JPH09165622A - 建築丸柱用原板の製造方法 - Google Patents

建築丸柱用原板の製造方法

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JPH09165622A
JPH09165622A JP32582595A JP32582595A JPH09165622A JP H09165622 A JPH09165622 A JP H09165622A JP 32582595 A JP32582595 A JP 32582595A JP 32582595 A JP32582595 A JP 32582595A JP H09165622 A JPH09165622 A JP H09165622A
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JP
Japan
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less
temperature
building
steel
group
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JP32582595A
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English (en)
Inventor
Ryuji Muraoka
隆二 村岡
Noriki Wada
典己 和田
Yutaka Osanawa
裕 長縄
Saburo Tani
三郎 谷
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】SR処理を施さなくとも、80%以下の低降伏
比および高靭性の建築丸柱用原板の製造方法を提供する
こと。 【解決手段】 重量%で、C:0.06〜0.17% 、Si:0.06 〜
0.50% 、Mn:0.5〜1.6%、P:0.015%以下、S:0.005%以下、
Al:0.07%以下、N:0.006%以下を含み、さらにCu:0.005〜
0.5%、Ni:0.05 〜0.8%、Cr:0.05 〜0.5%、Nb:0.005〜0.
05%からなる群から選択される1種または2種以上を含
む鋼片を、1000℃以上に加熱後熱間圧延し、その後
Ar3 点以上の温度から直ちに常温まで急冷し、再度7
40〜780℃の温度範囲から急冷し、その後400℃
以上550℃以下の温度範囲で焼戻すことにより、管軸
方向の引張試験において降伏比80%以下を満足する建
築丸柱用原板を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物などの鉄鋼
構造物に用いられる高張力鋼管丸柱用原板の製造方法に
関し、特に限界状態設計法で設計された高張力鋼管丸柱
用原板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】今日の高層建築物には、巨大地震に見舞
われた時、柱・梁部材の塑性変形により地震エネルギー
を吸収させ、大崩壊を回避するという人的安全性を重視
した限界状態設計法が適用される。したがって、限界状
態設計法で使用される柱・梁部材には、高い塑性変形能
の目安として降伏比(YR)が80%以下であることが
望まれる。柱・梁接合部では構造物に衝撃がかかる際、
その応力は鋼管柱の管軸方向に主にかかるため、管軸方
向でのYRが構造物の塑性変形能の目安となる。
【0003】また、今日の建築物は意匠性が重視される
傾向にあるため、従来の正方形断面を持つボックス柱よ
りも円形の断面を持つ丸柱の需要の伸びが大きい。丸柱
の製造方法としては、遠心鋳造法と厚鋼板の冷間成形法
があるが、後者の方が生産性、寸法精度、溶接性の面で
優れている。
【0004】この場合において、丸柱製造時の冷間成形
による鋼板の歪み量は、板厚をt、鋼管外形をDとする
と、t/Dで表わされれるが、このt/Dが最大で10
%にもなるため、加工硬化により厚鋼板のYRが上昇
し、YR≦80%という要求値を満足することができな
くなる。したがって、限界状態設計法に使用される柱と
しては十分なものとはいえない。また、加工硬化により
靭性も劣化してしまい、安全性が懸念される。
【0005】これを回避する方法が、特開平5−655
35号、特開平5−117746号、特開平5−117
747号の各公報に開示されている。これらのうち、特
開平5−65535号ではDQ´−T、特開平5−11
7746号ではRQ−Q´−T、特開平5−11774
7号ではDQ−Q´−Tの各処理を施しており、いずれ
も製鋼段階でできる限りYRを低くしておき、鋼管成形
後に応力除去処理(SR処理)を行って鋼管成形に伴う
加工硬化を除去し、もってYR≦80%を満足しようと
するものである。
【0006】しかし、これらの方法では鋼管の状態でS
R処理を施すことが必須であるため、SR炉に装入する
ことができる本数が限られてしまい、そこに装入できる
本数が生産性を律速することとなってしまう。その結
果、大量生産を困難にし、またコストの上昇を招く結果
になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる事情に
鑑みてなされたものであって、SR処理を施さなくと
も、低降伏比および高靭性の高張力鋼管丸柱用原板を得
ることができる高張力鋼管丸柱用原板の製造方法を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、第1に、重量%で、C:0.06〜0.1
7%、Si:0.06〜0.50%、Mn:0.5〜
1.6%、P:0.015%以下、S:0.005%以
下、Al:0.07%以下、N:0.006%以下を含
み、さらにCu:0.05〜0.5%、Ni:0.05
〜0.8%、Cr:0.05〜0.5%、Nb:0.0
05〜0.05%からなる群から選択される1種または
2種以上を含む鋼片を、1000℃以上に加熱後熱間圧
延し、その後Ar3 点以上の温度から直ちに常温まで急
冷し、再度740〜780℃の温度範囲から急冷し、そ
の後400℃以上550℃以下の温度範囲で焼戻すこと
を特徴とする、管軸方向の引張り試験において降伏比8
0%以下を満足する建築丸柱用原板の製造方法を提供す
るものである。
【0009】第2に、重量%で、C:0.06〜0.1
7%、Si:0.06〜0.50%、Mn:0.5〜
1.6%、P:0.015%以下、S:0.005%以
下、Al:0.07%以下、N:0.006%以下を含
み、さらにMo:0.05〜0.5%、V:0.01〜
0.1%からなる群から選択される1種または2種を含
む鋼片を、1000℃以上に加熱後熱間圧延し、その後
Ar3 点以上の温度から直ちに常温まで急冷し、再度7
40〜780℃の温度範囲から急冷し、その後400℃
以上550℃以下の温度範囲で焼戻すことを特徴とす
る、管軸方向の引張り試験において降伏比80%以下を
満足する建築丸柱用原板の製造方法を提供するものであ
る。
【0010】第3に、重量%で、C:0.06〜0.1
7%、Si:0.06〜0.50%、Mn:0.5〜
1.6%、P:0.015%以下、S:0.005%以
下、Al:0.07%以下、N:0.006%以下を含
み、さらにCu:0.05〜0.5%、Ni:0.05
〜0.8%、Cr:0.05〜0.5%、Nb:0.0
05〜0.05%からなる群から選択される1種または
2種以上およびMo:0.05〜0.5%、V:0.0
1〜0.1%からなる群から選択される1種または2種
を含む鋼片を、1000℃以上に加熱後熱間圧延し、そ
の後Ar3 点以上の温度から直ちに常温まで急冷し、再
度740〜780℃の温度範囲から急冷し、その後40
0℃以上550℃以下の温度範囲で焼戻すことを特徴と
する、管軸方向の引張試験において降伏比80%以下を
満足する建築丸柱用原板の製造方法を提供するものであ
る。
【0011】本発明者らは、冷間加工前の鋼板の材質制
御および適切な熱処理(Q´−低温焼戻し)により、冷
間加工後の熱処理を施すことなく冷間加工後の管軸方向
のYRを低くすることができることを見出した。上記構
成の本発明はこのような知見に基づいて完成されたもの
である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明において得られる建築丸柱用原板の組成
は、重量%で、C:0.06〜0.17%、Si:0.
06〜0.50%、Mn:0.5〜1.6%、P:0.
015%以下、S:0.005%以下、Al:0.07
%以下、N:0.006%以下を含み、さらに(A)C
u:0.05〜0.5%、Ni:0.05〜0.8%、
Cr:0.05〜0.5%、Nb:0.005〜0.0
5%からなる群から選択される1種または2種以上、
(B)Mo:0.05〜0.5%、V:0.01〜0.
1%からなる群から選択される1種または2種のいずれ
かまたは両方を含むものである。
【0013】以下、これら成分元素の含有量の限定理由
について説明する。なお、以下%表示は全て重量%を示
す。 (1)C:0.06〜0.17% Cは鋼の強度を確保するために0.06%以上含有させ
るが、多量に含有させると靭性および溶接性が劣化する
ため、その上限をそのような影響のない限界の0.17
%とする。
【0014】(2)Si:0.06〜0.50% Siは脱酸のために鋼に必然的に含まれる元素であり、
低降伏比確保の観点からその含有量を0.06%以上と
するが、Siは多すぎるとHAZ靭性および溶接性の点
から好ましくない影響をおよぼすため、その上限をその
ような影響が現われない限界の0.50%とする。
【0015】(3)Mn:0.5〜1.6% Mnは鋼板の強度、靭性の向上ならびにFeSの生成を
抑制するため、0.5%以上は必要であるが、多量に添
加すると鋼の焼き入れ性が増加を引き起こし、溶接時硬
化層が出現して割れ感受性が高くなるため、その上限を
そのような悪影響を及ぼさない限界の1.6%とする。
【0016】(4)P:0.015%以下、S:0.0
05%以下 P,Sは鋼中に混入する不純物として不可避的に存在す
るが、Pの低減は粒界破壊の防止に有効であり、Sの低
減は溶接熱影響部の水素割れ防止に有効であるため、そ
れぞれそのような効果が発揮される0.015%以下、
0.005%以下とした。
【0017】(5)Al:0.07%以下 Alは脱酸のために鋼に含まれる元素であるが、多量に
含有させると鋼の清浄度を悪くし、溶接部の靭性劣化を
招くため、その上限をそのような影響がない限界である
0.07%とする。
【0018】(6)N:0.006% Nは鋼中に含まれる不可避的な不純物であるが、N量が
多くなるとHAZ靭性の劣化や連続鋳造スラブきずの発
生を助長するため、その上限をそのような影響のない限
界の0.006%以下とする。
【0019】本発明は以上を基本成分とし、以下の選択
成分群A、Bのいずれか、または両方を添加する。 (7)選択成分群A Cu:0.05〜0.5%、Ni:0.05〜0.8
%、Cr:0.05〜0.5%、Nb:0.005〜
0.05%からなる群から選択される1種または2種以
上 Cu: Cuは強度上昇および靭性改善に非常に有効な
元素であるが、その含有量が0.05%未満では十分な
効果が発揮されず、0.5%を超えると析出硬化が著し
く、また鋼板表面に割れが生じやすいため、Cuを添加
する場合にはその量を0.05〜0.5%の範囲とす
る。
【0020】Ni: Niは母材の強度ならびに靭性を
向上させる効果を有するが、その含有量が0.05%未
満では十分な効果が得られず、0.8%を超える添加は
コストアップにつながるため、Niを添加する場合には
その量を0.05〜0.8%の範囲とする。
【0021】Cr: Crは焼入性向上に有効な元素で
あるが、その含有量が0.05%未満では効果が小さ
く、0.5%を超えると溶接性やHAZ靭性を劣化させ
るため、Crを添加する場合にはその量をCr:0.0
5〜0.5%の範囲とする。
【0022】Nb: Nbは微細炭窒化物の析出効果に
より強度上昇、靭性向上に有効に作用する元素である
が、その含有量が0.005%未満では効果が発揮され
ず、0.05%以上の添加は過度の析出硬化により降伏
比低下の妨げとなるため、Nbを添加する場合にはその
量を0.005〜0.05%の範囲とする。
【0023】(8)選択成分群B Mo:0.05〜0.5%、V:0.01〜0.1%か
らなる群から選択される1種または2種 Mo: Moは焼入性を高めるとともに焼戻し軟化抵抗
を高め、強度上昇に有効であるが、その含有量が0.0
5%未満ではその効果が十分に発揮されず、0.5%を
超えると溶接性を劣化させるとともに、炭化物の析出に
より降伏比が上昇するため、Moを添加する場合にはそ
の量を0.05〜0.5%の範囲とする。
【0024】V: Vは少量の添加により焼入性を向上
させ、焼戻し軟化抵抗を高める元素であるが、その含有
量が0.01%未満ではその効果が十分に発揮されず、
0.1%を超えて添加すると溶接性を劣化させるため、
Vを添加する場合にはその量を0.01〜0.1%の範
囲とする。
【0025】次に、本発明における製造条件について説
明する。まず、上記組成を有する鋼を、通常の造塊また
は連続鋳造により鋼片とし、その鋼片を1000℃以上
に加熱後熱間圧延し、その後Ar3 点以上の温度から直
ちに常温まで急冷する。ここで1000℃以上に加熱す
るのは、最終的に低YRを得るために前組織を粗粒にし
ておくためである。冷却開始温度をAr3 点以上とした
のは、組織をマルテンサイトやベイナイトにし、十分な
強度を確保するためである。
【0026】次いで再度焼入処理を行う。この焼入処理
は、フェライトとオーステナイトの2相共存域から行う
ことにより、低強度のフェライト相と高強度のマルテン
サイトあるいはベイナイト相の2相組織を得て降伏比の
低減を図るために行うが、ミクロ組織の分率が降伏比に
大きな影響を及ぼすため、この分率が適当なものとなる
ようにその温度を740〜780℃の範囲に規定する。
【0027】その後焼戻し処理を行うが、この焼戻し処
理は、前段階での熱処理で得たマルテンサイト相あるい
はベイナイト相の延靭性改善のために実施する。図1
に、板厚/外形≦10%の範囲に冷間加工して鋼管を作
製した際の管軸方向のYRの値と焼戻し温度との関係、
および鋼管成形時の端部割れの合否判定(合:○、否:
×)を示す。なお、YRは鋼管の外面から5mm内側の
部分を中心としてC軸方向に採取した6mmφ×30m
mの丸棒(引張試験片)用いて測定した。この図より、
板厚/外形≦10%の範囲の冷間加工後の管軸方向のY
Rは焼戻し温度の上昇とともに増加する傾向が確認され
る。また、この図1から管軸方向のYR≦80%を満足
するための焼戻し温度が550℃以下であることが確認
される。一方、焼戻し温度が低すぎ、400℃未満とな
ると上述のマルテンサイト相およびベイナイト相の延靭
性が不足するため鋼管製造時に端部に割れが入る。した
がって、焼戻し温度は400〜550℃の範囲に規定す
る。
【0028】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について説明
する。表1に示す化学成分の供試材を、表2に示す製造
条件にて鋼板とし、さらに同表の条件で鋼板をプレス成
形することにより鋼管を製造した。このようにして製造
した鋼管から引張試験片およびVノッチシャルピー試験
片を採取し、管軸方向の機械的性質を測定した。その結
果も表2に併記する。表1中、Ceqw は炭素当量を示
し、Pcmは溶接割れ感受性指数を示す。
【0029】なお、引張試験片およびVノッチシャルピ
ー試験片は、図2に示すように、鋼管の外面から5mm
内側の部分を中心としてC軸方向に採取し、引張試験片
は6mmφ×30mmの丸棒とし、Vノッチシャルピー
試験片はフルサイズとした。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】表2の記号A〜Kは本発明の範囲内の条件
で鋼板を製造し、その鋼板を用いて鋼管を製造した例で
ある。また、番号L〜Rは本発明の範囲を外れる条件で
鋼板を製造し、その鋼板を用いて鋼管を製造した例であ
る。
【0033】本発明の範囲内である記号A〜Kは、鋼管
成形後もYR<80%を示していることがわかる。ま
た、シャルピー試験の結果から靭性も良好であることが
確認される。
【0034】これに対して、比較例である記号L〜Rの
うちLは冷却開始温度が低いために強度が不足してい
る。M,Oは焼戻し温度が高いためにYR≦80%を満
足しなかった。また、Nは焼入温度が低いためにYR≦
80%を満足しなかった。P,Qは焼戻し温度が低いた
めに端部割れが発生した。さらに、Rは焼入温度が高い
ためにYR≦80%を満足しなかった。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
SR処理を施さなくとも、80%以下の低降伏比および
高靭性の建築丸柱用原板を得ることができる。したがっ
て、構造物の安全性を損なうことがない建築丸柱用原板
を大量生産することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】焼戻し温度と管軸方向のYRとの関係、および
鋼管成形時の端部割れの合否判定を示す図。
【図2】管軸方向の引張試験片およびVノッチシャルピ
ー試験片の採取方法を説明するための図。
フロントページの続き (72)発明者 谷 三郎 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で、C:0.06〜0.17%、
    Si:0.06〜0.50%、Mn:0.5〜1.6
    %、P:0.015%以下、S:0.005%以下、A
    l:0.07%以下、N:0.006%以下を含み、さ
    らにCu:0.05〜0.5%、Ni:0.05〜0.
    8%、Cr:0.05〜0.5%、Nb:0.005〜
    0.05%からなる群から選択される1種または2種以
    上を含む鋼片を、1000℃以上に加熱後熱間圧延し、
    その後Ar3 点以上の温度から直ちに常温まで急冷し、
    再度740〜780℃の温度範囲から急冷し、その後4
    00℃以上550℃以下の温度範囲で焼戻すことを特徴
    とする建築丸柱用原板の製造方法。
  2. 【請求項2】 重量%で、C:0.06〜0.17%、
    Si:0.06〜0.50%、Mn:0.5〜1.6
    %、P:0.015%以下、S:0.005%以下、A
    l:0.07%以下、N:0.006%以下を含み、さ
    らにMo:0.05〜0.5%、V:0.01〜0.1
    %からなる群から選択される1種または2種を含む鋼片
    を、1000℃以上に加熱後熱間圧延し、その後Ar3
    点以上の温度から直ちに常温まで急冷し、再度740〜
    780℃の温度範囲から急冷し、その後400℃以上5
    50℃以下の温度範囲で焼戻すことを特徴とする建築丸
    柱用原板の製造方法。
  3. 【請求項3】 重量%で、C:0.06〜0.17%、
    Si:0.06〜0.50%、Mn:0.5〜1.6
    %、P:0.015%以下、S:0.005%以下、A
    l:0.07%以下、N:0.006%以下を含み、さ
    らにCu:0.05〜0.5%、Ni:0.05〜0.
    8%、Cr:0.05〜0.5%、Nb:0.005〜
    0.05%からなる群から選択される1種または2種以
    上およびMo:0.05〜0.5%、V:0.01〜
    0.1%からなる群から選択される1種または2種を含
    む鋼片を、1000℃以上に加熱後熱間圧延し、その後
    Ar3 点以上の温度から直ちに常温まで急冷し、再度7
    40〜780℃の温度範囲から急冷し、その後400℃
    以上550℃以下の温度範囲で焼戻すことを特徴とする
    建築丸柱用原板の製造方法。
JP32582595A 1995-12-14 1995-12-14 建築丸柱用原板の製造方法 Pending JPH09165622A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007270304A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Kobe Steel Ltd 耐震性に優れたプレスベンド冷間成形円形鋼管の製造方法

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