JPH09166819A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH09166819A
JPH09166819A JP32906795A JP32906795A JPH09166819A JP H09166819 A JPH09166819 A JP H09166819A JP 32906795 A JP32906795 A JP 32906795A JP 32906795 A JP32906795 A JP 32906795A JP H09166819 A JPH09166819 A JP H09166819A
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JP
Japan
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camera
latitude
data
average value
longitude
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Application number
JP32906795A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Takahashi
良陽 高橋
Yoshiyuki Nojima
良之 野島
Yasutoshi Fujii
康俊 藤井
Noriyuki Kazaoka
典幸 楓岡
Kiichi Hayashida
貴一 林田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録される経緯度データがよりバラツキの少
ない安定したものとなるカメラを提供することにある。 【解決手段】 撮影画像と共にGPS受信機32より得
られるデータを記録媒体に記録するカメラで、GPS受
信機32より順次得られる複数の経緯度データを記憶す
る記憶手段39と記憶手段39に記憶した経緯度データ
の平均値を算出する平均値算出手段40を設け、所望の
時間帯にGPS受信機32より順次得られる経緯度デー
タを記憶手段39に記憶し、記録時に平均算出手段40
で算出された平均値を記録する写し込みLED駆動部3
7を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は撮影した画像と共に
各種の情報を記録できるカメラに関し、更に詳しくはG
PS衛星から発信する情報を受信して、受信機の位置を
求める汎地球測位システム(Global Posit
ioning System、以下単にGPSと略称す
る。)を利用して、カメラの撮影した場所の測地学的経
緯度を撮影画像と共に記録媒体に記録できるカメラに関
わり、特にGPS受信機より得られる測地学的経緯度を
高精度で記録するカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラの撮影関連情報として、カ
ーナビゲーションシステムに採用しているGPS衛星か
ら緯度と経度と高度や時刻等のデータを得て、これらの
情報を画像と共に写真フィルムに記録するカメラが提案
されている。
【0003】斯かるカメラとしては、例えば、GPS受
信機から得られた緯度と経度と高度等の測位データから
撮影場所の測地学的経緯度を算出し、当該測地学的経緯
度に基づき判別手段に基づき記憶された複数の地名を選
択するカメラ(特開平3−247081号公報参照)
や、GPS受信機から得られた測位データを撮影画像と
共に写真フィルム或いはメモリ等の記録媒体に自動的に
記録するカメラ(特開平4−70724号公報参照)が
提案されている。記録する経緯度データの精度を向上す
べく、昨今、GPS受信機から誤差数mといわれるディ
ファレンシャルGPS(以下、DGPSという。)が一
般化されつつある。
【0004】GPSは、幾何学的精度を最良のものとす
るためにDOP値を基準として位置計算に使用する衛星
を選択する。具体的にはGPSは受信中の衛星に対して
その軌道位置からすべての組み合わせのPDOPを求
め、これらのPDOPの中から最小値のPDOPを与え
る4つの衛星を使って位置計算する。これにより幾何学
的精度を最良とするDOP値になる衛星の組み合わせを
選択することができる。
【0005】GPSは、撮影場所(測位位置)の周辺に
遮蔽された地下やトンネル等の全く受信できない場合は
別として、撮影場所(測位位置)の周辺の状況によって
2次元測位(3衛星測位)と3次元測位(4衛星測位)
のいずれかで測位する。3次元測位する場合としては、
例えば草原等の見晴らしの良い場所で撮影場所(測位位
置)の周辺に遮蔽物がなく良好に連続して受信できる場
合に4衛星で捕捉することが可能である。2次元測位す
る場合としては、例えば都市部において、撮影場所(測
位位置)の周囲に高層ビル等の遮蔽物が部分的にあっ
て、受信できなかったりする場合に4衛星を捕捉できな
いので、3衛星による捕捉がなされることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た2次元測位は幾何学的精度において3次元測位に比べ
て低下するし、衛星の配置状態に影響されて経緯度デー
タの精度は一定でない。つまり、測位精度は計算に使用
するために捕捉した衛星の配置状態に影響される。ま
た、捕捉した衛星の配置による誤差の度合いは一般にG
DOP(Geometrical Dilution
of Precision)で表される。GDOPは観
測点を中心とする球を想定し、観測点と計算に使用する
4個の衛星それぞれを結ぶ直線がその球面に交わる点を
頂点とする4面体の体積を基にした値である。GDOP
の大きいほど誤差が大きくなる。又、GPSは精度を落
とす目的で衛星からの送信データにS/A(Selec
tive Availability)と呼ばれるノイ
ズを乗せている。GPSから得られる経緯度データは、
前述した種々の誤差を併せて±100m以内でばらつく
ことになるといわれている。
【0007】又、一般にGPS受信機から前述の誤差を
含む経緯度データが1秒おきに出力されるようになって
おり、GPS受信機を1カ所に固定しても出力される経
緯度データは刻一刻と変化して表示内容が安定しないこ
とが知られている。又、DGPSを採用すれば、誤差の
絶対値は小さくできるが、表示内容が刻一刻と変化する
点で同様である。従って、前述した条件下で被写体を撮
影し、その時点の経緯度データを写し込むと、写し込ま
れた経緯度データは非常に正確な場合もあるが、そのタ
イミングによっては大きな誤差を含んでいる場合があっ
た。
【0008】本発明の第1の目的は、上記技術的課題に
鑑み、記録される経緯度データがよりバラツキの少ない
安定したものとなるカメラを提供することにある。
【0009】本発明の第2の目的は、上記技術的課題に
鑑み、別の場所での経緯度データが混在することが無く
なり、より正確となるカメラを提供することにある。
【0010】本発明の第3の目的は、上記技術的課題に
鑑み、DGPS時に経緯度データの精度がさらに向上す
るカメラを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、以下の
構成によって達成される。
【0012】(1) 撮影画像と共にGPS受信機より
得られるデータを記録媒体に記録するカメラであって、
前記GPS受信機より順次得られる複数の経緯度データ
を記憶する記憶手段と当該記憶手段に記憶した経緯度デ
ータの平均値を算出する平均値算出手段を設け、所望の
時間帯にGPS受信機より順次得られる経緯度データを
前記記憶手段に記憶し、記録時に前記平均算出手段で算
出された平均値を記録する記録手段を備えることを特徴
とするカメラ。斯かる構成により、GPS受信機で得ら
れる刻一刻と変化する経緯度データの平均値を記録する
ようにしたので、記録される経緯度データがよりバラツ
キの少ない安定したものとなる。
【0013】(2) 前記記憶手段に記憶する経緯度デ
ータはカメラ撮影前のレリーズ釦の半押し動作から全押
し動作までの間に得られるものであることを特徴とする
(1)のカメラ。斯かる構成を備えることにより、レリ
ーズ釦の半押し動作から全押し動作までの間に得られる
経緯度データを記憶するようにしたことにより、撮影地
点での経緯度データを得ることができるので、別の場所
での経緯度データが混在することが無くなり、より正確
となる。
【0014】(3) 写し込まれた経緯度データが平均
値であるか否か、又は平均値算出に使用したデータ数を
記録することを特徴とする(1)のカメラ。斯かる構成
を備えることにより、DGPS時に経緯度データの精度
がさらに向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明のカメラにおける本
実施例を図面を参照して説明する。
【0016】図3は本実施例のカメラの正面図であり、
図4は本実施例のカメラの背面図である。
【0017】本実施例のカメラは、写真フィルムを記録
媒体とするものであり、図3及び図4に示すように記録
媒体に被写体画像を撮影するカメラ本体1と、カメラ本
体1の側部に情報入力手段を内蔵した起倒部2を設け、
カメラ本体1の底面部にGPS受信機32から得られた
測位データ及び時刻データを処理する処理回路部3を設
けてある。以下に各部構成及びその機能を説明する。
【0018】カメラ本体1は、その背面に図4に示す如
くフィルム給送方向と直交する方向に1次元的にLED
ドットアレイを内蔵し、フィルム給送と連動してLED
ドットアレイを適宜発光することにより、GPS受信機
32、方位センサ33で得られたデータを写真フィルム
に記録できる情報写し込み部4を設けてある。
【0019】起倒部2は、図3及び図4に示すように起
倒可能に処理回路部3に軸支しており、起倒部2の先端
部に情報入力手段の一つとして、経度、緯度、高度及び
時間の測位データを得ることができるGPS受信機32
のアンテナ部2aをGPS衛星より受信し易いように、
天空に向いた状態で配置し、起倒部2にカメラ本体が向
いている方位を検知する方位センサ(図示せず)を地磁
気に対して所望の定位するように配置してある。
【0020】処理回路部3は、図4に示すように記録す
べき各情報や撮影モード等の撮影情報を表示させる表示
部5、表示部5に所望の情報を表示すべく撮影情報を選
択する操作部6及び電源電池の電池蓋7を設けてある。
【0021】以上が本実施例のカメラの機械的構成であ
り、続いて電気的構成を説明する。
【0022】図1は本実施例のカメラの電気的構成を示
すブロック図である。
【0023】各電子部品はカメラ側のCPU(I)11
に入力及び制御されるものと、情報記録側のCPU(I
I)31に入力及び制御されるものに大別される。
【0024】CPU(I)11は、測光回路12と、被
撮影対象までの距離を測定する測距回路13と、レンズ
駆動とシャッタ駆動及びフィルム給送用の各モータ制御
部14と、写真フィルム1駒分の給送信号(I)を検知
する検知部15と、フラッシュ回路16と、調整用E2
PROM17と、ファインダ内LED表示部18と、撮
影駒数等を表示する外部LCD表示部19と、メインス
イッチ20と、裏蓋スイッチ21と、レリーズスイッチ
22と、撮影モードを入力するKEY入力部23と、リ
セット回路24及び電源保持回路25と接続しており、
内蔵ROMに書き込んであるカメラ動作用シーケンスで
動作制御することにより被写体からの画像を写真フィル
ムに撮影するものである。
【0025】レンズモータLMはレンズ駆動機能により
駆動するものであり、シャッタモータSMはシャッタ駆
動機能により駆動するものであり、写真フィルムモータ
FMはフィルム給送機能により駆動するものである。給
送信号検知部15は、写真フィルム1コマ分の給送量を
検知するものであり、写真フィルムのパーフォレーショ
ンを数えることにより写真フィルムの1コマを検知して
給送信号を出力する。調整用E2PROM17はオート
フォーカスと自動露出調整用等のデータを記憶したもの
である。ファインダ内LED表示部18はファインダ
(F)内部で合焦点状態等を表示するものである。裏蓋
スイッチ21は写真フィルムのオートロードするために
裏蓋を閉めたことを検知する。
【0026】更に、CPU(I)11は情報記録側のC
PU(II)31とも接続してある。CPU(II)31
は、GPS受信機32と、センサ部33と、外部LCD
表示部34と、キー入力部35と、給送信号検知部36
と、写し込みLED駆動部37と、電源保持回路38
と、記憶手段39及び平均算出手段40とを接続してお
り、内蔵ROMに書き込んであるシーケンスでGPS受
信機32からの測位データやその他のセンサ33からの
データを外部LCD表示部34に表示したり、測位デー
タやその他のデータを写真フィルムに写し込むものであ
る。
【0027】その他のセンサ33は地磁気の磁北を基準
とした方向を測定して方位データを送出するものであ
り、センサタイプとしてフラックスゲート型やMR素子
型である。外部LCD表示部34は測位データや方位角
データ等を表示するものであり、キー入力部35は情報
写し込み部4に記録内容を指定するスイッチ入力部であ
り、給送信号検知部36は給送中の写真フィルムの微小
な移動量を検知する検知部であり、写し込みLED駆動
部37は、給送信号検知部36に応じて選択的にフィル
ム給送方向に直交して一次元的に配設された7個のLE
D部を発光させることにより、ドットマトリックス状に
文字や記号等を記録するものである。電源保持回路38
は電源電圧を保持する回路である。記憶手段39はCP
U(II)31の内蔵メモリであり、GPS受信機32及
び方位センサ33よりのデータを記憶するものである。
CPU(II)31はGPS受信機32からリアルタイム
に得られる時刻データと経緯度データと経緯度データを
記憶手段に書き換えながら一時的に記憶するために用い
る。平均算出手段40はCPU(II)31上でソフトウ
エア的に実現されるものであり、記憶手段39に記憶し
てある経緯度データの平均を算出するものである。
【0028】図2はDGPS時の電気的構成を示すブロ
ック図である。
【0029】電気的構成において相違を有するので、図
2を参照して説明する。
【0030】カメラは、DGPS時に図4で説明した電
気的構成にDGPS用受信部41を付加してある。DG
PS用受信部41は例えばS/A等による誤差を補正す
るデータをGPS受信機32に送出するものである。G
PS受信機32は、この補正データを用いてDGPSの
測位データを得ることになる。
【0031】図5は給送信号検知部及び写し込みLED
の配置を示す図である。
【0032】第2の給送信号検知部36の概略構成を示
したものである。写真フィルムがパトローネ51から巻
き取り軸53へ撮影毎に給送される。
【0033】フィルム給送機構は、写真フィルムを装填
してあるパトローネ51と、写真フィルムを巻き取る巻
き取り軸53と、パーフォレーションの移動に伴い回転
するスプロケット54と、これと同軸で回転する歯車5
5と、当該歯車55に従動して回転する歯車56と、当
該歯車56と同軸で回転するエンコーダ57と、当該エ
ンコーダ57の回転を検知するフォトインタラプタ58
とから構成する。
【0034】エンコーダ57は本実施例で透過と不透過
部を繰り返しもつものであるが、反射と無反射を繰り返
しもつものでもよく、この場合はフォトインタラプタ5
8をフォトリレクタとすればよい。フォトインタラプタ
58の出力信号が第2の給送信号検知部36の出力、つ
まり給送信号2となる。
【0035】写し込みLED37aは、写真フィルム移
動方向に直行する方向に1次元的に並べられたLEDア
レイであり、写し込みレンズ59を介して写真フィルム
にLED像を記録するものである。
【0036】なお、本実施例では給送信号検知部36と
写し込みLED37aを写真フィルム裏面側に両方に配
置した例を示したが、これに限定されるものでなく、給
送信号検知部36と写し込みLED37aのいずれか一
方、若しくは両方とも写真フィルム表面に配置しても同
様に機能する。以上が本実施例のカメラの電気的概略構
成である。
【0037】次に上述したように構成された本実施例の
カメラの動作を図6に示すフローチャート及び図7に示
した外部LCDの表示例や図8に示す記録された写真の
模式図を参照して説明する。
【0038】図6は本実施例のカメラの動作を示すフロ
ーチャートであり、図7は外部LCD34の表示例を示
した模式図である。
【0039】まず、メインスイッチ20がオンされると
(ステップ1)、CPU(I)11及びCPU(II)3
1が起動されることによりカメラ本体1を撮影待機状態
とし、GPS受信機32も起動してGPS衛星を捕捉
し、GPS受信機32から時刻データと、経緯度データ
を受信する(ステップ2)。
【0040】CPU(II)31は、前述のGPS受信機
32で受信した時刻データ、経緯度データ等を取り込ん
で図7に示すように外部LCD34に表示する(ステッ
プ3)。
【0041】ステップ3における外部LCD34の表示
態様を説明する。例えば、図7(a)に示してある外部
LCD34は、“9503150512”を左上部に表
示してある。斯かる表示は時刻データを表したものであ
り、1995年3月15日5時12分を示してある。図
7(a)に示してある外部LCD34は“N35400
32”を左下部に表示してある。斯かる表示は、緯度デ
ータを示したものであり、北緯35度40.032分を
表している。図7(a)に示してある外部LCD34は
“E13922214”を右下部に表示してある。斯か
る表示は、経度データを示したものであり、東経139
度22.214分を表している。
【0042】CPU(I)11は、ステップ4において
レリーズスイッチ22の半押し状態を検知している。C
PU(I)11は、レリーズスイッチ22の半押し状態
を検知しなければ、ステップ3に戻って前述したように
GPS受信機32で受信した測位データを取り込んでは
外部LCD34の表示を更新する(ステップ3)。斯か
るステップ3,ステップ4からなるループはレリーズス
イッチ22の半押し状態を検知するまで測位データを約
1秒単位で更新する動作の説明である。
【0043】続いて、前述のステップ3,ステップ4か
らなるループでレリーズスイッチ22が半押しされる
と、測位データの平均処理のループに移行する。
【0044】CPU(I)11は、ステップ4において
レリーズスイッチ22の半押し状態を検知すれば、CP
U(II)31はGPS受信機32から時刻データと、経
緯度データを取り込んで記憶手段39に記憶し、その間
に記憶した測位データ数をカウントし、最新の測位でデ
ータを外部LCD34に表示する(ステップ5)。
【0045】更に、CPU(II)31は、方位センサ3
3を駆動してデータを取り込み外部LCD34に表示す
る(ステップ6)。
【0046】ここで、ステップ6における外部LCD3
4の表示態様を説明する。例えば、図7(b)に示して
ある外部LCD34は、図7(a)に示した表示に加え
て中央部上部に[1]を表示し、右上部に“187”を
表示してある。[1]表示は1個目のデータ取り込みで
あることを示しており、“187”は方位データを示し
たものであり、磁北より右回りで187度の方向を示し
ている。又、図7(b)に示してある外部LCD34
は、“9503150512”を左上部に表示してあ
る。斯かる表示は時刻データを表したものであり、19
95年3月15日5時12分を示してある。図7(b)
に示してある外部LCD34は“N3540032”を
左下部に表示してある。斯かる表示は、緯度データを示
したものであり、北緯35度40.032分を表してい
る。図7(b)に示してある外部LCD34は“E13
922214”を右下部に表示してある。斯かる表示
は、経度データを示したものであり、東経139度2
2.214分を表している。
【0047】CPU(I)11は、ステップ7でレリー
ズスイッチ22の押圧を完全に解除してあることを検知
すれば、CPU(II)31は記憶手段39に記憶してあ
る経緯度データを消去し、データ取り込み回数を“0”
にリセットして(ステップ17)、ステップ3に復帰し
て前述してある測位データの更新ループを実行すること
になる。
【0048】CPU(I)11は、ステップ7でレリー
ズスイッチ22の半押し状態を検知し、当該半押し状態
の検知に続いてレリーズスイッチ22の全押し状態であ
る否かを確認する(ステップ8)。CPU(I)11
は、ステップ8においてレリーズスイッチ22の全押し
状態を検知しなければステップ4に復帰して測位データ
の記憶処理、方位データの取り込み(ステップ5,6)
を続行する。さらにレリーズスッチ22の半押し状態の
検知から全押し状態への変化を検知する(ステップ7,
8)。斯かるループがレリーズ検知動作である。
【0049】ここで2度のステップ6における外部LC
D34の表示態様を説明する。例えば、図7(c)に示
してある外部LCD34は、図7(a)に示した表示に
加えて中央部上部に[2]を表示し、右上部に“18
7”を表示してある。[2]表示は2個目のデータ取り
込みであることを示しており、“187”は方位データ
を示したものであり、磁北より右回りで187度の方向
を示している。
【0050】また、図7(c)に示してある外部LCD
34は、“9503150512”を左上部に表示して
ある。斯かる表示は時刻データを表したものであり、1
995年3月15日5時12分を示してある。図7
(c)に示してある外部LCD34は“N354003
4”を左下部に表示してある。斯かる表示は、緯度デー
タを示したものであり、北緯35度40.034分を表
している。図7(c)に示してある外部LCD34は
“E13922212”を右下部に表示してある。斯か
る表示は、経度データを示したものであり、東経139
度22.212分を表している。
【0051】CPU(I)11は、ステップ8でレリー
ズスイッチ22の全押し状態を検知すれば、CPU(I
I)31は記憶手段39から経緯度データを読み出し、
取り込み回数で割り算することにより経緯度データの平
均値を算出する(ステップ9)。従って、“N3540
033”と“E13922213”となる。
【0052】一方、CPU(I)11は、ステップ8で
レリーズスイッチ22の全押し状態を検知すれば、カメ
ラ本体1は撮影動作を開始し、ステップ10における測
光データと測距データに基づき自動焦点と自動露光によ
るレンズとシャッタの駆動がなされ、写真フィルムに被
写体像を撮影する(ステップ11)。
【0053】CPU(I)11はこの後フィルム給送を
開始(ステップ12)、CPU(II)31は、図5で説
明した機構でフィルム給送を検知し、写真フィルムの所
定位置が写し込み位置に来たことを示す所定カウント数
まで給送信号2をカウントする。CPU(II)31は、
給送信号を所定カウント数までカウントすれば(ステッ
プ13)、給送信号2に同期して先に取り込んだ時刻デ
ータ、経緯度データと方位データ及び精度データを写真
フィルムに写し仕込む(ステップ14)。
【0054】CPU(I)11は、ステップ14におけ
る写し込み動作の終了後も写真フィルムを給送し、給送
信号1から次のコマまで送られたことを検知すれば(ス
テップ15)、給送を停止する(ステップ16)。斯か
るようにしてカメラ本体1は、被写体からの光像と経緯
度データと時刻データと方位データ及びデータ取り込み
回数とを写真フィルムに記録することになる。
【0055】図8は写真フィルムに撮影した画像の模式
図である。
【0056】写真の上部に時刻データと経緯度データと
方位データが記録されており、経緯度データと方位デー
タとの間に[2]を表示してある。経度データは“N3
540033”であり、緯度データは“E139222
13”である。[2]マークは前述したように経緯度デ
ータの取り込み数を示したものである。
【0057】なお、本実施例のカメラは、銀塩写真フィ
ルムを記録媒体とするものであるが、これに限定される
ものでなく、光ディスク。固定メモリ等を記録媒体とす
るカメラにも適用することができる。
【0058】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、上記構成を備え
ることにより、GPS受信機で得られる刻一刻と変化す
る経緯度データの平均値を記録するようにしたので、記
録される経緯度データがよりバラツキの少ない安定した
ものとなる。
【0059】請求項2記載の発明は、上記構成を備える
ことにより、レリーズ釦の半押し動作から全押し動作ま
での間に得られる経緯度データを記憶するようにしたこ
とにより、撮影地点での経緯度データを得ることができ
るので、別の場所での経緯度データが混在することが無
くなり、より正確となる。
【0060】請求項3記載の発明は、上記構成を備える
ことにより、DGPS時に経緯度データの精度がさらに
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のカメラの電気的構成を示すブロック
図である。
【図2】DGPS時の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図3】本実施例のカメラの正面図である。
【図4】本実施例のカメラの背面図である。
【図5】給送信号検知部及び写し込みLEDの配置を示
す図である。
【図6】本実施例のカメラの動作を示すフローチャート
である。
【図7】外部LCD34の表示例を示した模式図であ
る。
【図8】写真フィルムに撮影した画像の模式図である。
【符号の説明】
1 カメラ本体 31 CPU(II) 32 GPS受信機 33 方位センサ 34 外部LCD 35 キー入力部 37 写し込みLED駆動部 39 記憶手段 40 平均算出手段
フロントページの続き (72)発明者 楓岡 典幸 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 林田 貴一 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影画像と共にGPS受信機より得られ
    るデータを記録媒体に記録するカメラにおいて、前記G
    PS受信機より順次得られる複数の経緯度データを記憶
    する記憶手段と当該記憶手段に記憶した経緯度データの
    平均値を算出する平均値算出手段を設け、所望の時間帯
    にGPS受信機より順次得られる経緯度データを前記記
    憶手段に記憶し、記録時に前記平均算出手段で算出され
    た平均値を記録する記録手段を備えることを特徴とする
    カメラ。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段に記憶する経緯度データは
    カメラ撮影前のレリーズ釦の半押し動作から全押し動作
    までの間に得られるものであることを特徴とする請求項
    1記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 写し込まれた経緯度データが平均値であ
    るか否か、又は平均値算出に使用したデータ数を記録す
    ることを特徴とする請求項1記載のカメラ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013004986A (ja) * 2011-06-10 2013-01-07 Canon Inc 撮像装置、及びその制御方法とそのプログラム

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JP2013004986A (ja) * 2011-06-10 2013-01-07 Canon Inc 撮像装置、及びその制御方法とそのプログラム

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