JPH09165116A - コンテナ用スタンド - Google Patents

コンテナ用スタンド

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Publication number
JPH09165116A
JPH09165116A JP32877095A JP32877095A JPH09165116A JP H09165116 A JPH09165116 A JP H09165116A JP 32877095 A JP32877095 A JP 32877095A JP 32877095 A JP32877095 A JP 32877095A JP H09165116 A JPH09165116 A JP H09165116A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
leg
rod
truck
rotation
Prior art date
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Pending
Application number
JP32877095A
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English (en)
Inventor
Yoshio Suzuki
淑雄 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAISHIYOO KK
Original Assignee
TAISHIYOO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by TAISHIYOO KK filed Critical TAISHIYOO KK
Priority to JP32877095A priority Critical patent/JPH09165116A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 トラックから下ろした水平姿勢からその前後
を上下方向に向けた起立姿勢に回転させた状態で、しか
もコンテナの幅に近い状態でコンテナを保管場所へ移
動、更にコンテナをトラック荷台から浮かす、荷台に下
ろすその上げ下げ操作を可能にする。 【解決手段】 垂直部と水平部とから略L字形に形成す
ると共に、垂直部の下端にキャスター1を備える一対の
支持脚部2と、水平部の端部を夫々軸支せしめて一対の
支持脚部を、コンテナBの前後方向に平面直線的に向け
た開脚状態からコンテナの側方に向けて回転閉脚する様
に開閉可能に連結する脚連結部材3と、この脚連結部材
に具備され、コンテナの両側面中央部位に着脱自在に取
り付けて該着脱部を支点にコンテナを回転可能に支持す
る回転支持機構4とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、コンテナ用スタン
ドに係り、詳しくはトラック等に載せられて田畑等の圃
場で刈り取り収穫された米、麦等の穀物を貯溜し、その
穀物を大型乾燥機や大型貯蔵タンク等の処理設備が設置
されているライスセンター等まで運搬した後に、前記処
理設備に排出移送するコンテナを、トラックに載せた
り、トラックから下ろすこれらの積み下ろし、そして穀
物の収穫が終了した後のオフシーズン時にはコンテナを
保管するために利用されるスタンドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から知られているこの種のコンテナ
用スタンドは、4組からなるキャスター付き支持脚をコ
ンテナの四隅コーナー又はその近くに取り付けて該コン
テナをトラックの荷台高さに四点支持にて支持せしめ、
トラックに載せたり、トラックから下ろす積み下ろしを
行い。その四点支持の状態で保管するようになってい
る。然るに、トラックに載せたり、トラックから下ろす
際の水平姿勢(積み下ろし姿勢)の状態のままでコンテ
ナを保管するようになっている。ちなみに、スタンドで
荷台から浮かした高さに支持したコンテナをトラックに
対して積み下ろす場合にはコンテナの下にトラックの荷
台を移動、そしてコンテナの下から荷台を移動させる
か、或いはコンテナ自体をキャスターにより走行させて
荷台上まで移動、そして荷台上から移動されるかのいず
れかの方法により行われる。そして、スタンドはコンテ
ナをトラックに載せた後にはコンテナから取り外され、
下ろす際に再度取り付けられるものである。コンテナを
トラックから下ろす際にスタンドをコンテナに取付セッ
トする場合には図8に例示した様にコンテナBの底部に
備えられている持ち上げ機構43によりコンテナBを荷台
C-1 から浮かした状態に保持させておいて行うものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コンテナは
その平面形状(大きさ)が搭載するトラックの荷台より
も二回り程小さめで前後方向に長い略矩形状を呈するこ
とから、上記したようにトラックから下ろしたままの水
平姿勢で保管するためにはコンテナの大きさに相当する
保管スペースが必要となる。そして、トラックから下ろ
して保管場所へと移動する際にはコンテナの大きさに相
当する移動スペースが必要になることから、その移動、
保管時における取扱性に問題があった。
【0004】本発明はこの様な従来事情に鑑みてなされ
たもので、その目的とする処は、トラックから下ろした
水平姿勢からその前後方向を上下方向に向けた起立姿勢
に回転させた状態で、しかもコンテナの幅に近い状態で
コンテナを保管場所へ移動、そして保管し得る様に、更
にコンテナをトラック荷台から浮かす、荷台に下ろすそ
の上げ下げ操作を可能にしたコンテナ用スタンドを提供
することである。
【0005】
【課題を達成するための手段】課題を達成するために本
発明は、垂直部と水平部とから略L字形に形成すると共
に、垂直部の下端にキャスターを備える一対の支持脚部
と、前記水平部の端部を夫々軸支せしめて一対の支持脚
部を、コンテナの前後方向に平面直線的に向けた開脚状
態からコンテナの側方に向けて回転閉脚する様に開閉可
能に連結する脚連結部材と、この脚連結部材に具備さ
れ、コンテナの両側面中央部位に着脱自在に取り付けて
該着脱部を支点にコンテナを回転可能に支持する回転支
持機構とからなり、前記回転支持機構は平板状に形成し
た前記脚連結部材の上面に回転自在に具備され、コンテ
ナ取付具を固着備える回転部材、この回転部材のコンテ
ナ取付具と前記脚連結部材との双方に具備されて回転部
材の回転範囲を規制する回転規制部から構成したことで
ある。斯る技術的手段によれば、コンテナがトラックに
搭載された状態において、脚連結部材に具備されている
回転支持機構の回転部材のコンテナ取付具をコンテナの
両側面に対して取り付けてその両側面に左右のスタンド
をセットする場合には一対の支持脚部を、脚連結部材と
の軸着部を支点にトラックの荷台から離れるその側方に
向けて回転させた閉脚状態とする。即ち、一対の支持脚
部、特に垂直部がトラックの荷台に当たらない様に該荷
台から離した閉脚状態でコンテナ取付具をコンテナの両
側面に取り付けて、左右のスタンドをコンテナの両側面
に取付セットする。この場合、従来と同様にコンテナに
備えられている落ち上げ機構によりコンテナを荷台から
浮かした状態に持ち上げておいて左右のスタンドをコン
テナの両側面に取付セットすることで、コンテナをトラ
ックから下ろせる体制となり、トラック又はコンテナ自
体を移動させて下ろす。そして、下ろした水平姿勢のコ
ンテナを回転支持機構の回転規制部により規制される回
転位置まで回転させると、コンテナはその前後を上下方
向に向けた起立姿勢まで回転し、移動、保管し得る状態
となる。コンテナをトラックから下ろして保管場所へと
移動する際、又は保管場所へと移動した後に一対の支持
脚部を、その水平部がコンテナの前後方向に平面直線的
になる様に回転させることで、左右のスタンドをコンテ
ナの幅に近い状態までコンテナに接近させた開脚状態と
なる。それにより、コンテナを回転起立させた姿勢で尚
且つその幅範囲で保管場所へと移動、保管することがで
きる。一方、トラックに載せる場合にはコンテナを水平
姿勢に回転戻すと共に、一対の支持脚部を上記した様に
回転閉脚せしめることで、コンテナを荷台上に載せるこ
とができる。その後、回転支持機構の回転部材のコンテ
ナ取付具をコンテナから外す。
【0006】又、垂直部と水平部とから略逆L字形に形
成すると共に、垂直部の下端にキャスターを備える一対
の支持脚部と、前記水平部の解放端部を軸着せしめて一
対の支持脚部を、コンテナの前後方向に平面直線的に向
けた開脚状態からコンテナの側方に向けて回転閉脚する
様に開閉可能に連結する脚連結部材と、この脚連結部材
に具備され、コンテナの支持高さを適宜可変する昇降機
構と、この昇降機構に具備され、コンテナの両側面中央
部位に着脱自在に取り付けて該着脱部を支点にコンテナ
を回転可能に支持する回転支持機構とからなり、前記昇
降機構は脚連結部材に垂直に固着備える下部杆と、この
下部杆に対して上下に伸縮可能に連結する上部杆と、該
下部杆の内部に同軸状に配設したナット部材と、上部杆
の内部に配設した軸受け部材と、この軸受け部材から上
端を貫通突出させた状態で且つ該軸受け部材に軸方向不
動に止着せしめると共に前記ナット部材に亘り螺合連結
せしめた螺杆部材と、この螺杆部材の前記上端部に具備
するハンドルとから構成し、前記回転支持機構は脚連結
部材に回転自在に具備され、コンテナ取付具を固着備え
る回転部材、前記脚連結部材とコンテナ取付具との双方
に具備されて回転部材の回転範囲を規制する回転規制部
から構成したことである。斯る技術的手段によれば、上
記した請求項1の如く、一対の支持脚部を、脚連結部材
との軸着部を支点にトラックの荷台から離れるその側方
に向けて回転させた閉脚状態とし、そして昇降機構のハ
ンドルを回してその上部杆に具備されている回転支持機
構がコンテナに対する取り付け位置高さになるように上
下に移動させ、回転支持機構の高さがコンテナの前記取
り付け位置高さになったところで回転支持機構の回転部
材のコンテナ取付具をコンテナに取り付けて、左右のス
タンドをコンテナの両側面に取付セットする。スタンド
をセットした後にハンドルを回して上部杆を上昇させこ
とで、コンテナをトラックの荷台上に浮かして該荷台か
ら下ろせる体制となり、トラック又はコンテナ自体を移
動させて下ろす。そして、上記した請求項1の如く、コ
ンテナを回転させてその前後を上下方向に向けた起立姿
勢とすると共に、一対の支持脚部を回転させて左右のス
タンドをコンテナの幅に近い状態までコンテナに接近さ
せた開脚状態として、移動、そして保管し得る状態にす
る。一方、トラックに載せる場合には上記した請求項1
の如く、コンテナを水平姿勢に回転戻し、一対の支持脚
部を閉脚状態に回転させてコンテナを荷台上方に浮かし
た状態で位置させ、ハンドルを回して昇降機構の上部杆
を下降させることでコンテナを荷台上に載せることがで
きる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の具体例を図面に基
づいて説明する。図1乃至図10は請求項1に係るスタン
ドAの実施例を示し、コンテナBの両側面中央部位の機
枠40の縦杆41に、左右のスタンドAの後述する回転支持
機構4を着脱自在に取り付けて、コンテナBをトラック
Cに載せたり、トラックCから下ろすこれらの積み下ろ
し、そして穀物の収穫が終了した後のオフシーズン時に
は回転支持機構4により回転させてその前後方向を上下
方向に向けた起立姿勢で尚且つ左右のスタンドAをコン
テナBの幅に近い状態まで接近させた開脚状態にてコン
テナBを移動したり、保管し得るようにしてなる。
【0008】コンテナBは周囲四辺並びに底側が機枠40
で枠組み構設された上部解放の平面略矩形状を呈し、そ
の前後長手方向の両側壁を底部中央に向けてホッパー状
に傾斜させると共に、前後に亘るその底部中央に不図示
のモータ動力により駆動せしめる穀物送出し機構を具備
し、且つその送出し機構の終端部の排出口42に連通させ
て不図示の移送ホースを接続する排出部42を具備してな
る周知に構造を成す。尚、コンテナBは上記した構成部
分をホッパー部B-1 と称し、このホッパー部B-1 の上部
開口四辺縁上には前後両側の4枚の壁パネルからなるタ
ンク部B-2 が取り付けられており、このタンク部B-2 は
保管時にホッパー部B-1 から取り外されるようになって
いる。又、ホッパー部B-1 の底部両側にはトラックCに
対して積み降ろしする際に使用する持ち上げ機構43が具
備されており、スタンドAをコンテナBに取り付ける時
にコンテナBを荷台C-1 から浮かす様に持ち上げ、そし
て、スタンドAをコンテナBから取り外した後にその持
ち上げ状態から荷台C-1にコンテナBを下ろしたりする
ようになっている(図8参照)。
【0009】スタンドAは、コンテナBを両側面を昇降
且つ回転可能に支持する左右一対のものからなるもの
で、キャスター1を備える一対の支持脚部2と、この支
持脚部2の後述する水平部2-2 の解放端部を夫々軸支せ
しめて一対の支持脚部2を、コンテナBの前後方向に平
面直線的に向けた開脚状態からコンテナBの側方に向け
て回転閉脚する様に開閉可能に連結する脚連結部材3
と、この脚連結部材3に具備され、コンテナBの両側面
中央部位に着脱自在に取り付けて該着脱部を支点にコン
テナを回転可能に支持する回転支持機構4とからなり、
回転支持機構4によりコンテナBをその両側面中央部位
において適宜の回転範囲で回転可能に支持する様に構成
してなる。
【0010】支持脚部2は、適宜の長さに形成した角パ
イプ等からなる垂直部2-1 と水平部2-2 とから略逆L字
形に連結形成する。そして、垂直部2-1 は縦方向に適宜
の間隔をおいて複数開口するピン挿通口5に対するピン
6の差し替えによりその高さ(長さ)を可変し得るよう
に下部杆2-11と上部杆2-12とから伸縮自在に形成すると
共に、下部杆2-11の下端にキャスター1を取り付けて、
トラックCへの積み降ろし、保管等時にコンテナBを走
行移動し得るようにしてなる。一方、水平部2-2 の解放
端部にはピン軸支部7を設けて、脚連結部材3にピン8
止めにて連結するようにしてなる。
【0011】脚連結部材3は、適宜の大きさで平面略矩
形状を呈する平板状に形成され、その長手方向両側の裏
面に支持脚部2の水平部2-2 のピン軸支部7をピン8止
めにて軸着せしめて、支持脚部2を図10に実線にて示し
た開脚状態から二点鎖線にて示した閉脚状態に、そして
閉脚状態から開脚状態に回転し得る様に一対の支持脚部
2を開脚、閉脚自在に連結するものである。そして、一
対の支持脚部2の水平部2-2 を軸着するその軸着部周辺
の裏面には一対の支持脚部2の開脚状態と閉脚状態との
開閉位置を規制する規制部9,10を夫々の位置に突出備
えて、一対の支持脚部2を開脚方向、そして閉脚方向へ
と回転させた際に水平部2-2 が掛止受け止められる様に
してある。
【0012】図中11は支持脚部2を開脚状態、そして閉
脚状態にノック保持する脚保持機構であり、支持脚部2
の水平部2-2 に備えたノックピン12を、脚連結部材3に
開口した夫々の掛止孔13,14に係脱自在に挿入掛止する
ように構設してなる。ノックピン12は水平部2-2 に取り
付けたブラケット15に、水平部2-2 を上下方向に貫通せ
しめた状態で尚且つバネ材16により上方に弾発せしめた
状態で装着せしめて、支持脚部2を開脚状態、そして閉
脚状態まで回転させた時に前記夫々の掛止孔13,14に対
してバネ材16の弾発力により挿入掛止する様にしてな
る。図中17は前記ブラケット15に設けた掛止凹欠部であ
り、支持脚部2を開脚方向、そして閉脚方向へと回転さ
せる時に掛止孔13,14から抜いたノックピン12を掛止保
持させておける様にしてある(図4の左側の状態)。
【0013】回転支持機構4は、コンテナBをトラック
Cに載せたり、トラックCから下ろす際にコンテナBを
水平姿勢に、そして保管する際にはコンテナBを起立姿
勢に回転支持する役目を成すもので、脚連結部材3の長
手方向中央部に回転自在に回転部材4-1 を具備すると共
に、その端部にコンテナ取付具4-2 を固着備える。そし
て、回転部材4-1 の脚連結部材3に対する軸支基端に回
転規制部4-3 を備える。尚、この回転規制部4-3 は左右
スタンドAの少なくともいずれか一方の脚連結部材3に
対する回転部材4-1 の軸支基端に備えれば良い。
【0014】回転部材4-1 は、丸パイプや棒材等から所
定の長さに形成して、脚連結部材3の上面に、その短手
方向に対向させて設けた両支持部18間に溶接等により固
着備えた支持パイプ19に貫通状に挿設せしめて脚連結部
材3に回転可能に具備し、その一端部にコンテナ取付具
4-2 を固着備える。又、回転部材4-1 の他端には抜き差
し自在にピン(通称Rピンと称されている)20が取り付
けられる様になっており、回転部材4-1 を両支持部19間
の支持パイプ19に貫通挿設せしめると共に、支持部18か
ら突出させた端部にピン20を取り付けることで、回転部
材4-1 を脚連結部材3に回転可能に具備する。即ち、コ
ンテナ取付具4-2 を固着備える回転部材4-1 を脚連結部
材3から適宜取り外すことができるようにしてなる。
【0015】コンテナ取付具4-2 は、ピン21止めにてコ
ンテナBの長手方向両側面中央部位に存在する機枠40の
角形縦杆41に着脱自在に取り付けるもので、縦杆41を三
面から挟持し得る断面略コの字形を呈する型材を用いて
所定の長さに形成し、その長さ方向両側部位の解放する
両辺にピン挿通孔22を開口して、このピン挿通孔22の開
口間隔にて前記縦杆41の高さ方向中央部位に貫通開口し
たピン固定孔23とに亘りピン21を挿通せしめて縦杆41の
取り付けるようにしてなる(図7参照)。尚、縦杆41に
対するピン固定孔23の開口位置はコンテナ取付具4-2 を
取り付けた状態において、回転部材4-1 がコンテナB側
面の高さ方向中央に位置するように予め当該位置を設定
した上で開口して、左右のスタンドAでコンテナBをバ
ランスが取れた状態で回転可能に支持し得るようにす
る。
【0016】回転規制部4-3 は、コンテナBを水平姿勢
と起立姿勢とのいずれかの姿勢になるように回転させる
際にその回転方向性と回転範囲(回転角度)を規制する
役目を成すもので、上記した支持部18の円周部縁に側方
(外方)に向けて折り曲げた折曲縁部に回転部材4-1 の
軸心を基点として略90゜の角度範囲にて切欠部4-30を形
成して、コンテナ取付具4-2 側に前記切欠部4-30内に内
在する突出高さで固着備えた断面略U字形の支持具24が
切欠部4-30の両切欠縁4-31への衝突係止によりコンテナ
Bを支持する回転部材4-1 の回転方向性とそん回転範囲
を規制するようにしてなる。そして、この回転規制部4-
3 によりコンテナBの回転が規制された時点でコンテナ
Bを当該回転位置に保持する回り止め機構4-4 を上記し
た支持部18とコンテナ取付具4-2 との双方に具備する。
【0017】回り止め機構4-4 は、コンテナBを水平姿
勢又は起立姿勢まで回転させた時点で、コンテナBが該
水平姿勢又は起立姿勢から不用意に回転しないように回
転部材4-1 の動き(回転)をノック保持する役目を成す
もので、コンテナ取付具4-2側に取り付けた支持具24に
ノックレバー4-41を備える一方、このノックレバー4-41
が進入掛止する切欠凹部4-42,4-43を支持部18の円周部
縁2カ所に設ける。
【0018】ノックレバー4-41は、コンテナ取付具4-3
側に取り付けた支持具24に回転可能に軸支され、バネ材
25により支持部18円周の切欠凹部4-42,4-43に進入掛止
する方向に常時付勢せしめておいて、切欠凹部4-42又は
4-43がコンテナBの回転(回転部材4-1 の回転)に伴い
回転移動せしめてきた時点で切欠凹部4-42又は4-43に対
して自動的に進入掛止するようにしてなる。
【0019】切欠凹部4-42,4-43は、コンテナBの水平
姿勢用と起立姿勢用とがあり、回転部材4-1 の軸心を基
点とする略90゜の角度範囲の間隔にて支持部18の円周部
縁に夫々設けて、コンテナBが水平姿勢から起立姿勢、
そして起立姿勢から水平姿勢まで回転された時点でノッ
クレバー4-41が嵌入掛止せしめて、コンテナBを水平姿
勢又は起立姿勢状態に保持するようになっている。
【0020】次に、以上の如く構成した本発明スタンド
Aの使用例を説明すると、コンテナBがトラックCに搭
載された状態において、コンテナBの両側面に対して左
右のスタンドAを取付セットしてコンテナBをトラック
Cから下ろす場合はまず始めに左右のスタンドAの支持
脚部2を、脚連結部材3との軸着部を支点にトラックC
の荷台C-1 から離れるその側方に向けて回転させた閉脚
状態とする(図8乃至図9の状態)。そして、コンテナ
B底部の落ち上げ機構43によりコンテナCを荷台C-1 か
ら浮かす様に持ち上げ、該コンテナB側面の機枠40縦杆
41のピン固定孔23に対して左右スタンドAのコンテナ取
付具4-2 のピン挿通孔22が位置する高さまでスタンドA
の支持脚部2の垂直部2-1 の長さを伸縮可変せしめると
共に、コンテナ取付具4-2 を縦杆41にピン21止めせしめ
て左右のスタンドAをコンテナBの両側面に夫々セット
する。然る後、持ち上げ機構43によるコンテナBの持ち
上げ支持状態を解除せしめて、トラックCの荷台C-1 か
ら浮かした状態でコンテナBを左右のスタンドAに支持
させてコンテナBをトラックCから下ろせる体制とする
(図8の状態)。この時、回転部材4-1 は回り止め機構
4-4 によりコンテナBを水平姿勢に保持する位置にノッ
ク保持されていることから、左右のスタンドAに支持さ
れてトラックCから下ろされたコンテナBが水平姿勢か
ら不用意に回転することはない。そして、下ろしたコン
テナBを移動、保管する場合には回り止め機構4-4 のノ
ックレバー4-41の切欠凹部4-42に対する掛止状態を解除
せしめた後にコンテナBを回転規制部4-3 により規制さ
れる回転位置まで回転させることで、コンテナBは前記
水平姿勢からその前後を上下方向に向けた起立姿勢とな
る(図10の状態)。この時、回り止め機構4-4 のノック
レバー4-41は切欠凹部4-43に対して嵌合掛止せしめてコ
ンテナBの起立姿勢をノック保持する。そして、トラッ
クCから下ろしたコンテナBを保管場所へと移動する又
は保管場所へと移動した後に脚保持機構11の掛止孔14に
対するノックピン12の掛止状態を解除せしめて左右スタ
ンドAの支持脚部2を、その水平部2-2 が脚連結部材3
の規制部10に衝突掛止する開脚方向に回転させること
で、左右のスタンドAはその支持脚部2をコンテナBの
幅に近い平面直線状にコンテナBに接近した開脚状態と
なる。この開脚状態において、脚保持機構11のノックピ
ン12は掛止孔13側にバネ材16の弾発力により挿入掛止せ
しめて支持脚部2の前記開脚状態を保持する。一方、ト
ラックCに載せる場合には回り止め機構4-4 のノックレ
バー4-1 の切欠凹部6-3 に対する掛止状態を解除せしめ
た後にコンテナBを回転させて保管時の起立姿勢から水
平姿勢に戻すると共に、左右スタンドAの支持脚部2を
上記した閉脚状態にしてコンテナBを荷台C-1 上方に位
置させる。そして、コンテナB底部の持ち上げ機構43に
よりコンテナBを支持させた後、コンテナB側面の機枠
40の縦杆41からコンテナ取付具4-2 を外して左右のスタ
ンドAをコンテナBから外し、持ち上げ機構43によりコ
ンテナBを荷台C-1 上に下ろすことで、コンテナBをト
ラックCに載せることができる(図8の二点鎖線の状
態)。
【0021】図11乃至図15は請求項2に斯る本発明スタ
ンドA-1 の実施例を示し、斯る実施例は上記したスタン
ドAにおいて、回転支持機構4を脚連結部材3に対して
昇降機構25を介して具備せしめて、回転支持機構4によ
り左右のスタンドA-1 に回転可能に支持されるコンテナ
BをトラックCの荷台C-1 から浮かす様に持ち上げ、そ
して同荷台C-1 の下ろすこれらコンテナBの上げ下げ操
作を昇降機構26により行い得る様に構成したものであ
る。換言すれば、コンテナBの底部に上記した実施例詳
述の如く持ち上げ機構43を具備せずにコンテナBを積み
降ろしする際のコンテナBの上げ下げ操作を昇降機構26
により行い得る様に構成したものである。従って、斯る
実施例においては上記した実施例の如く、スタンドAの
支持脚部2の垂直部2-1 を伸縮自在に構成せずに、該垂
直部2-1 を1本の角パイプ等から形成する。尚、斯る実
施例においては回転支持機構4を脚連結部材3に対して
昇降機構25を介して具備せしめる様に構成した以外の構
成においては上記した実施例詳述と基本的に同じことか
ら同じ構成部分に同じ符号を用いることでその説明は省
略する。
【0022】昇降機構26は、回転支持機構4を脚連結部
材3に対して上下可変可能に支持する。即ち、コンテナ
BをトラックCから下ろす際に該コンテナBを荷台から
浮かすように回転支持機構4を上昇させたり、コンテナ
BをトラックCに載せる際にはその荷台C-1 高さまで戻
すように回転支持機構4を下降させるもので、脚連結部
材3に垂直に固着備える下部杆26-1、回転支持機構4を
具備せしめて下部杆25-1に対して上下に伸縮可能に連結
する上部杆26-2、下部杆26-1の内部に同軸状に配設した
ナット部材26-3、上部杆26-2の内部に配設した軸受け部
材26-4、そしてこの軸受け部材26-4から上端を貫通突出
させた状態で且つ該軸受け部材26-4に軸方向不動に止着
せしめると共に前記ナット部材26-3に亘り螺合連結せし
めた螺杆部材26-5、この螺杆部材26-5の前記上端部に具
備するハンドル26-6とからなり、このハンドル26-6の正
逆回転操作により螺杆部材26-5を上下に進退移動させる
ことで、螺杆部材26-5に軸受け部材26-4及び掛止リング
27を介して支持させた上部杆26-2が下部杆26-1に対して
上下に伸縮移動せしめて上記したように回転支持機構4
の高さが可変するように構成してなる。
【0023】下部杆26-1と上部杆26-2は太さを異にする
角パイプ等から夫々適宜の長さに形成して、伸縮自在に
連結してなる。図では上部杆26-5を下部杆25-1よりも太
く且つ長く形成して、上部杆26-2を下部杆26-1に被嵌状
に嵌挿せしめて伸縮自在に連結してなる。そして、下部
杆26-1を脚連結部材3の長手方向中央に図示の如く垂直
に固着する一方で、上部杆26-2には回転支持機構4を具
備する。回転支持機構4の回転部材4-1 は上部杆26-2に
側方に向けて平行に取り付けた両支持部28間に溶接等に
より固着備えた支持パイプ29に貫通状に挿設せしめて上
部杆26-2に回転可能に具備する。
【0024】ハンドル26-6は、略L字形を成し、その一
端に上部杆26-2上端の軸受け部材26-4から突出する螺杆
部材26-5の上端部に取り付ける取付具30を備え、この取
付具30を螺杆部材26-5にピン31止めにて回転不動に取り
付けて螺杆部材26-5を正転又は逆転方向に回転操作する
ようにしてなる。尚、このハンドル26-6は図15に例示し
たように、取付具30の内形を四角や六角等の角形に形成
する一方、螺杆部材26-5の上端部の外形を同じくに角形
に形成して当該部にハンドル取付具32を設けて、螺杆部
材26-5に対して着脱可能にする良い。斯様の如く、ハン
ドル26-6を螺杆部材26-5に対して着脱可能にすること
で、左右のスタンドA-1 の回転支持機構4の高さ調節を
併用して使用できる効果が得られる。
【0025】次に、以上の如く構成した本発明スタンド
A-1 の使用例を説明すると、コンテナBがトラックCに
搭載された状態において、上記した実施例詳述の如く、
左右のスタンドA-1 の支持脚部2を閉脚状態にした後
に、ハンドル26-6を回して上部杆26-2を下部杆26-1に対
して上下に伸縮移動させて、回転部材4-1 のコンテナ取
付具4-2 のピン挿通孔22がコンテナB側面の機枠40縦杆
41のピン固定孔23に位置する高さまでコンテナ取付具4-
2 の高さを可変せしめると共に、コンテナ取付具4-2 を
縦杆41にピン21止めせしめて左右のスタンドA-1 をコン
テナBの両側面に夫々セットする。然る後、ハンドル26
-6を回して上部杆26-2を上昇させることで、コンテナB
は上部杆26-2の上昇に伴い徐々に持上げられてトラック
Cの荷台から離れ、コンテナBをトラックCから下ろす
ことができる体制となる(図14の状態)。以後は上記し
た実施例詳述の如く、トラックCから下ろしたコンテナ
Bを起立姿勢、そして左右スタンドA-1 の支持脚部2を
開脚状態にして、コンテナBを移動、保管する。一方、
トラックCに載せる場合にはコンテナBを保管時の起立
姿勢から水平姿勢に戻すると共に、左右スタンドA-1 の
支持脚部2を閉脚状態にしてコンテナBを荷台上方に位
置させた後に、ハンドル26-6を回して上部杆26-2を下降
させてコンテナBを荷台C-1 上に下ろすことで、コンテ
ナBをトラックCに載せることができる。その後、コン
テナB側面の機枠40の縦杆41からコンテナ取付具4-2 を
外して左右のスタンドA-1 をコンテナBから外す。
【0026】
【発明の効果】本発明のコンテナ用スタンドは叙上の如
く構成してなるから、下記の作用効果を奏する。 .請求項1によれば、トラックから下ろした水平姿勢
からその前後方向を上下方向に向けた起立姿勢に回転さ
せた状態で尚且つ一対の支持脚部をコンテナの幅に近付
けた状態でコンテナを支持させて移動、そして保管する
ことができる。
【0027】.請求項2によれば、一対の支持脚部を
連結する脚連結部材に備えた昇降機構のハンドルを回す
ことで、該昇降機構の上部杆を下部杆に対して上下伸縮
させてコンテナを回転可能に支持する回転支持機構の高
さを可変することができることから、従来のようにコン
テナ側に持上げ機構を具備する必要なく、回転可能に支
持するコンテナの高さを自由に変えることができる。よ
って、上記したの様にトラックから下ろした水平姿勢
からその前後方向を上下方向に向けた起立姿勢に回転さ
せた状態でコンテナを移動、そして保管し得る目的効果
に加えてコンテナをトラックに載せたり、トラックから
下ろす際のコンテナの上げ下げ操作性が大変簡便とな
る。又、コンテナに持ち上げ機構を備える必要がないこ
とから、コンテナのコスト削減も期待できる。
【0028】従って、本発明のスタンドによれば、トラ
ックから下ろした水平姿勢からその前後方向を上下方向
に向けた起立姿勢に回転させた状態で、しかもコンテナ
の幅に近い状態でコンテナを保管場所へ移動、そして保
管し得ることから、移動性と保管時のスペースの大幅な
削減を図り得る。更にコンテナをトラックの荷台から浮
かす、荷台に下ろすその上げ下げ操作を簡単且つ迅速に
行うことができることから、従来に比べて取扱性が著し
く向上し得る等の数々の効果と期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一部の長さを省略して示した請求項1に係る
本発明スタンドの正面図
【図2】 一部の長さを省略して示した縦断拡大図
【図3】 一部を省略して示した同拡大底面図
【図4】 図2のIV−IV線断面図
【図5】 図2のV−V線拡大断面図
【図6】 図5のVI−VI線拡大断面図
【図7】 スタンドのコンテナに対する取付直前を示し
た要部の斜視図
【図8】 コンテナをトラックに対して積み降ろしして
いる状態の正面図
【図9】 同平面図
【図10】 コンテナを水平姿勢から起立姿勢に回転させ
た状態の平面図
【図11】 一部を切欠して示した請求項2に係る本発明
スタンドの正面図
【図12】 図11の XII−XII 線拡大断面図
【図13】 一部を省略、断面して示した要部の斜視図
【図14】 コンテナをトラックに対して積み降ろしして
いる状態の正面図
【図15】 ハンドルを螺杆部材に対して着脱可能にした
他の実施例の分解斜視図
【符号の説明】
A,A-1 …スタンド 1…キャス
ター 2…支持脚部 2-1 …垂直部 2-2 …水平部 3…脚連結部材 4…回転支持機構 4-1 …回転部材 4-2 …コンテナ取付具 4-3 …回転規制部 4-4 …回り止め機構 11…脚保持機構 26…昇降機構 26-1…下部杆 26-2…上部杆 26-3…ナット部材 26-4…軸受け部材 26-5…螺杆部材 26-6…ハンドル B…コンテナ C…トラック C-1 …荷台

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直部と水平部とから略逆L字形に形成
    すると共に、その垂直部の下端にキャスターを備える一
    対の支持脚部と、前記水平部の解放端部を軸着せしめて
    一対の支持脚部を、コンテナの前後方向に平面直線的に
    向けた開脚状態からコンテナの側方に向けて回転閉脚す
    る様に開閉可能に連結する脚連結部材と、この脚連結部
    材に具備され、コンテナの両側面中央部位に着脱自在に
    取り付けて該着脱部を支点にコンテナを回転可能に支持
    する回転支持機構とからなり、前記回転支持機構は脚連
    結部材に回転自在に具備され、コンテナ取付具を固着備
    える回転部材、この回転部材のコンテナ取付具と前記脚
    連結部材との双方に具備されて回転部材の回転範囲を規
    制する回転規制部からなることを特徴とするコンテナ用
    スタンド。
  2. 【請求項2】 垂直部と水平部とから略逆L字形に形成
    すると共に、垂直部の下端にキャスターを備える一対の
    支持脚部と、前記水平部の解放端部を軸着せしめて一対
    の支持脚部を、コンテナの前後方向に平面直線的に向け
    た開脚状態からコンテナの側方に向けて回転閉脚する様
    に開閉可能に連結する脚連結部材と、この脚連結部材に
    具備され、コンテナの支持高さを適宜可変する昇降機構
    と、この昇降機構に具備され、コンテナの両側面中央部
    位に着脱自在に取り付けて該着脱部を支点にコンテナを
    回転可能に支持する回転支持機構とからなり、前記昇降
    機構は脚連結部材に垂直に固着備える下部杆、この下部
    杆に対して上下に伸縮可能に連結する上部杆、該下部杆
    の内部に同軸状に配設したナット部材と、上部杆の内部
    に配設した軸受け部材と、この軸受け部材から上端を貫
    通突出させた状態で且つ該軸受け部材に軸方向不動に止
    着せしめると共に前記ナット部材に亘り螺合連結せしめ
    た螺杆部材と、この螺杆部材の前記上端部に具備するハ
    ンドルとからなり、前記回転支持機構は脚連結部材に回
    転自在に具備され、コンテナ取付具を固着備える回転部
    材、前記脚連結部材とコンテナ取付具との双方に具備さ
    れて回転部材の回転範囲を規制する回転規制部からなる
    ことを特徴とするコンテナ用スタンド。
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