JP3261630B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP3261630B2
JP3261630B2 JP29153992A JP29153992A JP3261630B2 JP 3261630 B2 JP3261630 B2 JP 3261630B2 JP 29153992 A JP29153992 A JP 29153992A JP 29153992 A JP29153992 A JP 29153992A JP 3261630 B2 JP3261630 B2 JP 3261630B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2/14016Structure of bubble jet print heads
    • B41J2/14032Structure of the pressure chamber
    • B41J2/14056Plural heating elements per ink chamber

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録ヘッドからイ
ンク滴を吐出することにより、記録材料上に記録を行な
うインクジェット記録装置に関し、特に、記録ヘッド内
に複数のインク吐出用発熱体を設けてバブルを発生し、
インク滴を制御するインクジェット記録装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来のバブルジェット方式からなるイン
クジェット記録装置においては、インク滴を吐出するた
めに設けられた液路内に1個のインク吐出用ヒータを設
け、該インク吐出用ヒータを加熱することにより前記液
路内にバブルを発生させ、インク吐出口よりインク滴を
吐出していた。
【0003】そして、例えば、特開平3-10843号
公報に開示されているインクジェットは前記1個のイン
ク吐出用ヒータの発熱量を変化させることによりインク
滴の吐出量を変化させ画像の階調を制御していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記のよう
なバブルジェット方式はインク液路内に設けられた発熱
体の発熱量を変化させることによりインク吐出量を変化
させ、画像の階調再現性を変化させていたが、インク吐
出口内に設けられたバブル(以下、気泡と言う)の発生
位置は固定していて実質的にインク吐出量が余り変化せ
ず、逆にインク滴の吐出速度の変化が大きくなるため、
記録紙にインク滴が吐出されて画像が形成されるとき、
記録紙に対する記録文字又は像の階調再現性が不安定に
なるという問題があった。
【0005】本発明は上記の如き問題点に鑑みてなされ
たもので、1つの目的は、記録ヘッドの液路内に配した
複数のインク吐出用発熱体を適宜作動させてバブルを発
生させ、吐出するインク滴の大きさを制御して記録でき
るインクジェット記録装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は下記の構
成によって達成することができる。
【0007】(1)インクの吐出口と、前記吐出口に接
続する液路を有する記録ヘッドを備えたインクジェット
記録装置において、前記液路を形成する対向部材の面上
それぞれに、前記吐出口の方向に向かって複数のインク
吐出用発熱体を一定間隔で設けるとともに、相対的に千
鳥状に配列した事を特徴とするインクジェット記録装
置。
【0008】(2)前記複数のインク吐出用発熱体を選
択的に発熱させて前記吐出口よりインクを吐出させるこ
とを特徴とする前記(1)に記載のインクジェット記録
装置。
【0009】(3)前記複数のインク吐出用発熱体の発
熱タイミングを異ならせて、前記吐出口よりインクを吐
出させることを特徴とする前記(1)に記載のインクジ
ェット記録装置。
【0010】(4)複数のインクの吐出口と、前記複数
吐出口のそれぞれに接続する液路を有する記録ヘッ
ドを備えたインクジェット記録装置において、前記各液
路内であって前記液路を形成する部材上に、前記吐出
口の方向に向かって複数のインク吐出用発熱体を一定間
隔で設けるとともに、前記各液路内に、前記複数のイン
ク吐出用発熱体の配列方向に沿って共通発熱体を設けた
事を特徴とするインクジェット記録装置。
【0011】(5)前記共通発熱体は、記録に先立って
予備加熱される事を特徴とする前記(4)に記載のイン
クジェット記録装置。
【0012】(6)前記複数のインク吐出用発熱体のそ
れぞれに対する印加電流時間は可変である事を特徴とす
る前記(4)に記載のインクジェット記録装置。
【0013】(7)インクの吐出口と、前記吐出口に接
続する液路を有する記録ヘッドを備えたインクジェット
記録装置において、前記液路を形成する対向部材の一方
に、前記吐出口の方向に向かって複数のインク吐出用発
熱体を一定間隔で設けるとともに、他方に前記複数のイ
ンク吐出用発熱体と対向する共通発熱体を設けた事を特
徴とするインクジェット記録装置。
【0014】(8)前記共通発熱体は、記録に先立って
予備加熱される事を特徴とする前記(7)に記載のイン
クジェット記録装置。
【0015】(9)それぞれの前記インク吐出用発熱体
に対する印加電流時間は可変である事を特徴とする前記
(7)に記載のインクジェット記録装置。
【0016】
【0017】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態として示した図
面について説明する。
【0018】図1は本発明の記録ヘッドを用いたインク
ジェット記録装置100の内部構成を示す斜視図であ
り、1は送りローラで、該送りローラ1の下側に離接可
能に設けたピンチローラ1aと、前記送りローラ1とで
記録紙2を挾持して矢印Aの方向に給送し、プラテン3
とインクジェットヘッド4(以下記録ヘッド4と云う)
との間を介して前記記録紙2をB方向に搬送、排出す
る。
【0019】前記記録ヘッド4は、前記プラテン3上に
搬送された記録紙2に印字できるように、案内杆5に対
して摺動自在に設けたキャリッジ6上に設けられてい
る。
【0020】前記記録ヘッド4を矢印Cに示す左右方向
に往復動するように、2個のプーリ(参照符号なし)に
懸架されたワイヤー(参照符号なし)の各端部を前記キ
ャリッジ6に固定し、ステッピングモータMにより駆動
される駆動プーリ(参照符号なし)に前記ワイヤーの一
部を巻着してある。
【0021】換言すれば、前記ステッピングモータMに
より駆動される駆動プーリおよび前記ワイヤーを介して
前記キャリッジ6を左右に往復動し、前記記録ヘッド4
は印字巾P間を往復動中に記録紙2に印字する。
【0022】尚、前記送りローラ1とピンチローラ1a
はインクジェット記録装置100の一部に回動自在に設
けられている。
【0023】前記印字巾P間を外れた位置には前記キャ
リッジ6のホームポジションHPを設けてあり、該ホー
ムポジションHPには、前記記録ヘッド4の前面に対し
て密着離反しうるように矢印D方向に位置移動可能な回
復装置7が設けてある。
【0024】前記回復装置7の前面には前記記録ヘッド
4のインク吐出口(図2参照)41を密閉するキャップ
8が設けられ、更に、前記インク吐出口41をキャップ
8で覆った場合に、キャップ8の内部と大気とを連通さ
せるエアーバルブ9が設けられている。
【0025】インクジェット記録装置の特有の問題とし
て、異物(紙粉、その他微細な塵)によるインク吐出口
の目詰り、あるいは前記記録ヘッド4の乾きによるイン
ク吐出口からのインクの不吐出等の問題があるが、これ
らの問題に対処する手段として、前記回復装置7が設け
られている。
【0026】図2は、図1に示された記録ヘッドの内部
構成を示す分解斜視図である。本実施形態において、基
板42の上面には複数のインク吐出口41からインクを
吐出させるためのインク吐出用発熱体(以下、気泡発生
用ヒータという)43、43Aが一組として複数設けら
れ、該気泡発生用ヒータ43、43Aを作動させるため
の電極パターン44が各々に接続して設けてある。
【0027】前記基板42の上面に対してカバー45を
接合することにより、各インク吐出口41に通じる液路
が形成される。
【0028】すなわち、カバー45の接合面には前記複
数の電極パターン44と同じ所定間隔で複数の縦溝46
が形成されており、前記カバー45を基板42に接合し
たときに、前記複数の縦溝46によって形成される液路
内に対応して電極パターン44及び気泡発生用ヒータ4
3、43Aが各々配置されることになる。
【0029】前記基板42にカバー45を接合して各液
路を形成した後、図示のように前記インク吐出口41が
形成された吐出口形成部材47を矢印方向に接合する。
【0030】以上のようにして、インク吐出口41と縦
溝46により形成した液路とが接続された記録ヘッド4
が形成される。
【0031】又、組み立て終了時に、前記基板42の後
半部と前記カバー45の後半部との間には、各液路に共
通に連通する共通液室が形成される。
【0032】更に、カバー45の後半部の外側には前記
共通液室に通じるインク供給口48が設けられている。
【0033】図3は、図2に係る記録ヘッドのインク吐
出の基本原理を説明するための模式図である。
【0034】図3においては図2に示す気泡発生用ヒー
タは1個のみにて示した。まず(A)において気泡発生
用ヒータ(以下、ヒータと云う)43を駆動する前の段
階を示し、液路内はインク4Aで充満している。
【0035】この状態において、ヒータ43に通電を行
うと、当該ヒータ43に接する領域のインク4Aが急激
に加熱され、(B)に示す如く、複数の小さな気泡4B
が発生し、該気泡4Bはすぐに合体して(C)に示す如
く1つの気泡4Cとなる。
【0036】前記気泡4Cが(D)に示すように大きく
膨張すると、液路内の圧力が上昇し、インク吐出口41
よりインク4Aが押し出される。
【0037】押し出されたインク4Aは(E)に示すよ
うに滴(ドロップ)4Eになって放出され、この後、液
路内の圧力によって気泡4Dは小さくなる。
【0038】次に、(F)に示す如くインク滴4Eが完
全に放出されると、液路内の気泡4Dも完全に消えて、
後方からインク4Aが液路内に供給される。
【0039】このような操作を適宜行うことにより、記
録紙上に印字が行われる。以上のように、基本的に図3
に示したように、各液路内のヒータ43によって生じる
気泡の体積分が滴4Eとなって吐出するため、前記ヒー
タ43をコントロールすることによって前記滴4Eの大
きさ(径)を変えることができる。
【0040】図4(a)(b)(c)は本発明の記録ヘ
ッド4の一実施形態を示す断面図で、図4(a)は図2
の分解斜視図に示したように2個のヒータ43、43A
を液路451内(ここでは、液路を形成する部材である
基板42上と同義)であって、インク吐出口の方向に向
かって設け、当該ヒータには各々電源(後述する)をO
N、OFFするスイッチS1、S2を接続してある。
【0041】今、スイッチS1をONし、前記ヒータ4
3を加熱すると、図3に示した気泡の発生順に従って気
泡4Cが大きく膨張し、液路451内のインク4Aはイ
ンク吐出口41より滴4Eとなって放出される。
【0042】その際、滴4Eの大きさは液路451内に
設けられたヒータ43、43Aの位置により決定され
る。
【0043】即ち、前記ヒータ43の位置は、前記イン
ク吐出口41に近接した位置に設けられているため、前
記ヒータ43とインク吐出口41間のインク4Aが滴4
Eとなって放出される。滴4Eは図示のように小さい。
【0044】次の図4(b)においては、ヒータ43A
にスイッチS2がONされ、ヒータ43のスイッチはO
FFとなるため、前記同様の作用でヒータ43A部に気
泡4Cが発生する。
【0045】この場合、前記ヒータ43Aとインク吐出
口41間には前記図4(a)より多いインク4Aが充填
されており、気泡4Cの大きさは同じであるが、気泡4
Cによりインク4Aが押圧される押圧力で加速され、液
路451内のいわば全量のインク4Aがインク吐出口4
1より滴4Eとなって放出される。
【0046】従って、放出される滴4Eは大きくなる。
さらに、滴4Eの吐出力を十分に大きくするには、気泡
4Cがさらに成長するようにスイッチS2のON後、一
定のタイミングをもってスイッチS1をONすることが
有効である。
【0047】次に、図4(c)は液路451内に設けた
ヒータ43、43Aに対してスイッチS1、S2を同時に
ONした態様を示し、気泡4Cはヒータ43とヒータ4
3Aの間に形成される。
【0048】この場合は、気泡4Cの位置が前記図4
(a)と図4(b)における気泡発生位置の中間で発生
し、両態様の中間のインク量に対応した滴4Eが形成さ
れ、インク吐出口41から放出される。
【0049】以上のように、2個のヒータ43、43A
の電源用のスイッチS1、S2を適宜ON、OFFするこ
とにより、3種類の滴4Eが形成され、結果として、画
像の階調性即ち濃度を微細に調整できる。
【0050】更に、図4(d)、(e)に示す構成は、
液路451内の前記基板42上にヒータ43B、43
C、43Dを一定間隔に設けるとともに、液路を形成す
る要素であり、前記基板42に対して対向部材となる前
記カバー45側にヒータ43E、43F、43Gを配設
し、かつ、当該ヒータ43E〜43Gを前記基板42上
のヒータ配置に対して千鳥状となるように図4(e)の
ように設け、また、それぞれのヒータにスイッチS3
4、S5、S6、S7、S8を各々図の如くに接続し、当
該各スイッチを適宜ON、OFFすることにより上側お
よび下側方向((e)参照)より液路内に気泡((e)
において破線で示す)を形成することができる。
【0051】換言すれば、上述のように多数のヒータを
液路(液)を挟む上下位置(インクが介在する領域内に
あることを表現するものであり、この領域を液路内とい
う)に千鳥状に設けるとともに、選択的な通電を施すこ
とによって、より微細に気泡位置が変化し、また、滴
((e)において破線で示す)の大きさを調整できるた
め、微細な濃度調整が可能である。
【0052】図5は本発明のインク吐出手段の他の実施
の形態を示す断面図である。図5(a)において、前記
液路内の基板42上に共通ヒータ436を設け、スイッ
チS6、S7、S8、S9、S10を各々接続した多数のヒー
タ431、432、433、434、435を前記共通
ヒータ436上であって、液路内の奥側からインクの吐
出口の方向に向かって一定間隔で配置する。
【0053】更に、共通ヒータ436にスイッチS11
接続する。本実施の形態の記録ヘッド4においては、図
7(a)の温度分布図に示すように、まず液路451内
で気泡4Cを発生させるためヒータ431のスイッチS
6をONしてヒータ431部の温度分布をαとし、次
に、共通ヒータ436のスイッチS11をONして前記ヒ
ータ431と共に液路451内の温度Tを上昇させて温
度分布をβとし、その状態で更にヒータ431と共通ヒ
ータ436で液路451内のインク4Aを加熱して液温
を上昇させ、図7(a)に示す如く温度Tcを前記ヒー
タ431部の高い温度範囲が通過したとき液路451内
に急速に気泡4Cを発生させるもので、共通ヒータ43
6とヒータ431により短時間に気泡4Cの形成が可能
であり、インクによる濃度調整がより良好となる。
【0054】図5(b)は前記図5(a)に示した共通
ヒータ436を用いた他の例である。
【0055】本実施の形態においてはスイッチS11に接
続した共通ヒータ436を基板42上の液路内に設け、
一方スイッチS6、S7、S8、S9、S10を各々接続した
多数のヒータ431、432、433、434、435
を前記液路内のカバー45に一定間隔で設けたものであ
る。
【0056】図5(c)は前記図5(a)に示す共通ヒ
ータ436を除去し、スイッチS6、S7、S8、S9、S
10を各々接続した多数のヒータ431、432、43
3、434、435を液路451内の基板42に一定間
隔で設け、例えば、ヒータ432部で気泡4Cを形成す
る場合、スイッチS7をONした後に、他のヒータ43
1、433、434、435に対してもタイミングを遅
延して加熱するようにスイッチS6、S8、S9、S10
ONし、前記ヒータ432部で発生する気泡4Cを大き
く形成するようにする。
【0057】次に、図5(d)に示す本実施形態は図5
(a)と同様の構成であるが、スイッチS8、S9をON
してヒータ433、434を加熱する。
【0058】本実施形態のヒータにおける温度分布図を
図7(b)に示す。まず、前記ヒータ433、434の
同時加熱でα1の温度分布で示す2山の温度分布が発生
し、次に、共通ヒータ436のスイッチS11をONする
ことにより前記ヒータ433、434及び共通ヒータ4
36とで加熱された温度分布β1が発生する。
【0059】尚、ヒータ433、434を同時に加熱し
て気泡4Cを発生させる手段は基本的には図4(c)の
実施の形態に示した作用と同じである。
【0060】以上のような順序で加熱を続けることによ
り、図7(b)の温度分布は前記2山の温度分布が高め
に設定されながら温度Tc以上に上り、図示のようにヒ
ータ433、434の部分で急速に気泡4Cを形成し、
インク吐出口41より滴4Eを放出し、画像を形成す
る。
【0061】図6は本発明のインク吐出手段の他の実施
の形態を示す断面図である。図6(a)(b)は前記ス
イッチS11を接続した共通ヒータ436と、スイッチS
6、S7、S8、S9、S10を接続したヒータ431、43
2、433、434、435を総て液路内の基板42上
に設けたもので、図6(b)のように共通ヒータ436
の側方に一定間隔で前記ヒータ431、432、43
3、434、435を並設する。
【0062】このように構成することにより、前記のよ
うに液路451内の複数位置に急速に気泡4Cを形成す
ることができるので、微細な画像濃度調整が可能とな
る。
【0063】図5、図6で用いた共通ヒータ436の発
熱タイミングは各ヒータと同じとするだけに限らず、予
め加熱しておくことも好ましい。
【0064】斯様な構成により、記録ヘッド4中のイン
ク4Aの粘度を安定に保ち、安定した印字を行うことが
可能となる。
【0065】図8の実施の形態は、記録ヘッドのインク
を液路内より滴として放出するための制御を示すブロッ
ク図を示す。
【0066】制御部11からの指令により入力装置10
6からデータを入力して出力する場合である。
【0067】まず、CPU105により入力装置106
を介して得た画像形成用の8ビットの濃度データを、濃
度データ収納部107から記録用階調補正手段110で
4ビットの濃度データとして発熱用ドライバー108に
送る。
【0068】発熱用ドライバー108は各発熱素子(ヒ
ータ)の補正データを収めるROM109より送られる
情報によって、各発熱素子の発熱量を補正する一方、前
記濃度データにより前記スイッチS1、S2、S3、S4
・・S11をON、OFF作動させ、図示の共通ヒータ4
36とインク制御用のヒータ431、432、433、
434を選択的あるいは同時に加熱制御して、前記した
ようにインク4Aにて形成された滴4Eを矢示の方向に
放出し、記録紙等に文字や画像を形成する。
【0069】なお、前記ROM109は印加電流時間を
パルス幅変調することにより各発熱素子の発熱量が均一
になるように補正するものである。
【0070】一方、記録紙2に記録する場合は、前記図
1に示したインクジェット記録装置100を入力装置1
06を介してCPU105にて記録ヘッド4及び送りロ
ーラ1を制し、正確に文字又は画像を滴4Eにて形成す
る。
【0071】
【発明の効果】以上のように、液路に配置した複数のイ
ンク吐出用発熱体を適宜制御することにより、あるい
は、液路に配置した複数のインク吐出用発熱体及び共通
発熱体を適宜制御することにより、インク吐出口から放
出されるインク滴の大きさを微細に変化させて、微細な
画像濃度調整をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録ヘッドを用いたインクジェット記
録装置の内部構成を示す斜視図。
【図2】記録ヘッドの内部構成を示す分解斜視図。
【図3】記録ヘッドのインク吐出の基本原理を説明する
ための模式図。
【図4】本発明の記録ヘッドの一実施形態を示す断面
図。
【図5】本発明のインク吐出手段の他の実施の形態を示
す断面図。
【図6】本発明のインク吐出手段の他の実施の形態を示
す断面図。
【図7】本発明に係る実施の形態のヒータにおける温度
分布を示す説明図。
【図8】記録ヘッドのインクを液路内より滴として放出
するための制御を示すブロック図。
【符号の説明】
1 送りローラ 2 記録紙 4 記録ヘッド 41 インク吐出口 42 基板 43、43A〜43G ヒータ 45 カバー 451 液路 4A インク 4E 滴 S1〜S8 スイッチ 5 CPU 7 濃度データ収納部 6 入力装置 100 インクジェット記録装置

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクの吐出口と、前記吐出口に接続す
    る液路を有する記録ヘッドを備えたインクジェット記録
    装置において、 前記液路を形成する対向部材の面上それぞれに、前記吐
    出口の方向に向かって複数のインク吐出用発熱体を一定
    間隔で設けるとともに、相対的に千鳥状に配列した事を
    特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のインク吐出用発熱体を選択的
    に発熱させて前記吐出口よりインクを吐出させることを
    特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のインク吐出用発熱体の発熱タ
    イミングを異ならせて、前記吐出口よりインクを吐出さ
    せることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット
    記録装置。
  4. 【請求項4】 複数のインクの吐出口と、前記複数の
    出口のそれぞれに接続する液路を有する記録ヘッドを
    備えたインクジェット記録装置において、前記各液路内
    であって前記液路を形成する部材上に、前記吐出口の
    方向に向かって複数のインク吐出用発熱体を一定間隔で
    設けるとともに、前記各液路内に、前記複数のインク吐
    出用発熱体の配列方向に沿って共通発熱体を設けた事を
    特徴とするインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記共通発熱体は、記録に先立って予備
    加熱される事を特徴とする請求項4に記載のインクジェ
    ット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記複数のインク吐出用発熱体のそれぞ
    に対する印加電流時間は可変である事を特徴とする請
    求項4に記載のインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 インクの吐出口と、前記吐出口に接続す
    る液路を有する記録ヘッドを備えたインクジェット記録
    装置において、 前記液路を形成する対向部材の一方に、前記吐出口の方
    向に向かって複数のインク吐出用発熱体を一定間隔で設
    けるとともに、他方に前記複数のインク吐出用発熱体と
    対向する共通発熱体を設けた事を特徴とするインクジェ
    ット記録装置。
  8. 【請求項8】 前記共通発熱体は、記録に先立って予備
    加熱される事を特徴とする請求項7に記載のインクジェ
    ット記録装置。
  9. 【請求項9】 それぞれの前記インク吐出用発熱体に対
    する印加電流時間は可変である事を特徴とする請求項7
    に記載のインクジェット記録装置。
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