JPH09164670A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JPH09164670A
JPH09164670A JP34799495A JP34799495A JPH09164670A JP H09164670 A JPH09164670 A JP H09164670A JP 34799495 A JP34799495 A JP 34799495A JP 34799495 A JP34799495 A JP 34799495A JP H09164670 A JPH09164670 A JP H09164670A
Authority
JP
Japan
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ink
heating
hot melt
melt ink
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP34799495A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Kanemoto
成一 金本
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
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Priority to US08/755,362 priority patent/US5992991A/en
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Priority to DE69610399T priority patent/DE69610399T2/de
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホットメルトインクが、印刷可能な温度に達
するまでの時間を短縮する。 【解決手段】 インクタンク50の底面には、ヒータ7
0が取り付けられている。ヒータ70を構成するベース
材71の上面には、DC電源82に接続されたDC発熱
体72が形成されており、ベース材71の下面には、プ
リンタ1に供給されるAC電源84に接続されたAC発
熱体76が形成されている。最初は、AC電源84をA
C発熱体76へ供給して、その大きな発熱量により短時
間でインクを溶融させて印刷可能な温度に加熱し、その
後はAC電源84に切り替えてDC発熱体72の発熱に
よりインクの印刷可能な温度を保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱溶融されたホ
ットメルトインクを記録ヘッドのノズルから被印刷媒体
に吐出して印刷を行うホットメルト型のインクジェット
プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】上記インクジェットプリンタ(以下、プ
リンタと略称する)に用いられる記録ヘッドの一例を図
8に示す。図8(a)は、記録ヘッドの内部構造を示す
平面説明図であり、同図(b)は、記録ヘッドの内部構
造を示す正面説明図である。記録ヘッド90には、いわ
ゆる圧電型のインクジェットヘッドが用いられており、
この記録ヘッド90には、記録ヘッド90へ加熱溶融さ
れたホットメルトインク(以下、インクと略称する)を
供給するインクタンク91が備えられている。このイン
クタンク91には、インクを蓄える主室92と、記録ヘ
ッド90を循環したインクを蓄える副室93とが形成さ
れている。
【0003】副室93内には、ヘッド90を循環したイ
ンクを副室93へ流入させるための第1の流入口94が
設けられており、この第1の流入口94は、通常は板バ
ネ97により付勢された第1の弁95により閉塞されて
いる。また、副室93内には、副室93のインクを主室
92へ流出させるための第1の流出口101が設けられ
ており、この第1の流出口101は、通常は開放されて
おり、板バネで形成された第2の弁102により閉塞可
能となっている。
【0004】第1の弁95には、第1のレバー98が、
第2の弁102には、第2のレバー103がそれぞれ取
付けられており、第1のレバー98を押し下げ操作する
と、第1の流入口94が開放され、第2のレバー103
を押し下げ操作すると、第1の流出口101が閉塞され
る。また、この第1の流出口101と主室92は、連通
路100によって連通している。
【0005】また、副室93は、常に大気に開放されて
おり、主室92には、インクを循環させるための空気を
送り込むポンプ(図示省略)が接続されている。そし
て、そのポンプにより主室92に空気を送り込むと、イ
ンクが主室92から副室93へ流れ込む。その後、第1
の弁95を開いて第2の弁102を閉じ、主室92の圧
力を大気と同じにすると、インクが副室93から連通路
100を通って主室92へ流れ込み、印刷を行う体制が
整えられる。
【0006】インクタンク91の底面には、主室92お
よび副室93の固形インクを溶融させるとともに、溶融
状態を保持する板状のヒータ104が取付けられてお
り、このヒータ104は、プリンタに供給される100
Vの交流電源を変換してプリンタ内の各種機構の動作用
電源として用いられる40Vの直流電源105に接続さ
れている。ヒータ104は、セラミックなどの板状の絶
縁体の表面に膜状の発熱体が形成されており、この発熱
体(抵抗体)に直流電流を流すことにより発熱する。
【0007】そして、プリンタの電源がONされると、
ヒータ104が通電して発熱を開始し、インクタンク9
1内に収容された固形インクの加熱が開始される。そし
て、ヒータ104が通電されてから約20分経過する
と、固形インクは溶融されて液状になり、その温度は印
刷可能な温度、たとえば125℃に達する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のも
のは、プリンタに供給される100Vの交流電源が変換
された40Vの低電圧の直流電源のみでは、ヒータから
発生される熱量を大きくすることができず、ヒータを加
熱してからインクが溶融するまでに長時間(たとえば、
20分)を要するため、印刷のための準備時間が長いと
いう問題がある。また、100Vの交流電源による加熱
のみでは、ヒータから発生される熱量が大きくなるた
め、インク温度の細かい制御をすることが困難となると
いう問題がある。
【0009】そこで、本発明は、上述した課題を解決す
るためになされたものであり、その目的とするところ
は、インクの溶融時間を短縮するとともに、インク温度
の細かい制御をすることができるプリンタを提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、請求項1に記載の発明では、ホットメルト
インクを加熱して溶融させる加熱手段を備えた記録ヘッ
ドにより、上記加熱溶融されたホットメルトインクを被
印刷媒体に噴射して印刷を行うインクジェットプリンタ
において、前記加熱手段には、前記ホットメルトインク
をインクジェットプリンタに供給される交流電流により
加熱する第1の加熱手段と、前記ホットメルトインクを
前記交流電流に基づいて変換された直流電流により加熱
する第2の加熱手段とが備えられており、前記ホットメ
ルトインクの温度を検知する温度検出手段と、この温度
検出手段の検出結果に応じて前記第1および第2の加熱
手段の駆動/非駆動を切り替え、前記第1および第2の
加熱手段により発生される発熱量を制御する加熱制御手
段と、を備えるという技術的手段を採用する。
【0011】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のインクジェットプリンタにおいて、前記加熱制御手
段は、前記ホットメルトインクの温度が所定の温度未満
の場合には、前記第1の加熱手段により前記ホットメル
トインクの加熱を行わせ、前記ホットメルトインクが前
記所定の温度に達した場合には、前記ホットメルトイン
クの加熱を前記第1の加熱手段から前記第2の加熱手段
に切り替える第1の切替手段を有するという技術的手段
を採用する。
【0012】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載のインクジェットプリンタにおいて、前記加熱制御手
段は、前記ホットメルトインクの温度が所定の温度未満
の場合には、前記第1および第2の加熱手段により前記
ホットメルトインクの加熱を行わせ、前記ホットメルト
インクが前記所定の温度に達した場合には、前記ホット
メルトインクの加熱を前記第2の加熱手段のみに切り替
える第2の切替手段を有するという技術的手段を採用す
る。
【0013】請求項4に記載の発明では、請求項1ない
し3のいずれか1つに記載のインクジェットプリンタに
おいて、前記加熱制御手段は、前記ホットメルトインク
の温度が前記ホットメルトインクの融点から前記記録ヘ
ッドの印刷駆動時の温度にまで達する間のある所定の温
度にて、前記第1および第2の加熱手段の駆動/非駆動
の切替を行うという技術的手段を採用する。
【0014】請求項5に記載の発明では、請求項1ない
し4のいずれか1つに記載のインクジェットプリンタに
おいて、前記加熱手段は、絶縁材からなる平板状の絶縁
体基板を有しており、前記第1の加熱手段は前記絶縁体
基板の一の面に形成されているとともに、前記第2の加
熱手段は、前記絶縁体基板の他の面に形成されていると
いう技術的手段を採用する。
【0015】請求項6に記載の発明では、請求項5に記
載のインクジェットプリンタにおいて、前記印刷ヘッド
は、前記ホットメルトインクが充填されるとともに、イ
ンク吐出ノズルと連通するインク室と、このインク室に
吐出エネルギーを与えるエネルギー発生手段と、前記イ
ンク室へ供給されるホットメルトインクが収容されるイ
ンク収容手段とが備えられており、前記絶縁体基板は、
少なくとも前記インク収容手段に形成されているという
技術的手段を採用する。
【0016】請求項7に記載の発明では、請求項1ない
し6のいずれか1つに記載のインクジェットプリンタに
おいて、前記第1の加熱手段には第1の発熱体が、前記
第2の加熱手段には第2の発熱体がそれぞれ設けられて
おり、前記第1の発熱体の発熱量は、前記第2の発熱体
の発熱量より大きく設定されているという技術的手段を
採用する。
【0017】
【作用】請求項1ないし7に記載の発明では、上記ホッ
トメルトインクをインクジェットプリンタに供給される
交流電流により加熱する第1の加熱手段を備えているた
め、その交流電流に基づいて変換された直流電流のみで
加熱するものよりも、短い時間で上記ホットメルトイン
クを溶融させることができる。したがって、印刷の準備
時間を短縮することができる。しかも、上記ホットメル
トインクを上記交流電流に基づいて変換された直流電流
により加熱する第2の加熱手段と、上記ホットメルトイ
ンクの温度を検出する温度検出手段と、この温度検出手
段の検出結果に応じて上記第1および第2の加熱手段の
駆動/非駆動を切り替え、上記第1および第2の加熱手
段により発生される発熱量を制御する加熱制御手段とを
備えるため、この加熱制御手段により、発熱量を制御し
て上記ホットメルトインクの温度の細かい制御をするこ
ともできる。
【0018】特に、請求項2に記載の発明では、上記加
熱制御手段は、上記ホットメルトインクの温度が所定の
温度未満の場合には、上記第1の加熱手段により上記ホ
ットメルトインクの加熱を行わせ、上記ホットメルトイ
ンクが上記所定の温度に達した場合には、上記ホットメ
ルトインクの加熱を上記第1の加熱手段から上記第2の
加熱手段に切り替える第1の切替手段を有するため、上
記第1の加熱手段の交流電流により、上記ホットメルト
インクを上記所定の温度に達するまで加熱し、上記ホッ
トメルトインクが上記所定の温度に達した後は、上記第
2の加熱手段に切り替えて直流電流により、上記ホット
メルトインクを加熱、または、上記所定の温度に保持す
ることができる。つまり、インクジェットプリンタの立
上げ時は、インクジェットプリンタに供給される交流電
流により、上記ホットメルトインクを短時間で溶融させ
て、その後は、上記交流電流に基づいて変換された直流
電流により、上記ホットメルトインクの溶融状態を保持
することができる。
【0019】また、請求項3に記載の発明では、上記加
熱制御手段は、上記ホットメルトインクの温度が所定の
温度未満の場合には、上記第1および第2の加熱手段に
より上記ホットメルトインクの加熱を行わせ、上記ホッ
トメルトインクが上記所定の温度に達した場合には、上
記ホットメルトインクの加熱を上記第2の加熱手段のみ
に切り替える第2の切替手段を有するため、上記第1お
よび第2の加熱手段の両手段を用いることにより、上記
第1の加熱手段のみを用いる場合よりも、上記ホットメ
ルトインクをより短い時間で上記所定の温度まで加熱さ
せることができる。そして、上記ホットメルトインクが
上記所定の温度に達した後は、上記第2の加熱手段に切
り替えて直流電流により、上記ホットメルトインクを加
熱、または、上記所定の温度に保持することもできる。
つまり、インクジェットプリンタの立上げ時は、インク
ジェットプリンタに供給される交流電流およびこの交流
電流に基づいて変換された直流電流により、上記ホット
メルトインクを短時間で溶融させて、その後は、上記直
流電流により、上記ホットメルトインクの溶融状態を保
持することができる。
【0020】さらに、請求項4に記載の発明では、上記
加熱制御手段は、上記ホットメルトインクの温度が上記
ホットメルトインクの融点から上記記録ヘッドの印刷駆
動時の温度にまで達する間のある所定の温度にて、上記
第1および第2の加熱手段の駆動/非駆動の切替を行う
ため、上記ホットメルトインクが溶融した後は、上記第
2の加熱手段に切り替えることにより、上記直流電流に
より、上記ホットメルトインクを上記記録ヘッドの印刷
駆動時の温度に加熱することができる。
【0021】またさらに、請求項5に記載の発明では、
上記加熱手段は、絶縁材からなる平板状の絶縁体基板を
有しており、上記第1の加熱手段は上記絶縁体基板の一
の面に形成されているとともに、上記第2の加熱手段
は、上記絶縁体基板の他の面に形成されているため、上
記第1および第2の加熱手段の両手段により、同一面を
加熱することができる。しかも、上記第1および第2の
加熱手段をそれぞれ別の絶縁体基板に形成するよりも、
加熱手段を小型化することができる。
【0022】そしてさらに、請求項6に記載の発明で
は、上記記録ヘッドは、上記ホットメルトインクが充填
されるとともに、インク吐出ノズルと連通するインク室
と、このインク室に吐出エネルギーを与えるエネルギー
発生手段と、上記インク室へ供給されるホットメルトイ
ンクが収容されるインク収容手段とが備えられており、
上記絶縁体基板は、少なくとも上記インク収容手段に形
成されているため、そのインク収容手段に収容されたホ
ットメルトインクを短時間で溶融し、そのホットメルト
インクを上記インク吐出ノズルから吐出させることがで
きる。
【0023】そしてさらに、請求項7に記載の発明で
は、上記第1の加熱手段には第1の発熱体が、上記第2
の加熱手段には第2の発熱体がそれぞれ設けられてお
り、上記第1の発熱体の発熱量は、上記第2の発熱体の
発熱量より大きく設定されているため、上記第1の加熱
手段の大きい発熱量により上記ホットメルトインクを短
時間で溶融させ、溶融後は発熱量の小さい上記第2の加
熱手段により溶融状態を保持することができる。つま
り、上記ホットメルトインクの溶融時間の短縮化と、少
ない消費電力での溶融状態の保持とを両立させることが
できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図を参照して説明する。なお、本実施の形態では、
ホットメルト型のプリンタのうち、圧電素子を用いたヘ
ッドを備えたプリンタであって、複数色のインクを吐出
してカラー印刷を行うプリンタを代表に説明する。ま
ず、上記プリンタの機構の概略について説明する。図1
は上記プリンタの一部機構を取り出して示す外観斜視説
明図であり、図2は図1に示すプリンタの制御系の構成
を示すブロック図である。
【0025】図1に示すように、上記プリンタには、記
録ヘッド10が設けられている。この記録ヘッド10
は、イエローインクを吐出するイエロー用ヘッド11、
マゼンタインクを吐出するマゼンタ用ヘッド12、シア
ンインクを吐出するシアン用ヘッド13、およびブラッ
クインクを吐出するブラック用ヘッド14とから構成さ
れる。また、図示しないが、各ヘッドの内部には、イン
クが充填されるとともに、インク吐出ノズルの設けられ
た複数のインク室が形成されており、各インク室には、
インク室の容積を変化させるエネルギー発生手段として
の圧電素子が設けられている。そして、各ヘッド11な
いし14には、ホットメルトインクが収容されるインク
タンク50(図3参照)がそれぞれ取付けられている。
【0026】記録ヘッド10は、キャリッジ21の上に
搭載されており、そのキャリッジ21には、印刷用紙2
0の幅方向に設けられたガイド軸22が挿通されてい
る。このガイド軸22に沿ってその下方には、複数のス
リット(目盛)が印されたタイミングスリット26が設
けられており、キャリッジ21の前面下部には、タイミ
ングスリット26に印されたスリットの数を読み取るエ
ンコーダ素子27が設けられている。キャリッジ21
は、タイミングスリット26に沿ってその下方に設けら
れた無端ベルト23に取り付けられており、その無端ベ
ルト23は、CRモータ24のプーリ25に掛けられて
いる。これら、キャリッジ21、ガイド軸22、無端ベ
ルト23およびCRモータ24などでキャリッジ機構4
5(図2参照)が構成される。なお、印刷用紙20は、
紙送りモータ29(図2参照)により回転される給紙ロ
ーラ(図示省略)と、この給紙ローラと対に設けられた
押さえローラ28、28との間に挾まれて上下方向に送
られる。
【0027】次に、上記プリンタの制御系の構成につい
て図2を参照して説明する。プリンタ1には、後述する
各種演算処理を行うCPU30が備えられている。この
CPU30には、ホストコンピュータ40から出力され
る信号をCPU30における演算処理に用いる信号に変
換するインターフェース31、インクタンク50内のイ
ンクの温度を検知する温度センサ32、プリンタの各種
動作状態をLEDで表示するスイッチパネル33、上記
演算処理に用いるプログラムなどの記憶されたROM3
4およびRAM35がそれぞれ接続されている。
【0028】上記CPU30は、ホストコンピュータ4
0からインターフェース31を介して出力された印刷デ
ータを入力し、その印刷データを上記ROM34から読
み出した印刷プログラムに取り込んで、LFモータ2
9、CRモータ24およびヘッド11を駆動するための
データを演算する。そして、上記演算されたデータのう
ち、LFモータ29を駆動するためのLFモータ駆動デ
ータは、LF駆動回路36に入力され、このLF駆動回
路36から出力されるLFモータ駆動信号に従ってLF
モータ29が駆動される。つまり、このLFモータ29
の駆動により、印刷用紙20の縦方向への紙送りが行わ
れる。
【0029】また、上記演算されたデータのうち、CR
モータ24を駆動するためのCRモータ駆動データは、
CR駆動回路37に入力され、このCR駆動回路37か
ら出力されるCRモータ駆動信号に従ってCRモータ2
4が駆動される。つまり、このCRモータ24の駆動に
より、キャリッジ21は、ガイド軸22に沿って印刷用
紙20の幅方向に往復動する。そして、上記演算された
データのうち、ヘッド11を駆動するための記録ヘッド
駆動データが、ヘッド駆動回路38に入力され、このヘ
ッド駆動回路38から出力される記録ヘッド駆動信号に
従ってヘッド11が駆動される。つまり、ヘッド11に
上記ヘッド駆動信号が入力されると、ヘッド11の各エ
レメントを構成する圧電素子(図示省略)に電圧が印加
され、その圧電素子が設けられたキャビティ(図示省
略)の振動板が変位し、キャビティ内のインクが加圧さ
れてノズルから吐出される。
【0030】上記CPU30には、CR位置センサ39
から出力されたパルス信号を入力して、そのパルス数を
カウントするCR位置カウンタ40と、LFモータ29
および紙送り機構47により、印刷用紙20がどのくら
い送られたのかをカウントするLF位置カウンタ41
と、パージ機構42を駆動するカムの回転位置を検出す
るパージ位置カウンタ43とが接続されている。CPU
30は、これらの各カウンタによりカウントされたデー
タに基づいてヘッド11の位置およびカムの回転位置を
演算する。また、上記パージ機構42と紙送り機構47
とを切り替える切替え機構44、キャリッジ21が原点
に復帰していることを検出するHP(ホームポジショ
ン)センサ46、印刷用紙20が存在しないことを検出
するPE(ペーパーエンプティ)センサ48が設けられ
ている。
【0031】次に、インクタンクを備えた上記各ヘッド
11ないし14の構造を図3を参照して説明する。な
お、各ヘッドは、同じ構造であるため、ここではイエロ
ー用ヘッド11に設けられたインクタンク50の構造を
代表に説明する。図3(a)は、インクタンクを備えた
ヘッドの内部構造を上方から見た平面説明図であり、図
3(b)は、図3(a)のヘッドを側面(図1において
右側面)から見た説明図である。
【0032】インクタンク50には、ヘッド11に送り
込む加熱溶融されたインクを蓄える主室51と、ヘッド
11を循環したインクを蓄える副室52とが形成されて
いる。その副室52の底部には、ヘッド11を循環した
インクを副室52に流入させる第1の流入口53と、副
室52のインクを主室51へ流出させる第1の流出口5
4とが形成されており、この第1の流出口54は、主室
51の底部に形成された第2の流入口55と連通路56
によって連通している。また、主室51の上部には、後
述するパージング用のポンプのホースを接続する空気供
給口65が形成されている。
【0033】副室52の底部には、第1の流入口53お
よび第1の流出口54の開閉を行う板状の弁60が取り
付けられている。この弁60の底面ほぼ中央は、副室5
2の底部に突出形成された支持部61に支持されてお
り、その一端62は、副室52の上面に固定された板バ
ネ57によって第1の流入口53を閉塞する方向に付勢
されている。弁60の他端63には、レバー58が取付
けられており、このレバー58は、副室52の上面に形
成された溝59から突出されている。
【0034】つまり、レバー58が下方に押し下げられ
ると、第1の流入口53が開放されるとともに、第1の
流出口54が閉塞される。また、図3(a)に示すよう
に、主室51には、主室51のインクに含まれた不純物
および気泡を通さないフィルタ64が設けられており、
このフィルタ64内には、主室51内のインクをヘッド
11へ送り込む第2の流出口65が形成されている。主
室51の底部には、主室51のインクの温度を検出する
温度センサ32が埋設されている。また、図3(b)に
示すように、インクタンク50の底面には、主室51お
よび副室52のインクを加熱溶融するとともに、その溶
融状態を保持するヒータ70が取付けられている。
【0035】次に、本プリンタの特徴であるインクの加
熱溶融手段について図3および図4を参照して説明す
る。図4(a)は、ヒータ70の断面説明図、同図
(b)は、図4(a)に示すヒータ70の下面(インク
タンク50の底面側)を左側面方向から見た説明図、同
図(c)は、ヒータ70の上面を左側面方向から見た説
明図をそれぞれ示す。ヒータ70には、図4(a)に示
すように、絶縁体基板としての板状のベース材71が備
えられており、このベース材71の上面には、保温用
(溶融状態保持用)のDC発熱体72が膜状に形成され
ている。
【0036】ベース材71の上面には、膜状の電極7
3、73が形成されており(図4(c)参照)、各電極
73は、DC発熱体72と電気的に接続されている。ま
た、各電極73は、それぞれリード線74、74と電気
的に接続されており、各リード線74は、図3(b)に
示すように、プリンタ内の40VのDC電源82と電気
的に接続されている。また、DC発熱体72のインクタ
ンク50の底面と接触する面には、絶縁材料で形成され
た保護層75が形成されている。
【0037】また、ベース材71の下面には、インク溶
融用の膜状のAC発熱体76と、このAC発熱体76と
電気的に接続された膜状の電極77、77が形成されて
いる(図4(b)参照)。各電極77は、それぞれリー
ド線78、78と電気的に接続されており、各リード線
78は、図3(b)に示すように、プリンタ内に供給さ
れる100Vの交流電源84と直結されるようになって
いる。また、AC発熱体76の表面には、絶縁材料で形
成された保護層79が形成されており、AC発熱体76
には、上記温度センサ32に接続されたリード線85が
接続されている。このように、上記ヒータ70は、ベー
ス材71の上面に保温用のDC発熱体72が形成されて
おり、下面に溶融用のAC発熱体76が形成された2重
構造となっている。
【0038】なお、本実施の形態では、上記DC発熱体
72およびAC発熱体76の消費電力は、それぞれ50
W、100Wであり、それぞれ酸化ルテニウムで形成さ
れている。また、上記ベース材71は、アルミナで形成
されており、その大きさは、図4(b)において、幅8
0mm、高さ40mm、肉厚0.6mmである。さら
に、上記保護層75および79は、鉛ガラスで形成され
ており、電極73および77は、銀パラジウムで形成さ
れている。また、上記インクタンク50は、アルミニウ
ムで形成されており、上記温度センサ32には、サーミ
スタが用いられる。
【0039】次に、上記AC発熱体76への交流電流の
供給手段について図5を参照して説明する。図5(a)
は、図1に示す記録ヘッド10を側面説明図であり、同
図(b)は、同図(a)の平面図であり、同図(c)
は、同図(a)の左側面図である。なお、ここではイン
クの融点は90℃とする。図5(b)および(c)に示
すように、プリンタのフレーム110には、100Vの
交流電源84に接続されたコンセント112が取付けら
れており、記録ヘッド10がフレーム110の方向へ移
動すると、記録ヘッド10のリード線78がコンセント
112に接続されるようになっている。つまり、プリン
タは、その電源投入時においては、リード線78がコン
セント112に接続された状態にあり、100Vの交流
電流をAC発熱体76に流してその大きな発熱量によ
り、インクタンク50の固形インクを短時間で溶融させ
ることができる。
【0040】次に、上記CPU30によるヒータ70の
制御について図6を参照して説明する。図6は、CPU
30によるヒータ70の制御を示すフローチャートであ
る。まず、プリンタの電源投入が検出されると(ステッ
プ100)、AC発熱体76に100Vの交流電流が供
給され、AC発熱体76の発熱が開始される(ステップ
110)。そして、所定時間、たとえば3分経過してイ
ンクの温度が、印刷可能な温度、たとえば125℃に達
すると、温度センサ32のONしたことが検出され(ス
テップ120)、CR駆動回路37へキャリッジ移動信
号が出力され(ステップ130)、ヘッド10がACコ
ンセントから離れてAC電源84の供給が断たれる(図
5参照)。続いて、図2に示すスイッチ回路80へ、A
CからDCへの電源切替え信号が出力され、直流電源8
2がヒータ70に接続されるとともに、DC発熱体72
が発熱を開始する(ステップ140)。
【0041】以上のように、プリンタ1の電源をONし
た当初など、インクタンク50内のインクが固まってい
る場合には、プリンタ1に供給される交流電流によって
AC発熱体76を発熱させて、その大きな発熱量によ
り、プリンタ1の電源をONしてから短時間、たとえば
3分でインクを溶融することができる。そして、その後
は、発熱量の小さい保温用のDC発熱体72に切り替え
ることにより、インクを溶融状態に保持することができ
る。つまり、プリンタに供給される交流電流と、この交
流電流に基づいて変換された直流電流とを使い分けて、
印刷の準備時間を大幅に短縮することができる。
【0042】ところで、インクは、プリンタの電源をO
FFした後に固まって容積が小さくなるため、記録ヘッ
ドのノズルが形成されたインク室内に空気層が形成さ
れ、その空気が気泡となってノズルから吐出されるた
め、印字品質が低下する場合がある。そこで、本プリン
タ1では、プリンタの立上げ時、または一定時間毎にそ
の気泡を取り除くための以下のメンテナンス操作が行わ
れる。まず、プリンタ1内部の記録ヘッド10の走行経
路近傍には、レバー58を押し下げるための突出部(図
示省略)が設けられており、記録ヘッド10は、その突
出部の設けられた位置へ移動し、その突出部によってレ
バー58が押し下げ操作される。なお、レバー58の押
し下げられている時間は、上記ROM34に記憶されて
おり、タイマー49によってカウントされる。
【0043】レバー58の押し下げ操作により、弁60
の一端62が板バネ57のバネ力に抗して上昇されると
ともに、第1の流入口53が開放される。このとき、定
期的に不良インクを回収するためのパージングに用いら
れるポンプに接続されたホースが、空気供給口65に接
続され、上記ポンプを逆駆動して空気が主室51内に送
り込まれる(空気供給手段)。これにより、主室51内
のインクが加圧されてヘッド11を循環して副室52内
に送り込まれる。そして、タイマー49がタイムアップ
すると、上記ポンプの駆動が停止され、記録ヘッド10
が、上記突出部の設けられた位置から離れる。これによ
り、第1の流入口53が閉塞されるとともに、第1の流
出口54が開放され、副室52内のインクが連通路56
を通って第2の流入口55から主室51内に流入され
る。そして、主室51が大気開放されると、インク内の
気泡がインクの液面まで上昇し、大気中に消え去る。
【0044】続いて、インクは主室51から第2の流出
口65を出てヘッド11に送り込まれ、ヘッド11の複
数のノズルからインクが吐出される。なお、印刷中は、
第1の流入口53は弁60によって閉塞されているた
め、ヘッド11内のインクは、副室52内に逆流しな
い。
【0045】そして、印刷が終了し、プリンタ1の電源
をOFFすると、DC電源82から上記ヒータ70への
電流の供給が停止し、インクタンク50内の温度が低下
すると、インクは再び固化し始める。このように、上記
インクタンク50によれば、インクの循環を単一のレバ
ー操作によって行うことができるため、上記図8に示し
た二つのレバー操作によって行う従来のものよりも、イ
ンクタンク内の構造を簡易なものにすることができる。
【0046】なお、図7に示すように、プリンタ1の電
源を投入したときに(ステップ200)、AC発熱体7
6およびDC発熱体72の両者に同時に電流を供給し
(ステップ210)、その後インクの温度が所定温度に
達したときに(ステップ220)、キャリッジ21を移
動させて(ステップ230)、AC発熱体76への電流
の供給を停止する(ステップ230)ように構成するこ
ともできる。この構成によれば、AC発熱体76および
DC発熱体72の両者を発熱させるため、上記実施の形
態のようにAC発熱体76のみを発熱させる場合より
も、より一層大きな発熱量を発生させることができるた
め、インクの溶融時間をさらに短縮することができる。
【0047】また、温度センサ32が、インクの融点よ
り高い第1の温度(たとえば、110℃を検知するまで
は、AC発熱体76(及びDC発熱体72)に電流を供
給し、上記第1の温度を超えた場合には、電流供給をD
C発熱体72(のみ)に切り替える。そして、印刷動作
に敵する第2の温度(本実施の形態においては125
℃)までDC発熱体72を連続駆動し、その後は、上記
第2の温度を保持するように温度センサ32の出力に応
じて、DC発熱体72に供給する電流量をデューティ制
御などにより制御するように構成することもできる。
【0048】また、上記AC発熱体76およびDC発熱
体72の両者を共用にして、スイッチで交流と直流とを
切り替えるように構成することもできる。さらに、上記
ヒータ70は、図5(a)に示すように、インクタンク
50以外のインク流路、たとえば記録ヘッド10の内部
に取付けることもできる。またさらに、上記各発熱体の
消費電力(発熱量)は、供給する電流の大きさや発熱体
の抵抗値などを変更することにより、使用するインクの
溶融温度やプリンタの置かれる室温などの影響による溶
融時間の変化に対応することができる。
【0049】なお、上記ヒータ70の各構成部材を形成
する材料、温度センサ32は、上記のものに限定されな
い。また、上記各実施の形態において、AC発熱体7
6、電極77、リード線78、交流電源84およびコン
セント112が本発明の第1の加熱手段に、DC発熱体
72、電極73、リード線74および直流電源82が第
2の加熱手段に、温度センサ32が温度検出手段にそれ
ぞれ相当する。さらに、CPU30、ROM34、RA
M35、スイッチ回路80、ステップ120ないし14
0、ステップ220ないし240が、本発明の加熱制御
手段に相当し、ステップ120ないし140が、本発明
の第1の切替手段に、ステップ220ないし240が、
本発明の第2の切替手段にそれぞれ相当する。そしてさ
らに、AC発熱体76が第1の発熱体に、DC発熱体7
2が第2の発熱体にそれぞれ相当する。
【0050】
【発明の効果】以上記述したように請求項1ないし7に
記載の発明によれば、上記ホットメルトインクをインク
ジェットプリンタに供給される交流電流により短時間で
溶融させることができるため、印刷の準備時間を短縮す
ることができる。しかも、インクの溶融後は、上記交流
電流に基づいて変換された直流電流によって、インクの
溶融状態を保持するとともに、インク温度の細かい制御
をすることもできる。
【0051】特に、請求項2に記載の発明によれば、上
記ホットメルトインクを上記交流電流により、上記所定
の温度に達するまで加熱し、上記ホットメルトインクが
上記所定の温度に達した後は、上記直流電流により、上
記ホットメルトインクを加熱、または、上記所定の温度
に保持することができる。
【0052】また、請求項3に記載の発明によれば、上
記ホットメルトインクの温度が所定の温度未満の場合に
は、上記交流電流による第1の加熱手段および直流電流
による第2の加熱手段の両手段によって上記ホットメル
トインクを加熱するため、上記第1の加熱手段のみで加
熱する場合よりも、上記ホットメルトインクをより一層
短時間で上記所定の温度にまで加熱することができる。
しかも、上記ホットメルトインクが上記所定の温度に達
した後は、上記第2の加熱手段に切り替えて直流電流に
より、上記ホットメルトインクを加熱、または、上記所
定の温度に保持することもできる。
【0053】さらに、請求項5に記載の発明では、上記
第1の加熱手段は、上記絶縁体基板の一の面に形成され
ているとともに、上記第2の加熱手段は、上記絶縁体基
板の他の面に形成されているため、上記第1および第2
の加熱手段の両手段により、同一面を加熱することがで
きる。しかも、上記第1および第2の加熱手段をそれぞ
れ別の絶縁体基板に形成するよりも、加熱手段を小型化
することができる。
【0054】そしてさらに、請求項7に記載の発明で
は、上記第1の加熱手段の第1の発熱体の発熱量は、上
記第2の加熱手段の第2の発熱体の発熱量より大きく設
定されているため、上記第1の加熱手段の大きい発熱量
により上記ホットメルトインクを短時間で溶融させ、溶
融後は発熱量の小さい上記第2の加熱手段により溶融状
態を保持することができる。つまり、上記ホットメルト
インクの溶融時間の短縮化と、少ない消費電力での溶融
状態の保持とを両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の形態に係るプリンタの一部機構を
取り出して示す外観斜視図である。
【図2】図1に示すプリンタの制御系の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】(a)は、図1に示すインクタンク50を備え
たヘッド11の内部構造を上方から見た平面説明図であ
り、(b)は、(a)のヘッドを側面から見た説明図で
ある。
【図4】(a)は図3に示すヒータ70の正面断面部分
説明図であり、(b)はそのヒータ70の平面(インク
タンク50の底面側)を左側面方向から見た説明図、
(c)は、ヒータ70の底面を左側面方向から見た説明
図をそれぞれ示す。
【図5】図5(a)は、図1に示す記録ヘッド10を側
面説明図であり、同図(b)は、同図(a)の平面図で
あり、同図(c)は、同図(a)の左側面図である。
【図6】CPU30によるヒータ70の制御を示すフロ
ーチャートである。
【図7】CPU30によるヒータ70の他の制御を示す
フローチャートである。
【図8】(a)は従来のインクタンク91を備えた記録
ヘッド90の平面説明図であり、(b)はその正面断面
説明図である。
【符号の説明】
10 記録ヘッド 50 インクタンク 70 ヒータ 71 ベース材 72 DC発熱体 73、77 電極 74、78 リード線 75 保護層 76 AC発熱体 110 フレーム 112 コンセント

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホットメルトインクを加熱して溶融させ
    る加熱手段を備えた記録ヘッドにより、上記加熱溶融さ
    れたホットメルトインクを被印刷媒体に噴射して印刷を
    行うインクジェットプリンタにおいて、 前記加熱手段には、前記ホットメルトインクをインクジ
    ェットプリンタに供給される交流電流により加熱する第
    1の加熱手段と、前記ホットメルトインクを前記交流電
    流に基づいて変換された直流電流により加熱する第2の
    加熱手段とが備えられており、 前記ホットメルトインクの温度を検知する温度検出手段
    と、 この温度検出手段の検出結果に応じて前記第1および第
    2の加熱手段の駆動/非駆動を切り替え、前記第1およ
    び第2の加熱手段により発生される発熱量を制御する加
    熱制御手段と、を備えることを特徴とするインクジェッ
    トプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記加熱制御手段は、前記ホットメルト
    インクの温度が所定の温度未満の場合には、前記第1の
    加熱手段により前記ホットメルトインクの加熱を行わ
    せ、前記ホットメルトインクが前記所定の温度に達した
    場合には、前記ホットメルトインクの加熱を前記第1の
    加熱手段から前記第2の加熱手段に切り替える第1の切
    替手段を有することを特徴とする請求項1に記載のイン
    クジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記加熱制御手段は、前記ホットメルト
    インクの温度が所定の温度未満の場合には、前記第1お
    よび第2の加熱手段により前記ホットメルトインクの加
    熱を行わせ、前記ホットメルトインクが前記所定の温度
    に達した場合には、前記ホットメルトインクの加熱を前
    記第2の加熱手段のみに切り替える第2の切替手段を有
    することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット
    プリンタ。
  4. 【請求項4】 前記加熱制御手段は、前記ホットメルト
    インクの温度が前記ホットメルトインクの融点から前記
    記録ヘッドの印刷駆動時の温度にまで達する間のある所
    定の温度にて、前記第1および第2の加熱手段の駆動/
    非駆動の切替を行うことを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれか1つに記載のインクジェットプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記加熱手段は、絶縁材からなる平板状
    の絶縁体基板を有しており、前記第1の加熱手段は前記
    絶縁体基板の一の面に形成されているとともに、前記第
    2の加熱手段は、前記絶縁体基板の他の面に形成されて
    いることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つ
    に記載のインクジェットプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記記録ヘッドは、前記ホットメルトイ
    ンクが充填されるとともに、インク吐出ノズルと連通す
    るインク室と、このインク室に吐出エネルギーを与える
    エネルギー発生手段と、前記インク室へ供給されるホッ
    トメルトインクが収容されるインク収容手段とが備えら
    れており、 前記絶縁体基板は、少なくとも前記インク収容手段に形
    成されていることを特徴とする請求項5に記載のインク
    ジェットプリンタ。
  7. 【請求項7】 前記第1の加熱手段には第1の発熱体
    が、前記第2の加熱手段には第2の発熱体がそれぞれ設
    けられており、前記第1の発熱体の発熱量は、前記第2
    の発熱体の発熱量より大きく設定されていることを特徴
    とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載のインク
    ジェットプリンタ。
JP34799495A 1995-11-24 1995-12-15 インクジェットプリンタ Pending JPH09164670A (ja)

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US08/755,362 US5992991A (en) 1995-11-24 1996-11-25 Ink jet recording device with AC and DC heaters selectively used for hot melt ink
EP96308485A EP0780233B1 (en) 1995-11-24 1996-11-25 Ink jet recording device with AC and DC heaters selectively used for hot melt ink
DE69610399T DE69610399T2 (de) 1995-11-24 1996-11-25 Tintenstrahlaufzeichnungsvorrichtung mit selektiv verwendeten Wechsel- und Gleichstromheizvorrichtungen für wärmeempfindliche Tinte

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