JPH09165465A - 発泡ポリスチレンの減容剤、減容方法及びポリスチレンと減容剤の分離方法 - Google Patents

発泡ポリスチレンの減容剤、減容方法及びポリスチレンと減容剤の分離方法

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JPH09165465A
JPH09165465A JP23584596A JP23584596A JPH09165465A JP H09165465 A JPH09165465 A JP H09165465A JP 23584596 A JP23584596 A JP 23584596A JP 23584596 A JP23584596 A JP 23584596A JP H09165465 A JPH09165465 A JP H09165465A
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polystyrene
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expanded polystyrene
dimethyl
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イオビ−ノ クラウディア
Katz Harvey
カッツ ハ−ベイ
Iantosca Dick
イアントスカ ディック
Washburne David
ウォシュバ−ン デビッド
D Marshall Jeffrey
ディ− マ−シャル ジェフリ−
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリスチレンの気泡を迅速に破壊して、ポリ
スチレン製品を容易に圧縮することができ、ポリスチレ
ンの再生も容易で、再生に先立つ輸送を経済的且つ安全
に行うことを可能ならしめるポリスチレン製品の減容剤
を提供することを課題とする。 【解決手段】 二塩基酸のエステルから構成され、発泡
ポリスチレンに液体として接触し、接触時にこの発泡ポ
リスチレンの気泡膜を崩壊してゲル状物質を含む輸送可
能な圧縮ポリスチレンを形成する発泡ポリスチレンの減
容剤である。また、上記減容剤を用いて減容したポリス
チレンに、極性がないものとしてエタノール等のアルコ
ールを噴霧し、攪拌細分化して前記減容剤を抽出除去し
てポリスチレンゲルとした後、加熱溶融して残留溶剤を
分離除去することによりポリスチレンを回収してインゴ
ット状又はペレット状にすることによりポリスチレンと
減容剤を分離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は発泡ポリスチレンの
減容剤、減容方法及びポリスチレンと減容剤の分離方法
に係り、特に液状の二塩基酸のエステルを使用した、発
泡ポリスチレンプラスチック(PS、EPS、PSP、
FS、GP、HIを含む)を圧縮形状とする減容剤、減
容方法及びポリスチレンと減容剤の分離方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】発泡ポリスチレンは比較的剛固で、極め
て軽く、しかも良好な断熱材であるので、現在では広範
に使用されている。こうした特性を有する結果、発泡ポ
リスチレンの容器は、梱包材、食器容器、並びに飲料容
器の多くの部分を占めることになっており、毎年、合計
すると40万トンものポリスチレンが使用されている。
【0003】発泡ポリスチレンにはさまざまな問題があ
る。発泡ポリスチレンは、容積1立方メ−トル当たり5
〜20kgと軽量であるがゆえに有用なのであるが、こ
の軽量性が重要な問題点ともなるのである。発泡ポリス
チレンの微細な気泡は容易に圧縮されず、製品の貯蔵は
埋め立ての際には極めてかさばる。また、発泡ポリスチ
レンはふわふわで軽いので、再生も困難である。発泡ポ
リスチレンの皿やコップが破れると、破片は風で吹き飛
ばされ、自然景観を損なうこととなりかねない。また、
発泡ポリスチレンは合成樹脂なので、基材重合体が天然
状態ではほとんど分解せず、ポリスチレン粒子が長期に
亘って周囲に存在し続けることになる。
【0004】埋め立て物がかさばり、長期に亘って分解
しないという問題がある結果、ポリスチレン製品産業に
とって不利な宣伝が大々的に行われることとなった。発
泡ポリスチレン等は依然として使用されているし、それ
なりの利点もあるのであるが、発泡ポリスチレン製品の
再利用を促す動向も強まりつつある。発泡ポリスチレン
等の埋め立て時の容積を他のゴミと匹敵するものとする
か、あるいは、効果的な再生方法を見い出すことが必要
とされているのである。
【0005】現在発泡ポリスチレンの再生方法として魚
市場などでは加熱減容を行ない、減容したインゴットを
海外に輸出し、また、場合によっては廃棄処分とするこ
とが多い。海外に輸出する場合はポリスチレンの海外マ
ーケット価格に左右されるため、引き取り価格が見合わ
ない場合が少なくない。また、魚市場の魚箱などには
血、ラベルなどが付着しているため、減容化された製品
に不純物が入り、品質が一定しないためにゴミとして廃
棄処分されている例が多い。
【0006】発泡ポリスチレンをゴミとして処分する場
合、廃棄物処理業者にトラック1台(通常4tトラッ
ク)で50,000円〜70,000円前後もの高金額
を支払わなければならない。この材料は、原樹脂のペレ
ットが1kg当たり100円程度で売られているので、
再生しようという動機は生じようもない。発泡ポリスチ
レンの容積を低減させ、輸送を効果的に行う逼迫した必
要性が現に存在するのである。
【0007】再生に伴う問題は、輸送費用のみにとどま
るわけではない。嵩が極めて高く、しかも軽量の材料を
再処理しなければならないからである。ともかく、何ら
かの方法で、この軽量の発泡ポリスチレン製品の容積を
低減する必要がある。これまでにもいくつかの方法が開
発されてきたものの、そのいずれも、発泡ポリスチレン
の容積を低減する効果が特に高かった訳ではなく、効果
的な再処理方法が求められているのである。
【0008】通常の押出機では、樹脂は、標準的な減容
機によって3:1以下の比まで圧縮される。しかし、発
泡ポリスチレン等の場合、30:1程度まで容積を低減
して気泡を除去して、はじめて完全に粉砕することが可
能となる。もっと標準的にプラスチック再生・処理装置
の使用を可能とするような、発泡ポリスチレン等の減容
方法が必要とされているのである。現在のところ、余分
な圧縮工程は極めて費用がかさみ、発泡ポリスチレンの
再処理に当たっては、特別の装置が必要とされている。
【0009】発泡ポリスチレンの再生に向けた1つのア
プローチは、化学物質を用いて容積を減少させるという
ものである。この場合、基本的な問題は、使用が自明な
化学物質は環境に対する毒性が極めて高く、環境立法あ
るいは環境規制で使用が禁止されていることが多いとい
う点にある。ピネンおよびテルペン、例えばd−リモネ
ンといった一連の化学物質は、発泡ポリスチレンの容積
を減少させることが可能である。
【0010】こうしたアプローチは興味深いものではあ
るが、うまくいかない場合もある。これらの化学物質の
発泡ポリスチレン崩壊活性は安定性に欠けており、た
だ、このことは、以前は認識されておらず、この問題を
解決したのが、熱によるテルペンの活性化である(米国
特許第5,223,543号)。この特許で使用されて
いる化学物質は、いずれも引火点が低く、そのことが輸
送上問題となっていた。また、この方法は、基本的には
蒸気相で行う方法であったので、大気浄化法に抵触する
気体が放散されてしまう可能性があった。揮発性の低い
物質を用いた発泡ポリスチレンの減容法が必要とされて
いる。
【0011】理想的な過程では、(米国特許第5,22
3,543号とは異なり、)活性化を必要としないはず
であるし、もっと粘稠で沸点の高い物質も使用できるは
ずである。また、理想的には、こうした物質は、再処理
の前に長い滞留時間を必要としないはずである。発泡ポ
リスチレン崩壊反応の産物が、安全に輸送しうるもので
ある。ポリスチレン類減容業者の市場を、柑橘類の作柄
の影響を受けるd−リモネンの市場の多大な価格変動か
ら隔絶しうるような効果的な化合物を特定しておくこと
も、また好都合である。
【0012】米国特許第5,223,543号および特
開平5−263065号公報には、発泡ポリスチレン減
容剤としてd−リモネンが記載されているが、d−リモ
ネンの欠点として、発泡ポリスチレンを減容する場合、
季節や温度に左右されやすいため、減容機や再生プラン
ト内部において保温し、温度を一定に保つといった必要
性があり、また、引火点が低いために、温度を高くした
場合に爆発が起こる危険性がある。夏場の気温が25℃
以上になれば発泡ポリスチレンの減容スピードがアップ
するが、冬期のように5℃以下、あるいは北国のように
マイナス温度となるような場合には、通常の使用方法で
は使用できないことがある。
【0013】d−リモネンを主成分とする減容剤を活性
化するために、蒸気熱と減容剤を混合するという手段が
採られるが、この方法を一般使用者が実施する場合、引
火点35℃〜50℃以下ではかなり危険が伴う。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述したよ
うな発泡ポリスチレン材料が有する容積の問題を解決す
ることを課題としてなされたものであり、また、上記従
来のd−リモネンを主成分とする減容剤におけるような
欠点のない減容剤、減容方法及びポリスチレンと減容剤
の分離方法を提供することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、二塩基酸のエ
ステルから構成され、発泡ポリスチレンに液体として接
触し、接触時にこの発泡ポリスチレンの気泡膜を崩壊し
てゲル状物質を含む輸送可能な圧縮ポリスチレンを形成
する発泡ポリスチレンの減容剤、を以て上記課題を解決
した。
【0016】本発明は、また、上記減容剤を用いて減容
したポリスチレンに、極性がないものとしてエタノール
等のアルコールを噴霧し、攪拌細分化して前記減容剤を
抽出除去してポリスチレンゲルとした後、加熱溶融して
残留溶剤を分離除去することによりポリスチレンを回収
してインゴット状又はペレット状にすることを特徴とし
たポリスチレンと減容剤の分離方法を提示する。この方
法において好ましくは、攪拌細分化して抽出された減容
剤を含むアルコールに、また、前記ポリスチレンゲルか
ら分離除去された残留溶剤に、極性のあるものとして水
又はエチレングリコール等の分離剤を使用して比重分離
法により減容剤とアルコールとを分離し、分離した減容
剤を再利用に供するようにする。
【0017】さらに、本発明は、上記減容剤を用いて発
泡ポリスチレンを減容して得たゲル状物質に、アルコー
ルを添加してポリスチレンゲルを抽出し、抽出したポリ
スチレンゲルを加熱してポリスチレンゲルに含まれるア
ルコール及び減容剤を蒸発除去することを特徴としたポ
リスチレンと減容剤の分離方法を提示する。この方法に
おいて好ましくは、前記ポリスチレンゲルを抽出して残
ったゲル状物質から、分離剤としての水又はエチレング
リコールを使用して比重分離法によりアルコールと減容
剤を分離し、また、加熱して除去された減容剤を含むア
ルコールから、分離剤としての水又はエチレングリコー
ルを使用して比重分離法によりアルコールと減容剤を分
離し、このように分離した減容剤を再利用に供するよう
にする。
【0018】すなわち、発泡ポリスチレンの再生プラン
トを建設し、このプラント内部で使用済の発泡ポリスチ
レンを粉砕し、本発明の減容剤に接触させて発泡ポリス
チレンを減容し、この減容したポリスチレンにアルコー
ルを混合してポリスチレンを分離し、分離したポリスチ
レンを加熱して減容剤とアルコールを取り除くシステム
と、ポリスチレンを取り除いた後のゲル状物質から水又
はエチレングリコールを使用して比重分離法により減容
剤を回収し、すべてプラント内部で循環使用し、加熱分
離したポリスチレンはインゴットまたはペレット状にし
て回収するシステムである。このようなポリスチレンと
減容剤の分離方法の特徴は比重分離法であり、プラント
内部で、減容剤、分離剤(アルコール、水、エチレング
リコール)、ポリスチレン等はすべて再利用できること
である。
【0019】本発明は、発泡ポリスチレンの容積を液状
の二塩基酸脂肪族エステルを使用することにより低減
し、容易かつ安価な輸送を可能とするものである。これ
らの二塩基酸脂肪族エステルとしては、例えば、グルタ
ル酸ジメチル、アジピン酸ジメチル、及び、琥珀酸ジメ
チルを使用することができ、これらはいずれも効果的な
発泡ポリスチレンの減容剤である。これらの物質は、個
別で使用しても活性を有するものの、混合物として使用
すると特に望ましい作用を示す。
【0020】活性の化学物質を使用すると、発泡ポリス
チレン材料を焼却したり、再処理したりするのが容易に
なる。この方法で生じる生成物は、溶媒和とすることが
可能で、ポンプ輸送可能な形態とすることもでき、その
上で、濾過して再処理することもできるし、また、炉に
投入して、この材料の高燃料価を利用してエネルギーを
節約することもできる。濾過して再処理した場合には、
生成物として、高品質のポリスチレン原材料ビーズを製
造することができる。
【0021】減容処理に際しては、蒸発による損失が大
きいことが障害となってきた。本発明では、沸点が高
く、液体の状態で発泡ポリスチレンの容積を減少させる
物質を見い出すことによって、この問題の解決を図って
いる。
【0022】本発明の減容処理で使用する物質も、再処
理を行う際に除去することによって回収が可能であり、
乾燥、他の有機化合物との相溶性、熱ストリッピングを
組み合わせることによって、水分並びに揮発性有機物質
から使用化合物の大半を容易に分離することができる。
また、これらの物質は、環境に対する毒性を有していな
い。
【0023】本発明は、香水に使用されているある種の
溶剤の蒸気が思いがけず有していた親和性を特定するこ
とから出発した。当初の発泡ポリスチレン減容過程で
は、この過程で作用している活性物質を特定することが
中心課題となった。特定されたこの物質はd−リモネン
であった。d−リモネンの蒸気は発泡ポリスチレンに作
用して、迅速に容積を減少させた。十分な蒸気が存在す
る場合には、この収着過程は、ポリスチレンが粘稠の液
体となるまで進行し続けた。この激しい相溶過程は、必
要な蒸気が存在している限りは比較的迅速に進行した。
【0024】本発明は、この発泡ポリスチレンの減容と
いう概念を、一群の化学物質を見い出すことによってさ
らに深化させたものである。これらの化学物質を使用し
た方法は、d−リモネンを用いて見い出された蒸気法と
同程度の効果を有していたものの、作業を液体状態で行
うので、崩壊中の発泡ポリスチレンの周囲に飽和蒸気雰
囲気が存在しなくてもよい。
【0025】本発明の方法は、たとえ使用する溶剤が一
般的な物質、例えばアセトンや塩化メチレンをはじめと
する比較的毒性の高い化合物であったとしても、興味深
いものである。こうした強い溶剤が、発泡ポリスチレン
を溶解する上で有効であることは知られていた。研究の
初期には、重要な要件として、d−リモネンが有する比
較的高い蒸気圧が想定されており、これは、d−リモネ
ンも、それ以外の毒性の比較的高い公知の活性溶剤も、
いずれも高い蒸気圧を有していたことによる。
【0026】したがって、研究の早い時点では、条件と
して重要なのは、活性の蒸気と発泡ポリスチレンが存在
していることであると考えられていた。研究の早い段階
で重要な溶剤であるとされた揮発性のオイルは、いずれ
も沸点が比較的低く、処理を効果的に行うためには、蒸
気の放散を規制することも必要であった。沸点が低い結
果、比較的大量の化学物質が大気中に失われることとな
り、化学物質の原価効率も、こうした蒸発並びに蒸気の
損失によって悪化することとなっていた。
【0027】本発明は、蒸気相での使用が容易でないと
いう理由で、こうした目的に使用することがこれまで考
慮されてこなかった新規な一連の化学物質を開示しる。
このように新たに二塩基酸のエステルを使用することに
よって、発泡ポリスチレンの減容あるいは再処理に際し
ての化学物質の損失の多くが防止され、火災に対する安
全性も改善される。液相の発泡ポリスチレン減容剤が見
い出されたことによって、蒸気相という要件が不要とな
った点が追加の要素である。
【0028】本発明で使用する化学物質は、エステル、
特に、二塩基酸のエステルを含有している。これらのエ
ステル、特に、二塩基酸の脂肪族エステル、例えばグル
タル酸ジメチル、アジピン酸ジメチル、並びに琥珀酸ジ
メチル(CAS# 1119−40−0;62−93−
0;106−65−0)は、発泡ポリスチレンと迅速に
反応し、その際には、応力亀裂剤として作用して、高い
応力がかかっている網目状の気泡壁を破壊し、次に残存
している気泡間構造を破壊する。こうした二塩基酸のエ
ステルは、これまで発泡ポリスチレンの減容に使用され
てきたような、天然有機化合物の蒸気中で発泡ポリスチ
レンを溶解することによって発泡ポリスチレンに作用す
る蒸気法とは異なるものである。
【0029】本発明の化学物質は、液体として作用する
ものである。二塩基酸のエステルは、沸点が196〜2
55℃であり、蒸気圧は、20℃で0.2mmHgしか
ない。二塩基酸のエステルの蒸発速度は、一般に言及さ
れる酢酸ブチルの1/10である。比重は水よりわずかに
大きく、相溶性は限定されたものであるので、水及びエ
チレングリコール等の配合物からの分離は容易である。
また、二塩基酸のエステルは、水及びエチレングリコー
ル等への溶解度が低く、多くのアルコールへの溶解度が
極めて高いので、二塩基酸エステル混合物を回収するに
当たっての分離工程をアルコールとエチレングリコール
等を用いることで容易に実施することが可能となる。
【0030】二塩基酸のエステルを使用すると、特に混
合物として使用した場合には、これまでの減容・回収方
法のように、減容剤として使用されてきたd−リモネン
が蒸発することによって大量に失われるといった事態が
解消される。これまでも、多くの用途で活性成分の蒸発
によって、費用の点から、方法の有効性が一部損なわれ
てしまうことがあった。本発明は、こうした損失が極め
て少ないので、原価効率が優れている。
【0031】活性成分は、さらにいくつかの大切な特性
を備えている必要がある。活性成分はゴミや廃棄物と混
ざることになるので、環境に対して安全である必要があ
る。理想的には、活性成分は、ただちに気化したり、時
間がたつにつれて蒸発して埋め立て物中で蒸気の層を形
成したりするような範囲の沸点、並びに蒸気圧を有する
べきではない。
【0032】発泡ポリスチレンに作用する溶剤は、ほと
んどが、環境上問題のある化学物質である。イソプレノ
イド並びにテルペン化合物と一般に称される一群の化学
物質は、環境上ほぼ安全な天然に誘導された化合物を含
むものであるが、こうした化合物の大半は、揮発性が比
較的高く、少なくともゴミとなった状況下では、蒸気の
層を形成してしまう。
【0033】本発明の二塩基酸のエステルは、揮発性が
十分低いので、ゴミ中で蒸気の層を形成することがな
い。本発明の二塩基酸のエステルを使用すると、ゴミ上
に形成された非透明性の層が、人工的な現象、あるいは
自然現象、例えば地震によって破れたり、損傷したりす
るようなことがあっても、蒸気が大規模に放散するとい
う問題は将来的に回避されることになる。
【0034】活性化についての特許(米国特許第5,2
23,543号)では、力点はd−リモネンにあった。
d−リモネンが選ばれたのは、費用並びに揮発性の理由
からであり、これは、従来の使用では、化学物質を活性
化された液体として大気に露出した領域に散布していた
ので、迅速に作用することが必須であったからである。
数時間から数日の範囲の長期に亘って蒸気が生じる各種
の液状揮発成分を使用することも包含されていた。本発
明の二塩基酸のエステルの発泡ポリスチレンの減容剤と
しての使用も、有効である。本発明は、蒸気の損失を大
幅に低減し、投棄ゴミ中で蒸気の層が生じるのを防止
し、通常270℃以上の温度で行われる再処理過程での
損失を低減した点で、先行出願より優れている。
【0035】本発明の二塩基酸のエステルのポリスチレ
ン減容剤の特徴は、熱・蒸気法を必要とする他の減容方
法と違い、紫外線、太陽熱、太陽光を多く取り入れてい
る点である。例えば、1平方メ−トルの発泡ポリスチレ
ンを破砕機で破砕してビニ−ル袋に入れ、減容剤を塗布
してビニ−ル袋を密閉したものを、外部に放置したとき
と日の入らない室内に放置した場合とでは、ポリスチレ
ンの減容速度に1時間の差が出てくることが判明してい
る。このように減容剤の活性方法として、紫外線、太陽
熱、太陽光等の自然の持つ力を活性成分として利用する
ことが有効である。この方法を利用して発泡ポリスチレ
ンを減容しようとする場合は、ポリスチレン破砕機に紫
外線装置を設置し、あるいは密閉減容装置部分をアクリ
ル板、強化ガラス等を用いて密閉し、内部に外部からの
紫外線、太陽熱、太陽光が多く取り入れられるようにす
る。その場合、破砕装置自体がポリスチレンの活性装置
となる。
【0036】
【発明の実施の形態】特に好適な態様では、グルタル酸
ジメチル、アジピン酸ジメチル、および琥珀酸ジメチル
からなる二塩基酸のエステルの混合物、あるいは、この
混合物にd−リモネンを含有させた混合物を、密閉容器
に吹き込み、発泡ポリスチレン廃棄物の流れに吹きつけ
る。この発泡ポリスチレン廃棄物は、通常、飲食店の発
泡ポリスチレン製の皿や容器の残渣、あるいは食品や産
業物品の梱包材の残渣である。二塩基酸のエステルの混
合物が発泡ポリスチレンに吹くつけられると、発泡ポリ
スチレンはつぶれて容積が急激に減少する。その際に生
じた粘着性物質は、落とし込むか、あるいは好適にはポ
ンプ輸送することによって容器に入れ、ゴミ堆積場に送
るか(この場合、占有容積は大幅に低減している)、あ
るいは、再処理装置に送って、活性物質である二塩基酸
のエステルと、ポリスチレン重合体とを回収する。
【0037】第二の態様では、上掲の二塩基酸のエステ
ルの少なくとも1種をアルコールと組み合わせて、ポリ
スチレンに適用しやすくしてある。
【0038】第三の態様では、上掲の二塩基酸のエステ
ルの少なくとも1種に、化学物質であるp−メンタジエ
ン、d−リモネン、あるいはイソプレン化合物の1種を
濃度が50%以下となるまで加え、発泡ポリスチレン材
料に蒸気と液体の双方が作用するようにすると共に、紫
外線が照射されるようにしてある。この混合物は、密閉
容器内の発泡ポリスチレンに吹きつける。
【0039】第四の態様では、数種の複合テルペンを組
み合わせて即効性成分とし、二塩基酸のエステルを70
重量%以上の濃度で使用して、液相減容剤として作用さ
せ、混合物の引火点を高くして輸送性を向上させる。
【0040】次に、本発明に係る減容剤(以下「本減容
剤」という)を用いて減容処理したポリスチレン製品の
廃材から本減容剤を分離し、再生ポリスチレンを回収す
る方法について説明する。
【0041】本減容剤により減容化した発泡ポリスチレ
ンの廃材は、通常、本減容剤の重量比1に対しポリスチ
レン1〜5以上含んでいるため、高粘度のポリスチレン
ゲル状又はインゴット状になっている。ゲル状の場合は
これにエタノールを噴霧すると、本減容剤とポリスチレ
ンが分離し本減容剤を抽出できる。また、インゴット状
の場合はシュレッダー等で破砕し、本減容剤を塗布又は
加熱溶解した後、エタノールを噴霧すると共にエタノー
ルに浸けることにより本減容剤と分離させ、本減容剤を
抽出する。本減容剤が抽出されたポリスチレンを加熱溶
融(180℃〜230℃)すると粒子状となり、取り扱
いが簡単になる。また、残留する減容剤も分離でき、分
離後ペレタイザーにて再生ペレットとして回収して再生
することができる。
【0042】一方、抽出した本減容剤を含むエタノール
に、水又はエチレングリコールを分離剤として比重比に
より加えると、極性の違いによりエタノールは分離剤と
混合し、本減容剤は上層部に遊離する。遊離した本減容
剤は貯蔵器を経由して蒸留し、減容剤として再利用し、
水又はエチレングリコールの分離剤を含んだエタノール
も蒸留器にて再分離し、それぞれ再利用する。極性があ
るものとして水又はエチレングリコール等を使用して分
離再生し、ポリスチレンを固形化し、再生ビース等とし
て再利用する。また、分離剤として水を使用する場合に
は、ポリスチレンゲルと分離してから加熱処理する部分
と蒸留器が大掛かりになり、プラント建設に費用がかか
りすぎる欠点がある。また、再生工場より使用済の水を
排出すると環境汚染の原因となるので、この点において
も水を分離剤として使用するよりもエチレングリコール
を使用することが好ましい。
【0043】このようにポリスチレンと減容剤を比重分
離法により分離し、プラント内部で、減容剤、分離剤
(アルコール、水、エチレングリコール)、ポリスチレ
ン等をすべて再利用できる。
【0044】前記二塩基酸のエステル、即ちグルタル酸
ジメチル、アジピン酸ジメチル、琥珀酸ジメチル、d−
リモネンから成る混合物、あるいは、その1種に一定の
紫外線、太陽光を供給して活性化させて、発泡ポリスチ
レンの減容能力のスピ−ドを上げることが好ましい。
【0045】更に、グルタル酸ジメチル35%〜50
%、アジピン酸ジメチル10%〜20%、琥珀酸ジメチ
ル10%〜20%、d−リモネン1%〜10%の1種又
は2種以上を組み合わせて引火点を71℃以上に引き上
げ、安全性の高い発泡ポリスチレン減容剤とすることが
できる。
【0046】
【発明の効果】本発明は、二塩基酸のエステル、特に二
塩基酸の脂肪族エステルに属する一連の化学物質を単独
で、あるいは他の活性のポリスチレン減容剤とともに使
用することによって、発泡ポリスチレンの気泡を迅速に
破壊するもので、この方法を用いると、発泡ポリスチレ
ンを容易に圧縮することができ、再生が容易となる。こ
のように再生が容易となるのは、嵩が減って貯蔵しやく
すなり、処理も容易となって、また、再生に先立つ輸送
も経済的に行うことができるからである。この方法で
は、発泡ポリスチレンに液体を吹きつけるが、これらの
二塩基酸のエステルは、沸点が比較的高く、容易且つ安
全に輸送を行うことができる。
【0047】また、二塩基酸のエステル活性方法として
紫外線、太陽光、太陽熱等を利用することにより、減容
能力を向上させることができ、更に、グルタル酸ジメチ
ル35%〜50%、アジピン酸ジメチル10%〜20
%、琥珀酸ジメチル10%〜20%、d−リモネン1%
〜10%の1種又は2種以上を組み合わせることによ
り、引火点を上げて安全性を高めることができる効果が
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 25:00 105:04 (71)出願人 597031092 1701 NW Madrid Way, B oca Raton, FL. 33432, U.S.A. (72)発明者 ハ−ベイ カッツ アメリカ合衆国 フロリダ 33432, ボ カ レ イトン, スパニッシュ リバ− ロ−ド 1015 (72)発明者 ディック イアントスカ アメリカ合衆国 フロリダ 33462,ラン タナ, チャレンジャ− サ−クル 3732 (72)発明者 デビッド ウォシュバ−ン アメリカ合衆国 フロリダ 33407, ウ エスト パ−ム ビ−チ,エイ パイン ストリ−ト308 (72)発明者 ジェフリ− ディ− マ−シャル アメリカ合衆国 マサチュ−セッツ 01938, イプスウィッチ, ミッチェル ロ−ド 18

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二塩基酸のエステルから構成され、発泡
    ポリスチレンに液体として接触し、接触時にこの発泡ポ
    リスチレンの気泡膜を崩壊してゲル状物質を含む輸送可
    能な圧縮ポリスチレンを形成することを特徴とした発泡
    ポリスチレンの減容剤。
  2. 【請求項2】 前記二塩基酸のエステルが、グルタル酸
    ジメチル、アジピン酸ジメチル、及び、琥珀酸ジメチル
    の1種または2種以上の組み合わせであることを特徴と
    した請求項1に記載の発泡ポリスチレンの減容剤。
  3. 【請求項3】 主たる活性成分が、50重量%以上含有
    されるグルタル酸ジメチル、5〜40重量%の範囲で含
    有されるアジピン酸ジメチル、および、45〜10重量
    %の範囲で含有される琥珀酸ジメチルからなる混合物で
    あることを特徴とした請求項1または請求項2に記載の
    発泡ポリスチレンの減容剤。
  4. 【請求項4】 さらに、活性成分としてd−リモネンを
    含有することを特徴とした請求項3に記載の発泡ポリス
    チレンの減容剤。
  5. 【請求項5】 蒸気形成性の化学物質を25重量%以下
    の濃度で含有することを特徴とした請求項1乃至請求項
    4のいずれかに記載の発泡ポリスチレンの減容剤。
  6. 【請求項6】 前記蒸気形成性の化学物質が、セスキテ
    ルペン、ジテルペン、およびトリテルペンの少なくとも
    1種であることを特徴とした請求項5に記載の発泡ポリ
    スチレンの減容剤。
  7. 【請求項7】 アルコールを含有し、水との相溶性を有
    することを特徴とした請求項1乃至請求項6のいずれか
    に記載の発泡ポリスチレンの減容剤。
  8. 【請求項8】 発泡ポリスチレンの容積を減少させるに
    当たって、活性物質を液体として使用することにより、
    気泡膜を化学的に溶媒和させて発泡ポリスチレンを崩壊
    させ、減容させたポリスチレンを再生用に回収する方法
    であって、上記活性物質が、二塩基酸のエステルから構
    成された物質であることを特徴とした発泡ポリスチレン
    の減容方法。
  9. 【請求項9】 前記活性物質を発泡ポリスチレンに塗布
    又は散布した後、紫外線または太陽光線を供給して活性
    化させ、以て発泡ポリスチレンに対する減容能力を向上
    させることを特徴とした請求項8に記載の発泡ポリスチ
    レンの減容方法。
  10. 【請求項10】 前記二塩基酸のエステルを、グルタル
    酸ジメチル、アジピン酸ジメチル、琥珀酸ジメチル、グ
    ルタル酸ジエチル、アジピン酸ジエチル、および、琥珀
    酸ジエチルの1種または2種以上の組み合わせとするこ
    とにより引火点を上げることを特徴とした請求項8また
    は請求項9に記載の発泡ポリスチレンの減容方法。
  11. 【請求項11】 前記二塩基酸のエステルが、40重量
    %以上含有されるグルタル酸ジメチルと、アジピン酸ジ
    メチル、および、琥珀酸ジメチルからなる混合物である
    ことを特徴とした請求項8に記載の発泡ポリスチレンの
    減容方法。
  12. 【請求項12】 前記減容剤がd−リモネンを含有する
    ことを特徴とした請求項8乃至請求項11のいずれかに記
    載の発泡ポリスチレンの減容方法。
  13. 【請求項13】 ポリスチレンの膜が個々の気泡を画定
    している発泡ポリスチレンを埋め立てる際に、発泡ポリ
    スチレンを含む埋め立て物の層に、この層を覆ってしま
    う前に、液状の減容剤を散布して発泡ポリスチレンを減
    容する方法であり、分子量が200以下の二塩基酸のエ
    ステルを含有する混合物である減容剤を散布し、前記気
    泡膜を崩壊して発泡ポリスチレンをつぶして圧縮状態と
    することを特徴とした発泡ポリスチレンの減容方法。
  14. 【請求項14】 前記二塩基酸のエステルが、グルタル
    酸ジメチル、アジピン酸ジメチル、琥珀酸ジメチル、グ
    ルタル酸ジエチル、アジピン酸ジエチル、及び、琥珀酸
    ジエチルの1種または2種以上の組み合わせであること
    を特徴とした請求項13に記載の発泡ポリスチレンの減容
    方法。
  15. 【請求項15】 前記二塩基酸のエステルが、40重量
    %以上含有されるグルタル酸ジメチルと、アジピン酸ジ
    メチル、および、琥珀酸ジメチルからなる混合物である
    ことを特徴とした請求項13に記載の発泡ポリスチレンの
    減容方法。
  16. 【請求項16】 前記減容剤が、オクタノール、α−ピ
    ネン、ミルセン、リナロール、ジペンテンおよび酸素化
    テルペンよりなる群から選ばれる1種以上の化合物を、
    p−メンタジエン、d−リモネンおよび/またはα−ピ
    ネンと混合してなる混合物を25重量%以下の濃度で含
    有することを特徴とした請求項13乃至請求項15のいずれ
    かに記載の発泡ポリスチレンの減容方法。
  17. 【請求項17】 ポリスチレン減容剤として芳香族及び
    脂肪族の炭化水素混合物を利用し、前記炭化水素混合物
    と発泡ポリスチレンが接触したとき発生するガスに紫外
    線または太陽光を供給して前記炭化水素混合物を活性化
    させることを特徴とした発泡ポリスチレンの減容方法。
  18. 【請求項18】 請求項1乃至請求項7のいずれかに記
    載の減容剤を用いて減容したポリスチレンに、アルコー
    ルを噴霧し攪拌細分化して前記減容剤を抽出除去してポ
    リスチレンゲルとした後、該ポリスチレンゲルを加熱溶
    融して残留溶剤を分離除去することによりポリスチレン
    を回収してインゴット状又はペレット状にすることを特
    徴としたポリスチレンと減容剤の分離方法。
  19. 【請求項19】 攪拌細分化して抽出された減容剤を含
    むアルコールから、水又はエチレングリコールを使用し
    て比重分離法により減容剤とアルコールとを分離して回
    収し、また、前記ポリスチレンゲルから分離除去された
    残留溶剤から、水又はエチレングリコールを使用して比
    重分離法により減容剤とアルコールとを分離して回収す
    ることを特徴とした請求項18に記載のポリスチレンと減
    容剤の分離方法。
  20. 【請求項20】 請求項1乃至請求項8のいずれかに記
    載の減容剤を用いて発泡ポリスチレンを減容して得たゲ
    ル状物質に、アルコールを添加してポリスチレンゲルを
    抽出し、抽出したポリスチレンゲルを加熱してポリスチ
    レンゲルに含まれるアルコール及び減容剤を蒸発除去す
    ることを特徴としたポリスチレンと減容剤の分離方法。
  21. 【請求項21】 ポリスチレンゲルを抽出して残ったゲ
    ル状物質から、水又はエチレングリコールを使用して比
    重分離法によりアルコールと減容剤を分離して回収し、
    また、加熱して除去された減容剤を含むアルコールか
    ら、水又はエチレングリコールを使用して比重分離法に
    よりアルコールと減容剤を分離して回収することを特徴
    とした請求項20に記載のポリスチレンと減容剤の分離方
    法。
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