電制御剤を用いた場合、従来使用していた含
クロムサリチル酸化合物に比べ、帯電量は低いものの帯
電分布が狭く、電荷交換性が良いため、長期使用による
トナーの劣化があっても逆極性トナーが少なく、カブリ
や低画像濃度の問題が発生し難くなる。これらの帯電制
御剤は、必要とする帯電量に応じて、0.1〜10重量
%の範囲で用いられるが、好ましくは1〜6重量%の範
囲に設定される。
【0012】本発明において使用される帯電制御剤の具
体的な化合物としては、次のものを例示することができ
る。3,5−ジ−t−ブチルサリチル酸亜鉛、3,5−
ジ−t−ブチルサリチル酸鉄、3,5−ジ−t−ブチル
サリチル酸コバルト、サリチル酸亜鉛、サリチル酸鉄等
があげられる。特に、3,5−ジ−t−ブチルサリチル
酸の錯体が好ましく用いられる。
【0013】本発明において用いるカーボンブラックと
しては、チャンネル法で製造されたチャンネルブラック
およびファーネス法で製造されたファーネスブラックが
用いられるが、十分な負帯電性を付与するために、pH
2〜5の範囲のものが用いられ、中でもpH2〜4の範
囲のものが好ましく用いられる。チャンネルブラックは
その製法上、カーボンブラック表面が酸化されるのに十
分な時間、高温の酸化雰囲気にさらされるため、熱処理
を受け、揮発分の多いpHの低い酸性カーボンが得られ
やすい。それに対し、ファーネスブラックはチャンネル
ブラックと異なり、限られた容積の反応炉中で燃焼して
製造されるため、カーボンブラック表面の酸化が十分で
なく、比較的pHが高い。したがって、後処理して、空
気、酸素、オゾン中での加熱酸化処理、硝酸や過酸化水
素等による湿式溶液酸化処理などによりカーボンブラッ
ク表面の含酸素官能基(カルボキシル基やフェノール基
など)を増やし、pHを調整して用いられる。カーボン
ブラックのpHが5より大きいと、現像剤の帯電量が低
く、カブリやダートの原因となりやすい。また、pHが
2より小さいと、帯電の環境依存性が大きくなり、画像
濃度の変化が著しくなる。
【0014】また、本発明において用いるカーボンブラ
ックは、その平均一次粒子径は20〜50nmの範囲の
ものが用いられる。平均一次粒径が20nmよりも小さ
いと、結着樹脂中での粒子分散性が悪くなり、帯電量の
不均一による濃度むらやスリーブ上のトナー2層化によ
る低画像濃度やカブリが生じやすくなる。また、50n
mよりも大きいと、十分な着色力が得られなくなるため
好ましくない。ここで、カーボンブラックの平均一次粒
子径は、結着樹脂中にカーボンブラックを混練分散させ
た後、透過型電子顕微鏡写真にて3万倍の写真を撮り、
一次粒子100個の平均から測定した値である。本発明
におけるカーボンブラックの添加量は、1〜10重量%
の範囲で用いらることができるが、着色力および帯電性
の点から2〜7重量%の範囲が好ましい。
【0015】本発明において用いる結着樹脂としては、
スチレン、クロルスチレン等のスチレン類、エチレン、
プロピレン、ブチレン、イソブチレン等のモノオレフィ
ン類、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニ
ル、酪酸ビニル等のビニルエステル類、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸
オクチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸フェニル、
メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル
酸ブチル、メタクリル酸ドデシル等のα−メチレン脂肪
族モノカルボン酸のエステル類、ビニルメチルエーテ
ル、ビニルエチルエーテル、ビニルブチルエーテル等の
ビニルエーテル類、ビニルメチルケトン、ビニルヘキシ
ルケトン、ビニルイソプロペニルケトン等のビニルケト
ン類等の単独重合体および共重合体を例示することがで
き、特に代表的な結着樹脂としてはポリスチレン、スチ
レン−アクリル酸アルキル共重合体、スチレン−メタク
リル酸アルキル共重合体、スチレン−アクリロニトリル
共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−
無水マレイン酸共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレ
ンをあげることができる。さらに、ポリエステル、ポリ
ウレタン、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリアミ
ド、変性ロジン、パラフィンワックス等をあげることが
できる。
【0016】また、本発明の一成分現像剤においては、
グロス、オフセット性を向上させる目的として、離型剤
を添加してもよい。離型剤としては、炭素数8以上のパ
ラフィン、ポリオレフィン等が好ましく、例えば、パラ
フィンワックス、パラフィンラテックス、マイクロクリ
スタリンワックス等、またはポリプロピレン、ポリエチ
レン等が挙げられ、これらを単独あるいは併用して用い
る。添加量は0.3〜10重量%の範囲が好ましく用い
られる。
【0017】本発明の一成分現像剤におけるトナー粒子
の粒径は、体積平均粒子径4〜10μmの範囲が好まし
く、より好ましくは6〜9μmの範囲である。体積平均
粒子径が4μmよりも小さい場合には流動性が著しく悪
化するため層形成が良好に行われなくなり、カブリやダ
ートの原因となりやすい。また、10μmを越えると解
像度が低下し、高画質が得られなくなるばかりでなく、
現像剤の単位重量当たりの帯電量が低下するため、層形
成維持性が悪くなり、カブリやダートが発生しやすくな
る。
【0018】本発明の一成分現像剤には、適度な流動性
および帯電性を与える目的で、流動化剤微粒子を外添す
るのが好ましい。使用される流動化剤微粒子としては、
疎水性シリカ、チタニア、アルミナ等の無機微粉末、脂
肪酸あるいはその誘導体および金属塩等の有機微粉末、
フッ素系樹脂、アクリル系樹脂もしくはスチレン系樹脂
等の樹脂微粉末等があげられ、これらを単独または併用
して用いることができる。特に平均粒子径7〜40nm
の疎水性シリカ、チタニアが好ましく用いられ、これら
微粉末はトナー100重量部に対し0.1〜3重量部、
好ましくは0.3〜1.5重量部の範囲で用いられる。
外添量が0.1重量部より少ないと、微粉末によるトナ
ー表面被覆率が低いため、トナーに十分な流動性を与え
ることができない。また、外添量が3重量部よりも多い
と、微粉末が感光体へ付着し、コメットやフィルミング
を起こしやすくなる。
【0019】本発明の一成分現像剤は、公知の何如なる
方法によって製造することもできる。特に混練、粉砕方
式が好ましい。すなわち、結着樹脂とカーボンブラッ
ク、帯電制御剤等をニーダーやエクストルーダー等の混
練機にて溶融混練し、冷却後、粉砕、分級を行い、外添
剤微粒子を添加混合する方法が好ましい。
【0020】次に、本発明の画像形成方法について説明
する。本発明の画像形成方法は、潜像保持体上に潜像を
形成する潜像形成工程、該潜像を現像剤担持体上の現像
剤を用いて現像する現像工程、現像されたトナー像を転
写体上に転写する転写工程、転写体上のトナー像を加熱
定着する定着工程を有するものであって、本発明の上記
非磁性一成分現像剤は、上記現像工程における現像剤と
して使用されるが、特に、イエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの4色トナーを用いるフルカラー画像を形
成する場合にブラックトナーとして用るのが好ましい。
図1は本発明の画像形成方法を実施するためのフルカラ
ー画像形成装置の概略の構成図である。潜像保持体1周
辺に、コロトロン帯電器2、レーザー光学装置3、イエ
ロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色トナーを有す
る4つの現像機4a〜4d、転写ロール5、クリーナー
6が設けられており、さらに定着器7が配設されてい
る。上記それぞれの現像機の現像剤担持体41は、潜像
保持体1と一定の間隔となるように配置されており、そ
して潜像保持体との間にバイアス電圧が印加されている
ようになっている。この画像形成装置によって画像形成
を行う場合、潜像保持体1をコロトロン帯電器で帯電さ
せた後、レーザー光学装置3からのレーザー光により露
光し、静電潜像を形成し、次いで現像剤担持体41と現
像剤供給ロール42に交流電圧と直流電圧とを印加し
て、静電潜像を現像する。上記のサイクルを4つの各色
トナーについて繰り返して行い、潜像保持体上に4色の
トナー像を形成した後、転写ロール5を当接して一括し
転写する。転写された転写像は、定着器により定着さ
れ、一方、潜像保持体上の残留トナーはクリーナー6に
よって除去される。また、潜像保持体と現像剤担持体の
間隙は100〜600μmの範囲が好ましく用いられ
る。また、現像剤担持体のトナー層厚は10〜30μm
の範囲が好ましく用いられる。
【0021】本発明において、潜像形成工程は、従来公
知の方法が適用でき、電子写真法或いは静電記録法によ
って、感光層或いは誘電体層等の潜像保持体の上に静電
潜像を形成する。本発明に用いる潜像保持体の感光層と
しては、有機系、アモルファスシリコン等、公知のもの
が使用できる。また、その円筒状保持体としては、アル
ミニウムまたはアルミニウム合金を押出し成形した後、
表面加工する等の公知の製法により得られる。
【0022】現像工程は、トナー担持体(現像ロール)
としての回転円筒体上に、トナー供給ロールにより供給
されたトナーを、弾性ブレード等にて薄層形成し、現像
ニップまで搬送し、現像ロールと静電潜像を保持する潜
像保持体とを現像部にて接触または一定の間隙を設けて
配置し、現像ロールと潜像保持体との間にバイアス電圧
を印加しながら静電潜像をトナーで現像する。本発明に
用いるトナー担持体としては、シリコーンゴム等の弾性
体スリーブ、アルミニウム、SUS等の金属やセラミッ
クスを引き抜きしたスリーブおよびトナーの搬送性や帯
電性を制御するため、基体表面の酸化、研磨、ブラスト
処理等の表面処理や、樹脂によるコーティング等を施し
たものが使用される。現像ロールにおけるトナー層形成
は、弾性ブレードをスリーブ表面に当接させて行う。弾
性ブレードの材質は、シリコーンゴム、ウレタンゴム等
のゴム弾性体が好ましく用いられ、トナー帯電量をコン
トロールするために弾性体中に有機物または無機物を添
加、分散させてもよい。
【0023】4色トナーを現像する方法としては、感光
体周辺に4つの現像機を配置し、各トナーに対して、帯
電、露光、現像の工程を4サイクル繰り返す方式、およ
び1サイクルで4色トナーの帯電、露光、現像を行う方
式があげられる。
【0024】4色トナーを重ね合わせる方式としては、
感光体上に形成されたトナー像を転写紙を巻き付けた転
写ドラム上に1色ずつ転写し、重ね合わせる方式、感光
体上に形成されたトナー像を転写体上に転写し、転写体
上でカラートナー像を重ね合わせた後、転写紙上に一括
転写する方式、感光体上でカラートナー像を重ね合わせ
た後、転写紙上に一括転写する方式などがあげられる。
【0025】転写手段としては、潜像保持体に転写ロー
ルを圧接させる接触型のものと、コロトロンを用いる非
接触型のもの等、公知のものがあげられる。
【0026】クリーニング工程は、転写工程にて転写さ
れずに潜像保持体に残留したトナーを、クリーナーによ
り除去する工程である。本発明におけるクリーニング手
段としては、ブレードクリーニングまたはロールクリー
ニング等の公知のものがあげられる。ブレードクリーニ
ングは、シリコーンゴムやウレタンゴム等の弾性ゴムが
用いられる。
【0027】定着工程は、転写体に転写されたトナー画
像を定着器にて定着する工程である。定着手段として
は、ヒートロールを用いる熱定着方式が好ましく、グロ
ス、OHP画質の向上のため、オイルを塗布したロール
定着、装置の小型化のためにトナーに離型剤を添加した
オイルレス定着が行われる。
【0028】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳しく説
明する。なお、「部」は、すべて「重量部」を意味す
る。 実施例1 結着樹脂:ポリエステル樹脂(テレフタル酸−ビスフェノールA 92部 エチレンオキサイド付加物)(重量平均分子量Mw: 約10,000、Tg:67℃) カーボンブラック:BPL(キャボット社製) 4部 (pH:3.0、平均一次粒子径:25nm) 帯電制御剤:3,5−ジ−t−ブチルサリチル酸亜鉛 4部 上記材料をヘンシェルミキサーで混合した後、エクスト
ルーダーにて設定温度120℃、スクリュー回転数30
0rpm、供給スピード150kg/hの条件下で溶融
混練した。冷却後、粗粉砕し、次いでジェットミルで微
粉砕し、さらにこの粉砕物を風力分級機にて分級して、
体積平均粒子径D50:8.0μmのトナー粒子を得た。
得られたトナー粒子100部にシリコーンオイル処理シ
リカ0.5部をヘンシェルミキサーにて混合した後、図
1に示す画像形成装置のブラックトナー現像機に入れ、
28℃、85%RHの高温高湿環境下および10℃、3
0%RHの低温低湿環境下にて5000枚の複写テスト
を行った。その結果を表1に示す。なお、得られたカラ
ー画像に混色は認められなかった。
【0029】実施例2 結着樹脂:ポリエステル樹脂(テレフタル酸−ビスフェノールA 92部 エチレンオキサイド付加物)(重量平均分子量Mw: 約10,000、Tg:67℃) カーボンブラック:REGAL400(キャボット社製) 4部 (pH:4.0、平均一次粒子径:26nm) 帯電制御剤:3,5−ジ−t−ブチルサリチル酸亜鉛 4部 上記材料をヘンシェルミキサーで混合した後、エクスト
ルーダーにて設定温度120℃、スクリュー回転数30
0rpm、供給スピード150kg/hの条件下で溶融
混練した。冷却後、粗粉砕し、次いでジェットミルで微
粉砕し、さらにこの粉砕物を風力分級機にて分級して、
体積平均粒子径D50:8.0μmのトナー粒子を得た。
得られたトナー粒子100部にシリコーンオイル処理シ
リカ0.5部をヘンシェルミキサーにて混合した後、図
1に示す画像形成装置のブラックトナー現像機に入れ、
28℃、85%RHの高温高湿環境下および10℃、3
0%RHの低温低湿環境下にて5000枚の複写テスト
を行った。その結果を表1に示す。
【0030】比較例1 結着樹脂:ポリエステル樹脂(テレフタル酸−ビスフェノールA 92部 エチレンオキサイド付加物)(重量平均分子量Mw: 約10,000、Tg:67℃) カーボンブラック:#40(三菱化学社製) 4部 (pH:8.0、平均一次粒子径:24nm) 帯電制御剤:3,5−ジ−t−ブチルサリチル酸亜鉛 4部 上記材料をヘンシェルミキサーで混合した後、エクスト
ルーダーにて設定温度120℃、スクリュー回転数30
0rpm、供給スピード150kg/hの条件下で溶融
混練した。冷却後、粗粉砕し、次いでジェットミルで微
粉砕し、さらにこの粉砕物を風力分級機にて分級して、
体積平均粒子径D50:7.8μmのトナー粒子を得た。
このトナー粒子に実施例1と同様にしてシリコーンオイ
ル処理シリカを混合した後、同様に評価を行った。その
結果を表1に示す。
【0031】比較例2 結着樹脂:ポリエステル樹脂(テレフタル酸−ビスフェノールA 92部 エチレンオキサイド付加物)(重量平均分子量Mw: 約10,000、Tg:67℃) カーボンブラック:BP1300(キャボット社製) 4部 (pH:2.5、平均一次粒子径:15nm) 帯電制御剤:3,5−ジ−t−ブチルサリチル酸亜鉛 4部 上記材料をヘンシェルミキサーで混合した後、エクスト
ルーダーにて設定温度120℃、スクリュー回転数30
0rpm、供給スピード150kg/hの条件下で溶融
混練した。冷却後、粗粉砕し、次いでジェットミルで微
粉砕し、さらにこの粉砕物を風力分級機にて分級して、
体積平均粒子径D50:8.1μmのトナー粒子を得た。
このトナー粒子に実施例1と同様にしてシリコーンオイ
ル処理シリカを混合した後、同様に評価を行った。その
結果を表1に示す。
【0032】比較例3 結着樹脂:ポリエステル樹脂(テレフタル酸−ビスフェノールA 92部 エチレンオキサイド付加物)(重量平均分子量Mw: 約10,000、Tg:67℃) カーボンブラック:#40(三菱化学社製) 4部 (pH:8.0、平均一次粒子径:24nm) 帯電制御剤:サリチル酸クロム 4部 上記材料をヘンシェルミキサーで混合した後、エクスト
ルーダーにて設定温度120℃、スクリュー回転数30
0rpm、供給スピード150kg/hの条件下で溶融
混練した。冷却後、粗粉砕し、次いでジェットミルで微
粉砕し、さらにこの粉砕物を風力分級機にて分級して、
体積平均粒子径D50:8.2μmのトナー粒子を得た。
このトナー粒子に実施例1と同様にしてシリコーンオイ
ル処理シリカを混合した後、同様に評価を行った。その
結果を表1に示す。
【0033】なお、画質評価は、前記図1に示す画像形
成装置を用いて行った。現像剤担持体におけるトナー層
形成は、ゴム製の層形成ブレードを現像剤担持体に一定
の線圧力で当接して行った。また、潜像保持体の周速は
100mm/s、現像剤担持体の周速は150mm/s
に設定した。また、潜像保持体と現像剤担持体の間隙は
350μm、トナー層厚は約20μmであった。
【0034】
【表1】 (濃度むら)○:濃度差0.1未満、△:濃度差0.1
〜0.3未満、×:濃度差0.3以上 (カブリ)○:良好、△:ややカブリあり、×:実用上
問題がある (混色)○:なし、△:若干観察される。×:実用上問
題がある。 (機内汚れ)○:なし、×:発生 (総合評価)○:良好、△:やや実用上問題がある、
×:実用上問題がある。
【0035】
【発明の効果】本発明の非磁性一成分トナーは、連続使
用によりトナーが劣化しても、トナーの帯電分布がシャ
ープで帯電量の低下が少ないため、長期にわたり画像濃
度変動、低現像性、カブリ、機内汚染等の問題を発生す
ることがない。したがって、本発明の優れた画質の画像
を得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成方法において使用されるカ
ラー画像形成装置の概略の構成を示す図である。
【符号の説明】 1…潜像保持体、2…コロトロン帯電器、3…レーザー
光学装置、4a〜4d…現像機、5…転写ロール、6…
クリーナー、7…定着器、41…現像剤担持体、42…
現像剤供給ロール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥山 浩江 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 吉原 宏太郎 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 内田 正博 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結着樹脂、カーボンブラック、帯電制御
    剤を含有する非磁性一成分現像剤において、該カーボン
    ブラックが平均一次粒子径20〜50nm、pH2〜5
    であり、帯電制御剤が下記式で示される化合物を含有す
    ることを特徴とする負帯電性非磁性一成分現像剤。 【化1】 (式中、Mは亜鉛、鉄、ニッケルおよびコバルトから選
    択された金属原子を表し、R1 およびR2 はそれぞれ水
    素原子または炭素数1〜6のアルキル基を表す。)
  2. 【請求項2】 潜像保持体上に潜像を形成する潜像形成
    工程、該潜像を現像剤担持体上の現像剤を用いて現像す
    る現像工程、現像されたトナー像を転写体上に転写する
    転写工程、転写体上のトナー像を加熱定着する定着工程
    を有する画像形成方法において、現像剤として、請求項
    1に記載の負帯電性非磁性一成分現像剤を用いることを
    特徴とする画像形成方法。
  3. 【請求項3】 現像工程が、現像剤担持体上に現像剤の
    薄層を形成し、潜像保持体と接触または非接触で現像す
    ることを特徴とする請求項2記載の画像形成方法。
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