JPH09165488A - 改良された応力亀裂抵抗を示すモノビニル芳香族ポリマー - Google Patents

改良された応力亀裂抵抗を示すモノビニル芳香族ポリマー

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JPH09165488A
JPH09165488A JP8299876A JP29987696A JPH09165488A JP H09165488 A JPH09165488 A JP H09165488A JP 8299876 A JP8299876 A JP 8299876A JP 29987696 A JP29987696 A JP 29987696A JP H09165488 A JPH09165488 A JP H09165488A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明では改良された環境応力亀裂抵抗を示
す高衝撃ポリスチレンを含有する組成物を開示する。 【解決手段】 ポリブタジエン、ポリイソプレンまたは
それらとスチレンのコポリマー類を用いて上記高衝撃ポ
リスチレン(HIPS)材料を生じさせ、これは約35
を越えるムーニー粘度を示しそしてそれのゲル含有量は
約28%以下である。本発明では、潤滑添加剤の組み合
わせを用いることでその添加剤のいずれかを単独で用い
た時に得られるESCR値より高いESCR値を示すH
IPS材料を得ることを開示し、そしてまた各添加剤の
最適レベルも開示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、モノビニル芳香族化合物のポ
リマー類をゴムで改質してそれが示す衝撃強度を向上さ
せたポリマー類を利用した熱可塑性組成物に関し、この
組成物は、環境応力亀裂抵抗(environment
al stress crack resistanc
e)(ESCR)を向上させることが要求される製造品
で用いるに特に有用である。より詳細には、本発明は、
一般に環境応力亀裂を受ける食品用容器で用いるに特に
有利な高衝撃ポリスチレン(high impact
polystyrene)(HIPS)材料を開示す
る。
【0002】
【発明の背景】モノビニル芳香族化合物、例えばスチレ
ン、アルファメチルスチレンおよび環置換スチレン類な
どのポリマー類をゴムで補強したポリマー類が多様な用
途で用いるに望ましいことはよく知られている。より詳
細には、架橋ゴム、例えばポリブタジエンなどで出来て
いる離散粒子が中に入っているゴム補強スチレンポリマ
ー類(このスチレンポリマーマトリックス全体に渡って
ゴムの離散粒子が分散している)は、冷蔵庫の内張り、
包装用途、家具、家庭用品および玩具などを含む多様な
用途で用いられ得る。このようなゴム補強ポリマー類に
通常の用語は「高衝撃ポリスチレン」または「HIP
S」である。このHIPSが示す物性および機械的特性
は数多くの要因に依存し、その要因には架橋ゴム粒子の
粒子サイズが含まれる。HIPS材料で最も望まれる特
性の1つは、上記材料が環境応力亀裂に抵抗する能力で
ある。食品用容器などの如き製品で有用であるには、そ
のような能力に加えて高い衝撃強度を示す必要がある。
加うるに、そのような製品で保持させるべき他の特性に
は、曲げ強度および引張り強度が含まれる。
【0003】熱可塑性ポリマー類を食品用容器で用いる
場合、応力亀裂抵抗特性、即ち環境応力亀裂抵抗(ES
CR)が特に重要である。そのようなポリマー容器の食
品内容物は、通常、その容器を構成している種類のポリ
マー材料を劣化させないかもしれないが、押出し加工シ
ート材料を用いて熱可塑性ポリマーの熱成形を行う場
合、その成形品に残存応力が閉じ込められる。その応力
が解放され、該ポリマーが通常では全体として抵抗を示
す物質によってポリマーが攻撃を受ける。スチレンポリ
マー類をゴムで改質して衝撃強度を高めたポリマー類か
ら作られた上記製品は、有機食品で見られる通常の薬
剤、例えば油脂などにこれらが接触した時、応力亀裂を
起こす傾向がある。このような製品はまた有機発泡剤、
例えばフッ素と塩素を含有するハロヒドロカーボン類な
どに接触した時も同様に応力亀裂を受ける。このような
ポリマー類は一般に家庭用品、例えば冷蔵庫の内張りな
どで見られ、その冷蔵庫の空洞部がポリウレタンフォー
ムで満たされていると、このフォーム中に発泡剤が用い
られている結果として亀裂が生じ得る。
【0004】過去において、環境応力亀裂の防止は、通
常、発泡剤もしくは脂肪食品材料とポリスチレン層の中
間に保護ポリマー層を位置させた多層ポリマー構造物を
用いることを伴う複雑な手順で行われて来た。そのよう
な薬剤からポリスチレンを離す目的で用いられる上記層
の材料の1つはABSまたはアクリロニトリル−ブタジ
エン−スチレンとして知られるターポリマー材料であ
る。高衝撃モノビニル芳香族ポリマー類の応力亀裂抵抗
を改良する別の試みは、このポリマーに混合するゴムの
量を多くすると言った試みであった。不幸なことには、
ゴム含有量を高くすればするほど引張り強度と曲げ強度
が低下する。他の解決法は、工程条件を厳格に管理して
ポリスチレンマトリックス内に存在する架橋ゴム粒子が
示す粒子サイズの管理を厳格に維持することを伴ってい
た。このような技術を開示している1つの特許は、本発
明の譲受人に授与された特許で発行日が1988年10
月11日の米国特許第4,777,210号であり、そ
こでは、信頼できる様式で再現可能なように粒子サイズ
を変化させる方法を与える高衝撃ポリスチレン製造連続
フロー方法が開示されている。その特許方法では、スチ
レンとポリスチレンとゴム(例えばポリブタジエン)と
パーオキサイド触媒の溶液を高い環境応力亀裂抵抗を示
す高衝撃ポリスチレン材料に変化させる目的でプレイン
バージョン(pre−inversion)反応槽が用
いられた。
【0005】応力亀裂抵抗を改良する別の試みは、日付
が1979年3月13日でMittnacht他の米国
特許第4,144,204号に開示されている試みであ
り、そこでは、ESCRを向上させる目的でモノビニル
芳香族ポリマーコンパンドの改質がゴムを用いて行われ
ており、そしてそこでは、その耐衝撃性ポリマー中のソ
フト成分(ゲル相)含有量がその耐衝撃性ポリマーの重
量を基準にして少なくとも28重量%、好適には38重
量%以上になるように、重合前のモノマーに溶解させる
ゴムの量が選択された。そのソフト成分含有量の上限は
約50から60重量%であり、30から40重量%の好
適な範囲が有利であることを確認している。
【0006】HIPSが示すESCRを向上させる目的
で通常用いられる3番目の方法は、英国特許第1,36
2,399号に開示されている方法であり、そこでは、
不飽和炭素鎖が有する液状の炭化水素テロマーをHIP
S材料に100部当たり0.2から5部の範囲の量で添
加している。テロマー類は、「Websters un
abridged dictionary」において、
1つの分子(例えばアルコール、アセタールまたはクロ
ロホルム)のフラグメントを重合オレフィン鎖末端に付
加させることを伴う化学反応の生成物であるとして定義
されている。上記英国特許で使用された具体的なテロマ
ー類は、塩化ベンジル由来のベンジル基で終結させた数
平均分子量が1000から6000の範囲のブタジエン
テロマー類であった。ESCR−HIPSの製造で低分
子量のポリブタジエン類を利用する試行実験は架橋が生
じることで不成功に終わり、このことは、上記特許方法
で利用されたブタジエンは重合反応中に添加されたブタ
ジエンではなくポリスチレンと一緒に混合されたか或は
ブレンドされたブタジエンであることを示している。
【0007】HIPS材料の応力亀裂抵抗を改良する別
の試みを英国特許出願公開第2,153,370A号に
見ることができ、そこでは、指定分子質量が少なくとも
300,000で粘度が140センチポイズに等しいか
それ以上である高分子量のゴム材料を利用してHIPS
材料を製造しており、その結果として生じたHIPSは
ゴムを7から10重量%の範囲で含有し、そしてその重
合はアルファメチルスチレン二量体の存在下か或はn−
ドデシルメルカプタン、第三ドデシルメルカプタン、ジ
フェニル1,3ブタジエンから選択される化合物または
それらの他の種々の化合物もしくは混合物の存在下で実
施された。その方法はまたシクロヘキサンとエチルベン
ゼン(これらの量は全材料の少なくとも7重量%に等し
い)の存在下でも実施された。加うるにまた添加剤も用
いる必要があり、それにはポリエチレンワックスからス
テアレート類のモノトリグリセライド類が含まれる。
【0008】他方、ESCR改良以外の理由でも添加剤
が用いられる。Dempsey他の特許第3,506,
740号には、衝撃ポリスチレン組成物の内部滑剤とし
て低分子量のポリオレフィン類を用いることが教示され
ている。挙げられている例には分子量(蒸気圧浸透圧法
で測定)が800から1600の範囲のポリプロピレン
類およびポリブチレン類が含まれる。
【0009】
【発明の要約】本発明では、ポリブタジエンまたはスチ
レン−ブタジエンゴムを含有させたポリスチレン材料お
よびまた潤滑添加剤の相乗的組み合わせを含有させたポ
リスチレン材料を提供することにより、公知高衝撃ポリ
スチレン材料が示す欠点を克服する。本発明で開示する
高衝撃ポリスチレンは、環境応力亀裂に対して高い抵抗
を示し、かつ高い衝撃強度、良好な引張り強度および良
好な曲げ強度を示す。
【0010】
【好適な態様の説明】本発明では、モノビニル芳香族化
合物のポリマーをゴムで改質してそれが示す衝撃強度お
よび環境応力亀裂抵抗を向上させたポリマーを含有する
熱可塑性組成物を開示し、ここでは、このモノビニル芳
香族材料の重合をゴムの存在下で行うことで本組成物を
得る。この組成物において、このポリマー中のソフト成
分(衝撃強度を向上させる目的で改質を受けさせた)部
分がこのポリマーを基準にして28重量%以下であり、
ここでは、このソフト成分を、このポリマーの衝撃強度
を向上させる目的で改質を受けさせたトルエン不溶ポリ
マー成分(存在している可能性がある如何なる顔料も差
し引いた)であるとして定義する。本発明で用いる特別
なゴムは、いくつかの種類の1つ、例えばFirest
oneがDiene 55の商標で販売している種類の
ゴムであってもよく、このゴムが示すムーニー粘度は約
55であり、数分子量は約150,000であり重量平
均分子量は約300,000であり、そしてゲル浸透技
術で測定した時のZ分子量は約500,000である。
別の種類の有利なゴム材料には高シスゴムが含まれる。
【0011】このような高衝撃ポリマー類の製造は、本
明細書の上で述べた成分を用いることを条件として如何
なる通常方法に従ってもよい。通常の製造方法には塊状
重合および溶液重合、例えば米国特許第2,694,6
92号に開示されている如き重合、或は塊状懸濁重合、
例えば米国特許第2,862,906号に開示されてい
る如き重合などが含まれる。また、本明細書の上に述べ
た成分を使用することができることを条件として、他の
製造方法も使用可能である。
【0012】本発明を利用するに適切なモノビニル芳香
族化合物には、スチレンに加えて核もしくは側鎖がアル
キル置換されているスチレン類、例えばアルファメチル
スチレンおよびビニルトルエンなどが含まれる。このモ
ノビニル芳香族化合物は単独または混合物として使用可
能である。好適な1つの態様ではスチレンが好適なモノ
ビニル芳香族化合物である。このモノビニル芳香族化合
物をゴムの存在下で重合させることにより、本発明に従
って製造する高衝撃ポリスチレンを生じさせる。ゴムの
使用レベルはその溶液の好適には約5−15重量%の範
囲である。塊状重合、溶液重合または水分散重合を用い
た通常様式で重合を実施するが、ここでは、最初に重合
性モノマーにゴムを溶解させた後、その溶液に重合を受
けさせる。望ましい重合速度を得る目的で適切な重合開
始剤、例えばパーオキサイド類またはアゾ型化合物を用
いてもよい。溶液重合を利用する場合の出発溶液は、使
用するモノビニル芳香族化合物を基準にして約10重量
パーセント(10%)以下の量で不活性希釈剤を混合し
た溶液であってもよい。好適な不活性希釈剤には芳香族
炭化水素もしくは芳香族炭化水素混合物、例えばトルエ
ン、エチルベンゼン、キシレン類または上記化合物の混
合物などが含まれる。また、ポリマーの分子量およびゴ
ムの粒子サイズを調節する目的で適切な連鎖移動剤、例
えばメルカプタン類またはアルファメチルスチレン二量
体などを添加してもよい。
【0013】本発明はまたプレインバージョン反応槽を
利用してポリスチレンを製造する連続フロー方法でも利
用可能であり、この場合、スチレンとゴムが入っている
溶液をインバージョン(inversion)以下の地
点にまで重合させた後、2番目の撹拌タンク反応槽に入
れる。プレインバージョンにおける溶液粘度および第二
撹拌タンク反応槽内の溶液粘度を精密に調節して所望の
HIPSを生じさせる。好適な態様を製造する特別な方
法を日付が1988年10月11日でSosa他の米国
特許第4,777,210号(これの開示は引用するこ
とによって全体が本明細書に組み入れられる)に見付け
出すことができる。
【0014】このESCRを向上させる添加剤は、初期
モノマー/ゴム供給材料流れに添加可能であるか、或は
最終重合反応槽に至る重合過程(最終重合反応槽も含
む)の如何なる地点でも添加可能である。ESCR特性
が予想外に高くなることを確認した相乗的添加剤組み合
わせは、ポリイソブチレン(PIB)、より具体的には
99℃で示す粘度が196−233cstの範囲である
PIBと鉱油から成る組み合わせを含む。上記添加剤を
いろいろな比率で用いるが、好適な比率はほぼ等しい比
率で約0.5から約3.0重量%の量であり、好適な最
終比率は最終生成物中約2.0重量%の鉱油と2.0重
量%のPIBである。
【0015】本発明の第一態様では、ムーニー粘度が約
55であることに相当する分子量を有する通常のゴムと
スチレンモノマーの混合物をこの上で述べた特許方法で
重合させて高衝撃ポリスチレン材料を生じさせた。この
HIPS材料の後期重合段階中の中間段階の反応槽1基
に鉱油が1.25重量%でPIBが1.25重量%であ
る潤滑添加剤組み合わせを添加した。このPIBが99
℃で示す粘度は約196−233cstであり、そして
上記鉱油が38℃で示す粘度は約78.7cstであっ
た。この選択した鉱油はPennzoil Produ
cts Company(Penreco Div.)
が市販していて「Penreco Supreme M
ineral Oil」として識別される製品であっ
た。使用した特別なPIBは、Amoco Corpo
rationが商標H100として市販している製品で
あり、これを99℃で測定した時の粘度は196−23
3cstの範囲でありそしてゲル浸透クロマトグラフィ
ー(「gpc」)で測定した時のMnは965であっ
た。次に、最終生成物を環境応力亀裂抵抗および引張り
強度に関して試験し、その結果を以下の表Iにサンプル
「F」として示し、これを、いろいろなレベルで鉱油も
しくはPIB滑剤を含有させたHIPS材料と比較す
る。
【0016】通常の鉱油改質高衝撃ポリスチレンおよび
PIB改質高衝撃ポリスチレンは両方とも鉱油とPIB
滑剤を等しい比率でブレンドしたものを用いて製造した
材料に比較してずっと低いESCRを示すことが表Iか
ら分かるであろう。
【0017】例えば、サンプル「A」は通常のHIPS
材料、即ち滑剤を添加しなかった純粋なHIPS材料の
例(対照)である。この材料が示すESCR値は41.
1である。サンプル「B」は、鉱油を滑剤として1.5
%のみ用いて製造したHIPS材料である。このサンプ
ルで得られたESCR値は有意に高く52.2であっ
た。サンプル「C」の場合のように鉱油含有量を2.5
重量%にまで高めると、このHIPS材料が示すESC
R値は61.7にまで上昇した。
【0018】サンプル「D」および「E」では、この上
に示したサンプルの鉱油の代わりにPIB滑剤を用い
た。この最初のサンプルにはPIBを1.5重量%のレ
ベルで含有させる結果として85のESCR値を得た。
2番目のPIBサンプルではPIBを2.5%のレベル
で用いた結果、ESCRが90.6にまで改良された。
【0019】しかしながら、サンプル「F」では中間的
な量であるが相対的に等しい量でPIBと鉱油を含有さ
せた結果、これが示すESCR値は全部の中で最も高
く、96.3であった。最後の実施例「G」は、PIB
と鉱油添加剤のブレンド物を用いたが鉱油の量を実施例
「F」の量の2倍にしそしてPIBの量をそのままにし
たHIPS材料であった。その結果として得られたES
CRはずっと低く83であった。従って、中間的な量で
も鉱油とPIB添加剤の両方を相対的に等しい量で用い
るとHIPS材料のESCR値が予想外に高くなること
が分かるであろう。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】本発明の別の態様において、添加するPI
Bの分子量が特定範囲内に入るように調節する限りPI
BのみをHIPS材料に添加することでもESCR値を
ある地点まで改良することができることを見い出した。
PIBのみを添加したHIPS材料が示すESCR値は
MO/PIBを添加したHIPS材料が示すESCR値
ほどは良好でないが、その値は鉱油もPIBも添加しな
かったHIPSが示すESCR値よりも良好である。低
応力のHIPS用途では、そのようにPIBのみを添加
したHIPS材料でも満足されるほど良好なESCR値
を与え、通常のHIPS材料に対する改良になる。
【0023】例えば表II中のサンプル「E」−「K」
は、いろいろな分子量のPIBをいろいろなPIBレベ
ルで含有するHIPS材料の例である。より具体的に
は、サンプル「E」−「H」は、全部にPIBを同じ重
量パーセントで含有させたがこのPIBの分子量(粘度
で測定して)を高めたHIPSサンプルの例である。サ
ンプル「E」では、粘度が27−33cstであること
で示されるように低い分子量のPIBを用い、その結果
としてHIPS材料が示すESCR値は56であった。
サンプル「F」では、粘度が48−56cstであるこ
とに伴って分子量が低/中程度であるPIBを用いるこ
とにより、69のESCR値を得た。
【0024】サンプル「G」では分子量が中程度のPI
B(粘度=196−233cst)を用い、その結果と
してESCRが86のHIPS材料を得た。サンプル
「H」では高い分子量を有するPIB(粘度=4069
−4350cst)を用い、その結果としてESCRが
低下して75になった。
【0025】このように、ESCRを改良するに最適な
PIBの粘度レベル(分子量)は約196から4069
の範囲であると見られる。
【0026】より高いレベルでPIBをHIPS材料に
添加しそしてそのPIBの粘度をサンプルからサンプル
で変化させたサンプル「I」−「K」でも同様な結果が
見られる。粘度が中程度のPIB(196−233cs
t@99℃)を用いたサンプル「K」で得たESCR値
が最も高く、91である。
【0027】HIPS配合でいろいろな添加剤を試した
表IIのサンプル「L」−「N」にもまた本発明の更に
別の態様を見ることができる。サンプル「L」では比較
的高いレベルで鉱油(MO)を用いると共にステアリン
酸亜鉛を用い、その結果として得られたESCR値は8
4であり、卓越した値ではないが、限界ぎりぎりで容認
される値である。
【0028】サンプル「M」では、鉱油とn−ドデシル
メルカプタン(NDM)[これは連鎖移動剤(CTA)
として働く]の組み合わせを用いた。HIPS材料が示
すESCR値は40で、満足されるものでなく、これは
主にCTAを存在させた結果である。他方、サンプル
「N」では、中程度の粘度を示すPIBとNDMを配合
に含めた結果、卓越したESCR値である95を示すH
IPS材料が得られた[供給材料溶液の500ppm
(parts per million)の量でNDM
を添加した]。この上に示したメルカプタンと同様にt
−ドデシルメルカプタンおよびアルファメチルスチレン
二量体などの如き連鎖移動剤は通常ESCRを改良しな
いでサンプル「M」で示すようにESCR値を悪化させ
る傾向があるが、これを用いると製造業者はHIPS材
料の重要な特定性質、例えばポリスチレンの分子量、ゴ
ムの粒子サイズおよびメルトフローインデックス(即ち
加工が容易であると言った特性)などを調節することが
可能になる。従って、CTAと協力させてPIB添加剤
を用いることは可能な種類の系であり、HIPSの製造
業者は、PIBを用いることにより、ESCR値を高く
保持しながらCTAを用いることに関して上で述べた特
徴を制御することが可能になる。
【0029】HIPS材料の「ゲル」レベルまたは「ゲ
ル」含有量を言及する場合、この用語でモノビニル芳香
族化合物の重合連続相に含まれる分散相を表すことを意
図する。この分散相、即ちゲルは、重合したモノビニル
芳香族化合物とポリブタジエンゴムのグラフトコポリマ
ーで出来ている粒子に加えて、ゴム粒子内に局在してい
て重合したモノビニル芳香族化合物が物理的に封じ込め
られている粒子から本質的に成る。ゲルレベルは、ゴム
改質高衝撃コンパンドのトルエン不溶成分として測定可
能である。ゲルレベルを重量パーセントで示す。
【0030】モノビニル芳香族モノマーもしくは化合物
を言及する場合、これにスチレン類、アルファメチルス
チレンおよび環置換スチレン類を包含させることを意図
する。ゴムを言及する場合、この言葉は天然ゴム、ポリ
ブタジエン、ポリイソプレン、およびブタジエンおよび
/またはイソプレンとスチレンのコポリマー類を指すこ
とを意図する。
【0031】この上で組み入れた米国特許第4,77
7,210号のコラム10および11に示されている手
順に従ってESCR値を測定する。
【0032】Rubber Division of
the American Chemical Soc
ietyが後援者になってニューヨークのVan No
strand Reinhold Companyが出
版している出版物であるRUBBER TECHNOL
OGY、第3版の109から110頁に示されている手
順を用いてムーニー粘度を測定する。
【0033】本発明の特徴および態様は以下のとうりで
ある。
【0034】1. 改良された環境応力亀裂抵抗を示す
耐衝撃性ゴム改質モノビニル芳香族ポリマーを含有する
高衝撃モノビニル芳香族ポリマーコンパンドであって、
99℃で測定された粘度が約48から約4380cst
である低/中ないし高い分子量を有するポリイソブチレ
ンから本質的に成る添加剤とゴムの存在下でモノビニル
芳香族化合物を重合させることで生じさせたポリマーコ
ンパンド。
【0035】2. 上記ポリイソブチレンが99℃で測
定して196−233cstの範囲の粘度を示しそして
これを該ポリマーコンパンドの約1重量パーセントから
4重量パーセントの量で重合反応に添加した第1項のポ
リマーコンパンド。
【0036】3. 上記ポリイソブチレンを重合混合物
の2.5重量パーセントのレベルで重合反応に添加した
第2項のポリマーコンパンド。
【0037】4. 上記モノビニル芳香族ポリマーが、
約170,000から285,000の重量平均分子量
と約70,000から120,000の数平均分子量を
示すポリスチレンを含む第3項のポリマーコンパンド。
【0038】5. 改良された環境応力亀裂抵抗を示す
高衝撃のモノビニル芳香族重合コンパンドを製造する方
法であって、ポリブタジエン、ポリイソプレン、スチレ
ンを用いたブタジエンおよびイソプレンのコポリマー類
および天然ゴムから成る群から選択されるゴムとスチレ
ン、アルファメチルスチレンおよび環置換スチレン類か
ら成る群から選択されるモノビニル芳香族モノマーの混
合物を重合させ、そして上記モノマーとゴムの混合物が
完全に重合する前に、この混合物に、99℃で約48c
stから約4380cstの粘度を示すポリイソブチレ
ンから本質的に成る添加剤を添加する、ことを含む方
法。
【0039】6. 上記ポリイソブチレンが99℃で1
96−233cstの範囲の粘度を示す第5項の方法。
【0040】7. 上記ポリイソブチレンを重合混合物
の約1重量パーセントから4重量パーセントに相当する
量で添加する第6項の方法。
【0041】8. 添加するポリイソブチレンの重量が
上記混合物の約1.5重量パーセントから2.5重量パ
ーセントである第7項の方法。
【0042】9. 改良された環境応力亀裂抵抗を示す
耐衝撃性ゴム改質ポリマーから本質的に成る高衝撃モノ
ビニル芳香族ポリマー組成物であって、上記ポリマー
が、鉱油とポリイソブチレンから成る2つの添加剤をほ
ぼ等しい比率で含む混合物とゴムの存在下でモノビニル
芳香族化合物を重合させることで生じさせたものである
組成物。
【0043】10. 上記鉱油と上記ポリイソブチレン
の各々を最終生成物の約0.5から3.0重量パーセン
トの量で存在させた第9項の組成物。
【0044】11. 上記ゴムが本質的にポリブタジエ
ンから成る第9項の組成物。
【0045】12. 上記第一および第二添加剤の各々
を約2.0重量パーセントの量で存在させた第10項の
組成物。
【0046】13. 上記モノビニル芳香族化合物がス
チレンでありそして上記化合物が最終的に重合する前に
この化合物に上記添加剤を添加した第12項の組成物。
【0047】14. 上記モノビニル芳香族化合物がス
チレン、アルファメチルスチレンおよび環置換スチレン
類から成る群から選択される化合物である第9項の組成
物。
【0048】15. 改良された環境応力亀裂抵抗を示
す高衝撃のモノビニル芳香族重合コンパンドを製造する
方法であって、ポリブタジエン、ポリイソプレン、スチ
レンを用いたブタジエンおよびイソプレンのコポリマー
類および天然ゴムから成る群から選択されるゴムとスチ
レン、アルファメチルスチレンおよび環置換スチレン類
から成る群から選択されるモノビニル芳香族モノマーの
混合物を重合させ、そして上記重合段階中、上記モノマ
ーとゴムの混合物に鉱油とポリイソブチレンから成る2
つの添加剤をほぼ等しい率で添加する、ことを含む方
法。
【0049】16. 上記モノビニル芳香族モノマーが
スチレンでありそして上記ゴムをポリブタジエン類、ス
チレン−ブタジエンコポリマー類およびスチレン−ブタ
ジエン−スチレンコポリマー類から成る群から選択する
第15項の方法。
【0050】17. 上記添加剤各々の率が最初に全混
合物の約0.5から3重量パーセントを構成する第15
項の方法。
【0051】18. 改良された環境応力亀裂抵抗を示
す耐衝撃性ゴム改質モノビニル芳香族ポリマーを含有す
る高衝撃モノビニル芳香族ポリマーコンパンドであっ
て、ポリイソブチレンを含む添加剤とゴムと連鎖移動剤
の存在下でモノビニル芳香族モノマーを重合させること
で生じさせたポリマーコンパンド。
【0052】19. 上記ポリイソブチレンが99℃で
測定して約196−233cstの範囲の粘度を示しそ
してこれを該ポリマーコンパンドの約1重量パーセント
から約3重量パーセントの量で重合反応に添加した第1
8項のポリマーコンパンド。
【0053】20. 上記連鎖移動剤がメルカプタンを
含みそしてこれを上記モノマーに約500ppmの量で
添加した第18項のポリマーコンパンド。
【0054】21. 上記連鎖移動剤がドデシルメルカ
プタンを含みそしてこれを該重合モノマーとゴムと添加
剤を一緒にした重量を基準にして約500ppm以下の
量で上記コンパンドに添加した第20項のポリマーコン
パンド。
【0055】22. 上記連鎖移動剤がn−ドデシルメ
ルカプタン、t−ドデシルメルカプタンおよびアルファ
メチルスチレン二量体から成る群から選択される連鎖移
動剤である第20項のポリマーコンパンド。
【0056】23. 長期に渡って環境応力亀裂抵抗を
示す高衝撃のモノビニル芳香族ポリマーをゴムの粒子サ
イズおよび上記ポリマーのメルトフローインデックスを
調節しながら製造する方法であって、ポリブタジエン、
ポリイソプレン、スチレンを用いたブタジエンおよびイ
ソプレンのコポリマー類および天然ゴムから成る群から
選択されるゴムとスチレン、アルファメチルスチレンお
よび環置換スチレン類から成る群から選択されるモノビ
ニル芳香族モノマーの混合物を重合させ、そして上記モ
ノマーとゴムの混合物が完全に重合する前に、この混合
物に、99℃で約196−233cstの範囲の粘度を
示すポリイソブチレンを含む添加剤と連鎖移動剤を添加
する、ことを含む方法。
【0057】24. 上記連鎖移動剤をメルカプタン類
およびアルファメチルスチレン二量体から成る群から選
択しそしてこれを該モノマーとゴムと添加剤の全重量の
約500ppm以下の量で添加する第23項の方法。
【0058】25. 上記連鎖移動剤がドデシルメルカ
プタン類を含みそしてこれを該モノマーとゴムと添加剤
の全重量の約500ppm以下の量で添加する第23項
の方法。
【0059】26. 上記ポリイソブチレンを該モノマ
ーとゴムの混合物の約1から3重量パーセントの量で添
加しそして上記連鎖移動剤がメルカプタンである第24
項の方法。
【0060】27. 上記ポリイソブチレンを該モノマ
ーとゴムの混合物の約2.5重量パーセントの量で添加
しそして上記連鎖移動剤がドデシルメルカプタンである
第26項の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ケネス・ピー・ブラツクモン アメリカ合衆国テキサス州77062ヒユース トン・チエストネストスプリングスロード 1331

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 改良された環境応力亀裂抵抗を示す耐衝
    撃性ゴム改質モノビニル芳香族ポリマーを含有する高衝
    撃モノビニル芳香族ポリマーコンパンドであって、99
    ℃で測定された粒度が約48から約4380cstであ
    る低/中ないし高い分子量を有するポリイソブチレンか
    ら本質的に成る添加剤とゴムの存在下でモノビニル芳香
    族化合物を重合させることで生じさせたポリマーコンパ
    ンド。
  2. 【請求項2】 改良された環境応力亀裂抵抗を示す高衝
    撃のモノビニル芳香族重合コンパンドを製造する方法で
    あって、 ポリブタジエン、ポリイソプレン、スチレンを用いたブ
    タジエンおよびイソプレンのコポリマー類および天然ゴ
    ムから成る群から選択されるゴムとスチレン、アルファ
    メチルスチレンおよび環置換スチレン類から成る群から
    選択されるモノビニル芳香族モノマーの混合物を重合さ
    せ、そして上記モノマーとゴムの混合物が完全に重合す
    る前に、この混合物に、99℃で約48cstから約4
    380cstの粘度を示すポリイソブチレンから本質的
    に成る添加剤を添加する、ことを含む方法。
  3. 【請求項3】 改良された環境応力亀裂抵抗を示す耐衝
    撃性ゴム改質ポリマーから本質的に成る高衝撃モノビニ
    ル芳香族ポリマー組成物であって、上記ポリマーが、鉱
    油とポリイソブチレンから成る2つの添加剤をほぼ等し
    い比率で含む混合物とゴムの存在下でモノビニル芳香族
    化合物を重合させることで生じさせたものである組成
    物。
  4. 【請求項4】 改良された環境応力亀裂抵抗を示す高衝
    撃のモノビニル芳香族重合コンパンドを製造する方法で
    あって、 ポリブタジエン、ポリイソプレン、スチレンを用いたブ
    タジエンおよびイソプレンのコポリマー類および天然ゴ
    ムから成る群から選択されるゴムとスチレン、アルファ
    メチルスチレンおよび環置換スチレン類から成る群から
    選択されるモノビニル芳香族モノマーの混合物を重合さ
    せ、そして上記重合段階中、上記モノマーとゴムの混合
    物に鉱油とポリイソブチレンから成る2つの添加剤をほ
    ぼ等しい率で添加する、ことを含む方法。
  5. 【請求項5】 改良された環境応力亀裂抵抗を示す耐衝
    撃性ゴム改質モノビニル芳香族ポリマーを含有する高衝
    撃モノビニル芳香族ポリマーコンパンドであって、ポリ
    イソブチレンを含む添加剤とゴムと連鎖移動剤の存在下
    でモノビニル芳香族モノマーを重合させることで生じさ
    せたポリマーコンパンド。
  6. 【請求項6】 長期に渡って環境応力亀裂抵抗を示す高
    衝撃のモノビニル芳香族ポリマーをゴムの粒子サイズお
    よび上記ポリマーのメルトフローインデックスを調節し
    ながら製造する方法であって、 ポリブタジエン、ポリイソプレン、スチレンを用いたブ
    タジエンおよびイソプレンのコポリマー類および天然ゴ
    ムから成る群から選択されるゴムとスチレン、アルファ
    メチルスチレンおよび環置換スチレン類から成る群から
    選択されるモノビニル芳香族モノマーの混合物を重合さ
    せ、そして上記モノマーとゴムの混合物が完全に重合す
    る前に、この混合物に、99℃で約196−233cs
    tの範囲の粘度を示すポリイソブチレンを含む添加剤と
    連鎖移動剤を添加する、ことを含む方法。
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